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盾の勇者の成り上がり

 
 Kindleで半額だったので買ったのだぜ( ・`ω・´)
 予備知識は「なんか主人公が辛い目に遭うらしい(異世界カルテット2期の1話知識)」くらいしかないまま読み始めたら、予想を超えるクズの博覧会過ぎて「キツ過ぎる……!! 主人公の扱いが悲惨過ぎる……!!」とひたすらにストレスが溜まり、「これアニメで観てたら早々に脱落したろうし、漫画も普通に順次読む感じだったらやっぱり即ギヴしてたろうな……」となりながら読み進めることに。

 
 偶然なんだとは百も承知なんだが、それでも「お兄ちゃんどいて!! そいつ殺せない!!」の韻を踏んでいるのかと思って笑ってしまった(笑)

 
 世間の「ごく一般的な物語」に於いては、理不尽な目に遭ってきたけど善人なので我慢して水に流したりする展開が普通で、往々にして「甘い裁定に釈然としない」となり、ともすれば作品そのものへの魅力が薄れて手を引いてしまうこともあるわけですが。いやもちろん人によっては「寛大になれない主人公に萎える」とかもあるんで、そこは人それぞれの領域なことは承知しているし、俺も「このキャラなら赦す方が合ってるしね」ってのも当然あるわけですが。
 なんにせよここの言い切りっぷりはとても「いいぞもっとやれ」であり、素晴らしかった(笑)
 赦す赦さないは別として「どんだけ不愉快だったか」は伝えて、罪深さを痛烈に自覚させてやらないとな!!!

 
 そして「ライバルとの共闘展開」という、BGMはもちろん主題歌で普通なら激アツ確定の王道オヴ王道な燃えシチュでここまで微塵もテンション上がらないのって、そうあるもんじゃないな(笑)
 槍はそびえ立つクソの中のクソ、キング・オヴ・クソだが、剣や弓もバカチンだしな……。
 普通なら「いいぞ! 燃える!」となるところだが「いいから土下座だ。話はそれからだ」過ぎる!!

 
 そしてそれをキッチリ代弁してくれる我らが勇者様であった。わかる。とてもわかるよ。

 
 皆知ってるかい。ブリューナクは30年前の日本人が勝手に考えたオリジナル武器で、ケルト神話に名前存在しないんだぜ……(笑)

 
 でも昔は皆同じ本を読んでたから(画像がその初出)、その本で言い切られてたら「そうなんだ」と思って、国産作品じゃ強力な魔法の槍の名前としてバカスカ登場しまくることになったんだ。ARMSもビックリだね!!

 
 嘘吐いたら誤魔化し不可能で電気ショックなのに一切懲りずに嘘を吐続ける学習能力の無さはある意味凄いよこのバカビッチ(笑)

 
 D&Dのギアスはそんなキツくない(笑)
 ……3D6っていや常人なら即死するようなダメージ喰らうから描写的には似たようなものか。なんせライフルのダメージが2D6だからな。

 
 打てば響くぅ!!! そこにシビれるあこがれるゥ!!!
 この展開を待っていた!!!

 
 まぁでもほんと、「あっさり殺す」ってかなり慈悲深い処断なんだよなぁ。
 いわゆる「殺してくれ」と言わせてからが本番だ、みたいな。

 
 ヒューッ!!! ここまでやる作品は滅多にあるもんじゃない!!!
 まぁ怨み屋本舗みたいに「社会的に抹殺する」タイプも皆無ではないけど。
 史実でも中国じゃ、権力者が気に入らない相手を辱める為に強制的に酷い名前に改名させたりしたのあったなーと思ったりもした。具体的に誰が誰にどんな名前にしたかは忘れたけど。呂雉(劉邦の嫁)が政敵を便所に閉じ込めて「豚人」って名前つけてたりもしてたが、あれと違って「酷い名前でそのまま暮らさせた」ってやつも後世でなんかあった気がした。

 
 剣も弓も「自分は何も悪くないですよ?」って立ち位置でしれっとしている無自覚バカで嫌いなんだが、突き抜けて不愉快な槍。
 ここで格好いいところ見せられない「ブレないゴミクズ」なところは「嫌われ役」として評価しているぞ。フレーゲル男爵とかフォーク准将みたいな(笑)
 そーいや古谷徹が銀河英雄伝説のクズ双璧どちらも演じることを知って爆笑した。

 
 このパーティーでD&Dをしてみたい(笑)
 キャラの強さの差を反映するとゲームにならないんで、同レベルに調整した上で。でも専業ウィザードも欲しい。
  デスライブ 推し変は死の始まり #1

 
 普段は、メカ要素がメインじゃない作品にたまたま出てきたメカの作画や描写が微妙なことになってても「まぁしょうがないよね」ってなるわけだったりするわけで、わざわざ「ここが変だった」とかやるのは「作品として面白かったけどここのギャップ」みたいな「ついで」に留めたいなと思っているわけなんですが。

 
 なんかもう間違い探しみたいな連続攻撃に晒されて凄かったんだ……!!!
 アパッチからのラペリングはまぁいい。いいよ(よくない)。
 ……それ、キャノピー割れてない? あと窓からの視点からだとしたら向き違わない?

 
 てかアパッチが車みたいな内装になってない!? しかも最低でも6人くらい乗ってそうな(笑)
 だったら輸送能力あるハインド使えよ、とか思ったけどもうどうでもいいわ!!
 衛星電話の大きさがスゲー変わってるとか些細なこと過ぎるよ!!

 
 ワダツミさん、グルメポッポを思い出しちゃったじゃないか(笑)
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 モビルスーツがー好きだからー!!!

 
 大人だぜ( ・`ω・´)


 
 ブリガンダインのエース部隊。
 エンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとバハムートとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとヒドラとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとヒドラだ!!!
 補助系増やして効率的に強いパーティーにする余地は幾らでもあるんだが、俺はこれでいいのだ( ・`ω・´)

 
 ラスボスを倒す技が「グランドフィナーレ」という小粋なラストを決めてやったぜ!!!
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第6回 チャプター3

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 ダスティ 巧者(ローグ)5

 DMとしては爆発物フラグをビンビンに立てといた筈が意に介さずオープンの呪文を発動するアルブレヒト!!!

DM「更に呪文を(笑) いたたまれなくなったらしい」
アルブレヒト「巻き込まれたら困るからね!」
DM「まあ、ポコって開いて……BTOOOM! ……とはならない。ていうか岩壁を吹き飛ばすほどの爆破現場を見たあとで、よくこの距離で開けたよね」
モニカ「本当ですね(笑)」
アルブレヒト「これは彼らの取引物が入ってるものとばかり」
DM「マジックアイテムが、62個?」
アルブレヒト「……爆発物が入ってるんじゃないか? まあ衝撃は与えなかったから」
八夏「……レーグネン殿、あの剣を貸していただけませんか?」

 全員爆笑

DM「いや、マジですごいね、皆(笑)」
レーグネン「蛮勇!」
モニカ「どう考えても火薬だよなあ、って思ってた」
八夏「思っていませんでした、言ってください(笑)」
アルブレヒト「俺もその可能性は認識していたが……」

  イラスト:★Yuuki
 断言しよう。この兄は馬鹿だ。

八夏「(そっとアルブレヒトの肩に手を置く)レーグネン殿ぉ、ちょっと剣貸してっ。成敗する!」
アルブレヒト「衝撃は与えなかった! 俺も体を張っている、ノック!」
八夏「レーグネン殿、剣っ!」
アルブレヒト「なぜ怒っているのだ、この人はっ!」
八夏「怒るわぁ!」
レーグネン「おふた方、落ち着いてください」
DM「アルブレヒトは何を思って安全と判断したのかな。火薬だったら箱に呪文反応無くても中にワイヤートラップが1個あるだけで吹っ飛ぶよね」
レーグネン「途中までディスペルを使おうかと思っていたんですが、すっかり忘れていました」
DM「ディスペルは箱を突破しないから(笑)」
アルブレヒト「(DMの問いをスルーしつつ)幸いにも、箱は開いたことだし!」
DM「ここまで躊躇が無いって、すげーな」
モニカ「あんまりにも自信満々だから、まあいいかとなっちゃうんですよ」

 
レーグネン「さすがアルブレヒト様だ! アルブレヒト様の言うことに間違いはない! みたいな感じに」
DM「危ないと思っているなら止めな?(笑)」
アルブレヒト「……お兄様は、判断がおかしいから」

 一同笑い

DM「お兄様は好奇心が恐怖心を凌駕するタイプの人だから!」
アルブレヒト「俺は箱の中身が見たかったんだよ! 俺はローグじゃないんだから罠なんか、知らんのだ。止めるのは君らの仕事だ。『よし、オープン』と言ってるところ『危ないでしょ! ッパーン!(頬をひっぱたく)』とか!」
DM「レーグネンはどう思っていたの?」
レーグネン「中のマジックアイテムの効力を抑止する意味でディスペルをするつもりでした」

 ディスペル・マジックは範囲呪文ではあるんだけど、板の1枚もあったら効果が遮られてしまいます。つまり無理。

モニカ「ヤカ様が、剣を握っている……(笑)」
DM「というか、外から魔法を受けないよう処理を施された火薬って言ったよね」
レーグネン「じゃあ効かない(笑)」
アルブレヒト「その遮断魔力を抑止する(笑)」
DM「するとただの爆薬になる」
レーグネン「……そして爆発する」

 一同笑い

アルブレヒト「結局、より爆発し易くなる!」
モニカ「でも、もう開いちゃいましたから」

 DMとしては「あからさまな爆薬感を演出しつつも実は違った」「驚かせやがって」「あはははは」というネタを仕込んでいたつもりが、全く通じなかったのである!!!
 これがフィクションで戦闘のプロがよく言う「相手がプロならセオリーを大切にする分動きが予測し易いが、素人はなにをするかわからないので予測が困難」というやつである!!!
 結果オーライだったけど今後もこの調子だと流石に命に関わるのである!!!
 てかこれ、仮に「本当はマジで爆発罠だった」場合でも「はい、じゃあ全員30D6のダメージね」とか言って壊滅させるわけにもいかんので、「なーんて思わせといて罠はありませんでした~」とか「死なない程度にダメージを極端に減らす」ことになるわけだけどー(遠い目
 まぁうん、それがどんだけ白々しいものだったとしても、見抜けなかったら即死確定するような罠は出しちゃいかんよね、ってことではある……。困るのは結局自分なのだ。

DM「じゃあ開いたら、中にはおが屑に包まれたポーションがいっぱい。満杯ではなく多少、減った形跡がある」
アルブレヒト「何本か抜かれている感じがするってことか。ん~? 鑑定?(一つ無造作にとって見る)」
レーグネン「ポーションのようです」
八夏「盗品か何かだろうか」
レーグネン「クリスタル・ルーエは魔導のアイテムではないんですよね」
DM「ファンタジーにありがちなおまじないアイテム。魔導効果ではあるんだけれど、そんなに効果がないみたいな。ディテクト・マジックしたら反応はすると思うけれど」
モニカ「彼らが使っていたのでしょうか」
八夏「まあ、そうなのでしょうな」
DM「ポーションのテイスティングはできるよ」
モニカ「ぺろ! これは、硫酸カリ!」
DM「ミョウバンかよ」
レーグネン「アーモンド臭……!」
DM「ポーションを識別する。プレハン72ページ!」
アルブレヒト「〈呪文学〉か。調べてみようかな」
DM「飲めばいいんじゃない、八夏殿が。さっきやったみたいに『ちょっと頑丈そうだから飲んでみろ!』」
八夏「流石にそれはちょっと……」
モニカ「ヤカ様も貴族なのに、良いように扱われているなんて恐ろしい」
DM「たぶん、ヴィーリオンが世界最強で、八夏は東方の大したことのない田舎貴族と見られている」
アルブレヒト「まあ、無造作に一本取り出して〈呪文学〉。ダイスが20だったので、一応鑑定はできたっぽい」
DM「レッサー・ヴィゴーのポーションだった」
全員『ほう』
レーグネン「いかがでしたか、アルブレヒト様」
アルブレヒト「どうやら、レッサー・ヴィゴーのポーションのようだな。飲むと傷が治る」
八夏「ならば丁度いい、何本か拝借しよう」
アルブレヒト「全てがそうとは限らないからな」
八夏「えっ」
アルブレヒト「一応、もう一本を〈呪文学〉して数値が26だったのですが」
DM「まあ、レッサー・ヴィゴーだね」
レーグネン「さすが、アルブレヒト様」
アルブレヒト「『どうやら、レッサー・ヴィゴーのポーションが山盛りらしい』が、飲んでみたらたまに外れが(笑) 飲んで『ヒャアアー!?』」
レーグネン「あいつら、ロシアンルーレットを楽しんでいやがる……! なんていう奴らだ!」
モニカ「楽しむ余裕が!」
アルブレヒト「くそっ」
敵(レーグネン)「もう体力が! 駄目だーっ、飲まないと! ゴクゴク」
敵(DM)「ゴフッ! バタリ」
アルブレヒト「ルール上はポーションだから、持ち歩いて平気?」
DM「見た目はね、普段買っているポーションです」
アルブレヒト「じゃあ何本か取り出していこう。でもガバッと手を突っ込んだ時に怪我して『痛っ』とかあるかもしれない(笑)」
DM「カミソリが中に(笑)」
アルブレヒト「怪我してしまった! ヴィゴー飲まなきゃ!」

 一同笑い

モニカ「もう、持って行っちゃっていいんじゃないですか」
レーグネン「では背負い袋に」
アルブレヒト「全部で結局何本あったんだろう」
DM「綺麗にごっそり取り出すのね。じゃあ62本ありました」
アルブレヒト「瓶の特徴は全部同じようなもので?」
DM「規格は無いけど同じようなもの」
アルブレヒト「少なくとも、明らかにこれだけ違うな? というものもない」
DM「ない、ない。これだけ瓶がピンク色だぞ! 『とぶくすり』って書いてある」
八夏「何か禍々しいものが(笑)」
アルブレヒト「フライか、フライのポーションか」
DM「なにかのシナリオであったんだよね、ラベルに『とぶくすり』みたいなのが書いてあるポーション」
アルブレヒト「ディテクト・マジックをすれば……60回か、やめよう(笑) よし、一人15本、背負い袋に放り込んでおけ」
アルブレヒト「これ全部がレッサー・ヴィゴーのポーションだとしたら……銀貨3100枚!?」
モニカ「3100!? おお……」
アルブレヒト「ワンドで振れば銀貨1500枚ちょいで済むけれどね」

 ポーションは誰でも使えるけど、その分お高いのだな。

レーグネン「しかしやはり、奴らはただの野盗ではないようですね。こんなにポーションを用意しているなんて」
アルブレヒト「ただの野盗ではないことはよく分かった」
モニカ「であれば、全員生きて捕まえねばなりません」
八夏「だからこそ、奴らはこんなところで何をしていたんだ」
アルブレヒト「うむ……じゃあ(洞窟の奥の方を見つつ)」
モニカ「では、樽とか箱とか」
DM「特に目ぼしいものはないですね。りんごとかじゃがいもが入ってるよ」
八夏「大したものは入っていませんね」
アルブレヒト「所詮はバリケードか」
レーグネン「では、倒れている3人を縛って」
モニカ「縛って、置いておこう」
DM「非致傷で倒していてよかったね。うっかりクリティカルヒットでもしたら即死するからね」
八夏「あっ!(笑)」
DM「2倍ダメージ! 追加ダメージだけで12点!」
アルブレヒト「あ。ああ……」
モニカ「クラウスは誰が背負うんですか」
アルブレヒト「フローティング・ディスク。何時間も保つので」
モニカ「なるほど」
八夏「(フローティング・ディスクの上に、そっとフィギュアを置く)」
モニカ「では、クラウスの為にも行きましょう。ダスティも居るかもしれません」
アルブレヒト「それにしてもこの大量のポーションは一体……」
DM「被害者の商人が『盗まれたうちの商品です! ……え? もう全部飲んじゃった!?』となるかもね」

 全員笑い

DM「そして『大丈夫です、今から代金を払ってくれれば!』と。……お兄様が今、ヒュ~って顔をしている(笑)」
アルブレヒト「あ~、敵が飲んじゃったんじゃないかな~? (すっとぼけた顔)」
DM「戦勝神、戦果を偽装するの巻」
八夏「ああ~っ! 神に怒られるっ」
アルブレヒト「クラウスはレイズ・デッド可能? するかどうかは別として
DM「このまま無傷で持ち帰ることが出来れば可能だよ~」
モニカ「がんばりましょう!」
アルブレヒト「ヴィゴーのポーションは……使うしかないか? 売ってヴィゴーのワンドを買いますって(笑)」
DM「ポーションを半額の銀貨25枚で売って、ワンドを1回分銀貨30枚で買う感じだ」
レーグネン「まあポーションだったら誰でも飲めるメリットが。ただ邪魔」

 ワンドならスロット一つを占有するだけで複数回の呪文発動が可能だが、ポーションは一つで1スロット占有してしまう。

DM「いざという時に仲間に飲ませるというアクションがワンドより手間なのだね。なので自分たちの目先の都合だけ考えるなら、ワンドの温存も選択肢。『先にポーションを使うんだ!』って」
アルブレヒト「そして、商人から『私の商品はありましたか?!』って詰められるんだ。『飲みました。おかげさまで敵を倒せました』」
DM「『なに勝手に飲んでんだよ!!』『えっ……戦地で手に入れたものは全て我々の戦利品にして良いんじゃ……?』」
レーグネン「それがファヴの掟!」
アルブレヒト「我々がゲットしたものですから」
DM「……言っておくけれど、この仕事はファヴ通してないからな」
八夏「そういえば! 聖罰騎士様からの依頼だった」

 全員笑い
 まぁこれも契約内容次第です。今回はファヴを通してないので関係無いけど。
 例えば「隊商が襲われたので山賊を退治し、商品を取り返して欲しい」なんて依頼だったら、現地で手に入れた品物を片っ端から私物化していいわけじゃなくなるわけだな。なるべく手を付けずに奪還し、「これは元々あったもの?」「こっちは被害品?」と精査することになる……が、当然「とんでもねー手間」なので、完璧を求めると依頼料が跳ね上がる。なので「商品を奪われた。オーダー品の魔法の鎧だけは取り返して欲しい」なんて限定するのが現実的な落とし所になる場合もあるし、高価な品には魔導によるマークが刻印されてるのも珍しくない。高額商品を扱う場合、「隊商の雑多な私物は諦めるが、商品は刻印済みなので見分けが付くぜ!」は、この世界の商人におけるリスクヘッジの常套手段である。
 そんなわけで有象無象の零細商人は「商品の奪還を依頼すると、その依頼料で利益が消し飛ぶ」ことも日常茶飯事なので、泣き寝入りして破滅するしかない場合が多い。現実は非情である。傭兵雇ってまで取り返して利益が出る積み荷となると、それを扱ってる時点で結構な資本力の商人なのだ。

