5/30
■ネタバレは本当にもうマジで頼むから勘弁して

 
 ところてんを食べたいと言い出す女の子は可愛いって法律でも決まってるから。

 
 女性陣は百合ライバルだとしても仲良くあり続けて欲しい……!!!
 いや男連中も決して揉めて欲しいわけではないだが(笑)
 というかこれマリアちゃんは誰の嫁になればいいんだ……!! カタリナか。
 ところでどーでもいいことなのは百も承知なのだが、電話でもあるかの如くあっさり全員集合しているのは……魔法?

 
 
 魔法エアコンは無いらしい。
 蒸れ蒸れお嬢様夏の汗だくムワムワパラダイスの会場は何処ですか?

 
 
 君は百合ではなく兄を推していたのか!? ちょっと残念に思っているワダツミが居ますね!?
 というか思いの外お兄様のアプローチが素早く行われたけどスゲー有耶無耶にシーンが流れてったよ!? ええええ!?

 
 あ、こっちは全力で阻止しようとしてるのね(笑)
 むしろ今まで全然意識してないのがホントスゲーよお前。

 
 
 異世界転生モノのお約束的にはこの娘も転生しているパターンだな( ・`ω・´)
 シュラトもふしぎ遊戯も親友はそうだったしな!!(例えが古い
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 重ね地図ってワクワクしちゃうんだよねー。
 写真とかも「今と昔を同じアングルで撮影した」とか大好き。
 近代戦とオカルトはそそるテーマよな! オペレーションダークネス!!!
 ヤバい医療の歴史は色々読んでて楽しいホラー。

 
 第二波!! サメ大好きー!!!
 技術の過渡期って楽しいんだよなー。
 軍服の歴史はまぁ単純に「絵が見たいから」で(笑)
 図書館のは興味深いゆえ。

 
 第三波!!
 これのⅠって26年前に出てるんだぜ(笑)


 プレゼント読んだのコーナー( ・`ω・´)
 
 これは前に七割くらい読み終わってたのを、昨日読み切った!!!
 専門的な本ではあるんで「初心者向けな優しい本」とまでは言わないけど、「取り敢えず広く浅く知りたい」人向けではある。読み易いしね。

  
 中世の戦場にはサモン・インセクト・スウォームの使い手がいたに違いないんだぜ。
 他にも落雷で大損害とかも書いてあったんで、コール・ライトニングも使用されていた模様。

 
 俺は何でこんな本を夜中に読み始めてしまったんだ……!!!

 
 そりゃこうなるよ! 火を見るよりも明らかな結果だよ!!!
 バイヨンヌハムとかメッチャ食べてみたくなるよ!!!!

 
 SPAM SPAM SPAM SPAM SPAM!!!
 第2次世界大戦の頃、日本人が飢えに苦しんでた頃にイギリスでは「こんなのばっかで辛い」と「過酷な経験だった」ことを述懐していたりするんだよなー。
 まぁしかしこれ、ファンタジー世界で売ってたら絶対美味しい肉だよなー(笑)

 
 これはスパムとチワワ。

 
 中世の本読むとよくこの「ドゥームズデーブック」が言及されるんだが、その度に「物騒な名前過ぎる」と思ってしまう(笑)
 ちなみにスペルは「Domesday Book」なので「Doom」ではない。

 
 世界をまどわせた地図とタイトル合わせてるし作者同じだから、紹介しきれなかった新ネタが載ってるのかなーと思ったら、そもそも違うテーマの本だった(笑)
 まぁそれはそれこれはこれで面白かったんで問題無いが!!!
 色々な「挑戦的冒険航海」が地図とともに紹介されているのだよ。

 
 スカンジナビア海域がヤバ過ぎる。
 でもファンタジー世界の海ってマジでこんな感じなんだもんなぁ。洒落になってねーな。

 
 さすがコロンブスさんである。酷い仕打ちである。
 FGOなんかでも「当時の倫理観としては別に悪いことしてない」と嘯いてるわけだが、当時の倫理観としてもこれはアウトだろっつー(笑)

 
 大航海時代はホントこの辺が厳しい(笑)
 というか太平洋戦争時の帝國海軍の駆逐艦生活とかですら嫌なのに、帆船とかもうヘルだ。

 
 マゼラン、盛大な舐めプの果てに散る。
 調子こきまくった末の末路なので悲壮感よりもザマァ感の方が強くなる仕様。

 
 そう、パンツとかね!!!(違

 
 このM1910ハヴァサックへの評価がとにかく悪いもんだから。

 
 D&Dの四次元バッグがM1910の悪評を元ネタにして生み出されたんじゃないかって思い始めてきたぞ(笑)
 出し入れに荷解き不要! なんでもすぐに取り出せる! ワーオ!!

 
 思わず「ホリスティック」の意味をググってしまったのは秘密だ。

 
 バジルとバジリスクの意外な関係を知ってしまった。
 知識判定はこーいうことを知ってるかどうかで生死を分けるぞ( ・`ω・´)
 そしてソード・ワールド脳としては「石化対策といえばヘンルーダだよな!!」となるが、現実のヘンルーダにそんな効果は無い。

 
 尿結石にビールのコンボは危険だ!!(笑)
 まぁ基本的にこの本の知識は今では「そんな薬効無いみたいだな」ってのが殆どなんだけどさ!!
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター7

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

アルブレヒト「ちょっと情報収集をしてみようか。ダスティ」
ダスティ「はい」
アルブレヒト「この完全懲悪騎士フォルクハルトのことを調べてくれないか。噂話レベルでいいんだ」
ダスティ「わかりました。町の噂であるのか、調べてみます」
DM「個人狙いね。世間一般の噂話ではなく、フォルクハルトの噂が無いか」
ダスティ「そうです」
モニカ「ダスティは便利だ」
DM「いくら使うの?」
ダスティ「相場的には?」
DM「さしものダスティも、この人の相場はよくわかってないですよ」
ダスティ「うーん」
DM「単純な一般常識として、遠方(に領地が在る)貴族の個人情報を集めるのは大分ハードルが高いと思った。でも世間に噂話が在る賭けて探すことは可能」
ダスティ「なるほど、この前のシアンの話のように世間の噂になっているようなことを調べるのか、個人情報を調べるのかで話が違いますよね」
DM「そうそうそう」
ダスティ「じゃあ、先にそのことをアルブレヒトに確認をとります」
アルブレヒト「ただ『人呼んで、完全懲悪のフォルクハルト』って名乗ってるやつの逸話とか、活躍とか流れていないかと」
ダスティ「わかりました。では酒場に行って、そういう人の噂や逸話があるかどうかを調べてみます」
DM「はい。ではいくら使う?」
ダスティ「でも、周りの人にエールを奢るるぐらいだから、銀貨3枚」
DM「じゃあ、五、六人に聞くってことで」
ダスティ「そうですね」
DM「じゃあ、達成値」
ダスティ「〈情報収集〉21」
DM「う~ん、皆知らないね」
クラウス「現地に着いたらもう一回聞いてみるのもいいんじゃないですか」
DM「何しろ聞いたのって六人だから」
アルブレヒト「とりあえず、片っ端から聞いて回るんだ(笑)」
ダスティ「ガンガン調べるっていうなら、もっとお金がかかりますが」
アルブレヒト「銀貨50枚ぐらいなら出してやろう」
レーグネン「アルブレヒト殿の財布から(笑)」
DM「アルブレヒトの財布から(笑)」
アルブレヒト「まあいい、はい」
ダスティ「じゃあ銀貨50枚を使って」
アルブレヒト「もしかしたら、もっと早くわかるかもしれないしな」
DM「一個情報がわかったら切り上げるっていう意味?」
アルブレヒト「まあいいや、全部使い切っていいから」
DM「ちゃんとアルブレヒトとして言うのです。『何個情報掴んだら帰ってこい』もしくは『使い切ったら帰ってこい』と」
アルブレヒト「使い切るまでに十分な情報が得られたんだったら帰ってきていいし、まだまだ足りないと思うんだったら使い切っていいぞ」
DM「そんなファジーな(笑) その十分な数は何個なんだよって話ですよ。ダスティとしては、ハッキリしといたほうがいいんじゃないですかね」

 DM、口を挟み過ぎ問題。

アルブレヒト「わかったじゃあ使い切ってこい」
ダスティ「じゃあ、使い切って得られるだけの情報を得て来いってことでよろしいですね」
アルブレヒト「もちろん、これ以上絶対無いって言い切れるのだったら戻ってきていいけど(笑)」
ダスティ「じゃあ、振ります。13」
DM「ダイスを振ってくださいD6」
ダスティ「4」
モブ「ああ、聞いたことがあるぜ。なんでも奴に捕まった人間は、以後2度とその姿を見た者が居ないしい」
クラウス「捕まったのは悪人?」
モブ「そりゃそうじゃないのか。だって完全懲悪の騎士なんだろう」

 TRPGあるある。「その場に居ない人間が会話に入ってくる」だーっ!! そしてDMも気にせず答えちゃうぅぅぅ!!!(笑)

ダスティ「どんな風体かとか、どこに現れるかとかは出てこない」
モブ「知らねえよ。会ったことはねえもん(笑)」
ダスティ「それ以上は出てこない」
DM「はい」
アルブレヒト「なるほど、それなりに名を知られた奴のようだな」
クラウス「一応、存在はしているようで」
ダスティ「確かに噂にはなっているので、手紙の中だけの作り話ってわけではないようですね」
アルブレヒト「なかなか悪を許さないという志が伝わってくる文章じゃないか?」
モニカ「大丈夫かな? ダスティって話なんじゃないんですか」

 ダスティはこの国ではガチの犯罪者です(笑)

ダスティ「それは確かに、私も思うところがありますが」
クラウス「ゆすったレーグネンも」

 一応こっちは「甚だ風聞悪い行為」ではあれど犯罪ではありません(笑)

レーグネン「確かに。しかしどうでしょう。この方が本当のリューガー子爵の家臣であれば、我々は顔を晒すわけにはいきませんが」
アルブレヒト「私やモニカが会ったことが無いのだから、なに大丈夫さ。何千キロと離れた公爵家だぞ。顔が割れているはずがない」
ダスティ「うーん、まあ手紙について話すとするならば、手紙が八夏にも来ているということからすると、自分もハインリーケ絡みという風にしか考えられない感じではあるんですよね。なので慎重を期すならば、まあ遠いですけど、ハインリーケに確認をとっていくのがベストといえばベスト」
アルブレヒト「そんななゆっくり出来るか!」
ダスティ「ですよね」
アルブレヒト「ハインリーケ絡みだったら、なおさら疑う必要がない」
ダスティ「でも、ハインリーケ絡みという確信はないわけですよね」
八夏「むしろ私の名前が入っているというのが、確信かもしれない」
DM「名前入ってないです」
八夏「え? そうなの」
レーグネン「君たちのチーム宛だとしか言われていない?」
DM「はい、言ってません(笑)」
アルブレヒト「八夏殿とは書かれていないと」
八夏「日輪の出身者がいるとしか伝わっていないのか」
クラウス「いや、正義云々は伝わっているぞ」
モニカ「そもそもハインリーケのもとに戻っては、ヤバいですよね」
レーグネン「確かに我々がまた戻っては、ハインリーケ様に迷惑がかかる可能性がありますよね」
ダスティ「手紙でハインリーケと連絡をとることは可能でしたっけ? まあ時間はかかっちゃうんですけどね」
DM「手紙は全然出せるよ」
ダスティ「これこれこういう手紙に心当たりはありますかって、ハインリーケに確認をとるのが安全っちゃ安全だとは思います。ただ待てないっていうんでしたら。ただ幸いにも、フォルクハルトの手紙にはいつまで待つって書いてないから、それに乗っかって確認をとってからのほうが安全策ではあると思います」
アルブレヒト「ハインリーケ様にわざわざ確認をとるなんて、みっともない真似を」
モニカ「手紙は、たぶん見て貰えない可能性があるんですよね。ヴォルフェンビッテルって名乗れないし。せいぜい八夏の名前ではいけるかも」
DM「でもあれでしょ。君たちの偽名を考えたのはハインリーケ(という設定)でしょ。偽名で出せばわかるでしょ」
モニカ「でも中身見られちゃうんじゃないですか、検分というか?」
DM「検閲? いや検閲する側だからね、ハインリーケ」
アルブレヒト「いや当主に宛てた親書を開ける部下って」
DM「まぁディテクト・マジックで手紙爆弾とかじゃないかみたいなチェックは厳重にやるけど」
モニカ「それが信頼できるのであれば、ダスティ案でも」
レーグネン「確かに、ハインリーケ様にこういった手紙が来たことは知らせたほうが良いかもしれませんね。ただ、待つにしても我々には滞在資金があまりないので」
モニカ「ハインリーケ様に私たちの居場所を把握して貰うだけでも意味がありますからね」
アルブレヒト「私は反対だな」
モニカ「なぜです、お兄様」
アルブレヒト「ハインリーケ様にいちいちお伺いをたてるなど、そんなみっともないことができるか! 我々は一人前なんだ」
モニカ「いやハインリーケ様にヴォルフェンビッテルのことを調べて貰ってるわけじゃないですか」
アルブレヒト「それはそうなんだが、伝えたいことがあれば彼女からこちらに伝えてくれるだろうし、我々は自分たちの力だけでやれるということを示さなければならぬのだ」
ダスティ「ただ怪しげな手紙がこちらに届いているということは、報告しておいたほうが良いのでは?」
アルブレヒト「不要だな。我々が高名になったからこういう依頼が来ることになったに違いない! なぜわざわざハインリーケ様の手を煩わせるようなことをするのだ(机ドン!)」
レーグネン「ただ今回の手紙は、ハインリーケ様が関連している可能性もあるので」
アルブレヒト「我々だって何個も仕事をこなしているんだ」
DM「いや、1個だ(笑)」
アルブレヒト「我々の活躍を聞きつけたのかもしれない。八夏殿も旅して回っているしな」
八夏「うーん」
DM「八夏はヴィーリオン王国に来てからまた山賊100人ぐらいしか殺してないからね(笑)」
八夏「わーい」

 王国横断悪即斬の旅。十分立派なのだが、レベル4のキャラの所業としてはそんな突出してるわけではない。ダンジョン潜ってサーチ&デストロイは苦手にしても、「隊商護衛の迎撃戦」や「独り旅中の野盗の襲撃」といった真っ当な白兵戦なら、山賊10人同時に相手にしても余裕で皆殺しに出来ちゃうんで。積極的に危険に身を晒し続けた上で数ヶ月かけて100人殺すのは妥当。

モニカ「それに関してはモニカはどちらでもいいかな」
八夏「私と違って、アルブレヒト殿たちが狙われているというのは、確かにあるかもしれない。なんなら私だけがドライリュッケンに行って様子を見てくるという手もあるが?」
モニカ「じゃあ、モニカが個人的にハインリーケに手紙を出すのはいいですかね」
レーグネン「それはもちろん、モニカ様の考えとしてよろしいかと。それで我々は八夏様の手紙によってきた、八夏様の隊の一員として行くのはいかがでしょう」
アルブレヒト「アルブレヒト隊だろ!」

 全員笑い

レーグネン「そこは譲らないんだ(笑)」
アルブレヒト「ただでさえ私たちの立場は不安定なんだ。手紙なんて出して危険を冒す必要はない」
モニカ「ハインリーケ様に手紙を出してはいけないんですか!」
アルブレヒト「当然。今は試練の時だ」
モニカ「しょんぼり」

  イラスト:★Yuuki
 今回の行動の是非に対するDM視点でのシナリオにおけるジャッジではないと前置きした上で。
 アルブレヒトがメンツに拘ってるのは「貴族として当然」のことであり、「よくあるプライドだけ高いバカ貴族ムーヴ」と思ってしまうのは早計です。むしろ「プレイヤーは別にそーいうの気にしないんで拘らない」方が「お前それ騎士のロールプレイとしてどうなの?」って感じになります。社会的地位の高いキャラが「メンツを気にしない行為」の方がよっぽど問題というか、そういった「(この世界の倫理観に於いて)恥知らずな振る舞い」はあとでツケを払うことになりかねません。
 もっともわかりやすい影響として、メンツを気にしない貴族は『舐められる』んですよね。
 なので「プライドだけ高くて愚かなことをした」ことになるかどうかは往々にして結果論です。

レーグネン「うーん。覚悟を決めて行くしかないのかな。別に神に背いてはいないけど、城が燃えてからの行程を全力で正義だと言い切れないので、レーグネンは。別に悪いことをやってきたというつもりはないけど、なかなか正義を為しているとは言い難いなと」
DM「みんな真顔で『お前は正義なのか?』と聞かれたらオロオロしてる(笑)」
クラウス「ここまで手紙で正義を謳っている人物なので、逆に罠をはるような人物ではないのでは?」
レーグネン「確かにそれは一理あるな」
クラウス「八夏殿と別々に手紙が来たのが心残りですが」
八夏「私がタイミングがわからない」
レーグネン「我々が同じパーティーとして活動していることを知らない可能性もあるな。だとすると、ハインリーケ様は関係無いのでは……いや、わからぬな。何もわからぬ」

