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■異世界おじさん #4 中身がおっさんと思わなきゃスゲー可愛いんだよな……(笑) 一方のメインヒロインは気兼ねなく可愛い……!!! オッパイゲットライド!! ブラチラ!!! パイスラ!!!! フェイタリティ!!!!! 三 角 関 係 不 可 避 これはあれだな。「どっちかが選ばれる」よりも「どっちかが庇って死ぬ」ことで決着がつくと平和でいいな(平和とは まぁ一番平和なのは新しい女性キャラが出てきて、そっちに惚れられて……というやつかな!!!! しっかしあぶねーな。ゴブスレ世界なら今頃大変なことになってるぞこれ(混同しない この超善人キャラが裏切られて絶望的なことになってるシーンの愉悦ぶりは凄いですよね、ベクターさん。 この現代倫理観は、「キャラの好き嫌い」に適用される分にはそりゃそうでしょうよってなもんなんだが、作品世界内の価値観を鑑みないで「だからコイツは(作品世界内でも)クソ」みたいに扱ってしまうのは、相容れないプレイなんだよなー。有名なところだと風立ちぬの喫煙とか。オルフェンズで鉄華団を「だってこいつら自業自得の犯罪者だから死んで当然」みたいなのもなー。その癖宇宙人とか天使とかが「人間は野蛮で愚かだから我々が管理、教育する」なんてこと言い出すのは「傲慢な悪行」扱いされるわけで。同じだから! それ同じことだから! 「理解できない倫理観振りかざして断罪してくる」って同じだから! 「自分達は進んでる立派な価値観持ってるから正しい」って同じ! まぁホント昔の倫理観はワイルド過ぎて怖いんで絶対タイムスリップとかしたくないですけどね!!! てーか100年前の日本ですら怖いわ!!! 育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないわ!!! セロリなんて食えるかばーかばーか!!!!! 中学時代の教師を思い出す(笑) 技術家庭科の教師で、工具忘れたことを最初に申告した上で、作業開始後に工具を借りに言ったら。 教師「なんで黙ってたんだぁぁぁ!?」 俺「え? いえ言いました!!」 教師「口答えするなぁ! 俺は聞いてないぞぉ!(俺の顔に裏拳炸裂)」 俺(は!? なにこれ!?) 教師「いいかぁお前達ぃ。俺は正直に言えば怒らないがこうやって誤魔化すやつは許さんぞぉ!!」 なお数年後、体罰で生徒の歯を折って学校からいなくなる模様。 秋風白雲さんが大昔に出してたスト2の同人誌で、誘拐された春麗を助けに駆けつけるリュウとケンが「あられもない姿で囚われている」のを妄想しながら到着したら、独房に普通に入れられてて「吊るしはーっ!? 縛りはどうしたーっ!?」「テメェには悪人としての自覚がないのかーっ!?」と怒りの一撃を叩き込むシーンを思い出しました。半裸くらいに剥いて吊るすことで起こる腋見せは最高だよな。 D&Dも9レベル呪文のシェイプチェンジ使えば超大型ドラゴンに変身できるなぁ~。 超大型ドラゴンの召喚も可能だが(笑) |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター13 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 チャプター10 チャプター11 チャプター12 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 結局猛悪ダメージを受けていないクラウスがその日のうちに買い出しに行き翌日の朝帰還、そして回復タイム。 レーグネン「買ってきた聖水と銀粉を使って……『コンセクレイト! さぁ4人はこの魔法の領域に入ってください』。そしてモニカ様にキュア・モデレット・ウーンズ」 DM「これでもうレベル2呪文を2回使ったのか」 レーグネン「もうレベル2呪文は無いです。さぁ、キュアキュアタイムだ。『モニカ様、これで治るはずだ!』…………あ、しょっぱ……11点回復」 DM「じゃ意識が戻ったね。モニカ復活!」 アルブレヒト「おぉ、モニカ! なんともないか?」 DM「なんともないことはまったく無い」 レーグネン「いやぁ、よかった」 クラウス「モニカ様、大丈夫ですか?」 モニカ「よろよろと起き上がって『ハッ!? も、戻ったのですね? ということは……倒せたのですね、お兄様!?』」 DM「無事倒せたんだろうね。お兄様ならやってくれたよね」 レーグネン「いえ、我々は……」 アルブレヒト「ヤカとダスティが君を抱えて脱出してきたのだ」 モニカ「なるほど……」 レーグネン「クラウスのおかげで毒を使う獣を倒すことは出来きましたが、あのシャドウ・デーモンとやらは健在です」 モニカ「まぁ、ありがとうクラウス」 クラウス「いえ、お礼を言われるような状況でも……」 モニカ「ヤカ様とダスティも運んでくださってありがとう」 八夏「すまぬ。モニカ殿の意向に添えず、倒すことは出来なかった」 モニカ「とんでもないです」 レーグネン「しかし、アルブレヒト様がシャドウ・デーモンを倒す為の策を立ててくださったそうです」 モニカ「本当ですか、お兄様!?」 アルブレヒト「簡単だ」 クラウス「その為の準備も買ってまいりました。後はみんなの回復を待って……」 モニカ「『それならば私が……』と言ってよろよろと立ち上がります」 DM「今HP一桁だよ」 クラウス「無理をしてはいけません!」 レーグネン「モニカ様にはこのまま休んでいただき、今日癒しの力を使えるようになっていただきたいのです」 モニカ「今日?」 DM「これから8時間寝てください。そうすれば呪文がまた使えるようになるので」 八夏「……あれ? それじゃ聖域の効果なくなっちゃいますよね?」 レーグネン「あ……」 DM「そーいやそーだね(笑)」 全員爆笑 モニカ「そうですよね? そうですよね! なんですか、今の『あ……』は!?」 レーグネン「明日だった!」 アルブレヒト「もうコンセクレイト使えないもんなぁ、今日」 モニカ「でも私が今ある分使った後8時間寝ればいいんですよね?」 DM「そうね。使わずにほとんど残ったままの呪文がいけるから」 モニカ「バリバリ残ってますよ」 レーグネン「じゃあ順番にみんなを癒すようにしよう」 クラウス「レーグネン、まさかのミス」 ソード・ワールドRPG(通常版)してた頃は、1日に複数回寝ては精神力を回復して、「冒険者はプロだからどんな状況でもすぐに熟睡出来るんだよ」と嘯いてたもんですが、D&Dではあくまで「1日の呪文数」という概念なので、何度寝ようが「1日の呪文数なんだよ!」と突っぱねられる。その制約が存在する為か、割とカジュアルに「8時間睡眠したのと同じだけの効果を1時間で得られる寝袋。ただし48時間使えない」とか「2時間寝るだけで8時間睡眠扱いの指輪。連続使用OK」なんて「なにそれ超欲しい」となるマジックアイテムが買えたりもする。 その他の回数限定特殊能力なんかも軒並み「1日に1回」みたいな記述なので、とにかく連続睡眠に大した価値が無いゲームなのだ。 レーグネン「さすがモニカ様、私の癒しの力とは大違いです」 モニカ「『ではもう一回寝て、明日に備えましょう。』今日って何日目でしたっけ?」 レーグネン「えーと……7日目かな。コンセクレイトは明日もスロットに入れて現場で使います?」 DM「戦闘中に使うような魔法だっけ? 結界張るような面倒な作業が必要だったような……」 アルブレヒト「戦闘終わった直後に使えるようにしておくってことなんじゃないの?」 DM「……いや、ターンアンデッドの強化とかするし使う気もするな」 アルブレヒト「あくまで猛悪ダメージを治せるようになる効果はおまけで、実際には戦闘中のバフみたいなものか」 レーグネン「じゃ一応入れておきますね。もしかしたら戦闘中に回復が必要になるかもしれませんし」 コンセクレイト発動に必要な銀粉が約5ポンドと、結構な量である。 DM「これやっぱり駄目ね。発動は標準アクションだけど、効果範囲内に銀粉ばら撒いておくフェーズが必要だ」 レーグネン「その間奴の気を引くんだ!」 八夏「移動しながら銀粉ばら撒いておいて、相手が中心に来た時に起爆ですか?」 DM「粉塵爆発かよ」 レーグネン「まぁ戦闘後の回復用に残しておきますね」 モニカ「出発する前に、ちょっとダスティを呼びます」 ダスティ「ほいほい」 モニカ「私が間違っておりました……」 ダスティ「何の話でしょう?」 モニカ「倒すことを急くあまり、貴方の言うことを無視して先に行くことを決めてしまいました」 ダスティ「いえいえ……」 モニカ「貴方の言うように万全に準備を整えてから行くのが正解だったようです」 ダスティ「そこはパーティーのみんなで決めたことですから。モニカ様がそこに責任を感じることは無いかと思いますよ」 あ、ちゃんと“様”って呼ぶようになってる(笑) DM「大丈夫大丈夫、翌日万全の状態で行っても(デイライトの都合により)あの結果は多分変わってないから」 モニカ「それは関係無いから! それで、ダスティに持っていたマジック・ウェポンのポーションを渡して……」 ダスティ「なるほど」 モニカ「貴方は私のそばにいないことが多いので、よければこれを使ってください。呪文をかける手間が省けるでしょう」 ダスティ「わかりました。ありがとうございます。期待に応えられるかわかりませんが、まぁ全力は尽くしましょう」 モニカ「『ありがとう』……よし、じゃ行こう。悔いはないわ」 DM「そうね。キャラクターはわかんないからね。負けた以上準備が足りなかったんだ」 モニカ「そうそう」 DM「……ところで、お兄様はどうするんですか? ついていかないんですか? 2人の後に? 『ダスティ、ちょっと』って呼ばれているのにスルーですか?」 ダスティ「まぁ聞いててもいいんじゃないですか? その方が逆に安心しますから、内容的には」 DM「じゃさっきのシーンはスルーでいいのね?」 アルブレヒト「それは無いな。聞けば聞こえる範囲ですか?」 モニカ「いや、別に2人で行こうってわけじゃなくて、普通に声かけた感じなので」 ダスティ「だから聞こうと思えば聞こえるんじゃないですかね」 モニカ「大声で喋っているわけじゃないけど」 クラウス「気にしていない風をして耳だけ聞いてます」 モニカ「ここでお兄様話聞いてないと『なんでダスティがポーション持ってるんだ!?』ってなっちゃうから」 アルブレヒト「いやー、そこまで拘らないけどさ。『モニカのポーションなんで持ってるんだ!?』とは」 DM「ここで割って入らないお兄様はお兄様じゃないのでは?」 アルブレヒト「待て待て待て……休んでいても結果は変わってないぞ。俺の判断は間違っていなかった。謝ることはないぞ」 DM「それでこそお兄様」 アルブレヒト「別にダスティに謝る必要は無い。モニカは悪くない。俺も悪くない!」 八夏「アルブレヒト殿、ちょっと……」 アルブレヒト「ダスティも悪くない」 ダスティ「そうですね……」 アルブレヒト「まぁポーションを使うことは別に構わんが…………調子に乗るなよ、ダスティ?」 全員爆笑 ダスティ「そこまで言う!?」 クラウス「これが正解だな」 モニカ「まぁまぁまぁ」 アルブレヒト「ここで『モニカを運んでくれたことは感謝する』とかデレたりはしない!」 ダスティ「まぁそれに関しては『モニカ様は確実にこの旅で成長なさってますね』と言っておきます」 モニカ「わざわざそれ言っちゃうのかぁ……」 またも余計なことを言い出すダスティ(笑) DM「お兄様! これ絶対イラつきますよ。この上から目線は!」 ダスティ以外爆笑 ダスティ「えっ? なんで? なんで!?」 モニカ「思うだけならいいのに……」 クラウス「それ口にしたら駄目な奴」 DM「ダスティは『なんで?』って思ってるのよね」 レーグネン「それはモニカ様が至っていなかったと、判断を誤っていたというのか!」 アルブレヒト「なぜお前にそんなことを言われなければならない!」 DM「親衛隊が2人いるからな」 モニカ「レーグネンもお兄様も、もういいですから行きましょう!」 アルブレヒト「ヤツめ、何を知ったようなことを……」 モニカ「もう終わった話なので……」 クラウス「また、言わなくていいことを言ってる……」 八夏「いつもこんな調子なのですか、クラウス?」 ダスティ「別に悪いことしているわけじゃないのになぁ」 してるんだけどね(笑) アルブレヒト「いつから貴様はモニカの教師にでもなったつもりなんだ、まったく!」 レーグネン「モニカ様を導いているつもりか、お前!」 DM「『それ俺の役目だから!』って思ってるね」 ダスティ「いや、普通にモニカ様頑張ってるなって思って……ねぇ? それ口に出しちゃいけなかったですかね?」 DM「お、また『俺何かやっちゃいました?』か! そんな風に言い返してきましたよ、お兄様」 ダスティ「それでまた何か言われるんだったら『すみません、俺が悪かったです……』」 モニカ「めっちゃ声が低い!」 レーグネン「お前、見直したと思ったらすぐこれだ!」 DM「ごめん、俺は超面白いんだけど(笑)」 モニカ「これは面白い、本当に(笑)」 八夏「どっかのタイミングでやらなきゃいけない流れのかな……私はあくまで中立だから」 アルブレヒト「調子に乗るな、まったく……」 ダスティ「お兄様ってずっとこのキャラクターなんですかねぇ?」 DM「何か問題が? 最初に喧嘩を売ったのは君だよ?」 クラウス「お兄様のダスティに対する好感度がまだ足りない」 レーグネン「逆に言うと、お兄様もダスティに対して『こいついつまでもこうなのか?』って思ってそう」 アルブレヒト「思ってるに決まってるだろ! ホント身の程知らずだな!!」 ダスティ「モニカは段々と学んでるなぁと感じるのに……アルブレヒトは……」 DM「まだシナリオ的には2話だよ? 2話で『成長しましたね』シーンはあまりにも尚早だね? 『お兄様は関係無いので』のシーンすら早いと思ってるのに!」 こーいうのってもっと場数を踏んでからの、モニカなりの心境の変化とかが誰の目にも明白な成長の一つとして起こるイベントなんじゃないのか、と(笑) ダスティ「2話って感じじゃないからなぁ……まぁ(モニカの今後の成長に)期待しましょう」 アルブレヒト「我々はまだ何も成し遂げてないからなぁ」 DM「何に期待してるんだよ(笑)」 イラスト:★Yuuki レーグネン「どの目線なんだよ、と。レーグネン的にはポッと出のお前が俺達のモニカ様の何を知ってるんだと。ヴォルフェンビュッテル領での日々を侮辱してるの?」 全員爆笑 ダスティ「そこまでー!?」 モニカ「ヤキモチじゃん、それは」 ダスティ「俺から言ったんじゃなくてモニカからそう来た話だからなぁ」 この時点でも、なぜこんな詰められてるのかわかっていないダスティ(笑) DM「アイドルに『よくやってると思うよ』とか言ったらイラっと来るだろ、親衛隊はさ! 『ニワカがなに言ってんだよ!』ってなるでしょ?」 レーグネン「こっちからすると、モニカ様は昔からこれくらいの気遣いは出来た方だから」 DM「そうね。なのに『気遣い出来るのも成長ですよ』とか言われたら……『出来てるわい、昔から!!』」 レーグネン「舐めとんかお前!!」 DM「『モニカ様にちょっと優しくされたからって自分が影響を与えたゆえだなんて盛大に思い上がってんじゃねぇぞ!』ってなるわけですよ、この2人にしてみれば」 ダスティ「はいはいはい……」 DM「でもダスティは知らないから『え、そうなの?』ってなるわけですよ」 ダスティ「まぁもう2ヶ月くらい旅しているわけじゃないですか。その最初の頃と比べてダスティは感じたのかなって話ですよ」 DM「この2人にしては『たかが2か月で何言ってんだよ』と」 イラスト:★Yuuki アルブレヒト「ダスティの主観でどう見えてようが関係無いので、納得いかないのも当たり前ではある」 DM「そうね。元々モニカと付き合いがある面子にしてみたら『お前の目が節穴だから今までそう思えなかっただけで、モニカは元々こうですけど?』としか思えないだけで(笑)」 ダスティ「すみません、ちょっと買い被ってました」 ダスティ以外爆笑 レーグネン「買い被るって!」 DM「言いやがりましたぜ、兄貴!」 ダスティ「いやいやいやいや! そこまでシスコンだとは思っていなかったって感じで」 DM「思わない方がおかしくない? 思ってたよね、クラウス?」 クラウス「この数か月あれば十分に把握できるかと」 モニカ「あー面白い(笑)」 アイドルのTwitterに彼氏面でリプするにわかに対して物申すデビュー前から応援していたガチ勢の図である。 モニカ「ダスティ目線で成長しているように見えてるんですよね」 ダスティ「まぁ貴族の横暴に対する偏見はあったんだろうなぁっていうはあるんですよね」 レーグネン「ダスティがそういうノリなことは全然いいですよ」 キャラクター間の人間関係に於いては悪化の一途であるが、ロールプレイとして問題があるわけではない(笑) 八夏「一番困惑しているのは八夏なんじゃないかと思ってきました」 ダスティ「いろいろすみません」 八夏「少し離れたところで『何やってんだコイツら?』って思ってます。