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■THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ! #1 格ゲーキャラならチート抜きでも余裕で異世界で戦えるよな(笑) てかD&Dの高レベルモンクとか完全に格ゲーキャラのムーヴだし。あと秘孔を突いて「お前はもう死んでいる」が出来たりもする。 無詠唱で攻撃呪文じみたことをバカスカ繰り出す反則vs回復呪文という反則。 物語的にクソ邪魔でしばしば排斥されるって意味では、確かに後者の方が反則度合い高いな(笑) 僕は回復呪文も許容した上で物語として成立している作品のほうが好みですけどね!! 技の名前をいちいちフルネームで思考しているギャグと思っていいんだよな!?(爆笑しながら 格ゲー的要素をメタったギャグが、普通の作品で安易にやられると多分イラッと来るんだろうけど、格ゲーのビッグタイトル公式作品に自虐気味にやられてしまったら、もう素直に笑っとこうという心境に(笑) いやまぁこのパターンも好みの問題で駄目な場合もあるんだが、今回は笑えている!!! コマンド入力中の動作、実際に戦ってる格ゲーキャラとしては「そんなことしてない」扱いなのがいい。「実際にやってますよ」だと多分「馬鹿にすんな」と思ってたと思う。 板金鎧をフル・プレートと呼称しない作品は好感が持てる(個人的なアレ ちなみに「アーマー」とは現代でこそ「鎧」や「装甲」を意味する言葉として定着しているけれど、中世の頃は「板金鎧」=「アーマー」なので「レザーアーマー」みたいな呼称はしていなかった。同様に「メイル」は「チェインメイル」固有の名称であり、例えば「スケイルメイル」なんかは「チェインメイルを下地に、鱗状の装甲板を縫い付けている」って意味合いになる。なのでイメージとしては「プレートメイル」は「チェインメイルを下地に板金で覆っている」ので意味が通じるのだが、「プレートアーマー」は「板板金鎧」となるものの、後者は「アーマーが装甲の意味で使われる世界ならば必要な使い分け」と認識できるし、実際現実でもそう。一方で「フル・プレート」に至っては「完全にゲーム用語」だが、(恐らく)D&Dがそう呼んじゃったもんだからD&D以外の作品にもメッチャ広まった。影響力が凄まじい作品の功罪である(笑) しかし俺が「目に付く度に気にしてた」から「多いな」と思うだけで、実際は「フル・プレート」って多くないのか? ……と、Twitterで「板金鎧」をどうカタカナ表記するかアンケートをして「僅か5%」なことに驚く夜。 皆思ってたことを……。 |
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■理想のヒモ生活 #2 今まで俺は「幼女戦記」に「幼女じゃねーじゃん!!!」と、俺の中でのタイトル詐欺異世界作品の代名詞的な存在であり、先日行きつけのBARのマスター(ガチなオタクではないが漫画は好き)からも「名前に騙されて読まず嫌いでしたが、読んでみたら結構しっかり戦争系で~」とLINEが来て「一部のオタクに対してはキャッチーだが、それでも諸刃の剣だよな」という思いを強くしたわけですが。 この作品も「ヒモじゃねーじゃん!!!」と、俺の中でタイトル詐欺異世界作品の双璧になりました。共通点は「それはそれとして面白い」です。 TRPG部の皆には、この作品を読んで「貴族の暮らし」に対するイメージを(まんまこうではないにせよ)膨らませて貰いたいと思った(笑) いやー社交界での政治的な駆け引きとか超大変そうで「こんなのが理想のヒモ生活であってたまるか!」過ぎである。頑張れ主人公。君は立派だ。 「快癒」と書かれると自動的に「マディ」と読んでしまう人です。 って39歳!? この外見で!? いいね!!!! 素晴らしいね!!!!! |
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■プレゼントありがとうございます!!! ハッチポッチステーションのさらなるCD!!! これに収録されているボヘミアン・ラプソディ+犬のおまわりさんが本当に脳にこびりついてヤバいやつ(笑) 久々に聴いて「そうそうそうそうこれこれこれこれ!!」となった!!! これは傷心のワダツミを見かねた友人が贈ってくれた貴腐ワインだぁ!!! ソーテルヌのは初めて貴腐ワイン飲む人にもオススメなんだぜ!!! リストに入れてあった有害超獣の本と一緒に、内田善美の漫画がぁぁぁ!? 先日「読みたいけど恐ろしく高い」とTweetしてたのを拾ってくれたのね!? 内田善美の漫画自体読んだことなくて、だけど作者が完全に隠遁してて再販復刊不可能とのことでね!? 35年前の漫画なんだが、絵が美麗過ぎるんで興味を惹かれたのだよ。内容は全然知らんのよ。なのにわざわざありがとうね。ほんと。 なお、新刊である有害超獣の本もそれはそれでお高い。つまりとんでもないセットだ。 入れておいた本とセットで艦娘が!!! この本、アイオワは載ってないけど妹のミズーリは掲載されているのだぜ!!! てかこれもスゲー高くないか……。プレゼントの値段を調べるなんて野暮はしないけど!! 調べて価値知ったほうがいいのかこれと悩むこともある!! いやうん、正直贈ってもらったプレゼントの値段のことを言うのは野暮なことだと思ってて、今までも敢えて触れないようにしていたことではあるんだが。冒頭のハッチポッチのCDも中古でプレ値付いて倍以上するんだよね……。これは元々自分が欲しくて値段知ってたから把握できちゃってて。 なんかもう今回は赦して!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター11 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 チャプター10 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 レーグネン「いったん回復を、いやあモニカ様に……とりあえずモニカ様の後に行動を遅らせます」 ダスティ「じゃあ〈登攀〉します」 DM「目標値20ですね」 ダスティ「うーん、20はちょっと厳しいな。じゃあ引っかき鉤付きのロープを取り出します」 アルブレヒト「〈登攀〉の基準値いくつ」 ダスティ「2しかないんですよ」 アルブレヒト「そっかー」 重い鎧を装備してないから判定ペナルティに苦しまないだけで、〈登攀〉技能は1ランクのダスティ。筋力も「人並みよりは高い」程度なので、「落とし穴に落ちてしまった後」は殆ど素人同然なのであった。もちろん巧者自体は〈登攀〉がクラス技能に含まれているので、クラスとして苦手ではないが。 ダスティ「じゃあ次の方」 クラウス「これ、アルブレヒト様に当たる矢を庇って防ぐみたいなことはできないんですか」 DM「タワー・シールドがあれば、それができたんだけど。現状では遮蔽を与えて-4のペナルティを相手に課すぐらいが限界です。攻撃受けるの肩代わりするにはなんらかの特技、能力、呪文が必要になりますな」 これは今思えば、ハウスルールで「一切回避せず(敏捷度0状態扱い)に敵の攻撃モロに受ける前提なら、身を挺して庇えてもいいよ」ってオプションは認めても良かったかなとは思ったり。 自分を含めD&Dの戦闘時に「え、そうなの?」と思うことが多いことの一つに「射線と遮蔽」がありまして。 普通のTRPGによくある抽象戦闘……いわゆるドラクエみたいな「位置関係が明確化されてない戦闘」なら「後衛を庇うように立ちます」と宣言すればガード出来ることが珍しくないわけですが、D&Dは「クリーチャーが遮蔽を与えて発生するペナルティは-4まで」という上限があるんですね。間に1人でも5人でも100人でも「-4ペナルティ」しか乗らない。巨人やドラゴンがいても同様。これはゲームを軽くする為の処理で、敵の群れを抜いて狙撃する時とかはプレイヤー有利に働くのだが、逆に自分たちが狙われる時は守護りづらい。 自分が不利になる時だけ印象深くなりがちですが、往々にして「狭い通路で隊列を組んだ状態で仲間越しに射つシチュ」が多いことになるので、比率で言えばプレイヤー有利な裁定だったりします。 そんな基本ルールの中でもタワー・シールドは例外的な存在で、クソ重くてメッチャ嵩張る反面、単なる「盾ACを得る」のみならず、機動隊やファランクスのように地面にセットしてシールド・ウォール状態にし「完全遮蔽」という、対遠隔射撃無敵モードを発動可能。遠隔射撃は「対象が視認出来てないと行えない」ので、「盾に全身隠れてるんで無理でーす」と言えちゃうわけなんだね。これは物理攻撃のみならず、スコーチング・レイの様な遠隔接触攻撃呪文にも有効。ただしマジック・ミサイルやチャーム・パーソンの様にそもそも命中判定を必要としない対象指定型効果には無力だ。 その他、特定クラスの特殊能力とか呪文などで「例外的に射線を遮ることが出来る」のだが、基本的には気軽に庇いきれるものではない。 そんなわけで敵の遠隔攻撃が予想される状況で後衛の魔導師が呪文を唱えるなら、ちゃんとシールドの呪文を唱えておいたほうがいいね。そうすればメイジ・アーマーとシールドによってAC+8とプレートアーマー並の防御力で、雑魚の数射ちなんて脅威じゃなくなるのだ。その他魔導師は防御呪文が豊富かつ強力なので、低レベル帯でもちょいとバフるだけで「たまに前衛を抜けてくる攻撃程度」に対してなら十分耐えられるし、中レベルの魔導師に至っては「単なる物理攻撃如き」には殆ど無敵になる。重装甲の前衛よりもよっぽど強固。ただ「手番を使って自分を防御するよりも、敵を潰したほうがいいじゃん」と、自己バフ軽視してしまいがちなだけなのだ……。 クラウス「この位置の時点で-4のペナルティかかってる?」 DM「かかってます。大分いるからね、誰かしらかかってる」 クラウス「とりあえず待機します」 D&Dは射撃武器の能力を十全に引き出すには《精密射撃》(近接戦闘中の敵にノーペナで射撃出来る)が必要で、その取得前提である《近距離射撃》と合わせて取るのは負担が大きく、専業のアーチャーでもない限りはノータッチなわけですが。それゆえに「どうせ当たらんし」と高を括って遠距離攻撃を軽視し、「結果として射撃戦で何も出来ずに遊兵化する」までがセットです(笑) 基本的にPCは基本攻撃ボーナスやステータスが高いんで、「何もしないで撃たれっぱなし」よりも「取り敢えず撃っておく」だけで意味があることを、実際に「自分よりも遥かに射撃の腕が悪い雑魚から一方的にアウトレンジされる」までは実感し難いのかもしれません。まぁこのパーティーのプレイヤーの半分はベテランですけど! きっとロールプレイだよ!! クラウスの場合マインド・ブレード投擲といういわゆる「ソニックヴーム!!」的な飛び道具があるので、基本的にそれで対応するつもりだったのも影響していますが、マインド・ブレード投擲の射程はノーペナルティで30フィート。最大でも150フィート(-10ペナルティ)と、射撃武器の中では非力なショートボウの60フィート(最大600フィート)と比べてすら雲泥です。ダスティのコンポジット・グレート・ボウなんて130フィート(最大1300フィート)である。落ちてるけど。 とどのつまり、投げナイフの使い手がライフルからアウトレンジされる構図です。 モニカ「『お兄様、大丈夫ですか?』って回復します。キュア・モデレット・ウーンズを。22点回復」 レーグネン「全快でーす(HP管理ボード係レーグネン)。レーグネンは、うーん待機」 アルブレヒト「これは勝ち目無いな(笑) 誰も近付けない」 ダスティ以外、誰もまともな飛び道具を持っていないのである!!! 敵「ちょっとした地雷原ならぬ落とし穴原で、圧倒的に格上のクーゲル(冒険者型の精鋭傭兵)共に『勝ち目が無い……』と思わせる。これが人間の知恵、団結の力だ!! 思い知ったか!!」 言ってません。 ダスティ「スリープが効けば」 アルブレヒト「仮にこいつら1レベルだったら4人眠るけど……」 DM「久々にやってきた落とし穴の洗礼。八夏は懐かしさと共に安心感も覚えるでしょう(笑)」 八夏「思い出したくないです」 ダスティ「5フィートはなんとか飛べるんじゃ」 八夏「ただ飛んだ先が穴だった時は落ちてしまう」 DM「ジャンプして、着地点に穴があったらバックステップは無理よ」 レーグネン「落ちた場合レーグネン登れないんですよ全然。結構重いですし」 八夏「八夏も絶望的でーす。〈登攀〉に-5付きます」 八夏の着ている大鎧はその高い装甲防御と引き換えに、判定ペナルティはプレート・アーマーを凌駕する-8。加えて彼女の〈登攀〉ランクは0なので、高い筋力を以てしても補い切れぬ身重……いや鈍重さ。 クラウス「じゃあ八夏とクラウスで行くしかないか。アルブレヒト様の呪文如何では」 アルブレヒト「仮に君たちがここ(城壁の手前)に辿り着いて、どうするって話だが」 DM「よーし、撃つぞー。ハズレ。しゃがんでるから当たらない。あっ当たった。AC20だよね。ペナルティ足して」 アルブレヒト「遮蔽考えなければ20」 DM「じゃあ24ってことか実質。じゃあ当たらん」 いくら紙装甲の魔導師だって、相手が雑魚ならちゃんと備えればやはり当たらんのです。 八夏「どうしようかな。