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■アンゴルモア 元寇合戦記 博多編 #2 味方の絶対数が少ない局地戦だからこそ主人公の力が大きく影響を与えたが、こっちだとどうなるのかしらねぇ~。 見張り立てずに酒呑んで寛いでたら襲われましたなんて言えやしない、言えやしないよ!!(笑) まぁ確かに相手の数が遥かに多かったんで、見張ってても大勢に影響は無かったろうけれど。 封建社会めんどくせーめんどくせー(笑) 明確な指揮系統が存在しない軍隊なんで、「今が大事だからなんとしても戦って欲しい」って状況でも「気が乗らないので嫌です」と言われたら「あ、はい」となるしかないっていう。もちろん色んな力関係を駆使して「気が乗るように仕向ける」ことも含めて「指揮官の力量」なわけだが、なんにせよ中央集権社会の軍隊とは比較にならんほど面倒臭い。 後の西郷隆盛でごわす(えー 日本側が痛快に勝つシーンはやはり気持ちいい……!! 溜めが悲惨過ぎただけに!!! ことさらに!!! このクソ細かい単位ですら「皆自分の意志で戦うかどうか選べる」ってんだから、本当に面倒臭いのである!!! なのでまぁよくある「みんな平等だ!」「強制なんて間違っている!」って思想と「殺し合い」の絶望的な愛称の悪さがよくわかる。 もちろん彼らには厳然たる身分差というものが存在するのだが、それでも「お前の部隊はほぼ確実に死ぬけど必要な犠牲だから突撃しろ」なんて命令されたら、「死にたくないので戦っている相手に寝返る」ことも自由なのである。「皆やってること」なので、特別卑怯者扱いもされないのである。無論、今回のように「異民族相手」だと話は変わるけど。 授業でも習う超有名シーンの、この漫画内での描写!! 教科書記載分においては、実はクソ長い絵巻のワンシーンのみで、切り取られたこの部分だけ見ると武士が劣勢に見えるが、続く後のシーンでは蒙古軍が敗走しているっつー、鎌倉武士への熱い風評被害編集事件である。逃げてない3人の蒙古兵に関しては後世の加筆説すらあるほど。 無論この漫画では熱い鎌倉武士バトルが描かれているので、風評被害なんのそのだぞ。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! 再販されるから欲しいなーと思っていたら、いきなり!? 半年前倒しで!? 今だとプレ値でスゲー高くない!? 大丈夫!? ありがとね!? 雑誌の方、スーパーリアル麻雀が懐かし過ぎて「ああ、これやる為に麻雀覚えたんだよなぁ……未だに点数計算は出来ないけど……」となった。 そしてその下のゲームを見たら「男の娘!?」と驚愕するのであった。Switchのゲームでこんなの出すのかよ日本一ソフトウェア。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター3 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 クラウス「見えない敵を見えるようには出来るの?」 アルブレヒト「グリッターダストはあるんだけど、あれ豪快に味方も巻き込むから……」 クラウス「じゃあ先に見える方を攻撃していった方がいいのか」 DM「よし、このままお兄様を攻撃しよう。クンクンクンクン、ガブリ! ……これは当たらないか? いや転倒してるからなぁ、この人。16まで当たる」 アルブレヒト「転倒しているからねぇ」 DM「だが偶数か奇数で、奇数が当たるというのが我が鉄則……当たった」 クラウス「厳しい……」 DM「6点」 アルブレヒト「-4点です」 レーグネン「消えたまま昏倒してしまった」 DM「じゃ次はクラウスを回避して……」 クラウス「ん?」 DM「……以上。言わなくてもいいこと言っただけだけだから気にしないで」 クラウス「びっくりした」 DM「あとはレーグネンだな。『こいつ弱いぞ、さっきの攻撃もへなちょこだった』」 レーグネン「こいつ……!」 DM「……当たらん。19には届きません。終わり」 レーグネン「しかも立ちすくみで19」 DM「そう。立ちすくんで19だから今もっと増えてるだろうから当たらん。この機動要塞には。パーティーのタンク役としているから、この人」 レーグネン「そうですね。仕事してますからね」 DM「もう1人はダスティに行こうか……当たらんなぁ、多分。