あんまり度が過ぎたら怒鳴りますけど」 DM「でも八夏は別の貴族が上から目線で君を褒めたら、兄が怒ってくれたシーンをちょっと思い出した」 八夏「あー、なるほど……総司兄様……」 モニカ「想いを馳せる」 八夏「こんな感じだったのかなー」 DM「それを客観的に見るとこうなるんだなって思った」 八夏「じゃ怒鳴れない」 アルブレヒト「『おお、女だてらにやるではないか』とか言われたんだろうな」 DM「そうそう」 総司(アルブレヒト)「女と馬鹿にするか、我が妹を! 並の武人よりよっぽど出来るわ!」 八夏「兄様……」 総司(DM)「ただ女らしいことが苦手なだけだ!」 八夏「兄様……後でお話が……」 ちなみに実際の総司お兄様はもっと物腰は穏やかです(笑) DM「という話ですよ。楽しかったね」 モニカ「楽しかったね。モニカはすっきりしたので、行く準備はバッチリです」 DM「ほら早く行けよ。さっきの部屋の前まで来たよ」 一同『早いよ!』 DM「巻いていこう! なんでこんな時間かかったのか俺にもさっぱりわからん!」 モニカ「買い物とかね!」 八夏「絶対買い物よりそれ以外の方が長い……」 アルブレヒト「行くぞー」 ということで、結局インターバルで1時間45分近く経過して本日3回目のアタックを始めようとする一行。 Don't give up justice, I want to get truth! 今度こそ明かり呪文は完璧だ!!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ダスティとやりあっていただけで、なぜか1チャプターが終わっているのである。 この前も今回も、巧みに煽っては火をつけ油を注ぎ続けるのはどういう意図あってか。 和解そして相互理解からの団結への道筋はますます遠ざかる一方である。 さすがはレーグネンだ。人生一路のモニカ親衛隊長として大活躍だ! 兄は兄として、イケメンオーラ(ありがとうございます!)でダスティをひっぱたいておくのでその路線は任せたぞ。 ・モニカ ダスティはパーティーのみんなで決めたことですからと言っていましたが、モニ及び、モ中はそうでもないと思っていました。 そもそも、このパーティの(見た目だけでいえば)モニカさんがリーダーのようなので、(見た目)リーダーとして扱われ、その利益を得ている以上はメンバーのケア含めて責任取るべきと思っているんじゃないかな。(退治宣言をしたのもモニカさんなので) まぁその他細かい理由は色々とあるのですが、それは追々で判明出来るように頑張ります!(がんばれ、モニカ!) それはそれとして、レーグネンのガチ勢イラストは大変笑わせていただきました。肩にのっかるモニカぐるみ、これは手作りなのでしょうかね。お兄様もビックリ、元ネタがこういう画風なのかもしれませんが、めっちゃ顔が良かった!! 戦闘ロールもここまで白熱できる(?)ようになりたいものですね…… ・レーグネン やあやあ我こそはモニカ様一の家来。親衛隊ムーブは然り!もにぐるみかわいい。いやはや、とは言え。ヤキモチと言うよりは、事実を述べているだけなのです (笑) 「お前ん中ではな!」ほんと、相容れなさ出てきましたねー。冷静に読み返して、これがもし単にモニカ様へのマウントだったら無礼討ちモノなのでは。そしてダスティの余計な一言、そのタイミング、すごい(笑) モニカ様の回復が残ってて助かりました……。再アタックじゃあ! ・八夏 ダスティ劇場第2幕開演(笑 中の人が全く悪気とかそういうのがないのがいいんだか悪いんだか。 この時だけは第三者的立ち位置で白熱するバトルを見学させてもらってました。 というか、白熱しすぎて口を出すスキがなかったというのが正解ですが……(汗 そして今回もナイスなイラストをありがとうございます。 これがモニカだいすき神官戦士ですか……とりあえずその肩のモニカ人形どこで売ってます? お兄様も真顔が怖い怖い。でも冒険中もこれくらいクールでいてくれたら…(オイ ・ダスティ モニカから謝罪されるとは思っていなかったからビックリしましたが、モニカとは前回、村長の家畜問題で意見をぶつけ合っていたので、「前回のイベントの続きがキター! 『お嬢様が、不良っぽい少年と出会って初めはケンカもするが、それを機に変化が……(第3回 チャプター10の、ダスティのコメント参照)』のイベントだー!」とか思って、そんなノリでした。 Yuukiさんの1枚目のイラストが、すごくよく表現していますが、確かにモニカの周りは身内が多く、モニカLOVEな人ばかりなんですよね。で、その枠の外からモニカを見た初めて(くらい?)の人物として、仲間としてダスティは何かいいことを言ってあげたかったんです。自分が悪いと思ったことは、しっかりとその非を認めて頭を下げるというモニカの姿勢を、褒めてあげたいと思ってかけた言葉だったのですが……。なんか、また裏目に出てしまいました。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 ●栄華神 富の神であり、商売の神である興隆神とは似て非なる存在。こちらは商売に誠実に向き合うことを求められない。手段は問わずにお金大好き。 が、決して自己中心的な拝金主義の神様ではなく、金持ち喧嘩せず&ノブレス・オブリージュ的な「富裕者としての余裕」を大事にしており、貧者への施しを美徳としている。賢き富貴を尊み、愚かな吝嗇を忌むのだ。ゆえに栄耀ではなく栄華神。 属性:中立にして善 領域:富、宝石、幸運、栄光 象徴武器:ダーツ 信者人口:★☆☆☆☆ 信仰権威:★★★★★ ●祝宴神 宴会からお祭りまで、あなたの祝いを見守る祝宴神。 祝い事に欠かせない酒の神としても信仰されているが、ヴィーリオンならバウムクーヘン、ヒノワなら紅白饅頭というように、様々な祝い菓子も象徴とされている。 つまり大人も子供も大好きな神様と言えよう。 また、他の神の祝祭等においても、同席して様々な補佐や盛り上げ役として活躍したりもする。例えば破邪神の祝祭で珍味の屋台が出ていたら、祝宴神の信者の店かもしれない。 場を盛り上げ、万民を笑顔で満たすことが根本的な目的であり、広義には「楽しければなんでもいい」となる。エンジョイ&エキサイティング! その為細かいことにこだわらない性格の者が多いが、奔放と身勝手を履き違えるべきではないとの自覚は明確。他者を不快にさせる脱線は不徳とする。そういった意味で神に近付くには「空気を読む」能力は極めて高いことが求められる。 皆が楽しんでいるところに水を差す無粋に対しては敢然と立ち向かうため、いわゆる「平和を乱す悪人」の排除は積極的。人生は常に「宴」と「次の宴」の準備期間なのだ。なお、武力ではなく「酒を呑んで話し合えば仲良くなれる」ことを好むのは言うまでもない。 属性:中立にして善 領域:楽しさ、喜び、夢、幸運 象徴武器:ショート・ソード / ダーツ 信者人口:★★★☆☆ 信仰権威:★☆☆☆☆ ●聖歌神 煌愛神とトップ神アイドルの座を競う、天に響く歌声の女神。 神アイドルは他に5柱いて、神7と呼ばれているらしい。キラッ♪ 芸能神と違いバリバリの善神なので、善良な吟遊詩人や歌手はこっちを信仰していることが多い。それゆえか「えー、あの歌手は聖歌神様の信者じゃないの? 悪人なんじゃ?」といった風評被害が生まれたりもする。肩身が狭い。なお、別に聖歌神がそれを助長しているわけではない。 別に賛美歌しか唄っちゃ駄目とか狭量なことも言わないが、流石にデスメタルとかアナーキーな歌は駄目だと思われる。Imagine there's no evildoers. 歌唱に携わらない人からもアイドル的に信仰を集めている場合もある。 属性:中立にして善 領域:声、美、神聖、治癒 象徴武具:ライト・メイス(マイク?) 信者人口:★★★☆☆ 信仰権威:★★★☆☆ ●流動神 東奔西走旅するぜ~。超旅するぜ~。 旅と、必然的に付随する困難な状況での互助精神を説く善神。 落ち着きの無い人を見かけたら流動神の信者と思え。熱心な信者でなくとも、旅に際しては安全を願掛けするという。 ……と書くと広く信仰を集めてそうなイメージだが、そもそも危険がデンジャラス過ぎて旅人自体がレアなこともあり、知名度の割に信者は少ない。旅する人間の信仰独り占めだぜーともいかず、旅芸人は芸能神、行商人は興隆神ってな具合にとパイを分け合っている。 加えて根無し草気質な信仰なので、各地に存在する教会勢力は貧弱。しかし「寺院自体はたいていの土地に存在している」という立ち位置。基本メッチャ小さいけど。 自由の神でもあるので、信者は束縛することもされることも嫌う。己のポリシーを断固として貫くタイプもいるが、逆に付和雷同気味なタイプもいたりする。 属性:中立にして善 領域:解放、交易、旅、布条 象徴武具:ウィップ 信者人口:★★☆☆☆ 信仰権威:★☆☆☆☆ ●煌愛神 愛と美の女神。 恋愛のみならず隣人愛、家族愛も含めた幅広い慈愛の神であり、子宝祈願から仲直りと様々なポジティヴシチュエーションで頼られる。 そんな母性溢れる神だが、そのアヴァターは少女の姿を取っている神アイドル。 伝説によれば恋愛の機神には煌愛神から下賜された神器が組み込まれているとも言われている。 属性:混沌にして善 領域:レイピア 象徴武具:美、契約、愛、家族 信者人口:★★★★☆ 信仰権威:★★★☆☆ ●討魔神 守護神の姉弟神であり、悪を討つ正義の武神。 正義と同時に秩序を重んじる破邪神と違い、守護ることは姉に任せて悪を討ち滅ぼすことのみを信条としているアグレッシヴな弟である。弱者を省みない戦闘狂というわけではないのだが、話し合いよりも先に手が出るタイプ。 小難しいことは苦手だが、正義のヒーローを目指したいヤンチャなタイプに人気が高く、子供向けの英雄譚にも討魔神の聖騎士が主役のモノが少なくない。 聖罰騎士に最も多いのが討魔神……と思いきや、聖罰騎士は秩序を非常に重く考えるので、実は向かない。討魔神の信者と相性が良いのは聖報衛士である。 わかりやすい教義なので信者は多いものの、法秩序よりも神の正義を優先する傾向が強い為、破邪神ほど社会構造に組み込まれていない。 属性:混沌にして善 領域:善、勇気、力、応報 象徴武具:グレートアックス / ツーブレーデッド・ソード 信者人口:★★★★☆ 信仰権威:★★☆☆☆ |
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■イジメカエシ。-復讐の31(カランドリエ)- #1 好きなジャンルの一つ、イジメへの復讐モノです(紳士顔 アイドルグループでかなりガチ目にイジメられていたヒロインが、我慢に我慢を重ねた上にリミットブレイク技を叩き込む話だよ!!! 絶対にノゥ!!! エスカリボルグをお見舞いするぞ!!! ちょっとって言うよねー言うよねー。 なお、左下のコマが面白いことになってるのは作画がおかしいというよりは「ある意味ギャグ漫画だから」というファクター故の(笑) 首絞めゲームをしていいのは、首絞めゲームをされる覚悟がある奴だけだ!!! このヒロイン、殺し方に一切の容赦が無い。普通にしてればひたむきに努力を重ねて頑張る素敵な女の子……なのだが、殺意の才能に溢れ過ぎている。いいぞもっと殺れ。 そんなわけでしょっぱい命乞いなんかをされたりしたとしても……。 これっぽっちも許す流れじゃない(笑) イジメの加害者って本当に加害者意識低いから、こーいうのが漫画的に誇張された表現に思えないんだよなー。 名前がイクだからこんなことになっちゃってるんですね!? というわけで作者の開き直りっぷりも含めて好き(笑) |
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■プレゼントありがとうございます!!! 怪獣図鑑頂きました(違う スペースゴジラのカード名はご時世だねぇ。 こりゃりゅうこつ座のアトラス、かみのけ座のベレニケ、やまねこ座のジャオウも駄目ですぞー(おかしい シャークネードなカードへのコメントに笑った(笑) 遊戯王には「深海王デビルシャーク」「シャクトパス」ってカードが存在します。 頂いたのは左側。 演劇集団キャラメルボックスの新選組を題材にした一連のシリーズの第一作で、司馬遼太郎の「沖田総司の恋」がベースになっている(けど主役ではない)舞台でねー。VHSの再生環境があったころは「家に遊びに来た人間には必ず観せた」ってくらい好きで何度も何度も観てるやつ。土方歳三役は上川隆也だよ。アンチスパイラルだよ。 右は13年後に2009年版。これは劇場まで観に行った。2001年版は観たことがないのよねー。 バットマンスーパーセット!!! 踏まれてるバットマンが気になり過ぎるんで、まず最初にこれ読ませて頂く予定です(笑) こっちはマーベル! シビル・ウォー!!! 2は全然内容知らないんで楽しみ( ・`ω・´) なんだかんだで一番好きなスパゲティはナポリタンです。 なんかまた物凄い量の艦隊が到着したぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 艦これ7周年祝いの余波が俺にも!? よく知らんけどこれもうねんどろいどの艦娘の何割揃った状態になるんだこれで!? そして戦艦日向……いやひなたまで!!! 映画「連合艦隊」でも観ながら組み立て……いやただただテンション下がるから駄目だ!!! もっと古い日本軍ヒャッハー系の映画にしないと!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター12 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 チャプター10 チャプター11 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 レーグネン「外に出て毒の治療が終わって落ち着いた頃に『アルブレヒト様、無茶はおやめください!』」 全員爆笑 八夏「説教入ったー!」 レーグネン「なぜ前に出られたんですか!」 アルブレヒト「急いで飛び込んで何とか対処しようとしたのだが、一歩の差で間に合わなかったようだ」 八夏「説教するなら私も加勢しましょうか?」 DM「まぁ酷い結末にはなったんですが、そもそも部屋の中に入らないと答え聞いてくれないというのはあったので、入り口までの移動は約束されていたかも」 モニカ「なるほど」 DM「そのあとで『正解だ、ヒャッハー!』って更に奥へ行っちゃっただけだから」 八夏「勢いあまって」 DM「ただ『我が顕現を妨害すること許そう』っていうのを、魔法陣を破壊していいって解釈して突っ込んだっていうのは不自然じゃないんですよ」 アルブレヒト「私はそのつもりで行ったんだよ」 クラウス「そうなの?」 DM「そしたら出てきちゃっただけですから」 アルブレヒト「約束が違うんですよ!」 DM「だから、お兄様はバカな突撃をしたんじゃなくて誤解をしただけなんですよ」 レーグネン「なるほど、そうだったら責めることは出来ませんね」 DM「『許すって言ったのになんだよ! あいつが俺を騙したんだ!』って思ってるから、絶対」 レーグネン「それじゃあ仕方ないですね」 DM「天国のモニカもそう思ってるよ」 モニカ「思ってます」 八夏「死んでない死んでない」 ダスティ「なんか言いくるめられているような気もするけど……」 アルブレヒト「よくモニカを担いで逃げてきてくれた。私が血の涙を流しながら叫んだ甲斐があったな」 DM「ダスティは勝手に1人で逃げようとしたけどな」 クラウス「あの流れ的には……」 DM「まぁあれは八夏にも過失があって、ちゃんとこのすっとこどっこいに『あなた、ちゃんと下の方持ちなさい!』って言わなきゃいけなかったんですよ。ダスティが自発的に気を回してくれるなんて期待しちゃ駄目で」 八夏「確かに」 DM「暗闇なんだから、黙ってても持ってくれるとか思っちゃ駄目なんです。言われなきゃわかんないよね」 ダスティ「まぁそうですね」 アルブレヒト「そもそもモニカが倒れたこともダスティは知らなかったかもしれないし」 DM「だから八夏はちゃんと言わないといけなかったんですよ。だがそもそも八夏は1人で持って帰るつもりだったんですよ。一歩一歩、毎ターン10点くらいダメージ食らいながら(笑)」 もちろんダスティはダスティで「キャラは何も把握してない、把握しちゃいけない」なんて決めつけずに、八夏に「なにか助けは必要ですか?」と一声かければよかったことでもある。要するにお互い様なのだ。結局この辺はやっぱり「盤面や仲間の状況を把握出来る謎の暗視能力状態」ゆえに起きる「不利益」なんだよね。 本当に真っ暗闇だったら、もっと過剰なくらいに「仲間の状況を、声を掛け合って確認する」もんだろうから。いやもちろん、それはあくまで理想論で、皆自分のことだけ考えて好き勝手に動き回る可能性もあるが(笑) 八夏「私も2人で持って運べるなんて思ってなかったので……間に合うかなぁと思ったんですが」 DM「思っちゃったか~! でもそれだとあと数歩で死ぬじゃない? 完全にヤバい状況で『もうやるしかない』っていう思考停止はしないようにしよ!?」 ダスティ「お兄様のデイライトさえかかれば逆転出来るのかなって」 アルブレヒト「さんざん使えないから駄目だって言ったじゃないか!」 八夏「ダーク・ヴィジョンは?」 