 全員笑い

クラウス「とりあえず行く他ないから、現地には行きましょう。じゃあ、何日ぐらい」
アルブレヒト「1日です。朝出て夜つく」
DM「いや、8時間だから夕方ぐらい」
レーグネン「じゃあ、今日はもう寝ましょう」
アルブレヒト「結局、よくわからなかったな」
レーグネン「そして滞在費を減らす」
アルブレヒト「現地に行けば、もう少し詳細な話が聞けるでしょう」
八夏「そもそも町に来いってしか言ってないからな。町のどこに行けばいいのかまるでわからぬ」
アルブレヒト「行けばわかるさ。ファヴの支部もあるしな。よし、行くぞ。アルブレヒト隊出発だ!」
八夏「そこはこだわるんですね(笑)」
DM「じゃあ、行きますか?」
全員「お、おう?」
DM「この消極的な(笑)」
モニカ「手紙が出せないな。残念だなって」
ダスティ「コッソリ出すという手もあるんじゃないんですか?」
モニカ「そうね」
レーグネン「別にお兄様が反対しているからって、そっと出してもわかんないし」
アルブレヒト「まあ私に隠れてコソコソするような子じゃないと信じてるから」
モニカ「まあ、そうですよ(笑)」
ダスティ「でも、前回あたりからモニカも少しずつ変わっているんじゃ」

 いったーいったー! マウント・チャンス(ダスティ視点)を見逃さない男が迅速に喰い付いたーっ!!
 当たり前なのだが、「厳重に身分を秘匿する必要があるチーム」で「指揮官が下した決断を無視して勝手に無線封止解除」なんて、戦勝神激おこ案件である。

モニカ「そうかなぁ(笑) いや、出しませんけど」
クラウス「秘密のガールズトークなんです」
八夏「またお兄様ぶち切れ案件(笑)」
モニカ「それに関しては、手紙を書くのは八夏でもいいしね。秘密のガールズトークですよ(笑)」
アルブレヒト「この人はあれか、ハインリーケのスパイか?」
DM「逐一行動を連絡するように密命を受けている?(笑)」
ダスティ「どうします八夏」
八夏「私は別に構わない。私だけが一番狙われている危険はないので。だから最悪私だけでも行こうかなと」
クラウス「結局、出発はした?」
モニカ「行くぞー」
DM「結局、手紙の件はどうなったんだよ(笑)」
八夏「私は出さない」
モニカ「出さない」
ダスティ「出さないんですね。わかりました」
レーグネン「ダスティが勝手に出してもいいんだよ」
モニカ「そうだよ。いいんだよ(笑)」
レーグネン「別にアルブレヒトの名前を使って、手紙を送ってダスティでーすって」
ダスティ「アルブレヒトの名前を使うのは……」
DM「ダスティ、〈偽造〉スキル持ってる?」
ダスティ「そりゃあ、ありますよ。だって密入国とか」
DM「ほら、できるよ(笑)」

 ただしたった1ランクしかないので、ダスティより知力が高いアルブレヒトやモニカには(確率的には)普通にバレます。素人に毛が生えたレベルなので、(人並みの偽造技術がある)他人の偽造を見破ることも殆ど期待できません。
 なのでまぁ、多分ダスティのこれまでの仕事で偽造が成否に関わるケースが殆ど無かっただけ……というのが逆算されることに。

レーグネン「で、開けたら、こういうやつからこういう手紙が二通来て、お兄様がノリノリなんですけど、ちょっと行ってきますわって報告だけでも書けるよ」
モニカ「いいよ、いいよ!」
レーグネン「自由だよ!」
DM「こいつら(笑)」
アルブレヒト「自分がやらないからって、人を口車に。ほとんどレーグネンが書いたのと同じ(笑)」
ダスティ「いや、単純にそれは不味いかなと思っていたので……ただまあ内容で、アルブレヒト様に止められちゃったんですけど、あまりにも状況が怖いのでって」
モニカ「じゃあ、どうぞどうぞ」

 この会話、実は極めて致命的な齟齬が発生していたことが後の(リプレイ編集時の)事情聴取により判明します。
 ダスティのプレイヤーはこの一連のやり取りが「キャラクター発言として行われている」と認識しているのに対し、他の参加者全員は「プレイヤー発言として行われている」と認識していたのです。
 微妙なラインだと「それキャラクター発言と思っていいの?」と確認が入るところなんですが、DMとしてもプレイヤー発言に見えていたのでスルーされたわけですね。一方のダスティは「自分を後押ししてくれている」という事実が嬉しかったのでしょう。後に「自分に都合よく解釈し過ぎなのかなぁ……」と語る。
 当然ながらキャラクター発言としたらあまりにも洒落になってない独断専行であり、キャラがブレるってもんじゃねーぞというかレーグネンなんて「貴族社会と軍隊の規律を重んじる戦勝神の教え」的に能力ペナルティ喰らうの避けられないヤバさなんですが、ダスティにしてみたら「二人が後押ししてくれてると思ったからやっただけ」であり……僕どうしたらいいと思います?(笑)

 これを有耶無耶にしたままでは今後の展開に差し障ることになるので……。
 一応まぁ「ダスティにはアルブレヒトの決断を無視するつもりが全く無かったけど、モニカとレーグネンが唆したのでその気になった」わけではなく「ダスティとしてはアルブレヒトの決断を無視したかったけど、踏ん切りがつかなかった」ってのが第一にあり、状況的に「アルブレヒトの目の前でキャラクター発言で唆しているわけがない」(とダスティ以外の全員が思っている)のにダスティが勘違いしている方に「いやその理屈はおかしい」って割合が高いんで、まぁ「自分の味方が欲しいダスティの願望が見せた幻」と処理するのが落としどころかなぁと思いもする。
 モニカとレーグネンの中の人達曰く「え、このキャラがそんなこと言うと思ってるって、ダスティとはホントわかり合えてないんだね……」とのことであるしな!(笑)
 まぁでもダスティにしても流石に「勝手に一人で独断専行してアルブレヒトの判断を無視した」わけではないことだけは。はい。作中の扱いとしては「モニカとレーグネンのあの目……あれは俺の判断を認めてくれている目だ」と思い込んで勝手にやったことになりますが(遠い目

 皆ならどう処理します?
 こちらの都合により「そもそも勝手に手紙を出してなかったことにする」は無理、としたら。

 あ、あと既に届いて来てしまっているんですが「自分ならこうする」をお聞きしたいのであり、それに加えて「そしてお前がした処理はここがおかしい」といったところまでは求めていないので、そこはご容赦を!! こちらとしても別にこれがベストとは思っていないし、プレイグループの数だけベターがあるもんだと思っているので~。

DM「じゃあアルブレヒトのふりで送るの? それともダスティとして?」
ダスティ「ダスティって送っていいんですかね? ダスティで送っていいんだったらダスティで送ります」
DM「はい。ルール上は問題ありません。人間関係上の問題は知りません。ダスティとして出すなら別に〈偽造〉は要らない」

 俺、ここでちゃんと「好きにしていいけど、それで人間関係がどう拗れても知らないよ」って答えられてるよね?(笑)

ダスティ「内容的には『これこれこういう手紙が二通パーティーに届いていて、そんな手紙を出せる人としては、こちらとしてはハインリーケ様しか思い当たらないんです。もしそうでないとしたら罠の可能性があるので、確認させて頂きたいです』という旨の手紙を出しましょう。そしてもしお返事頂けるようでしたら、お手数をおかけしますが、ドライリュッケンのファヴへ私宛に手紙をお送り頂けると幸いです。と」
DM「じゃあ銀貨100枚ぐらい(厳密には変わってくるんだが、処理速度重視な安め&雑な見積もり)」
ダスティ「了解です。出します」
DM「ちなみにこの料金だと月に1回まとめていくってやつだけど大丈夫?」
ダスティ「それだと遅いか、でもまあ出さないよりはいいかと。出します。コッソリと」
アルブレヒト「情報収集に出したんだから、出し抜こうと思えばいくらだって機会はあるわな」
DM「いや、でも〈情報収集〉した翌朝だからね(笑) じゃあダスティは手紙を出しました。それで翌朝ふらっと消えようとする」
アルブレヒト「ダスティ、どこに行くんだ(笑)」

 なんて自然な問い詰め……!!(笑)

アルブレヒト「朝出発って言ってたじゃないか?」
ダスティ「えーと、ちょっと……飲みに?」
モニカ「飲みに?(笑)」
DM「言い逃れ下手くそかよ!!(笑)」
ダスティ「いや、朝か。えー、何か変わったことがないか町の様子を見に行ってました」
DM「そこは町の情報収集に行ってきますって言えばでいいんだよ。ちょっと世間の噂を聞いてきますって(笑)」

 今回のように最初からプレイヤー同士で意図が筒抜けの白々しいやり取りの場合は、こういったロールアドバイスもする(笑)
 個人的な趣味で言えば「指揮系統を無視したスタンドプレイ」には内心苦笑いだが、そこは中立ですので。当然。プレイヤーがやりたいことをサポートする職責を全うする所存。

ダスティ「そうですね」
モニカ「ダスティ、どこに行かれるんですの?」
ダスティ「町の情報収集に行ってきます」
モニカ「まあ勤勉ですこと(笑)」
DM(〈真意看破〉と〈はったり〉はダスティの勝ち、と……(コッソリ))


 Don't give up justice, I want to get truth! ダスティ「よかれと思って!!!」


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
『メンツを気にしない貴族は舐められる』
 フランクに接し好きにやらせた結果、完全に舐められてますからね、ダスティに!
 しかし、ただのごろつきに過ぎない(失礼!)アナーキー・ダスティに舐められるのと、同じ貴族で庇護者である美少女ハインリーケに舐められるのとでは、次元が全く違うのだということはご理解いただけるものと思っています(笑)

 ダスティがこちらを舐めきってるのは、ロールプレイなんでいいんですよ。
 ただ『アルブレヒトが知らないことだからとあえて黙ってる横で、モニカとレーグネンが執拗にダスティの命令違反をそそのかし続けているのは割とひどいよね(笑)』とDMに話したりはしていましたが、ダスティが他メンバーの総意のつもりとして、それに乗ったのだとたった今知って本当にどうしたものか……と。

 これは主観かもしれませんが、支援者NPCに『どうすればいいですか?』と頼るような行動は、プレイヤーとしてのメンツとして『ない』という考えもあったりします。
 英雄候補としてプレイをしている以上、プレイの姿勢が格好が悪いということは、それだけで大問題です。
 すでに大問題を抱えているとか言わない。

 理屈としての反対理由は、返事に数週間では時間がかかりすぎる、配送中の情報流出リスクがあるなどもありますが、本命は★Yuukiさんのイラストで一目瞭然ですね。
 男の沽券に関わるからっ! 説明不要!!
 本当に、いつも素晴らしいイラストをありがとうございます。


・モニカ



・レーグネン
 高度な柔軟性をもって情報収集!
 どうやら実在するようだが、まだまだ分からないことだらけ。
 ハインリーケ様のナイス呆れっぷり。アルブレヒト雌伏の時。たしかにハインリーケは上司ではないけど、協力者ではあるので、悩ましいですねえ。
唆しは、ダスティ的に出したいのかなと思って、良かれと思って言ったのですが、まさかそんな風に思われていたとは。聞いたとき、正直ビックリしました(笑)
 レーグネンのロールとはかけ離れてるつもりだとか、あのシチュエーションでキャラ発言してたらアルブレヒトに丸聞こえとか、色々あるのですが。変にノらずに選択肢として勝手に手紙を出すことも出来るという事を示すだけにしておけばよかったですね。


・八夏
 自称〇〇、かと思いきやモブも知ってたパーフェクト懲悪騎士様。
 適当な煽り文句じゃなさそうとわかりますます混乱する一行であった。

 そして、いつの間にやら100人斬りを達成していた八夏。
 暗闇や恐怖や非実体さえなければ、山賊なぞ物の数ではないわー……とか自慢すると完全に格好悪いので言いませんが(オイ

 ダスティ密告(?)の件、キャラ発言と思われていたとは。
 不安に思って連絡を取りたいと思うこと自体はわからなくもないので、あくまでダスティ個人の行動としてのアドバイスみたいな感じだったというのが個人的印象です。

 ハインリーケ様は今日もお美しい。(今回もありがとうございます)
 そんな彼女に幻滅とかされるのは確かにしんどい。お兄様ファイト(笑


・ダスティ
 偽名を使うなどして素性がバレないように行動しているにもかかわらず、手紙がきちゃうというのは、やはり怪しいし、モニカやアルブレヒトは命を狙われているかもしれないので、呼ばれたからと素直に出向いていったら罠だった、という可能性は十分ありえるわけです。警戒するにこしたことはないので、何かできないかと思い、せめてハインリーケに手紙を出すことにしたわけですが……。アルブレヒトが反対していたので、ためらいはありましたが、モニカとレーグネンも「出していいよ」と後押ししてくれたので(と、ダスティは思った)、やはりやっておいた方が良いのだろうなと。手紙を書くことで、大きな不都合が起こるわけでもないだろうし、命を狙われているという状況を鑑みると、万が一のことを考えて、パーティーのために、やれることはやっておきたいかなと。あと、アルブレヒトが反対しているからには、こっそりと手紙を出せるのはダスティしかいないだろうから。何もないなら何もないで、それにこしたことはないし、万が一何かあった場合、手紙が少しでも役に立ってくれたらいいなあと、思っていました。

 今回のYuukiさんのイラストで描かれている、アルブレヒトの想像のハインリーケ。かわいいけど怖そう……。あと、結構大人っぽい感じ? アルブレヒトの個人的なイメージも入ってる?

     
  ■ワールドガイド・オヴ。フローラントWEB版

 ヴィーリオンやバーン等、一般的な「安定しているフロウ支配地域」に於ける、輸送や郵便手段とその料金。
 距離は一部の例外を除いて直線距離ではなく移動距離。
 利用するだけではなく、請け負う側に回ることも珍しくない。「隊商護衛任務」と似たようなものである。

 輸送料金
 

●乗合馬車
 
 2頭引きの馬車に他人同士が相乗りする。要するにバス。
 日常的に旅をする世界ではないので、領都やそれに準ずる規模の都市、大きな交易都市等の採算が見込めるルートにしか存在しない。本数も1日3本あったら多い方。

●4輪馬車
 
 2頭引きの馬車をチャーターして乗る辻馬車。要するにタクシー。
 一般的に「馬車で移動する」と言ったらこれ。乗合馬車もそうだが、あくまで人員輸送用なので、定員いっぱい乗る場合は車内に持ち込めるのは手荷物まで。

●2輪馬車
 
 一頭引きの馬車をチャーターする。天蓋は無い。
 主に大都市内での辻馬車として利用され、長距離移動は日帰り往復出来る範囲が精々である。

 どれも基本的に最低限の護衛部隊(2レベルウォリアー隊長と1レベルウォリアー×5)込みの最低料金であり、治安状態次第でドンドン跳ね上がっていく。


 郵便料金
 
 料金が輸送料金と比べて割高なのは、強烈な課税が行われているからである。貴族は庶民が気軽に情報網を形成することをあまり歓迎していない。
 原則国内であれば領外だろうと請け負って貰えるが、金次第で国外も可能な商人は存在する。そしてそこまで行くと、ファヴに「国外に手紙配達の依頼」が貼り出されることになる。流石にヴィーリオンからバーンへの配達は、表立っては行われない裏稼業だが。
 事故率は「配達人が道中で襲われた」「盗まれた」等、様々なファクターのトータル。あくまで目安であり、距離や治安状態で大きく変動する。
 歴史的にリアルな事故率にするともっとヤバい数字になるんだが、流石にそれは神の御加護で控え目に。事故ったことが判明した場合は教えてくれるが、特に補償は無い。純粋な手違いや盗難等で「届いたつもりで届いてない」のも日常茶飯事。
 なお、重量単位を超えた場合は端数切り上げで値上がりする。重量計算の際、「シュリンクアイテム」や「バッグ・オヴ・ホールディングごと送る」等で圧縮することは認められない。

●通常便
 配達人のキャパシティ分まで荷物が貯まらないと出発しないので、圧倒的不定期。定期便よりも短い間隔な時もあれば、数ヶ月かかることもある。
 あまりに悠長に思えるが、この世界の人々は「そもそもこんなもん」と思っているので特に気にしていない。
 特に期限が関係無い要件の場合は皆これを使う、郵便のスタンダード。

●月間定期便
 月に一度出荷される定期便。
 輸送業者なども大体このペースで品物を流通させている。
 これですらだいぶ悠長だが、隣町に送るだけで5000円以上かかるとか、現代の国際便が裸足で逃げ出すお値段なのである。
 ちなみに同じ銀貨5枚払えば傭兵の戦士を1日雇ってお遣いしてもらうことも可能なのだが、大抵は「は? 1人で? 嫌だよ危ねーし」と断られる。