私も何もできない」 アルブレヒト「立ち幅跳びだったら、〈跳躍〉10だよ」 八夏「〈跳躍〉も-5ついてる。やるだけやってみるか」 アルブレヒト「4マス助走つければ5です」 八夏「1回やってみますか。ものは試し。じゃあ助走の準備のために移動してエンド」 クラウス「じゃあアルブレヒト様、呪文です」 アルブレヒト「よし、スリープの呪文だ!」 DM「1人寝て、1人起きて終わった」 スリープの呪文は最大合計4HDまでの敵を眠らせることが出来ます。HDってのは「ヒットダイス」の略で、まぁ「レベル」と思ってくれて構いません。基本的には1HDは1D8なんだけど、ファイターなら1D10、ウィザードなら1D4、バーバリアンやドラゴンなら1D12みたいにクラスや種族による差があります。 今回の場合、二人の敵が合計で4HDに収まり効果を及ぼし、一人はセーヴに失敗、もう一人は成功したであろうことが推測できます。 ちなみに昔のスリープはセーヴの余地なく低レベルの相手複数を問答無用で眠らせる超強力な「これがあるから魔法使いは強い」と言わしめたレベルの最強呪文だったので、初めて3.5版をプレイした時は、その壮絶な弱体化されっぷりに驚きを隠せなかった(笑) 元が強過ぎなんだけどね。「先に使ったほうが勝つ」みたいな、ガチデッキ同士のデュエルみたいなことになってたから。 クラウス「そのまま(高所から)落っこちるっていうのは」 アルブレヒト「それじゃ死んじゃうでしょ」 DM「それに、そのまま落っこちるってしたら、そのうち君に返ってくるよ(笑)」 クラウス「そっか」 クラウスは「あわよくば転落死してくれればいいのに」と目論んだ故の発言ですが、「生け捕りにしろ」という任務を完全に忘れている雰囲気(笑) DMとしては「別にそれはそれでいいけど、今後自分たちが同じような状況に陥った時にも同様に転落させるから、そのつもりで好きな方を選んでね」というところです。もちろんニュートラルな状況ではなく、「強風が凄い」とかいったファクター次第ではここでどう裁定しようと落ちる時は落ちることになるけど。 ダスティ「じゃあ引っかき鉤付きのロープを使って登ります。10です」 DM「失敗。目標値12」 ダスティは〈登攀〉の素人に近いが、それに加えて〈縄使い〉、いわゆるロープワークも素人に毛が生えた程度(1ランク)なので、こういった状況は「もっと酷い重戦士よりはマシ」って程度なのである!! アウトドアに於いて〈登攀〉〈縄使い〉なんて必須技能っぽいイメージなのだが、ダスティに限らず他の盗賊系クラスのキャラでも、罠や奇襲対策に直結する〈捜索〉や〈視認〉と比べて「毎回必ず使うわけじゃないし」と著しく軽視されがちな技能。結果としてそのツケはこうやって支払うことになったりする。それでも「たまに痛い目に遭うことも必要経費」と思うかどうかは人それぞれ。好みの問題。まぁキャラ目線としては「穴に落ちてモタついてる不器用な盗賊」みたいなイメージは非常に情けないものになるので、「この世界で実際に生きている人間」としては歪な「ゲームのキャラっぽい偏った存在」であることは否めない。「高所恐怖症なんで」とか理由があれば立派な個性だけど(笑) ダスティ「では次」 クラウス「行くしかないのかー」 ダスティ「是非、みんなの安全地帯を切り拓いて」 クラウス「そうですね。〈跳躍〉って何マス?」 レーグネン「5フィートの幅跳びは難易度5。10フィートの幅跳びは難易度10」 アルブレヒト「助走をつけないと2倍になります」 DM「いや、クラウスは《天足の法》っていう助走が不要になる特技持ってるんで。この能力を持ちながら『罠苦手だから』ってさっき様子を見守っていたのは、『大丈夫なのかな?』って俺は思っていたんだけど(笑) こういう状況で、真っ先に切り込むはずではって」 クラウス「自分の能力把握してなかった(笑) じゃあ、とりあえず10フィート。いきまーす」 アルブレヒト「基準値が11じゃないですか。振る必要すらないじゃないですか」 クラウス「じゃあ自動成功。ピョーン」 DM「終わり?」 クラウス「終わりです」 アルブレヒト「いや、まだ3マスしか移動してない」 レーグネン「だから、その後ろが大丈夫かどうか」 クラウス「わかった。じゃあ行きます(といって1マス下がる)」 DM「じゃあ、反応セーヴしてください」 クラウス「あっ、あるんだ……22」 DM「はい、じゃあ飛び退けるけど」 クラウス「飛び退きます。『ここにも穴が! みんな気を付けてくれ』」 アルブレヒト「さすがソウルナイフ」 《天足の法》自体は誰でも取れる特技なんですが、身軽なアタッカーは不整地にも対応力があるってのが相場です。むしろそうあってくれないと鎧を捨ててる意味が無い。 モニカ「次モニカ、どうしよう。じゃあ、あれ八夏の後ろにします」 アルブレヒト「敵の手番またぐってことは、パスしたことと同じだよ」 モニカ「じゃあ、レーグネンの後ろにします」 DM「DM「ああ、そうだ。今回からAPルールを更に強化しました。使い道を1個増やして、D20の判定のダイスの振り直しが出来ます。あまりに低い目を出して、APで達成値を足したところで絶対に失敗だって場合とかにどうぞ。ただし出目が1だった場合は振り直せません」 」 全員「おお!」 八夏「なるほどワンチャンあると」 アルブレヒト「可能性があるという意味では、どんな時も20を振ればいいと」 DM「そうそう(笑)」 レーグネン「じゃあ、えーっと寝てる人の隣にホールド・パーソンを使います」 DM「意志セーヴ13。失敗。固まった」 クラウス「何ラウンド効く?」 レーグネン「レベル/ラウンドなんで、4ラウンドぐらい」 クラウス「次モニカ」 モニカ「八夏はジャンプする感じなんですよね」 八夏「いやジャンプするんじゃなく、穴があるかどうか確認したほうが」 クラウス「そうですね。地面を叩けばわかるらしいので」 モニカ「じゃあ伏せて叩きます。ペチペチ」 DM「落とし穴があると思ったよ」 モニカ「ここにもあります!」 DM「じゃあ敵。起きろー(寝てるやつを起こす)。目が覚めてクロスボウを構えて立ち上がった、終わり。こっちは『お前何固まってんだよー、ペチペチ。ダメだー動かん』」 全員笑い DM「あとはクラウスに攻撃かな。はずれー。はずれー。こんなの当たるかーい」 アルブレヒト「ホールド・パーソンは毎ラウンド、セーヴができます」 DM「あ、そうか。(コロコロ)15。成功。麻痺解けた。『俺は奴の呪縛を断ち切った!』」 八夏「リーチウェポンだから、ここまで調べられる?」 DM「突いた。穴があることが判った」 モニカ「まあ、ありますよね」 次々と落とし穴のマーカーが置かれていく。 Don't give up justice, I want to get truth! 割と「穴があるのわかったからどうするの?」状態だ!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 高所からの射撃と落とし穴による足止めに、一番射撃が得意なダスティは穴の底! スリープやホールド・パーソンもこの状況では大勢に影響なし! 皆、飛び道具は持っているはずなのだけど。ひょっとして持ってるの忘れてたり? 金や能力といったリソースを割り振ってないので、得意武器に比べると命中率もダメージもだいぶ低いし、生け捕りのために非致傷攻撃をしなくてはいけない、というさらなる制約もあるので、撃っても無駄だと考えているのかもしれない。 それでも山賊相手なら撃ち合っていても、もともとの実力やHP回復力の差で負けることはないはずだけど、皆が右往左往していてなんともまどろっこしい! まぁ、やはりここはこの私が呪文で決めてやらなくてはならないかなぁ!(ドヤァ) ・モニカ ・レーグネン 跳べ! クラウス! フィジカル担当っぷりが光る。 アルブレヒト様に続いて術で対抗してみたものの、相手の多さから糠に釘感が。非殺傷で拘束としてチョイスした呪文でしたが、連打できる訳ではないですし。やはり飛び道具、とは思いつつ。 ・八夏 マインスイーパーならぬピットスイーパー開幕。ただし、穴を全部見つけてもクリアにはなりませんが(汗 さすが砦持ちは攻略が面倒である。 そういえば、ドラクエ10は珍しく位置関係が明確化されたお陰で「相手を押し返すことで後衛に近づけさせない戦闘」が出来ます。 が、射線とか遮蔽については全く考慮されていないので他の敵の後ろからリリパットにめっちゃ撃たれます(笑 そしてAPルール変更で絶望的な出目にもワンチャンが! ……最後の注意書き? さて、なんのことでしょう…… ・ダスティ 射撃武器をいかせる展開で、せっかくの活躍するチャンスだというのに、落とし穴に落ちてしまった……。こんな時のためにと持っていた、引っかき鉤付きのロープだけど、まず鉤をどこかに引っ掛けることに成功して、その後登ることに成功しなければならないので、これはこれで難しい。でも、重装備の人が落ちるよりはマシなので、がんばって登って、進路上にある落とし穴を見つけるなり、弓で攻撃するなりしたかったんだけど……またダイスの目が、ふるわないなぁ……。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 D&Dは消耗品を大量に用意してバカスカ使って冒険することが前提のゲームバランスなので、これらを駆使出来ない冒険者は死にます。 即応スロットやベルトポーチに消耗品を装備しているのってこんな感じ。 ・基本的に「その呪文を使える最低限の能力値な術者が作った」と扱われる。つまりセーヴィング・スロー難易度や術者レベルを算出する場合、とても低くなる。キュア・ポーションが1D8+1しか回復しないのも、1レベルで判断力11の神官が作った扱いだから。 ・定価はその呪文が使える最低術者レベルで計算されているが、差額を払うことでより高い術者レベル版を購入可能。在庫があれば、だが。 ・術者レベルが高いことで効果が増す呪文は、敢えて高いやつを買うのも有効な手法。 ・呪文レベルを高くしたバージョンもルール上作成可能だが、店に在庫があるとは思うな。けどオーダーメイドは可能かもしれない。 ●ポーション ガラス瓶のイメージだがそんな割れ物注意過ぎて無理なんで、フローラントでは金属製の小瓶。 世間のイラストだと見栄えが重視されてやたら大きいが、D&D公式設定上の実寸は長さ5センチくらい。公式イラストでもデカく描かれてばかりだがな! 信じるな! フローラントではタミヤの塗料角瓶と同じサイズの金属瓶だぞ!! ・誰でも使える。 ・呪文レベルが3以下且つ1体以上のクリーチャーや物体を「目標」とする呪文だけがポーションに出来る。「自術者」「範囲」の呪文は無理。「接触攻撃呪文」をポーションにすることは可能だが、対象に飲ませないといけない。投げつけて火炎瓶のようにすることは無理。 ・自分が飲むなら1標準アクションだが、大抵は「移動アクションで取り出して、標準アクションで飲む」で全ラウンドアクション同然。他人に飲ますなら1全ラウンドアクション。 硬度1 HP1 AC13 破壊難易度12 重量0.2ポンド 水濡れ、暗闇OK ●スクロール スクロールに限らないが、小型種族用のコンパクト版なんて存在しないから大変だね。 ・その呪文を使えるクラスのキャラしか使えない。その上、呪文発動能力がまだ無い低レベルの聖騎士とかはレベル4になるまで使えない。 ・どんな呪文だろうとスクロールにすることが可能。 ・自分が使える呪文レベルよりも高レベルの呪文は、術者レベル判定(難易度=スクロールの術者レベル+1)が必要。失敗すると色々面倒なことが起こる。 硬度0 HP1 AC9 破壊難易度8 重量0.05ポンド 水濡れNG。防水版は価格1.5倍。防水額縁は重量6ポンド価格銀貨30枚。 暗闇では読めません。 宝石魔術版:水濡れOK、暗闇OK、硬度5、HP5、価格2倍。 ●ワンド 指揮棒サイズの小さい棒だよ。杖とは違うよ。 ・その呪文を使えるクラスのキャラしか使えない。低レベルの聖騎士でもいきなり使える。 ・4レベル以下の呪文ならなんでもワンドに出来る ・スクロールと違って高レベル呪文使っても判定無用。 価格はフルチャージの12回版。半額でハーフチャージの6回版も買えるよ。 硬度5 HP5 AC7 破壊難易度16 重量0.1ポンド 水濡れ、暗闇OK。 イラスト:GEN フローラントのワンドは魔封石が装填されており、使うと砕け散るので、残弾数が一目瞭然。使い終わったワンド部分をお店に渡すとお小遣いが貰えます(貰えない)。 世界設定的にはワンド部分はマイタンブラーの如く自前で持ってて、お店で魔封石だけ買って装填する感じです。 |