とどのつまり、八夏もダスティも「今は暗闇だが、お兄様がデイライトを使えば晴れると信じていたから、撤退という前提で動いてるつもりがそもそも無くて、フォーメーションを立て直すくらいの認識だった」と。 アルブレヒト「あれは魔法の暗闇の中じゃ使えない……っていうのをもう3回くらい繰り返してる気がするんだけどね!?(血涙)」 やはり呪文効果の「文書による共有」が為されていないのが命取りになったということか……!(死んでない なんにせよ他の一般的なTRPGと違い呪文の数が数千種類あるので、最初から「俺の役目じゃないし」と仲間が普段使ってる呪文(当然その都度効果は説明してくれている)も右から左へ聞き流してしまうのも本当にしょうがない。理解してる方が絶対役に立つんだが、やはりハードルが高い。それだけにモニカがやる気を出して学ぶ姿勢を見せてくれたのは最高に素晴らしくて不滅の伝説として未来永劫語り継ぎたいくらいであった。 それはそれとして、今回のダーク・ヴィジョンみたいに何度も説明されてるのは「暗闇対策は大丈夫なんですか?」と漠然と繰り返し聞くだけじゃなくて、ちゃんと理解してあげて(笑) アルブレヒト「デイライト使えればいいんだけど、あれも3レベル呪文だからディーパー・ダークネスと打ち消しあって終わっちゃうから、あいつが2回以上使って来たら打つ手が無いんだよなぁ」 ダスティ「もっと高レベルの呪文は用意出来ないんですか?」 モニカ「本当に安全を考えるならレベル4の光呪文ってことになるんですよね?」 アルブレヒト「うーん……メタな考えしちゃうと、『レベル4の光呪文が必須なシナリオ』なんていきなりやらせるもんなのか、と。他に手がなかったら使えってことなんだろうけど」 DM(デイライトです、デイライトを最初から使って突入するのです……あ、でももう今日帰るなら手遅れだな……経過日数的に) クラウス「他に活路があるはずと?」 アルブレヒト「…………思いつくレベル4の光呪文ってセレスチャル・ブリリアンスくらいか?」 DM「そうね、それくらいしかないと思う。お兄様には似合いそうな呪文だけど」 前にもちょっと触れたセレスチャル・ブリリアンスさん。 これは「正義は勝つ」「正義はチート」「強いさすが正義つよい」「大いなる力には大いなる正義が伴う」等、とにかく「正義という縛りを受け入れるなら、その頑張りを評価してぶっ壊れ能力を授けよう」と言わんばかりに「ゲームバランスを崩壊させるパワーに満ち溢れたサプリ」こと「高貴なる行いの書」に収録されている、クソ呪文の一つで。 半径60フィートというデイライトの倍の半径の明かり、その明かり内に存在する悪魔とアンデッドは常時ダメージを受け続け、光が苦手なモンスターは眩しいことに依るペナルティが倍になる……といったお役立ち効果が、「術者レベル×24時間」という「もうそれ常時じゃん」な効果時間になっており、TRPG部ではひと目見た瞬間から禁呪指定され、その後遊戯王における禁止カード復帰時のエラッタの如く「半径60フィートで、術者レベル×1時間の明かり呪文」と大幅デチューンされた状態で禁呪指定を解除された。 モニカ「お値段は?」 DM「巻物一つで銀貨700枚。デイライトの巻物は銀貨375枚だね」 レーグネン「シャドウ・デヴィルって他にどんな魔法使ってくるって言ってましたっけ?」 DM「シャドウ・デーモンね。デーモンとデヴィルは違うから。他はダミング・ダークネスを使う」 デーモンは「混沌にして悪」で、デヴィルは「秩序にして悪」と、悪魔としての性質が違う。 モニカ「ダミング・ダークネスって?」 DM「ダミング・ダークネスはレベル4の闇呪文です」 アルブレヒト「ダメじゃん……」 大笑い 八夏「もっと上持ってた!」 レーグネン「終わった……」 クラウス「手段なくなりますねぇ」 アルブレヒト「でもゲーム的に『レベル5の呪文が無いと勝てません』なんてありえないしなぁ……とりあえず村に帰るか」 DM「そういえばモニカって昏倒してから脱出するまでに失血ダメージ何点くらい減ったんだっけ?」 モニカ「えーと、3点くらいかな」 アルブレヒト「魔法は効かないけど、止血の布撒いたら止まったのかな」 DM「…………あれ? 確かによく考えたらこれ血止まらないんじゃないか? ちょっと、あらん限りのキュア・マイナー使ってくれ。話はそれからだ」 レーグネン「キュア・マイナー! キュア・マイナー! キュア・マイナー!」 DM「何回唱えた?」 レーグネン「5回」 DM「じゃ頑張って術者レベル判定振って。1D20と術者レベル足して」 アルブレヒト「今レベル4だから4足すだけだね」 レーグネン「……7」 DM「パシュン」 レーグネン「……15」 DM「パシュン」 レーグネン「……21!」 DM「お、じゃ1点回復して止血出来た」 レーグネン「これでミスったら大変なことに……」 DM「ふぅ、ホッとしたぜ。これ本来の『猛悪ダメージ』の様に『聖なる場所でなきゃ治せない』だったら失血死するな」 アルブレヒト「これ実際だとどうするの?」 DM「テンポラル・ステイシスっていう、主観的な時間停止状態にする呪文がある」 アルブレヒト「それがなきゃ実質死亡か」 レーグネン「…………レベル8呪文なんですね、それ」 レベル3にレッサー・テンポラス・ステイシスって呪文もあるよ。 アルブレヒト「止血は可能とかになってるのかなぁ……」 DM「まぁうちのルールだとAPで失血止まるからな」 八夏「英雄の力!」 DM「運命を捻じ曲げる力ですから。全然致命的じゃない」 TRPG部のAPは元のルールよりも大幅に強化され、様々なことに効果を発揮する(笑) それを使ってるだけに硬直化するぶっ壊れ特技や呪文は蛇蝎の如く嫌うが、こーいうところでの強化はバンバンしちゃう。 DM「あとレベル2呪文のコンセクレイトがあれば傷治せる」 八夏「あれ? 意外と楽だった」 アルブレヒト「…………なるほど、これをかけてから回復魔法かければ効くみたいだな」 レーグネン「レベル×2時間のインスタント聖域なのか」 アルブレヒト「でも聖水1ビンと銀貨25枚分の銀粉が要るな」 DM「まぁ聖水と銀粉ならこの村でも手に入るけどね……『お前の持っている聖水が必要なんだよ!』『やめてください! これは最後の頼みの綱なんです』『えーい、よこせ! 神寵者様を治すために必要なんだ!』」 レーグネン「徴発……」 DM「『やめてくれー、それは妻の形見の銀の指輪なんだ』『黙れ、この銀しかないんだ、寄越すんだ!』……自分の銀貨を使えっての」 全員爆笑 八夏「それはそうだ」 そんなわけで村へと帰還する一行。 村人「帰ってきたぞ! 今度こそ勝利だ!! わーーい!!!」 一同苦笑 村人「また1人も欠けることなく帰った来た。さすが聖騎士様達は違う! あんな雑魚共とはやっぱり格が違うな」 レーグネン「いえ、まだ安心するのは……」 村人「なん……だと……」 アルブレヒト「村を襲ってきたモンスターをさらに1体撃破した。だが……」 村人「これで何体倒した? ……1……2……確か4体だ! ヒャッハーー!」 アルブレヒト「だが、洞窟の中で恐ろしい暗黒の儀式が行われていたのだ!」 村人「なんですってー!」 ざわ……ざわ…… アルブレヒト「黒いローブを着た男が、この邪悪なる剣を使い悪魔を召喚した」 村人「一体それは誰なんですか!?」 村人「……おい、まさかあいつか? 消えたっていう……」 ざわ……ざわ…… クラウス「村人に心当たりは?」 アルブレヒト「……みんなある人の名前出てきてるけど、まだそれを言うわけには」 村人「きっとそうに違いないぜ……」 アルブレヒト「その者が誰かはわからないが、強力な悪魔が召喚されてしまったのだ。我々はそれに対処しなければならない」 村人「なんてこった……あの野郎、なんてはた迷惑な!」 DM「村人はまぁ賢くはないが、それでもそう思うよね」 アルブレヒト「そうね、洞窟に向かったあの人……」 モニカ「名前は言えないあの人」 DM「この状況でその考えに至らないっていうのもどんだけバカなのって話になるな」 アルブレヒト「儀式を行った者までははっきりと確認は出来なかったが……」 村人「いや、アイツに違いませんよ!」 ダスティ「憶測で物を語るのはよくないから……まだ決まったわけではないですから」 村人「そうだな。でもアイツに違いない!」 ダスティ「もうこの流れは止められないかなぁ……」 モニカ「いーあーつ! いーあーつ!(小声で)」 クラウス「犯人がわかったところで現状の打開にはならないので……」 アルブレヒト「我々はまた傷を癒し、恐るべき悪魔を退治に向かう。もう少し待っていてくれ」 村人「勝てるんですか、本当に……」 アルブレヒト「任せておけ!」 村人「さすが聖騎士様のお兄様は言うことが違う! あの貴族のボンクラ息子とは大違いだぜ。領主様に家畜の被害を請求するべきじゃないか?」 ダスティ「実際そうだとしたらそうなるのかなぁ」 アルブレヒト「やばいやばいヤバい……依頼人に請求が行くとヤバいかもしれない」 DM「直接の雇用者はファヴだけどね。もちろん賢い人はさらに大元のクライアントが領主だとわかるけど(笑)」 アルブレヒト「失敗したなぁ……まぁいいか」 ダスティ「とは言っても、実際その人がやったというならそれは誤魔化しようのない事実なわけでしょ?」 DM「こう言っておけばいいんだよ。『本当のことを言って何が悪い!』 大抵悪いんだけどね!!」 ダスティ「それこそ八夏に言わせれば、それが悪だったらそうなるのは当然だから、ここで事実を捻じ曲げて言う必要は無い話ですよね」 アルブレヒト「まぁ我々の責任ではないので」 八夏「ただ、確定していないことを流布するのもまた悪と言えますし」 ダスティ「もちろんそれはまだ確定してませんけど」 八夏「じゃ説教するか、村人に……」 村人「くそ、なんて奴だ」 ざわ……ざわ…… 八夏「ええい、静まれ! 確証も無いことを流布するでない!」 アルブレヒト「え、本当にやるの!?」 DM「マジか。じゃあ〈威圧〉振ってください。ダイス目しょぼかったらかっこ悪いからね」 八夏「……27」 イラスト:★Yuuki DM「素晴らしい。めっちゃビビらせてるよ」 アルブレヒト「こわっ」 八夏「決まりきっていないことを勝手に流布するでない! 貴様等はそんなにやましい心を持っているのか! それもまた悪なり!!」 DM「……みんななんか凄く言いたそうなことはあるけど、ビビッて黙っちゃう」 アルブレヒト「そりゃ〈威圧〉だもんな」 DM「子供が泣いてるな。『うわーん、怖いよーー!』」 全員爆笑 アルブレヒト「泣くね。絶対泣くね」 八夏「子供泣かせちゃった……やり過ぎたかなぁ」 なにせ〈交渉〉ではなく〈威圧〉の場合、「黙らないと殺すぞ」と脅迫して黙らせてることになるので、八夏にしても「他人が同じことしてたら悪としか思わないだろうな」って行為です。「自分が気に入らないからって、暴力をちらつかせて命令を強制している」わけですから。 これは「ロールプレイ上の発言ではそんな攻撃的なことを言ってないから違う」という「効果だけ頂戴して言質はソフトに誤魔化す」は認められません。〈威圧〉技能を用いる=恫喝・脅迫的行為であることが確定します。顔は笑ってても目が笑っておらず、優しい声音で「つまり命令に従わなかった場合、どうなるかわかるよね?」とかも〈威圧〉に含まれます。 もちろん弱い物イジメする為だけではなく、ゴロツキ共を一喝して縮み上がらせるとか、戦場で名乗りを上げて「やぁやぁ我こそは」と己の武威を示し、「げぇっ関羽!?」と敵の士気を挫く際にもこの技能は使用されることになります。八夏もそのつもりで伸ばしていたはずです。 ルール的には「(既に戦闘状態でない)他者を意に従わせることを目的とした〈威圧〉判定」に成功すると、相手の態度を強制的に“友好的”に変更します。これはもちろん本当にあくまで「ゲームデータ的な状態」であり、ロールプレイとしては「恐怖に屈して相手の望む対応をせざるを得ない状態」を意味します。これにより相対している間、及び立ち去ってからも1D6×10分間は「命惜しさに従ってくれる」わけですが、効果終了後は“非友好的”に落ちることになります。元々“非友好的”だった場合はさらに“敵対的”へと悪化。「利害の一致や話の流れとか一切関係無く強制的に他人を従わせる理外の戦術」という極めて強力な効果なので、その代償も大きくなります。 今回の場合、村人の多くは“協力的”“友好的”で、最悪でも“中立的”だったのが、一瞬にして“非友好的”派が大勢を占めることになります。もちろん内心そう思っていても、暴力が怖いので今後も表向きは愛想笑いで接することになりますが。今後の展開次第ではあるものの、現状の民忠ではパーティーが任務を終えて村から完全に立ち去った後の彼らがどう振る舞うか暗雲が立ち込めている感じです。いや別に追手を差し向けてパーティーを殺そうとするとかそんな非合法な手段に訴えることは無いですが(笑) 八夏の心情、事情、内情はどうあれ、村人たちにしてみたら「立派な聖騎士様一行だと思っていたら急に山賊の本性を曝け出してきた」くらいの「とんでもない豹変ぶり」と受け取られても致し方ないのでした。 威圧感◎な薄井透さんもビックリな恐怖政治の幕開けですが、「暴力で支配しようとも制御しないといけない秩序」が彼らにはあったのでしょう……。 子供「悪魔に取り憑かれたんだー!」 レーグネン「ヤカ殿、気持ちはわかるが落ち着いて……」 アルブレヒト「何とかフォロー出来そうなモニカが倒れているからなぁ」 クラウス「やりどころのない村人の心情もわかりますから」 DM「最初からあんな煽るようなこと言わなきゃよかったのに(笑)」 アルブレヒト「いや、まぁしょうがない。本当のことだし?」 DM「それで言って村人達がなんか話したら『黙れ!』ってのは」 アルブレヒト「『だって言い出したのそっちじゃん……』ってなってるのか」 DM「そりゃもう全員そう思ってるけど、大人達はビビッて腰抜かして静まり返ってる中、子供の泣き声があちこちから聞こえる」 八夏「やり過ぎたかなぁ」 DM「そして牧場の方からは馬たちの嘶きが」 八夏「そんなところまで!?」 DM「だって凄い達成値だったじゃん。これ君達より高レベルのガチ傭兵でもビビるよ。それどころか英雄戦に出れるクラスや、領主クラスの上級騎士でも[怯え]状態になるよこれ」 八夏「なんでこんな時ばっかりダイス目走るんだろう」 八夏は〈威圧〉技能を積極的に育てている為、その修正値は11とレベル4のキャラとしてはかなり高く、加えてダイス目が16とこれまたいい具合に弾けてしまったので、仮にこの達成値を「戦闘中の士気挫き」に適用した場合、ルール上は「能力値は平均的」「バフは無し」「マジックアイテムも無し」という状態ならば、レベル15程度のキャラを1ターン[怯え]状態にします(笑) まぁ[恐慌][恐怖]と違い、「ゲーム的なシステム数値」としては「-2ペナルティを受ける」程度の効果ではありますが、ロールプレイ観点では「ガッツリ腰が引けてしまい、劣勢時であったならそれがきっかけで敗走が始まりかねないファクター」でもあります。 モニカ「かっこよかったよ」 ダスティ「低いよりはいいでしょう」 ……とか補足説明してしまうといかにも八夏が悪手を打った様に思ってしまうかも知れませんが、実際問題、最初に「暗黒の儀式を行い、男が悪魔召喚をしていたぞ!!」と「村人たち皆が抱えていた共通の火種」にガソリンレベルの燃料をぶっ込んでしまった時点で村人たちのハートに火が付いてしまっているので、穏便な分効果もソフトな〈交渉〉による説得で沈静化を行うのはかーなーりー厳しい以上、「一喝して黙らせる」のは決して「明白な悪手」ではありません。もう盛大に燃えてしまっている建築物の周囲を破壊して延焼を止めた行為かもしれないし、そんなことしなくても鎮火出来たのに盛大にぶっ壊してしまっただけかも知れませんが、なんにせよ「〈交渉〉にしとけば確実に穏便に済ませられたのに」ってことは無いです。疑問に思うべきポイントは「火事になったら困るのに何故いきなりガソリンを振り撒いたんだ?」であり(笑) イラスト:★Yuuki DM「完全にこの場を暴力で支配したね」 八夏「ともかく、真実はこれから確認する。しばし待たれよ」 DM「いいんだけどさ、これで犯人が貴族の坊ちゃんだった場合、君は説明する責任を負ったわけだから、この噂が流布されるのは避けられない未来になってるよね」 八夏「まぁ真実ならやむなし……真実ならやむなし!」 モニカ「これ仲間(私達)もビビってません?」 DM「格好良いどころじゃないよ。洒落にならない威圧感だから『おおぅ、こわっ……サムライこわっ!』ってなってるね」 レーグネン「これがヒノワ……」 アルブレヒト「もしかして俺も怒られてる?」 DM「そりゃ怒られてるよね。流布しようとしていたから。でもお兄様は怒られてると思ってないな。『そうだぞ。私はあくまで情報を述べただけなのに』」 アルブレヒト「一言も貴族なんて言ってない」 DM「私は関係無い!」 アルブレヒト「そう、関係無い!」 アルブレヒト以外苦笑 八夏「アルブレヒト殿……あとでちょっと……」 アルブレヒト「ご苦労ご苦労。ヤカ殿、よくぞ DM「……本当はここで子供がなんか言う予定だったけど、もう阿鼻叫喚なので無し」 八夏「ごめんなさーい」 モニカ「何を言うつもりだったんだろう」 ちょっとした攻略の助けになる情報でした。 