●週間定期便
 週イチの定期便。
 冒険者が一般流通してないアイテムを取り寄せて貰う時は、これで妥協することが多々ある。なにせこれでも100キロ輸送して貰うだけで銀貨250枚くらい掛かってしまう高級便よ。

●随時便
 その日その日で発送される迅速便。荷物を渡せば翌日朝一で出発だ。
 恐ろしく高い。現代のスピード感覚を中世に求めるのは危険である。
 切羽詰まった冒険者が採算度外視でぶっ込む時に頼ったりする。

●即時便
 軍馬に乗った騎兵が颯爽お届けする。いわゆる「早馬」である。
 重量物でなければ、午後に頼んだって100キロ向こうの街に翌日届けてくれる。

●教会便
 流動神教会が手掛ける郵便。正規の聖衛士が行うことで、驚異の事故率1%の配達を実現する信頼と実績の安心確実サービス。お近くの流動神教会までご用命ください。
 ただしあまり小さい教会ですと、緊急のご依頼にはお応えできない場合もございます。

●飛空便
 主にヒポグリフを用いて行われる超高速便。
 民間人が使用することは殆ど無い。というか金を払えば使わせてくれるというものでもないし、そもそもよほどの大都市じゃなければ存在しない。
 有力な貴族の仕事で必要に迫られた際に頼み込めば使わせてもらえるかも知れない。

 密林……もとい永久の森ではドラゴンプライム便という更なる超高速便があるらしい。

●転移便
 世界最強の超速輸送。事業としては存在しておらず、価格もあくまで目安でしかない。
 個人による長距離転移は大抵の国で重罪であり、巻物を無断所有した時点で極刑に値する為、冒険者がお世話になる時はそりゃもー洒落になってない場合であろう。
     
5/26      
  ■戦略ゲームの破滅寸前なフランク王国を担当してしまった

 ええとこの作品に限らずのことなんですが(WEB拍手の注意書きにも書いてありますが)、原作付き作品のアニメや漫画といった別媒体への感想に対して、その本編中で描写されてないことを「善意」で教えてくれる方が沢山いらっしゃり、そのよかれと思っての気持ちは大変嬉しいものの!! こちらが敢えて「教えて欲しい」と明記してない場合は、ご遠慮くださると!!
 基本的に「描写されたことを全て」と楽しみたいスタンスなので、「省略されてたけど〇〇は~」といったことを教えたくなる気持ちをグッと来られてくれると幸いです!!
 いやもちろんこれも「知っといたほうがより楽しいこともあるよね」とは本当にそう思うんですが、これを全面的に禁止にしておかないと、個人差による「ここまでは大丈夫だよね?」が「大丈夫じゃない」ことによる事故がどうしても発生してしまう上に、明確な基準なんて設けようがないので「一切合切何もかも駄目」としとくよりないのです。ご協力の程よろしくおねがいします( ・`ω・´)

 あ、でも「そのキャラは途中で眼鏡を外します」は例外的に教えて欲しいやつです。逆の「途中で眼鏡かけますよ」は事前情報無しで驚きたいやつですが。でもそもそも手を出しそうもない作品をプレゼンする時に「眼鏡かけますよ」は有効なカードです。いや「手を出しそうもない作品」てどー見分けんだよって話ですね!!

 
 
 こいつら本当にアホ可愛いな(笑)
 これが男キャラだと確実に苛ついてるんだろうけど、可愛いは正義なんだよ!!!
 そーいや「乙女ゲームのヒロインはハイスペックじゃないとプレイヤーが『こんなのと推しキャラがくっつくのが釈然としない』となりがち」なんて話を昔教えて貰ったことあるけど、カタリナは……って思ったところで「あ、この娘はヒロインじゃないから関係無かった」となった。
 まぁそれはさておき、俺もハーレムアニメとかで「このクソ主人公も気に入らんが、それに惚れるヒロインにも切なくなる……」となりがちなんで、気持ちはわかる。

 
 ありのままに起きたことを話すぜ。乙女ゲームかと思っていたら百合ゲームになっていた。
 だが特に問題は無い。

 
 
 俺は野良仕事をする美少女も眼鏡っ娘も大好きなんだよ? な? わかるだろ?
 しかも努力家で本当に楽しそう……可愛い!!!

 
 いかん、カタリナが可愛過ぎてマリア家の心温まるやりとりをまるで画像とってなかった……!!!
 食いしん坊バンザイ!!!! 家族を救ったぞ!!!!

 
 シーマ様かな?
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 江戸を読む!!!
 ヨーロッパの本ばっか読んでる感じですが、日本の歴史が興味無いわけではないんだぜ!!!

 
 ケースで飲み物が届く!!!
 苦味が主張強いヘルシア緑茶と違って紅茶はほんのり甘いな!! その分若干カロリーあるが、たかだか14キロカロリー。
 ジャスミン茶は実にジャスミン茶であり期待通りであった( ・`ω・´)

 
 長門と金剛セットでーす!!! 改ニ!!!
 アンチ・コロナ大作戦で思い出したんですが、太平洋戦争で原爆投下後に計画されていた日本本土上陸作戦がオリンピック作戦とコロネット作戦でした。

 
 プロテイィィィィィィン!!!
 今飲んでるミルクティー味が美味しかったので、これも気になっていたやつです!!!
 というわけで今日早速飲んでみた。
 ミルクティー味と同じ感覚でシェイクしたら混ざりが甘くてメッチャダマが出来てしまった誤算。でも味はバニラシェイク感あって期待通りでした。

 
 先日ツイートしてた「世界をまどわせた地図」の続編!!
 なんか帯の煽りがメッチャわくわくさせてくれるじゃねーの?
 ヨーロッパ軍事史の帯も心躍る文面です。
 ヴィクトリア時代はカオスで好きなんですよねー。現実に自分が行くのは物凄く嫌ですが。即座に死にそう。

 
 頂いた本達を拝読すべく快適な読書環境の構築に成功したぜ( ・`ω・´)
 これで「寝っ転がりながら読めて楽だぜ」なKindleと互角に渡り合えるってもんよ!!!

 
 恐らくサイト史上初の、ワダツミではなくワダツミの友人への誕生日プレゼントが届きました。再来週会うんで渡しときます(笑)


 プレゼント本読んだやつ。

  
 怪異言われると物語シリーズを連想してしまう。

 
 ゲオルギウスさんが倒したドラゴン、とても小さい。
 もうここまで小さいと作画の都合と思うしかないやつであり、実際は全長100メートルくらいあったと思いたい。
 そして半魚人怖っ!! サハギン的なやつ!! こんなのと遭遇したら「あ、死んだ」ってなるやつだよ!!!

 
 このワニヒドラいいなー。フィギュアで欲しいなー(笑)
 ヒドラ好きで色々集めちゃうんだよねー。

 
 お、お前たちはジャミラ一族!!!
 割と気のいい奴らっぽい雰囲気を醸し出している。

 
 リュークロッタ! メネアのライオン! マンティコア!
 当然ながらどれもD&Dに採り入れられている。
 リュークロッタは真実キャンペーンにも出そうと思ったんだけど、特殊能力がキツいんで「もう少し強くなってからにしよう」と引っ込めた逸話もある。
 
 この本はファイナルファンタジーのモンスターの一部も紹介されているわけなんですが。
 その一つがカトブレパス。で、これに限らずあるあるネタなんだけど、これも「神話の存在だけど、一度D&Dのフィルターを通している」んですね。
 カトブレパスの場合は「首が長い」という要素がD&Dで独自に加えられており、FFはそれを踏襲している。
 この本ではそれに触れず一足飛びに「神話をもとにFFではこうなった」と紹介してるので、「国立民族学博物館の解説」としてはちょいと惜しいですね。

 
 ちなみにD&Dの亜種であるPathfinder版のカトブレパスは神話準拠だったりする。右はD&D版のミニチュア。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター6

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

ダスティ「いつまでに、ここに来いっては?」
アルブレヒト「書いてない。この紋章は」
DM「紋章というか、徽章だね。ここで紋章と徽章の違いを説明すると、紋章って個人です。家紋とかは徽章のほうですね。他人には使わせない」

 紋章は個人の名刺なので、基本的に他人に使わせることを前提にしていないわけですね。名代が掲げたりとかはあるけど。個人の象徴であって、組織の象徴ではない。
 徽章は組織や集団への所属を明らかにするものなので、逆に個人の象徴とされることはない。
 例えば「3つの頭を持つ有翼の獅子の紋章……!! あれは○○騎士団の紋章だ!!!」という使い方はしません。騎士団は個人ではないので、この場合は「あれは○○騎士団の徽章だ!!」となるわけですね。もしくは「あれは○○伯爵の紋章だ!」とかでも。

 
 つまりミラージュ騎士団の「血の十字架」は騎士団に所属している全員が使えるので徽章なのに対して。

 
 バッシュ・ザ・ブラックナイトの「三つ巴」は黒騎士個人を示す唯一無二のマークってーことで紋章の範疇なわけです。

 
 これだとドイツ軍の国籍標識である黒十字(バルカンクロイツ)や、ナチスのシンボルである鉤十字(ハーケンクロイツ)は徽章で、コクピットの横にあるパーソナルマークのミッキーマウスは紋章ってな感じですね!

 
 左はロンド・ベルのマークは徽章! 右のアムロのパーソナルマークは紋章!!
 原則「同じ紋章は(少なくとも同時期には)二人以上で併用はしない」ことになるのである。偶然同じになっちゃったとか似ているとかはあるが。

 日本は「家紋」なんて言葉があるだけに「家紋は一族で使ってるんで、紋章も同じ」と思いがちなのがトラップかも知れない。
 まぁなんつーか、「徽章」は英語で言うと「バッヂ」だよって言われたら腑に落ちる人も多いのでは?
 そして「紋章」「は「エムブレム」……ではなく「コート・オヴ・アームズ」なのさ。エムブレムは特定の概念を視覚化・デザイン化した存在、とでも言いましょうか。

 
 例えばソ連の国章であるこれは、労働者の鎌と槌が地球にデカデカと存在するっつーイデオロギーがデザインに織り込まれたエムブレムってーわけですな。徽章であることとエムブレムであることは両立するわけだ。
 そんなわけでファイアーエムブレムシリーズの「炎の紋章」はだいたいが「厳密には紋章じゃない」のであった(どうでもいい


アルブレヒト「じゃあ、ヘルツホルム公爵家に連なるリューガー子爵家の徽章に似てるなあ。たぶん、その系列に間違いない」
レーグネン「さっきフォルクハルトでふった分で、リューガーも」
DM「芋づるだね。ていうかヘルツホルムに至っては、戦国武将が細川氏知っているか、とかそういうレベルだから。10いってれば知ってるよ」
レーグネン「10いってない」
DM「お前貴族だろ! それはもう社会常識なので、名前だけは知っているよ。だけどお前、名前しか知らないのかよ、とバカにされるレベル」
レーグネン「名前は聞いたことがあります(笑)」
DM「知ってるふりしとけばいいんだよ(笑)」

 ヴィーリオン王国広しと言えど公爵家は一桁しかないので、室町時代における三職七頭(斯波、畠山、細川、一色、山名、土岐、赤松、京極、伊勢、上杉)に匹敵って感じですかなぁ。家格は抜きにして「一般的な戦国大名のイメージ」で置き換えるなら、織田、武田、上杉、北条、毛利、島津、今川、長宗我部、三好って感じ? まぁ後者は時期が全然一致してないのであくまで雑なイメージ。

クラウス「アルブレヒト様は面識は……」
DM「ないです!」
アルブレヒト「さすがに3000キロ離れているからな。いくら私が高貴でも」
DM「直線距離だったら1200キロぐらいだけど、歩いていったら3000キロ近くかかるからね」
ダスティ「じゃあ、なんでその人から直接ここに手紙がきたんですかね?」
モニカ「謎ですなぁ」
ダスティ「前に解決した事件がガンガン広まっているってわけじゃないですよね」
レーグネン「我々のことを知っているのはハインリーケ様ぐらい」
クラウス「我々のことプラス、先ほどの正義云々て考えて、八夏殿がいるってことを知っているのはハインリーケ様しかいない」
八夏「そもそも、このチームのことを知っているのはハインリーケ様しかいない。偽名で手紙を出さなきゃいけない。しかし興味がありますな」

 なお、この辺は完全に「彼らの主観」であり、実際にどうなのかとは別の話である。

クラウス「むしろ、これほど大きな家に呼ばれたのであれば、行かないという選択肢はないのでは?」
アルブレヒト「いや、お兄さん的にはね『俺たち有名人じゃん』って、図に乗っていいと思いますね。いや、もう我の名が知れ渡ってしまったか。ふむ。我々を指名して手伝って欲しいと。行こう!」
八夏「悪を倒すというならば、馳せ参じないわけにはまいりません」
アルブレヒト「そういえば八夏殿の手紙は。何か危急の手紙では?」
八夏「とりあえず黙読してみます」
DM「そしたらだいたい同じ文意なんだけど、八夏は『勧善懲悪の誤字じゃないの?』って思った」

 全員爆笑

八夏「ん?」
アルブレヒト「ちょっと見てもいいかい」
八夏「どうぞ。完全懲悪? 間違われたのですかねえ」
アルブレヒト「いやこれは、洒落かもしれんぞ」
八夏「ともかくまったく同じではなかったけど、内容としては同じものがきたと」
クラウス「内容が同じということは、やはり八夏殿ありき」
八夏「少なくとも我々のことは、身元が割れている」
クラウス「ハインリーケ様が透けて見えますね」
レーグネン「割れているとはいえ、我々の身元がばれているとは思えませんが」
アルブレヒト「何はともあれ、行ってみよう」
DM「のこのこと行ってしまうわけですね」
レーグネン「買い物はいかがしましょう」
モニカ「今買い物しましょう。今のうちに」

 買い物が始まる……!! トイレに行ったりもする……!! お茶も淹れる!!!
 あと今回のチャプターが妙に短いのはシーン切り替えの都合だ!!!

 Don't give up justice, I want to get truth! 彼らは悪魔召喚事件の隠蔽に関与した直後である。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 この2通の手紙にハインリーケが関わっているという見方については、私としては『うーん、そうかなぁ?』と懐疑的なところです。
 とはいえ、そうではないといい切れるほどの考えもまとまっていなかったので、ここでは否定や肯定はひとまず先送りにしています。

『我々の活躍を聞きつけての指名とあらば、それに応えねばな! ふんす!』とアルブレヒトは完全に乗り気なのですが、『秩序と規律を重んじ、悪を滅殺する同志と見込んで』という先方の評価に基づく依頼だということを一切気にしていないのは、自らの行動を省みるにそれで良かったのでしょうか……(笑)



・モニカ



・レーグネン
 知識ロールで平均的に頑張ってくれマイダイス!
 知ってるふりでがんばる!
 徽章、紋章は知らなかったというか、ためになりますねえ。
 縁もない公爵ゆかりの者から、そして隠遁生活している(つもり)なので、あまり思い当たるフシもない感じで。はて。


・八夏
 昔某ロボットゲームで機体にオリジナルのマークをつけられる機能があったが、あまりの自分のセンスの無さに絶望した事が……。

 それはそれとして、大陸語とヒノワ語の両方を扱えるのにどっちも完全懲悪…これはやはり意図的なのか。
 まだまだ真意がつかめないけど、「悪を討つ」と言われればついて行ってしまう八夏なのであった。(オイ


・ダステ
 ファンタジー関連の物語は、マンガも小説もそこそこ読んでいるが、「紋章」と「徽章」の違いについて、ちゃんと考えたことはなかったなあ。まず「徽章」という言葉自体、「紋章」に比べてあまり使われていないし。今、この原稿を打っている時も、「紋章」は一発で変換されるけど、「徽章」が出てくるのは気象、希少、気性、起床、記章の次ぐらい。なんとなく「紋章」って言っちゃってるけど、実は「徽章」だった、というのは多そうですね。勉強になります!
 しかしルージュ・ミラージュのこのイラスト、すごい久しぶりにみたなぁ。
     
  ■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版

 竜の位階

 脅威度というのは、「基本ルールのみ使用で、平均的な能力値の4人パーティーが戦い、2割のリソースを消耗する強さ」を意味する指針です。脅威度が5なら、5レベル4人パーティーってことですね。TRPG部のパーティーは「追加ルール大量導入、正規のルールより全体的にクラス能力強化、6人パーティー、クソ高い能力値、APルール導入な上に強化されている」ので、例えば今のパーティーに対する脅威度4モンスターは指針通りと比べたら相対的に大分弱い扱いになります。
 なお公式は公式で地獄のようなゲームバランスブレイカーのクソ呪文やクソ特技にクソ能力にクソアイテムが存在するものの、その多くは追加サプリメントありきでもあるんで、脅威度はそういった身も蓋もないコンボの使用が前提された数値ではないです。無論基本ルールだけで一切のクソコンボが無いとも言わないけど、まぁそれ加味した数値設定でもないです。
 ちなみに5版は基本ルールに存在するクソ呪文の多くがエラッタ……もとい弱体化されており、公式的にも「やっちまった」と思ってたんだろうなと察することが出来ます。
 TRPG部の調整は「PCが使えば強いだろうが、敵に使われたら防御至難で死屍累々が約束される要素」や「身も蓋もない効果でゲームの多様性を無視した要素」等、一連のそびえ立つクソ共を制限する代わりに、キャラクター能力は大幅強化するスタンスです。