16までしかいかない」 ダスティ「当たりませんね」 DM「じゃ終わり」 レーグネン「次、レーグネンです。えーと、5フィートステップして手持ちのリムーヴ・フィアーかけます」 八夏「ありがとうございます」 DM「じゃ機会攻撃」 レーグネン「お、アイツが来るのか? 見えないやつが」 DM「21まで当たるから当たって……8点」 レーグネン「えーと、〈精神集中〉で振ればいいんですよね。目標値は?」 DM「目標値19です」 レーグネン「19かぁ……これ通さないとなぁ……」 ダスティ「AP使います?」 レーグネン「あ、全然足らないわ」 DM「ダイス目いくつだったの?」 レーグネン「ダイス目4です」 全員爆笑 呪文発動中に攻撃を受けると、ダメージ量に応じて難易度が上がる精神集中判定を求められ、失敗すると呪文は不発、MPだけ消費するのである。とどのつまりフィズる。大損。 DM「論外過ぎる! じゃ足払い対抗ロール」 レーグネン「えーと、6+3かな」 DM「それまた酷いなぁ、出目……倒れた。レーグネンダイス目が死んだ」 モニカ「あー、やばい」 レーグネン「厳しいなぁ……」 ダスティ「ボロボロですねぇ。メインアタッカーがみんな逃げちゃってるのが厳しいな」 逃げてるばかりでろくに戦ってないのでお忘れかも知れないが、クラウスは純メインアタッカーである。 DM「逆に考えるんだ、ジョジョ! 機会攻撃を使わせた、ってね!」 ダスティ「…………だから?」 レーグネン「いや、移動アクションが残っているので立ち上がってエンドです。やばい、リムーヴ・フィアーを無駄撃ちしてしまった」 ダスティ「まだ使えるんですよね?」 レーグネン「まだスクロールは残ってます。でも自前発動だったら2人とも治ったんですが、スクロールだと対象が1体だから2回かけないといけないんですよ」 スクロールは定価で購入している場合「その呪文を使える術者の最低条件を満たす性能」しかないので、1レベル呪文のりムーヴ・フィアーのスクロールを定価購入した場合、術者レベルも1扱いなので同時に1人にしかかけられないんだけど。ダスティが自力で発動するりムーヴ・フィアーは術者レベルが4あるので、2人まで効果の対象に取れるんですな。いわゆる「……今のはメラゾーマでは無い……メラだ……」ってやつです。これが8レベル術者になると、3人同時に対象に取れるようになるし、スクロールにしても4倍の値段払って4レベル術者相当版を買うことも出来る。 八夏「その前に射程から逃げちゃいそう」 レーグネン「次の手番で逃げちゃいますね……あー、今の通したかったなぁ」 クラウス「じゃ次行きます。相変わらず見えていないんですよね?」 DM「そうね」 クラウス「見えてないかぁ……でもこっち行こうとしたら機会攻撃食らいますよねぇ。じゃまた見えない所を攻撃するか。レーグネン越しにここら辺攻撃できます?」 DM「レーグネン越しはリーチウェポンじゃないと無理だね」 クラウス「じゃあダメじゃん……」 DM(隣接してないマスを攻撃出来ないことへの不満が何故いまさら!?) クラウス「移動して攻撃するのはいいんですよね?」 レーグネン「あと一応お兄様の所は隣接しているからさっきと同じような狙い方は出来る」 クラウス「あぁそうか。じゃあさっきと同じお兄様越しの影の方を……23」 DM「当たった」 クラウス「よし……7」 DM「7点、はい…………はい(被ダメージめもめも)」 クラウス「はい? 通らなかったのかな?」 DM「いや通ったよ。通らなかったらちゃんと言うよ」 クラウス「手応えがあった……が、浅いのか?」 DM「いやだからなんか減ってるとかそーいうのあったら言うって(笑)」 モニカ「モニカかな? 全力で逃げるしかできない……『いやぁあああああ!!』」 DM「やはりダンジョンパーツ使ってしまったか……面倒だから使わせるなよって言ったのに!(笑)」 レーグネン「ロードが発生しちゃった」 全員爆笑 八夏「同じく逃げます」 モニカ「モニカの一歩先くらい」 DM「女子が逃げていく……」 アルブレヒト「そっち明かり持ってない組だな」 DM「そっか、よかったね。ここらへんで立ち往生して死んでるかもね」 八夏「ヒィ……」 DM「ここまでは明かりが見えているから、今ここで止まってるんだろうな」 レーグネン「次、アルブレヒト様」 DM「ダクダクダクダク……アルブレヒト様相変わらずの浮沈艦ぶりですよ」 レーグネン「次はダスティか。『アルブレヒト様はきっと呪文で消えたんだ。