DM「以上、現場からでした。そして村人達から距離を感じるようになった」 アルブレヒト「あのお姉ちゃん怖いから……」 DM「怖くないお姉ちゃん死んでるから。血だらけで黒い痣みたいなの浮かべて。黒桜みたいになってるから、今」 アルブレヒト「さぁ、レーグネン。早くモニカを治してくれ」 レーグネン「アルブレヒト様、明日にならないともう呪文はありません……」 アルブレヒト「なんにせよ補給は必要だ。買い物に行かねば」 レーグネン「だがお金が……(以前もやったぞ、このやりとり)」 モニカ「ありませんわ……(やったやった)」 八夏「困りましたね……」 DM「なにせ敗走続きで収入が無い」 クラウス「…………自分が銀貨2000枚持ってるんで、1000枚は建て替えましょう」 アルブレヒト「なに!?」 レーグネン「2000!?」 アルブレヒト「クラウスお前、そんな持ってたのか!!」 クラウス「ええまぁ」 DM「この前の買い出しの時、モニカやクラウスが金出してる横で黙ってたのか(苦笑)」 厳密には「金が無いコント」してる時にクラウスはまだ合流してなかったので、プレイヤーが敢えて「自分のキャラは知らないけど、金が必要なら出せるんで水を向けてください」とでも言わない限りは「そもそもクラウスはパーティーが金が必要なことすら知らない」ロールプレイの結果でもある。 アルブレヒト「くっくっくっ……光呪文さえあれば奴等など物の数ではないわ!」 今までも物の数にならなくなる呪文を君は最初からずっと持ってたんだよ!!(笑) Don't give up justice, I want to get truth! 史実の山賊の頭目の多くは、食い詰めた元騎士です。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 特に疑問に思わずに状況を村人に話してしまったのだが、大変なことになってしまった。 直接会っていないせいか領主こそが依頼人だという意識が希薄になってしまい、言わなくてもいいことをわざわざ村人に伝えてしまったのかもしれない。 この事件どう収拾をつけることになるのだろう……。 正直、今はあの敵を倒す、それだけを考えるしかないのかも。 〈威圧〉という技能を本来の用途でまっとうに(?)使ったのはこのTRPG部では初めてでは? これ以降も表面上は村人たちの態度が変わったようには感じなかったので、八夏の鬼神も斯くやという一喝、いや恫喝が、ここまで村人の心に刺さってたとは思っていなかった。ちょっと考えれば、そりゃそうである。村人の教会不信も極まれリ。 それにつけてもYuuki様のイラストが秀逸すぎ。いつもありがとう! この2つの顔の落差。なんでキレイな八夏になってんの! 私自身の無自覚はさておき、正義を愛するひと八夏の正義がどこに向かっているのかは本当に心配だ。 『聖なる光で、すべてを白日の下に晒すのだ』 ・モニカ 今となってはモニカが撤退できていたらば、八夏やダスティの考えるようにデイライトでの立て直しもチャンスがあったのかもしれませんね。むぐぐ。 レーグネンありがとう。貴方はモニカさんの導き手です。 それはそうと、威圧をけしかける悪いプレイヤーですね!! すみません!!!! プレイヤーは本当気軽に「いよっ! 八夏っ出番ですっ! 格好いいところ見てみたい! やっちゃってください見せちゃってください! フフー!」みたいな感じでリクエスト(けしかけ)してました!! 金田一パロディ?のイラスト、八夏可愛い顔をしているのにヒノワ、恐ルベシ! ・レーグネン 八夏の不穏なイラスト2連発、★Yuukiさんナイス! 暴力、やはり暴力……! 八夏の威圧こわい。 モニカ様シンデナイ! 回復はなんとか手段がありそうで助かりました。しかし暗闇対策、相手が上手なのは恐ろしい! さて、後から落ち着いて読むと、村人に儀式の事報告したの、かなりウカツでしたね(笑) ・八夏 騒めく村人を諭す予定が、結果は某金融グループ最高幹部に…… (イラストいつもありがとうございます。もっとかっこいい姿も描いていただけるよう精進します) 全てを解決するのは暴力ではなく筋肉……ではなく、正義こそジャスティス……(オイ そもそも〈交渉〉ではなく〈威圧〉した時点で駄目だったようですし……今後は気を付けよう、本当に(汗 ともかくそれ以外にも反省しないといけない事が多くわかったので、それらも今後に繋げていきたいですねぇ。 ・ダスティ 暗闇の呪文にもいろいろレベルや種類があって、その対抗呪文もいろいろあると、なかなか難しい。さらにスクロールの予算とかも考えると、専門だし知識があるからということでアルブレヒトにお任せするよりも、モニカの言うように呪文の情報を共有して、パーティー内で話し合うことは、いざという時に対策をとりやすいし、パーティー内の見解を統一しやすいので、良いですね。 そして村人たちのいつものノリ……。今回は八夏ががんばってくれて、ダイス目も良かったのに、やはり思うようにはいかない。これまでも村人のために良かれと思って発言し行動しているのに、毎回裏目に出てしまっているのは悲しいなぁ……。でもYuukiさんによる2枚のイラストを見ていると、村人たちがかわいそうにも感じてしまう。パロディでそう描いているとわかっていても、1枚目の八夏からは凄みを感じ、2枚目の八夏からは狂気を感じる。どっちも怖い……。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 >話でたまに出てくる破邪神や報復神といった神様はどんな教義なのでしょう? >今回のワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版みたいな設定解説が大好きでめっちゃ楽しく読んだので、 >いつかこれの神様版も読みたいです。 ありがとうございます。オタクは自分の設定語りが最高に大好きなので、これ幸いと嬉々として語らせて頂きます(笑) 現在PC向けに設定が公開されている神々のリスト。 ●秩序にして善 海洋神 / 守護神 / 翠狼神 / 破邪神 / 報復神 ●中立にして善 栄華神 / 祝宴神 / 聖歌神 / 流動神 ●混沌にして善 煌愛神 / 討魔神 ●秩序にして中立 叡智神 / 解放者 / 興隆神 / 石巌神 / 戦勝神 / 太陽神 / 鉄血神 / 憤激神 / 練磨神 ●真なる中立 已己巳神 / 雲海神 / 気圏神 / 極光神 / 狩猟神 / 天弓神 / 豊穣神 / 星影神 / 蒼穹神 ●混沌にして中立 陰翳神 / 隠密神 / 芸能神 / 月光神 / 剛毅神 / 暴風神 / 霊冥神 / 雷光神 / 烈火神 これが全てではなく、ゲーム的な数値設定が為されていない神は他にまだ居ます。 ゲームデータとしての「属性」はこの世界の認識としては存在せず、文明・法治社会で信じられている多くの神は、属性関係無く「この神の力をお借りして、人々を助けよう」という前提で布教活動が為されている。神自身の属性が善ではなくても、信者達の多くは善意で動いています。 神の多くを占める「中立」の神にしても善行を否定するものではないので、教義に反しないのならば「お互いの幸せ」の為に力を貸してくれるわけですな。。 属性:神そのものの属性であり、信者が全く同じである必要は無いが、ズレるほど「向かない」とは言える。 領域:権能。自然現象が含まれる神がいるが、この世界の自然現象を司るのは竜であり、神はあくまで「特定の自然現象を使うのが得意なスゲー強力な存在」だったりする。神のホームグラウンドたる神霊界だと、その立場は逆転するが。 象徴武具:神が主に使っている武具。同じのを使うと周囲から格好良いと思われるが、同じのを使わないといけないわけではない。神の加護を与えられた聖なる武器は往々にしてこれ。 信者人口:信者の絶対的な数。知名度。 信仰権威:社会的な影響力と、一般的な都市に於いて神殿がどれだけの規模かを示している。このランクが高いほど「組織に助けて貰う」場合に頼りになり、十分な物品販売や呪文サービスを受けられる。もちろん「異教徒だから一切助けてやらん」というわけではないのだが。 量が多いので何回かに分割して紹介させてもらいます( ・`ω・´) ●海洋神 海の神様……というか、航海の女神。 自然崇拝ではなく、航海による海の征服といった向きである為、その権能は海の荒々しさではなく、船旅に関係している。 陸上交易がメインのヴィーリオンとバーンでは信者が港湾都市に偏っているが、海洋国家である日輪に至っては主神である太陽神に継ぐ神に位置づけられている。 海洋神の信仰圏内に於いて船舶が「彼女」、根拠地となる港を「母港」と呼ぶのは、それらが海洋神の娘とされているからである。 航海中の互助を教義としており、仲間で助け合うのは勿論、困窮している者がいればそれが敵であろうとも見捨てないことを美徳としている。 母性を備える善神であるが、敵対するものにはその大いなる権能で誅滅するだけの力も備えている為、怒らすと怖い。 属性:秩序にして善 領域:風、海洋、旅、交易 象徴武具:トライデント 信者人口:★★☆☆☆ 日輪:★★★★☆ 信仰権威:★★☆☆☆ 日輪:★★★★★ ●守護神 護民と癒やしの女神。ひいては安定と社会秩序を司る側面も持つ代表的な善神。 専守防衛ではなく、被害の拡大を未然に防ぐ為の積極的な行動も辞さないが、問答無用の鎮圧よりも交渉による妥結を優先する傾向がある。なお現実と違って「口先だけの態度」など容易く見破られるので、話し合いが「単なるその場凌ぎの言い逃れ」になるケースは少ない。無論「その時は本気だが、その後気が変わった」まで完全に防げるものではないのだが、「守護神の顔も3度まで」は犯罪抑止の為によく使われる言葉である。 なお、別に2回まではどんな裏切りも赦してくれるわけではない模様。レッドカードあるよ~。超あるよ~。 どんな寺院でも病院的な機能は有し、周囲からもそう認識されているのだが、中でも守護神の寺院は治癒呪文を得意とする使い手の比率が飛び抜けて高いので、キャパシティも大きい。 属性:秩序にして善 領域:守護、治癒、秩序、善 象徴武具:シールド 信者人口:★★★★☆ 信仰権威:★★★★☆ ●翠狼神 森の守護神。もののけ姫がゲットライドしてそう。 玄狼神とは不倶戴天の関係とされ、対をなす獣神とされる。 いわゆる善神なのだが、人類に対してだけの善ではなく森全体に対する善なので、往々にして人と敵対する。それゆえ大陸では邪神とまでは行かないまでも、「狩猟対象を守る側の恐ろしい神」と認識されている。 森に対する認識が大陸と違う日輪では、森の民の神として一定の信仰を集め、「敵に回すほど森で好き放題する方のも問題がある」といった認識をされていることが多い。 なお、翠狼神自身は「自然の守護者」ではなく「森という領域を支配する者の守護者」という立ち位置である為、「竜を神と崇めているわけではない森の支配者の神」であることが多い。 属性:秩序にして善 領域:守護、森、地、素早さ 象徴武具:牙 信者人口:★☆☆☆☆ 日輪:★★★☆☆ 信仰権威:★☆☆☆☆ 日輪:★★☆☆☆ ●破邪神 悪を討ち滅ぼす正義の武神。 報復神、興隆神と共に裁きの三大神の一柱にして筆頭。人間の社会のみならず神霊界に於いても極めて大きな権威を持つ上位神である。 基本的には悪全般を討滅対象とはしているものの、破邪神が定める最大の敵は「悪魔」と「アンデッド」であり、この2種に関しては「存在自体が邪悪」と定めて問答無用の滅殺を是としている。魔滅の刃。 人々を導く善神であり「独善神」ではないので、いわゆる「悪即斬」的な短絡的攻撃性を振りかざすことは良しとされず、「正義は不変に非ず」「正義とは何かを常に己に問い続けるべし」「だが力無き人々の前では決して迷いを見せることなかれ」が合言葉。 愛と正義の味方にも、冷徹な断罪者にもなり得る為、破邪神を信仰する聖罰騎士は多い。 属性:秩序にして善 領域:栄光、浄化、神聖(セレスチャル)、善 象徴武具:ロングソード / グレートソード / メイス 信者人口:★★★☆☆ 信仰権威:★★★★★ ●報復神 復讐はスッキリする!! 殺せ!!! 俺が正義だ!!! リタリエイション!!! 破邪神、興隆神と並ぶ裁きの三大神の一柱で、報復神の神殿が発行した報復許可証があれば、時には殺人すら合法となる。 聖罰騎士と言えば破邪神と報復神と呼ばれるほどの正義の神。 目に余る巨悪を討伐する際に結成される聖罰騎士隊は、土地から土地に泣く人の涙背負って因果応報!! アヴェンジャーズ! アッセンブル!! 正しきもの、自ら復讐するな、ただ神の怒りに任せまつれ。録して『神言い給う。復讐するは我にあり、我これに報いん』 復讐を肯定する神だが、過剰な私刑に対する抑止力でもある。 神殿に申し立て、それが認められれば裁きの代行者が一発お見舞いしてくれるぞ!!! 属性:秩序にして善 領域:応報、秩序、守護、審問 象徴武具:盾 信者人口:★★★★☆ 信仰権威:★★★★★ |
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■PCエンジンミニでカダッシュ 当時は「これD&Dのアクションゲームだよなぁ」というつもりで遊びつつも、「雰囲気が似ているからそんな気になれる」って程度の認識だったわけですが。 今改めてプレイしたら「いやこれ完全にD&Dじゃねーか!」となった(笑) パッと見「ビホルダーっぽい」このモンスター、「頭の目が少ない」「水中にいる」「ハサミがある」「下に触手うにょうにょ」と、完全にビホルダーの一下位種の「アイ・オブ・ザ・ディープ」まんまっていう。 ローパーなんかはまだ「D&Dのオリジナルモンスター」と思ってなくて「ドルアーガの塔にもいたよな、これ」くらいの認識だったんだよなぁ(笑) こっちは先月ネタにしたドラゴンスレイヤーにも登場していたガレブ・デュアさん。魔雲天ではない。 いわゆる「オーク」「スケルトン」「ゾンビ」なんて定番モンスターも含めれば、まぁやっぱり殆どD&Dのモンスターであることを再認識した。面白かった(笑) ところでカダッシュの「ゲーム設定上のモンスターの名前」ってどうなってるんだろ? プレイしてる分にはボスくらいしか表示されぬのだ。 |
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■ふたりソロキャンプ #5 先日、D&Dの新規キャンペーンの前段階練習プレイ時に、「一般装備品も購入済み」という前提で始めたはずなのに誰も手斧や山刀を持っておらず、伐採をバスタード・ソードでする羽目になり、「君たちサバイバルしに来てるんだから道具用意しないと!」となりました。ハチェットマチェット!!! まぁこうやって実際に困って学べるのだから、練習プレイの意味大いにアリということなわけですが。 元カノの「こっちで最後の彼氏」という言い回しに「あっちで今の彼氏がいる」ってことですよね、わかるわかる~となったわけですが(笑) その後のリアクションが、どうも未練が全く微塵も無いわけでもないような感じであり、「おや?」ともなる。しかし作品の構成的に焼けぼっくいインフェルノする様にも思えんしなぁ。 食うものと食わせてもらうもの。キャンプの指南をする者。野外活動技術を持たぬ者は楽しめて過ごせぬ野営地。あらゆる自然が満喫出来るキャンプの地。ここは都会生活から抜け出せる長野県の佐久平。雫にしみついた料理の匂いに惹かれて腹ペコな奴が集まってくる。 次回「連泊」 雫が飲むキャンプのコーヒーは、苦い。 バトリングは次なんだよな。 基本、パンツラインが透ける雫さんなわけですが。 師匠譲りの「食事中に全裸エクスタシー描写」は鳴りを潜めました。それでいいと思います(笑) 全裸はやり過ぎだと思っていたんで、パンツラインの風情を愉しむくらいが……!! モヤモヤしまくってるけどこれ、怖いとか以前に湿度が壮絶に鬱陶しそうに思えちゃうがどうなんだろ。 家ですら湿度高いと布団がジトって感じて「ぎええええ」と慌てて除湿かけたりすることあるが(笑) それはさておき、雫は第一印象の最悪ぶりから本当に別人のように可愛くなっていると新刊出る度に思う(笑) |