●雛竜(インファント・ドラゴン) 脅威度2~5
 卵から孵ったばかりの雛。
 非力ではあるが、既に高い知性を備えている為、この時点で「わざわざ相手の有利な状況で戦う」など愚かなことを選ぶことは期待できない。
 なお、野外で正面から戦ってしまった場合、レベル5程度のパーティーでは「全滅しない」ことを選ぶのが精一杯である。ハッキリ言ってドラゴンは「同じ脅威度の他のモンスターより明らかに強い」。
 そもそも「単独のインファント・ドラゴンと戦う状況」が殆ど有り得ないのだが。
 これでも村一つ程度なら(その財力で雇った護衛込みで)余裕で滅ぼす力を持つ。

●幼竜(ドラゴン・パピー) 脅威度6~9
 子供の竜。
 既に単なる足を止めての近接戦闘ですら10レベルファイター程度じゃ勝てない。
 気まぐれで外を出歩くようになる為、単独で遭遇する可能性も無くはない。
 このクラスの竜に襲われるだけで、地方騎士の小城程度であれば存亡の危機である。

●若竜(ドラゴネット) 脅威度10~14
 ティーンエイジャーに相当する竜。
 通常攻撃が攻城兵器じみた威力を持つことに加え呪文を使い出す為、いよいよもって手に負えない。
 最も頻繁に単独行動する年頃であり、偶発的な遭遇率は一番高い。無論、偶発的にこんなのと遭遇したら、よっぽどの手練パーティーでなければ勝ち目は無い。おとなしく観念して転移呪文で逃げ出そう。1人か2人見捨てることになろうとも、全滅よりはマシだ。
 竜の勢力内に於いても若き前線指揮官的なポジションゆえ、若竜の中でも年齢を経た個体は多くの手勢を従えている。ここまで来ると地方領主が総力を挙げての迎撃戦を覚悟するレベル。

●成竜(ドラゴン) 脅威度15~19
 遂に「竜」の名に恥じない力を得るに至った存在。
 魔力を伴わない攻撃への耐性を持つ上、並の呪文など通じなくなる為、一口に「竜殺し」と言ってもこのクラスを屠ったかどうかで大きな差がある。
 成竜に襲われるということは自然災害に等しい、というか自然の化身が竜であるゆえ、文字通りの「天災」である。
 単体としての戦闘力だけならば上位悪魔(の中でも上の方)と同程度の水準ではあるのだが、竜の勢力内では諸侯として一つの地方を支配する存在であり、人の小国程度ならば滅ぼすだけの戦力を有する。
 竜の社会に爵位は無いものの、フロウ側からは竜伯と分類されることもある。こんな恐ろしいのに竜の世界では精々地方領主? は?

●老竜(エルダー・ドラゴン) 脅威度20~22
 老成し、より圧倒的な存在となってしまった。
「古来よりこの地を支配する神にも等しい存在の竜王が、実は老竜だった」といったエピソードは珍しくない。
 一方で「天秤の守護者はチームを組むことで老竜を屠り得る」というのが、最低ラインらしい。頭おかしい。屠龍級呪甲装兵はこのクラスの竜を屠る為に開発された。
 こちらも支配力を鑑みて竜侯と呼ばれたりもする。

●古竜(エンシェント・ドラゴン) 脅威度23~25
 熾烈を極めし解放戦争を生き残った世代であり、百戦錬磨の古参兵……という表現は控え目が過ぎる。
 古竜がひとたび国を襲えば「解放戦争という神話に登場する大怪物がそのまま現れて天変地異を引き起こした」と歴史書に記されることに等しい為、周辺諸侯による大連合が結成され、その地方の人々が永劫に語り継ぐ「伝説の戦い」に発展する。
 竜の大貴族と言っていい地位に在り、強大な軍勢を率いるのみならず、機神を以てようやく互角な個体戦闘力を持つ。
 広大な地域を支配する彼らは竜公に分類され、人類の公爵なんぞと比較にならない力を持っている。

●太古竜(エンシェント・ドラゴン・ロード) 脅威度26~
 最早神。いや違うけど。
 自然そのものである竜王が「厳密には生物ではない」ことを鑑みると、この太古竜こそが「惑星エーヴィヒカイト最強の生命体」と言える。
 かつてフロウ最大の超大国ヴィーリオンが機神をも投入して挑んだ決戦に応じ、返り討ちに果たしたのも太古竜ルイトオウバであり、その日人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を。
 解放戦争を経験した世代のティスリ達が寿命を迎えた現在、太古竜の具体的な強さを知る者は極々僅かな「人ならざる存在」及び「人を捨てた存在」だけである。
 断片的な情報から「ルイトオウバですら、永久の森を分割支配する太古竜の1体に過ぎない」ことが判明して以来、永久の森に侵攻する作戦がヴィーリオン王家が開く軍議の俎上に載ったことはないと言われている。

●竜王(オーヴァーロード・ドラゴン) 脅威度50~
 完全に神。違わない。
 この世界の自然現象そのものであり、竜王が滅んだ場合、世界からその竜王が司っている精霊力も失われると言われている。即ち、どれか一つでも滅んでしまったら人類も終了である。ゆえに解放者エイファスも封印するのが精一杯だった。最近破られつつあるらしい。
 高位精霊であろうと竜王にしてみたら使い魔のような存在であり、絶対的な支配権を持つ。
 物質界で戦っている限り神々ですら彼らの力には遠く及ばないと考えられており、かつて偉大な召喚術師が、膨大な魔力リソース及び己の魂と引き換えに降臨させた魔王級の悪魔が太古竜に滅ぼされたという記録も、それを裏付けている。

●皇竜(エンペラー・ドラゴン)
 唯一無二の竜の頂点。神魔が別次元の存在なので、この世界の頂点でもある。
 解放戦争でエイファスに封印され、ファクセリオンの城の地下に鎮座ましましているらしい。天秤の守護者はこの封印を死守する為の組織でもある。
     
5/23      
  ■声が釘宮だったら完全にいおりんだよね

 
 
 舞い降りる剣。
 天下御免の向こう傷、異世界退屈公女とはコイツのことだ!!

 
 いいゲームだったなぁ(すっかりエンディングの関係性

 
 
 本来のヒロインにしてみたら「ゲームのライバル」として強大になり過ぎている(笑)
 元の「低能が馬鹿丸出しなことをしてくるライバル」の方がどんだけ楽なんだっつー。

 
 他のキャラが「グレるフラグ」とか「不幸フラグ」を片っ端からへし折られた結果ハッピーな生き様を晒しまくってるわけだが、君は収支が合ってんのかなそれ(笑)

 
 眼鏡っ娘が常に賢いと思ったら大間違いなのである!!!
 愛すべきバカ!!!!!
 俺は野良仕事好きな女の子が大好きなんだ。

 
 おもしれー女!!!

 
 この世界の貴族は気位が高いってより「下品なバカ」だよね……。品性下劣っていうんすかね……。
 絵に描いたようなテンプレボンクラ貴族ぶりである。

 
 
 芝生の上だからセーフ理論を支持します( ・`ω・´)
 ぼかぁよく食べる美少女が大好きでねぇ。
 っていうか彼女が転生時に与えられたチート能力は「太らない」なんだろうか(笑)

 
 てかやはりアンジェリークとイメージが被ってしまう(笑)
 関係あるとまでは思ってないけどね!!

 あとええとあれです。
 拍手でよかれと思っての「先の展開に触れる」とかはご遠慮ください!!
 いわゆる「この程度ならば大丈夫だろう」と思った時点で「あ、駄目なやつだ」って感じで! どうか!! どの程度でも駄目なやつで!!
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 色んな方向の本を頂きました!!!
 また読んだら触れさせて頂きますね( ・`ω・´)

 
 陸軍航空隊、想定外の戦争に突入したら尋常じゃない消耗にドン引きするの巻。

 
 ダンケルク観てても「パン食いてぇ」となるわけですが、これもまた美味そーで。
 冷蔵庫の生モノ消費したらまたトースト食べよ……!! ピーナッツクリームも頂いてることだし!!

 
 俺が子供の頃、大人になったらビーム兵器が普通になってるんだと思っていたものだよ!!!
 でもリニアモーターカー共々まだまだ駄目みたいなんだ!!!

   
 次々と現実のビーンボールが俺を襲う!!
 いやまぁ「宇宙空間じゃビームひん曲がる」とか、20年以上昔に知った時に「まぁ未来が舞台なら補正できてるっしょ!!」なんて思うことにしていた。

 
 コール・オブ・デューティー ワールド・アット・ウォーのソ連軍キャンペーン最終ステージの地獄!!!
 難易度最高にしてCOOPしてたのが地獄のような戦場だったものだ。

 
 人類の歴史の中で提唱されてきた色んな「宇宙の構造」が紹介されている本。
 内心地動説を支持しているんだけど、立場上天動説を支持しないいけない学者が、地図の地名に天動説提唱者の名前採用してさり気ない支持表明とか面白い。

 
 バビロニアの宇宙観、冥界が世界の中心でエレちゃんもニッコリ。
 既に大地が丸いもんだと認識してるのはスゲーよね。

 
 こーいうどーでもいい情報好き(笑)
 ヘラジカーっ!!!!!

 
 同時代の日本との圧倒的なテクノロジー差を見よ!!

 
 紀元前600年のバビロン、壮大過ぎる。
 フィクションに出てくる都市って描写コストがとんでもないのもあるんで、人口設定とか描写される国力に対して大幅に小さいのが珍しくないわけなんだけど。現実はやべー。

 
 これくらいのサイズで王都だったりするじゃん!! フィクションは!!
 いやこれ確かに立派な都市なんだけど。この規模で明らかに人口十万人以上みたいなのあると「よし、心の目で拡大しよう」となるやつ。
 なお、この本に載ってる都市としてはこれ最小クラス。やべーよ古代の人類……。

 
 教師は社会的地位の低い仕事だから女にやらせとけと、3/4が女性教師だったとかそーいうアレな時代です。
 当時の生活の様子とか知れるのはスッゲー興味深くて楽しいんだが、待遇が本当にアレ。

 
 娼婦の定義がガバガバ過ぎて流石昔の人間は頭が悪いとかそーいうこともなく、現代もすぐにレッテル貼って(だいたい不適切)ドヤってる人幾らでもいるんで笑えないんですよねー。

 
 恒例の「ちょっと昔でも医療は怖い」ネタ。
 悪影響が無いだけまだマシな万能薬。
 プラシーボパワー!!!
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター5

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

DM「さて、君たちは優雅にコーヒーを飲んでいると……銀貨3枚減らしといてね、飲んだ人の数だけ。さすがブルーアイズマウンテン、コクが違うって(笑)」
アルブレヒト「日課なのだ」
DM「それでファヴの窓口に行くと、『あんたら宛に手紙がきてるよ』。二通」
アルブレヒト「私?」
DM「じゃあ、一応リーダーらしき人に(笑) 普通の蜜蝋で封された手紙と、なんか和風のたどたどしい行書が書かれた手紙です」
アルブレヒト「それは八夏宛? あとなんて書いてあるの?」
DM「宛名? いや、ファヴのほうからホニャララ隊のみなさん」
モニカ「なんとかリッターズじゃないんですか?」
DM「あんなカッコいいのでいいの? お前ら騎士を隠さないの?」

  全員笑い

レーグネン「ヴォルフェンビッターズ」
DM「じゃあ、シャイニングフォースの方々に(笑)」
レーグネン「チーム名はあとでちゃんと決めましょう」

 プレイヤー視点では「ややこしくなるだけ」なんで偽名を使ってないんですが、キャラクター視点ではちゃんと偽名使ってるよ。うっかり本名喋って大変なことになるとかは心配しなくていいよって扱いですね。
 まぁ一般的な傭兵は隊長の名前で「○○隊」ってのが珍しくないんで、彼らも別に「見つけるものたち」「ソフトークオールスターズ」「ロンド・ベル」みたいに固有の名前を付けなくちゃいけないわけではないのです(笑)

アルブレヒト「じゃあ二通ね、あけてみよう」
DM「両方開けたぞ、いいのか八夏(笑)」
八夏「勝手に開けないでください。アルブレヒト殿」
アルブレヒト「いや、普通に読めるから、違和感なく」
八夏「とりあげます」
アルブレヒト「そうか。八夏宛か」
八夏「油断も隙もないぞあのお方」
DM「すべて自分が中心だからな、仕方ないね」
八夏「じゃあとりあえず、先にそちらのほうのを」
DM「みんないていいの?」
モニカ「いますよ」
アルブレヒト「八夏がいなければ、勝手に開けちゃうよ」
八夏「いますよ! 危ない人だなあ」
DM「凄いよね。この状況で自分宛って思う思考回路が怖いよね。ていうかバカっぽいよね(笑)」
ダスティ「貴族だから、そういう常識がない?」
DM「貴族の常識的には、宛先が不明瞭な手紙を勝手に開封するほうがよっぽど非常識な気がするんだけどなあ」
レーグネン「好奇心に勝てなかったほうがまだマシっていう」
DM「そうそう。わかっているけど好奇心に勝てなかったというよりも、勝手に開けちゃう方が大分ヤバい(笑)」
アルブレヒト「そうか。じゃあさすがにやめておこう。興味あったんだがなあ」

 全員笑い
 ダスティのアナーキープレイに対する指摘のように、いわゆる「この世界の常識的に考えると……」なロールプレイは結構「大丈夫?」と聞きます。「マスター冒険者だから言わなくてもそれくらいわかるだろ!」ってなことへはそこまで過保護にしませんが、キャラがブレたら困るだろうなーってDM視点で思っちゃうことは。その上でダスティのように「私は(非常識だろうと)一向に構わん!」と己を貫く分には構いません。「そんなつもりなかったのに!」さえ回避できるなら、世界がそれ相応に接することで何の問題も無いので。

DM「じゃあ、音読するの? 黙読する?」
アルブレヒト「とりあえず黙読する」
DM「じゃあアルブレヒトにLINEで文面を送るね」
アルブレヒト「残念なことに、みんな字が読めるんだよな」
モニカ「まぁこれは八夏様への手紙でございますか?(キラキラ)」
八夏「ご興味がありますか?」
モニカ「なんだか、この装丁は見たことがありません(キラキラ)」
八夏「我が国では一般的なものなのだがな」
アルブレヒト「よし、じゃあ読むぞ。『私は人呼んで、完全懲悪の騎士フォルクハルト』……だけ?」
DM「続き送るね」
アルブレヒト「続きあるの」
DM「そうだね。分割で送る俺もおかしいよね(笑)」

 しばし沈黙

アルブレヒト「蜜蝋は、単なる蜜蝋なの? 紋章とかなくて?」
DM「そこで〈知識:貴族〉」
アルブレヒト「23」
DM「『こ、これは、まさかヘルツホルム公爵家が家臣、リューガー子爵家の徽章!』と思ったアルブレヒト」
モニカ「封の蜜蝋?」
DM「まだお兄様しか見てないぞ」
モニカ「え! 蜜蝋だけならわかるんじゃないかな」
DM「見せるといってないけど、周りでパッと見るという処理でいいの?」
モニカ「しない方がいいかな?」
DM「今後も『目の前で普通に手紙読んだら自動的に封蝋の紋章も識別可能』でいくっていうならいいよ。いや、あんま身構えないでくれ? 前もこれやってたからいいよね、って適当に処理したいだけの話だから(笑) 『見せると言ってないのに』とかならなければそれでいいやつ」
モニカ「そうね」
DM「モニカ達成値いくつ」
モニカ「11」