  イラスト:★Yuuki
アルブレヒト「個人的な依頼だった。……とはいえ、なにか問題があったかなー。うーん……まぁ、使っても問題無いんじゃないかなな」
レーグネン「ですかね」
八夏「敵の所有物かも知れんしな」
DM(4人ともテレビゲームの勇者気分過ぎる! ……てか箱を〈捜索〉してくれないかなーかなーかなー)


 
 そんな中、全員でクラウスが入っている袋をどのフィギュアにするかでゴソゴソ。へんてこなフィギュアを選んで遊んでいる。

アルブレヒト「死体で遊ぶな! ああ、良識あることを言ってしまった」
DM「お兄様が、まともなことを! 嵐の前触れだ」
アルブレヒト「常識人だからな」
八夏「ああん!? 常識人が爆発物を処理させますか?」
アルブレヒト「まあ、あれは冷静な判断だろう?」
八夏「ほぉ……?」
アルブレヒト「だってモニカにはやらせなかっただろう?」
八夏「レーグネン殿、剣!」
アルブレヒト「私は当然やるわけにはいかないだろう。レーグネンは神官だからな、怪我をしては大変だ」
八夏「アルブレヒト殿、そこは私の間合い内ですが(満面の笑み)」
DM「なんて冷静沈着な判断なんだ……!」
レーグネン「おちついてください」
アルブレヒト「斬ったり斬られたりするのは君の担当だろう!」
DM「あ、八夏はちゃんとロールプレイとして受け止めてね。お兄様は本当にそう言っているからね!」
八夏「ふふふふ……。少々、今後の考え方を改めねば」
モニカ「や、やゔぁい……」
アルブレヒト「チームの役割分担は大事だ! ……勿論、援助は惜しまない!(キリッ)」
DM「アルブレヒト、頑張ってフォローしている!! うっかり言い過ぎたと思ってフォローしている!!(笑)」
レーグネン「空気を察している……!」
DM「や、やばい、八夏がマジでキレそうだ……って」
アルブレヒト「ヤカは怒らせると怖いからな。〈威圧〉が……怖いからな」
モニカ「お兄様、ヤカ様のことを本当に信頼していらっしゃるのね……!(キラキラ)」

 全員笑い

八夏「今〈威圧〉の基準値11ありますよ。それが後ろから睨んでいます(笑)」
レーグネン「〈威圧〉振ってもいいですよ!」
アルブレヒト「〈威圧〉振られたらこのパーティちょっとヤバいよ(笑)」
DM「ゲームのルール的にプレイヤーは〈交渉〉や〈威圧〉の結果で態度を強制的に変更することはできないんだよね」
アルブレヒト「NPCが〈威圧〉30振ったから君等はビビって逃げたよってのはできない」
DM「そうそう。ルール的なデバフは受けて貰うし、『空気を読んだロールプレイ』を求めることにはなるんだけど、『ビビって逃げ出す』ことを強制はされない。これは〈交渉〉も同様で、キャラクターが不信感を得るかどうかと、プレイヤーが納得するかどうかは別。『君たちは言いくるめられたので帰ることにした』なんてことにはならない。まぁ試しにロールプレイの参考としては数値を出しておくとするじゃない? 今の八夏がどれぐらいのキレっぷりか。振ってみ?」
八夏「出目3。そんなキレてない」
DM「とまぁ、『ロールプレイで本人はめっちゃ怒ってるけれど、ダイス目が低かったからそんなに怒っているようには見えません』っていうのは不思議な話になっちゃうから、やっぱりPC同士のロールプレイとしてはダイス振らない方がいいねって話」

 これが〈はったり〉と〈真意看破〉の対抗ロールならば、PC同士だろうと仁義なき戦いになるわけだが(笑)

アルブレヒト「俺、意思セーヴ高いから」
DM「お兄様、ビビらなかったから問題ないってことではございませぬぞ(笑)」
アルブレヒト「お、お、おう(ビビり)」
八夏「そこらへんのことは、今後、ゆっくりとお話しましょう、アルブレヒト殿」
アルブレヒト「分かった、作戦行動については検討しよう。ディスカッションは大事だ」
レーグネン「では進もう」
モニカ「レーグネンに、ヴィジョン・オヴ・グローリーを掛けておきます」

 モニカはレーグネンの身を案じて念の為に「任意のセーヴに一度だけボーナスが得られる呪文」を使ってくれたわけだが、効果時間1分なので〈捜索〉しながらだと10マス歩いただけで切れる(笑)

DM「テイク10しないからグイグイ進むよ。ところで『ルール的に盗賊枠不在ゆえにちゃんと調べようがないけどしょうがないしって淡々と進む』のと『警戒するロールプレイをして進む』のは、意識の差がでるんじゃない?」
レーグネン「じゃあ、がんばります! 『我々はダスティのように、こういったダンジョンの探索はできない』」
アルブレヒト「やばいな。探索をかじってる人すらいない。〈捜索〉技能を持っている人もいない」
DM「ビックリするくらい、みんな、もう、何もないよね(笑)」
レーグネン「この貴族共が……!」
DM「完全に、チームボンボンズだからね」
レーグネン「イエーイ、俺たち貴族~♪ この地下へやってきた~チェケラ」
八夏「ヤーハー!」

 ゲーム的には「〈捜索〉なんて盗賊の仕事だから中途半端にとっても技能ポイントの無駄だぜー」ってことでもあるんだが、それ以上に今回は「貴族と! 貴族と! 貴族と! 貴族だ!」と、現存メンバーがオールノーブルズゆえに「嗜む程度に取得してそうな立場のキャラすら居ない」という(笑)

アルブレヒト「この序列的に、先頭を歩かされる人は片っ端から離脱していったんで……(笑)」

 キャス、クラウス、ダスティ!!!

DM「本当、カードの右上の数値が低い人から死ぬって感じに」
アルブレヒト「社会的地位が低い人から抜けてるから……今はレーグネン」

 
 デッド・オブ・ウィンターというポスト・アポカリプスなゾンビ・サバイバルゲームのネタ。
 キャラクターカードの右上に数字が書かれているのがおわかり頂けるだろうか? これは「その場にいるキャラの内誰かが死なないといけなくなった場合」に、「この数値が低いキャラから死ぬ」ことになるパラメータで、それ以外使わない。基本的に社会的地位が高いキャラほど高い傾向があるので、「サンタの格好で宣伝してるおっさん」が14、「単なる学生」が18、「調理師」が20と、なんか面倒くさい人に見られたら揉めそうな格付けがなされており、「消防士」は60もある。政治家とか校長とかも高い。

DM「八夏も田舎貴族からの落ち武者だから結構低いよ! てかアルブレヒトとしても下に見てるからさっき『開けてこい』とかやってるんでしょ」
八夏「なるほど……」
レーグネン「下がどんどんと居なくなったから、下が繰り上がってくる!(笑)」

 壊滅してる部隊の「この部隊の指揮官を呼んでくれ」「はっ。現在、自分が最上級者であります」「……君は少尉だろう?」みたいなやつ。

DM「一応八夏はハインリーケの食客ってポジションだからなぁ」
アルブレヒト「まあ、他家の貴族家系の人という扱いなので……やっぱレーグネンが下か」
DM「でもアルブレヒトのこれまでのロールプレイを見る限り、八夏に対する認識は田舎没落貴族。まあ他人から見たら、アルブレヒトも同じなんだけれどね」

 全員笑い

DM「一応は、滅んだ気の無いアルブレヒトと、滅んだ自覚の在る八夏ではある」
八夏「まあそうですね(笑)」
レーグネン「気持ちが負けてるっ」
アルブレヒト「なんの根拠も無いのに『私はまだ貴族』って言ってるんだ(笑)」
DM「八夏は、戦に負けて落ち武者になったけど他国の城主に食客として身元を預かって貰っているという立場を自覚している。傍から見たら同じなんだけれど、自覚が違う」
アルブレヒト「我々はまだ、逆転の余地がある!」
DM「そうそう、まだシュレディンガーの貴族なんで」

 全員笑い

 Don't give up justice, I want to get truth! ここから山賊化する元騎士は珍しくない。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
『なんでポーション飲んじゃっていいっと思ってるの?』と皆様はお思いでしょう。
『商人の積み荷だよね』と示唆され続けてなお『飲んじゃっていいよねー』という判断に至った理由、それは自分でも全くもって理解不能! ほんと、皆おかしいって!
 あ、もしかしたら表には出していないけど、実は皆クラウスの死に動揺したり錯乱してるんじゃないですかね?(適当)

『笑顔のモニカのイラストを描いてもらえるよう頑張る』と、ついこの間コメントしたんですよ。
 さっそくその目標を達成したような気がするのだけど……なんか思ってたのと違うね?(笑)
『なんか色々やり遂げてしまった笑顔のモニカと仲間たち』のイラストをどうもありがとうございます!

 隊列の先頭が八夏ではなくレーグネンってのは、判断力が高いほうが〈捜索〉に有利だからというのもあるとは思いますが、八夏を怒らせるとマジ怖いとアルブレヒトがビビってるからなのでしょう(笑)


・モニカ
 


・レーグネン
 お兄様のあまりのスピード感に振り落とされる(笑)
  しかし懸念はあるものの、実入りに湧くパーティー。嬉しそうなイラストも珍しい!? そしてこいつらホントに最後まで捜索してないな!
 八夏の扱いはほんと申し訳ないというか。
 さて、〈捜索〉ないなりに頑張るぜー。



・八夏
 シビれもしないしあこがれないわーー!!(信頼度大ダウン

 シャドウ・デーモンの時から全然成長していないようなので、本格的にあのお兄様には説教をしないといけないかなぁ。
 オプションで妙に凸凹した木の座布団の上で2時間コースとかどうですかね?(ヤメロ

 まぁ箱に爆発する罠があるかもとは思っていたのに、中身が爆発物とはまったく思ってなかった私も私ですが(汗

 それはそれとして……ヒャッハー、ポーション祭りだ、大量だー!!
 後で料金請求されるかもしれないが、今は祭りだー!(オイ
 当時の状況を的確に表したイラストに今回も感謝です。


・ダスティ
 あれで箱をあけて爆発したら、ドリフのコントのようだと思ったが、さすがにそうはならなかったか。まぁ実際そうなったら、ドリフのように顔が真っ黒になって、アフロヘアになって終わり、というわけにはいかなかっただろうけど……。
 その後もアルブレヒトのボケ(?)に八夏がツッコミをいれるかのようなやりとりがあって(八夏が面堂終太郎のようにアルブレヒトに斬りかかって、 それを真剣白刃取りする諸星あたるのようなアルブレヒトの姿を想像し、少し笑ってしまった)、さらに大量のポーションをゲットして大喜びをしているYuukiさんのイラストが本当に楽しそうで、ギャグマンガのようなノリが良いですね。実際「全員笑い」が何度も起こってる!
 Yuukiさんのイラストといえば、二度目の登場となったアルブレヒトの幼児化イラスト。意外に汎用性が高い? アルブレヒトがとぼけたことを言うたびに使えるのだとすれば、今後も出番が?
     
7/11      
  ハコヅメ~交番女子の逆襲~ #13

 
 前巻でサブタイトル回収したんで作品終わるのかと一瞬勘違いしてたのは秘密だ。

 
 作中最もAV好きという設定のキャラがするカミングアウトとしては重過ぎる!?
 イケメンだけどスットコドッコイなAVマニアってキャラかと思ったらとんでもなくヘヴィーじゃねーかよ!? 騙したな!? 生きてく上で支障出まくってるねそれ!? ゴリラの方はともかくとして!!
 ……いや作中でサティスファクションゴリラゴリラゴリラ言われまくってるけど、そこまで酷いとは思ってないが!!

 
 自分には誰も女を感じないとかどんだけ身の程知らずなんだお前は。いい加減にしろ。
 左の話のエロさとかとんでもねーことになってんぞ? 作画に説得力無さ過ぎて片原烈堂もとい片腹痛いわ!! 
     
  終末のワルキューレ #7

 
 この漫画の基本ストーリーを知らない人、ピュアでニュートラルでプレーンな状態で次の画像を見て欲しい。

 
 
 神や英雄……まぁつまりサーヴァントになるような存在が「人類を滅ぼしたい陣営」と「人類を存続させたい陣営」に分かれて団体戦をし、限界バトル叩きつけて死んじゃってもいんじゃなーいって作品で、現在のカードがヘラクレスvsジャック・ザ・リッパーなんだけどね。
 ぶっちゃけどっちが人類滅ぼしたい陣営の代表だと思いましたか?
 ……っていう(笑)

 
 とどのつまり何が言いたいかというと。漫画としては面白いと思ってるんで、十分楽しませて貰っているんだけど。
 ヘラクレスが「人間を愛している!」「人間のために戦う!」とか言う度に「でも君人類を滅ぼす側じゃん」となって困ったという話だ!!(笑)

 
 というのも、ぶっちゃけヘラクレスのプランにまっっっっっっったく期待できないにも程があり過ぎて、「君がわざと負けてくれる方が遥かに役に立つんですけど」と思わざるを得ないからであった。いや、八百長展開が漫画として面白いわきゃないのは当然なんだけどね(笑)
 既にされてる神々の描写が「話し合いで最初の取り決め反故にして人類終了キャンセルしてくれそうなイメージが絶無」過ぎて、「出来るわけがないのになに言ってんだね君は」って印象が強いにもほどがあるんじゃよー。
 なので「こんなおめでたいプランで本気でどうにか出来るつもりで全力で人類の邪魔しながら『人類愛してるぜーっ!』してる姿」が全然格好良く思えないのが辛かった。
 その意味では作品としての意図であろう「ヘラクレスも素敵だからどっちを応援していいかわからん……!」みたいな気持ちには微塵もならずにジャック・ザ・リッパーを応援できて、それはそれで面白い漫画のラインは越えてたんで傷は浅いんだが!
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 屠龍って名前が格好良過ぎるよな。ドラゴンスレイヤーだぜ。字面最強。
 そしてまずい飯。いいね。現代の食材と技術で「美味しく食べれちゃう再現料理」も嫌いじゃないが、こーいうガチなのが少ない(笑)
 あと誤解無いように注意書きしておくと、細川藤孝はネプチューン作戦を指揮していません。

 
 ストラクは3個ワンセットが基本とはいえ、同時に届くとは想定GUY!!!
 あと先日壮絶な内容で愉しませてくれた作者の新刊!!!

 
 グレート・ウォーセット!!!
 上陸用舟艇の先頭とか絶対配置されたくないポジションランキング上位だよな。


 プレゼント本読んだコーナー

  
 圧倒的な算術力で外国商人を圧倒したイタリア商人!!!

 
 トータル何回辞めたのかが不明なのが惜しい。実に惜しい(笑)

 
 金持ちじゃないにせよ、教育に気を回せるレベルという比較的裕福な家庭でこのサバイバルぶり。怖過ぎる。
 てかいわゆる「モンスターが跋扈してるファンタジー世界」よりもよっぽどダイナミックに人が死に過ぎなんだよ現実!!! そこらの悪の軍団じゃ真似できん殺しぶりだ!!!

 
 教育熱心な親が必ずしも賢いわけではないのは、土地と時代を変えてもあるのであった。
 まぁコストをケチるようなのは熱心とは言えないか。単なる馬鹿だ。

  
 いやそこ自分だけ無傷で生き延びちゃうのかよ!!
 赦す方も赦す方だが、どんな理由で赦したんだこれ。威厳があったから、で済む状況なのか?
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第6回 チャプター2

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 ダスティ 巧者(ローグ)5


レーグネン「ダスティはどうでしたか?」
アルブレヒト「魔導爆薬で入り口が爆破されていて、戻れそうにない。ダスティは恐らくは居ない。少なくとも瓦礫の下に埋もれていることはなさそうだ」
レーグネン「なるほど、罠ということですか……」
アルブレヒト「だから我々は奥へ……」
DM「奥は漠然と続いているね」
アルブレヒト「……ダスティ、調べてこい!」

 全員爆笑

モニカ「今のは素で言ったけど、ダスティ居なかったっていうやつですね!」
DM「良いシーンですよね! あいつはもう居ないんだ……『じゃあクラウス行って来い!』」

 全員爆笑

DM「この中で、一番の下っ端はレーグネン……!」
アルブレヒト「奥へ進むしかない……! ではレーグネン、そっち(左側、モニカとレーグネンの居る位置)の奥はどうなっている。確認しておいてくれ」
八夏「……落とし穴には気をつけろ」
レーグネン「見てみましょう。アルブレヒト様にエンラージ切ってもらって、しゅるるる……角を見ます」
DM「そこには木箱が一個あります」
レーグネン「何かあります、木箱があります! ……ああ、因みに八夏殿、そこに積まれているバリケードには何か入っていますか」
八夏「では調べてみよう」
レーグネン「レーグネンは箱の前へ。捜索します」
DM「素人なりに調べる。一応まだ『盗賊枠がいない』ことに詰んではいないんだよ。神官にはファインド・トラップスっていう呪文があるから」
レーグネン「覚えていないです」

 常時準備しているもんでもないが、「盗賊枠いないなら準備しておく」ことが出来るって意味ですな。最悪「ここで一晩寝て、翌日唱えよう」という選択肢が存在するわけです。

アルブレヒト「……俺はオープンの呪文を持ってきているから、遠くから開けることができるんだよね(髪の毛ふぁさ)」※伏線
DM「キャスターが居るっていうのは、力技が残されているんだよね。呪文で。ディレクト・シークレット・ドアあるじゃん? ファインド・トラップスも、オープンもノックもあるし」

 現実的にそれが可能な状況かどうかはケース・バイ・ケースとして、様々な「盗賊の能力をエミュレートした呪文」が存在するので、盗賊枠がいなくても「完全に詰む」わけではないのね。数値上の限界はあるし、回数無制限で行えるのと比べたら極めて大きなハンデってだけで。