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■ペルソナ5R 可愛い星人過ぎて地球は大ピンチだよ。 即座にお二階へ連行して調査しないと大変なことになるよ。アルマゲドンだよ。 そのままの君でいて!!!!! いや元が結ってるのが悪いわけじゃないんだが!! こっちのほうがより好みなんだ!!!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター11 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 チャプター10 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 DM「じゃ敵のターンね。八夏を攻撃」 八夏「ぐぅ……」 モニカ「もうモニカ置いていけば?」 八夏「そんなこと出来ません!」 DM「……6点、3点……3点。組み付き対抗ロール」 八夏「……14」 DM「2点、2点。次」 ダスティ「これで行動を遅らせればいいんですよね。『大丈夫ですか、ヤカ殿。一緒に行きましょう』」」 八夏「では行きますぞ!」 DM「次は?」 レーグネン「アルブレヒト様、1点回復」 アルブレヒト「ヒャッホー」 レーグネン「で、私の番。『クラウス、やったか!?』」 クラウス「手応えはあった!」 レーグネン「そうか、では今度こそアルブレヒト様を運ぼう!」 DM「そうね、それでクラウスのターンで抱えて、次のレーグネンのターンで息を合わせて移動出来るからね」 レーグネン「じゃエンド」 DM「さて……じゃダスティを攻撃かな」 モニカ「頑張れ、耐えろ」 DM「……5点、3点。組み付き対抗ロール」 ダスティ「4。無理ですね」 DM「6点、1点。終わり」 クラウス「じゃヤカとダスティ組の移動」 八夏「では行きましょう。気を付けろ、ちょっと高い……」 クラウス「レーグネン、呼吸を合わせるぞ」 レーグネン「オー!」 DM「ハイホー、ハイホー♪」 レーグネン「敵のターン」 DM「なにも無いです」 八夏「お? では移動……と思ったけど、前が少し使えているから遅らせるか」 クラウス「じゃ先に移動します。『レーグネン、運ぶぞ! アルブレヒト様しっかり』」 レーグネン「運ぶぞ! いくぞ、クラウス!」 クラウス「ファイトー!」 レーグネン「いっぱーつ!」 八夏「言っちゃったー!」 DM「じゃそのまま進んでいくと陽光棒が復活したね。敵は追ってこないと思われます。もう面倒だから宣言しちゃう」 レーグネン「ならこのまま逃げ続けているうちにアルブレヒト様が復活します」 DM「アルブレヒト復活! アルブレヒト復活!」 アルブレヒト「もう大丈夫だ……さぁ、モニカも治してやってくれ」 レーグネン「もうヴィゴー・ワンドは……あ、そうだ。モニカ様のヴィゴー・ワンドがあった。『アルブレヒト様、よろしいでしょうか?』」 アルブレヒト「使ってやってくれ」 レーグネン「『では失礼して……』じゃモニカのベルトからワンドを取り出して使います」 DM「パシュン」 レーグネン「そういえば効かないんでしたね……『呪文が効かない!?』」 モニカ「……ヤカ殿、ヤカ殿!」 八夏「え? ……あ! 『レーグネン殿。先ほどモニカ殿が倒れる寸前、傷がふさがらないといううわ言を言っていたのだが、そのためじゃないか?』」 レーグネン「『回復が出来ないだと……』そういえば〈知識:宗教〉振ってなかったんで振らせてください」 DM「そういえばそうね、どうぞ」 レーグネン「……あ、1振った! 〈知識:宗教〉高いのにー!」 全員爆笑 DM「幸い回復しないからってみんなの行動が変わったわけでもないし」 レーグネン「〈知識:次元界〉でも振れるんでしたっけ?」 DM「こいつに関しては2つの知識のどっちか高い方で振っていいってことだから駄目だねぇ」 レーグネン「おのれシャドウ! アンデッドだからこんな能力も持っていたのか! 闇まで振りまくとは……」 DM「知識判定8程度じゃそっちのシャドウも知ってるかあやしいが」 八夏「モニカ殿がさっき言っていたのと名前が違うようだが、本当にそうなのか、レーグネン」 レーグネン「わからん……」 アルブレヒト「あれはシャドウ・デーモンで、よくシャドウと間違える奴がいるのだ」 レーグネン「……なんか凄く恥かかされているんですけど」 大笑い シャドウ・デーモンって約40年前が初出のモンスターなんだけど、超有名RPGに出てるモンスターの元ネタと言うかまんまと言うか過ぎるよね(笑) DM「えーと、お兄様。〈知識:宗教〉か〈知識:神秘学〉で振ってみて、高い方の結果を教えてください」 アルブレヒト「……両方とも27だな」 DM「では……普通猛悪ダメージというのは回復なんて受け付けない超絶凶悪な奴なんだけど、今のこれは呪文がかかろうとして弾かれる程度の余地はあると思った」 アルブレヒト「なるほど……今治りそうになったということは、おそらくワンドじゃなくてレーグネンが頑張れば治るかもしれない」 八夏「ということは、奴は偽物ということですか?」 アルブレヒト「猛悪に近い効果なんじゃないかな。そうねぇ……『呪われた傷』とか? 『レーグネンが万全の状態で高位の癒しを行えばこの呪われた傷は治るかもしれない。一旦戻ろう』」 レーグネン「なるほど、わかりました」 クラウス「じゃあ戻りますか」 DM「また1匹倒したぞ!」 一同苦笑 アルブレヒト「まぁ、あいついると面倒だし鬱陶しいから十分助かります」 八夏「……あ、そういえばディレイ・ポイズンの方がまだ……」 アルブレヒト「そうね……」 レーグネン「ただ今回は動けなくなるほどは食らってないから大丈夫かと。とりあえずここから離れましょう」 DM「撤収!」 アルブレヒト「後で毒の〈治療〉をしてくれ」 DM「今すればいいんじゃない?」 毒の治療は自身の頑健セーヴと〈治療〉技能をそれぞれロールし、「より結果が高い方」を最終的な頑健セーヴの値として用いることが出来ます。 例えばレベル4侍の八夏は頑健セーヴが基準値4+修正値3の7あるわけだけど、レーグネンの〈治療〉技能の修正値は+10ありまして。ゲームの仕様上、セーヴよりも技能の方が遥かに容易に底上げ出来てしまうので、大抵は〈治療〉技能が大幅に優越することになります。これが頑健セーヴの低いクラス相手ならばさらに圧倒的。そして殆どの毒は〈治療〉する余裕さえあれば治せてしまう程度の難易度しか設定されておらず、恐ろしい猛毒で知られるワイヴァーンの尾の毒であろうと、レーグネンがテイク10で判定すればあっさり解毒できてしまうので、ディレイ・ポイズンで「毒の効果が現れるのを数時間遅らせる」ことに成功している時点で、もう毒なんて楽勝なのでした。 ちなみに〈治療〉技能は、その名のイメージからすると「ある程度の怪我の治療=HP回復」が出来そうなイメージだけど、それは無理で。「マキビシを踏んで足を怪我したんで、移動力低下」みたいな「怪我」は治せても、「総合的な防御キャパシティの数値化」である「ヒットポイント」は、別に怪我してるわけでもない扱いで、治せないのであった(まぁロールプレイの指針としては怪我してる扱いにすることは多々あるけど)。なので主な用途は「毒と病気の治療」となるわけだが。 正直呪文でどうとでもなり過ぎる世界というのもある上に、ヒ素みたいな猛毒ですら頑健セーヴ目標値が13しかないので、〈治療〉技能0ランク(なんの医療知識も無いド素人)のレベル1のキャラでも、判断力が12以上あって、街で普通に買える治療道具さえ使用すれば、「ヒ素飲んだ人間を簡単に完治させられる」という「この世界の医療レベル高過ぎでは?」「いやそれ以前に人間がタフ過ぎでは?」状態で、ぶっちゃけ「わざわざ貴重な技能ポイントを割いてまで育てる価値は薄い」と認識されてたのですが。 ある日突然《治癒呪文増幅》という「回復呪文の回復力を呪文レベル×2点増やす」なんて超絶強力絶対取得これ取らないとかデッキに強欲な壺入れないくらい意味わからないレベルの超必須特技が追加され、その取得前提条件が「〈治療〉4ランク」だったことから、一気に「皆最低でも4ランク持ってる技能」となったのでした。 なお、「どんな敵も圧倒的な戦闘力で蹂躙するから回復なんて要らねー」っていう「サプリありあり環境」で遊ぶパワープレイヤーの皆さんに関しては、別に必須ではない。D&Dはアンリミテッド環境にすると、異常なまでのインフレ状態に陥り、「禁止・制限カードの存在しないTCG」状態になるのであった。なのでDMが「同じレベルのインチキコンボを駆使する」ことで対抗しない限り、「ルール上適正とされる範囲の脅威度且つ基本データの敵」なんて出しても、一方的に虐殺されることになる。 D&D3.5版の公式リプレイである本作でも、最終シナリオが15レベルパーティー+日本語サプリ全部オッケーという環境で、熟練プレイヤーがパワフルなキャラクタービルドしてしまったもんだから(だがそれでもフルガチではない)。 その結果、登場する「適正範囲内脅威度のモンスター達」は、片っ端から瞬殺されまくることになる。 あまりの蹂躙ぶりにDMに同情するしかない。そりゃ公式リプレイで「メーカーが売ってる商品の〇〇は強過ぎるので制限します」とか言えないし「強力な構築を前提にした難易度のシナリオ」も駄目だろうしなぁ。こうなるのはしょうがないよなぁ、という(笑) でもモンスターが辛うじて一矢報いれた可能性があるシーンで、「パーティー全員知識判定に失敗したのに、プレイヤー知識で敵の能力を知っているから、全力で阻止」は流石にどうかと思った( ・`ω・´) しかもこの画像だけだとリューマは「武器取られてましたね」と言ってるけど、前のページで「前世の記憶がささやくんですけど、武器壊されるたりするんじゃなかった?」と発言しているのな。 ちなみにDMの柳田さんは、僕のD&D経験の中でプレイヤーしてて一番楽しかったDMで尊敬してます( ・`ω・´) 閑話休題 アルブレヒト「結局あの倒れていた男はなんだったのだろう? そういえばダスティ、奴が持っていた物を持って帰ってきてたんだっけ?」 DM「〈知識:神秘学〉で調べることは出来る。ところで、お兄様。そのナイフ、持つ?」 アルブレヒト「持った! ……持っちゃった」 一同爆笑 八夏「持っちゃったって……」 モニカ「また熱い好奇心が……」 クラウス「飛び出しちゃうくらいですから」 アルブレヒト「……22」 DM「じゃあ、マジックアイテムじゃないんだけど、祭事とか呪術用の短剣だね」 アルブレヒト「『エルマー』とか書いてある?」 DM「そんな愛用品じゃないと思います」 ダスティ「調べた時に顔って見てますよね?」 アルブレヒト「顔が見えるタイミングじゃもう暗かったんじゃない?」 ダスティ「そうか……」 モニカ「残念」 DM「あと持ってきたポーションの方は〈製作:錬金術〉で調べればわかるかも」 ダスティ「さすがにないなぁ」 DM「『ペロッ……これは青酸カリ!』とかあるかも」 八夏「死んでしまう」 ダスティ「そんなことしませんから、コナン君は……」 DM「やはり10分くらいで帰ることになってるな」 レーグネン「いえいえ、20分は頑張りましたよ」 アルブレヒト「リドル即答したのにあんな時間かかるなんて」 DM「お兄様、英断だったね。『相談なんかで時間使ってる場合じゃね、俺が先に当てる!』っていう」 ダスティ「その結果が飛び出すことに……」 アルブレヒト「何で止めないんだ、お前たち!」 八夏「止めたいって言ったじゃないですか! AP払ってでもって!」 アルブレヒト「使えよ!」 モニカ「もうあのタイミングじゃ使っちゃダメなんじゃ……」 DMとしては有利不利は関係無く、お兄様のプレイヤーが「このキャラならそうする!」と確信して「ロールプレイ」をした結果だったので、プレイヤーが「なにがどうあろうとAP使って阻止します。アルブレヒトの意志もロールプレイも関係ありません」くらい断固とした「キャラクター性を故意に曲げるという、現実改変への覚悟」が無い限りは、巻き戻しは認めないかなぁ。 ちなみに八夏は「AP払ってでも止めたい」とは少なくとも「DMに対して」は言って(聞いて)ません。書き起こしにも載ってないし(そして書き起こし担当は八夏のプレイヤー)。 ダスティ「まずは飛び出さないようにすることを考えましょうよ」 レーグネン「いやぁ、本当に美しい飛び出しだったので。イニシアチヴ振るぞってタイミングで『あれ、前にいるじゃん!?』みたいな感じでした(笑)」 アルブレヒト「ラインの後ろから飛び出してやったぜ(ドヤァ」 レーグネン「全てを過去にする完璧な飛び出しでした」 クラウス「止める暇もなく」 DM「もう駄目だ。早過ぎて追いつけない(笑)」 八夏「天皇賞で1位取れますよ」 DM「クリアマインドって感じだな」 Don't give up justice, I want to get truth! 時代の最先端を逝く男。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 潰走中……じゃなくて回想中の『なんで止めないんだ』はもちろん冗談ですよ! 本気で他に責任を押し付けたり八つ当たりしているわけではありませんとも、ええ。 念のため主張しておきます! さて、なんとか離脱はさせてもらえた以上、命さえあればなんとか巻き返せるはず。 まだ挽回は可能……! 多分。 それにしても、すごいパワー>公式リプレイ ちらっと出てるページだけでも、初期にうちの卓で使って『うん、これやめようね』となった能力がいくつかみられます(笑) ・モニカ 前回コメント補足としては、その無茶な考えの所為で皆さんに迷惑をかけてしまったところですので反省はします。 自分の命を守れないものが他者の命を守れるわけがないのですね、肝に銘じます。 公式サプリの強い特技、やってみたさはありますが無双になっちゃいそうですね。 お兄様の行動に関しては私はとても面白いと思いますし、場合によっては「全く、お兄様ったら勇敢にも程があります!」みたいなお叱りムーヴもできるのでオッケーなんですよ! キャラの戦闘力がおかしなことになるのに加え、神様に幾らでも「ハイかイイエで答えられる質問」が出来て情報収集は完璧な上で、ゴールまでのルートと罠が全部わかる呪文で突破して……みたいなゲームになるね(笑) そしてDM側も「じゃあ敵も同じことするね」となったら、一時期の遊戯王の「ガチデッキ同士は、じゃんけんで先行取ったほうが勝つ」状態に。 ・レーグネン 脱出! ひとまず部屋から出てこないようで、命拾いしました。 恐ろしい敵でした。 知識ぃ! 修正値もそれなりにありますが、お話にならないレベル(笑) アルブレヒト様が詳しくて助かりました。 《治癒呪文増幅》は始めた頃は度々忘れたりしてましたけど、結構な増幅量なので本当にアドなので。忘れないように。 公式プレイ、なんかすごい数字が飛び交ってる ・八夏 フィギュア組体操で高いメタルフィギュアを使用するときは落下等破損に十分注意して撮影しようね! なんだか肝心なところで出目に嫌われているような気がするレーグネン。 知識高いのに出目が低いと起こる悲劇を垣間見てしまった気分である。 兄妹が高い目出していたのがよかったのか悪かったのか…まぁ「モニカに恥かかせるよりはいい」とか言いそう(オイ とりあえずアルブレヒト様にはその瞬発力から「ツインターボ」の異名がつきそう(笑 ・ダスティ 一時はどうなるかと思いましたが、なんとか逃げることができました。もっと追撃があるかと思ったけど……逃がしてもらえた? 余裕なのか、何か理由があるのか? なんにしても、何かしら打開策が必要なので、そのきっかけになればと、せっかく持ってきた短剣がまさかの呪いのアイテム……? と、思わせるようなふりにはドキッとしました。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版「フローラントの金属(の一部)」 リプレイにも注意書きしてますが、これはD&Dの公式設定ではないことを強く強調しておきます(笑) ●金 基本的な性質は現実に準じ、現実でも様々な工業製品で触媒として用いられているように、この世界でも魔導の触媒に多用されている。 というかその需要が極端に高い為、現実の古代~中世よりも価値が非常に高い。この世界に於ける錬金術は、「金を錬成する技術」ではなく「金属で錬成する技術」の略であり、その最たるマテリアルが金なのである。 なお、触媒として極めて高性能な反面、武具の主素材としてはその金属的な剛性の低さと過剰に高い比重が相性悪く、用いられることは殆ど無い。 ●銀 フローラントは金が極めて貴重なので、通貨としては「程々に貴重」な銀貨が主流である。ただしこちらもその用途は非常に多く、様々な「銀系金属」が存在している。それゆえ供給量が多い分価値が抑えられているが、重要性では金に引けを取るものではない。 ●銅 様々な用途に活躍する超重要戦略物資。金銀銅全部そうだけどな!! というわけで庶民としては銀貨よりもよっぽどお世話にあるのが銅貨。鉄鉱石と比べたら銅鉱石は大きく産出量が少ない分で高価なのだが、技術的なコストは鋼鉄の方がかかっていたりする。青銅は加工が容易なので大量生産する貨幣に向いている。 フロウ社会ほど技術レベルが発展していないモンスター種族の中には、未だ青銅製武具の時代な場合もあるし、フロウ社会にしても田舎過ぎたり貧乏過ぎるとお世話になる。 ●鋼鉄 現実同様、最も基本的な金属。 そして現実同様に「一口に鋼鉄と言っても様々な種類がある」のだが、それをいちいち区別していてはゲームにならないので一纏め。 当たり前のように手に入り、大して価値が無いかというと全くそんなことはなく。 カタログスペックの出る品質の鋼鉄と鍛冶技術は十分に貴重であり、名も無いモブは質の悪い鉄と技術で造られた粗悪品を使うのが常である。自分達の恵まれた環境を自覚せよ。 ●錬金術銀 錬金術的な加工が施された特殊な銀の一種。 というか「錬金術的な加工が施された銀」は無数に存在する為、これはあくまで通称。正式名称は「簡易聖別加工済み聖銀(Simplified consecrated processed holy silver)」である。 主に武器の外殻として接合処理され、その名の通りデヴィルやアンデッド等の邪悪な存在に効果を発揮することが多い。