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■JKからやり直すシルバープラン #1 これも悪役令嬢モノだな。異世界じゃなくて過去の自分へのタイムリープだけど。 ボンボンボンクラ両親に高慢ちき際なりないクソバカに育てられたビッチが絵に描いたような転落ぶりの果てにホームレス狩りに遭って死亡。 ホームレス狩りしたクソバカにもなんらかの悲惨な末路があれば完璧だ……!! 一応転落後に自分の行いを悔いるだけの知能は持ち合わせていたので、やり直すしかないと心機一転するですのよ? このジャンルの黄金パターンなのかな? はめふらとティアムーンしかまだ知らないけど!! でも「食べ物や水を粗末にしない」とかは立派なんだが、金持ちが贅沢品に金を使うことを辞められると経済が回らなくなるんで、素直に「良い心がけだなぁ」とは思えない微妙な心境にもなる(笑) ティアムーンだと「無駄遣いではなくより経済発展に繋がることの使う!!」なんで、その辺気にならんかったのよな。 このキャラは「ただひたすら将来のために貯金」だならねー。まぁまだ1巻なので、今後どうとでも変わるかもだが。サバイブに必死なメンタルから余裕が出て視野が広がることで。 健全な人生の第一歩、友達作りから始めるわよ!!! からのアンジャッシュが炸裂する。「好意的に解釈される」ではなく「日頃の行いが最悪だったんで(順当に)悪い方に取られる」ベクトルで(笑) これはそもそも好意的に解釈してもらうには無理があり過ぎて笑った。 基本的に馬鹿なんだよ、今尚!!(笑) まぁティアムーンもはめふらも馬鹿だしな! 愛すべき馬鹿であれ!!! いきなり男子生徒にすり寄ってくもんだからそりゃ周囲からは奇異の目で見られるわけですが。 これを何の躊躇もなく言い切れる馬鹿は嫌いじゃないです(笑) 彼女は同じ様に扱ってるけど「叱る」と「怒る」は別だと思うんですよね。前者は指導的な意味合いが含まれて。 でまぁほんと、人間関係に於いて「叱る」って「してくれるウチは有り難い」んだよなぁ。「怒る」じゃなくてね。 いわゆる「改善を期待するから叱る」わけで、「こんなやつにそこまで手間をかけるのもバカバカしい」と思われたら、適当にスルーされて終わりだものな。ネットでアホなこと言ってる人に「面倒だから関わらんでおこう」ってなるのと同じで。 こーいうのは現実だと「窮地を脱してからの地金」が問われるわけですが、彼女が現状に安心&慢心しないことを祈る。 両親のボンクラぶりをフォローするのが目下の難問であろうか。 |
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■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´) 逆襲のシャアリバイバル上映とキン肉マン71巻記念セット!!! 悪魔将軍はワールドガイド・オヴ・フローラントでネタにしたからなんだろうか(笑) うちのブロッケンと一緒に飾ろうと思います( ・`ω・´) 子供の頃たまたまどっかの店に置いてあった古いジャンプで何話か読んだっきりのやつぅぅぅぅぅ!!! 思えばこの頃からポストアポカリプス作品が好きだったんだろうなぁ。「漂流教室」とか「D」とか。 打ち切りってことで「古本で単行本買うテンションも低い」まま今に至っていたが、描き下ろし167ページて!!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター10 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 クラウス「その目星をつけた場所は?」 DM「『ここだ』と地図を渡す」 クラウス「ドライリュッケンから距離的には」 DM「10キロぐらいですね。峠と村の間の外れたとこって感じだね」 モニカ「今はまだ昼過ぎ」 DM「夕方五時ぐらい」 アルブレヒト「山賊団の殲滅とあらば、断る理由は無い」 DM「というわけで、非致傷ダメージを与えるルールを改めて説明します。『非致傷ダメージで攻撃します』と宣言すれば実行が可能。峰打ちなど手加減した攻撃なので与えるダメージが半分になります。ただし、《強打》や急所攻撃、《信仰の威力》などのダメージを増やすオプションは全部使用不可です」 アルブレヒト「最初から非致傷ダメージのサップとかは」 DM「ああいう特殊武器は大丈夫です。飛び道具はさらに命中にマイナス4つきます」 アルブレヒト「呪文……」 DM「リリカルなのはの非殺傷設定なんて無いから、呪文は無理だよ。普通に捕縛とか無力化系の呪文使え(笑)」 モニカ「(wikiを見ながら)『そもそも聖罰騎士の任務を受け入れ拒否したという事実は、面子を潰されたという以上に、厄介な悪評となる為、よほど都合が悪くない限り、黙認されることが多い』そもそも完全にやんなきゃダメな奴じゃ」 レーグネン「まあさすがにここで断っても、正義に悖るって斬りかかってはこない……はず」 DM「語尾が弱くなってる(笑)」 モニカ「怖い怖い」 DM「レーグネンの武器は剣だよね」 レーグネン「ロングソードです」 フォルクハルト「レーグネン殿、君にこの断罪剣ゼーレン・シャルフリヒターを預けよう」 レーグネン「ははぁっ!」 フォルクハルト「この断罪の剣でレディを守ってあげて欲しい」 DM「あげないけどね。貸すよ。ゼーレン・シャルフリヒターは『魂の処刑者』って意味ですね。“フロウ”ベイン・マーシフル・ロングソード+1です」 モニカ「スゲー」 DM「ベースがロングソード+1でマーシフル(慈悲)の効果で1D6の追加ダメージを与える。ただしすべて非致傷ダメージになる。つまり命中+1で、1D8+1+1D6が常時。更にベイン(~殺し)の効果で相手がフロウ(人間)だった場合には、強化ボーナスが+3扱いになって、2D6の追加ダメージを与える。つまりマーシフルと合わせて命中+3での、1D8+3+3D6の非致傷ダメージ」 八夏「それは峰打ちしなくていいってことですか」 DM「はい。勝手に峰打ちになっちゃいます」 アルブレヒト「ただマーシフルなので、ゴーレムとかのもともと非致傷ダメージを受けないやつには効かない」 DM「そうそう」 レーグネン「大変貴重なものをお借りいたします」 フォルクハルト「これが正義の証だ」 レーグネン「これに応えられるよう、モニカ様、アルブレヒト様一同、がんばります」 モニカ「はい」 DM「ちなみに彼は腰にまだ、魔法のヘヴィ・メイスとレイピアを持っている」 モニカ「スゲー」 DM「というわけで、はい、ここから聖罰騎士と別行動になるけど、このまま山賊どもの根城に行く? 買い物する?」 モニカ「買い物します。ロープとか」 レーグネン「捕縛用のロープはたぶん手持ちの量では足りない」 ダスティ「夕方なんですよね、今」 DM「そうね。行くなら翌日だよね」 ダスティ「敵は何人ぐらいって言ってましたっけ?」 八夏「わかんない」 DM「30人規模の隊商が皆殺しにされるぐらい」 八夏「高品質の枷?」 レーグネン「枷は何人いるかわからないので、そんなに運べないぞ。あっ、言っても枷は2ポンドですね」 買い物ターイム レーグネン「今回用に麻のロープ100フィート買って行って、足りなかったら皆さん手持ちのロープを出して貰うということで。他に皆さん、何か心当たりというか、デイライト的な(笑)」 モニカ「デイライト大事大事(笑)」 アルブレヒト(大丈夫だ、デイライトの用意は今回も抜かりないぞ) ダスティ「そういえば、八夏さんはいいんですか? すごい勢いで聖罰騎士に乗っかっていましたけど、いくら悪人とはいえ、そんな残酷な行為をしていいものなのかな、と」 八夏「まあそれは少しは考えたけれども、果たして私もそうなったときに非情になりきれるかどうか……まだ私も未熟です」 ダスティ「そうなんですか……」 レーグネン「レーグネンから見たら、彼はまさに生きる法に等しい。彼が悪と判断して罰したんだったら文句は言えない」 ダスティ「レーグネンにとっては、そういうものなんでしょうね」 そんなこんなで場面は転換し、一気に敵との遭遇へ。 DM「さあ、イニシアチヴをどうぞ(笑)」 レーグネン「19」 ダスティ「ダスティも19です」 八夏「3」 モニカ「モニカ14」 アルブレヒト「24」 クラウス「17」 DM「最初は」 モニカ「お兄様」 アルブレヒト「うーん、見つかってる?」 DM「見つかってる。お互いに。昼間だから明かりの心配は無いぞ!!」 アルブレヒト「よし、スリープの呪文だ!」 スリープの呪文は詠唱に1ラウンドかかります。ザーザードーザーザードースクローノー。 DM「では次の方」 レーグネン「うーんどうしようかな? ひとりで突出してもな。5(マス進む)」 DM「じゃあそこで反応セーヴ(笑)」 レーグネン「ほらー(笑)」 アルブレヒト「なに!? 卑怯な(笑)」 レーグネン「だが出目は悪くない。17」 DM「足元の地面が抜けそうだけど、今ならまだ前後左右いずれかに飛べる。どうする?」 レーグネン「じゃあバックステップ」 モニカ「なになに?」 レーグネン「罠です。落とし穴のようです。これでターンエンド」 ダスティ「ここに穴があったってことですよね(落とし穴の目印をおく)。〈捜索〉するとしたらどうなります」 DM「1標準アクションで1マス」 ダスティ「うーん、とりあえず進もう(1マス)。そして前を〈捜索〉します。あ、その前に穴の広さや深さはわかります?」 DM「違和感からバックステップしたので、穴が空いてないので、わからない」 ダスティ「じゃあ進みます。1マス」 DM「はい反応セーヴ」 ダスティ「16」 DM「飛び退けるけど、どうする? わざと落ちる?(笑)」 ダスティ「いやいやいや、飛び退きます。じゃあここに」 DM「茂みのところ?」 ダスティ「はい」 DM「じゃあ落ちます」 ダスティ「こっちにもあったってこと?」 DM「はい、そうです。というわけで5点ダメージ。落下距離は20フィート」 八夏「なんと狡猾な!」 クラウス「とりあえず、魔法の効果を待ちたいのと罠が苦手なので、ここ(はじめレーグネンがいたところ)で止まります」 モニカ「みんなが止まってる(ダスティがはじめいたところまでで進む)」 DM「よし、じゃあ撃つぞ! 棒立ちして明らかに呪文を唱えているそこのお前、死ね! おっ! クリティカルヒットだ。ダイス目が20と18だ。お兄様に16ダメージ。で、目標値27の精神集中」 イラスト:★Yuuki 詠唱中に攻撃を受けたりすると〈精神集中〉判定を求められることになるぞ! アルブレヒト「ダメですね」 DM「ぷしゅー」 ダスティ「スリープが消えた」 クラウス「なんてこった」 DM「でもそう当たらんて。今のはたまたま……当たった17は当たる。4点」 相手も素人ではないとはいえそう大したことないんだが、AC4のメイジ・アーマーの呪文だけしか防備が無い魔導師相手なら前衛の遮蔽込みでも17の出目で命中を期待できるので、6人から射られれば1発くらいは確率的に喰らってもおかしくない。2発喰らってるのはだいぶ不運だが。クリティカル受けて〈精神集中〉失敗もだいぶ不運だが、まぁ仮に通常のダメージに対して〈精神集中〉してたとしても割と失敗の確率はあった。 レーグネン「術者を狙ってくるなんて、なんて頭がいいんだ」 DM「人間だよ相手は(笑) しかも思いっきり目立って呪文唱えてるよ」 一方、ゲームの流れを止めない為、DMが詳細を忘れていた「落下時の受け身ルール」を裏で調べさられていたダスティ。 ダスティ「あっ、これですね。〈軽業〉で難易度15に成功すれば10フィート少なく扱う。じゃ〈軽業〉試みます。成功」 レーグネン「ダメージは?」 アルブレヒト「1D6です。あまり変わらない可能性がある」 ダスティ「もし6が出たら」 DM「3点」 ダスティ「ちょっと減った」 DM「よし、奴は呪文が失敗した上に瀕死だ!!」 敵の会話が聞こえるわけもないので、これは完全にイメージです(笑) 八夏「全力でダスティの近くに移動して、『ダスティ大丈夫か?』」 ダスティ「大丈夫です。大ダメージは受けてません」 クラウス「では2ラウンド目。アルブレヒト様もう1回呪文いけますか?」 アルブレヒト「いやさすがにね、次当たったら死ぬからね」 DM「お兄様、伏せるんです。伏せたらACいくつ?」 [伏せ]状態はいわゆる「転倒している状態」と全く同じ扱いで、近接攻撃に対するACが-4されるものの、遠隔攻撃に対するACは+4されます。 よく銃撃や砲撃されたり爆弾降ってきてる時に「伏せろ!」ってなるヤツですね。着弾点で爆発起こすタイプには有効ですが、空中爆発するファイアボールに伏せてもセーヴにボーナスは貰えない(笑) ……という理屈は特に無く、特記されてない限りは地表爆発タイプの攻撃呪文にも伏せは特に意味無いですな。 アルブレヒト「20」 DM「伏せれば大丈夫だ(笑) 伏せてスリープ(7人目のパーティーメンバー、DM)」 レーグネン「寝転がったまま、仰向けで(笑)」 アルブレヒト「よし、伏せて、姿勢を低くしてもう1回スリープだ」 DM「がんばってスリープを持ってきてるからね、2個。2発目のスリープの詠唱開始。じゃあ次の方」 別に寝っ転がらなくても片膝ついてる状態で[伏せ」扱いされます。 Don't give up justice, I want to get truth! 上から来るぞ、気をつけろぉ!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 前々回の『いかにも!』問題につきましては、多分その場のノリでした。 言葉が足りなかったとか、裏や隠された意図があるとか、一切ない。 もし、万が一、私の発言が読者の皆様やフォルクハルト様に誤解を与えていたのでしたら、心苦しい限りです。(謝るとは言っていない) ゼーレン・シャルフリヒター! カッコいいぞ! 強い! もし同じ性能のものを買おうとしたら銀貨18315枚だ! 初対面の相手にこれをぽんと貸し与えるということは、戦勝神の聖騎士や神寵者の信用がどれだけのものかということの証左であるとともに、聖罰騎士の度量、それに『我々に逆らえばこうなるぞ』という実績を粛々と積み重ねてきたことによる自信ということなのでしょう。 