 
DM「これはモニカは知らない。お兄様は知ってる。ヘルツホルム公爵家のリューガー子爵の徽章っぽいなぁ、多分。で、ヘルツホルム公爵家自体は、11を振ったモニカすらも知っている。ヴィーリオンの北の方の島の東七割を支配してる。かつては全島を支配ていたんだけど、今はバーンに攻め取られている。損失がこの程度で済んでいるのは、ヘルツホルム公が有能だからというのが、世間の一般的な評です。で、ミーコン島をめぐる攻防は、戦線がめぐるましく変動して、撃退寸前まで持ち込むこともあれば、逆にギリギリまで追い詰められることもある激戦でした。その経過は『ミーコン島攻防記全7巻+外伝2巻』に詳しいです(笑)」
アルブレヒト「読んでるかもしれない(笑)」
モニカ「確かに読んでそう。すでに(笑)」
DM「そこの直臣だね。それ以上の詳しいことは知らんけど」
アルブレヒト「リューガー子爵家、もしくは連なる一族あたり」
DM「そうそう」
アルブレヒト「なるほど。で、この人の名前には?」
DM「その達成値だと、よくわからない」
アルブレヒト「中身が、なかなかよくわからないな」
八夏「どうしましたかアルブレヒト殿」
アルブレヒト「まあ読もう。『完全懲悪の騎士』……完全懲悪……あれか、この完全は……」
DM「誤字じゃないです(笑)」
アルブレヒト「完全懲悪って書いてあるけど、これはパーフェクト懲悪って意味です」
八夏「悪ですか?」
アルブレヒト「いや、悪を懲らしめる」
八夏「パーフェクトスーパーデビルって意味じゃないんですね」
アルブレヒト「完全懲悪の騎士、フォルクハルトからの手紙だ」
レーグネン「どなたですか?」
アルブレヒト「知らん(笑)」
DM「じゃあ〈知識:貴族〉ある人は。モニカは失敗したんで。さっきので」
クラウス「おっ23!」
レーグネン「6です」
八夏「24」
DM「ま知らないね、でも(笑)」
アルブレヒト「本人曰く、この世の悪を一掃せんと諸国をさまよう悪の始末人。我々を秩序と規律を重んじ、悪を滅殺する同志と見込んで、共に立ち向かって貰いたい案件がある。我が至誠の志が宿りし手を握る意思があると信じ、ドライリュッケンの地で待つ」

 一応付け加えておくと、これは原文ママではなくて、あくまでアルブレヒトこう言っていただけ。どこが原文と違うかは秘密だ。

レーグネン「ドライリュッケン?」
DM「ドライリュッケン。三つの背中って意味です。〈知識:地域〉」
レーグネン「地域?」
DM「〈知識:地理〉でもいいけど。〈地理〉なら場所がわかるし、〈地域〉だとどういうところかわかるという判定です」
クラウス「〈地理〉20」
八夏「6」
ダスティ「〈地域〉14」
レーグネン「地域17」
DM「〈地理〉の人からお願いします」
アルブレヒト「20」
八夏「6」
DM「ここから30キロぐらい南南東にある中規模の町です。〈知識:地域〉の方々」
レーグネン「17」
アルブレヒト「23」
ダスティ「14」
DM「アルブレヒトだけ知っている。きっとレーグネンも名前だけは知っている。近隣の経済圏の中心地ですね。この辺の。30キロくらい離れたあたりの。ファヴの支部がある町としては最小クラスです。ドライリュッケンとは三つの背中って意味で、その名の通り、東西南を山に囲まれています。で、君たちは北側にいます。そのぐらいですね。このへんもまだ前回の事件のあった、ブルーフ男爵の支配地域ですね」
レーグネン「フォルクハルト殿はどういう方なのでしょう?」
クラウス「八夏みたいな感じですね」
八夏「それはどういうことですか」
アルブレヒト「完全懲悪」
DM「君たちは、そんな勧善懲悪なんて熟語を知らないよ。英語ならPerfectly punish the evil.とかになってると思うよ」

 まぁヴィーリオンはドイツ語ベースなんで、英語では書いてないけどね! 単語知識が圧倒的に足りてないんで、こーいうとき英語と違ってそれっぽいなんちゃって翻訳すらハードルが高いぜ、ドイツ語(笑)
 ちなみになんで大陸最大の超大国=この世界の公用語がドイツ語なのかというと、二十年以上昔の俺が「ドイツ語格好良いから」と決めたってのと、当時のメイン舞台はバーン帝国で、そっちは英語圏なんだよな……という(笑)
 なので当時の設定では貴族には「フォン」が付いてて、それに則るならアルブレヒト・フォン・ヴォルフェンビュッテルである。その設定は「名字がある時点で貴族」という設定に上書きされて今に至るけど。

アルブレヒト「日本語的にそうなっているだけであって、大陸語(ヴィーリオン語)的にはそういう文字ではないという」
DM「そう」

 Don't give up justice, I want to get truth! Perfekte Bestrafung!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 新章は、お金は心もとないけれど節制はしないという覚悟の出だしです。
 さて一体何人がコーヒーを飲んでいたのやら……一人だけですかね(笑)

 なにやら私たちを指名して手紙が届いたということです。
 プレイのこの時点では気にしていなかったのですが、初任務をなんとかかんとか片付けただけの我が隊に注目する人がいるということは、一体どういうことなのでしょうね?
 私たちの行動がどう広まっていて、どう影響していくのかが楽しみであり、怖いところでもあり。
 八夏宛と思われる和風の手紙まで開けようとしたのは悪ノリが過ぎました。

 そして封の徽章からヘルツホルム公爵家周辺の関与が浮上。
 地勢的にヴォルフェンビュッテル家との関わりはなさそうですが、このリプレイの後の記事からもわかる通り、実績もオーラも半端ない大貴族ですよ。
 私はこのフローラント世界との関わりを強く感じられる展開が大好きなのです。
 自分たちの行動が必ず、大事も小事も、良くも悪くも、この世界の歴史を動かしてきたのですから。
 やらかしのほうが多いのは、まぁ……(笑)

 このぬばたまさんのイラストでフローラントの世界はより華やかに彩られていますね。
 世界を動かしているおじさんたちが皆魅力的で、本当にすごい。
 いつもどうもありがとうございます。



・モニカ
 なんだか怪しい手紙の差出人、とんでもない人との繋がりを感じられた、恐ろしい……!
 完全懲悪、お兄様の告げる言葉はの人物は聞くには響きよくて信頼に足る方のようですが、はたして!
 それと公爵、イラストも紹介内容もかっこいィ~!! 二つ名の文化はその人物の紡いだ歴史もまざまざと体感させられてよいですね。
 バーンからは忌々しき貴族扱いされているのでしょうか。


・レーグネン
 知識の達成値11でも知ってる大メジャー! イラストもお髭の強そうなおじさま! 素敵。
 レーグネン、地味に知識振ってるのですが、ダイス目でいまいちな事が多い気が(笑)
 完全懲悪……! すごい当て字。悪を滅する意志をひしひしと感じる……!


・八夏
 新章開幕からこのお兄様本当に油断も隙もない……。

 唐突にやってきた大胆過ぎるスカウトメールに今回の冒険も嵐の予感しかないのか?

 ちなみにプレイ時はお兄様以外は全員文字で見ていないので「完全超悪」みたいな誤字になっているのかと思ってました。

 そしてダンディな公爵様の登場(ぬばたまさんありがとうございます)
 さすが通り名持ちの貴族様はかっこいい。
 実際に八夏達がこのレベルの人物に会える日が来るのだろうか?
 あ、断罪される場とかで会うのはノーサンキューで(汗


・ダスティ
 まだ駆け出しの冒険者なのに、ヘルツホルム公爵なんていう超大物の名前が出てきた! しかも、ぬばたまさんのイラストを見るに、ダンディで有能な雰囲気が超でてる。ちょっとこわそうだけど……。何か大変なことに巻き込まれそうな予感?
「勧善懲悪」ならぬ「完全懲悪」としているのは、漢字ならではの表現ですね。これまた、こわそうな雰囲気が感じられます。そして、八夏の「完全超悪=パーフェクトスーパーデビル」」という勘違いが、おもしろいです! 漢字が一字違うだけで、全然別の意味になってしまう。
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:ぬばたま
●トラオゴット・ヘルツホルム公爵<遠けき軍槍“Entfernter Kriegsspeer”> 671~
 ヴィーリオン王国最北の土地、ミーコン島の東側7割を支配する大貴族。
 かつては島全域を領有していたが、バーン叛乱の際に西側3割を喪失した。
 が、喪失がこの程度で済んだのはヘルツホルム公(当時伯爵)が優秀ゆえであり、彼でなければ島そのものから叩き出されていたとはもっぱらの評価。
 ミーコン島を巡る攻防は戦況、戦線が目まぐるしく変動し、撃退寸前まで持ち込むこともあれば、逆にギリギリまで追い詰められることもある激戦であった。その経過はミーコン島攻防記全7巻+外伝2巻に詳しい。

 ヘルツホルム家はヴィーリオン王国六公爵家の一つであり、その開祖は建国王“至尊騎士”オスカー・ヴィーリオン一世の従兄弟のズィーモン・ヘルツホルム。
 代々永きに渡り北の蛮国ホウルティーアに対する絶対的な防壁となって立ち塞がり、その武威は“北方の輝き”の名を以て広く知られている。
 若き頃のトラオゴットも数多の蛮族を討ち果たした勇者であったが、それ以上に彼の名を轟かせることとなったのは“ファーランドの叛乱”(バーン建国戦争)に於いて、封地ミーコンを巡る一連の攻防最大の決戦である“遠けき軍槍”作戦(709年)。この戦いでトラオゴット伯爵率いる神誠快速騎兵隊(Traugott Schnelle Kavallerie)が行った奇襲を端とする分断攻撃は決定的な役割を果たし、領内深くまで浸透したバーン軍の兵站を完全崩壊させ、戦線を一気に押し戻すことに成功した。以来、この作戦名は彼の二つ名として天下に知られることとなる。
 その後トラオゴットが公爵家を継いでからの戦線は膠着状態を維持し今に至る。
     
5/20      
  ■アンジェリークではオリヴィエとオスカーが好きでした

 
 美少女は芋ジャージ着てても可愛いように、野良着でも可愛い。
 あと可愛い女性が見せるドヤ顔が好物です。
 そしてこの話はいつ「おもしれー女」が飛び出すか身構えつつ観ていましたとも。出なかったけどな!!
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 優雅なティータイムコンボだ!
 航空戦史は同著者の「砲兵から見た世界大戦」が超面白かったのですよ。
 ゲームは誰か呼んでマルチプレイせねば!!

 
 エレガントな世界ばかりではなく、こういったのも(笑)
 現代も色々とエログッズは存在するが、数百年後の人たちにどう解説されるのか気になり過ぎる。
 おっぱいマウスパッドとかエロ抱き枕とかもな!!!

 
 テーブルの上にフィギュアを並べて、胃袋も心も満たされるのはエレガントな作法!!!
 俺も常時フィギュアが並んでいますが、これも優雅たれってーことですよ!!!
 左のフラワーアレジメントは思わず「ClariSのCDジャケットにありそう」とか思ってしまった(笑)

 
 とどのつまりミートソース美味しいです。
 旧世紀の頃は「ミートソースライス」とかしてたくらいには。

 
 そして連日ミートソースコンボだ!!!
 ミミミンミミミンウーサミートソース!!!!! ンマー!!!!!

 
 伝説と生活のコントラストで頂きました( ・`ω・´)
 どちらを先に読むか迷っちゃうね。

 
 こちらも今買いてたら届いてた品々!! ヒュー!!!
 本はちゃんと読まないと言及もしづらいので、また後で!!!

 
 先日の「インヴィクトゥゥゥゥゥス!!!」なセレニティの一個前のアルバム。
 ストレンジフェイクのセイバーこと獅子心王リチャード一世をテーマにしてるぞ!! エクスカリバァァァァァ!!!

 
 やはりどれも強そうでわかりやすい曲名ばかりが並ぶ。
 エタァァァァァナル・ヴィクトリィィィィィィィィ!!!! 自分は勝つ!!!!
 ザ・ファイナル・クルセェェェェェイドォ!!!! 場の白クリーチャーは+5/+5。ターン終了時に破壊される。

 
 例によって歌詞もクソカッコいい。
 ライオンハートはらいおんはーとと大違いである(当たり前だ
 これも爆音で聴きながらノリノリで書いているぜ( ・`ω・´)

 
 イカした……いやイカれたアルバムを紹介するぜ!!!

 
 地獄からの使者!! スペースニンジャ!!!(チャッチャラーチャチャラー
 もう世界征服を企む悪の忍者軍団とドラゴンにアストラルレーザーシャークにゲットライドして立ち向かうというストーリー自体がハジケ過ぎである。
 更に曲名も超音速サムライやらワサビ・ウォーマシンやらアストラル・アサシン・シャーク・アタックといったパワーワードが入り乱れ、意味がわからない。
 しかも曲自体は普通に格好良い。尖り過ぎてて意味わからんメロディーが奏でられる……わけではない。だが、俺はその方が好きだ(笑)

 
 もうこの歌詞に痺れたら聴いて損はないアルバム。

 
 これは以前頂いたのをようやく読んだやつ!!

 
 以前なんかでも言及した気がしないでもないが……してないか?
 いやうん、よくファンタジー作品に国が擁する戦闘部隊としての「〇〇騎士団」みたいなのが出てくるけど、実際は無かったんだよーってやつ。
 騎士団っつー概念がそもそも宗教組織前提で、そういった意味では「聖騎士団」な方がファンタジー的にも即している感じか。
 まぁ国王が武力利用するために組織されたりすることはあるんだけど、それでも国の組織ではなく宗教組織。

 
 そして騎士ネタに欠かせない「だから経費が凄過ぎてある意味貧乏なんだってば」解説(笑)
 封建領主はとかく金がかかる上にそんな収入が多くない。てか馬がマジクソ高いし。

 
 表紙が気になり過ぎるバットマンも読みました。

 
 連続殺人を犯した女性がバットマンに「テメェマテコラァ」と追われたのでワンダーウーマンに匿ってもらって共同生活する話です。
 凶悪犯とはとても思えない真面目な姿が描かれ、ワンダーウーマンも彼女のことをとても気に入るし、読んでるこっちとしても「ちゃんとしてるじゃん」と「凶行に至った経緯を訝しむ」ことになるわけですが。

 
 姉を騙して薬漬けにした末に殺したクズどもに復讐してたっていう。アヴェンジャーズ・アッセンブル!!!
 もうね。「バットマン、お前がこれを否定するのかよ」って気にもなってしまうやるせねぇお話ですよ。
 いや別にバットマンが彼女のこと「俺は良いがお前は駄目」みたいに否定する安い話ではないんだけどね!!
 あ、表紙は「彼女を執拗に追いかけるバットマンをワンダーウーマンがボッコボコに返り討ちにしたシーン」です。プレイじゃありません(笑)
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター4

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

DM「結局冬にはこれらの多くは肉にされちゃうから、あまり拡大再生産できないんだけどね」
モニカ「まあ干し肉にして貰って」
ダスティ「どこかに売ってもいいし。このあと徴税されたときに、売って得たお金を払ってもいいし」
モニカ「村長だけね。だから私は平等にって言ったの」
DM「ここで大人の取引が」
モニカ「いいじゃないですか。その横で言ったって」
DM「モニカ、不満げで唇かんで下向いているよ。兄が汚いと思って(笑)」
八夏「悔しそうにしているのは、2人いますよ」
アルブレヒト「ああ、私的にはモニカの期待に応えたし」
DM「モニの心、兄知らず(笑)」
モニカ「多分、みんな贔屓はありますよね。きっとありますよ。少なからず。なのでまあ甘んじて受け止めて」
DM「思いのほか辛い展開で」
アルブレヒト「じゃあ、これでね心置きなく村を出て」
八夏「いろいろ遺恨は残ってる感じですが」
ダスティ「じゃあこの後はファヴに戻って報告って感じですね」
DM「いや、ファヴには報告してるでしょ。牛を買いに行った時点で。でね、四日ほど待ってくださいって家畜を調達して。で、何もかも終わって一週間経ちました。でも君たちは一週間宿泊して、黒字から赤字に転落したのでは。全員でぞろぞろ行って、護衛してるんだったら。野宿して護衛するかどうかですね、みんなで」
ダスティ「じゃあ護衛します? みんなで」
DM「マジっすか! じゃあ、『私は護衛雇わなくていいんですね?』って商人大喜び」
ダスティ「そうなるんですか? そっちはそっちで出してくれないんですか?」
DM「だって、そこらのモブ傭兵百人護衛に付くよりも君たち六人のほうが強いもん(笑)」
アルブレヒト「えー、私行くのー?(笑)」

 全員笑い

ダスティ「じゃあ、まあ護衛は付けて貰ったほうが……」
レーグネン「行くときはダスティとクラウスだけでって話だったかと」
DM「だから要は、見張りをしたいんでしょ。詐欺られないように」
ダスティ「そうですね。あとは家畜を奪われないようにするために。ただ、そんなにみんなの宿泊代がかかるということだったら……ただ、みんなは村長宅にいるんだったら、大丈夫なんですよね」
DM「じゃあ村長の家で待つ。仕事は終わったけどタダメシが食いたいと(笑)」
八夏「ぬぬぬぬぬ」
DM「(笑)」
アルブレヒト「だったら帰るでしょ」
ダスティ「じゃあ、みんなで護衛します?」
アルブレヒト「なんで?」

 全員笑い

ダスティ「家畜を奪われないために」
アルブレヒト「それは商人がするでしょ」
レーグネン「じゃあアルブレヒト様は、ファヴで次の仕事を斡旋して貰って、その間に我々が……」
アルブレヒト「いや、私は一仕事終わったので、ブルーアイズマウンテンを飲む」