鋼鉄と比べ金属的な強度は劣る為、威力が若干低下し、耐久性は著しく落ちる。 ●冷たい鉄/抗魔鋼 嫌魔性の高いマディギルフ鉱と鉄の合金。 デーモンや妖魔といった類に効果の高い性質を持つ反面、魔力を付与するには向かない性質も併せ持つ。正式名称は「抗魔鋼アオゲンシュテルン」で、冷たい鉄はフローラント的には存在しないゲーム用語。 かつては魔法の武器として抗魔能力を付与していたので遥かに高コストだったのだが、効果は落ちるも最低限の必要は満たせる性質を持つ合金化に成功したことで一気に低コスト化が進んだ。 抗魔性により、セーヴにファンブルした場合など、アイテム単体でセーヴする必要がある場合にボーナスを得られる。 ●ミスリル銀 ティスリが遙か太古より継承し続け、今では世界に広まった由緒ある魔導金属。MithrilはTithriから転じたと言われている。 鋼鉄を遥かに上回る強度と軽量さを併せ持ち、「理想の金属」「完璧な金属」「真の鉄」「神銀」など様々な賛辞による別称を持つ。 魔導との高い親和性を持つ為、精霊が嫌金属的性質を持つ故に防具に制限のある精霊使いも、ミスリル銀製の中装鎧ならば許容範囲となる為、ティスリが好んで纏うミスリル銀製チェインメイルと言えば全精霊使い垂涎の品である。 武器として使うことで特になんらかのダメージ減少を克服したりはしないのだが、高い耐久性を持つ故に、名のある魔剣はミスリル銀製なことが珍しくない。 高性能であるがゆえに扱うには高い技術と設備を求められ、腕利きの鍛冶屋を指して「ミスリル屋」「ミスリル職人」と呼ぶ場合もある。 呪甲装兵の主構造材はミスリル銀製で、騎士級以上となると鋼鉄は一切使われていない。 ●アダマンタイト 呪甲装兵の武器や主装甲材として多用される魔導合金。金剛鋼とも。 機神に使用されている対竜不滅超合金ウンシュテルプリヒカイト・べフライア鋼を目標としつつ、実現可能なレベルまで大幅にダウングレードした結果、材料も性能も性質も完全に別物となった。 それでもミスリル銀を凌駕する強固な硬度性能を誇り、鋼鉄製の城門ならばある程度魔力強化されていようと容易く粉砕する為、呪甲装兵用武器としての普及に比例して多くの城門が逐次アダマンタイト製に切り替わっていった。それ故「徹甲石」「破城鉄」とも呼ばれている。 硬過ぎることの代償として恐ろしく加工が困難で、とにかく高コスト。相応の設備を備えた大工房でしか魔鉱石からの精錬すら不可能で、所在は工業都市に集中している。「アダマンティン・マイスター」の称号は鍛冶師の大きな栄誉として用いられる。 ●緋緋色金 主に日輪で精錬され「太陽鋼」とも呼ばれる合金。その名の通り赤い金属で、常に蜃気楼の如く刀身の周囲が揺らいでいる。 鉱脈自体は世界各地に希少ながらも存在するが、その精錬技術は日輪鍛冶師にとって門外不出、秘中の秘とされ、秘密を守ることのみを目的とした忍者組織「緋緋色衆」も存在するという。 極めて高い鍛接性を持ち、鋭利さを必要とする武器の素材に適している為、武士の主武装である刀や槍、そして弓に最も相応しい金属であると日輪の鍛冶師達は自負している。 名にし負う業物の多くは緋緋色金製で、武士にとってそれらを手に入れることは大きなステータスとなる。 ●マディギルフ鉱 これまで魔鉱石の鉱脈は霊脈の流れに集中するのが常であったのに対し、霊脈と無関係な場所に鉱脈が存在するのが特徴の、嫌魔性の高い鉱物。 魔導によって精製及び加工するのが常であった時代には、その手間から実験用封魔空間構造材や、超高コストをかけても必要な対魔装甲材等の狭い用途が需要の大半で「無価値ではないのだが、そう貴重でもない」といった存在だったのだが。その嫌魔性を利用した抗魔鋼アオゲンシュテルンが発明されたことで、一転して大きな需要が生まれることとなった。 ●クヴェルコ銅 比較的容易に手に入り、加工難度を上げることなく良好な硬度と防錆性能を付与出来るため、銀貨の耐久性を上げる為に3%程添加されることで知られる。 その名はヴィーリオン最大の造幣所が存在する工業都市クヴェルコに由来する。 ●対竜不滅超合金ウンシュテルプリヒカイト・べフライア鋼 機神の主構造材に使用されている魔導金属。 成竜程度のブレスならば傷一つ付かず、仮になんらかの攻撃によって損傷したとしても魔力が供給される限り即座に「再構築」する、チートじみた不滅性を持つ。 ある程度の自己修復能力を持つ魔導装甲ならば機神ならずとも備えている呪甲装兵は存在するのだが、空間ごと消し飛ばされても完璧な状態に戻してしまう無節操さは機神のみが持ち得る特性。 過去から現在に至るまで幾度となくリバース・エンジニアリングが試みられているが、お察しください。尤も膨大な魔力を必要とする為、そもそも機神でもなければ宝の持ち腐れとなりそうではあるが。 なお、金属としての解析は遅々として進んでいないものの、魔導による擬似リッチ化はこの金属の持つ不滅性からヒントを得て編み出されたものらしい。 ●神造金属オリハルコン 善寄りな神々の武具に使われている金属。 「神々の真金」「煌銀」とも呼ばれ、魔装機神や聖衣の材料でもある(無い 極稀に神から下賜され、強力な神器の材料にされる。 尋常じゃない強靭さを備える上に自己修復機能が付与されるのが当然レベルの加工を施される為、そうそう壊れないし欠けた程度ならば破片さえ集めればどうにかなる。完全に壊れたらジャミールに行く必要がある(だから無い 聖剣と呼ばれる名剣は数多在るが、オリハルコンが用いられた超名剣は「神聖剣」の名を冠されることになる。もちろん「神聖鎧」「神聖盾」もあるぞ。 “滅赤の聖剣使い”こと、伝説の聖罰騎士アーデルハイトが携えていたライニゴンスフォイアは最も著名な神聖剣である。 一部の機神にもオリハルコン製の武装が施されている場合があるが、これは初代の使い手が聖職者だった場合が殆ど。本体のように出鱈目な不滅性は持たないので、一度ロストしたら取り返しの付かないことになる。 「俺の神聖槍ブリッツシュラーク・オータイルスがぁぁぁ!!(瞳がB)」 ●巨兵金属ティタニウム 星渡の民の遺跡で発掘される金属の一つ。 その名は彼らの神話における強力な神々に由来するらしい。 厳密には彼らの主力であった人型機動兵器AFの装甲材に使用された超合金であり、現代にあるチタンよりも遥かに高性能……らしいが、今となってはそれを知るのも世界に数人。 鋼鉄を遥かに凌駕し、著しく魔力で強化された状態のミスリル銀に匹敵する「硬度と軽さのバランス」を持つ恐るべき金属だが、どういうわけか魔導との親和性が低い上に、溶かして再加工すると極端に性能が落ち、曲げたり削り出すしか無い。となると「再加工が超大変」なことを許容してまで使うかこれぇみたいな状態である。 加工の制限からただでさえ用途が限られる上に、同じコストをかけるならそれ以上に強力なミスリル銀製やアダマンタイト製の武具が造れてしまうのである。 それでも叡智神教会が買い取ってくれるので、「価値のある金属」とは認識されている。擱座したAFの残骸でも発掘しようものなら大儲けである。昔はゴロゴロとそこら中に転がっていたらしいが、そういったわかり易いのは軒並み回収されてしまっている模様。 世界列強各国が開発中の呪甲装兵の中には、ティタニウムも組み込んだ複合装甲が施されている試作機が存在するとかしないとか。 ●超合金J イラスト:GEN 超鉱石カイザニウム、輝蒼焔鉱、ミスリル銀その他から精錬される超合金。 輝皇武神ジャスティスカイザーに多用されているらしい。 精神感応性質を持つ。要するに「気合で性能が変わる」。 |
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■マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。 #1 前々から読もう読もうとは思ってはいたので、漫画版をきっかけに原作に移動。 CD&Dの36レベルマジックユーザー……というには大幅に弱体化されているものの、まんまにするとマジでダーク・シュナイダーじみたことになってしまうやつなんで、そこはお話を成立させる上で已む無し要素。 例えば作中では「魔法は超強いが接近戦は超弱くて手も足も出ない」設定だけど、CD&Dのマジックユーザーは36レベルともなればネームレベルの戦士よりも命中とHPが高いので、指輪物語のガンダルフが近接戦闘でも十分強いのと方向性を同じくする(笑) 精神操作呪文への忌避感が「おお、うちの世界設定的にも合致する素敵なやつ」となってニヤついたりした。 無論俺が同じ立場ならエロいことに使うこと請け合いだが!!! これはエロ作品ではないからな! 主人公の倫理観は好感が持てる方が楽しめる!!! まぁこの辺躊躇しないダーク・ファンタジーもそれはそれで好きだけどね。D&Dのマジックユーザーでそれやると輪をかけて手の付けられない無敵振りになっちゃうから、話作り大変過ぎる。D&Dの「公式作品」ですら「ゲームにある○○使えばいいのに」みたいなツッコミどころだらけで、「原作が強過ぎて物語にならないからしょうがないでしょ」状態なのだ(笑) 先日のロードス島戦記の感想でも書いたが、この手の問題はTRPGという「コンピュータRPGと比べて搦手のバリエーションが尋常じゃない媒体」を原作にする物語共通の宿命であると言えるかも知れない。「ゲームとしては便利だが、物語としては身も蓋もない」呪文がどうしても、な! |
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■ペルソナ5Rを再開した プレイ開始直後、新キャラに眼鏡っ娘が出るということを善意で教えてくれた人への恨みを思い出した(えー |
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■プレゼントありがとうございます!!! 昭和の世界からプレゼントが!!! なにをトチ狂ったか邪聖剣ネクロマンサーを開始する俺。 このメッセージだけ見ると完全に人探しの依頼である。 死霊の軍団で魔物を打ち破ってみせらぁ!!! この情報の街、一度東回りで川を迂回して北に抜けた後南下した西側にあるんだぜ。酷いよな(笑) この手の「嘘は言ってないよ?」ってしたり顔するのが大好きなマスターとは遊びたくないやつ。 アルラウネと言えばファミコン版女神転生の可愛いグラフィックのイメージだった頃なので「全然可愛くない!!」とショックだった思い出。 なお、このあとリーパーが次々と仲間を呼んで手に負えず死ぬことになる(笑) ラスボスがアザトースだけあり、こんな奴も出てきます。 なお、このあと攻撃がろくに通じないことで手に負えず死ぬことになる。 頂いた本の方。 いきなり夢の対決過ぎる記事が俺の胸を熱くする。フルサイズで堪能したい(笑) いや実際、神社仏閣行くと「魔物がここを攻めたら、これがゴーレムとして動き出して迎撃するんだよな」って考えちゃったりするじゃん!? 名前ーっ!!! よりヤバい名前ーっ!!! ナチスガス殺法ーっ!!! 胴体の顔が怖過ぎるわ!!! あとミツバチデカ過ぎ!! ベルゼバブも驚愕の圧倒的スケールかよ!! ロシュの限界!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター10 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 クラウス「次は私か。『アルブレヒト様を救いに行かなければ!』と言って後ろに……」 DM「またすし詰め状態になってきたな」 レーグネン「なら私も後ろ行くから私の後に行動遅らせて」 八夏「えーと、私の移動アクションでモニカ殿に武器を差し出せばいいんですよね?」 DM「そうね、移動アクションで差し出して八夏の手番は終わり。で、モニカの移動アクションで受け取って呪文かけて終わり。次」 アルブレヒト「……はぁ~…………ダメだ、打つ手が無い……」 レーグネン「後ろに行かれたアルブレヒト様が攻撃されたようです!」 モニカ「レーグネン、お兄様を頼みます!」 レーグネン「『はい!』……って言ったけどもう回復がほとんど無い」 クラウス「ではクラウスも追い掛けます」 DM「あ、そういえばモニカに機会攻撃するの忘れてたな。まぁどうせダメージ大したことないから呪文は失敗しないだろう……あ、ファンブルした」 モニカ「やった」 DM「ちなみにこの調子でモニカがダメージ受け続けると倒れた瞬間モニカ100%死ぬんだけど、なぜ君ら戦い続けようとしているのか……マスター、可愛いモニカちゃんを殺しちゃいそうで心配なんだけど」 勝ち目が見えて無いのに逃げる気ゼロで消耗戦を続けると! なんと!! キャラが死にます!!! ダスティ「お兄様のデイライトにかけてる感じですよね」 アルブレヒト「モウダメダー」 モニカ「だって逃げられそうもないし……」 DM「モニカに4点と4点。組み付き対抗ロール……は、抵抗した瞬間に昏倒するから関係ないかな。2点と……あ、またファンブルした」 モニカ「じゃクローズウーンズします」 DM「どうぞ、でも効かない。以上」 モニカ「え?」 DM「モニカは判定成功しているから、こいつの攻撃には回復魔法が効かないことを知っている。邪悪過ぎて。俺が教え忘れてたからクローズ・ウーンズは使って無いことしていいです。ごめんなさい」 レーグネン「それは困ったなぁ……」 DM「最初に猛悪ダメージは回復しないって言ったじゃん? 俺が口滑らせちゃった奴」 モニカ「言ったっけ? 記憶の彼方に飛んじゃってた」 DM「言ったよ。ごめんね。それで説明した気でいた」 モニカ「じゃあ断末魔で『回復は、でき、ま……せん(バタリ)』」 八夏「モニカ殿ー!」 モニカ「これもう駄目じゃないかな」 DM「あとお兄様の方も当たり……13点」 クラウス「あ……」 ダスティ「デイライト使う前に……」 アルブレヒト「-6……」 DM「以上です」 ダスティ「えーと……とりあえず倒れていた男が持っていただろう物を探り当てて……手触りでなんだかわかります?」 DM「ナイフみたいだと思った。あとポーションっぽい物だと思った」 ダスティ「ナイフかぁ……じゃ無駄かもしれませんが、取ったナイフで魔法陣を……」 DM「いや、取ったところで手番終わりだね」 ダスティ「もうやれることが……」 八夏「魔法はかけてもらったから、武器を構えなおして……でもどこにいるかはわからないままか……ど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な……」 アルブレヒト「…………AP使って強制割込みします。もう無理です。打つ手が無いからモニカ掴んで逃げてください」 今までかなりカジュアルに「昏倒したまま発言していたお兄様」ですが、厳密にはこうやってAP使わないとダメなのです(笑) 八夏「持てるのかなぁ……これはまた掴もうとするとしゃがんだり色々かかりますよね?」 DM「まぁ全ラウンドアクションだね。幸い位置はわかってるけど」 モニカ「ダスティにも伝えてあげてくださいね」 つまりこれも本来はAP使わないとしちゃいけない行為です(笑) 八夏「『ダスティ! 状況が悪過ぎる! 逃げるぞ!』で、モニカ殿掴んで終わり」 ダスティ「そうなんだぁ……」 DM「この中で一番悠長なのはダスティだからな」 八夏「でもこれ掴んで引きずっていったら死んじゃいません?」 DM「プレートアーマー着てるから平気だね。お兄様は柔肌だからダメだけど」 モニカ「ついでに私のハルバードもお願いします」 アルブレヒト「それは無理では……」 DM「ちなみに持ち上げても引きずっても移動速度変わらないから」 八夏「全力でも4マスか……」 DM「いや、1マスだね。暗闇の上最大荷重突破してるから」 八夏「そうでした……」 DM「こんな時にスライドがあれば……」 アルブレヒト「フローティング・ディスク~(例のSE)」 DM「そうな(笑)」 アルブレヒト「持ってるよ?」 一同苦笑 使い手が昏倒しててはどうにもならない。 フローティング・ディスクはD&Dの作者の息子の「たくさんの財宝を持って帰りたい」という願望から生み出されたという伝説が有る呪文で、いわば魔法の荷台。術者の後方を自動追尾して、術者レベル×100ポンドの重量まで運んでくれるタフなフォース・フィールドだ。主に財宝ではなく仲間の死体を運ぶのに使われる。右は異世界マンチキンのオマージュ版なので若干効果違うが、実際問題「浮遊担架」としてとても有効(笑) DM「パラディンだったら聖なる軍馬召喚できたんだけどねぇ。次は?」 レーグネン「自分か。スピリチュアル・ウェポンも時間切れで消えちゃったなぁ。『我が神の威光が……』とりあえずアルブレヒト様のところまで移動して、しゃがんで終わり」 アルブレヒト「キュアしてくれぇ~」 当然この発言も本来APを以下略 レーグネン「あぁ、そうか。標準アクションで普通にキュアして止血すればよかったか」 DM「まぁ使ってもいいけど(優しい)」 レーグネン「じゃあキュア・マイナー・ウーンズで1点回復」 アルブレヒト「1点?! もっと! もっとください!!(バンバン)」 当然この発言も本来A以下略 レーグネン「もう他に無いんで……」 アルブレヒト「そうだったーー!!」 