すごい人に目をつけられてしまったものです……後が怖い(笑) 相手の無力化が必須なので、低レベル帯で高く評価されているものの、今まで使っていなかったスリープの呪文を選んでみました。 今のところ、使い手やその使い方次第だよね、といわれそうな感じです。とほほ。 そこでまたも挿絵になってしまうくらいの衝撃(を喰らう)案件。 魔導師の立ち回りは、まず自身の安全を確保が第一と毎回反省しているのですが。 ★Yuukiさんに前衛の活躍ぶりをガンガンとイラストにしてもらえるな展開にできるよう頑張りたいですね。 ・モニカ ・レーグネン 貴重なものをお借りした! この期待には応えねば、と張り切るってなもんで。そして無傷でお返しせねば。 早速アタック開始だ! 早速のお兄様のピンチ! イラスト、見事なくらいっぷりで(笑) まさか術者を狙うとは……(当たり前) 落とし穴は全人類の敵。相手も人類だけど。 ・八夏 峰打ちといえばサムライ、サムライと言えば峰打ち。でも私の得物は槍だけど。(ルール上問題はありません) さぁ、敵の砦に進撃だー。ちゃんとした人間相手は初めてだー(オイ そしてお兄様、再び集中砲火を浴びるの図。 イラスト見ても痛そうだけど、イッヌにガジガジされるのとどっちがマシなのだろうか? あぁ、庇おうにせよ何にせよにも早さ(イニシアチヴ)が足りない!(泣 そして穴……もう嫌な予感しかしない。 ・ダスティ 怖い怖いと思っていたら、本当にヤバい魔法の武器を持っていたフォルクハルト! フォルクハルトの言動には、ダスティとしては、いろいろ思うところはあったりするのですが、今この状況でいろいろ言っても、いろいろ面倒なことになるだけなので……。 とか思っていたら、即座に戦闘スタート! スピーディー!! そして、いきなり落とし穴に落ちてしまった……。飛びのいた先にも落とし穴があると、問答無用で落ちるしか……。一体どれだけ落とし穴があるんだ? そして、いきなり撃たれて瀕死になるアルブレヒト。なんか本当に、お約束のようになってしまっている……。でも、アルブレヒトめがけて何本も矢が飛んできている、Yuukiさんの迫力のあるイラストを見ていると、「いや、これは避けるの無理! こんなに撃たれたら、瀕死にもなるよね」って思えてしまう。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 これが正義と皇帝の機神、輝皇武神ジャスティスカイザーだ!!! イラスト:GEN |
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■キン肉マン #71 今回のサブタイトル、昭和感が半端無いな(笑)(貶してない わかる。わからんないってのもわかるけどほんとはわかってんのもわかるのわかる。 しかし俺の脳内の悪魔が「違うのだ!!」ってザ・ニンジャをコラってくる……やめろ! 俺を惑わすな……!!! ぐええええええ!!!! イエッフー!! ブロッケンは斬撃技で遅れを取る超人じゃないぜえええええええ!!! マリキータマンは真に手強い難敵だが、そこは譲れねぇ!!! 英語+ドイツ語!!! ツープラトンだからな!!! 実のところ、二人がかりで一人に技をかけてるってのは、クロス・ボンバーとかでもそうなんだが、「割と卑怯」な印象になるがちなものの。 今回は既に相手が散々二人がかりで一人をボコってたのもあって、心置きなく「かましたれえええええ!!」となれる(笑) ブロッケン! よく戦ったぞブロッケェェェェェェン!!!! おい、なにを我慢しているんだ。お前は今調子に乗っていい、乗っていいんだってシェルブリットのカズマも言ってるよ!!! オメガの魂を受け止めるべく、キン肉マンソルジャー漢立ち。 後に引けないアリステラの気持ちもわかるんだけどわかる。 いわゆる「復讐をやめろ」パターンでよく見る安っぽい否定じゃない「理解」がそこにあるんだぜ……!! もうね。電車で読んでたもんだから、ここの男泣きに一緒にボロ泣きしてしまってヤバかったよ……!!! ここで泣かせるの本当に熱い。悔しさ、無念さ、無力さ。敗北を喫することへの涙だが、決して格好悪くない。最高に胸を打つ不退転戦鬼の目にも涙ぶりよ。 相変わらずパイレートマンは格好良いのぅ。 こんなやつらとは戦うよりも共闘したいよホント。いや、戦うのはいいんだ。超人だから。でもデスマッチじゃなくて試合がいいよ。 きゃー! ソルジャー様抱いてーっ!!!! お前は今泣いていい! 泣いていいんだ!!!(二度目 なんだこの人たらし。友情パワーの代名詞であるキン肉マンも屁のツッパリはいらんですよ。 サタンの言動が安っぽい悪党のソレ過ぎて器皆無じゃんよ状態。まぁ悪の神も皆しょっぱい奴らだしな。 ジャスティスマンパイセン、そのままぶっ倒しちゃってくださいよぉぉぉぉぉぉ!!!! |
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■第4次ライダーvs第5次ライダー >108>今の設定は知らないですが、ZERO時点ではカリバーの範囲は大断層ができるほどの範囲で、軍勢はマスターなし >の弱体化鯖、イスカ自体も強力な回避能力や防御能力があるわけじゃないので対処できる方法が見つからないから。 >そして、軍勢を展開するにも時間がかかるので、カリバーの発動前までに展開を待ってくれている時点で防御側にめちゃ >めちゃ譲歩しています。これは、四次と五次ライダー対決も、この時点では5次の勝ち確定になる情報しかないですし。 >あと、作品ごとに召喚方法やシステムが違うので新しい設定が、その四次や五次で召喚されている鯖にも適用されるのかよくわかりませんし。 うん、だから「設定をよくわかってないと思うんですよ」ってことになっちゃうんだよー。これはもうホント申し訳ないけど、全部指摘してたら大変過ぎるし、されても不愉快だろうから、やらないけれど……イスカンダルのだけ過去ログにあったの加筆修正しゅるぅぅぅぅ!!!! 今回の内容は最新の設定に基づいていますが、「作品ごとに違うんで~」に関しては「別に最新の設定適用しなくてもZEROの時点でも通用した設定が9割なんで大勢に影響はないです」というスタンスです。 で、フェイトゼロでその圧倒的な強さ、偉大さを披露した征服王。ギルには力及ばなかったが、逆を言えばギルクラスじゃなければ勝てない存在だよなと心酔するワダツミさんに、聞いてもいないのに何度も投げかけられた言葉。言葉。言葉ぁぁぁ!! 「でも第5次ライダーには勝てないよね」 いいだろう、その幻想をぶち殺す!!! いやうん。ネタの使い所と思ってアグレッシヴなフレーズが飛び出してしまったが、別に喧嘩したいわけではない!! むしろ俺はライダーさん大好きだから! 嫌いなわけがないから!! 昔から好きだけど、その後もさらに好きさが増してる勢いだから!! というわけで、「魔眼持ってるからって勝ち確みたいな話をされると、こっちとしても反論せざるを得ない」ので、拍手でたまに話題になるたびにそれなりに抵抗してみたものの、今回正式に記事をエントリーする!! 先ずはイスカンダルの強さ・能力を語ろう。
・カリスマ:A 指揮官、統治者としての手腕をあらわすスキルなわけだが、イスカンダルは「史上最高の軍人」であり、軍人としての実績には及ばずとも「極めて優秀な統治者」なので、Aなのも納得である。 ・軍略:B 軍勢を率いた際の、戦場における戦術的直感能力。カリスマでも書いたとおり、イスカンダルは史上最高の軍人なので、「銀河英雄伝説でヤンの戦術能力がB扱い」みたいな不当さすら感じるのだが、現状Fateのキャラで軍略B+以上を持つサーヴァントは存在しないので、まぁよしとする。 なんにせよ、高いカリスマと軍略の組み合わせは、いわゆる「神がかった知略で戦場を支配するタイプのキャラの頂点」に位置することを意味することにほかならない。 ……ってのはかつての話。 ・制圧軍略:A 現設定では強化型の制圧軍略となり、名実ともに最強の軍略家の名を手に入れている。 現状では「具体的なスキル効果の設定がよくわからん」のだが、単純に軍略Bの時点でもイスカンダルは特例的に「対城宝具」に対する補正を得ていたので、ランクアップを果たした今ならもう益々「範囲攻撃で薙ぎ払えば楽勝? こやつめハハハ」状態である。 単純に「戦巧者」としての立ち回りも最強がさらに強化状態であり、必然的に王の軍勢を率いた際の戦闘力も跳ね上がっている。 ・神性:C メドゥーサさんが元神だってんなら、イスカンダルは最高神ゼウスの息子である。 史実の人間であるからして箔付けの儀式によって「公式に自称した」に過ぎないが、現に神話の存在な神の息子であるケイローン先生やアキレウスと同等の神性を有しているのだから、Fate世界においてはゼウスの息子か、そうでなくともそれに等しい神性を持つのだ。 ・雷の征服者:EX FGOの追加スキルで、設定的にどんな能力なのかが不明。 ゲーム的にはバスター強化とクリティカルスター発生率アップ(FGO)や、武器が雷を纏ってダメージと攻撃範囲拡大(EXTELLA)。 雷霆の神ゼウスの息子なので、こういった能力も持っているということではあろう(後述の乗騎も関係 一方のメドゥーサさん。
メドゥーサさんの乗騎はかの有名なペガサス。 ノーマルタイプなら単なる魔獣なのだが、彼女の相棒は長き時を経てランクアップしたエース。スペックは幻獣に相当し、ディフェンスは竜種の域(竜種は各ランクの頂点扱いなので、この場合、幻獣の中でも最高峰の意)との定評がある。 さすがトップレベルのライダー。とんでもないモンスターマシンだぜ(マシン? が、イスカンダルの乗騎がそれに輪をかけてヤバかった。 ブケファラスだけでもサーヴァントになれるレベルの名馬だが、これは流石にメドゥーサカスタムペガサスには及ばないだろう。問題はもう一つの乗騎、飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)である。彼らは幻獣の更に上の、神獣なのだ。しかもそれが2体。ゼウスに捧げられた供物なので、神性ぶりハンパねぇ。超高速で空を飛ぶし雷が迸るぜ。 ベルレフォーンとゴルディアス・ホイールの宝具ランクはどちらもA+なのだが、設定だけだとどうにもペガサスさんに分が悪過ぎる。 速度だけ見ても「ベルレフォーン発動時」で時速500キロ程度なのに対し、ゴルディアス・ホイールは「通常状態」で時速400キロ、真名開放時は明らかに超音速な描写である。 で、本題である魔眼。石化の魔眼ですよ。 「メドゥーサさん勝ち確」と唱える人の根拠としては、「魔力:C以下なら抵抗判定無しで石化する」から、イスカンダルは為す術もなく石化しちゃうってことらしい。そう言われた。 軍略スキルはランクに応じて対軍宝具に対する有利な補正が付くのだが、イスカンダルは例外的に対城宝具にもその効果が適用され、それが最高のAランク。 無論、石化の魔眼は宝具ではなくてスキルなので、「単なるコンピュータゲームならば関係無い」となるわけだが、今回論じているのはあくまで「ゲームではなく物語の存在である彼らの比較」ゆえ。というか、FGOじゃ魔眼が宝具になってるケースだってあるんだから、宝具に準じたものと扱っても問題は無いと判断。まぁあとそもそも軍略って実際の戦闘手腕であるだけに、宝具以外(未知の戦術や秘密兵器と相対したとか)にはビタイチ効果ないとかいうわけもないでしょう。 この時点でもう「無条件でイスカンダルが石化されちゃう」なんて展開が確定で起きるなんてないことは想像に難くないのだが(あと万能の防御力である幸運も超高いしな!)。 オーケーオーケー。 スキルを宝具扱いに釈然としないってんなら、さらにかまそうじゃないか。 超有名なイスカンダルとブケファロスのモザイク画。 鎧の胸部分に注目して欲しい。 これはメドゥーサなのだ。魔除けとして描かれているんだね。イスカンダルは神話・英雄オタクだから、神代の知識は豊富だぞ( ・`ω・´) これが意味するところは、戦いにおいても、Fateという物語の性質においても、最も重要なアドバンテージである「メドゥーサのことをガッツリ把握している故事を持つ」ってことなのだな。つまり相性云々で言うならむしろ有利。 補正によって「真名不明段階」でも対応能力が高まるのに加えて、聖杯戦争的には考えづらい「いきなり全力バトル」はせずに、お互いの真名が割れる過程を経たら、石化の魔眼の弱点である「石化の魔眼とわかってたら効果が弱くなる」が適用される上に、そういった補正がなくても、よっぽど至近距離で直視でもしない限り、いきなり石化するわけじゃない(たった数メートル離れてるだけで、大した魔力なんてない士郎すら石化しない)んで、(騎乗戦で決着がつかなければ)身も蓋もないことを言えば王の軍勢で投げ槍の雨でも降らせればいいじゃない、みたいなことにもなる。 あと忘れられがちな設定なのだが、石化の魔眼は魔力消費量が高いので、数人石化したら魔力切れを起こす。王の軍勢をまるごと石化なんて夢のまた夢で、数万人のウチ数人を石化したら終わりである。 