大丈夫だ! きっと策を練っていらっしゃるんだ』」 一同苦笑 ダスティ「じゃあ5フィートステップして攻撃します……21」 DM「21は当たる」 ダスティ「ダメージ行きまーす……ダメだ、4」 DM「カーン!」 ダスティ「え?」 DM「効いてる様子が全く無い」 ダスティ「なるほど……どうすりゃいいんだ? とりあえず終わりです」 モニカ「斬撃じゃないと効かない?」 アルブレヒト「実はグレートボウ使いという凄まじい奴なのに」 ダスティ「まぁダメージは微妙でしたけど」 DM「源為朝みたいな奴だな」 まぁマジで源為朝をキャラクターメイクしたら、もっととんでもないダメージを叩き出すことになるが(笑) レーグネン「次は敵さんです」 DM「こっちか。どうするかな……レーグネン起き上がったの?」 レーグネン「5フィートステップして、転ばされて、移動アクションで立ち上がりました」 DM「そっか……よし、クラウスだな」 クラウス「ゲッ!」 DM「『ゲッ!』じゃないよ! お前だけが敵にダメージ与えてるんだから、そりゃ狙うよ(笑)」 クラウス「見えない敵なので……」 DM「お兄様、今このクラウス『ゲッ、俺を狙うなら他の貴族を狙えよ』って思ってますよ。『俺が持ち堪えている間に~』とかロールプレイするところで『ゲッ!』って言ったぞ、こいつ(笑)」 ダスティ「本音が出たのか」 DM「お、当たり……6点」 レーグネン「しかしクラウスは我々の中でも一番フィジカルが強い!」 しかしダイスは無情だった。 DM「足払い対抗ロールいくつ?」 クラウス「……12」 DM「転んだ」 クラウス「バターン」 DM「次は……5フィートステップして、そこの独活の大木だ! ……だがこいつは固い、当たらん」 モニカ「レーグネンは固いのだ(えへん)」 DM「こっちも外した。ダイス目4じゃ当たらん」 クラウス「誓いを立てたレーグネンは強いぞ」 DM「さっきのダイス目はほんと切なかったけどな!」 レーグネン「これくらいは役に立たないと……」 DM「せめてこのフルメタルジャケットで。鋼の神官戦士!」 レーグネン「ここで銀武器抜くのもなぁ……効くかわからないしリスクあるし」 クラウス「お兄様回復?」 レーグネン「インヴィジビリティで見えないから……」 アルブレヒト「場所はわかるぞ」 DM「1/2の確率で触れるかも」 レーグネン「なるほど」 DM「でも多分倒れているからしゃがまないといけない」 アルブレヒト「蹴りながらキュア・ライト・ウーンズ!」 全員爆笑 DM「キュア・ライト・キック!? ダメだよ、足から出せないよ! ただし呪文は足から出る、なんて無理だよ(笑)」 八夏「ダメージが上回る可能性が」 クラウス「拳でホイミ叩き込むみたいな」 八夏「どこのダイの大冒険ですか」 レーグネン「じゃあモニカ様も行ってしまわれたので『アルブレヒト様、回復は必要でしょうか!』って言いながらクラウスと同じようなところを斬り付けます」 DM「どうぞ」 アルブレヒト「ゴホッ、ゲホゲホ……」 八夏「ゲホゲホ言ってる!?」 レーグネン「なんかもうダメっぽい!……えーと、20」 DM「お、当たった」 レーグネン「こっちは見えないくせに手応えがあるぞ!」 八夏「なぜか見えない方が手応えがある。不思議!」 レーグネン「えーと、10点」 DM「10点? なら影が弾けて混ざって消えた」 一同歓声 アルブレヒト「なん……だと……」 レーグネン「手応えあり!」 クラウス「やったか!?」 レーグネン「それ言っちゃダメ!」 モニカ「ところでお兄様、このリストに書かれている呪文の中に、幾つかルールブックに存在しないものがあるみたいなんですけど?」 アルブレヒト「……そ、それは私のアレンジした名前でだな……(単なる勘違い)」 DM「ひ、人に教える資料としてありえねぇ(笑)」 Don't give up justice, I want to get truth! やはりプレイ中に「作業」を許すのは良くない。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト また気絶! いや、正しくは気絶かつ瀕死の状態! 何故だ! デイライトを使わないからだ! いやしかし『瀕死』って言葉にするとずしっと来るね。 自力ではまだ使えないレベルの呪文も、あらかじめ買っておけば消耗品の巻物から発動できるのは強力な武器であり、資金の余力とのさじ加減が難しいところ。 