 全員笑い

アルブレヒト「家畜の護衛は、私の仕事じゃないぞ」
DM「まぁちょっと額がでかいからね。一頭二頭の誤差が、事故で片づけられる可能性があると『ダスティのキャラクター知識』では思っているわけよ。それでちょろまかされてもむかつくなって」
ダスティ「そうですね。だからダスティは護衛をするつもりでいますよ。ダスティと……クラウスにもついてきて欲しいなって思いますよ。戦力的には。じゃあクラウスに『一緒に来て護衛して欲しいのですが』」
クラウス「もとより、そのつもりです」
モニカ「えらい」
DM「で、護衛は何名つけましょう」
ダスティ「普通に考えると、あと三人ぐらい?」
アルブレヒト「大量の家畜を引き連れていける技術がある人は、当然必要として。あとは戦力」
DM「基本的に彼らはここで家畜を売って『ありがとうございます。じゃあ持っていってください』って店なわけよ(笑)」
アルブレヒト「牛追いの人を手配して貰うことは可能」
DM「もちろん。ただそれを手配するのには金がかかるよってことです」
モニカ「おいくら万円?」
DM「最低限のドナドナ部隊を結成するだけで一日銀貨50枚ぐらい払ってくれれば雇えるって感じですね。現地解散は勘弁してください(笑)」
ダスティ「じゃあ、それだけ払います」
レーグネン「お金がかかるのであれば、我々も行こうか?」
ダスティ「そうすれば、その分安くなりますね」
DM「安くなる。レーグネンがその分野宿するだけ」
クラウス「やさぐれている八夏も、体を動かしたほうがいいんじゃないの」
八夏「そういうことなら私もついていこう」
ダスティ「じゃあ、四人で」
レーグネン「モニカ様とアルブレヒト様は、町でゆっくり英気をやしなっていてください」
アルブレヒト「おう、それは助かる」
モニカ「いやモニカも行こうかな、って」
八夏「それでは意味がない」
モニカ「そうですかね?」
八夏「いやまあ、モニカ様が行きたいんだったら、それを止める理由はない」
クラウス「アルブレヒト様が本で散財しないように。見張り役として」
モニカ「そうか!」
レーグネン「クラウスからのアルブレヒトに対する信頼感が厚い!(笑)」
クラウス「そこはぶれてない(笑)」
レーグネン「一人で置いとくと本を買うぞ、こいつはって」
八夏「しかし、この二人だけを残していくというのはある意味不安ではないか。狙われているかもしれないのだろ」
レーグネン「まあお二人ほどの力があれば、問題はないでしょうが」
クラウス「うーん、じゃあ八夏殿には残って貰って」
八夏「いや、どちらかというとクラウス殿が残ったほうが」
モニカ「そう~かな。クラウス、若干推しが弱い(笑) 割と言いくるめられちゃうタイプだから」
ダスティ「ちょっと待って、それは誰の発言なの?(笑)」
モニカ「モニカ(笑) モニカが思っていることです(笑) じゃあモニカが残って、お兄様と待ってます」
レーグネン「じゃあ四人で行きます」
クラウス「八夏は残らない?」
八夏「いや私が行って、代わりにクラウスが残るほうがいいかもしれない」
DM「そしたらモニカが、こいつは推しが弱いからって(笑)」
八夏「ああ、そういうこと。推しが弱いってそっちの話だったんですか」
クラウス「アルブレヒト様に言いくるめられてしまう」
八夏「モニカ殿も残っていないとまずいんじゃないかと」
モニカ「私は割と、言えると思うんですよね。どうなんだろ?」
クラウス「言える……」
八夏「クラウスのほうが言えないか?」
レーグネン「みんな言えない(笑)」
八夏「逆か? 私とアルブレヒトがクラウスと共に残ったほうがいいのか。やはり」
モニカ「言えますか?」
八夏「言えますよ!」
モニカ「怖い(笑)」
DM「いやー何がすごいって、これだけ議論して、やらんでもいい野宿をモニカ様にさせられませんってことをいう人が、誰もいないってことだよね(笑)」

 ぶっちゃけこれ「自分が苦労するわけじゃなくてキャラクターが苦労するだけなんで、(モニカのみならず)野宿馴れしてないキャラですが気にせず野宿しちゃいます」ってムーヴなのですね。八夏以外が彼らがまともに野宿したのって城が燃えて彷徨ってる最初の二日くらいなんで。山越え中はノイエ・エイファスが用意してくれた野営呪文で快適に過ごしてて、それ以外は常に街道沿いの宿屋暮らしだから。そう、今までの彼らは「貴族だしな」で寝食のグレードを落とすこと無くコストを支払い続けていたのだが、ここだけ急に「野宿なんて慣れっこだから躊躇なし」になってしまっているんですな。個人的にあんまり好きじゃないノリです。

レーグネン「やはりお二人は、町でお待ちになって」
DM「そのパターンの止め方を誰もしないってことが俺は結構、驚いた(笑)」
モニカ「いや、私が行きたいって言っちゃったからですよ」
八夏「私としてはクラウスも残して、三人で残ろうかと思ったんですよ」
レーグネン「じゃあお二人であれば、問題はないでしょう。きっと大丈夫です。何しろアルブレヒト様とモニカ様だ。安心だ」
八夏「だといいのだが」
DM「で、モニカ様は行くんですか?」
モニカ「じゃあ、待ってます」
レーグネン「アルブレヒト様が散財しないように(笑)」
モニカ「しないように(笑)」
レーグネン「まあお財布はレーグネンが持っているので。自分のお財布から本を買うぶんには別に文句はないですし」
アルブレヒト「そのお金は誰のおかげで残っているのかね? って思っているよ」
DM「アルブレヒトってね、本を買ったら買ったはしから売らないと持てないから。アルブレヒトが買ってる本って、たぶん一冊二~三キロぐらいあると思うよ。百科事典みたいな本しかないんだよ。メチャクチャ重いと思うよ」
レーグネン「あと出発前に、あのデーモン汁と本を教会に持って行こう思うのだが……」
アルブレヒト「資金集めをするか」
DM「いやぁ、色々と手間取ったのもあって、ほとんど金が残んなくて大変だなぁ」
レーグネン「とりあえず、得られるお金をまず一回確定しておかないと。戦勝神教会で良いんですよね、換金」
DM「いいですよ」
レーグネン「どうしますか? モニカ様来られますか?」
モニカ「まあ、行きましょう一緒に」
レーグネン「じゃあ、町の戦勝神教会に来た」
DM「神寵者様が現れたぞー! とやって来るのか、また身元を隠した、謎のフルヘルム軍団で来るのかで、話が変わってくるんですけど(笑)」
レーグネン「じゃあ、モニカ様には待っていただいたほうがよろしいかなぁ」
モニカ「そうですね。待ってます待ってます」
レーグネン「じゃあ、一人で行きます」
クラウス「じゃあレーグネンにデモン汁入り水袋を渡します」
レーグネン「じゃあ、水袋いっぱい持って」
DM「きもいよー。こんな、ゲロよりも汚い」
レーグネン「じゃあ汁と本を渡して」
DM「何ポンド持って帰ったの、結局?」
レーグネン「回収できる分は」
DM「回収できる分は何ポンドだったの?」
レーグネン「水袋何枚持っていますか?」
クラウス「一つ」
八夏「四つ」
DM「お前ら全員、自分の水袋を空にするんじゃねぇぞ(笑)」
八夏「そうか」
クラウス「二個持っている分の一つ」
八夏「1になります」
モニカ「私は2です」
ダスティ「1」
アルブレヒト「1出せる」
レーグネン「じゃあ、7×8=56ポンドは用意できます」
DM「少ない(笑) だってこいつ、体重が600ポンドぐらいあるのに」
モニカ「悲しい……」
DM「わかったわかった。かわいそうだから銀貨1500枚あげるよ(笑)」
レーグネン「ありがとうございます」
DM「こいつを倒したという事実だけでも大事だからな」

 一応、死骸の利用を防ぐ為にも全回収がベストではあるものの。

アルブレヒト「全部合わせて?」
DM「いや、本は銀貨500枚です」
レーグネン「で、一日銀貨100枚飛んでいくので、滞在費が。一週間で銀貨700枚でしょ」
DM「まあそのうちの、野宿している方々は、そんなに減らないので」
モニカ「ひとり100?」
DM「いやパーティーで100(笑) ひとり100恐ろしい、一日の生活費が一人10万円(笑)」



DM「はい。というわけで、このシナリオが終わって次のシナリオに入りますけど、いいですか? 長かったー(笑)」
モニカ「いや、本当に終わったんですか? これでいいんですか?」
アルブレヒト「いや、話が終わって、何か影響が出なかったとは言えないので」
DM「そうそう。君達の主観で『一区切り付いた』ってだけ。君達の村での行いの数々は様々な影響力を世に与えるので、今後なにか関わってくることはあるかも知れません」
モニカ「何か分配はしなくていいんですか?」
レーグネン「いや、報酬の分配ができるかどうかもまだ」
DM「これがね、なんかちょっとね。大人の事情でね。グダり過ぎて途中に出てくる敵を減らしているので、君らの収入チャンスも減ってるんだよ(笑) じゃあ魔導書がもっと高く買って貰えたってことにして、追加で銀貨1000枚あげるよ。ここで帳尻合わせよう」
みんな「やったー(笑)」
クラウス「武器もいっぱい無くしたしね」
八夏「増えたハルバードはどうするんです?」
モニカ「売って、銀の武器に変えます。ダスティも銀の矢を」
ダスティ「そうですね」

 突如吹き出す八夏。

  イラスト:★Yuuki
八夏「いや、スミマセン。アルブレヒトのメモを見て(笑)」
モニカ「アルブレヒトのメモ、何だ?」
八夏「言っちゃっていいですか?」
アルブレヒト「はい」
八夏「ゆすり金って(笑)」
アルブレヒト「そしてゆすられ出費が2250」

 全員爆笑

モニカ「ゆすり、ゆすられ(笑)」
レーグネン「とりあえず2850残って……滞在費と家畜以外に、何か出費あります?」
八夏「ないんじゃ……」
レーグネン「野宿期間って何日間?」
DM「五日……じゃないな、四日だな」」
レーグネン「四日……。2790残ります。では、まずはダスティに……」
モニカ「ダスティとクラウスに借金してるので」
レーグネン「クラウスっていくら」
クラウス「1000」
レーグネン「自分も500出してるわ。八夏が100で……。全然足りないな。とりあえず半額ずつ補填しましょう。ちょっと待って」

 計算中!

レーグネン「まあまずはダスティに1000。クラウス500。自分が250で、八夏が50」
ダスティ「それで余ったやつはパーティー資金?」
レーグネン「あまったのは990しかないので、パーティー資金に。で、今のパーティー資金は1150です。なので10日の行程でなくなります」
DM「君らには次の仕事がやってくるかもしれないから大丈夫だよ」

 神が言ってるんだ間違い無い!!

 Don't give up justice, I want to get truth! これにてシャドウ・デーモン退治編終了!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 村を離れて事後処理の回です。
 前回の話と重なりますが、当時は私たちは(配分に難があるとはいえ)これは純粋に村人への補償だと思っていたのです。
 しかし、この回で村人に詰め寄られるなどの面倒もなく平穏に村から立ち去れたのは、きっと村長が取り計らってくれたからなのですね。
 なるほどこれは私たちが面倒をあぶく銭で解決しただけ……!
 なんとなく施しをしていいことをしたとか、イラストみたいに村長が強欲に強請ってきたとかいう認識でいてはいけないということは肝に銘じておかなくてはならないですね。
 ただ、もともとアルブレヒトは『モニカがお金を渡したいって言うから』で動いていたので、結果としてお金を渡せればその過程はどうでも良かったという節もあります(笑)

 一見すると若干の黒字で終わっているようにみえますが、メンバーから借りた攻略費用を返しきれていないので赤字です。
 アルブレヒトは毎回獣に貪られ半殺しにされては、その都度ノーブルな冒険者服をおろしているので、そこの出費ももなかなか大変です(笑)
 それでも、牛の尻を見ながら1日歩き続けたり、鶏100羽と共に野原で夜明けを迎えたりするなんてことを、自分でするなんてありえないのです。
 高コストな暮らしをしているので、サービスに対価を払うのは当たり前のこと。
 この期に及んでもまだ、真にお金に困ったことはない故の……ってやつです。
 きっとこれからもなんとかなるさ……!

 ★Yuukiさんのアルブレヒト、今回は珍しいバックショットですね。
 やはりイケメンオーラしかない……。
 次はうまくやってやろうと気合が入るってものです。
 あぁ、早く次のセッションがしたいな……!


・モニカ
 書き起こしされていない部分で平等を主張していたようです。
平等に分けることもそれはそれでリスクがあるのも分かっていますが……モニカは主張しますよね(笑)

 自分がキャラクターじゃないから家畜運搬の手伝いを申し出たわけではないのですが、気をつけねばなりませんね。モニカは貴族なので、手配をするだけでも心遣いを感謝される立場(なのかな……?)、お兄様と共に宿泊宿でセンチメンタルに「無事に運搬できているかしら」と考えていた方がいいのかもしれません。

 ヤカ様のプレイヤーさんが本当に吹き出してたんですよ、モ中はこんなにきょとんとはしていませんでしたが、面白かったです(笑)
 ★Yuukiさんにはかわいく描いてもらって大感謝せねば!

 今回の任務全体の感想。
 エルマー様のことですが、恐らくギリギリのところで助けるか、看取るなりすることができたんだよなって思っているので、心にダメージ入ってます(笑)
 いやもう本当……ごめんなさい、リスト家!

 エレル村のひともお世話になりました!
 ……しかしモニカの立場を含め、とんでもないしがらみ持ったパーティだなって思いました(笑)
 続く仕事は果たして上手くやれるのでしょうか……。



・レーグネン
 やらせるわけにはと、英気を養ってはと水を向けたのになんか混ぜっ返されました(笑)
 モニカ様が私も、という所までは想定内でしたが、なんかフワッとした流れに。字で読むと八夏がちょっと失敬に思えてきました(笑)。
 八夏のいい吹き出しっぷり。ゆすりゆすられ出費、こちらの落ち度が大きい事を思うと言い方がひどい(笑)
 そしてお金は計算すればするほど厳しい感じに。次も頑張ります!


・八夏
 今度こそ本当に一区切り、途中からとはいえ長かったぁ。
 八夏の初陣としては踏んだり蹴ったり墓穴を掘ったりとかなり格好悪い形になってしまって申し訳ない。
 早く汚名返上したい…頑張らないと。

 イラスト、いつもありがとうございます。
 丁度私の横にいたお兄様がまとめてたメモ書きが偶然見えて、目に入った最初の文字が「ゆすり金」。
 シナリオが終わって少し気が抜けたところにこの不意打ちは噴出しますわ。
 お兄様、ストレートすぎ!もう少し伏せて伏せて(笑。


・ダスティ
 Yuukiさんのイラスト、実際にはメモをとっているのも、メモを見て吹き出しているのも中の人で、その光景を見ていたわけですが、こうやってキャラクターに置き換えられると、また味わい深いですね。

 何度もダンジョンアタックをして、村人たちともなんやかんやあって、ボスモンスターを倒すまでにも、いろいろあってすごく大変だったのに、「倒した! やったー!! 終わり」……とはならず、そこからまたいろいろあって、そしてようやく、今、最初の依頼が終わりました。ただまあ、いろいろと手放しで喜ぶわけにはいかないような結果なので……次は、何か良いことがあるといいな!
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

 
●エルマー 710~730
 ヴィーリオン王国ヴルフ男爵家の騎士カルステン・リストの四男の騎士見習い。
 極めてピュアで陽気。善良と言って差し支えない若者で、人懐っこいあまり領民相手にも気さくに接し過ぎることをしばしば注意されていた。
 将来は父のような立派な騎士となることを夢見て努力を怠らなかったが、数年前のある日、騎士見習いの修行中にたまたま見ることが出来た主君ヴルフ男爵の娘ドロテーに一目惚れして以来熱烈な想いを募らせ、夢が「父のような立派な騎士になって、ドロテー様を娶る」に若干の路線変更を果たす。
 夢見れば夢も夢じゃないと日夜騎士道の努力に励んでいたある日、騎士見習い達を労う夜会が開かれ、片想いの熱をひたすら内に溜め込んでいた彼は「これぞ神が与えし好機!!」と勘違いして真っ向告白するも、「あなたみたいに脳天気な人じゃなくて、影のある人が好きなの」と言われ、絶望。公衆の面前、公の場で告白という非礼を働いた上にあっさり玉砕の噂はまたたく間に広がり、一躍領内のお笑い草として有名になる。

 UPDATE!!
 純粋過ぎるゆえか失恋のショックは強烈で、失意のズンドコに沈んでいたところ、彼を訪れた行商人から「影のある男になる魔力を秘めた儀式の書」を買い、これ幸いと適当に見つけた食い詰め術者を連れて儀式を行う。
 召喚されたのはレッサー・デーモンの一体シャドウ・デーモンだが、完全な状態ではなく、リソースの一つである生命力を必要としていた。召喚の間に閉じ込められ、徐々に生命力を奪われていく2人。儀式が稚拙故か、奪われる生命力は極めて少量ずつであり、歩くこともままならない中で辛うじて手持ちの食料と水で食いつなぐも、先ずは術者。彼は4日で息絶えた。
 エルマーは「よくもだましたァァァァ!! だましてくれたなァァァァァ!!」と、生まれて初めて憎悪の感情に目覚め、復仇の一念で持ち堪えるも、11日目には息絶えたのであった。彼が今際の際に残した言葉は「父上、申し訳有りませんでした……」であった。