アルブレヒト「とりあえず、クラウスの死について先送り感がある(笑)」
DM「クラウスの死についてロールプレイして欲しいのに!」
アルブレヒト「我々が瓦礫を見に行っている間の時間があるんで、その間に!」
レーグネン「とりあえずは銀貨だけは……!」
アルブレヒト「そこから!(笑)」



DM「じゃあ時間を巻き戻し、テーレーレーレー。どうしていたかやろう」
レーグネン「八夏から道が塞がっていることは聞いたので……『クラウスは此処では手の施しようがない。奥に遺体を連れていくにも対応が難しいだろう』」
モニカ「そう、ですわね」
レーグネン「一度戻るにしても、一先ずはこのままにするしかないだろう。……せめて、端に寄せ待っていてもらおう」
モニカ「せめて……目を……(閉じてあげたい)」
アルブレヒト「クラウスの鎧はなんだったっけ」
DM「メイジアーマー勢だから……レザー執事服ですよ」
モニカ「きっと服がボロボロだから、正してあげよう」
アルブレヒト「君たち神官なんだから、祈りの言葉ぐらいあるだろう!?」
モニカレーグネン「そうだ、祈ろう、祈りましょう」
DM「戦勝神への祈りを……」
アルブレヒト「戦いで死んだ人はヴァルハラに行くんじゃない?」
DM「そんなものはないが、死後の世界はある」
レーグネン「彼は勇敢に戦った」
モニカ「ええ。彼のおかげで、私達は今ここに居るようなものです」
レーグネン「思えば、城を出てから短いような長いような時間だったが、何と言いつつ共に来てくれたのは確かだ」
モニカ「クラウスが居なければお兄様ですら、今頃大変な目に有っていたかもしれません」
アルブレヒト「そんなことはないぞ?
モニカ「……私やレーグネンも、きっと無事では居られなかったでしょう」
レーグネン「彼の、献身……とは、言えないが……

 全員爆笑

アルブレヒト「そこは! 献身あってということにしておけば良いんだよ!」
レーグネン「……彼の献身とは言えないかもしれないが、彼の働きは確かなものだった。それには感謝しかない」
モニカ「はい。では……彼のために、祈りましょう」
レーグネン「ええ、祈りましょう」
アルブレヒト「テーレレーレーレー……いや、生き返っちゃう!」
DM「おおっと!」
モニカ「……と、祈っている感じです」
レーグネン「祈っています。仮に死体を町に持って帰るにしてもどうするにしても、今はこの亡骸は持ち運べないので……一旦は置いていくということに」
モニカ「クラウスも背負い袋を持っているんですよね。……ではせめてこの背負い袋を……」
アルブレヒト「現段階ではフローティング・ディスクは空っぽなので、運んでいくことは楽勝ですよ。人が入れる程の大きい袋も持ってきている」
モニカ「おお。……では引き続き祈っています」
レーグネン「貴重品だけは預かっておこう(笑)」
モニカ「そうですわね(笑)」
レーグネン「……銀貨2250枚」
DM「金目の物だけは、回収しておこう(笑)」
レーグネン「貴重品だからね」
モニカ「クラウスのこれからに、役立つかもしれませんから」

 そしてアルブレヒト・八夏合流、探索を再開。

アルブレヒト「彼のために祈ってくれたか。……ではとりあえずは、そうだな。此処に捨て行く訳にはいくまい。(ガサゴソ)さあ! この大袋に彼を入れて、とりあえずはフローティング・ディスクに乗っけてやろう」
レーグネン「なるほど、そんな手が!」
モニカ「よかった、彼をここに捨て置く必要はないのですね」
DM「死体袋。仲間が死ぬことも想定して大袋を用意しているのかもしれないよ、できる男は」
アルブレヒト「……死体袋とは言っていないけれど、人が入るぐらいの大きさの袋を持ってきている!」

 全員爆笑

DM「あくまでね! あくまで、人が入るぐらいの袋であって、死体袋ではない!」
モニカ「お兄様、大変素晴らしい!」
レーグネン「さすがアルブレヒト様だ、そんなものまで用意しているとは」
DM「皆持っていないのかなあ? 大袋ぐらいは持っていそうな気がするけどね」
アルブレヒト「まあ寝袋を利用すればいいんだよね。まあこれは防水加工もされているから、変な液とかも出てこないぞ!」
モニカ「よかった、これでクラウスの遺体を……」
アルブレヒト「……なんか、もう装備が外れているような気がするんだが?」
レーグネン「いや、お金だけだから大丈夫です」
DM「(笑)」
八夏「そういう問題ではないっ」
DM「遺体を持ち運べるなら金を取る必要もないんじゃない」
アルブレヒト「まあ、金はとっておかなきゃっていう」
レーグネン「貴重品は預かっておかないとです……というと、仲間の死体からいつもパクっている様なことになっちゃうから……っ」

 全員笑い

DM「実際そういう流れだよね」
アルブレヒト「生きていれば取るなよと言いたかったけれども、もうやっちゃってたからね。その後に死体を運ぼうかっていう話に」
DM「……やっぱりレーグネン、『モニカ様へのリスペクトが足りねえなあコイツ』って思ってたんじゃないの~?」
レーグネン「うん
アルブレヒト「よっぽど良く遇してやってんじゃないかなぁ?」

 閑話休題

アルブレヒト「それはそれとして、クラウスの遺体は袋に入れフローティング・ディスクに載っけて」
DM「レーグネンは改めて探索と。箱があったよ、木箱が」

 
レーグネン「箱があったぞ!」
八夏「そんなところに箱があるとは」
アルブレヒト「武器庫……奴らの武器が入っているかもしれないな」
レーグネン「では〈捜索〉してみましょうか」
DM(よし、これで手掛かりを発見する、と……)
アルブレヒト「とりあえずはディテクト・マジックで反応を見てみよう」
DM(ちょっ!? ……いや手を出す前に調べるのはむしろ手堅いか。うむ)
レーグネン「よーし……ディテクト・マジック!(かっこいいポーズ)」
DM「こんなドヤ顔のディテクト・マジック、初めて見た」
アルブレヒト「私もこんな風にかっこよく使いたかった……『魔法の渦よ、その光を表わせ!』ぷしゅー!」
レーグネン「(笑) では魔力の反応を確認します!(かっこいいポーズ)」
DM「はい、反応は存在はします」
レーグネン「罠か、それとも、箱の中身か……! じゅわ~……にょわ~……」
DM「2ラウンド目に異なる魔法のオーラの数と、その中から最も強いオーラ……微弱です。微弱な感じの反応が一つ」
モニカ「このオーラはぁ~……ちっちゃい!」
アルブレヒト「〈呪文学〉判定で何系の呪文かを判断できるので、もう1ラウンド」
レーグネン「ほにゃほにゃほにゃ~……」
DM「急に格好悪くなったぞ! おかしい、さっきまでドヤ顔でやっていたのに」
アルブレヒト「ちなみにオーラの数はいくつだったっけ?」
DM「魔法のオーラは62個あります(笑)」
レーグネン「ろ、ろくじゅう……」
モニカ「なんだ……怖い」
アルブレヒト「62個……!?(目を見開いて)」
モニカ「ばく……爆発物じゃないですか?」
DM「(ひたすら笑う)」
アルブレヒト「えーっと……例えば、魔法の松明が10本落ちていたら10個の反応っていう?」
DM「そうだよ」
アルブレヒト「うん……」
レーグネン「アルブレヒト様! すごい数の反応があります……! 微弱ながら60を超えています!!」
八夏「なん……だと……」
アルブレヒト「オーラの数ごとに〈呪文学〉判定って……これ60回もやるの?(笑)」
DM「(笑) で、3ラウンド目……箱の中に微弱なオーラ反応がありますね、62個の反応。で……何系の呪文かの判断は、術者の視線内でのみだから、これは箱を開けないと判らないね。箱には呪文は掛かっていない」
アルブレヒト「予想的には、魔法の罠が掛かった箱ではないだろう、と。アルブレヒトは思った」
レーグネン「オーラは全て箱の中のようです」
アルブレヒト「よしわかった、じゃあ……(アルブレヒトのフィギュアを箱から離して)オープンの呪文……鍵がかかってなければ開く」
DM「ちなみにレーグネンは、南京錠が付いているのがわかります」
レーグネン「アルブレヒト様、箱には南京錠が付いているようです」
アルブレヒト「そうか……開かないか。ちっ、ダスティの奴、こんな時に居ないなんて」
DM「壊せば開くよ。見た目的には、ぶっ叩けば普通に壊せるだろうなっていう」
アルブレヒト「よーし、壊してみろ」
DM(〈捜索〉は!? 箱を調べたりはしないの!? さっきレーグネンがやりかけた〈捜索〉の続きは!?)
レーグネン「わかりました。ライトメイス~! 〈解錠〉技能は持ち合わせておりませんが……八夏殿はいかがでしょうか」
八夏「残念ながら、その様な経験はないな」
DM「……一応最大限の慈悲の心で言及させて貰うと、現実世界でも通用するごくごく一般的な常識で考えた場合、ぶっ叩けば中に衝撃は伝わると考えるのとても自然なことだからね」
モニカ「やばい」
アルブレヒト「いっそ、木箱を壊したほうが早いかもしれない。衝撃が伝わるのは同じだけれど」
DM(蛮族かこいつら!?
レーグネン「バールのようなものを用意しておけば……!」
アルブレヒト「筋力判定で、八夏にこじ開けてもらおう。無理やり。一番力が強いのは八夏殿か?」
八夏「……クラウスだったんですけれどね」
アルブレヒト「クラウスはもう居ない!」
モニカ「私筋力18、ありますよ」
DM「モニカは一番のゴリラだからね」
アルブレヒト「いやだが、危ない!(手を大きく振るう)」

 全員爆笑

DM「この兄、こじ開けて爆死するのはモニカ以外の役目だって思ってる!」
アルブレヒト「モ、モニカの耐性は何にしたんだっけ?」
モニカ「氷耐性です。お兄様が光り輝くから炎は感じたい」
DM「一生アイスクリームが楽しめない」

 神寵者はレベル5の時点で、エネルギー抵抗10点を一種類得ます。[火]なら火炎ブレスやファイアボールとかのダメージが10点減るし、[電気]ならライトニング・ボルトってな具合に。一つ選ぶ。これはその後も5レベル毎に強化され(別の属性選んでもいいし、同じの選んで累積させてもいい)、最終的には通常武器に対する耐性まで得るようになる。モブ兵士からロングソードで斬られても傷一つ負わないくらいの。
 モニカが選んだのは[冷気]なので、様々な寒さから護られることになります。雪山を水着姿で歩いてても全く寒くない。一般人が瞬時に凍死する様な冷気に晒されて初めて「ちょっとだけ」ダメージを負う。
 が、その代償として「寒い」「冷たい」ことへの感覚も薄れることになりました。神寵者として神に近づくことで、人間的な感覚を失っていくわけですね。ゆえに常人が「冷たくて美味しい」なんて思うレベルの料理なんて全く冷たさを感じなくなります。

  イラスト:★Yuuki
ブラック・モニカ「皆さんの知っているモニカ・ヴォルフェンビュッテルは死にましたわ」
 モニカの将来アイスクリーム屋さんになる夢が……(そんなものはない


アルブレヒト「ならば八夏殿、頼んだ!」
DM(もう箱を〈捜索〉することは完全に忘れられた……)
八夏「いささか釈然としないが、まあいいだろう。(フィギュアを箱の前に移動させ)」
DM「……お兄様、鍵開くんじゃない?」
八夏「アンロックはないんですか?」
DM「D&Dでそれに相当するのはノックの呪文」
アルブレヒト「……ノック、あるじゃん」
DM「……この茶番は何なんだ?」

 全員爆笑



DM「散々、モニカを守るために八夏を犠牲にしようとする兄、あとで『あれ?』っていうやりとり」
アルブレヒト「あー、八夏殿……あ、いや、やってみてくれ(目をそらす)」
八夏「む? ……むむ。知らぬことでござる、まあいいでしょう」
DM「じゃあ振るだけ振って。力づくでぶっ壊す判定」
アルブレヒト「ほ、ほら、こじ開けられるならそれでね」
レーグネン「ではガイダンスを使いましょう! 八夏にガイダンスを掛けます、ロール前に使用宣言をしてください」

 しかし八夏が行ったのは出目20だった(笑)
 失敗しても時間経過以外のデメリットが存在しない判定の場合、出目(テイク)20を宣言することで20ラウンド経過を代償に20が出たことになります。扱い的には1~20までの全ての出目が1回ずつ出たかのように処理される為、「達成値が低いとなんらかのデメリットが発生する判定」に対して行った場合、自動的に「1を振った」ものとして処理されることに。なので罠に対する〈装置無力化〉判定の様に「達成値が低いと罠が発動する」タイプには行えない。いや行えるけど確実に罠が発動するので実質無理。落とし穴から脱出する際の〈登攀〉なんかも低いと落っこちるんで無理ってことね。

DM「破壊ルール、これが錠前じゃなくて小型の箱だったら、箱を粉砕する八夏殿の姿が見れてしまう」
八夏「ドゴォォン」
レーグネン「クラーッシュ!」
アルブレヒト「ぶち抜いたほうが早いぜ! っていう話に戻ってしまう」
DM「てわけで錠前に対して破壊判定出目20で、何度も『ハァァァ!』『ヌゥウウッ!』『フンヌヌヌンン!』……2分経過、バアアアン!(破壊) 八夏ゴリラが」
レーグネン「さすが、八夏殿!」
モニカ「(拍手)」
八夏「何か、大切なものを失ってしまった気がするが……まあいいだろう」
レーグネン「いやあ、八夏殿が居なければこうは行きませんでしたな、アルブレヒト様!」
アルブレヒト「おお、さすが八夏殿だ」
DM「この後にシレっとノックを使うお兄様のシーンを出したいよ」

 全員爆笑

アルブレヒト「ノックがあることをいつバラそうかと思っていたら、タイミング逃しちゃったんだよ(笑)」
DM「八夏殿『ぜえ、はあ、ぜえ、はあ……』(笑)」
八夏「まあ、私にかかればこんなものですよ!」
モニカ「さすがですわ、八夏様!」
アルブレヒト「このタイミングで『あ、ノックあった……(ボソッ)』」
DM「面白シーンでした」
アルブレヒト「節約できた、ノック代」
八夏「……釈然としない!」
DM「あ……ごめん。今の達成値はカナテコ持ってる前提の計算だった。ごめん。無理」

 本当に計算ミスしてたんだ! わざとじゃないんだ!!
 この手の判定は+2ボーナスを得られるアイテムが一般装備品としてだいたい存在していておりましてな。
 例えば既にやってた〈登攀〉に対する鈎付きロープとか、〈鑑定〉なら虫眼鏡と言った具合に。誤差みたいな小銭で買えて。なのでぶっちゃけ「この辺の道具は持ってて当然」っていう固定観念があるわけでして!!
 これも本来なら雑用担当のダスティが持ってるから問題無かった……と思って今あらためてダスティの持ち物見たら持ってなかったわ(笑)

八夏「ぜーはー、ぜーはー。無理なようです」
アルブレヒト「そうか……」
八夏「流石に無理でした、すみません!」
アルブレヒト「わかった、仕方あるまい。ノックを使おう」
八夏「はああ!?」

 全員爆笑

アルブレヒト「お疲れ様」
八夏「アルブレヒト殿ーっ!?」
DM「お疲れ様って言ったぞ、コイツ(笑)」
八夏「アルブレヒト殿っ、改めてお話がありますっ……!」
アルブレヒト「いやあ、呪文はタダではないからな(キリリッ)」
モニカ「ありがとうございます、八夏様! 尽力いただいて大変助かりました!」
アルブレヒト「ノック! ぷしゅー」
DM「……酷い(笑) カチョッ(解錠)」
八夏「モニカ殿が居なければ殴っていたところだった。悪と認定してしまう所だった……」
アルブレヒト「おお、良かった良かった。開いたぞ!」
DM「……『では八夏殿、開けてくれ』?」
アルブレヒト「いや、オープン!」
DM(いやいやいやいやいやマジかこいつら。ええええ!?)

 写真を見るとわかるように、この箱は曲がり角の奥にあるので、今パーティー全員がメッチャ近くに密集中である。
 そんな状況で、中に爆薬が詰まってる疑惑がある箱を「罠があったら危ないな。どうにかしよう」とすらならないこのパーティー!!
 安全距離を取ることもせず、ごく普通に箱を開けようとする皆の明日はどっちだ!?


 Don't give up justice, I want to get truth! ロールプレイなの!? マジなの!?


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 罠担当要員がいないからって、探索のやり方が素人すぎてヤバい。
 何がヤバいって、アルブレヒトとレーグネンと八夏の中の人は揃ってキャンペーンでメイン盗賊枠をはっていた経験があるのだ。
 完全に今のキャラに引っ張られて『罠ってなに?』なアホの子になっている。
 ……主にアルブレヒトのせいであるのは否定できない。
 いやー面白い……で済めばいいな?

 人でありながら、神の寵愛ゆえに人ならざるものへと変容する。
 それは悲哀なのか、神へと近づく喜びなのか。
 次に神寵者をやるときは考察してみたいテーマである。

 今回のモニカのイラスト怖っ!
 こうグッと迫って来るものがある……ほんと。
 だけど、味覚が影響されるのはアイスとか冷たいもの限定! アキトとは違う!(笑)

 いつか色々やり遂げて、笑顔のモニカを描いてもらえるように頑張ろうと思うこの頃。



・モニカ
 


・レーグネン
 


・八夏
 どうも、ハルク・ヤカ(未遂)です(オイ
 以前の〈威圧〉といい、変なタイミングで高い目がでるなぁ、私。

 それにしてもアルブレヒト殿への信頼度がそこそこ下がりそうな回であった。
 宝箱を調べるのは大事。おおっと、高圧電線怖い(笑

 そしてしれっと凄いことになっていたモニカ様。
 そのうちイラスト元ネタみたく復讐の鎧を纏ってパーティー離脱とかならなきゃいいが、闇落ちは実例があるのでなんとも……

 説明しよう! 高圧電線とは、ウィザードリィⅤに出てくる即死罠です。
 手を出さないと決めてたけどつい欲望に負けて解除失敗、仲間がロストしたのがトラウマになって酒と女に溺れる日々にエントリーしたのが超絶高レベルメイジのルビー・ウォーロックさん。



・ダスティ
 ダスティがいない間に、なんだかまたおもしろ……いや、大変なことになってる! 前半は、クラウスの死を悼んで、しんみりとしていたのに、後半は早速ドタバタ展開に……。こうやって客観的に見てみると、本当にコントのようなやりとりがなされていておもしろい。ダスティがいたら、もう少しなんとか……なったかな?
 モニカの意外な真実が発覚! もしYuukiさんのイラストのような表情で、この事実を告げられたら、きついですね……。
     
7/7      
  マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。 #1

 
 単行本待ってたわー( ・`ω・´)

 
 ってわけで世に「D&Dじゃねーか!」って異世界作品は色々とあるわけですが、これほど「D&Dじゃねーか!」って作品は無いというやつ(笑)

 
 ストレンジャー・シングスでも冒頭のD&Dシーンで「デモゴルゴンだ!」「ファイアボール!!」してましたね!!