全員爆笑 DM「せめてヴィゴーのワンドにしてあげて」 レーグネン「そっちか!」 DM「ただ武器落とすよ?」 レーグネン「じゃ武器落としてヴィゴーのワンド使います。一応APは払っておきますね」 DM「キュア・ライト・ウーンズのワンドは無いの?」 レーグネン「無いです」 DM「意識が戻らん……」 ヴィゴーのワンドは「毎ラウンド1ポイントのHPを回復する呪文、1レベル術者なら11ラウンド継続する」で、キュア・ライト・ウーンズのワンドは「1d8+1ポイントのHPを即座に回復する呪文」なので、必要な状況に合わせて使い分けられると便利なのであった。 レーグネン「とりあえず止血は出来ました。『クラウス、逃げるぞ!』」 クラウス「アルブレヒト様に〈治療〉をしても回復はしないんですか?」 DM「このゲーム、〈治療〉じゃ回復はしないのよ」 〈治療〉はダメージそのものに関しては無力で、昏倒や何らかの出血を強いる特殊攻撃に対する止血、毒や病気の治療補助がメインの使い所です。まぁそもそも「HPダメージ」って「全部怪我している」わけじゃなくて「防御能力許容量の数値化」ゆえにっつーことですな。 クラウス「じゃ私も隣まで移動します」 DM(だからなんで君はいつもそうあっさりと後方に味方を残して逃げられるの!? モニカ死ぬよ!?) レーグネン「代わりにクラウスが背負ってもいいかも。筋力高いし」 DM「どっちにしろ荷重制限は越えるだろうけどね。ただ2人で一緒に持ってエラホラサッサするなら荷重半分になるから移動力半減だけで済むよ」 レーグネン「ただそこに敵がいるんですよねぇ」 DM「そうね、機会攻撃恐れずに敵を無視して突っ切ることも出来るよ。2人で持つと打たれ弱くはなるけど」 モニカ「アラホラサッサする?」 クラウス「行きます。とりあえず全力移動してレーグネンの所へ」 DM「じゃ機会攻撃だ……当たり、6点。クラウスもディレイ・ポイズンだっけ? なら食らったことは覚えておいてね」 レーグネン「敵のターン」 DM「八夏に攻撃するかぁ……まぁ当たるよな。3点、3点。組み付き対抗ロール」 八夏「出目4じゃどうにもなりませんな……」 DM「1点と6点。クラウスの方……13点……あと8点。以上」 ダスティ「全力移動して……」 アルブレヒト「……あれ? 何してるの?」 ダスティ「逃げろって言われたので」 アルブレヒト「1人で? モニカを2人で持たずに? なんで?」 当然これまたAP消費どころだが、兄の怒りに免じよう。 ダスティ「あぁ、そうでしたね。じゃ……モニカの近くに移動して、モニカを担ぎました」 DM「半アクション残ってるから担ぐアクションに入ったところだね」 アルブレヒト「ちゃんとヤカと声かけあってね」 DM「そうね。さっきのもただ『担ぎました』じゃなくてロールプレイで言って欲しいな。ロールプレイがよかったらある程度ルール無視してOKすることもあるけど、システムメッセージでしかしないなら全部ルール通り処理するぞ」 ダスティ「わかりました。えーと…………『モニカさんはここですね。じゃあ俺もこちら側を担ぎます』と言って担ぎます」 DM「…………君の精一杯は受け止めたよ。なんでそこまで冷静な口調……」 アルブレヒト「ヤカと一緒に持つんだから、ヤカに一言なんかあった方がいいんじゃない? 『こっちはまかせろ』とか」 DM「まぁいきなり『熱の入ったロールプレイしろ』って言われても困るもんな。次」 八夏「ダスティ、掴みましたね! 次のタイミングで逃げますよ!」 ダスティ「了解です」 DM(この温度差ぁ!) ダスティは発言こそ非常に積極的に行ってくれるのだが、その殆どをプレイヤー発言で進めようとするのだ!!!! 編集でだいぶカットされてるから、リプレイではメチャ減ってるけどね!!!(笑) 八夏「えっと、これで持ち上げたんで次から一緒に動けるんでしたっけ?」 DM「次ダスティの手番が来たら八夏まで遅らせるってすれば、次の八夏のターンから一緒に移動出来るね。次」 アルブレヒト「ささやかな1点回復」 レーグネン「『いくぞ、クラウス!』と言って私もアルブレヒト様掴んで立ち上がります。これで終わりかな」 DM「……ワンド捨てなきゃ持てなくない?」 レーグネン「ヴィゴー・ワンドがーー!」 全員爆笑 モニカ「口に咥えてなんとか」 レーグネン「三刀流ですか」 DM「そうだ、お前にはまだ尻の穴がある!」 レーグネン「それ明らかにそっちの方が大変じゃないですか!? それ出来るならベルトポーチに突っ込めますよね。あー、ヴィゴー・ワンド10回分がー……しかし、お兄様には代えられん!」 モニカ「10回分はヤバいなぁ。めっちゃ勿体無い」 レーグネン「ワンド捨てて立ち上がってエンドです……」 クラウス「これでもう動けるんでしたっけ?」 レーグネン「クラウスはまだ担いでなかったような」 DM「さっきと一緒で息を合わせて搬送するぞってすれば、次のレーグネンのターンからエッチラオッチラ移動出来るね」 クラウス「でも今めっちゃ攻撃されてますよね」 DM「それは我慢するか反撃するかどちらでも」 モニカ「運ぶなら我慢するしかないと」 クラウス「明るい場所まで耐えられると思う?」 DM「どこまで闇が続くのかはわからないよ。もう暗いというより目の前がインクで塗り潰されてるって思った方が早い」 レーグネン「ただここの敵を蹴散らさないと後続も安心して出られないよなぁ」 DM「そうね、そういう考えも出来る。で、もう時間が無いぞ」 写真では立ってますが、アルブレヒトは昏倒中です(笑) クラウス「えーと……前方攻撃します!」 モニカ「かっこいい!」 DM「どのマスを攻撃しますか? あ、でもさっき全力攻撃喰らったから位置はわかるわ」 クラウス「じゃそこに向かって……マインドブレードと心霊斬とサイオニックも使って……お、28」 DM「当たるね」 クラウス「……26点!」 DM「26!? ダメージ減少ぶち抜いてきたなぁ……断末魔が聞こえた」 一同喝采 DM「…………あ、ごめん。完全視認困難の50%ミスの方でスカッてた」 一同『えーーー!?』 モニカ「APでなんとかなりません!? 拍手までしたんですよ!」 レーグネン「全員1消費しても価値はあるな」 DM「えーーー? …………しょうがないなぁ、AP使って当たったことにしていいよ。今回だけだからね」 一同『ありがとうございます!』 モニカ「これは当たってなかったら心が悲しくなっちゃう奴ですし」 DM「ここで単なる行動宣言じゃなくて熱いロールプレイしてくれてたら迷わず認めてたなぁ。こういうことですよ、『ロールプレイが奇跡を起こす』っていうのは。APだって本来はドラマティックに盛り上げるためのギミックなのに、皆『AP使います』しか言わない。これだって精一杯ロールプレイしていれば、より大きな効果を引き出せたりするかもしれないのに」 クラウス「ここを切り抜けないと……こいつを倒さないと後続のみんなも襲われてしまう! みんなが助かる道はこいつを倒すしかない! 光さす道となれ!! マインドブレード!!!』」 DM(そこは武器の名前ではなく、技の名前(心霊斬)ではないだろうか) モニカ「かっこいいー!」 アルブレヒト「ダークネスが晴れた!」 八夏「さすがにそれは……」 DM「次からは言われずにやりましょう」 一同『はーい』 まぁ言われずにやれたらそれはもう立派な上級者なわけですが。あまりにも全然してくれないのも寂しいのである。 Don't give up justice, I want to get truth! アルブレヒト専用特技:《常時テレパシー》 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ダークネスの範囲から離脱しようとして部屋の外に出ていたのと、真っ暗闇で状況が把握できないということで、戦況への発言を必要以上に控えてしまった。 現状を維持しながらの照明の再点火にこだわらずに、すぐに総撤退を呼びかけたほうが良かった。 一度敵と当たった後に、対策のために一旦引くのが必要なことはしばしばあるのである。暗闇では本当にどうしようもないのは経験ずみであるからして! ・モニカ レーグネンの回復が無いのは知っているはずなのに頭から抜けていて、マスターの可愛いモニカちゃんは(大丈夫だ……お兄さまなら……お兄様なら回復された後に何とかしてくれる……)と思ったのかもしれません。嘘です、前回のアルブレヒトを連れて逃げるときに物凄く手間取ったので、此処で逃げても死ぬな、ならば戦って死ぬほうが……みたいな無謀な考えを起こしていました。(逃げるとグダりそうで嫌だった+助けて貰えるだろう、という期待がまま薄かったです、笑) 仲間、期待されてない……!! ・レーグネン な……なんだってー!>キャラが死にます レーグネン的にもモニカ様を喪うわけには行かないというか(笑) ワンチャンで調べものしてる状況じゃ無くなってたぞダスティ! 装備と道具のパージ、ここは止血で我慢して貰う所だったか。苦渋だけどスタコラサッサ! とはいえ撤退の判断は難しいですね。結果だけ見れば明かりを消された時点で退くべき、と思いつつ。そこで退くのは色々難しい。温情あってこそだけど、フィジカル担当クラウスが決めてくれたのは本当に助かりました。 ・八夏 この世では誕生の経緯と実際での主な使用用途が異なることはよくあること、わかるわ。 折角武器に魔法をかけてもらったのに時すでに遅し。今度こそモニカを掴んで逃げろや逃げろ。 なんだろう、今回は本当に逃げてばかりな気がする…(汗 おや、レーグネンの片目がVの字に見える……コードギアスのコスプレかな?(オイ ・ダスティ 村に戻っても休養せずに出てきたのは「これで終わらせる!」という、みんなの意気込みの表れなのだと思っていたし、相手が相手なので、逃げるのはかなり厳しいと思ってました。やるしかない、と……。このままだとジリ貧なのは確かなんですが、だからこそ、召喚されて出てきたモンスターなので、術者の遺体を調べたり、魔法陣を調べたりして、なんとか逆転の糸口をつかみたい、と思っていたんです。なかなか難しい状況ではあったんですが。そこへ「撤退」となって、なんか「え? あっ、はい……」って感じになって、少し気落ちしてました。撤退できるのなら、それが正しい状況ではあったのですが、ローテンションな感じになってしまいました。スミマセン。 |
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■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:★Yuuki 聖罰騎士(オーディド・チャンピオン)は神の教えや法に反する不届き者たちへ、「力による法の行使を執行」することを専門とする懲罰人である。聖騎士や神官戦士の中から選りすぐられた精鋭であり、その血と鋼の実行力は、信徒の庇護者として陽の存在である聖騎士に対して、陰。恐怖の象徴として認識される事もある。後ろ暗いことがない人間にしてみれば、強化型仮面ライダーみたいなものなので、より強いヒーローにしか見えない。 教会直属の指揮官級として殲滅を目的とした戦いに投入されることが多いが、遍歴の聖騎士のように悪を討つ旅をする者もいないわけではない。 もちろん“悪人”に限らず、“悪”は全てターゲットです。 率先して法を侵害することはないが、崇高なる目的の為にやむを得ず必要な行動に限れば、教会の権威が及ぶ範囲に於いて審判優先権を持つ。 貴族は所領内の司法権に大きな力と権威を持ち、それが侵害されることは「面子を潰される」という極めて重大な問題となる為、こういった越権行為を酷く嫌い、当然の権利として教会の介入を拒絶することも合法なのだが、「聖罰騎士の任務を受け入れ拒否した」という「事実」は、面子を潰される以上に厄介な悪評となる為、余程都合が悪くない限り黙認されることが多い。 悪人視点ではこうなります。 正義を貫く意志と、絶対的な強制力の権化として、「決して存在を赦すことが出来ない外道」をこの世から抹殺することを求められる為、「清く正しく美しく、皆に優しい善人」は、このクラスにあまり向きません。 守護られる民衆視点ならこうなります。 彼らは決して諦めません。決して悪に立ち向かうことを辞めません。決して正義を見失いません。 |
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■風都探偵 #8 読む度に思うんですが、番組終了後もこんな出来の良いスピンオフが展開してくれてるのって幸せなことだよなぁ……。 と、フィリップの成長を喜ぶ翔太郎とシンクロ召喚するのであった。 ああ……ジオウのW編期待してたのにな……(まだ未練がましい |
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■邪神ちゃんドロップキック #14 俺もカレーが食べたくて常にウズウズしているよ。 ぺこらがハッピーな生き様を晒しているだけで満たされサティスファクション。ぺこ充……!!! チョコ苦手だから、オマケ欲しさにチョコ配布マンになった経験は何度かある……!! コミケ会場の友人への挨拶回りで差し入れの体で渡して「あ、オマケはください。なので今開封してください」とやったことすら……!!(駄目だ 俺もハムチーズトースト作って食べないと!!!!!! パンはカロリーパフォーマンスが悪いいんで普段避けてるんだが……食べたい……!!!!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター9 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 DM「というわけで、シャドウ! ……デーモンです」 モニカ「お兄様! これはシャドウ・デーモンです!」 ダスティ「それはどんなバケモノなんですか」 アルブレヒト「うむ、影のデーモンだ!」 DM「飛び掛かって恐ろしい爪の攻撃をしてくるぞ!」 アルブレヒト「うんうん、見た見た」 DM「それから、闇を操る」 アルブレヒト「それは見てない」 DM「そして、非実体」 アルブレヒト「デーモンだからアンデッドではないんだな」 DM「(ルールブックの設定説明を読み上げる)『しばしばアンデッドのシャドウと間違われる』」 全員爆笑 八夏「書いてあるんだ……」 アルブレヒト「知識ロールが低いと『あいつはアンデッドのシャドウだ!』とか言われる可能性が出てくるな」 DM「あと、太陽光に弱い」 アルブレヒト「太陽光に!? そうか、効くかもしれない!」 クラウス「お兄様、太陽作れるんですか!?」 アルブレヒト「太陽光の魔術師だからな」 DM「いや、太陽は作れない。太陽光そのものと同じ扱いの光を出せる魔法はもっと上位だから」 ダスティ「紫外線照射装置!」 アルブレヒト「デイライトって『陽光』って書いてあるから大丈夫大丈夫……えーと(プレハンの呪文の説明文を確認)。…………『名前は“デイライト(昼の光)”ではあるが、太陽の光とまったく同じ効果を及ぼすわけではない』」 全員爆笑 八夏「きっちり書かれてたー!」 レーグネン「対策済みだった! おのれー」 DM「(まぁ今ならまだ効くんだけどね)次の人」 プレイヤーには説明済みのことですが、知識判定で判明するのは基本的に「一般的なデータ」なので、個体差はよっぽど達成値が高くないとわかりません。殆どが「本で読んだ」「人に聞いた」知識なので、実際に遭遇して僅かな体格の違いや身のこなしの良し悪しに気付く為のハードルはとても高い。人間がクラスで見た目バラバラなように「明らかに装備からなにから違う」とかなら「コイツはゴブリン・シャーマンだ!」とかわかったりする余地はあるものの、「ワイヴァーン」と「ちょっと強いワイヴァーン」の違いとかは相当厳しい。 レーグネン「えーと、スピリチュアル・ウェポン発動します。『くっ、実体を持たないやつならば……我が神の力だ!』」 DM「ゲート・オヴ・バビロンだ」 アルブレヒト「まさか、戦の領域呪文か!」 神官は基本となる信仰呪文の他に、神特有の呪文リストも保有しており、そこにある呪文を通常の使用回数に加えて一つ準備することが出来る。 例えばレーグネンが信仰する戦勝神は、「栄光、戦、貴族、勇気」の領域(権能)を持ち、キャラメイク時にそこから2つまで選んでいいのだ。領域によって使える呪文は様々で、ウィザードやドルイド用の呪文を使えるケースも珍しくない。レーグネンは戦と貴族の領域を選んでいる。 レーグネン「その通り! 命中は……16」 DM「外れ、かすりもしない」 モニカ「なんだと」 レーグネン「まぁ、毎ターンこれで攻撃できるんで……」 アルブレヒト「この呪文は力場呪文だから非実体にも完璧に効くぞ。だから今のは単純に当たらなかっただけだな」 DM「次はー?」 アルブレヒト「私です。デイライト使う価値あると思いますかねぇ?」 DM(あります!! 超あります! 使えば楽勝で終わります! 是非使って下さい!!!) レーグネン「とりあえず退いてください……」 アルブレヒト「真上ってことは撤退しても機会攻撃は受けるってことか……ダイヴしたら機会攻撃範囲外出られない?」 DM「伏せたらいいよ」 八夏「それ踏み潰されますよね?」 アルブレヒト「仕方ないなぁ……あ、知識判定するか。