 
●カルステン・リスト騎士爵 691~
 ヴィーリオン王国ヴォーヴェライト伯爵領のヴルフ男爵家に使える騎士。
 これといった特産があるわけでもない農村のエレル村を領有する典型的な田舎騎士であり、先祖代々の土地を誠実に統治してきた。
 ヴィーリオン騎士のご多分に漏れず戦勝神の信者であり、その教えに従い忠勇であることを誇りに生きてきた男。主君からの評価も「とりわけ優秀ではないが、やるべきことをやる男」。
 領内で発生している魔獣騒ぎにも下手な様子見をせず即座にファヴへ傭兵の派遣を打診したものの、その第一波は敢えなく壊滅。唯一の生存者を丁重に街まで護送させ、新たな傭兵の到着を心待ちにしていた彼の元へ、戦勝神の聖騎士を含む一隊が到着したとの報告が入ったのであった。

 UPDATE!!
 苦戦の末事件の元凶を突き止めた傭兵達は、「犯人の死体」を彼に送り届けてきた。
 兜を被り素顔を秘匿する彼らの「この犯人が何者かを知るのは我々だけですが、どうしますか?」という意図は明白で。無論これが一介の傭兵風情ならばその様な脅迫に屈する道理はないのだが、隊の代表として乗り込んできた男は戦勝神の神官戦士で、更に先日彼ら自身が吹聴するには「隊にいるのは聖騎士ではなく神寵者である」とのことであり、とどのつまり彼らは「戦勝神の権威を無視して口封じや黙殺など出来るわけがない」と踏んでいることに他ならない。
 戦勝神の信者同士が戦うなど珍しくないことだが、「助けを求めた相手から脅迫される」という、戦場での敗北を介さない屈服はカルステンにとって屈辱の極みだった。しかしここで拒絶することは、即ち「戦勝神の神寵者が“事実”を世間に広める」ことを意味し、それは家の存亡に関わる不名誉。拒否という選択肢など最初から無いのであった。そしてだからこそ彼は“最悪の事態”としてこうなることも想定していた。

 エルマーの“遣い込み”と今回のファヴへの依頼料だけでも極めて重い出費ながら、それでも過剰な贅沢をせず蓄財してきた分でどうにか賄えたものの、この出費は完全に限界を超えておりとても支払えるものではなかった。ゆえに借金によってどうにか当座の口止め料を確保。最悪への備えが外れることを祈って“彼ら”を迎えたのだ。
 過剰出費の帳尻合わせは確実に領民への重税という形で行わなければならず、彼は己の不甲斐なさとあのような者を寵愛する神を呪うのであった。
     
  ■WEB拍手のこと

 時節柄なこともあるんですが。
 政治に関係するコメントは基本的に取り扱わないことを明言しているわけですが、「レスは要らないから自分の意見を聞いて欲しい」という人もおりましょう。おりましょうが。
 理性的な意見じゃなくて「口汚い暴言で自分が気に入らないことを罵る」タイプのは「もし俺があなたと違う意見を持っていたらどうなると思う?」的な感じでまぁ、アニメの感想でもよくある「この作品がクソなのは世界の常識だから、相手がどう思ってるか知らないうちから罵倒しても仲良くなれるよね」って「初対面ムーヴ」が炸裂する感じになりかねないんで、悪いことは言わないのでやめとけ!!
 別に俺がサイトでなにかを罵ったりしないかと言えば全くそんなことなく罵るわけだが!! それでも「政治と宗教のことはやらない」って言ってるくらいには取り扱い注意の厄介なネタだから!!!

 あと人が死んだり大怪我したりその他なんか特に罪も無い人が不幸なアクシデントに巻き込まれたニュースを「おもしろネタ」として教えてくれる人も散見するんだが、これもやめとけ!! 俺はそういったことに一切興味が無い!! 笑うどころか辛い気持ちになるだけだから!!
     
5/17
  DAYS #38

 
 笑顔なことに違和感を覚えるヒロイン(酷

 
 この口開きゃ罵倒しあってる二人が「あーまたいつものねー」って流れからのさぁぁぁぁぁ!!!

 
 泣いた。これは泣いた。
 つくしのゴールといい、「満を持して」感が半端ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
 積み重ねに積み重ねた末に繰り出すタイミングが完全にキラーパスですわ……!!! 涙不可避!!!

 
 キャー!! 臼井軍曹ーっ!! 抱いてーっ!!!
 キメ顔でそんなこと言われたら惚れ直してしまうでしょうがぁぁぁぁぁぁ!!!
 観客の女子たちが皆濡れてしまう!!!

 
 
 プレイのハブとなる存在が怪我で離脱。
 こーいう状況で響くのが「選手層の厚み」なわけだが、部活モノで珍しく聖蹟は名門強豪チームなので「誰かが欠けたって優秀な控えが繰り出される」という安定感に酔いしれることが出来る。普通はこれ立場逆よね!! 選手層が薄いから、スタメンが崩れたら一気に弱体化!
 でも桜木は桜木で「別の漫画の主人公学校」なので、そっち視点にしてみれば「実に部活漫画的大ピンチ」ってやつなのだよな。

 
 てか鳥飼はいじめっ子時代のチャラ男からイメージ変わり過ぎ(笑)(褒めてます
 猿橋くんなんて全く変わってないぞ!!!
     
  ■アンジェリーク

 
 食事中に流し始めた。
 ぼかぁ基本的に「設定上不幸なキャラが情け容赦なく甘やかされる展開」が好物でね?
 あと娘(覚醒前)をあんだけ頭の悪いボンクラ娘に育て上げたくらいだから両親も負けず劣らずのテンプレクソ貴族かと思ったらそうじゃないのはなんでなんだぜ?
     
  ■昨日のご飯はハムチーズトーストでした。

 
 一時期バターロールにハマって喰い過ぎてたくらいには好き。やべーよあのカロリーモンスター。美味しいんだもの。
 あとアイドルのライブシーンって基本的に腋見せが多いから大好きです。いや、そこ以外も好きですけどね!?
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 トリプル剣と魔法セット。

 
 D&Dにもアクアティック・エルフなんてのがいるわけですが、ソード・ワールド2.0でエルフがデフォで河童(違)になったのは驚いたもんですよ。
 あと僕もマスタースクリーンにオッパイがデットライドする眼鏡っ娘とTRPGしたいです(真顔

 
 トワイライトフォースのアルバムは、タイトルの時点で「お、遊戯王のエキスパンションでもあった名前」なんて思ったわけですが、そんな切ったもんだから、曲名を見ても5D'sが脳内から離れない。
 ザ・サモニングとかあるし。
 ジャックが「エンシェント・パワー・フォース!!」と言いながら攻撃しそうだし。
 トワイライトホライゾンとか絶対Dホイールで疾走してるし。
 フォレスト・オヴ・ディスティニーとかエンシェント・フェアリー・ドラゴンいそうだし。
 ファイアーキングとか確実にジャックだし。
 メイド・オヴ・スティールはパワー・ツール・ドラゴンじゃろ?

 
 騎士の本懐とは、舐められたら殺す!!!
 一般的なTRPGでは「プレイヤーは別に気にしないんで」と、他者から侮られることに「キャラが無頓着」なことが多いし、フィクションでも「その方が格好良い」なんて扱われることが多数派なわけですが(それが悪いとは言わない。好みの問題)、TRPG部ではなるべくそーいう「PCだけ現代人の感覚で動いて欲しくない」っていう建前……というか「そーいうところ気にしないことで結果的に損するよ」ってな感じでもあります。
 いわゆる「中世の人たちが何故そうせざるを得なかったか」に踏み込む感じですね。現代人が「非効率だから」とか「バカバカしいから」で行わずにいても問題無いことも当然あるが、そうでないこともあるんだよっていう。
 あと誤解されないように補足すると「そもそもこの世界では○○なんです」って設定されてる世界にまで中世の感覚持ち込むべきとかそーいう話じゃ一切無いからねー。「周りは中世モチーフなのにPCだけ現代倫理観無双し出す」みたいなことは個人の趣味の問題として避けたいって話で。

 
 リプレイでも触れたことがあるけれど、封建社会の貴族は別に金持ちじゃないんだ。ドドドドド貧乏な農民と比べて裕福ではあるんだが、底辺貴族は農民と一緒に畑仕事しないと喰ってけないレベルで、ちょっと不作になったら簡単に落ちぶれて野盗に身を窶しちゃうくらい余裕が無いし。
 フィクションによく出てくる「えらっそうで悪趣味な金持ち貴族」の「金持ち」部分は、最低でも中級以上の裕福な貴族に限ったやつで、大多数を占める下級貴族は「金が無いから先祖代々の鎧を使い続けないといけない」んだね。

 
 この武器を調べずに全部名前言える人は凄いと思うわ(笑)

 
 ファンタジー作品とかでも「超強いキャラが騎乗戦闘で無双しているシーン」で「馬は武器で受け止めたり回避運動もしないだろうから、そっち先に狙われたら大変だろうなぁ。被弾面積もデカいし」と心配してしまうやつ(笑)

 
 ボードゲーム、いつプレイできるんだかわからないからこのままじゃ満足できないぜ……!!
 プレイする日をお楽しみに……!!!!

 
 有翼重騎兵が無双するシーンが楽しみ過ぎる!!(あるのか?

 
 ありのままに起こったことを話すぜ。
 ボロネーゼを一つほしい物リストに入れておいたら、更に大量の食料が同梱されていた。な、なにを言ってい(以下略
 この辺食べてればだいたい幸せなラインナップ!!!

 
 これまたトワイライトフォースのアルバム。
 やはりこいつらノリノリである。世界地図はこっちにも収録。
 ブレイド・オブ・イモータル・スティールとか超強そうな名前だな。+10以上あるな。

 
 あとなんか壮大な物語が何ページにも渡って掲載されていた(笑)
 ファイナルファンタジーの新作かな?

     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター3

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4


ダスティ「じゃあ、そのことを村長に話に行きましょう」
モニカ「コンコン!」
アルブレヒト「おお村長、話がある」
村長「お待ちしておりました。何やら重要な会議をなされていたようで」
アルブレヒト「うちのレーグネンが、例の死体をリスト卿のもとに持っていって確認したところ、やはりあれはエルマーじゃないという回答だったのだ」
村長「なんと! ではあれは何者だったのでしょう」
アルブレヒト「まったくもって……見当がつかない」
村長「なるほど」
アルブレヒト「以上で、村の危機はなんとか排除できたと……」
DM「ちなみに、アルブレヒトは1人? それともみんな一緒に来てる?」
八夏「それはついてきますよ」
レーグネン「みんな完全にぞろぞろとついていっている……」
DM「じゃあ、見当はついているはずなのに、まったくわからないって嘘吐いてるけどどうする? 嘘吐かないって約束したのに」
八夏「えっ! でも見当がつかないっていうのは事実だと思います。状況証拠だけ……」
DM「いやそれ完全に見当ついてるよね? これは大事なところだよ」
八夏「状況証拠でたぶんエルマーだと思っているけど、でもそれを確定する要素がない」
DM「それを日本語では『見当がついている』って言うんだよ(笑) ここは『見当はついているが、確証が無いので言えません』って押し切るなら押し切るで、ロールプレイしてください」
八夏「そうですね……」
DM「チラッ! チラッ! 村長はみんなを見回すよ」
八夏「嘘……嘘……うーん、八夏的にはそれが嘘だとは思わない……」
DM「嘘だと思わないのは明らかに感覚がおかしいし、見当がついていないと思うのはバカ過ぎない?」
八夏「さすがに見当はついているけど、確証が無い、ですね」
DM「アルブレヒトが『見当がついてない』と言っているのを、『嘘と思わない』というのはさすがに(笑)」
八夏「確かにそうですね」
DM「ここの最大のポイントは、そもそも皆『まぁ当然エルマーだよな』と思ってるところへ、八夏だけは『親のリアクション的にますますエルマーだと確信を持っちゃっている』ことなんですよ。だって領主の嘘を見抜いてんだもん(笑)」
八夏「ええ、そうですね」
アルブレヒト「だから、嘘だとわかったうえで、黙っているのは、それはそれでいいんでしょ。嘘だと思わなかったというのがダメで」
八夏「そうです。嘘だと思っているけど、口は挟みません」
DM「八夏自身は、ハッキリしているけど黙っているという道を選んじゃったと」
八夏「まぁ、個人的には」
モニカ「やべー(笑) 大丈夫なの」
八夏「自分主観ではあれはエルマー。でもみんなはそれをわかっていないので」
DM「まぁ嘘見抜いたの関係無く全員エルマーだと思ってるでしょ。『プレイヤーは思ってるが、キャラクターはマスターバカなので思ってません』って人がいるなら話は別だけど」
ダスティ「じゃあ、八夏は口を挟まない?」
八夏「挟みはしない。挟んだところで揉めるのは目に見えてるし」
DM「ここで問題にしたいのは、『八夏自身は、八夏の主観では確証を得ちゃっている。あれがエルマーだって。その上で黙っているっていうのは、キャラクターを全て承知の上でのロールプレイと思っていいのね?』ってこと」
八夏「〈真意看破〉で領主の嘘を見抜いたときに、それは違うだろうって言わなかった時点で間違って、いや間違っては」
DM「いや間違っちゃいないよ」
八夏「そう、呑み込んだということですね」
DM「ここで『嘘だ!』って言っても話進まないしな、みたいな話に」
八夏「そう」
ダスティ「八夏は何が真実かっていうことよりは、みんなにとって何が正しいかってことを判断したということですよね」
八夏「そうですね」
ダスティ「だから、今回に関してもそれでいいんじゃないですか」
アルブレヒト「キャラの設定を忘れていて、そうなったというわけではない」
八夏「はい。そうです。そうじゃないということにしました
アルブレヒト「八夏のキャラクター的にそれが有り得ないってことになったら、話が戻っちゃうからね」
DM「いやまぁ単に『今がその時じゃない感が強い』と思っただけなんだよ。だって、こういうキャラが信条曲げる時ってもっと後にやるべきことじゃん。たとえば命令違反は絶対許さないっていう融通利かないようなタイプのキャラがさ、最終決戦直前に、こう目を閉じて『俺は何を見ていない』っていうのは格好良いわけだけど、それを初登場回でやったらダメじゃん(笑)」
八夏「ダメっすね(笑)」
DM「『出撃させてください。お願いです』『ん! なんだ俺は何も知らないぞ。部屋で寝てるからな』っていったらカッコいいわけじゃん(笑)。でも、登場するなり『俺は何も見てないよ』ってやっちゃうキャラは『ブレるのはやくね!?』っていうことだよね。今」
八夏「ですかね」
DM「……まあ、別にいいですよ。『あ! そうだった、忘れてた』ってキャラでも(笑) ダメ? ダメ? 『そういえばあの人嘘吐いてましたね。忘れてました』って(笑)」
八夏「それは、判断力が……てなっちゃいますよ。判断力そこそこ、まぁ12か」
DM「でも、この作戦をOKしてる時点で、八夏は嘘を吐くことを呑んでなきゃいけないわけですよ」
八夏「まあ、そうですね」
DM「しょうがないから、しょうがないから我慢するってことでまあいいですけど……」
ダスティ「まあ、葛藤して言葉が出そうになったけど、呑み込んだってことでいいと思いますけどね。流れ的に」
八夏「苦い顔してます」
ダスティ「まあ咄嗟のことですし」
八夏「うーん」
DM「ここでね。さっきこういう話でいくっていったのに、なんでここで文句言うんだよって話になっちゃうからね」
八夏「まぁそうですね」
DM「ここで八夏のケジメをつけておかないと、この後の八夏のロールプレイに響くんだよね。ここで八夏はなぜ見逃すに至ったのか」
八夏「うーん」
DM「みんなも八夏が思い込むに任せないで、口を挟んで説得すればいいんだけどね」