もちろん何らかの作戦を駆使して、イスカンダルのことを一方的に把握(普通は格闘戦から入るのをすっ飛ばし、いきなり全開で戦う必要性を認識する)、自らの素性を完全に隠した上で、アサシンの奇襲すら難なく対応する上に、不調状態でもクー・フーリンと互角の白兵戦が可能な武人相手に突然至近距離から石化の魔眼を炸裂させれば、そのまま石化しちゃう可能性もあるだろうけれど、特別策略に長けた存在でもないメドゥーサさんが、人類史上最高の軍人(陰謀暗闘もOK)相手にそれを成立させるハードルを考えたらとても「勝ち確」とは言えないんじゃないかしら。 征服王イスカンダルは、いわゆるアニメとかの「チートじみた知略で圧倒的に強い天才指揮官」の「実際に存在し、最も有名なケース」なわけですよ( ・`ω・´) というかそんなイスカンダルより遥かにハードルが低い相手に対してすら「石化で楽勝」なんて展開は無かったよね実際のところっていう。 そんなわけでメドゥーサさんは十分に強いけど、だからって「イスカンダル相手だろうが楽勝。勝ち確」なんて言い切ってしまうのは、両者に対する理解とリスペクトが足りないんじゃないかなと思ってしまうのでありました、と。 あとホント凄く多いんだけど「一箇所だけ反論して他全部無視してるのになぜかその人の脳内ではその一点だけで他のことも全部反論できてることいなってない?」みたいなのは、スルーさせてくださいね。 例えば「このキャラ1がキャラ2に対して優位と思える要素がA,B,C,D,E,Fとあります」って主張に「Cは○○だから違いますよ。だからキャラ2の方が優位ですね」みたいな。メッチャ多いです。「え、じゃあ他の要素は間違ってないんですよね? でもキャラ1が不利なの?」ってなるやつ。 それと別にこれ「だからイスカンダルが圧勝する」とか言ってないですからね。「メドゥーサが楽勝」ってのを「は? 舐めんな?」って思うから否定したいだけで。いやマジでイスカンダルの戦略・戦術能力を低く見積もって「都合よくメドゥーサさんが有利になるような状況になるんで勝てます」と言われてるようにしか思えないのは特に舐め過ぎなんですよ。 とまぁそんなわけなんでここまで読んで「うわぁ……下手に反論しても面倒なことになるんで関わらんとこ……」って思ったそこのあなた、大正解です。これに関してはこのワダツミ、特別に面倒くさいです。 ゆえに「ワダツミうぜぇ」と思ったらこれがベストです。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! 働いて! 飯食って! 出す! クマやべーな? キャップがボコボコにされてるのはショッキングな表紙である。 そしてハッチポッチステーション! ハッチポッチステーション! 未だに原曲を聞いてもハッチポッチステーション版が脳内再生されるヤバいやつなんだよ……!! プレゼント本読んだゾーン。 ワクワクな文言が踊る帯なことはひと目見たときから思っていたよ( ・`ω・´) よくあることなのだが、一口に「中世」と言っても半端じゃなく広い範囲で、テクノロジーレベルとかも大分変わってくるんで、「中世みたいな」と言われても「中世のどの辺?」みたいな感じになることが多い。 ちなみに国産ライトファンタジー世界の大半は「近世」「中世末期」から銃火器を抜いたのがイメージ近いです。「文化レベルは近世」で「戦闘レベルは中世」ってのも多いかな。「文化レベルが中世真っ只中」なのは一気に泥臭くなるんで、ライトじゃなくなるんだよな(笑) 重装騎兵メッチャ高いよ常備兵とか正気の沙汰じゃねーよっていうネタも当然。 ちなみに右画像はD&Dのサプリメントから。こっちでも騎士の高コストぶりが(笑) マジック・ミサイル(1D4+1)とマスケット(1D12)は、ダメージこそ後者が大きく優越するも、前者は必中なんで100メートル離れて時速500キロで移動してる的だろうと外さない。ゆえにダメージ期待値という意味では圧倒的にマジック・ミサイルの勝ち。 まぁ民兵でも使えるマスケットと違い、マジック・ミサイルのワンドは基本的にスペルキャスターしか使えんので、取って代わることは厳しいが。 これは間違いなく強大なイエロードラゴンとその眷属を乗騎とする強力な空中機動打撃部隊だわ( ・`ω・´) そんなわけで各国が常備兵にスイッチしたいんだけど金がねー金がねーと右往左往する話が楽しい。 そして結局のところ「やはり財力! 財力は全てを解決する!!」なのであった。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター9 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 モニカ「いえいえいえ、それはなりませんお兄様」 レーグネン「それは、噂に尾ひれが付いたまでです」 フォルクハルト「尾ひれ? では実際は違うというのか」 しばし沈黙 モニカ「はい。私たちが倒したのはシャドウ・デーモンです」 DM「シャドウ?」 モニカ「シャドウ・デーモンとその傘下」 フォルクハルト「では確認したい。君たちの中に正義を貫く意志はあるかい?」 八夏「はい!」 モニカ「早い(笑)」 フォルクハルト「力無き人々の明日を守るために、己の命を燃やす覚悟はあるかい?」 八夏「はい! 今度こそ」 レーグネン「その意思を全然否定するつもりはないけど、メチャクチャ早いから(笑)」 DM「彼は一人一人の顔を見回しながら言う」 フォルクハルト「私はたとえこの世界の正義の最後の独りとなったとしても、その背後にいる人々の為に力を尽くし、己の命を懸ける覚悟がある。その決意と共に生きている。君たちにそれはあるかい」 八夏(無言でまたサッと手を挙げる) 全員笑い モニカ「早い早い早い(笑)」 DM「(笑) 他はどうなってんの?」 ダスティ「いやまあ、あっけにとられて見ているけど」 八夏「止めてもいいですよ」 モニカ「止めることはない」 レーグネン「正義とか民のために、神の名に於いて頑張るのは英雄的だし、自分も聖職者として否定することは全く無いし、そう在りたいなあと思うけど、その確固たる意志を持って全力でいける八夏はさすがだなあと思う」 モニカ「すごいなあと思う」 レーグネン「モニカ様、負けてられません」 モニカ「そうですわね(笑)」 アルブレヒト「神に選ばれしモニカだったら、その道はきっと正義と秩序と神のための道に違いない」 レーグネン「貴女は神寵者なのです。八夏様に心意気で負けてはいられませんぞ(笑) ちょっとテンション上がってきた」 フォルクハルト「残念ながら、この世から悪が無くなることは無いだろう」 八夏「あきらめてはダメです」 フォルクハルト「いや、人が人である限り、それはどうしようもない。例えば世界全ての人々が破邪神を信じる道を生きれば争いはなくなる……なんてことがないことは、破邪神ならずとも善なる神を信仰する人同士で争う現実を見れば絵空事だと君たちもわかるだろう。皆が私のような生き様を選べばいい、なんて人の心を無視した無理難題だということもわかっている。……だが、それで諦めて何もしなくていい理由にもならない。だから私は今日も奴らに命を以て己の行った罪の深さを教え、償わせているのさ」 モニカ「こえー(笑)」 フォルクハルト「君たちも伝説の語る英雄たちの光輝ける姿に心躍らせた経験はあるだろう? 『解放者エイファス』は言うに及ばず。『至尊騎士オスカー・ヴィーリオン1世』『四竜殺しヒルデブラント卿』『凍霞(いてがすみ)の魔剣士ザカライア』『飛雲卿コール・フォルティス』『滅赤(けしあか)の聖剣使いアーデルハイト姫』『纏雷シェナン・アルザート卿』……ああ、とてもではないが挙げきれない……!!」 八夏「はい!」 DM「じゃ〈知識:歴史〉で振って。この英雄クロスワードに。6回振ってください」 モニカ「25」 レーグネン「24」 アルブレヒト「21」 クラウス「12」 DM「<知識:歴史>持ってない人は振れないよ、そもそも」 ダスティ「じゃあ、無しですね」 DM「一番低い人はいくつ」 クラウス「12」 DM「じゃあヴィーリオン人組全員知ってる。オスカー・ヴィーリオン1世はヴィーリオンの建国王です。あらゆる騎士の範とされる大騎士です」 アルブレヒト「貴族で知らなかったら大問題です」 ●オスカー・ヴィーリオン1世<至尊騎士“Höchste Ehre Ritter”> 前27~82 ヴィーリオン建国王にしてあらゆる騎士の範と言われる伝説の大騎士。 解放戦争では審判の機神ビヴァフネター・ゼーラフを駆って数多の竜を屠り、建国王へと至る物語を知らない国民はいない。 死後半神となり、戦勝神の従属神の一柱となってその伝説は幕を閉じる。 ヴィーリオンである!!! ●ヒルデブラント・リンデンベルガー卿<四竜殺し> 3~51 その生涯において4体もの古竜を屠った伝説の竜殺し。 エイファスが鍛えた重滅槍ストラトアーティラリーTYPE507の使い手。 風の古竜ヴィーザファンスルケイムに深手を負わせるも討ち死に。 ●ザカライア<凍霞> 351~380 氷の封魔剣エミイトルセの使い手。 永久の森侵攻戦に於いて、星の機神スターダスト・ティアラを失い敗走するヴィーリオン軍の殿となり、炎の太古竜ルイトオウバに立ちはだかるも消息不明。 ●コール・フォルティス飛雲卿 427~501 ヴィーリオン王国天空騎士団史上最強のグリフォンライダーにして、審判の機神ビヴァフネター・ゼーラフの操士。 長年に渡り王国の空に君臨し、晩年は半神となったことで「天空の守護神」の尊称も併せ持つ。風の太古竜ヴィーザファンスルケイムを討ち果たした後、戦勝神に召される。 ●アーデルハイト<滅赤(けしあか)の聖剣使い>517~539 ヘルツホルム公爵家の姫であり、浄化の炎を纏った破邪神の聖罰騎士。 神聖剣ライニゴンスフォイアを手に魔王カタアトナを滅ぼすも、その死によって発動した悪疫の呪いを身に受け、自らを神の炎で焼き尽くした。 ●シェナン・アルザート卿<纒雷> 636~ 天秤の守護者。雷を操る魔繰騎士の街ティスリ。 彼に対する者は、雷を全身に浴びて滅びる。さながら、雷をその身に纒っているかのように。 大死霊術師クルセウスを屠った英雄。 元はヴィーリオン国民であったが、727年に天秤の守護者入りした後、塔の機神紫電傀の操士となる。 DM「達成値が10いってれば知ってる人たちです。日本で言うなら織田信長や宮本武蔵レベルな知名度の人」 モニカ「偉人ですわね」 レーグネン「歴戦の英雄の方々、さすがでございます」 DM「お兄様が完全にキャラブレているからね、今。乗るしかないこのビッグウェーブってところで、完全に黙ってるからね。だって戦車の話をされた秋山みたいなポジションなのに、今」 モニカ「いやウンウンって頷いていましたからね、今。わかりみが深いって」 まぁプレイヤー本人は一人くらいしか知らない英雄の名前を列挙されて、ノリノリのリアクションしろってのもハードルが高い気もするが(笑) アルブレヒト「その方々の本でしたら私は子供の頃から10回は読んでます」 フォルクハルト「私も彼らのような英雄になりたい」 アルブレヒト「心躍るものがありますな。モニカにも是非名を残して、彼らのようになって欲しいものだ」 レーグネン「私もモニカ様の英雄的資質を信じています。彼女ならきっと名をあげて、私も英雄従者に……」 アルブレヒト「貴方が持ってきた話だったら悪い話な筈がない」 DM「さっきまであんなに疑っていたのに」 全員笑い アルブレヒト「英雄好きに悪いやつはいない」 フォルクハルト「まあ何にせよよく来てくれた。もう少し待って来なかったら私一人で行くところだったよ」 モニカ「どちらへ行くつもりだったんですか」 DM「実は五日ほど前に、ここからすぐ南のエルラッセ峠……じゃあ〈知識:地域〉。まあ〈知識:地理〉も併せて」 マジわけわからんだろうから改めて説明すると、〈知識:地域〉は「その土地の情報」に対する知識で、〈知識:地理〉は「その土地の地理」に対する知識なんですな。とどのつまり例えば「大洗に対する〈知識:地理〉判定に失敗したが、〈知識:地域〉判定には成功した」なら、「あーガルパンで有名だよね。あんこう鍋美味しそう。で、どこにあるんだっけ?」みたいなことになる。逆なら「あー、茨城県のこの辺に在る町だよね。那珂川の近くでさ。いや何が名物かとかは知らないけど」となる。 まぁ色々在るよね。「地名は知ってるが、土地柄は知らん」「有名な観光地の名物は知ってるが、具体的な場所は知らん」って。 クラウス「16」 アルブレヒト「24」 レーグネン「〈知識:地域〉で18」 DM「エルラッセ峠は、トロイトーアと南の都市群を繋ぐ大動脈にまたがる峠です。ドライリュッケンからは近いです。20キロぐらいです。山越えをショートカット出来るので、危険なんだけどそれなりにリスクを承知で行き交う商人はいます。モンスターも出るけど、山賊も出るけど、早いしね」 フォルクハルト「エルラッセ峠を越える30人規模の隊商が何者かに襲撃された。普通ならば壊滅したにしても何人か生き残るものなのだが、誰も帰ってこない。不審に思った私が現場に赴いたところ、やはりそこは凄惨な皆殺しの現場になっていた。普通なら追い散らすだけで良いだけの状況なのに、わざわざ追いかけて殺している。これは解せない。中には降伏しようとしたのに殺されたであろう遺体もあった。赦せん。実に赦せん。さらにおぞましいことに、どれも心臓が引き抜かれているのだ。ゆえにこれは単なる山賊や怪物の仕業とは思えん。一方で金品も奪い去られている以上、殺しだけが目的とも思えん。