えーと……〈知識:次元界〉で29」 DM「モニカより上か。こいつはディーパー・ダークネスとダミング・ダークネスとダークネスを使ってくるぞ(あくまで通常の強さの個体ならな!)」 ダスティ「ディーパー・ダークネスってなんです?」 アルブレヒト「呪文レベル3のダークネスだね…………えぇ!?」 八夏「やな予感が……」 アルブレヒト「奴は……闇を操る!」 モニカ「さらに深い闇を……」 DM「そうそう、あとマジック・ジャー使えるんで人体を乗っ取ります」 アルブレヒト「私を乗っ取る気だ!」 対象の魂を水晶や宝石に閉じ込めて、魂の抜け殻になった身体に自分の魂を入り込ませて操ることが出来るようになる呪文である。 マジック・ジャーは「魔法の壷」という意味の英語であるからして、魔封波が電子ジャーなのはパロディである。 モニカ「そんな!」 アルブレヒト「逃げたい……誰だ、こんな位置に置いたの!」 一同苦笑 DM「次の人~」 レーグネン「次はクラウスかな」 アルブレヒト「ごめん、AP使うんでもう少し考えさせて。このままじゃ死ぬわ」 DM「思考延長にAP使うのも久々だな」 アルブレヒト「……自分にワンドでスライドして5フィートステップ!」 DM「一応可能か。しかし中途半端な距離だな」 ダスティ「まぁ間にクラウスが入れば……」 クラウス「じゃ全力移動でお兄様の前に移動します。『アルブレヒト様ー! なんで前に出たんですか!』」 モニカ「大事なツッコミが」 アルブレヒト「遅いぞ、クラウス! なぜついてこなかった!」 大笑い 八夏「じゃ私も全力移動で……『おのれ、禍々しい奴め!』」 DM「敵のターンね。ふよふよふよ~」 モニカ「またお兄様の所に!?」 DM「ではここに移動して……奈落の力を借りてぇ~今、必殺のディーパー・ダークネス!!」 ダスティ「さっき言ってたやつか」 DM「ディーパー・ダークネスでレーグネンが持っていたコンティニュアル・フレイムが消えて、事前にかかってたのかわからないけどダークネスで他の明りが全部消えた」 八夏「また真っ暗かぁ……」 アルブレヒト「おかしいなぁ、ルール上レベル3のコンティニュアル・フレイム持ち込んだ段階で下位であるレベル2のダークネスは上書きで消えているはずなんだけどなぁ?(チラッチラッ)」 DM「うん、その2つの呪文に関するルール上ではその考えで正しいよ」 アルブレヒト「あ、はい」 DM「さて、ここで振れる人は全員〈呪文学〉を振ってください」 アルブレヒト「18」 モニカ「22」 DM「モニカ様さっきからダイス目走ってるね。じゃモニカはシャドウ・デーモンがディーパー・ダークネスを発動させた直後になにか別の呪文が発動したのではないかと思った」 モニカ「先ほどの呪文が発動した瞬間に別の何かが発動したようです!」 八夏「他にも敵がいるのか!」 クラウス「その倒れている奴……意識あるのか、もしかして?」 レーグネン「私24だったんですが、結果は同じかな?」 DM「同じだね。『そうか、俺もそう思った!』」 レーグネン「モニカ様の言う通りだ!」 ダスティ「結局また真っ暗なんですよね? 色々対策してきてるのになぁ……」 DM(デイライトを! デイライトさえ使ってくれれば……!!) レーグネン「そういえば、スピリチュアル・ウェポンはどうなっちゃうんだろう。『術者の視界の外に出たら攻撃を辞める』って書いてあるんですが」 DM「聖なるオーラで光ってるかもしれないけど、今闇でオーラが覆い隠されちゃってるからなぁ」 レーグネン「じゃ今は相手を追えない状態か」 クラウス「聖なる剣で闇を斬り払ってくださいよ」 ダスティ「ちょっとだけ前に出て防御専念しておきます」 DM「意味無いけどね」 防御専念は「回避ボーナス」を得るコマンドなのだが、[盲目]状態では回避ボーナスが機能しないのだ。 ダスティ「もしかしたら暗闇が晴れるかもしれないので」 モニカ「そういう姿勢大事大事」 クラウス「ダスティにはそこの倒れている人を調べてもらいたかったなぁ」 ダスティ「それは俺も少し考えたんで、進めるだけ進んでおきました」 モニカ「踏んだら『ギャア』とか言ったりして。とりあえず自分のハルバードにマジック・ウェポンをかけて、5フィートステップしておしまい」 レーグネン「スピリチュアル・ウェポンで大体今敵が居そうだなっていう空間に攻撃するのって出来ます?」 DM「ルール上は出来るよ。ただ、漠然と言わないでちゃんと攻撃するマスを指定してね」 間違いでした。純然たる目標指定型呪文なので、術者が目標を何らかの手段で視認やそれ等しい認識からロストした時点で動作停止します。プレイヤーが有利になるミス・ジャッジだから赦して! モニカ「お兄様に当たったりしない?」 DM「テヘペロするのは射撃だけ……いや、空間指定でアルブレヒトが居る座標にビンゴしたら当たる可能性が」 ダスティ「呼び方がテヘペロになっちゃったんですね……」 レーグネン「では……22」 DM「外れ」 クラウス「22でも外れるのか……」 レーグネン「そこに居なかったかもしれないし」 DM「[盲目]で-2のペナルティもあるしね」 アルブレヒト「次私の番か」 DM「あぁそうそう。こいつ完全な闇の中だとさらにパワーアップすることをお兄様は知っています」 一同『えっ!?』 モニカ「遅いよ、遅いよー!」 実際には教える必要が無いのだが、ピンチなので教えてあげただけなのだ……ゆるせモニカ……。 クラウス「バフとデバフを同時って……」 アルブレヒト「とりあえず遅らせるか」 クラウス「えーと、お兄様の上を心霊斬で攻撃します……22」 DM「外れ」 クラウス「見えない……なんとか出来ませんか、この闇」 八夏「さて、どうしたものか……」 ダスティ「機会攻撃を誘発させてお兄様が逃げられるように出来れば……」 アルブレヒト「魔法陣壊したら消えてくれないかなぁ」 レーグネン「あのリドル無視して探索していた方がよかったのかなぁ?」 八夏「一歩だけ動いて終わり」 モニカ「攻撃してみないんですか?」 DM「魔法の武器じゃないから当たらないねぇ」 モニカ「そっかそっか、私が何とかしないと」 レーグネン「次、お兄様」 DM「大丈夫? ルール上[盲目]状態だと撤退アクションで逃げられないってわかってる?」 アルブレヒト「そういえばそうだった」 DM「神が助言し出すのって大分ヤバいサインですよ」 アルブレヒト「グリッターダストぶち込めば見えるかな……って非実体だっつーの!」 DM「グリッターダストで非実体あぶりだせたら最強じゃねーか!」 大笑い アルブレヒト「非実体だから金粉が付かないんだよぉ、チクショー」 ダスティ「やっぱりデイライトかけてもらうしか打開策なさそうですねぇ」 DM「結局移動だけしてお兄様手番終わりね。さて…………じゃモニカに飛び掛かるか。魔法の武器持ってるし」 モニカ「キャー」 DM「こいつに強打が欲しい……25まで……いや31まで当たる」 一同戦慄 モニカ「もう無理じゃないかな……」 DM「5点。接触攻撃でこれじゃファンブル以外で外れん」 モニカ「ううぅ……」 DM「4点、引っ掻き攻撃に対する組み付き対抗ロールどうぞ」 モニカ「……ダメだ、低い」 DM「3点と6点、以上です」 アルブレヒト「打つ手が無いなぁ、どうしよう」 ダスティ「倒れている男に近づくくらいしか俺は出来ないかなぁ。この男、最初に部屋に入った時から倒れているから顔とか見えてないんですよね?」 DM「見た目そのまんまの恰好だね」 ダスティ「なんかこれ持ってるんですか?」 DM「手の所に何か落ちていると思ってください」 ダスティ「なるほど。じゃあ近付いて、倒れていそうなところを手探りで探して、息があるか確かめようかと」 DM「なら、そのまま全ラウンドアクションを次のターンまで継続してください」 モニカ「じゃモニカは攻撃を受けながら『ヤカ様、いますか! 私のすぐ横に来てください。先ほどお兄様が居た所のすぐ近くに居ますので』と言って真上を攻撃します」 八夏「わかった! すぐ近くには居る」 モニカ「《信仰の威力》も使って……あぁ、低い……」 DM「外れ」 レーグネン「モニカ様、攻撃を受けているのですか!?」 モニカ「『ぐぅうう……』って言ってます」 レーグネン「とりあえずヤカより遅らせて……『敵はどこにいるんだ!』」 DM「これ攻撃された本人はどこ居るかわかっていいよな……『私の目の前にいます!』」 モニカ「って言ってもね……」 DM「私はどこ?」 大笑い モニカ「まぁそうなりますよねぇ…………何で攻撃しちゃったんだろうなぁ」 クラウス「これ敵がどこに居るかクラウスはわからないままなんですよね?」 DM「わからないね」 ダスティ「モニカの声は聞こえてるんですよね」 モニカ「モニカが言ったのは『私の目の前』、お兄様がさっき居たのはここ」 クラウス「えぇ……仕方ない。『この辺りかー!』って言って心霊斬でこの空中を攻撃します……あ、こりゃダメだ。15」 DM「外れ」 クラウス「くぅ! 手ごたえが無い! やはり闇が……」 DM「次」 八夏「『モニカ殿! こちらですか!』と言って前に進みます」 DM「モニカさんは八夏に呪文かけないで自分で攻撃したことを後悔しております」 モニカ「そう、後悔してます……なんでやっちゃったんだろう。頭の中では計算してたのに『これ殴った方がいいな!』ってなっちゃった」 クラウス「かけるって言ってたよなぁとはふと思い出しました」 DM「こいつタフな方ではないからねぇ」 八夏「ではモニカの肩を掴みます」 DM「おっぱいじゃないの?」 モニカ「プレートアーマー着てますし……『これは……ヤカ様ですか?』」 八夏「そうです。して何用ですか?」 モニカ「そのままでいてください!」 八夏「え? どういうことですか?」 モニカ「今から呪文をかけますので」 八夏「なんと、かたじけない!」 DM「では次」 レーグネン「じゃ私か」 DM「レーグネン、ここでフレイム・ストライクだ!」 レーグネン「それはレベル上がらないと使えないなぁ。『アルブレヒト様、後ろへ!』と言って行動遅らせます」 アルブレヒト「よし、おりゃー」 DM「お、お兄様が機会攻撃範囲から脱出した」 八夏「…………って、それ行き過ぎじゃないですか!? 後ろから何か来た時また『ギャーー』になりますよ?」 モニカ「ガチ逃げしてる?」 アルブレヒト「まだ暗い?」 DM「まだ駄目だね」 アルブレヒト「くそー」 モニカ「あぁ、闇から抜け出そうとしてたんですね」 八夏「なるほど。光を纏って帰ってくるのか」 レーグネン「なら私は一歩前に出て終わりです」 DM「じゃ敵行きまーす……モニカに5点、2点。ファンブル以外当たるんだよなぁ。組み付き対抗ロール」 モニカ「……20!」 DM「こっち32だね。こいつ組み付き凄く高いな……6点と4点、終わり。次」 ダスティ「次は……」 DM「……お兄様に攻撃。命中ね」 一同『えっ!?』 アルブレヒト「ギャーーー」 ダスティ「あー……そういうことね」 モニカ「わんわんだ……」 アルブレヒト「また頑健セーヴか?」 DM「ん? ディレイ・ポイズンかけたんでしょ? だから回数は覚えておいてね。後でまとめてやるから」 ダスティ「かけておいたかいがありましたね。対策が無駄にならなくてよかった」 DM「7点、猛悪ダメージとは別計算しておいてね」 アルブレヒト「くっ、この間の奴が私を狙ってる!」 モニカ「って言うのが聞こえてくるんですね……『お兄様!?』」 レーグネン「やばい、アルブレヒト様やばい! どうすればいいんだ……」 アルブレヒト「ここまで逃げてもダークネスから出られないかぁ」 DM「以上、終わり」 ダスティ「じゃあ、倒れている人を調べてみて……息はある感じですか?」 DM「いや、完全に冷たくなってる」 ダスティ「完全に死んでるかぁ。では手に持っていたものを回収って出来ます?」 DM「じゃまた全ラウンドアクションしてください」 ダスティ「わかりました……そうなりますよねぇ。暗闇が悪いんだ!」 モニカ「隣にいて触りあってる人の武器ならすぐわかりますよね?」 DM「それも全ラウンドアクションかければ」 モニカ「それでこのターン終わりになっちゃいますよね。う~ん……それは嫌だなぁ」 DM「全部闇が悪いんだ」 モニカ「じゃあ、ヤカに武器を差し出してもらったら触れます?」 DM「うーん……それなら移動アクション同士でいいかな」 モニカ「なるほど。なら『ヤカ様、武器を私に!』って言って行動を遅らせます」 八夏「モニカ殿、この槍が使えるのですか?」 モニカ「はい、この槍を使えるようにして見せます」 お互い違うこと言ってるけど噛み合っている(笑) Don't give up justice, I want to get truth! ダスティは攻略の糸口を見つけることは出来るのだろうか? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト むぅ、レベル3のデイライトの呪文とレベル3のコンティニュアル・フレイムとでは、レベルだけを考えれば光の強度は同じなので、レベル2のダークネスへの対策としては同等だと判断していたのです。 どうやら、この敵に対してはデイライトは特別な効果があったようですが『太陽光同様ではない』という呪文の但し書きと、アルブレヒトの位置もあって、敵の目の前で無理に失敗の恐れがある詠唱をするよりはと、後退を選択。 レベル3ディーパーダークネスとレベル3コンティニュアル・フレイムが打ち消しあったとしても、レベル2の光は残っているのでまだ大丈夫だと。 ここに前回逃したダークネスを使う敵が潜んでいたことで、唯一のデイライト発動機会を逃したわけですね。 それにつけてもダークネスの影響下ではデイライトの巻物を読むことが出来ない。 同じ轍を踏むとは。しかも同じダンジョンで。 アル中の人としては、穴があったら入りたいくらいです……。 ・モニカ プレイヤーの感覚として、デーモンとデビルとアンデッドは違うといわれてもほんとうにチンプンカンプンなのですが、カードが違うんですよね。 こうして文章になったものを読んでいると、デイライト使えーって思われるかもしれませんが、実際にプレイしてみると分からないものですね。太陽の光と効果は違う、といわれると効かないって思ってもこればかりは本当に仕方ないと思うのです。 種族の違いを「カードが違います」みたいに「誰がどう見ても同じこと書いてあるけど、何故か違う扱いされる裁定」と同様に思われると流石に困るにゃー。 遊戯王でも悪魔族とアンデット族違うじゃん? デーモンとデヴィルも、同じ悪魔族でも魔轟神と暗黒界は違うじゃん? ・レーグネン 暗闇! 強い! ヤバイ! デーモンの名は伊達じゃない。デイライトさえあれば!(後の祭) そして攻撃範囲から脱したお兄様を待つ者。ピンチ過ぎる……。 あと、こうまとめて読むとダスティの悠長さが(笑) ・八夏 きっちりこっちが考えそうなことを予め予想しているルールブックの先見性の高さ! そこに痺れる(以下略 そして三度始まる闇の宴、供物はやっぱりお兄様。れっつわんわんぱーりぃー(違 しかしモニカとのかけあい、当時は真剣にやっていたのに改めて見直すとなんかコントみたいになってるなぁ(笑 ちなみに「炊飯ジャー」と「炊飯器」は昔は別物だということを今回のコメントを書くにあたり知りました。 ・ダスティ シャドウ・デーモン登場! せっかく最初の一撃を当てたと思ったらすり抜けちゃうし、名前からして強そう! いや、これまでの敵にも苦戦してきたけど……。 周りの状況的にもボスっぽいぞ。そんでもって、またもや暗闇攻撃で真っ暗に!! 今度こそはと、暗闇対策をしてきたはずなのに、相手はその上をいってくる。またか、またなのか! と、結構ショックを受けてました。 そのあとの「暗闇が悪いんだ!」のセリフは、『まちカドまぞく』の「シャミ子が悪いんだよ」のネタとして言っていたような……。もうよく覚えていないけど。 |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:★Yuuki ●マルガ 710~ 弓の名工デニスの娘。 美少女として小さな頃から工房の看板娘ポジションでひたすらにチヤホヤされて育った。まず父親が甘やかし、徒弟達も甘やかし、実際問題可愛いもんだから近所の人間も可愛がった。 結果として確固たる「自分は可愛い」という自負を持って育ち、「皆から尊敬を集めるお父さん」というステータスも相まって、強い承認欲求を携えて人生という栄光のロードを歩いているつもりである。 商売っ気に乏しいとは言えど平民としては裕福な父親の甘やかしにより、年頃になってからはお洒落や美容にもかなり気を遣った結果、マジで可愛い。また、決して馬鹿ではないどころかオタサーの姫たるあざとさを持ち合わせているため、表面的な人付き合いが上手。世が世なら歌舞伎町で名うてのキャバ嬢になれる逸材。 父親の弟子であるマクレーレと結婚し、次期当主の座が確実視されている英雄アルノーのお声掛りチャンスにすかさずゲットライドして転職させた。地味な職人なんかよりも圧倒的に派手! 今が人生のスターライト・ジャンクション! これでもう一生チヤホヤされる気がする!!! |
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