 沈黙

DM「その場を収めようとしたら、自らの言葉で後で苦しむからね(笑)」
八夏「うわー!」
DM「今考えるべきことは、ここで黙っている理由ね。黙ってここまで来ちゃった理由を」
八夏「八夏としては、さっきも言いましたけど、これ以上この村に干渉することは良くないって思っているので。口を出すのもどうかなぁと。何を言っても最終的に村に跳ね返ってくると思っているので。何をしようと、何を言おうとも。村人がいいように解釈することもありますし。うーん……。嘘だと信じ込んでいることを、この場で言ったことによって、結局それが村の不利益をこうむることになったら、それは悪になりかねないし……」
レーグネン「僕は、悪にでもなる♪」(中島みゆき「空と君とのあいだに」の歌で)
八夏「なっちゃダメじゃん(笑) ダメじゃないですかそれは」
ダスティ「まぁ単純にここで、エルマーだって言っちゃったら村に不利益になるのは当然ですわなあ。領主はそれをひた隠しにしたいわけですし」
八夏「金まで出して隠したわけだから」
DM「そうだぞ。リスト卿が不幸になっちゃうぞ(笑)(既に致命傷じゃないけど重傷レベルの不幸だが」
モニカ「八夏が自分でわかった上で黙っているんだったらいいんじゃないですか。自分が恥ずかしいだけって、わかっているんだったらいいんじゃないですか」
八夏「自分の恥ずかしさと、全体のあれを比べたら……まあ、恥を忍ぶか……それもまた生きる道なのか……試練が続くな……」
DM「(笑)」
モニカ「人間恥ずかしいことはいっぱいあるよ」
DM「恥ずかしいっていうか自己嫌悪だねぇ。あんだけ恐怖政治を幕開ける勢いで大見栄切って(笑) やっぱり状況が変わったって」
モニカ「それで自己嫌悪できるんだったらいいんじゃないですか。たぶん次に生きますよ」
DM「人間だもの」
モニカ「そう」
DM「ここで、まぁしょうがないっしょってキャラガードしてるよりはいいよね」
八夏「少なくとも流せはしない状況です」
モニカ「この後自己嫌悪してさらに自分に縛りを与えてしまう。そういう意味では逆にありな気がする」
DM「じゃあ、いいじゃないそれで。ていうか八夏だけの話じゃなくて、皆だって無関係じゃないんだぞ。啖呵切るの見守ってスルーしてる時点で共犯者だぞ。自分は言ってないから関係無いじゃなくて『金貰っちゃったんでパーティーぐるみで村人を騙します。貰った金の一部を分けてあげるから赦してね。まぁこの金は帳尻合わせに君達から取り立てられることになるから、最終的に赤字だろうけれど』だからね」

 
 熱いトークを展開する女性陣以外は完全に対岸の火事状態だが、村人に事実を伝えるを約束をレーグネンもしている……というかまぁここまでくるとパーティー全体の美意識とメンツの問題でもある。「自分は意思表示しなかったので関係無い」ではなく、「こーいうの平気なキャラかどうか」を問われているわけですね。ロールプレイとしてはどっちだろうとOKなのは大前提として。
 このあたり各プレイヤー(キャラクター)それぞれ内心思うところは在るはずなのですが、口に出されない場合はDMに伝わることもないので、「なんとも思ってない」みたいに解釈されたくない場合は、なるべく意思表示はして欲しいところです。もちろんDMも「君はどう思ってるの」と水を向けることはするわけですが。これもあんまやり過ぎると「君はおかしいと思わないの?」と「DM好みの発言を促されてる」ように感じてしまう場合もあるので、扱いが難しいね。

八夏「恥を忍んで黙っておきます」
DM「じゃあ、アルブレヒトどうぞ」
アルブレヒト「えーと、リスト卿が、その……」
DM「言いくるめ?」
アルブレヒト「そうだね」
DM「じゃあみんな〈はったり〉をふるんだ」
モニカ「22」
アルブレヒト「24」
クラウス「21」
レーグネン「12」
八夏「20」
ダスティ「8」
 
DM「お兄様迫真の虚言が炸裂するも、ダスティ(出目3)が思いっきり顔に出ているから、内心をメッチャ読まれる流れに(笑) 全員で行ったら確率的にこうなるよそりゃ」
モニカ「良かった、村長だけで。相手が」

 ダスティの〈はったり〉が村長の〈真意看破〉の達成値18に対して10もの大差で失敗してしまったので、バレっぷりが凄い。
 揃いも揃って名優じゃなくてもバレない可能性は普通にある(ちょっと変に思われる程度で済むとかね)あるのだが、それはあくまで「全員が平均的な出目を出していれば」という期待値の話で、突出して悲惨なダイス目が混ざればこうなってしまう。そして六人も居たら結構な確率でそれが起こるのがD20ロール。

  イラスト:★Yuuki
アルブレヒト「我々としては仕事も終わったし、ここで手を引くことになると思うのだが、我々の働きぶりにも若干至らぬ点があった。それでモニカたっての願いで、村の被害の一部を我々に補填させて貰いたいと考えているわけだ」
村長「なんと!」
アルブレヒト「モニカは優しいからな」
村長「ありがとうございます」
アルブレヒト「なので、うちのダスティが、町で家畜を調達してきて貰おうと思うのだが。ぜひ村の役に立つようにと」
村長「ありがとうございます。ありがとうございます。わかりました。わかりました。何も公言しませんとも」
アルブレヒト「わかってくれたか!」

 全員笑い

アルブレヒト「まあ、そういうことで」
DM「じゃあお兄様言ったんだね。『わかってくれたか』って」
アルブレヒト「ん?」
DM「言ったんでしょ。今(笑)」

 全員、DMの言わんとしていることを察して笑う。
 ちなみにこの村長の発言はダスティ(バレバレ)、レーグネン(割とバレ)によって「察した村長の『お任せください』なムーヴ」なので、全員が〈はったり〉に成功してたのなら、「でも俺のカマかけに引っ掛かったから失敗扱いね」なんてことにはなりません。見抜いてなければそもそも「察した発言」自体しないので。

八夏「認めちゃった、認めちゃった(笑)」
DM「村長はかまかけに成功した(笑)(彼にそんな意図は無いけど)」
レーグネン「アルブレヒト、今なんの違和感もなく言ったでしょ今、さらっと」
アルブレヒト「わかってる。だって、この話をした後に資金援助ですよ。絶対そう繋がるのは確定してたんで。いや、言ってるほうも白々しいなと思いながら言っていたんで」
DM「アルブレヒトが一人で来てさっきの〈はったり〉なら余裕で騙せてたのにね」
アルブレヒト「ね(笑)」

 全員笑い

村長「いやーわかりました。ありがとうございます」
ダスティ「で、どのくらいの家畜を買ってきたらよろしいのでしょうか? 聞かないとわからないよね」
DM「そうね。じゃあ、それは聞いて」
ダスティ「あっ、でもそこで向こうが色をつけてきたら……それはそれでいいやってことになるか」
DM「でしたら、仔牛が5頭、豚3匹、子羊30匹、鶏110羽ほどお願いします」
ダスティ「やはりそう来るか。わかりました。これって水増ししてるってわかる?」
DM「そして、アルブレヒトにウインクする」

 全員笑い

DM「無論君らの事前調査的には、どう考えてもそんなにないだろうって思ってます」
アルブレヒト「まあ村のみんなに、ちゃんと分配してくれるんだったら」
村長「それはもちろん、私のほうで差配させていただきます。公平に。私の目で判断して」
DM「公平というのは、利益を受けるだけの働きがある人間が妥当に扱われることを言うんですよ。平等じゃなくて。権利相応に分配率を受け取る。公平に。適正に」
クラウス「村長さんが判断する適正」
DM「じゃあ提示された家畜の総額は銀貨2250枚です」
ダスティ「わかりました。買ってきます」
アルブレヒト「これで全部、理想じゃないですか(笑)」
モニカ「理想理想」
DM(村人の生活は特にどうでもいいと思っているアルブレヒトが理想的と思うのはいいが、モニカよそれは……(笑))
クラウス「ではダスティと行ってきます」
モニカ「はい。行ってきてください」
八夏「くぅ~」
DM「完全にこの人の目では、汚い大人が裏で口裏合わせて闇取引した現場ですからなぁ(笑)」
八夏「黙っていなきゃよかったか~と思ってしまう」
DM「完全に『村の権力者と貴族の賄賂のやりとり現場』を見ているわけだからね」
ダスティ「でも最初から払うつもりでいたわけですから」
モニカ「八夏としては平等に配ってくださいって感じでなんじゃないですか。牛豚」
八夏「それは……蒸し返したくない気もする。言うべきでもないこと」
ダスティ「それを言い始めたら、村の政治体制にまで口出す話になっちゃう」
モニカ「じゃあ、それならそれでいいんじゃぁ」
八夏「ていうより、さっきの自己嫌悪で頭うんうんいってます」
ダスティ「じゃあ、買ってきますね」
DM「今回の事件、村長一人で大喜びだから。ただ一人で儲かった。村人全員が追加徴税されるけど、村長だけは黒字だから」
モニカ「ホントだね」

 ちなみに村長に悪意は一切無いどころか、完全に善意です。「そちらの事情はわかります。村人の取りまとめはお任せください。決して悪いようには致しません」と、パーティーに協力する気満々です。だから手間賃は貰っていいですよね、というだけの話なんです。
 そしてパーティーの都合的にも確かに「真実はどうなってんだー!!」と村人に騒がれるのを村長がどうにかしてくれるなら「有り難い」話でもあるという、このオトナの取り引き的な……。

ダスティ「じゃあ、クラウスと一緒に買ってきたでいいですか?」
DM「まあ、いいんじゃない」
ダスティ「時間的には……どのくらいかかったんでしょうね」
DM「町で買う手配して連れてくるので普通に1週間ぐらいかかると思う。単純にドナドナするだけでパーティー行軍ペースの数倍かかるからね」
アルブレヒト「明らかに一人じゃ無理だから、人雇って……」
ダスティ「そこは、売ってくれた人が、人を出してくれるんですかね」
DM「出してくれるよ。タダじゃないが」
モニカ「なんかそこまでくると、バレちゃうよね、村人に」
レーグネン「村長がこれだけ必要だと言ってたんであって。我々は、ちょっとよくわからないですって」



 Don't give up justice, I want to get truth! 村長もパーティーの財源が領主から脅し取った金であることまでは知りません。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 皆の気持ちを汲んだアルブレヒトの交渉で、領主からの金貨は大部分が村に還元されることになりました。
 ★Yuukiさんの素晴らしいイラストを見れば分かる通り、これはアルブレヒト個人のせいではなく、だいたい後ろの連中のせいです。そこのところよろしくお願いします。
 これで汚いお金を受け取った後ろめたさも飛んで、気分スッキリというやつですね。
 偽善も善には違いないってやつでしょうか。
 やっぱり違いますね。

 還元といっても、被害にあった村人がもらえるのは実損分がせいぜいで、余剰の請求分は村長ががっぽり抜く流れです。
 噴飯ものと思うかもしれませんが、政治的には妥当かなとも思うのです。
 現代でも災害などの支援金は国や個人から被害を受けた○○村役場に送った上で分配されます。
 この時代舞台なら村役場が村長にあたるってことなのです。

 偉い人=責任を負う人の取り分が多くなるのは、貴族でも軍でも商家でも至極当たり前の話なので、手配した家畜を村人に真に平等に分けたいなら、自分たちで配って回ってもいいという話をしたのですが、採用はされませんでした。
 まぁつまり、ダスティを含めて皆が貴族的な判断をしたということになりますかね……。


・モニカ
 モニカが理想的だと言ってるのは確かに変ですね。この時、このあと起こりそうな事を考えていて、大事な場面で会話が通り抜けていったのかもしれません。
 結果報告を村長だけに行ったことがよかったのか、そうでもないのか。とは言え村長も村長であるのだからきちんとした分配はしてくれると信じています。
 還元したところで、我々の行いが良いものであったわけではないですけれど。

 お兄さまとヤカ、お上手!全て写っていないのにキリリとした表情のヤカ様好きです!


・レーグネン
 今回も微妙なダイス目で全く隠せてないグループ!
 兜被っててよかった……?
 八夏のポーカーフェイスぶりが(笑)
 対応としてはやれることやるしかないという所でした。そして村長のカマかけ(?)とアルブレヒトのまっすぐな回答!
 全て万事解決とは言いませんが、結果としてはわたりに船でしたね。あとは村長が為政者として取り成してくれることを信じて。


・八夏
 八夏、ケジメの時。
 大見得切ってこのざまである。
 でもそれを無かった事にはできないし、しちゃいけないし。
 正しい事だからとすべてを押し通す事が必ずしも幸せになるとは限らない、とはだれが言った言葉だろう。
 耐え忍ぶ事も正解なのか。そもそも、軽はずみに大口をたたく自分を律するべきか…

 と、色々あったのに結局あっさり認めちゃったお兄様ってば……。

 そしてまさに絵に描いたように怪しいダスティとレーグネン、そりゃバレるわ!(笑

 この村長、実は交渉系技能持ちなんじゃないか?(オイ

 最初から「あの死体はどう見てもエルマー様ですよねぇ」と思ってる上で「事情を察している」つもりでいるんで、ボーナスも乗ってる(笑)
 無論これが「察したつもりで勘違い」だったらボーナスがペナルティに転じることになるやつ。



・ダステ
 戦闘以外のところで、八夏が大ピンチ! 2チャプターかけて、なんとか話がまとまったと思ったら、DMの一言で崩壊寸前。これまでずっと八夏は「正義」を信条として熱く語っていたのだから、苦しい状況に。でも、ここで葛藤するのもTRPGの醍醐味かと。
 ダスティ的には、自分のセリフでも言っているように「八夏は何が真実かっていうことよりは、みんなにとって何が正しいかってことを判断した」と思っていて、それでよいと思っています。村長の家畜の件でも言っていた「打算」なのかなと。いろいろな思いや、これまでの過程とかいろいろあるけれど、最終的により多くの人が得をする、幸せになれるようにするのが良いのではないかと。ただ幸せになる側に、自分や仲間が含まれていないというわけにはいかないので、そこも含めて「打算」なのかなと。

 Yuukiさんのダスティがウインクしているイラスト、テヘペロだぁ! ここで見られるとは思いませんでした。ありがとうございます!
     
  ■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版

   イラスト:GEN
 ファヴの傭兵には、依頼と請け負いの際の目安とすることを目的とした位階制度が存在する。その名称は星渡の民の軍隊で使われていたとされる戦力評価用語から来ているらしい。
 傭兵(普通の傭兵)とクーゲル(少数精鋭タイプ)、どちらも名称は同じものが使用されているが、前者は部隊としての強さ、後者は個人の強さを示す為、意味合いは大きく変わる。が、たとえ個人の強さは大きく劣るとしても、同級の傭兵隊長とクーゲルは「総合的に同等の戦力を持つ存在」と見做される為、同格扱い。

位階 名前 レベル
1 フォース 20~
2 コアー 19
3 ディヴィジョン 17
4 ブリゲイド 15
5 レジメント 13
6 ヴァタリオン 11
7 カンパニー 9
8 プラトーン 7
9 スクワッド 5
10 トループ 3

 D&Dのレベル換算はおおよそ2レベル間隔だが、あくまで目安。
 最低ランクのトループでも、レベル1傭兵6人程度ならば単独で制圧出来るだけの実力を求められる為、クーゲルとしてこの位階を持っているだけでも一目置かれる。
 これがスクワッド級ならば18人、プラトーン級なら54人……といった具合に3倍速でインフレしていくし、スクワッド級の6人パーティーがならばレベル1傭兵100人程度の部隊如き概ね勝てて当然だし、プラトーン級ならば300人に勝てる。ディヴィジョン級なら50000人だ。当たり前だが実際の傭兵部隊が全員1レベルなんてことは有り得ないので、あくまで理論値。

 クーゲルの場合は完全に「個人の力」だが、傭兵の場合は質と数が問われる為、単純に「500人くらいならヴァタリオン級」みたいな格付けは難しく、完全に実績次第。無論、呪甲装兵の保有台数も大きなファクターである。
 また部隊単位という意味では、クーゲルもパーティとしての格付けは行われる為、メンバーの平均ランクと人数から算出した値がパーティーのランクとして扱われるのが一般的。
 例えばファヴ最高クラスのクーゲルと目されるアーネスト隊はフォース級のメンバー2人を擁するが、部隊としてはディヴィジョン級である。というかフォース級部隊のクーゲルは前例が無い。かつてファヴ本拠地がゼナに存在した頃にルーインズ・フォーマーが率いた隊ですらブリゲイド級(平均レベルは高いが人数が少ない)であった。ゆえに天秤の守護者だけでクーゲルを結成でもしない限り実現しない「理論上の存在」とされている。
 コアー級クーゲルはこれまでに5隊存在しており、恐らくアーネスト隊も将来定期にそうなるだろうと目されている。730年現在確認されている最後のコアー級はバーン独立戦争時に壊滅し、生き残りはそれぞれの道で活動中。
 大抵は傭兵や冒険者としてそんな超高レベルになる前に別の道を歩むので、「仮に引退せずにそのまま活動を続けてたらコアー級になれた」と認識されているクーゲル部隊はそれなりにいる。

 なお、ゴブスレ世界のように「貢献度で得られる位階」ではないので、高ランクの傭兵は確実に恐ろしく強い。

 ちなみにファヴがヴィーリオンに引っ越して以降も、「傭兵や冒険者のカテゴライズは雇用時に便利」との理由で、バーン帝国が国家資格的な権威付けをして(例によってパクり)認定している。

  イラスト:GEN
 城塞都市ロートヴァルトを代表するパーティーである、レジメント級のトアスと愉快な仲間たち。人数が少なめなんで個々のランクよりもパーティーランクは低下している。