竜殺しが誤解であろうと、悪魔の儀式を粉砕したというのであれば問題は無い。共に戦ってくれるかな? デーモン・スレイヤーズよ」 モニカ&レーグネン「もちろんです!」 クラウス「じゃあ今から、聖罰騎士と一緒に出発ですか?」 DM「で、その時襲われた隊商が運んでいたのが、クリスタル・ルーエ」 クラウス「おや?」 DM「それらもすべて持ち去られてる」 八夏「きな臭くなってきましたね」 モニカ「すごい。ダスティがつかんだ情報がちゃんと繋がっている」 DM「というわけで〈知識:地域〉をお願いします」 クラウス「15」 ダスティ「15」 レーグネン「20」 アルブレヒト「18」 DM「レーグネンはクリスタル・ルーエの産地が近くにある気がするが、名前までは思い出せない。レーグネン続けて〈知識:貴族〉で振って」 レーグネン「24」 DM「確かそこの領主が、ベットリヒ家だったはず。ベットリヒ子爵。そういう特産品のある土地の領主なので、比較的裕福であろうことがレーグネンには予想がつく。じゃあレーグネンが思い出してくれたので、ベットリヒ家について〈知識:貴族〉がある人は振ってください」 八夏「ああ……9」 モニカ「ダメ」 クラウス「ダメ」 アルブレヒト「16」 DM「レーグネンは、現在の当主は……詳しいことは知らないけど、最近代替わりしたっぽい気がする。以上です。あとはわかりません」 クラウス「クリスタル・ルーエは、化粧品以外の使い道は知られてはいない?」 DM「知らないですね」 クラウス「お兄様が魔導的な知識で……」 DM「なにせさっき振って知らんかったからね」 レーグネン「クリスタル・ルーエといえば、この近くが産地だったそうですね」 フォルクハルト「その通りだ」 レーグネン「地名は定かではないのですが、 ベットリヒ家の領だったはず」 フォルクハルト「その通り。確かタオという名前の村だったはずだ」 DM「ドイツ語で”露”っていう意味です」 フォルクハルト「相場が上がって、今ではクリスタル・ルーエは1瓶銀貨100枚という話で、なお高騰中だよ」 アルブレヒト「この街道が危険だとますます供給が足りなくなるな」 フォルクハルト「最近では護衛の相場も上がっているらしい」 レーグネン「ベットリヒ家は、確か代替わりしたばかりなにに大変ですね」 フォルクハルト「そうらしいな。世間の話では、『最近顔色が優れない。かつてはもっと覇気のある人間だったのに』とのことだ。私も直接会ったが、変わりように関しては元を知らないのでなんともな」 モニカ「顔色が悪かった」 レーグネン「影がある男」 モニカ「また光が必要だ」 ダスティ「フラれたんですね」 DM「次々と影を乱発していく(笑)」 クラウス「またフラれた男の魔術がらみか(笑)」 フォルクハルト「ベットリヒ卿も昨年ノイエ・エイファスとの戦いで戦死した父の跡をついで、苦労が絶えないのだろう……と思っていたのだがね、私が襲ってきた者たちの痕跡を調べて、ねぐらと思しき場所を突き止めたのだが、どうも私が討伐しに行くというと、彼が認めようとしなくてな。それよりも街道の警備を強化して、流通の安全を保って欲しいと喰い下がられたよ」 レーグネン「まさか聖罰騎士様にそのようなお願いを」 フォルクハルト「もちろん私としても街道を脅かされて、商人たちが無残な殺され方をするのは避けたいところだ。しかしだからといって惨禍の根元から絶つという行為を優先したくはある。無論領主としては直接収益が下がる危険から守って貰いたいという気持ちもわかるから、彼が間違ったことを言っているとまでは思わない。ゆえに私が行くわけにはいかないから、君たちに私が見つけた敵の根拠地と思われる場所に行って貰いたいのだ」 モニカ「一緒に行ってはくれないってことですよね」 フォルクハルト「私は街道の護衛に……もちろん領主殿の顔を立てる必要もあるが、もともとそのつもりで私は呼ばれてやってきたのだ。それを放り出していくわけにはいかないってことさ。君たちが来なかったら私が行っていたかもしれないが。なにせ私が直接動くには、それ相応の確たるものが必要なのだ。怪しいというだけでは駄目ということなんだ。なので君たちがそこへ行って、確実にそれが今回の賊共という確たる証拠が掴めたら呼んで欲しい。赴ける大義名分が出来る」 モニカ「つまりこれはファヴの依頼ではないと」 フォルクハルト「正義の任務だ」 モニカ「わかりました」 イラスト:★Yuuki フォルクハルト「そこで一つお願いがある。仮に賊がいたとしても、絶対殺さないで欲しい。彼らには生まれてきたことを後悔するほどの責め苦が必要だ。いいか、絶対に殺してはいけない。あっけない死など彼らには生温い。このまま生かしておく価値の無い社会の害悪なのだ、彼らは。徹底的に制圧し、己がしてきたことを後悔させなければならない。罪の重さをその身に刻む必要がある」 モニカ「こえー(笑)」 レーグネン「聖罰騎士になると言うことが違うなー。さすが聖罰騎士だなー」 フォルクハルト「重ねて言おう。絶対に殺さないで欲しい」 モニカ「もし、殺してしまったらどうなるんですか」 フォルクハルト「やむを得ない場合は、そういうこともあるだろう。なにせ戦いのことだ。しかしただの野盗だった場合、君たちとの力の差は歴然としている。生かして捕らえることは可能だろう」 レーグネン「わかりました。全力を尽くしましょう」 DM「八夏が何か困っている(笑)」 八夏「うーん……ちょっとうーん」 クラウス「人以外は?」 フォルクハルト「もちろん邪悪なモンスターはその限りではない。捕らえた者たちはじっくりと罪深さを教育した上で始末を付ける」 ダスティ「その場所にいた野盗たちが、襲撃したという罪を認めなかった場合はどうすればいいでしょうか? 自分たちはやってないって」 フォルクハルト「ますます君たちが殺す必要は無いだろう。それを裁くのは私だ。私が私の責任で裁く。君たちがその責任を負う必要は無い」 モニカ「こえー」 DM「俺が掟だ」 モニカ「女子供もですか。更生の余地がありそうな」 フォルクハルト「それを判断するのは君達の役目ではない。そして私は犯した罪に対する例外を認めない。罪人には罪を償って貰う。ただ見逃すことは有り得ない」 このシナリオは鬼滅の刃を読む前に作られており、しのぶさんとは無関係です(笑) Don't give up justice, I want to get truth! 罪を償った罪人だけが人間だ!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 『いかにも!』 言うだけ言って、結局自分では訂正はしないのであった! プレイヤーとしては、伝説の英雄の話にのりきれなかったのは痛恨の極みですが、これだけ英雄譚を熱く語る男で、破邪神の聖罰騎士ならば、その人となりに間違いはないでしょう。 私たちの仕事の噂を聞いての依頼というのも筋は通っていますし、やれ罠に違いないだの、やれハインリーケ絡みだの、皆は何を見当外れの心配をしているのだってものですよ(主観) フォルクハルトの、生け捕りにして罪を後悔させるほどの責め苦を与えてから殺す、というのは現代倫理では問題かもしれませんが、この世界では神の御名の元で執行される法であり正義です。 人様の宗教に異を唱えるつもりもありませんし、犯罪処罰や抑止力として実に効果ありだな、とアルブレヒトは為政者目線として共感しています。 ★Yuukiさんのイラストの圧すごい。アレに迫られたら泣くぞ! いつもどうもありがとうございます。 兜の下の素顔、実は優しげなのかとか、やっぱり恐いのかとか、いろいろ想像してしまいます。 ・モニカ アルブレヒトお兄様、それは駄目です!(笑) ここ、八夏の正義でありたいという気持ちが凄く感じられて、凄く面白かったのです。本当に挙手がはやい! モニカとしても立ち上がらなければ!ぐいぐいと行かねば、とは思ったのですが前回コメント引き続き、プレイヤーの怖いよぉという気持ちが滲み出てしまいました。すまないモニカよ。 なぜか女子供は許して……みたいなこと言っていますが、勿論男性も更正の余地があるならば、どうにか……と考えていましたがそんな甘いことを許す人が聖罰騎士になれるはずもないのでしょうね。(うう……) ・レーグネン シャドウ! 八夏がイキイキしてる(笑) 正義、そして英雄、八夏ほどトップギアで出してはいませんが、キャラ的には滾る物がおります。そしてここからダイス目の揺り戻し助かる。この達成値でもし10にも満たなかったら悲しすぎる(笑) そしてもたらされた、穏やかじゃない事件の話。残酷な行いは消して許せるものでは、という気持ちに違いはない! レーグネンはやる気! プレイヤー的にはイラストのようにちょっとフォルクハルトにビビってます(笑) まさしくこんなイメージというか、目が、光ってる! ・八夏 シャドウ!! (約2カ月ぶり、2回目の登板) 名だたる英雄の中にいつか八夏も入れるのだろうか、いや流石にこのレベルはさすがに無理か(反語 せめて二つ名くらいなら頑張れば……でも悪評だけは避けねば。 あとファルクハルト様、イラストの圧が強いです。そりゃモニカ様もビビりますわ(笑 ちなみに後半で唸っていたのは、以前の村人威圧問題とかを思い出してイケイケGOGOに躊躇いを感じ出したからと思われます。 ・ダスティ ドラゴン・スレイヤーズは否定したけど、デーモン・スレイヤーズということに! かっこいい肩書をつけてくれて、すごく期待してもらっているのは嬉しいけれど、フォルクハルトが言っていることは物騒すぎるよ~。外見も怖そうだったけど、言ってることもすごく怖い。今回のYuukiさんのフォルクハルトのイラストは、アップになって目も光って、セリフまで付いているから、もうラスボスのような威圧感! そんなフォルクハルトの言葉に、はじめすごい勢いで賛同していた八夏が、後半悩んじゃっているという展開がおもしろいです。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 ●機神 “機神”は“魔符級呪甲装兵”の通称ながら、こちらの呼び名のほうが一般的な知名度が高い。 人類のテクノロジーが造り出せる最強兵器、屠竜級呪甲装兵を凌駕する圧倒的な性能を備える、解放者エイファス謹製にして「原初の呪甲装兵」である。 解放戦争時代に建造された多くの呪甲装兵は、後に完全にエイファスの手を離れて人類の手のみによって建造された機体よりも高性能なことで知られているが、それらは全てこの機神をベースに、性能を犠牲に扱い易さや生産性を優先した廉価版に過ぎない。 機神の名称に様々な言葉が使われているのは、それぞれをその最初の操士が命名したからであり、当時は未だ忘れ去られていなかった宗教にまつわる言葉が使われている場合があるのも、それゆえである。 現存する殆どの機神が中枢システムたる魔符を欠いた状態であり、魔符まで備えた機神は『真機』と呼ばれ、列強超大国ですら一機の所有がせいぜいであり、真機を所有するがゆえに超大国として君臨できているとも言える。 欠品状態ながらも依然としてオーバーテクノロジーの塊であり、それをどうにか動かすだけで最低でも屠龍級5機分以上の魔力を必要とし、様々な能力がオミットされた状態でなお、古竜に匹敵する力を持つと言われている。真機となれば太古竜とすら一騎打ちを演じることが可能とされ、解放戦争による喪失も「その結果」と伝承は語る。 解放戦争終了時に多数が所在不明となりながらも、全ての機神が極めて強力な自己修復能力を備える為、「行方がわからないだけで、どこかに存在している」という考えが一般的。解放戦争終了時の残存機に加え、現在およそ100年に1機ペースで発見されている。 かつて、地下深く闇の太古竜アスナレンディファスの宝物庫最深部にて発見された月の機神エーヴィゲ・ナハトは大破・機能停止状態を通り越して機体の七割以上が「存在すらしていない」にも関わらず、辛うじて残っていた補機の一つに魔力供給(この時は屠龍級が3機、将軍級7機が派遣され、その魔力炉を使用した)を行った結果即座に自己修復を開始し、存在しない部位すらも空間に再構築し始めたことからも、完全破壊の手段が未だ不明だからである。 同時に、魔符を欠いた不完全状態の機神ですらそのような非常識な力を見せたにも関わらず、「完全状態の機神をここまで破壊した」と思われる戦いの激しさに人類は恐怖した。 斯様に尋常ならざる力を持つ機神ゆえに、戦いに投入した場合の有用さは明白ながら、かつてヴィーリオン王国が、星の機神スターダスト・ティアラを主軸にした永久の森進攻軍を送り込んだ際、想像を絶する規模の集中迎撃を受けた結果、スターダスト・ティアラは火の太古竜ルイトオウバによって粉砕、ロストする結果となった。 この悲劇以降、機神の軽率な実戦投入は禁忌中の禁忌とされ、「国の一つや二つが滅ぶ程度では動かさない」という、過剰とも言える温存策がとられることになっている。 あくまで解放歴731年時の公式情報であり、どっかが実はコッソリ秘匿してる可能性が無いとは言わない。 あとフローラントwikiのスクショなんでオートリンク先の文字色変わってるのは気にしないで(笑) |