もし使っていれば、ここまでのほとんどのピンチがなくなっていたと考えると、本当に呪文の選択は責任重大だ……! ・モニカ れーぐねんはかたいのだ! それはそれとして相も変わらず呪文をせっせと探しているのでロールプレイがなおざりな感じですね、すみません。(そもそも活躍の場がないのだが!) こと呪文に関してはお兄様が頼りない・アル中さんが頼りないのでは全く無く、いっさい無く!! お兄様を守ることの出来ないモニカが頼りないのですね。 モニカがお兄様を大好きなので、お兄様がきちんと活躍できるように彼の所持呪文をある程度把握するのは必須なのかな、と思ったところなのです。 ・レーグネン ちょいちょい自分のACを過信しすぎる判断をしてしまいがちですね……。そしてそれ以前に沈むダイス目! 呪文は決めたかった……! 耐えたり斬ったりで仕事できたのは嬉しいですねー。この前は見えない中で闇雲に斬ってどうにもなってなかったですし(笑) そしてこうしている間もアルブレヒト様がまずい(笑) ・八夏 レーグネン、魔法はミスるが攻撃は外さない男! そして人知れずまた昏倒するお兄様……。 あと、明かりを持っていないことを感謝する日が来るとは。 根本的な解決にはなってないと、どこかの誰かがささやいている…… ・ダスティ 戦力が半減しピンチの中、残るメンバーでなんとか持ちこたえている展開がイイですね! レーグネン大勝利ー!! |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 ●アロイジウス・ヴォルフェンビュッテル騎士爵 705~ ヴォルフェンビュッテル家次男。正統派の騎士。大征伐に於いてはノーブル・リザードマンを一騎打ちで仕留めたこともある。 兄がまだスターダムに光り輝く前は上も下もご覧の有様だったこともあり、最も将来を期待されていたかもしれない。 正統派で真面目なのだが、意外にもアルブレヒトのことは可愛がっており、彼が甘やかしたことが今日の彼の人格形成に一役買っている記す後世の歴史家はいるかもしれない。 伝説的な爆誕を遂げたモニカが最初に武器の扱いを教わったのがこのお兄ちゃんで、結構ビシバシ鍛えられている。 |
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■東独にいた #1 ポリティカルアクション!!! ドイツ! ドイツ! ドイツ! そんな超人バトル漫画です。今の所相手は「腕の良い常人」だけだが。 東ドイツ政府が擁する人体改造を施して造り上げた超人兵士が、反政府テロリストと戦う……というのが基本的な構図。 オリンピックで東ドイツが「人口比率考えら異常とも言えるメダル数なのも、実は改造人間だからなんだぜ」というね! 政治家を拷問して嗜虐心サティスファクションしている表情が、進撃の巨人の巨人みたいな怖さを感じてヤベー。 お互いがお互いを人間扱いする気が無い関係は洒落になってねーぜ。 この漫画読んでたらライ麦パンを食べたくなってしまったわけなんですよ!!! 漫画に出てくる食べ物は美味しそうに見えてしまうことがとても多いんだ……!!! というわけでプレゼントありがとうございます!!! 一番癖が少ないやつで様子を見るのだぜ!!! あ、でもジャムがなかった。いや、あるんだが最後に食べたの何時だよってのが長年冷蔵庫に放置されているやつ……!! 本当にさらっと生首持って歩いてくるから、読んでるこっちも「……え?」ってなっちゃったよ!! この襲撃チーム、不意を撃たれた形ではあるが、それでもむしろモノスゲー機敏に反応してるよな。手練だ。 スナイパーライフルから放たれた「発砲音よりも速く飛んでくる弾丸」を「目で見て避ける」っつーヘッドライナーぶりと、恐るべき投擲能力。 一方的にファンタジー世界の高レベル戦闘職過ぎる。 敵も情け無用の「うわー絶対敵に回したくない……」ぶりなんだが、主人公サイドの超人ぶりが「他の仲間達の無慈悲ぶりも楽しみだ」とならざるを得ない。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! BGVやBGMで流しまくらざるを得ないラインナップ( ・`ω・´) ……いや、BGVで流したら手が止まるやつだ!!!! |