 
 TRPGの自キャラで異世界転生とか皆一度は妄想したことあるよね!?
 数ある異世界転生の中でもトップクラスに羨ましいシチュだぜ……!!!

 
 クラシックD&Dは数値上の最高レベルが36なんだけど、そこからさに「イモータルへの道」が開かれており、これがまー「レベル36のキャラをもう一度1レベルからやり直してレベル36にする」って作業を何度も何度も繰り返す、というネトゲの廃人ルールみたいなことになっており、多分大真面目にこの手順を踏んでキャラをイモータルに至らせたプレイヤーなんて世界に存在しないんじゃねーのと思っている(笑)
 一度の冒険で非常識に大量の経験値をばら撒いて「取り敢えず育ったことにした」みたいな促成栽培イモータルはいるだろうけれど、マジで「毎回常識的な経験値しか手に入らないガチのシナリオを何百回(リアルに数千時間以上)と繰り返して至ったキャラ」はかなりハードルが高い。だって何度もレベルリセットな上に、死んだらロストもあるだけに「死なないようにDMが極端に優しい」とかでもない限り、どっかしらで終わっちゃいそうなのである。
 でまぁこの「宇宙規模で己がままにできる存在」ってなると、「D&Dでは」最低でもイモータルに至ってる必要があるわけなんですな。レベル36のマジックユーザーの時点でとんでもなく強いけど、「それより強い存在がいる世界」なんで、そんな好き放題出来ない(笑)
 無論この作品の「D&B」ならそんなことはないってことで。

 
 30年前に翻訳された炎の剣士って小説が、D&DっぽいTRPGの世界にソードアート・オンラインしちゃってさぁ大変って内容なんだけど。
 初っ端に呪文書が吹き飛んでしまい、「既に準備してある呪文しか使えない状態」に陥ってメッチャ困っていた(笑)

 
 呪文の原理が違うから魔法無効の防御呪文を使っても防げないトラァァァァァップ!!!
 俺が異世界転生する時はこーいう騙し討ちは無いように慎重な言葉選びをしなければ……!!!
 まぁこれデメリットばかりじゃなくて「相手もまったく対応できない」っていう、諸刃の剣なんだが(笑)

 
 精神操作呪文は悪の行いである!!!
 ……っていうTRPG部世界の倫理観を説明する時に原作のこのシーン使わせてもらっています!!!(笑)

 
 TRPG部でキャラの名前に苗字をつけると「貴族ってことになるけどいい?」と確認されるやつ(笑)
 その上で「え、じゃあいいです」ってなるかどうかは半々くらい!!

 
 出た~!! 3版であまりにぶっ壊れた効果過ぎて「シナリオを作る上でクソ邪魔。大っ嫌いだ」と蛇蝎の如く嫌っていたら、5版で大幅に弱体化されて「そうそう、この程度ならいいんだよこの程度なら」となり「じゃあTRPG部では今後5版の効果で」となったファントム・スティードさんだぁぁぁぁぁぁ!!!

 
 メテオ! メテオ! メテオ!
 やっぱメテオは「指先から火の玉飛ばして大爆発」の「強いファイアボール」みたいな、D&D準拠の「メテオ・スウォーム」より、宇宙から隕石降らせる「メテオ・ストライク」タイプの方がアツいよなぁ(笑)
 ちなみに3.5版のメテオ・スウォームはゴミクズの様なダメージ量になってしまい、最強呪文(笑)みたいなクソ呪文になってしまったので、TRPG部では大幅に強化してある。使われたことは一度もないが!(そりゃそうだ

 
 戦艦の艦砲射撃くらいだから核ってほどじゃないよハハハハハ!!!
 でも「人間サイズの存在が自由にぶっ放せる火力」と思ったら、時に核兵器より厄介だよな(笑)
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 お手紙に「面識のない自分からプレゼント貰ってもうれしくないと思いますが」とありましたが、そう思われていては見くびられたものである! メッチャ嬉しいのである!(笑)

 
 航空戦艦と航空巡洋艦が到着だーっ!!!

 
 パグマイアのカードゲーム!!
 一番好きなボードゲームは協力型ゲームです( ・`ω・´)


 プレゼント本読んだよコーナー

 
 本当にクソみたいな失敗のオンパレードであった(笑)

 
 全編に渡ってこーいうユーモアたっぷりな言い回しで繰り広げられるんで、単に失敗ネタを読むだけに留まらない面白さを生み出しているコンボ。
 川としても炎上沙汰は想定外、心外なのである。

 
 映画のお約束は現実のお約束でもあった。
 バイオハザァァァァァド!!!!

 
 皮肉が利いた「日本なら何を禁止するといいだろう」ネタを考えてたら時間を無駄にした!!!

 
 途中の時点でもうわけがわからないことになっているんだが、最後の「10回繰り返し」を二度見した。
 取り敢えずこんだけ入り組んだ過程を経ておけば、事前に賄賂渡しておく人間を絞れないとかいうことなんだろうけどさー(笑)

 
 最後2行の急展開!!!
 ソードマスターヤマトよりも予測不能のぉぉぉ!!! まそっぷ!!!!

 
 自分で言ってるんだからしょうがないね!!!
 是非ともこーいう輩に「なに冗談に本気になってるんだよ」と言わせた上で無慈悲な処理をしてやりたい(笑)

 
 手放すものがおかしいよねそこ!?
 あと石炭って壊血病の予防に役立つんだ!?
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第6回 チャプター1

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 ダスティ 巧者(ローグ)5

 レベルアップしたので皆レベル5になりました。
 キャスター陣が強力なレベル3呪文を使えるようになったので、かなりのパワーアップです。
 どのくらい強力かというと、魔導師は「ファイアボール(強力な範囲攻撃)」「ヘイスト(攻撃力倍増に加え防御や機動力も上昇)」「フライ(圧倒的機動力)」という、レベル3呪文三種の神器を使え、神官は「ハーツ・イーズ(様々な精神状態異常を複数人回復)」「レジスト・エナジー(属性防御を複数人付与)」という、戦線維持の双璧を使えるのです。そして両者共通で覚える「ディスペル・マジック」も忘れちゃならない。これら汎用的な強力呪文を「取り敢えず持っていく」だけでも外れなく強いが、環境対応、状態異常回復、そして戦局を一発で決める強力な範囲デバフなど色々ヤバくなり出すのが3レベル呪文からなのだ。
 魔導師が新しい呪文を覚えるには、通常だと巻物を買って呪文書に書き込む作業が必要なんだけど、レベルアップ時のボーナスで呪文を2個無料で覚えられるので、ダンジョンの中にいるにも関わらず新呪文を使えるようになります。


DM「モニカがたどり着き回り込んできたところで『もう駄目だ逃げろ!』と撤退したところからだー」
八夏「レーグネンはまだ穴の中ですね」
アルブレヒト「モニカも穴から登ってきたところだから、キュアする人が誰もいなかった」
DM「順当に止めを刺されています。ここで止めを刺さないというのはおかしいから」

 フィクションのお約束だと「チッ、邪魔が入ったか」と「今お前そのセリフ言う暇あるなら余裕でトドメ刺せるよね」な感じで詰めの甘いムーヴをカマしてくれるわけですが。現実は非情である(TRPGは現実だ理論)。
 コンバットオプションとしての「とどめの一撃」は全ラウンドアクションが必要なので、行ったら「このターン動けない」ことになる都合上、それはそれで逃げ遅れそうなので標準アクションで普通に攻撃して、残りの移動アクションで逃げた模様。

 で、続けて「とどめの一撃」とはなんぞやというと、[昏倒][睡眠][麻痺]等の「完全に無抵抗な状態」の相手に行えるコンバットオプションで、全ラウンドアクションを使用して行います。隣接状態で使用可能で、攻撃は自動命中&自動クリティカル。このダメージだけで死んだら当然死亡。生き残っても「難易度10+受けたダメージ」を目標とした頑健セーヴを強いられ、失敗したら即死。イメージとしては「首を刎ねられたとか「はらわたを盛大にぶち撒けた」扱いなので、[死体損壊]扱いになります([死体損壊]に関しては後述)。


モニカ「敵は(モニカ側に)集まっていたんですよね。それらが撤退したと」
レーグネン「スタコラサッサだぜ!」

 移動力、軽装の敵(30フィート)に対してモニカ達重装組(20フィート)は圧倒的に負けているので、呪文で加速するなりしない限りあっという間に引き離されます。というか仮にヘイストで移動力を倍にしたとしても、敵が「撤退アクション」で60フィート移動するのに対し、パーティーは「移動アクション」で40フィート移動して「標準アクションで攻撃」する必要があるので、まともに追撃が行なえません。

DM「クラウスは既に息絶えている。背中に矢を射ち込まれているね」
モニカ「うわあ……」
DM「で、奴らは『呪文を使ってくる相手との戦い方を心得ている』動きをしていると思った」
アルブレヒト「そもそも相手も呪文を撃ち込んできたから、当然か」

 撃ち込んでません(笑)

DM「要は『ぶっ倒れた程度で気を抜いていい相手じゃない』ことを承知している動きだなってことが推測出来ている」

 敵に魔導に関する知識が無い場合は[昏倒]した時点でタゲを変えてくれる余地もあるんですが、「回復呪文が存在する」ことを認識している相手なら、キッチリと息の根を止めにかかってくるのが基本戦術というわけですね。

 
モニカ「クラウスーっ!(クラウスに駆け寄り)」
八夏「お、おのれ卑劣な!」
レーグネン「なんてことだっ」
DM「トドメ刺すのは八夏的には全然普通って思うよ。貴女も散々首を狩ったでしょ(笑)」
八夏「ええ! そういえば、首を狩っていました……(笑)」
レーグネン「(前回の写真を見ながら)あれ、レーグネン、今どこだ……?」
八夏「レーグネンまだここです、穴の底から出ていません!(笑)」
DM「確かに写真にレーグネンが居ないんだよね……(笑)」
レーグネン「今エンラージだから……」
アルブレヒト「エンラージして、なんとか出てこれると(笑)」
DM「そうだよ、穴に落ちたきりだよ! 先陣切って、穴から帰ってこないんだよ(笑)」

 一応〈登攀〉は成功して穴の縁に手をかけたところで手番が終わったまま、今に至る(笑)

モニカ「(笑)」
DM「剣の力に酔いしれながら、『ウェーイ またお前らを峰打ちにしてやる!』から、ぼとんっ! って落っこちて……」
八夏「封☆印」
アルブレヒト「普通に落ちた。……2人しか倒せてないじゃんかよまったく!」

 全員苦笑

DM「案外倒していない、という」
八夏「攻めあぐねていましたものね」
レーグネン「……7体残して、2体倒している」
アルブレヒト「結構逃げられた」
DM「……クラウスはルール的には、昏倒したところで追い打ち喰らってHPのマイナスが耐久度を越えたんで死んだ。不幸中の幸いで、死体損壊には至っていない」

 普通にHPが致死量まで減った場合は[死体損壊]扱いにならないので、蘇生費用は「レイズ・デッド」の呪文を教会でかけて貰う銀貨5450枚。
 死亡状態から更にダメージを受けたり、一撃で50ダメージ以上受けた場合に行う「大規模ダメージ判定」に失敗して即死したり、「とどめの一撃」で死んだ場合などは、「五体満足じゃない死に方をした」扱いで[死体損壊]状態。蘇生費用は「リザレクション」の銀貨10910枚に跳ね上がる。

八夏「ただの野盗とは思えんな」
レーグネン「ぅおいしょっと。ど、どうしたと言うんだっ(穴の中から這い上がる)」
DM「人によっては『噂に違わぬ非道ぶり』だと思うんじゃないかな。つってもまぁ戦場としては普通なんだけれどね」
アルブレヒト「我々だって敵に対して同じことをしていますから」
DM「とはいえ君たちが今までに戦ったのは悪魔達だから、殺すことに躊躇が無いからね」
レーグネン「レーグネンは貴族生活をしていたから、いざ見て『こんな、酷い』という感じだけれど。八夏は1人だけ戦争バリバリやって『当たり前』ですから」
DM「1人だけ『首置いてけ』だから(笑)」
八夏「戦い馴れているから……!」


レーグネン「ど、どうなったんだ!」
八夏「すまぬ! クラウスが……!」
レーグネン「なに!? クラウスッ……!」
アルブレヒト「モニカ、診てやってくれ。よいしょ、よいしょ(穴を跨る)」
DM「と、会話をしているところで、八夏の背後からまた『ドーン!』と大きな音がした」
レーグネン「……そういえばダスティが居ないぞ!」
八夏「ダスティなら、後ろを警戒するといっていたが! ……おーい、ダスティ! 何かあったのか!」
DM「へんじがない」
アルブレヒト「ダスティの気配が消えた!」
モニカ「……お兄様、そちらは危ないです、まずはレーグネンの方へ」


モニカ「穴を塞ぎたいです」
DM「その障壁は敵の荷物ですが、穴に落とすんですか」
レーグネン「一応調べてみましょうか」
アルブレヒト「とりあえずそれは後回しで……」
レーグネン「それでは後ろ、ダスティの声が聞こえないんだが」
八夏「何かがあったようだな」
レーグネン「そしてクラウスはこの状態だ。……どうすればいいんだ」
アルブレヒト「モニカ、クラウスはどうだ! 助かりそうか」
モニカ「……(うつむき、首を振る)」
レーグネン「くっ……! 奴らめ、無慈悲な!」
アルブレヒト「いや、戦勝神的には殺って殺られるものだからそうは思わないんじゃない(笑)」
レーグネン「そ、そうか」
八夏「ただの野盗と思いきや、戦い馴れておる」
DM「まあ、敵の視点からすると、地上に居た奴らは君等に皆殺しにされているから(笑)」
レーグネン「ああ、であれば同じことを返したということか……」
アルブレヒト「クラウスは殺られてしまったんだな……」
DM「レーグネンは、逃げた奴らを追いかけて剣を振り回し『にぃ~が~す~かぁ~! 魔剣を喰らえ~~~!』だからね」

 全員爆笑

八夏「ホラー映画!」
モニカ「シャイニングと化している!」
敵「塔の奴らが1人も帰ってこない! 皆殺しにされたんだ!」
アルブレヒト「地上の奴らも逃げてくる手はずだったかもしれないからな」


アルブレヒト「ダスティも居ないし、クラウスも死んだ……」

 全員沈黙

DM「重い沈黙が……」
八夏「……ダスティのところへ行こうか」
レーグネン「しかしこの落とし穴を越えられない……!」
DM「お兄様、フライを覚えたんじゃないの?」
アルブレヒト「……フライは定番呪文過ぎるから、今回はあえて取らないでいこうかなと……」
DM「(笑)」
アルブレヒト「あれ? 覚えた人居ないかな? 居るだろうな?」

 居るわけがない。
 魔導師呪文であるフライを覚える余地があるのはお前だけだ(笑)

DM「……単純な話として、冒険者視点として言うなら、この状況なら魔導師はフライを取りたいよね、という」
アルブレヒト「うん」
DM「……この『ジャンプもねぇ! フライもねぇ! 穴に落ちたら帰ってこねぇ!』っていう……」
八夏「オラこんなぱあてい嫌だ~!(笑)」
DM「オラこんな洞窟嫌だ~! オラこんな穴嫌だ~!」
アルブレヒト「閃いた! フライの呪文の構築がたった今完成した!(キリリッ)」

 全員爆笑

DM「『先程の実戦で使ってみてわかった! 私は体得したぞ!』ということね(笑)」
モニカレーグネン「さすが、お兄様(アルブレヒト様)っ!」
DM「戦いの中で成長した……! いや、9割方完成していたのだが、スクロールで実際に使ってみて体得した!」
アルブレヒト「更にアレンジを加えた! 移動の軌跡がキラキラと光り輝くぞ!」
DM「飛びながら光るぞ!」
レーグネン「目立つ~!」
DM「アルブレヒトはそういう《呪文テーマ》っていう特技をもっているから!」
アルブレヒト「光の粒子がキラキラと光り輝きながら、ね!」
DM「もう一つの呪文はフラッシュバーストか。フライはスクロールより自前のほうが持続時間が長いからいいね」
レーグネン「シューティング・スター・ドラゴンみたいな!」
DM「キラキラ、キラキラ……後ろから粒子が出る」
レーグネン「この光、精神力には影響はありません!」



レーグネン「……クラウスの荷物を確認したところ、銀貨2000枚くらい持っているんですよね」
DM「貯め込んでるな!? まあ、ある意味、共産主義を拒絶していたということですね。ではこれからどうするかも含め、ここでキャラクター的にクラウスをどう思っているかの掘り下げをしておこう」
モニカ「モニカは悪い印象は無いかな。戦闘に関しては一番機動が早くて、素直なので仕事自体は果たしてくれている」
DM「モニカは何をされても『皆いい人』だからね。モニカのクラウス評は置いておいて(酷)」
レーグネン「忠誠心……はレーグネンとしては物足りないところはあるけれども、共に逃げた4人であり、仕える人物も同じというメリットとしても、共に頑張ろうという気持ちを持っていた。戦闘面は一目を置いていたので」
モニカ「残念だな、という気持ちですよね」
レーグネン「たとえ仲が良くなかったとしても、同じ釜の飯を食った同士であるから」
DM「モニカへの態度はどう思っている?」
アルブレヒト「(笑)」
レーグネン「至っては居ないな、と思います。……とはいえモニカ様に最も仕えるべきは自分なんでっ」
DM「クラウスもモニカに仕えてるんですよっ!(笑) まあ、『モニカ様には俺がいれば十分ですよ』という意識はあったんだね」
モニカ「同担拒否!」
レーグネン「同担拒否はしないけれど!(笑)」
DM「一番の子分は俺なんだっ!」
レーグネン「そこまでは行かないけれど! パーティとして上手くいくのが一番なのです。……でも、第一の従者は俺なんで!」
DM「……ならあの場面、モニカが迫真に『皆も帰りたいと思いますよね! クラウスも、そう思いますよね!?』と言ったシーン、クラウスが『いや、別に……』と言ったシーンは横で見ていてどう思ったの?(笑)」
レーグネン「……レーグネン的にはあの場面、もうバーンで英雄として身を立てるしかない! と思っていたところでモニカ様が『帰りたい』と仰られていたので……バーン側に意識を持っていたところをひっくり返されてしまって、混乱していたところなのです。まぁ仮に発言をちゃんと認識してたら膝ぐらいは蹴っていたかも」