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6/3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■はめふぇらってタイトルのエロ同人誌はもう出てますか? 生前カタリナ、言動のバカさとその「おもしれー女」ぶりで、女子高生の無駄づかいを思い出さざるを得ない(笑) まぁこっちのバカはロリを玩具にする為に嘘を教えたりするようなタイプの「バカな行動」は絶対しなさそうだけど。 前回の感想の時点で俺にネタバレしたやつは自分の行いの罪深さを悔いて反省しておけよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! このエリート育成学校は、女子生徒にダンジョン攻略の基礎すら教えずにこんな即死トラップだらけの試験に放り込むの? 彼女らって「教わったことを活かせない劣等生」じゃなくて、成績上位の優秀軍団だよな? 彼氏彼女の事情で有馬&雪野が結成してたような「なにかしら優秀なポイントが無い人間は仲間に入れませんよ?」的な選ばれし者たちの仲良しグループだよな?(だから例えが古い ……いや、カタリナが迂闊なのはもうしょうがないのでむしろそれでいいとは思っているが(笑) 黒曜石の石器を発見した原始美少女。 今週の「おもしれー女」を頂きました( ・`ω・´) ところで皆、セイカクハンテンダケって知ってる? |
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■異世界薬局 バリバリに呪文が存在して、戦争も攻撃呪文が飛び交い、医療や薬の神様が存在しているのに、回復呪文は存在せずに一流とされる医者ですら中世レベルの出鱈目な医療知識を信じ込んでる世界、というのが割と不思議。 いやファンタジー世界でこのパターンって決して珍しいわけじゃないんだけどね。 まぁ人間が「神様がいる」と思い込んでるだけで、実際はそんなもん存在しねーってことも十分有り得るし、主人公からしたら出鱈目に見えるだけで一応僅かなりとも効果はあるのかも知れんな。 医療知識は出鱈目だが、毒を鑑定する呪文は機能しているとか、呪文の触媒的な物質は作用するが医療効果だけは無いといったことがあったとしても、「厳密に考え出すと不思議」だが「この世界ではそうなんだよ」で片付く問題でもある。 総じてこーいうの気にならない人向けに描かれた作品だということもとてもとてもわかる。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! D&Dで最初期から存在する古典的なモンスターのミニチュアの積み合わせ( ・`ω・´) でもでもでもでもデモゴルゴン!!! 左が今回、右が18年前のバージョン。 サイズが全然違うのは、右のはアスペクトっつー大幅に弱体化している化身状態だから。 イラストのように最初からマントヒヒっぽさマックスな造形なんで、この右のミニチュアが例外的になんか違う佇まい。 パープルワーム!! 右は14年前ヴァージョン。こっちのほうが3.5版準拠で洗練されたデザインだったのが、今回はオリジン準拠の「キモさで言えばこっちの勝ち」なフォルムに。 アウルベア!! 右は17年前! 中央は5年前のデザインであり、一番フクロウっぽく見えない左が43年前のオリジン。 イラストにはそっくりである(笑) そして更に大元ネタである、パチモン怪獣フィギュアに一番似ているのだ。 トロル、今回のは中央。 一番新しいのは左で、時代が進むごとに体格が大きくなっていっている(笑) なにせオリジンのイラストでもトロルは餓鬼の様なガリガリ君なのである。 オーガ・メイジ!!! センターが今回のよ!!! 今でこそ「オーガ・メイジ」なのだが、昔は「オニ・メイジ」だったので、イラストも思いっきりオリエンタルな鬼。 3.5版で右のフィギュアの様な感じになり名前も「オーガ・メイジ」に変更。それでもなんか東洋っぽさがあったのだが、5版では左の不審者風に。 データ的にもオーガとオーガ・メイジは別物で同じ種族と思い難いものなのも、本来は別のモンスターなのだからそりゃそうなのである。 ここまでストレートに「豚面」なオークって今だとむしろ珍しいのかも知れん? これは個別でもっと欲しくなっちゃうやつだなぁ。2個だけあっても統一した部隊に出来ねぇ(笑) サハギンさん。今回のは左の二体で、真ん中は5版、右が3.5版。 人間っぽい半魚人から思いっきり魚人っぽくなってたのを経て、また半魚人に戻ってきた感じ。 D&Dは版上げでデザインも設定も一新することが日常茶飯事なのに、「世界設定としては昔からこうでしたよ?」としれっとしてる常習犯なのである。 そのまんまのタイトルだ!!! トールハンマー!! 撃て!!! まぁ中世レベルの戦争とかに砲兵大隊が撃ち込んだら、神の雷と思ってもしょうがないレベルの大破壊をもたらすよな(笑) たまにグラフがバグってたりします(バグってない 様々な統計データが見れたりで色々と読んでて面白いことは間違いないのだが、グラフやイラストの多様が決して見易さに繋がるばかりではないことも認めざるを得ない(笑) 頭や心臓って案外怪我しないもんなんだね(棒読み ……とTweetしたら、「頭や心臓は怪我じゃなくて死ぬからでしょ」とマジレスを何人かから頂き、「説明したほうがいいのか……!?」となったが、外したギャグの説明は辛い!!(笑) ねんどろいど軍団が届いたぞー! にゃんぱすー!!! ロリの中におっぱい眼鏡が混ざっている( ・`ω・´) ゲルマン英雄伝説はこの手の神話大分忘れてるんでまた勉強したかったのよなー。 三国志といえば一般人がイメージするのと違い、極端に魏呉蜀の国力バランスが違うことに定評がありますが。英仏独もフランスが飛び抜けてて魏ポジションよな。 マーベル怪獣大進撃、元ネタ知らない怪獣ばっかだけど十分面白い(笑) 最初シュマゴラスかと勘違いしちまったぜ!!! 日本産じゃないからカイジュウの定義から外れるらしい(笑) とにかく全員アセンブルに笑った。 マジでスーパーロボット大戦じみた全ヒーロー総力戦だものなぁ。 そして全ヒーローどころか地球を狙うライバルたちとも呉越同舟。熱い、熱い展開だぜ。 宇宙からの侵略者に対してヴィランとの共闘とか大好物なやつですよ( ・`ω・´) パシフィック・リム風味も(笑) アメコミって基本的に必殺技叫んだりしないから、こーいうのは日本の巨大ロボ作品へのリスペクトなんだろうなぁ。 一応トンネルズ&トロールズ用の本なんだけど、他のファンタジー世界にも容易に転用可能な汎用性の高い一冊。 わざわざアンチョビペーストっていう表現を用いるのが面白い(笑) ポリモーフ・アザー・アンチョビペースト!!! 一刻も早くこのシステムを実現してくれ科学技術ぅぅぅぅぅぅ!!! 新デジタル・デビル・ストーリーでもサイバースペース娼館が登場して憧れたもんだぜ……!!! 中世レベルの倫理観な世界だと思うと、なんて素晴らしい経営者であろうか。 実に素晴らしい女主人ぶりである。 色んな商店・施設の詳細な見取り図が掲載されており、こういった記述も見逃せないポイントとなっている(笑) こういった生活環境を快適にする呪文の存在は大事。 絵を見た後に年齢を二度見した。 やはり洋モノは圧倒的に濃いぜ……!!!(笑) 我々としては基本的に「狼カッケェ」みたいなイメージを持ちがちだが、場所と時代が変わったらどうだろうっていう本。 時代と共に変遷する狼の歴史が面白い。 ローマである!!! 狼の薬効が凄い上に、マジックアイテムの材料としても有用とは……これは乱獲されてしまうのでは?(笑) というかこういった価値を与えることで積極的に狩る理由を設けたかった、とかもあるのかもなぁ。 足置きを買ったことで益々快適な読書環境に( ・`ω・´) 右写真は今こうやって更新作業している場所です(笑) |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター8 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 ダスティ「じゃあ〈情報収集〉で振ります」 モニカ「いくら使うの?」 ダスティ「うーん」 DM「いやこれパーティー資金だからね、情報収集にお金を使うのって。ポケットマネーじゃなくていいからね」 ダスティ「パーティー資金でいいんですか?」 DM「普通そうだよ」 ダスティ「てことはさっきのアルブレヒトのポケットマネーから出したってのは」 DM「それは俺が言ったことじゃない(笑)」 アルブレヒト「レーグネン、さっき建て替えてダスティに渡した銀貨50枚ちょうだい(笑)」 レーグネン「かしこまりました(笑)」 DM「結局、ここの国庫から出るのか(笑)」 ダスティ「じゃあ銀貨10枚ぐらいで」 DM「20人ぐらい」 ダスティ「23」 DM「じゃあ4個振って、被った数は排除して4種類出して。D10で」 ダスティ「9、5、2、1」 DM「えーとですね。まず、『なんでも最近この辺の村でダーク・ドラゴンが地下から這い出て村を襲っていたが、聖騎士たちが倒したらしいぞ』」 全員笑い アルブレヒト「誰が倒したんだろうなぁ(笑)」 DM「あとは『最近品薄だったクリスタル・ルーエがまた値上がりしたと、淑女たちが困っているらしい』 クリスタルルーエは〈知識:地域〉だな」 レーグネン「5。あー駄目だなー今日」 DM「もしくは〈神秘学〉」 アルブレヒト「〈知識:地域〉23、〈知識:神秘学〉20」 モニカ「〈知識:神秘学〉22」 ダスティ「〈知識:地域〉22」 レーグネン「〈知識:神秘学〉11」 DM「7以上の人は知ってます。水晶露草っていう、希少種というわけではないんだけど、比較的産地が限られる珍しい野草で、土地の霊脈に根付いた野生のものだけが、水晶露草になる。その朝露から良質な化粧水が作られて、その商品名がクリスタル・ルーエ。1瓶10回分銀貨30枚が定価です。で、次の噂は『エルマー様は失意のあまり、遍歴の騎士として旅立ったらしいぞ』と」 モニカ「なるほどね」 DM「あとは『復活したクルセウスが南下してこっちに迫ってきているらしい』」 モニカ「クルセウス?」 DM「クルセウスはね〈知識:歴史〉だな。〈知識:宗教〉でもいい」 モニカ「〈知識:宗教〉が27だ」 ダスティ「〈知識:宗教〉7」 八夏「〈知識:歴史〉17」 クラウス「〈知識:歴史〉11」 レーグネン「あー、今日だめだ。10以上1回も出てない」 アルブレヒト「〈知識:歴史〉が20。〈知識:宗教〉は論外だった」 DM「クルセウスはフローラントwikiを読んでください、以上(笑)」 アルブレヒト「アンデッド軍団の長ですな」 モニカ「クルセウスは竜側の死霊術師ですわ。シェナン・アルザートと長年の死闘の果てに倒されたと……」 DM「朗読(笑)」 モニカ「彼は勝つためには手段を選ばないと聞いております。それが南下してこちらに向かっているなんて」 レーグネン「なんと恐ろしい」 アルブレヒト「復活したとは聞いていたが……」 DM「で、今頃洞窟でスカウト(笑)が『あ? ただのスケルトンだろ、あんなの』って死んでる(笑)」 八夏「その頃?(笑) その頃なの(笑) そこに繋がるんですね」 レーグネン「繋がってる(笑)」 モニカ「繋がっている歴史が(笑)」 ハインリーケの父親を殺したのもクルセウスと言われています。 アルブレヒト「まあ、ダスティ情報収集ご苦労だった」 DM「リッチとダーク・ドラゴンですよ君たち。大混乱ですよ地元は(笑)」 モニカ「本当ですよ(笑)」 八夏「世は乱れている(笑)」 アルブレヒト「ダーク・ドラゴンは、アルブレヒト隊が倒したからな」 八夏「そのことについては忘れたい」 レーグネン「ダーク・ドラゴンについては尾ひれがついているようですね」 アルブレヒト「その事件については、我々が解決したんだ。ワッハッハー。そうか、エルマーは旅立ったのか」 DM「『そうか旅立ったのか、死んでなかったんだね』って思ってんのか本当に(笑)」 レーグネン「釈然としない表情で」 ダスティ「でもそういう風にまかり通っているということは、リスト卿による口止めは成功したってことなんでしょうね」 DM「いやどうかわかんないよ。君のダイス目次第では、エルマーが悪魔を呼び出して村を大変な目にあわせたって噂が出てきたかもしれないよ」 ダスティ「それはわからないので」 DM「20人ぐらいに話を聞いただけで、世界をわかった気になっちゃダメだからね」 ダスティ「それを言い始めたら……(笑)」 DM「こちらとしても、ちょっと調べただけで得た情報を無邪気に信じ込むのを黙って見守るのと、『キャラクターとしての世間知だとそうは思わないかもよ』と指摘するの、どっちがベターなのかは判断が難しいところなのだよ。まぁ今後は黙ることにしよう。で、どうするんだいドラゴン・スレイヤーのみんな」 モニカ「尾ひれが(笑)」 アルブレヒト「そうか、倒した者の名前は伝わっていないのか残念」 レーグネン「まあ聖騎士という話でしたもんね」 アルブレヒト「聖騎士はね、神寵者とよくごっちゃにされるから」 モニカ「じゃあ、ダスティも戻ってきたということで、参りましょうか」 DM「ダスティが内通の手紙を出して戻ってきたから。密告の手紙を」 アルブレヒト「よし、出発だ」 いざドライリュッケン!!! イラスト:★Yuuki DM「君たちが町の入り口まで来ると、入り口に物々しい男が。こんな感じの人が、馬に乗って。