 全員爆笑

八夏「ローキック!」
レーグネン「『何言うとんねん!』のローキックは入れていたかもしれないです。『モニカ様が決断されたんやぞ!』……と、無言の腹パンを」
DM「(笑) なるほどね。……そして、八夏は」
八夏「彼は従者でしたな、と」
DM「お兄様のコメントは良いとして」
アルブレヒト「まあ、使用人だし。よくやってくれたね、大義だと。……今更部下が死んだとして、それに傷ついていたら貴族なんてやってられませんよ」
レーグネン「アルブレヒト様、そこまで割り切っていられるんですね」
アルブレヒト「モニカが悲しむのは辛いなと。……いや、どうだろうね? 正直お互い嫌ってるだろうから。日頃馬鹿にした目で見てくるし、戦闘では(アルブレヒトの主観では)見捨てて逃げ出しかけてるし。いや自分だけじゃなくてモニカのこともね?」

 世間一般に対してはまっっったく推奨しないけど、TRPG部のロールプレイにおける基本スタンスは「過剰に仲間に対して好意的解釈しなくていいよ」ってのがあります。仲間がキャラにとって不愉快な行為をしたとしたら、普通に「印象を悪くしていい」ので、それが蓄積したら「キャラをブレさせてまで仲良くする必要も無い」のです。あくまで「キャラクターはこの世界で生きている存在」として振る舞って欲しいわけですね。
 そんなわけで赤き森のパーティーのように「仲間としてやってけないと思うようになったので解散。新キャラ作って仕切り直します」なんて普通なら禁じ手のような展開も何ら問題無いし、アルブレヒトとダスティが揉めてるのも「DMとして十分世界設定への理解を周知した上でのロールプレイ」ならば好きにしていいわけです。
 仲間から好かれる行動を積み重ねれば大事にされるし、「なんでこいつと仲間続けてるんだろう?」と思われるような行動が積もり積もればパーティーから追放されてもおかしくないので、己を貫く際は自己責任でねってーことです。
 仮にそれで自分のキャラが切り捨てられても「まぁ普段の行動で信頼を得られてないんじゃしょうがないかな」と「納得して欲しい」わけですね。「俺は十分尽くしたのに見捨てられた!」と「キャラとして思うことは問題無くても、プレイヤーは納得してね」ってところ。そしてそれは日頃から指摘するわけです。「君の行動は仲間から信頼を得られづらいことになってるんじゃないかな?」と。クラウスに関しても再三「忠誠心が感じられない行動をしているね」と指摘していたように。

 とどのつまり何が言いたいかと言うと、このパーティーはチュートリアルダンジョンを大成功突破したのもあり、シャドウ・デーモン事件の不振を勘定しても未だに割かし資産があるので、「後先考えずにぶっ込めばクラウスの蘇生も可能」なんですが、キャラ目線で「パーティーの生存能力や、未来への選択肢を激減させてまで蘇生したいと思えるような関係なのか?」ということなんですね。「仲間だから無条件で蘇生させよう」ってなる必要は無いんです。

DM「……じゃあこの状況で、クラウスが死んだところから続けていこうか。『なんて非道な!』というところから話がズレちゃったから」

  イラスト:★Yuuki
モニカ「……もう……クラウスは……ガクリ。首を振り」
レーグネン「これは助からん……」
アルブレヒト「『キュアが効かないんです……っ!』」
DM「漫画とかでよくあるやつ。死体に向かって頑張って『キュア! キュア……っ!』」
モニカ「首振って、もう無駄だとわかっちゃっているんで……(笑)」
DM「『今、覚えたばかりのキュア・シリアス・ウーンズなら……!』」
モニカ「やりますか!?(笑)」
アルブレヒト「そういえば、モニカは実戦の経験これまであった?」
DM「戦場に同行はしていても、殺し合いはないと思う。部隊を率いて戦場に突撃はしていない、居るだけで士気があがるから、と。治安維持レベルのモンスター退治はしてる」
レーグネン「くっ……私が、落とし穴に落ちている間にこんなことになっているとは……」
DM「うん、この中で、八夏以外で人殺しの経験があるのはレーグネンだけだと思う。八夏とレーグネンは、殺人経験がある」

 ダスティも殺人経験あるけど、今この場にはいない。

アルブレヒト「レーグネンは神官戦士だから前線に出ているのか」
DM「モニカは同じ戦場にいってるけれど、前線には立っていないってことだね」
アルブレヒト「出しませんよ!? まだヒヨッコだし! 貴重な神寵者を前線に出して死んでしまっては家が傾く!!」
モニカ「……ともかく、クラウスは良くやってくれました」
八夏「うむ、惜しい男を亡くした」
アルブレヒト「敵はどこに」
モニカ「敵は、奥の方へと逃げたようです」
八夏「くっ、まだ奥があるというのか……」
DM「で、今のタイミングで八夏の後ろから『ドーン!』という音」
モニカ「今の音は!?」

 この辺、仲間の死に際して状況の込み入りぶりが凄くて、色々話が前後錯綜しているが、ご容赦を!!
 編集してシンプルにすることも考えたけど、その混乱も含めてTRPGだと思ったので敢えての掲載。

アルブレヒト「私達が来た方角からだな」
DM「敵が一目散に逃げて、モニカがクラウスに駆け寄り、生死の確認をしているので……ダスティが最初の音を聞き確認をしに行ってから30秒ぐらい経過しています。なので、戦闘終了後4ターン、24秒経過した感じ」
モニカ「……ダスティはどこにいらっしゃるの?」
アルブレヒト「『後ろを警戒する』と言っていたが……」
アルブレヒト・八夏『ダスティ! 何かあったか!』(格好良くハモる)
DM「返事はない」
アルブレヒト「これ、面倒くさいな……様子を見にいけと言っても穴があって行けないという。レーグネンはなんとか這い上がった感じか」
DM「エンラージしているから巨人が這い上がってる。進撃のレーグネン。……だから八夏を掴んで、橋渡しはできるよね」
レーグネン「八夏もエンラージしていますよね?」
八夏「私もでかいです」
アルブレヒト「そっか(笑) じゃあ普通にまたげっ」
DM「重装備だから落ちる可能性があるよ(笑) あと6ラウンド経過後にテイク10でいいよ」
アルブレヒト「なるほど、そうか……『ダスティー! く、返事がない……』」
レーグネン「ダスティが居ねばこの先を進むのも不安だ」
アルブレヒト「ええい、仕方がない! 私が見に……行くの、かなあ……?」
レーグネン「アルブレヒト様だけでは危険です!」
アルブレヒト「では八夏、見に行ってくれないか!」
八夏「わかった、なんとか跳び越えてみよう!(ダイスを準備して)」
レーグネン「では……穴を1マス跨いで、崩れていたんで……モニカとクラウスの元へ。メディック!」
DM「メディーック! ……背中に深々と矢が突き刺さっている」
レーグネン「これは確実に止めを刺している!」
八夏「あやつら、ただの野盗と思いきや、やはり手馴れておる! この短時間で止めを刺すなどとは、思った以上に厄介だったな。……く、見かけに騙されたとは情けない」

 普通だそこは(笑)>短時間

アルブレヒト「なるほど、回復呪文を使われるとわかっているから、確実に事を済ませたということか」
モニカ「30人規模の護衛を壊滅させたというのはやはり……」
アルブレヒト「術者……そう、奴らには術者がいるはずだ」
八夏「外れかと思ったが、本当に此奴等だったのかもしれんな……」
アルブレヒト「……八夏! 早く様子を見に行ってくれ」

 全員笑い

モニカ「とにかく今はダスティを!」
アルブレヒト「フローティング・ディスクで穴を埋めるからそこを跨いでくれ」
八夏「わかった」
DM「しかしエンラージで筋力が上がっているとはいえ、窮屈状態だから立跳びはほぼ無理ですよ! ……まあ落っこちても這い上がってこれるよ」
八夏「(ダイスコロコロ)」
DM「……落ちました(笑) そして這い上がってくる」
モニカ「ずん、ずん……寧ろよく、ジャンプできますよ」
DM「大鎧は本当もう、40キロ以上あるから……」
八夏「(這い上がり)ダスティ、無事かーっ!」
レーグネン「八夏殿、明かりは持っているか!?」
八夏「陽光棒を持っていきます!」
DM「ではどこまで行きますか」
八夏「まず、角で一言。言っても返事がなければ先まで進み、角、角で声をかけたい」
アルブレヒト「角まで行って居なければ次の角まで行って……を繰り返すということだね」
DM「では2回目の角まで来れば……まあ、暗い。見えない。階段があった筈だけど、その階段は明かりのレンジ外。あと2マス分ぐらい進まないと」
レーグネン「なんかホラー映画みたいだ……『ダスティ……? ダスティ……?』(明かりを持って不安げに彷徨う仕草)」
八夏「ゆっくり、何か異常を感じるまで進みます」
DM「さすがの八夏様もビビっておられる……まあ一歩進んだあたりで〈視認〉を振ってください」
八夏「6」
DM「まだ暗いかな」
八夏「ダスティ……居るのか!? 一歩! ……21!」
DM「では、来たときにはない瓦礫が見えている」
八夏「……崩れている!? 先程の爆発音はこれか! ダスティ、そこにいるのか!!」
DM「だが君のその声に答えるものはない」
モニカ「しーん」
八夏「くっ、どうする……絶対危ないよな……。もう一歩前に進みます」
DM「では、階段があったあたりのブロックが、瓦礫で埋もれている」
八夏「そんな!!」
モニカ「『そんな!!』という声が響いているんですよね」
アルブレヒト「どうしたんだ?」
八夏「階段が潰されている! 先程の爆発だ!!」
DM「(反響の真似)爆発だ……爆発だ……爆発だ……カレー食べたい……カレー食べたい……カレー食べたい……」
八夏「誰!?(笑)」

 全員爆笑

アルブレヒト「出られないということか?」
八夏「もう一歩、前へ。扉のところまで」
DM「もう完全に、瓦礫の山。ダスティも居ない」
八夏「どうなっているんだ、これは! ダスティ……!」
モニカ「(反響の真似)ダスティ……ダスティ……ダスティ……」
八夏「仕方ない、一回戻るか。ててて……『大変だ! 入口の階段が崩れている、しかもダスティも居ない』」
アルブレヒト「出られないということだな」
八夏「そのようだ」
モニカ「二手に……分断させられた、ということですかね」
レーグネン「く、外にいるのか、瓦礫の下なのか……しかしもう此処では確認はできない……。退路を絶たれてしまったか……」
八夏「奥へ行くしかないか? 奥に逃げたということであれば、彼奴等は出口を知っているかもしれん」
アルブレヒト「……そうか、瓦礫の山か。底の下に埋もれている可能性はなくはない。……仕方がない、ディテクト・マジックをしてダスティのマジックアイテムに反応すれば……」
八夏「わかった、それではアルブレヒト殿、向かおう」


DM「では瓦礫の前。八夏は〈知識:建築〉と〈知識:神秘学〉は持っていない。……じゃあお兄様、〈知識:建築〉〈知識:神秘学〉両方振って」
アルブレヒト「〈知識:建築〉22、〈知識:神秘学〉28」
DM「じゃあ、これは発破作業とかに使う、魔導的な火薬の匂いが残っている」
アルブレヒト「なるほど、これは魔導的な火薬によって破壊された形跡がある」
DM「まぁ火薬じゃないし、普通の火薬もあるけど、禁断、禁忌的なもの。禁断の技術過ぎて知識30とかないと知らない。星渡の民の禁断の知識なんで。アストリッドとかの分野。でまぁこの魔導的な火薬は呪甲装兵が使う武装や攻城兵器の弾薬に使う素材」
八夏「お高い爆薬を使ったということですな。ちょっとした野盗が持っているレベルではない?」
DM「持っているかもだけど、高いから気楽に使うものではない。軍隊はこれを使って攻城兵器とかの弾にする。通常は外部からの魔力干渉で簡単に爆発はしないように、(それなりに)魔力を遮断する素材で覆った状態で保管するのが普通」
モニカ「規模が大きい可能性がある……」
アルブレヒト「これは、魔導爆薬による破壊だ」
八夏「なんと……」
DM「で、お兄様は〈知識:建築〉も高かったから、予め構造材に火薬が仕込まれていたんだと思った」
アルブレヒト「建材の中に埋め込まれていたか」
八夏「奴らが笛を吹いたのはこの為ですか、アルブレヒト殿。わざわざ退路を断つと」
アルブレヒト「奥へ来いと言っているのか……」
八夏「しかしそうなるとダスティは……」
アルブレヒト「瓦礫にディテクト・マジックをしてもそれっぽい反応はない」
DM「魔導パウダーがキラキラ~っと(笑) 少なくとも、見覚えのあるマジックアイテムの反応はないね」
アルブレヒト「少なくとも、この瓦礫の下にダスティは居なさそうだ。ダスティは出ていったのかもしれない」
八夏「そうだということを信じたい」
アルブレヒト「まあ戦闘中にダスティが何をしていたか、わからないからね(笑)」
八夏「仕方ありません、それでは戻るしかないですね」
DM「ずんずんずーん」

 別にDMとダスティのやり取りを目の前でやってて、皆知らないふりしているわけではなく、マジで知らない。

 Don't give up justice, I want to get truth! なぜかパーティーで一番マジックアイテム持ちがダスティである。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 前回のリプレイの引きとしては『え? ほんとにクラウス死んだ?』という感じですが、クラウスはマジで死にました。
 プレイヤーとしてもその日のセッションがあそこで終わったもので『え?』って感じでした……。

 アルブレヒトがクラウスの死に淡白なように感じるかもしれません。
 端的に言ってあまり良い関係を築いていなかったという理由ももちろんありますが。
 この世界が封建社会で(家の現状がどうであれ)2人が貴族と従者という関係を保っている以上『家のために戦い、時には死ね』という契約関係にあります。
 アルブレヒトもモニカ同様に戦場に立った経験はあり、そこでも家に仕える多くの兵が命に従って戦い、傷つき倒れていくことを受け入れ、それを是としている世界です。
 名も知らぬ兵の死も、クラウスの死も、アルブレヒトには等価であるべきなのです。

 貴族の傲慢? 心が傷まないのか? 責任を感じはしないのか?
 常に戦いの場にその身を投じ、パーティーの他の誰よりも多くの血を流してきたアルブレヒトには、顧みて自らを恥じる点はこれっぽっちもないでしょう。
 たとえ本人には体を張る気がまったくなかったとしても(笑)


・モニカ
 


・レーグネン
 クラウスのフィジカルで耐えきれなかったか……。モニカ様の悲痛なイラストから、その良心が伝わってきます。読み返すとレーグネンは戦勝神信仰で戦闘経験あるというのを前提としたムーブがたまに抜けてるので、ここはしっかりしていきたい所。そして落とし穴の完全配備っぷりからも伺えますが、この入口のギミックと完全に要塞化されてる模様。もう進むしかない!



・八夏
 モニカ殿の悲痛な表情がつらい(イラスト感謝!)
 実戦経験のない中で初めての仲間の死をどうか乗り越えていって欲しい。

 一方の兄は……うん、さすがぶれないなぁ、この人(笑

 そして、クラウスの死に続き今度はダスティまで行方不明に!?
 アジトにあらかじめ爆破機構を仕込んでおくとは、やはりただの野党にしては手が込んでいるような……


・ダスティ
 なんてことだ、クラウスが……。Yuukiさんが描くモニカの泣き顔から、悲壮感が伝わってきます……。おのれ賊どもめ、許せん! 今回こそは、いいダイス目を出して、この弓矢でバッタバッタと……って、ダスティがいない! どこ? どこにいったの~?

     
7/4      
  グッバイ!異世界転生 #2

 
 表紙だけ見るとコスプレ釣り漫画に見えなくもない(のか

 
 M249の方がデザートイーグルよりも威力あるけど、きっと魔力で威力も変わってるんだろう!!!
 ……と、フィクションではよくライフルやマシンガンよりも「単発だけど威力はデカい」みたいな扱いがされることが多いデザートイーグルですが、所詮ハンドガンなんで長銃身な銃器と比べたらその運動エネルギーは劣るのであった。
 あと鉄砲ぶっ放してるシーンによって 原作者の人とサバゲして温泉行ったことを思い出した(いまさら!?

 
 姫が戦ってることに絆されてすっかり勇者になるつもりでた主人公だが、「自分が死ぬとなったら話は別だ。そんなことするぐらいならお前がそのまま戦ってろ。国が滅ぶのも知ったことか」(とまでは言ってないが)とばかりに「殺されてたまるか! 抵抗するぞ!」となってるわけですが。普通なら「うんうん。自分が死にたくない気持ちはわかる。わかるよ。わかるけど好感を持てるかどうかは別」と、正直良い印象を持てない状態になってたであろう流れなんだけど。
 剣の名前がクトゥルフ神話由来の時点でイエローカードだし、この戦闘機械になるぶりでイエロカード二枚目過ぎて「うぬん。気持ちはわかるよ。これは無理だわ。応援するよ」となる(笑)

 
 でも正直命懸け(周囲への影響も大)の状況でバカなミスするキャラって基本的に好きになれないんだよな……。
 ギャグとして面白くないを通り越して「お前状況わかってんの? 人の話聞けよ」という不快感が。
 既にお前守るためにゴブリンさん死んでんだぞ、と。

 
 グッバイ眼鏡っ娘!!!
 くそっ。本気出す時は眼鏡外す系女子かよ……!! 外さなくたっていいじゃねぇかよ!! 魔法だなんだと存在する作品で「戦闘中は眼鏡が邪魔」とかクソリアリティ要らねーわけでさ!!!!

 
 ファイナルファンタジーⅢじゃねーか!!!
     
  ポーション頼みで生き延びます! #1

 
 関係無いですが、D&Dで攻撃呪文のポーションを使う場合、手榴弾のように投げつけて炸裂とかはしないので、「無理矢理ターゲットに飲ませる」必要があります(笑)
「おらーっ! このショッキング・グラスプのポーションを飲めええええ!!」「ぐぇぇぇぇぇ痺れるぅぅぅぅぅ!!」

 
 明白にローマ時代とか言われちゃうと「人間としてはおおらかだろうけど、現代日本人としては悲惨ってことですよねー。わかりますー」ってなっちゃうやつ(笑)

 
 ローマ時代ってなると、ポーションの中身なんて関係無く「綺麗に透明で加工精度の高いガラス瓶」を売るだけで大儲けできるだろうな(笑)
 てか「どんな効果のポーションでもノーコストでいくらでも作れる」という曖昧な要求でチート能力得てるんで、「一瞬で無敵になるポーション。効果は永続」とかも作れちゃうのかしらねぇ? D&Dにも「非魔法による攻撃に対して無敵になるポーション」とかその手のスゲー効果のポーション色々あったりしたが!

 
 出たーっ! 「嘘は言ってないよ! 嘘はね!」だーっ! 皆「するのは大好きだが、されるのは大嫌い」なやつーっ!!

 あと先日Twitterでも書いてたことなんだけど。余談。
「呪文は効かないが物理なら通用する」といった表現があり、自分も使用してるけど、使う度に「でも魔導理論的な学問が存在して仕組みが理解されている世界設定なら、呪文も『その世界の物理法則』に従っている存在では」と思ってしまう。「あれは○○の魔導術式!?」とか実に物理学してるよなぁって感じで。「リリカルなのは」とか「されど罪人は竜と踊る」とか。TYPE-MOON世界の「魔術」もそうだよな。物理無視が「魔法」で。
 あと例えば呪文に頼らない、単なる「火炎攻撃」とかは完全に「現実にも存在する物理法則による攻撃」なんだけど、こーいうのも「炎に耐性があるので物理攻撃で」って表現になるのよな、と。
 そしてそれでも所謂「運動エネルギー攻撃」よりも「物理攻撃」の方が便利で通じ易いってのはわかる(笑)

 
 全部ドラゴンか。
 ドラゴンが偉大で強い世界なら俺はもうサティスファクションするしかないね(笑顔
 まぁ今後主役の引き立て役に成り下がったら話は別だけどね!!!

 
 あーあーあー(笑)
 いわゆる「便利なファンタジー組織」じゃなくて「リアル寄りの傭兵斡旋所」なタイプの冒険者ギルドだ。
 こういった、権力者相手に金の騙し取りが常態化しているっぽい組織は、物語の中でなら対岸の火事でオッケーだが、TRPGだと「騙して悪いが」警戒で余計な気苦労を背負わされるんで、なるべく遠慮したいやつ。
 これが普通な世界は「人類史的に当然」だけど、多分「おおらかに生きれる世界」ってワードを「現代日本人の感覚で解釈」したとしたら、盛大な誤解に繋がってるであろうやつ。「おおらか(力が伴えば)」な世界!!
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 海自の艦長だった人が描いた本である( ・`ω・´)

 
 そして空自!!
 あと漫画みたいな実話の本。

 
 戦場は地獄だぜー!!!

 
 地獄では、誰もが不幸ですべてが悲惨なのである!!!
 まぁ現実の中世の下層庶民もこんなもんでしたけどね!!

 
 気分はFallout。ヘル・ウェイストランドである。
 栄養価だけしか長所がなく、絶望的に味気なくて飢えた荒くれ者ですら「泥水を啜ってるようだった。もう食べたくない」と弱音を吐く「クリエイト・フード」の呪文で作り出されるオートミールっぽい食べ物ですらご馳走になりそうだが、そもそも呪文で創り出した瞬間に苦くなりそうだな。

 
 完全に「デヴィル・マックス 地獄のデスロード」状態じゃねーか!!!(笑)

 
 我ながら「いつ使うんだよ」状態ながら、この地獄マシーンのフィギュアを持っている。
 マンモスマンがファイアージャイアントとかと同じサイズと思ってくれると、実に巨大なマッスィーンである。

 
 これ絶対「V8を讃えよ!」ってやってるよね!? ねぇ!?

 
 地獄が舞台なだけあってこの本は様々な魔王のデータが掲載されており、それだけでも嬉しくなっちゃう内容だったりするのが。
 中でも最高の脅威度を誇るのがティアマット様である! 控えおろう!! なんか種族がドラゴンじゃなくてフィーンドだけど! 5版だとそうなのね!(笑)
 ってわけで3版と比べたら「脅威度は上昇したが、能力は超絶弱体化」してるわけなものの、これはまぁ3版と5版のゲームデザインの違いによるところが極めてヒュージ。5版はシンプルなゲームになっているんで、一番複雑な3版で行えたようなエゲツないことが殆どできないのね。てか3版のティアマットは呪文能力が極めて高かったので、それが失われてるだけでも厄介さは1/10以下ってものである。
 なお、ワダツミがD&Dのモンスターの強さを語る時は、原則「全シリーズで最も強いデータ」を前提に語っているのでそのつもりでいて欲しい( ・`ω・´)

 
 キングギドラは怪獣造形の最高峰の一つであることを強く主張したいワダツミです。こんにちは。

 
 俺がヒドラというモンスターが好きなのも、絶対先にキングギドラが好きだからだと思っている(笑)
 この由来を子供の頃に知ってるわけがないけど!!

 
 不思議と戦ってる姿を全く思い出せない怪獣がいたりするけど気のせい気のせい。
 ワクワク感は凄いんだよ、マジで!!!

 
 ファイナルウォーズを観に行った時はマジでー「ここまでは最高の映画だったが、なんだよモンスターXって。これが最後のゴジラ映画だってんならギドラだろ。キングギドラ出せよ。肩の部分に顔があるっぽいデザインがギドラ要素で納得しろと言われてんのかこれー」と思いながら観ててのカイザーギドラはマジで大興奮した(笑)
 まぁデザイン的には前足の無いワイヴァーンタイプの方が好みではあるんだが、それはそれこれはこれ。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター17

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


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 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

レーグネン「じゃあ次、敵のターンですか」
DM「じゃあクラウスに射つかね。でもクラウスまだ伏せてっから当たんねーんだよな。モニカかな」

 また何度もダイスを振る音が響く。

DM「6、4、7、8、6、4、11、あ、19。クロスボウだからクリティカル・ロール……が、当然外れ。でもダメージダイスで最大値の8点だ。んで終わり」
モニカ「痛い」
レーグネン「初ダメージでございます」
クラウス「次レーグネン」
アルブレヒト「まずは絡みつかているのを、何とかしたほうが良いのでは」
レーグネン「エンラージ・パースンをかけて貰った後のほうが」
アルブレヒト「後にされてもエンラージ・パースンは詠唱に1全ラウンド必要な呪文なので、どの道効果が出るのは次のラウンドなのだよ」
レーグネン「じゃあ、がんばります。15」
DM「ダメー。次」
クラウス「じゃあ、跳んで、[硬直]なんのそので斬りかかります。ここを跳んで敵の真上に」
DM「敵の真上は[軽業]判定しないと抜けられないねー。完全に空飛んでるなら別だけど(笑)」

 
クラウス「[軽業]……持ってないです。じゃあまたこいつを峰打ち。14」
DM「はい倒れた」
モニカ「こいつケガしてたから」
アルブレヒト「でも大きな一歩だ」
DM「まずは1体! 次」
八夏「即応スロットに弓を戻して、後ろに戻りつつさっき落としたのをしゃがんで拾って、終わり」
ダスティ「じゃあ次、射ちます……ダメです。さっきから全然出ないなあ」
レーグネン「モニカ様」
モニカ「あぁ……モニカもやれることがないんだけどなあ」
DM「殴りこみましょうよ」
モニカ「どうやって?」
DM「こっちに道あんじゃん」

 どう見ても落とし穴がスタンバイしてそうな狭いルートへ誘うDM。

モニカ「えー、どう考えてもさあ」
DM「(笑)」
モニカ「行きますよ、じゃあ」
八夏「いやいやいや」
モニカ「だって行かないともう、どこにも行けないもん!」

 モニカ、意を決してフィギュアを動かす。

DM「じゃあ反応セーヴ(笑)」
モニカ「はい。はぁ……19」
DM「セーヴは成功。どうしますか、飛び込みますか、飛び退きますか?」
モニカ「あー待って。無理無理(フィギュアを戻す)」
DM「飛び退いた(笑) 次の方」
クラウス「アルブレヒト様」
アルブレヒト「よしエンラージ・パースンの詠唱開始だ」
DM「カイザードアルザードキスクハンセ……。はい次」
クラウス「敵」
DM「クラウス。7点」
クラウス「いてー」
DM「外れ。奴は今[硬直]状態。当たり易くなっている。2点……4点……外れ。終わり」
クラウス「レーグネン」
レーグネン「プラスが、いくつ?(ダイスを振りつつ)」
アルブレヒト「いや、今なら行動を遅らせれば大きくなって脱出が出来るよ」
レーグネン「あー、まだか。でももう振っちゃったからな。失敗ぃ」
DM「振ってしまったのはさすがにな。宣言までなら許すけど(笑)」
クラウス「じゃあ次、攻撃します。峰打ちです。14」
DM「当たるぅ」
クラウス「3ダメージ」
DM「はい。次」
八夏「じゃあ立ち上がって、後ろを警戒。エンド」
ダスティ「防御専念とかしないでいいですか?」
八夏「そうですね。一応、防御専念します」

 飛び道具なのでそもそも機会攻撃範囲を持たないダスティの「良かれと思って」ではあったものの、防御専念すると機会攻撃出来なくなるんで、一長一短です。
 特に八夏はリーチウェポンの大身槍使いという「間合いを活かしての機会攻撃能力の高さが長所の一つ」なアタッカーなので、自らその長所を捨てたことになります。もちろん結果オーライの可能性もあるけれど。

ダスティ「射ちます……さっきから全然……ひどいなあ、9」
DM「この状況で最も強力なダメージディーラーなはずなんだが、ダイス運がどうしようもないな。実に当たんない」
モニカ「モニカ。助走をつけたいから下がる。はい」
アルブレヒト「立ち上がって、1、2、3、4……」

 アルブレヒト、八夏の後ろぐらいまで下がる。

モニカ「敵」
DM「うーん。グリッターダストあと何ラウンド?」
アルブレヒト「4ラウンドだから……今のアルブレヒトの手番で切れた」
DM「よし! 5フィートステップして、クラウスに射つぞ。まあ袋叩き状態なんで、幾らかは当たるだろう……おっ当たったか? ACいくつだっけ? 21だっけ?」
モニカ「21ですよ」
DM「当たんねーよ、バーカ。次……当たったー。ダイス目19なら当たる。そしてクリティカル・ロールは当然外れる。8点。外れ。当たり……2点。しょっぱい」
モニカ「クラウスが死んじゃう」
敵兵「困ったなあ。あいつウザイなあ。まあしょうがない、遮蔽あるけど射つしかないな」

 ちゃんとロールプレイしろ、DM。

DM「モニカを攻撃する。おっ……と、ダメだよ。クリティカル・ロールだけど遮蔽があるから当たんねーよ。22が当たらないとか射つ意味あるのか状態だ。全部外れ。終わり(笑)」

 なお、DMは割と意識的にこういった悪態を吐いてる面もあります。これは「シナリオ上の難敵に苦戦する印象の方が強くなりがちだけど、プレイヤー達は普通に考えたら十分強い存在なんだよ」といった認識を持って貰いたいからって気持ちがあるからだったり。
 まぁもっとロールプレイで言わせたほうが良いことは間違いないが(笑)

モニカ「レーグネン」
レーグネン「レーグネン、エンラージ・パースン、パワー! あーダイス目がしょぼい。うーんターンエンド。次クラウス」
クラウス「クリティカル・ロール!」
レーグネン「クリティカル峰打ち!」
クラウス「18だけど当たる?」
DM「当たります」
クラウス「8点」
DM「[満身創痍]状態」
アルブレヒト「あっ! 確か[満身創痍]じゃなくて、[よろめき]状態では」
DM「ああそんなレアな」

[満身創痍]状態:HP0またはHPがマイナスだが容態安定状態であり、意識がある状態。1回の標準アクションか1回の移動相当アクション(移動する際は移動速度半分)を行うことができる。標準アクション後、HPが0以下ならば1ダメージを受け、瀕死状態となる。

[よろめき]状態:非致傷ダメージでHPがちょうど0の状態。1回の標準アクションか1回の移動アクションのどちらかしか行えない。

アルブレヒト「だいたい一緒か」
DM「でも攻撃出来るんだなぁ」
アルブレヒト「アクションしてもダメージ貰わないやつだよね」
DM「攻撃しても昏倒しない」
アルブレヒト「結局意味無いか」
DM「で、次は」
ダスティ「八夏」
アルブレヒト「八夏はあれか……」
八夏「何か?」
アルブレヒト「10フィートを越えられないので、エンラージしてもどうにもならないので」
八夏「じゃあこのまま防御専念」
DM「八夏はあれだけ戦闘マシンなのに、ほとんど戦闘で活躍させて貰えないな……ジャンプですよ」
八夏「ジャンプですか……」
ダスティ「射ちます……ホント当たんない。さっきからダイス目が5以上出ない」
モニカ「じゃあジャンプします」
DM「目標値10だね」
モニカ「ヤベ、AP使います」
DM「3か(笑)」
モニカ「あっ、3じゃAP使っても駄目か」
DM「D6で7以上(笑)」
モニカ「あ、ちょっと待って、じゃあ振り直しにAP使います」
DM「20! 極端。まあ落ちましたけど」
モニカ「落ちたの!?」
DM「着地点にズボー(笑)」

 
レーグネン「ヤバいな。クラウスに視界入ってるクローズ・ウーンズ使いが1人もいない」
モニカ「そうなんですよ」
アルブレヒト「ヒーラーが全員落ちた」
DM「次」
レーグネン「アルブレヒト」

 アルブレヒト悩んでいる。

アルブレヒト「そうか。いやーでも今更だなー……よし、エンラージ・パースンだ、八夏に」
八夏「するんですか?」
アルブレヒト「する」
DM「した。次」
八夏「敵」
DM「よし、がんばろう。がんばろうモブ。5フィートステップ、射つ。当たんない。20、クリティカルロール。無理。1点。しょっぺー。はずれ。はずれ。当たらん。当たらん。当たらん。終わり」
レーグネン「レーグネン。えー、[絡みつき]脱出判定……1」
DM「(笑)」
レーグネン「ハイ、次どうぞ……いや、AP振ろうか、あーでもファンブルだからな」
DM「ファンブルはダメだ……いや、脱出ロールにファンブルは無いけど1はAP不可だ(笑)」
レーグネン「もう、さすがにちょっと悪いんでAP……ハイ終わり」
DM「(笑)」
八夏「祟られてる(笑)」
モニカ「次クラウス」
クラウス「当たった」
DM「ボテッ。敵、倒れた。じゃあ次八夏」
八夏「エンラージ・パースンは……」
DM「もうかけて貰ってるから、あとはアルブレヒトのターンさえ来れば移動先で大きくなれるよ。問題はあの穴をどうやって突破するかなんだけど」
アルブレヒト「もう落ちて登ればいいんじゃないか(笑)」
DM「あの穴の中にエンラージした2人が落ちて大変なことになったらもう……大変だよ。脱出どころじゃなくなるよ」
アルブレヒト「レーグネンが支えて『俺の上を通れ』ってやれば、もしかしたらピョンピョンっていけるかもしれない」
レーグネン「だが絡みつかれてます」
アルブレヒト「そっかー」
DM「次」
ダスティ「ではまた撃ちます。峰打ちと遮蔽で-8喰らっているから11……また当たらない」
アルブレヒト「-8喰らってるとね。そうそう当たるもんじゃないよね」
DM「敵のACもしょぼいんで、ここまで当たらないのはダイス目の問題だな(笑) まぁ武器持ち替えて突っ込んだ方が当たりはするだろうけど。斥候は近接戦闘が苦手なこともないんで、この状況だとダスティは十分戦える」
ダスティ「だったらダスティがあの剣を借りて突っ込むという手はある?」
DM「ダスティはロングソードに習熟していない」
ダスティ「あ、そっか」
DM「それでもだいぶマシだけどね。-4乗るだけだから。武器で+3されるし」
レーグネン「あとエンラージで武器が大型サイズなんで」
DM「いや、手離せば小さくなるよ」
モニカ「じゃあモニカ、登る。目標値は?」
DM「目標値は秘密です」

 モニカ、ダイス振る。

DM「うーん、そういうレベルじゃなかった。次」

 アルブレヒト悩んで

アルブレヒト「フローディング・ディスクを、ここ(落とし穴のところ)にこう停止させれば」
DM「足場には出来るね。お兄様が自分でそこにいけばね」
アルブレヒト「そうすると、俺が穴を越えなければいけないのか」
DM「いや、ここに立って、尻をこっち(敵のほう)に向ければOK」

 俺はDMだ~。君の~仲間だ~。
 これ厳密にはフローティング・ディスクって「キャラの後方に追従する呪文」ではなくて、「キャラの軸線に追従する呪文」なので方向関係無い。つまり一度アルブレヒトが穴を通り過ぎて引き返してこないとこの配置できなかったりする(笑)
 だからTRPG部の皆、今後は同じことしようとしてもダメだからな! 不正な処理ですって言われるぞ!!