別に剣は抜いてないけどね」 八夏「怪しい」 そう、プレイヤー達だって「フル装備の他人が視界に入ってきたら、怪しいと思う」わけで、「自分達がそう見られる場合がある」ことも、忘れてはならない(笑) クラウス「ずっと待っていたのか?」 アルブレヒト「この紋章に何か、徽章(?)に心当たりが?」 DM「〈知識:貴族〉あと〈知識:宗教〉」 レーグネン「あーダメだ。やっぱ出ない。えーと〈知識:貴族8〉、〈知識:宗教〉14」 DM「ダメだな(笑)」 モニカ「〈知識:貴族〉18、〈知識:宗教〉26」 アルブレヒト「〈知識:貴族〉23で〈知識:宗教〉14」 クラウス「〈知識:貴族〉12」 ダスティ「〈知識:宗教〉9」 八夏「〈知識:貴族〉で14」 DM「じゃあモニカはわかります。〈知識:宗教〉で。『あれは破邪神の聖罰騎士の徽章!』(笑)」 モニカ「あの首吊りの徽章は、聖罰騎士の徽章ですわ。もう見てる、こっち?」 DM「わかんないよ。ヘルメットだから。あと絞首縄な。ハングマンズ・ノット」 アルブレヒト「近付いていこうか」 モニカ「聖罰騎士ってどういうあれなんですか?」 DM「さあフローラントwikiを読むんだ」 モニカ「(wikiを読んで)やばいよー。じゃあもう、ごきげんようするしかないじゃないですか。馬から降りて」 DM「聖罰騎士の存在は知ってるよお兄様もレーグネンも」 クラウス「じゃあモニカ様は馬から降りてご挨拶すると」 モニカ「ご挨拶します。怖いから」 八夏「八夏的にも憧れの騎士なので、行きます」 DM「じゃあズン、ズンズンズンと(笑) でも八夏以外この聖罰騎士を見て、ビビる方向に傾いているあたり、みんなやましいんだな(笑)」 モニカ「ビビりはしないですよ」 こーいうところで確認しておかないと「『怖いから挨拶する』とは言ったが、キャラが怖がってるとは言ってない」みたいな行き違いが発生するので、DMがこの手の発言をするのは煽りよりも「DMとしては君らのリアクションをこう捉えてるけどいいの?」という意図の場合が多いです。 というか「怖いから挨拶します」と言われて、そこから「キャラは怖がってないけどプレイヤーが怖がってるだけだな」と察するのは大分難易度が高いマスタリングなのです。 でも例えば「じゃあこのまま馬車に乗ったってことでいいのね?」みたいに確認すると、身構えて「い、いやそんなつもり(だったけど)じゃないですよ」となられることもあるんで(今回のモニカがそうとは言ってない)、扱いの難しいことでもあります。往々にして「それヤバいから翻意して欲しい」つもりで確認すると「いや、問題無い! そのつもりだった!」と突っ走られ、翻意して欲しくない時に限って「あ、違います」となる印象が強いし(マーフィーの法則)。 八夏「私にとっては、ヒーローみたいな感じですから」 モニカ「私は敬意ですから」 DM「畏怖……畏敬してるだけですよね。ダスティは知らなくて良かったかもしれないね。ほかのみんなはどう思っているの?」 クラウス「この町の門番は気合入ってるな、ぐらい。気付かなかったってことは」 DM「じゃあダスティはどう思ったの?」 ダスティ「なんか、やけに重装備の人がいるなって。威圧的だなって」 全員笑い アルブレヒト「私にはわかります。『貴殿がフォルクハルト殿か?』」 フォルクハルト「いかにも。お待ちしていた。初めてお目にかかる。私は聖罰騎士のフォルクハルト。是非とも諸君らが、この世に蔓延る悪を駆逐する義士と見込んで、力を貸して貰いたい話がある」 八夏「是非とも」 DM「即答(笑) 周りはどうなの」 モニカ「全然いいよ。もちろん!」 レーグネン「むしろ聖罰騎士様のお願いであれば、断る理由はございません」 DM「素晴らしい。ダスティはどうする?」 ダスティ「まあ成り行きを見守るしかって感じですね。ここで私一人が『いやいやいや、まずは話を聞いてみないと』って言ってもしょうがない状況になってるから」 アルブレヒト「貴方が我々を指名したのは、いったいどのようなことか?」 フォルクハルト「君たちは正義の戦士だろう?」 クラウス「どこで知ったのですか?」 フォルクハルト「噂では君たちは竜を倒したと聞いたぞ」 一同笑い アルブレヒト「いかにも!」 Don't give up justice, I want to get truth! 真実は言えるか? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 『いかにも!』(えー) ざっくり得られた噂の範囲内では、我々の解決した事件はこの地域ではそれなりの話題になっているようですね。 自分たちがそうさせたとはいえ、内容に関しては大きく変わっているので、他の噂についても鵜呑みはできないということは意識していかないといけませんね。 とはいえ、いろいろと気になる話も出てきています。 今後の展開にどう絡むのか気になるところ。 いよいよフォルクハルトとも対面し、新たに話が動き出そうとしていますが。 何を思って、あのように回答したのか記憶にございません! 彼も仲間も騙し通せるはずもありませんからね。 『いかにも、その話に出る事件を解決したのは我らだ。だがその噂には誤りがある!』 略して『いかにも!』 という反射的な回答だったのではないかな、と推測します。 ・モニカ 聖罰騎士……キャラクター視点でみると凄く恐ろしい存在! 確かに敬意というよりは畏怖で馬から降りたようなロールプレイになってしまいました。 とはいえ己より立場が上の存在と話をするに乗馬している状態ってありえないと思うので何であれ馬からは降りる気でいました。 モニカは兎も角、モ中が怖がっているのにはDMから借りたダークファンタジー系のマンガから得た印象故ですね(笑) ここで、騎士からの問いに八夏が即答してくれることが本当に救いの手でした、とてもありがたかったです!(笑) ・レーグネン だ、ダイス目が死んでる……! 色々と噂になっている様子。うっかり名や神寵者という事が広まってない事を残念がりましたが、目的を考えれば不用意に広まるのは避けないといけないので、これでいいのです。いや、この噂がその通り流れているかは鵜呑みにできないとは言え(笑) ただ、単純に関わった出来事が噂として反映されるのは面白いですよね。 フォルクハルト、特に何かされた訳でもないのに気圧される面々。流石、聖罰騎士……。竜を倒したって、いかにも! じゃないよ!(笑) ・八夏 どうも、100人斬りからドラゴン・スレイヤーに昇格しました(違 今回の情報収集でも色々な噂が出てきましたな。 かなりヤバい相手の名前も出てきたけど、今後の選択肢次第では何かしら関係者と鉢合わせになる未来もあるのだろうか? エルマー様の件は……是非その噂だけ広まっていて欲しい(汗 まさかの正面ガイナ立ちスタイルでお出迎えのフォルクハルト様。 すぐ行ったからよかったけど、これまた行くかどうかでまごまごしてたらどうなっていたことやら。 しかし、こちらを狙い撃ちで話が来た理由は分かったけど、一体どこから噂が漏れたのやら? ・ダスティ とりあえず、呼び出されて行ってみたら、ヤバい奴らに襲われて罠だった! ということではなさそうなので、一安心……と、いきたいところだけど、別の意味でヤバそうな人が……。 Yuukiさんの聖罰騎士フォルクハルトのイラストは、「強そう」と感じる以上に「怖そう」です。顔が見えないから、なおさらそう感じてしまう……。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 あれは誰だ!? 誰だ!? 誰だ!? あれは悪魔! 悪魔マーン!! 悪魔マァァァン!!! 神霊界に於いて神々と抗争を繰り広げる邪悪なる存在、それが悪魔だっ!!(ドッギャーン 神々に属性が存在して一枚岩じゃないように、一口に悪魔と言っても属性によって大別される二大派閥が存在し、終わる様子が一切無い魔界大戦を常時展開している。でも別にD&D公式ほど不倶戴天の敵同士として絶対敵対関係ではなく、「基本的に仲が悪い」程度なので、どちらも従えて適宜使い分ける中立属性の魔王がいたりもする。 なお、主流派以外の様々な「魔の種族」が存在しており、この壮大な蠱毒の第三勢力として干渉したり傍観したりしている。 ●秩序のデヴィル 悪魔的契約を結んで悪に誘う魔界紳士。 いわゆる「悪魔に魂を売って」というフレーズは往々にして彼ら相手に行われている。 秩序の属性を持つことからも契約が重視されるのだ。もちろん「嘘はついてないよ」「そう取れるかも知れないけど断言はしてないよね?」といった誤魔化しは大好物であり、これを多用する者は人間社会に於いて「悪魔が授けた知識を使う」「悪魔的レトリック」と忌み嫌われ、悪徳行為と認識される……というのが善の倫理観。でも人は弱いのでよくやってしまう。 善の神のフリをして信者を洗脳して勢力を増やすといった中長期的なプランも好んで用いる為、とある国がディストピアじみた統治の果てに気が付いたら魔王降臨していたなんてこともあったりした。 ●混沌のデーモン 悪魔的発想で破壊と殺戮を行う理外の魔界闘士。 最終的に人を破滅させることになるのは大差無いのだが、こちらは契約だとかまだるっこしいことは言わずに「ヒャッハー!!」と暴れまわりたくて仕方ない種族。 自爆テロじみた「俺の生命をリリースしてデーモンの召喚を召喚するぜ!!」と呼び出され、大暴れしたりする。あとデヴィルのフリして契約を持ちかけて召喚させ、踏み倒したりもする。 中長期的な視野を持って侵食を目論むデヴィルと違い、短絡的に大暴れする為、手の付けられないレベルまで被害が拡大することは少ないのだが、常にどこかしらで暴れているのでトータルで受ける損害としては似たようなものである。 悪魔の位階 ●悪魔兵(リースト) 脅威度1~4 魔界の歩兵。いわゆる雑兵。 それでも最低限の「通常武器への耐性」を備えている為、そこらの傭兵と比べたら手強く、そこは戦闘民族というか戦うだけに特化された悲しい存在ゆえのアドバンテージか。 だがその大多数は絶望的に知性に欠けるので、力押ししか出来ないゾンビやスケルトンと同程度。下位悪魔が直率しなければ数の優位すらまともに活かせない。そういった意味では最低限戦術的な思考が可能な指揮官に率いられた雑魚傭兵の方が手強い。 一方で「悪魔兵の中では強い方」な種となると結構厄介で、単体相手でも駆け出しの冒険者では手に負えない程になる。言わば悪魔上等兵。ここを運良く乗り切ると下位悪魔にランクアップ・エクシーズチェンジさせて貰える気がする。 ちなみに取るに足らない悪人が死ぬとこれに異世界転生する。三下はどこまで逝っても三下として使い潰される運命な模様。 ●下位悪魔(レッサー) 脅威度5~8 魔界の士官~下士官ポジション。 いわゆる「悪魔が出た」というのはこのクラス以下が殆どであり、そうでなければ困る。 下位悪魔の中でも更に弱い方程度ならば5レベル程度の冒険者でも対処可能だが、上の方になると十分ヤバい。下位と言われて侮ると大変なことになる振れ幅。 範囲攻撃持ちや空を飛ぶような奴が相手になると一気に手強さが増すことになるが、そうでなくても基本能力として空間転移してくるんでやっぱりどうにも厄介である。 ●上位悪魔(グレーター) 脅威度9~19 強力な個体戦闘力に加え、仲間を次々と召喚して熟練冒険者の一隊だろうと容易く蹂躙することに定評のある魔界の将校。 強さの幅がかなり広いが、高レベル層は成竜に匹敵する為に、単体で召喚されるだけでもその地方の精鋭が派遣されてどうにか討滅するだけの厄介さであり、こんなのが魔界で従えている配下とセットで降臨しようもんなら余裕で国家存亡の危機を引き起こせる。 ●最上位悪魔(アーク) 脅威度20~ いわゆる「量産型悪魔」の中でも選りすぐりの最上位で、「〇〇デヴィル」みたいな種類に依る大別が許されるのはここまで。 この時点でレベル20のキャラがタイマンで勝つのは厳しい強さなので、頼れる仲間と力を合わせてどうにかしましょう。 様々な伝説に登場して勇者に倒されたとされる「大悪魔」であるが、その中でもこの階位の悪魔は稀であり、大多数は上位悪魔であるとされている。 ●魔王(ロード) 脅威度26~ 最上位悪魔が更なる悪徳を積み、固有の権能を持つに至った階位。 文字通り魔界の王であり、地獄の軍勢を率いる禍々しき権力者。 象徴ともなっているおぞましき特殊能力を持つのが最低条件というかそれがあるからこその魔王級というか。 人間で言えば侯爵級の勢力を誇り、当たり前だがこんなものが地上に召喚されたら伝説の勇者が倒しに来てくれないと手に負えなくなる。もしくはこれを倒せば掛け値無しに伝説の勇者である。 ●邪神 脅威度30~ 悪魔ではない……神だぁっ!!! ってわけで、魔王がさらに強まった結果、遂に神の領域に達した。 いやまぁ魔王の時点で下位神相当の権能を得ているのだが。 神々の熱き戦いが繰り広げられると、邪神勢力に対する為に神の戦士はギリシャ神話のように眩しい聖衣まとってオーイェー状態になる。 概ね邪神がより強大凶悪な存在なのだが、中には魔王でも邪神に匹敵する力を持っていたりもする。そういった存在が下剋上を果たして権能を奪い、邪神となることがある。 太古竜に匹敵する強さなのでそりゃーもう尋常じゃなくデンジャラスと言うべきか、邪神に匹敵する太古竜が強過ぎると思うべきか。 |
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