アルブレヒト「よし、それだ! 以上」
八夏「次、敵」
DM「じゃあクラウスへ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるなのだぁ!!(ダイスじゃらじゃら) ……あ、これクラウス死んだんじゃね?」
レーグネン「なにぃ!? クローズ・ウーンズの視界外!!!!」
DM「2発入って13ダメージ。クローズ・ウーンズしようにもモニカとレーグネンは穴の中。そしてこれで[伏せ]状態になったクラウスは今後バリケードの影なので、仲間の多くから死角に」
アルブレヒト「やめて! トドメの一撃を[昏倒]状態のクラウスが受けたら、即死な上に死体損壊状態にまでなっちゃう! お願い、死なないでクラウス! あんたが今ここで倒れたら、アルブレヒトやモニカの面倒を誰が見るの? ……いや、お前執事らしい仕事してなかったな
レーグネン「ライフはまだ残ってる!! ここを耐えれば、まだ助かるんだから!!  振ります!!! 17。脱出した! なので一応、穴の縁に手だけ伸ばして終わりです」

  イラスト:★Yuuki
DM「デュエルスタンバイ!!」
八夏「耐えてくれクラウス君!!」
クラウス(出血ロール)

 攻撃によってHPが0を割ったキャラは[昏倒]状態に陥るわけですが、割とこれまでは瞬時に衛生兵の治療を受けていたので説明するチャンスが無かった。ゆえに説明せねばなるまい!!
 ターンが回ってきた[昏倒]状態なキャラのプレイヤーはまず10%の確率で成功する「気合で止血判定」を行い、それに失敗したら1D4-2の出血ダメージを受けます。つまり最大2ダメージ、最低0ダメージ。そしてこのダメージは「仲間に教えるの禁止」です。とどのつまり「仲間達がHP1単位で正確に出血多量で死ぬまでのカウンティングするの禁止」ということです。「まだHP-4だから当分平気だ。ほっとこう」とか野暮なことするなよ、と。
 まぁそれでも「APを使えば気合で止血が自動成功する」ので、マジで出血多量で死ぬことは殆どないわけなのだが。それも「APあるから大丈夫だろう。ほっとこう」なんてメタなムーヴはしないでね、と。

DM「はい。次は?」
八夏「はい。アルブレヒト様、何か策があるんですよね」
アルブレヒト「うん」
八夏「では待った方がいい?」
アルブレヒト「そうだな。俺のあとの方が」
八夏「じゃあ次に」
ダスティ「じゃあ、またこいつ撃ちます……当たりません」
モニカ「登りまーす(コロリ)」
DM「これは登れたんじゃないかな。達成値いくつ?」
モニカ「えー、〈登攀〉ですよね0。なので19」
DM「じゃあ無理だわ」
モニカ「えー、じゃあAP使うー」
DM「はい。使った。1振っても大丈夫。登った」
モニカ「はい」

 やはりAP。APは全てを解決する。
 瞬間的にレベルを1D6分(判定内容によってはそれ以上に)上昇させるに等しいわけで、使い所を間違わなければその威力たるや劇的である。
 なお、公式的には「エベロン」という世界設定固有のルールなので、汎用的なD&Dデータ上ではゲームバランスに勘定されていない。
 なので例えば「セーヴに失敗するとスゲェヤバい能力なんだが、連発出来るわけじゃない能力持ちの敵」なんかは、データ上の脅威度に対して実際の脅威度は大きく低下することになる。「ダイス目の下振れの多くをAPで帳消し」出来てしまうゆえに。無論戦闘に限らず「確率的にそう起きないんだが、たまに不幸が重なるとヤバいタイプの障害」相手も同様である。
 しかしそんな的確に使えたら苦労はしないのであり、現実としては「失敗しても大したことないセーヴにはついつい使ってしまい、落としたら深刻なケースでは何故か使わない」なんてことは日常茶飯事。DMとしても「的確にAP使えば対処可能な障害」なんてのは間違っても用意してはいけないと心に誓っている。「AP使えば実に危なげなく倒せるだろうなコイツ」とかはあるけど、APの使用を前提としたシナリオは組まない。

 それはさておき、実はこのシーンを厳密に処理すると、モニカが「なので19」とDMに申告した時点でAPは使えません。APはあくまで「結果が出る前に使うかどうか宣言できる能力」なのです。が、今回はDMがモニカのダイス目(19)だけ見て「登れたんじゃね?」と言ってるんで、当然追いAPオッケーです。何の問題もありません。ピンチの時はDMが露骨に仲間になるエフェクトってやつです。

 そんなわけで通常だと「成功しそうなのか失敗しそうなのかを判断するのはあくまでプレイヤー」。この「読み」はプレイ経験から来る「大体の目星」、「他のプレイヤーが同様の判定をしていた時、幾つで成功していたのか情報の蓄積」、そして「〈技能〉判定ルールへの理解」が物を言うようになるわけですね。ただその辺は初心者に独力でなんとかしろなんて無茶は要求はせず、仲間に「どう思う?」と聞いていいわけです。もちろんDMに「キャラの目で見て判断できる範囲だと、幾つくらいになります?」と聞いたっていい(熟練者だって当然OK)。ルールの説明してる時は思考時間の砂時計も停まります。
 が、努力目標としては「他人の行動は自分には関係無い」とならずに、「ボスに対して、パーティー全体の攻撃はAC幾つまで命中してたか」とか「この障害を越える時の難易度、仲間が挑戦してた時は幾つだったか」なんてのはなるべくメモったりしておくと、同じことを自分がする際に「これどうやるんです?」となって、再び同じ説明が始まるなんてケースを減らせるのでした。もちろんもちろんもちろん「聞いてたけどよくわらかんかった」は全然オッケーです。何度でも説明します。「自分に関係無いと思って気にしてませんでした」はなるべく避けたいだけで。冒険中の出来事で「あなたに関係が無いこと」なんてのはぶっちゃけ無いわけであるからして。
 つまるところ、頻繁にスマホ眺めてソシャゲ操作している様子がリプレイ用に回しているカメラに終始撮影されまくってる&プレイングで「この人、話聞いてないなー。発言も少ないなー」って印象がどうにもあるプレイヤーが居たりするんで気を付けてね、と(笑)

 で、モニカは右側のバリケードが途切れたところに出現。

八夏「お! 越えてきた。人知れず」
DM「デーデン(笑)」
モニカ「でもライト無いんで、このへん(敵がいるあたり)見えないですよね」
DM「ダンシング・ライツで割と見えてる。でもクラウスがぶっ倒れてるのはバリケードに隠れてて見えない」
レーグネン「じゃあアルブレヒト様」
DM「じゃあアルブレヒトがフローティング・ディスク使って行ってください」
アルブレヒト「で、伏せる」
DM「今日はよく土下座しますね。アルブレヒト様」
八夏「一体何をしたんですか」
アルブレヒト「俺の後ろに、こういう」
八夏「ホップ、ステップ、ジャンプが出来る?」
DM「はいアルブレヒト、フローティング・ディスク」

 
 フローティング・ディスクのミニチュアを意気揚々と持ち出すDM。

DM「……あれ? 穴の上? ……ええとフローティング・ディスクって術者と水平に空飛ぶようになってるんでよかったんだよな?(最初にお兄様が使うと言い出した時点で、そうだと思い込んでいた)」
アルブレヒト「えー……『常に地上3フィート』って書いてある」
DM「……てことは落ちていくね、穴の下に」
アルブレヒト「ああああああ」
レーグネン「いやでも、そこはまだ落とし穴が開いてないんで」
アルブレヒト「なるほど」
DM「そっか確かに。良かった」

 なお、このときは既にDM発言としてプランに太鼓判を押していた責任を取る必要もあるし、パーティーを助けたい気持ちも強かったので認めているのだが、「落とし穴の上蓋」はこのシナリオ限りの裁定で、次のシナリオ以降や別のキャンペーンで今後「地上」と看做されることは無いであろうことをこの場を借りてTRPG部員の諸君には宣言しておきたい(笑)
 今後の「地上」の定義は「術者の自重を支えられる足場」とさせて頂く所存。流石に「建物の2階(とか船の上)なので、ここは地上じゃないです」とかいってマジで地べたの上でしかフローティング・ディスクは使えません、なんてことは無い。

八夏「では私が全力移動でホップ・ステップ・ジャンプをすればいいわけだ」
アルブレヒト「『ここに足場がある。これを越えていけ』あとは5フィートの段差をなんとかしてくれ」
八夏「えーと、5以上を出せば。ホップ、ステップ、5以上!」
DM「5! 危ねえなおい」

 
八夏「これでおしまいかな。あとはまあ、モニカ様がこれから敵の裏に回るだろうし、レーグネンも這い上がってきて……」
DM「そうだね。敵は[昏倒]しているクラウスにトドメを刺し、逃げ出し始めるよ。そしてモニカとレーグネンのクローズ・ウーンズは依然として視界外だ」

 Don't give up justice, I want to get truth! 第5回終了!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
『今回』……次回予告ですらない! ……あぁ。
 この時点では本当に死ぬなんて思ってもいなかったんだ……。

 落とし穴による分断でパーティーが機能していない状態で、唯一動けた軽戦士のクラウスが単騎突入を余儀なくされ、しかも手加減縛り。
 援護も重装組の突入も思うようにならず……という結果。

 今振り返れば、早々レーグネンが落ちた時点で仕切り直すべきとか、せめてクラウスを早めに引かせる決断をしておけば……とは思うものの。
 これも前のシナリオと同様に限界点を超えても戦い続けてしまった結果。
 ほんと、上手くいっていないときは、なんとかしよう、なんとかしなくてはとあせって前のめりに突っ込んでしまうのだけど、一時撤退するという選択をきちんと意識しなくてはならないとつくづく考えさせられた。

 こうして書き起こして振り返るのって本当に大事な機会だと思う。
 これらの戦訓を次に活かせれば、本当に言うことなしなのだけれど。



・モニカ



・レーグネン
 クラウス……! 次回まで持たなかった……。前線を作れないまま突出した結果と言えばそうなのですが。ヒーラー兼タンク兼メインアタッカー(武器的に)としては、ダイス目に嫌われつつも、もがいてるだけで終わったので、まったく面目ないです。


・八夏
 ようやく穴を超えたのに時すでに遅し……クラウス――――!!
 よく見ると再現イラストではなく、きっちり「今回」になってる芸の細かさ。
 これが「次回」だったら生存できたのに(オイ

 それはそれとして、限定特別ルールによるホップステップジャンプ、成功してよかった。
 ミスっていたらもっとひどいことに(汗


・ダスティ
 チャプター5の後半は、本当こればっかり言ってるけど、「戦闘になるとダイス目が悪い!!! 本当どうしようもなく悪い!!!」。確かにペナルティが厳しいとはいえ、1発ぐらい当たっても良さそうなものなのに……。今回の主戦力のレーグネンも、ダイス目が悪くて穴からなかなか出てこれないし、後ろから何かが迫ってきてるっぽいし、かなりピンチなのでは? 
 そんな中、ダンシング・ライツ、グリッターダスト、エンラージ・パースン、フローティング・ディスクと、アルブレヒトの魔法のサポートが光る! 今回はほかにもスリープ、フライ、ディテクト・シークレット・ドアーズと、いろんな魔法を使って成果をあげてますね。すごい!
 そして輝いているキャラがもう1人。前線にたって孤軍奮闘しているクラウス! ほかの前衛キャラが落とし穴に苦戦して、なかなか敵に近づけない中、1人、また1人と敵を倒していく。かっこいいぞクラウス! と、思っていたら……えっ……そんな……いやいやいや嘘でしょ! 今回ばかりはYuukiさんのイラストが、よく描けているけど、よく描けているだけにきついっていうか……クラウス、死なないでーっ!!!
     
7/1
  グッバイ! 異世界転生 #1

 
 表紙に居ない幼馴染がとんでもねー巨乳です。

 
 異世界から姫が出向いて勇者を呼びに来たと。
 いきなり問答無用の転生じゃなくて、前置きあるタイプね。ラムネ&40ね(古い
 そしてサービス精神も旺盛な尽くすタイプっぽい姫と。

 
 ってえええええええええええ!?
 そりゃ問答無用じゃなくて、状況説明した上で主人公は異世界転生にOKしてますけど!!
「異世界召喚じゃなくて異世界転生なんで死ね」は実に「嘘は吐いてない。勘違いしたのはそっちの勝手」で、読んでるこっちとしても気持ちよく奇襲された(笑)
 で、勇者という強力な戦力の出現を阻止するために、魔王サイドが必死に護衛する話と。
 この場合「それでも姫が悪いわけでもないだろうし、魔王が悪くないと言われても困るしなぁ」って意味で「どっちを応援するかと言われたらやっぱり姫か……」と思ったわけですが。

 
 あーあーあーあー。駄目ですこれは。これは駄目です。
 王家の宝剣の名前が完全にクトゥルフ神話。これは剣呑過ぎてまともな国をイメージできません(笑)

 
 各種族からより優られた勇者たちによる精鋭部隊で12人。
 ラストハルマゲドンを彷彿する展開だなぁ。まぁ偶然だろうけど。

 
 ラストハルマゲドンじゃねーか!!!
 ……いやいや、よくある構図だからたまたま一致しただけって思うほうが順当。妥当。何でも関係あるとこじつけて考えたがるのがオタクの悪い癖だぞ。

 
 ラストハルマゲドンじゃねーか!!!
 メンバーほぼ同じ!! スフィンクスがキマイラ、ジャイアント・スネークがラミアになってるけどそれもコンパチ感あるし!!
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 粉&粉。
 俺はこれで筋肉と美味しさを手に入れる……!!!!

 
 ババババババババババットマァァァァァァァン!!!
 ジョーカーはこの世から眼鏡っ娘を消した大悪人なのだということは繰り返し主張していきたい。
 真ん中と右の本の女性は同一人物だから……だから……って15歳?
 なるほど。右のは彼女がもっと幼いうちからクレイジーにぶっ壊れていた場合な世界線なのか(笑)

 
 D&Dの地獄の一丁目の名前がアヴェルヌス!!!
 デヴィルとデーモンが延々と行っている流血戦争で一度たりとも陥落したことがない、難攻不落の地獄戦域を舞台にしたシナリオだ!!!
 パラッと眺めたらティアマットのデータ載ってて大興奮した。

 
 大垣、次のキャンプ地は無人島だぞ!!!
 ボードゲームご無沙汰過ぎてやべーよ。早く遊びたいぃぃぃぃぃぃ!!!!


 プレゼントゲームをプレイコーナー
 ブリガンダインという名前なんだけど明らかにプレートメイルなデザインなことが気になるゲーム(そこなのか
 ファイアーエムブレムで「直刀だけどファルシオン」「投槍だけどグラディウス」「斧だけどオートクレール」も思い出す(笑)

 
 デュランダルが氷属性……ここはリリカルなのは世界なのか?(違
 あとグングニルが雷属性だったんで、「トールの神性も取り込んだのか?」となった。

 
 中盤を征した主力部隊。
 主人公部隊はエンシェントドラゴン、ミスリルゴーレム、リッチが揃ったのでチーム「流星、落ちるとき」と脳内呼称していた。
 元ネタは旧ソード・ワールドの最高レベルシナリオで、「戦ってクリア」を目指そうものなら「GMが露骨な手加減」が必要であり、そうでないなら「超極端に幸運なダイス目の偏りが延々と続く」か「GMが力量不足で超高レベルの敵を扱いきれない」か「マンチキンなプレイにGMが無策」なんだろうってくらいのヤバいシナリオ。

 
 エンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンとエンシェントドラゴンだ!!
 敵の首都をエンシェントドラゴンを押し並べて蹂躙!! 圧倒的蹂躙……!!!

 
 一列に並んだエンシェントドラゴンが次々とブレスをお見舞いする。相手は死ぬ。

 
 あと戦端は基本的に眼鏡っ娘が敵の前衛密集地点にメテオをお見舞いすることから始まる。
 隕石の後にドラゴンブレスの連射……!! 戦闘は火力!!!

 とまぁエンシェントドラゴンが強いのでご機嫌なんだけど、このドラゴン「翼が無いから地べたを這いずる回るしかない」んだよな。呪文も使えないし。つまり所詮は火を噴くでっかいトカゲである(ゲームバランスを無視した病的発言
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター16

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


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 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

クラウス「ではモニカ」
レーグネン「モニゴー!」
モニカ「モニカはゴーが出来ないな」
レーグネン「じゃあ、とりあえずダスティを」
モニカ「ダスティをなんとかしたいんですけど」
ダスティ「まあ、下がりますよ一度」
モニカ「ダスティは下がるんですね。じゃあ、モニカはダスティの後ろにします。『ダスティ下がってください』」
レーグネン「えーとレーグネンは『穴の中は、絡みついてくる縄のようなものが。身動きがとれん。広さはよくわからん』」
DM「がんばれ筋力判定。もしくは〈脱出術〉」
レーグネン「筋力判定……ああ、もういいです」

 ダイス目お察しな声の力無さ(笑)

レーグネン「6でーす(笑)」
モニカ「次はクラウス」
レーグネン「2マスジャンプだ!」
クラウス「ジャンプする?」
レーグネン「いや、煽っておいて穴に落ちたら何も言えないんで(笑)」
ダスティ「横を走り抜けるとか」
クラウス「横?」
ダスティ「ジャンプしてそこに穴があって落ちるよりは、走って行った方が穴があったときに飛び退けるから」
クラウス「じゃあ、1、ここは穴だと思うんでジャンプして、2、3、4、5、6、7、8」

 クラウス、敵の近くまで無事到達!

クラウス「じゃあ、峰討ち攻撃です」
DM「はい。じゃあ-8で」
アルブレヒト「ちょっと待って。さっき投げたよね」
クラウス「あ、そうだ。ブレード作って終わりです。じゃあ次」
八夏「明かりが出来たから、私でも見える」
DM「私にも敵が見える! 〈隠れ身〉の処理はもう面倒くさいんでいいです(笑)」
八夏「じゃあ射ちます」
DM「君はどれを射っても遮蔽だね。仲間と壁が絶妙に全てを覆いつくしている。-8だね」
八夏「じゃあ、とりあえず傷ついている奴に峰打ち攻撃を……3でどうしろと」
DM「はい次」
ダスティ「じゃあ、ここに下がります」
モニカ「ダスティを回復しましょう。22回復です」
ダスティ「ありがとうございます」
クラウス「アルブレヒト様」
DM「もっと来いよ!(笑)」
アルブレヒト「うーん」
ダスティ「アルブレヒトも、そこだと見えちゃっているので、その位置にはいないほうがいいのでは?」
八夏「また伏せますか?」
アルブレヒト「ここに張り付いていれば見えないのでは」

 と、アルブレヒトのフィギュアを通路の壁にピッタリくっつける。

レーグネン「1人ぐらいですかね。見えるのは」
DM「割とね、しょうがないことなんだけど、魔導師が敵の射線を回避=相手を見ないってことで、テレパシーで戦況を把握し過ぎなプレイは自重する感じにしてくれれば」
アルブレヒト「しょうがない。ここ(敵が密集しているところ)にグリッターダスト」
DM「セーヴ4回!」
アルブレヒト「そして伏せる」
クラウス「で、敵のターン」
DM「じゃあ、誰のかは知らないが、ボオーっていう大きな角笛のような音を聞きました。皆さん〈聞き耳〉をしてください」
アルブレヒト「これは角笛の音だ」
ダスティ「28」
八夏「11」
レーグネン「4」
モニカ「21」
アルブレヒト「21」
DM「20超えたらわかる。君達が進んできた方向、つまり背後からバターンって音がした」
モニカ「ヤバー」
八夏「何かがくる!」
ダスティ「それは開いた音? それとも閉まった音?」
DM「バターンという音がした」
ダスティ「28でもわからない?」
DM「ちなみに〈聞き耳〉は音源から10フィート離れる度に難易度が1上がります。さて君達はどのくらい移動してきたでしょう」
ダスティ「はい」
DM「というわけです。さてクラウスに射つか。ACいくつ?」
クラウス「21」
DM「21! はあ、21とかふざけんなよ……と敵は思うことでしょう。うーん1発当たって6点。(何度か振って)18くりゃ当たるんだよ。よし8点。あとは全部ハズレー! 終わり! 終了!」
レーグネン「なんとか、私かモニカ様を前線に出したい」
ダスティ「ただ、後ろも気になるっちゃ気になるんですよね」

 DM、健在組の次にグリッターダストを喰らった4人の処理をするの巻。

DM「4回振って、成功したのが2個目に振ったやつなのね。じゃ1人は視力が生きているので。お、18! 6点」
クラウス「痛い。結構減ってしまった」
DM「次」
レーグネン「筋力判定17」
DM「おっ! 脱出成功。でもまだ穴には落ちてる」
レーグネン「この穴って深さは」
DM「10フィート」
レーグネン「とりあえず、目の前は開けてます?」
DM「開けてる。目の前っていうかここだね穴」

 と、4マス分の落とし穴の位置を示す。

レーグネン「『抜けたぞ。どうやらこの穴は落ちたところよりは広いようだ』と、剣を鞘に納めます」
DM「次」
クラウス「じゃあ移動、峰打ちで斬りかかります」
DM「まずバリケードに登っておくんなまし」
クラウス「じゃ〈跳躍〉で飛び乗って斬りかかります」

 と、クラウスはフィギュアをバリケードの上にのせる。

レーグネン「かっこいい。ピョーンって」
クラウス「20」
DM「じゃあ大丈夫。崩れやすくわざと積んであった荷が倒れたけど、君は持ち堪えた……けど、前に飛ぶか後ろ飛ぶか選んで」
クラウス「前にとんだらどこに」
DM「敵のマスに入る」
クラウス「そのまま攻撃は」
DM「出来るけど、お互いに窮屈扱い。なのでクラウスは次に敵の攻撃を喰らうときに[硬直]状態になる」

 この[硬直]状態に陥ると、敏捷度ボーナスを喪失した扱いになります。
 別に麻痺しているわけじゃないんだけど、身のこなしに頼れない状態に相当します。これが「完全に身動きが取れない[麻痺]状態」とかになると「敏捷度が0」扱いとなり、敏捷度ボーナスが0になるどころか-5ペナルティが乗ります。
 とどのつまり何が言いたいかというと、重装鎧を着ておらず身のこなしでACを稼いでいるクラウスに刺さる。

クラウス「やだね、じゃあ。バックステップで戻ったら、こっちの前の障壁は無くなっている?」
DM「いや崩れているんで、高さは減ったけどある」
クラウス「あー。じゃあ後ろに跳んで、今回は」

 
DM「はい。じゃあ穴に落ちました」
クラウス「えー!」
レーグネン「恐ろしい罠だ」
八夏「ひっど!」
クラウス「さすがにこの人数で[硬直]するとなあ」
DM「次の方」
八夏「どうしようかな? 後ろから来るのがこわいから後ろに行こうと思ったけど、前がいなくなっちゃったからなあ……。どうするか。結局、崩れて不整地になっても遮蔽は残っている?」
DM「いや、遮蔽は無いです」
八夏「じゃ、峰打ちでいきます。これで-6になっているから」
DM「いや、-4だよ」
八夏「12」
DM「はずれ。次」
クラウス「モニカ」
モニカ「はい、マジック・ウェポンで……」
クラウス「モニカ、落とし穴を跳び越えられるんじゃあ」
モニカ「ダッシュ出来るんですか? 窮屈になりますよね」
DM「いや、そもそも20フィートの助走がないから……あ、いや、ちゃんと動けてる仲間は邪魔にならないからいけるね」
モニカ「あ、そうなんだ。……じゃあジャンプする」
DM「大丈夫? モニカ本当に大丈夫? 〈跳躍〉大丈夫? クラウス(も中の人も)は多分君の能力なんて知らないで『自分が出来るからモニカも出来るんじゃない?』くらいのつもりで言ってるだけだと思うよ?(笑)」
モニカ「絶対大丈夫じゃない。モニカ〈跳躍〉が0なんだよね」
DM「目標値は10」
モニカ「1/2だね」
DM「で、結局何マス飛ぶのかな。それによって難易度は変わるから」
モニカ「2マス」
DM「じゃあ目標値は10だ」

 モニカダイスを振るが……。

モニカ「……AP使いまーす。足りた、ピッタリ10」
DM「モニカは技能無いけど、圧倒的なフィジカルでどうにかしてる。才能という暴力」
クラウス「で、次が」
ダスティ「俺ですね。うーん、じゃあとりあえず防御専念をして、後ろから何かが来るかもしれないので、後ろの通路を警戒します」
モニカ「えー、そう。“警戒”ねー……(苦笑)」

 モニカとダスティはプレイヤーが隣り合って座っているのだが。
 この時DMには見えていた。ダスティの「警戒」という名の「パス」に対して、モナカの深い溜め息と諦めたような表情が(笑)
 現状最も期待出来るダメージソースのダスティが戦場を離れた最後尾で遊兵化するのは、独りで突出したクラウスが袋叩きに遭っている現状だととても「もったいない」ように映ったとしても無理は無い。
 もちろんダスティ視点では、セリフでも言ってる通り「後方からの敵襲を警戒している」ので、遊んでるわけじゃないのだが。

クラウス「次、敵」
DM「じゃあ、『おらー、カチッ、ボン!』クラウスの入っている穴に火炎瓶を投げ込みます」
クラウス「あちー」
DM「命中判定、20じゃなきゃ当たんねーよ、こんなの」
アルブレヒト「まあ飛散で1ダメージ。当たれば1D6」
DM「当たるわけねーこんなの。いや、[硬直]してるから当たるんじゃねーか? ダイス目が18だから当たった。2点。あとはモニカに射つか」

 ダイスを何度も振る音が響く……。

DM「虚しい……終わりました(笑) 神バリアに全部弾かれた」
クラウス「次レーグネン」
レーグネン「こっちの方(前のほう)に入って行きます」
DM「そこに這っていったら、また絡みつかれるけど大丈夫?」
レーグネン「あーでも、このまま後ろの壁を登っても、穴をジャンプして越えられない」
アルブレヒト「壁の角を両手を突っ張って登れば、多少は」
DM「はい、マシになる」
レーグネン「じゃあ角を」
DM「典型的なダンジョンの壁だから……目標値15だね」
レーグネン「よっしゃがんばる」
DM「5差で失敗したら、落ちてまた絡みつかれるから」
レーグネン「よし15」
アルブレヒト「違う。鎧の判定ペナルティを減らしてない」
レーグネン「あー。-6だから、AP使っても厳しいな」
八夏「でもAP使わないと絡みつかれちゃう」
レーグネン「うーん。振るかあ……えいっ! 1!」
DM「5差で失敗したから落っこちた。2以上振れば落ちなかったって状況で1振った(笑)」
モニカ「落ちちゃった」
DM「次の方」
クラウス「はい。自分も今絡まっている感じですか?」
DM「そこは絡まってない。でも燃えてるんで、炎上ダメージ飛んでくるんだよ君の手番の頭に。って今がそうか。5点」
クラウス「いてー」
DM「で、壁を登ることは出来るよ」
クラウス「じゃあ登ります」
DM「その時君は、壁が油でツルツルしているのに気付いた」
モニカ「やべー」
クラウス「〈跳躍〉するには足りないですよね」
DM「目標値8の〈跳躍〉で穴の縁に手をかけられる」
クラウス「じゃあいきます。9あるので20、成功!」
DM「さらに〈登攀〉で目標値25に成功すれば、懸垂で体を穴の上に引き上げられる」
クラウス「あー足らない。8です」
DM「じゃあ落っこちた。油でつるってるから」
アルブレヒト「手は引っかかったけど油で滑った」
DM「いや足もだよ(笑)」
アルブレヒト「足も手も滑った」
クラウス「クリティカル出さないとダメだな」
DM「いや、目標値20だった。20だとどうなの? AP使って振り直せばいける?」
アルブレヒト「1/4ぐらい。15以上を出せば」
クラウス「うーん、振り直す。15!」

 みんな拍手喝采!

DM「じゃあ登って、終わり」
アルブレヒト「どのマスに出る?」
クラウス「樽の方にいけない?」
DM「いけるよ。[硬直]するけど」
クラウス「じゃあ、ここですかね」
アルブレヒト「[伏せ]状態扱い?」
DM「まあそうだね」

 どうにか壊れた樽の上に這い登ることに成功するクラウス。這い寄る魂刃士。

八夏「今クラウス伏せてる? じゃあ遮蔽にはならない」
DM「そうだね」
八夏「じゃあ、こいつ(クラウスの前にいる敵)に-6で峰打ち。10……当たらんなあ」

 さっきもそうだが、君のペナルティは-4だ!(笑)
 DMも毎回気付いてあげられるわけではないです。そして「計算を自分に不利な方でミスって失敗」は、原則巻き戻しが起こりません。実に危ないです。なにせリプレイになった状態で初めて「こんなことを言ってたのね」と思うことが普通に沢山あるので、ここで記載されている発言が全てプレイ当時に「全員が認識していたわけではない」ことになります。なのでこの当時のDMは「なんか攻撃ロールして当たらんと言ってるんで、当たらんかったんだろう。数値を申告するまでもなく」と思っていました。

モニカ「次ダスティ」
ダスティ「うーん……前が詰まっているし、俺のACだとさっきの二の舞になっちゃいそうだし、このまま後ろから来るものを警戒したほうが良いのかなあ」
アルブレヒト「いやでも、割と戦士が前に突っ込んでるから、ダスティが狙われる可能性は大分減ったのでは」
ダスティ「後ろは大丈夫ですか? 挟撃されたら……気になりませんか?」
八夏「だったら私が後ろに行きますよ。私よりもダスティが射った方がまだ可能性がある」
ダスティ「なるほど。それなら大丈夫ですね。行きましょう。1、2、3、4、5」

 落とし穴の前あたりまで進む。

ダスティ「では、ここから射ちます。ダメージ喰らってるやつは」
クラウス「一番端」
ダスティ「じゃあ、そいつを射ちます。えいっ! ダメでした。相変わらず目が悪い。はぁ」
モニカ「次モニカ。助走出来ない。微妙に足りない。突っ込むにしても突っ込めないんですよ。だって、穴開いてるし」
八夏「穴が開いてるところをめがけてダッシュして飛び越えて、バリケードの向こう側まで飛んでは。そこには穴が無いはず」
モニカ「飛んで[硬直]状態になると、集中砲火で死にます」
レーグネン「モニカ様なら[硬直]しても、いけるんじゃ……」
モニカ「ACなんぼだろ」
DM「敏捷度分2下がるから17じゃない?」
アルブレヒト「樽や荷物のせいで遮蔽ができそうな気もするが」
モニカ「まあいいですけど……1、2、3」
DM「助走が1マス足りないね。全力移動したら……ああ無理だな」
クラウス「回復貰って、俺が[硬直]上等で飛び込んで……」
アルブレヒト「クラウスを回復するってのも1つの手だな」
モニカ「そうですね。じゃあクラウスを回復します。13点」
クラウス「ありがとうございます」
DM「皆手持ちの装備品カードちゃんと処理してねー。熱くなると皆よく忘れてるからねー」

 アイテムカードによって左右の手に何をどう保持しているかを明確化しているわけですが、皆「自分はわかってるつもり」なので忘れるのです(笑)
 そしてこれはあくまで「他人の目に一目瞭然」にするのが主な目的のギミックです。

レーグネン「次アルブレヒト様」

 アルブレヒト、悩む。

レーグネン「エンラージ・パースンとか貰えないですか?」
アルブレヒト「そうすると出られるのか? なるほどね。よし、このへんでエンラージ・パースンだ」

 アルブレヒト、穴の中のレーグネンが見える位置まで移動する。

アルブレヒト「今回移動してるから全ラウンドアクションがとれないので次だ、次」」
DM「ジャンプの呪文が欲しい(笑)」
モニカ「まあ別にそれは、お兄様だけを責めちゃダメ」

 ワダツミはDM目線で「○○があったほうがよかったねー」的な発言を軽率にしがちなんだけど、言われた方は「なんで○○持ってきてないの? バカなの?」と責められてるような気持ちになってしまうのもわかるので、今後は言わんほうがいいかな。ウザいわなそりゃ。

アルブレヒト「そっかー」
DM「このパーティーに限らず『ジャンプなんていまさら……』と、基本的な呪文軽視の風潮ある様には思っていたりはした(笑)」
アルブレヒト「昔は持ってたんだけどねー。最近なんかねー」
DM「フライとかで楽に解決する方法に頼り過ぎて、基礎を忘れている感が」

 ジャンプ力が増えるだけのジャンプより、空を自由に飛べるようになるフライの方が圧倒的に強いわけですが、圧倒的に高いのです。スクロールなら15倍くらい。フライほど自由度は高くないけど、落とし穴対策になる呪文は低レベルに色々あるのだね。


 Don't give up justice, I want to get truth! 札束で解決は最強。

●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 バリケードに仕掛け付きの落とし穴と火炎瓶。
 重戦士対策バッチリの相手な上に手加減をしているのもあって大苦戦。
 ジャンプの巻物はあったら良かったな。
 むしろポーションにしてそれぞれが自前で持つのも大いにあり。
 ウォール・オヴ・スモークなどの視界を塞ぐ呪文も飛び道具相手には有効だったかなとも。

 しかし、落とし穴とバリケードでここまでどうにも立ちいかなくなるとは。
 パーティー運用上の致命的な弱点を見逃していたのかもしれない。
 札束で解決するには、前回の赤字が響いてしまったのか。
 こうして見返すと相手の思うつぼすぎて、ダンジョン作成系ゲームのやられ冒険者の気分になってきたぞ。


・モニカ



・レーグネン
 ダイス目が度々あやしい。縄から抜け出したものの出口は遠い。落とし穴め!
 クラウスも敏捷度でなかなかのACですが、ひとりでこの敵の数を捌くのは厳しい。というところからの飛んだり落ちたり飛んだりのアクションっぷり! モニカもにじり出つつ、フィジカルで押していく。
 前線に触りづらい時、後方警戒しちゃうのはやっちゃうというか、わりと分かる所も。絶対に意味がないとは言えないですし。ただ今、人手が要る状況なのは確かなので、少しでも攻撃回数増やしたいですよね。(穴の中より)


・八夏
 準備万端で待ち構えていた上に背後にまで仕掛けをするとは、こいつら慣れていやがる!(オイ

 よく見ると判定失敗してるのにうっかり音にリアクションしてしまっていたので気を付けなければ。

 明かりは出来たものの、流石になかなか攻撃が当たらず決め手に欠けるのが歯がゆい。
 クラウス、君が頼りだ。すでに穴に落ちた上に火炎瓶投げ込まれてるけど頑張れ!(汗

 しかしレーグネン、前回から引き続き本当に肝心なところで出目に嫌われてるなぁ。
 やはり例の件で神から地味な天罰受けているのだろうか……そうすると私もいずれ!?


・ダスティ
 用意周到な落とし穴や、バリケード越しからの一斉射撃を受けて苦戦中。その上さらに、後ろからも何かが……。この状況で、砦の外へ出ていた敵の一団が戻ってきたとかだったら、挟撃を受けて相当ヤバいことに! それでもし、前に出て撃ったけど当たらなくて、逆にまた攻撃をくらって倒れてしまい、モニカの回復リソースと1手番を使わせてしまうことになったら……というような不安を抱えて、後ろを警戒するものが1人は必要だと思い、後ろから音がした直後は、警戒を選択しました。
 でも、八夏が後ろの警戒を替わってくれると言ってくれたのと、アルブレヒトの「戦士が前に出ているから、ダスティが狙われる可能性は減っている」というアドバイスを受けて(2人とも、ありがとうございます!)、いざ、前に出て渾身の一撃を放つ……も、外れ……。
〈聞き耳〉では20出せば十分なところを、28とか出したのに! 本当に、ここぞというときに良い目が出ないなぁ……。
そんな中、身軽なクラウスが幸運にも落とし穴にもかからず、最前線で奮闘! その後、一度は落とし穴に落ちたけど、すぐに脱出して、戦闘を継続! クラウスかっこいい! クラウスがんばってくれ!
     
  ■釈然としない呪文

 
 いわゆる「初速を与えるまでが呪文であり、それ以降の現象は単なる物理現象なので、呪文抵抗能力は無意味」って理屈の呪文なのだが。
 その上で「でも物理ダメージではなく呪文攻撃によるダメージなんで、敵がダメージ減少能力持ってても無視します」というふざけたダブルスタンダードが炸裂しており、長年釈然としていない(笑)

  
 ヘイル・オヴ・ストーンの呪文の特異性は他にもあり。
 例えば同様に「運動エネルギー攻撃」効果も含むアイス・ストームの呪文の場合、「殴打ダメージ」と明記されているので、物理攻撃耐性であるダメージ減少の影響を受ける。
 はたまたコメットフォールの呪文のように「呪文抵抗は不可だが、反応セーヴで回避可能」だったり、もっと単純に「命中判定が必要」といった「防御の余地」が用意されているのが普通なのだが、ヘイル・オヴ・ストーンは無いのだ。
「物理現象なので呪文抵抗不可能」「呪文攻撃なのでダメージ減少適用されず」「呪文ホーミングで命中確定なので命中判定不要&セーヴの余地も無し」と相反する要素を併せ持つ意味のわからない存在であり、ゲーム的な強さ弱さとかではなく「イメージがよくわからん」という意味で印象がとても悪い。
 というわけで今後TRPG部では「物理攻撃なのでダメージ減少の影響を受ける」ことにしよう。そうしよう。うむ。