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■どうぶつの森 初来客はメ鐘でした。 こーいうのこだわってるの素敵だねぇ。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター2 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 DM「さて、〈聞き耳〉振って」 レーグネン「5」 八夏「9」 クラウス「17」 モニカ「23。20出ました」 ちなみに技能判定は自動成功もファンブルもないので、20振っても特になにか凄い結果になったりはしない。 ダスティ「22」 アルブレヒト「19」 DM「まぁ〈聞き耳〉とは関係なく思いっきり聞こえているんだけど」 モニカ「なんだ……」 DM「例の唸り声が聞こえてきたので、皆さん意志セーヴを」 低い目を出したのは女子2人。 DM「えーと……(モニカとヤカを指して)ジョパー、ジョパー」 ダスティ「え?」 モニカ「漏らした……」 DM「というわけでイニシアチヴを。それとダスティ、さっき〈聞き耳〉でいくつ振った? ダスティ「22です」 DM「それじゃ君はこの唸り声の音源が3つあることに気が付く」 ダスティ「3つ? 音源は3つだけど位置はわからない?」 DM「わからない。それはそういう特技があるのよ。位置を特定できる特技が」 レーグネン「エコー・ロケーション!」 アイディアに対して出来ることと出来ないことをジャッジする大きな基準の一つが「特技や特殊能力でそういった効果を持つものが存在するかどうか」で、例えば今回の件。 《耳聡い偵察兵》という特技の効果に「達成値が大きく上回れば、音源のサイズ、速度、方向がわかる」で、「更に大幅に上回れば、位置もわかる」みたいなことがあるんで、じゃあこの特技が無いならこういったことは出来ないのねってーことでありますよ。 ダスティ「じゃあそれをすぐに言います」 DM「ロールプレイしてね。でも敵のイニシアチヴまだ振ってないから待ってね……かなり高いが、超高かったダスティには勝てない」 アルブレヒト「でも確実にダスティ以外には先手取れてそう」 DM「特に意味の無い警告に」 ダスティ「ただまぁ見えないんですよね?」 アルブレヒト「数は把握出来てる」 ダスティ「とりあえず言います、それは」 DM「じゃあダスティ〈視認〉を振って」 ダスティ「さっきから低いなぁ……14」 DM「多分耳に神経集中してるんだろうね、もう一回振って」 ダスティ「11……」 DM「多分耳に神経集中してるんだろうな!」 全員爆笑 DM「下向いて『聞こえる!』ってやってる」 アルブレヒト「『1……2……3……3だな!』って」 ダスティ「じゃあ……『この唸り声は3体いるはずです! 後ろも警戒した方がいいです』と伝えて警戒するしかないかな」 アルブレヒト「警戒という選択肢は何もしないと同義だ!」 恒例の突っ込み。 本当に頻繁に「警戒します」「それパスと同じだから」というやり取りが繰り返されています。 ダスティ「なら防御専念、とりあえず。見えないからしょうがない」 DM「じゃ敵だな」 アルブレヒト「俺は美味しくないぞ!」 クラウス「前回食べられて味を覚えられたかも。またいい生活している美味しい人間が来たぞって」 アルブレヒト「違う敵じゃないか? 今回怖い奴じゃん。前回暗い奴だし」 DM「よし、それじゃ……」 アルブレヒト「気をつけろ、上から来るぞ」 DM「とにかく殺してみようぜぇ!! お兄様に……21まで命中」 アルブレヒト「俺かよ! ギリギリ当たるな」 DM「ギリギリ!? そんな固いの? 今ビックリしたわ」 アルブレヒト「言ってみたかっただけです(余裕で当たりました)」 DM「えーと……9ダメージ。さあ足払い対抗ロールだ……こっち26」 アルブレヒト「えぇ……19」 DM「じゃあ転倒した」 アルブレヒト「ぐはっ! 触手が! 触手が!」 レーグネン「アルブレヒト様ー」 アルブレヒト「何が起きた! 何が起きたんだ!?」 DM「噛みつかれて今貪られています」 アルブレヒト「またか! 敵の姿は?」 DM「見えない。なんか空間から。いや影から」 アルブレヒト「ギャーーー!!」 ダスティ「また『ギャーーー!』なことに」 DM「こいつの説明に『影の中に姿を消して[完全視認困難]を得る』って書いてある」 レーグネン「こえぇ……」 DM「前戦った時も言ったけど、『ライトやコンティニュアル・フレイムの術でもこの能力を無効化することはできない』って」 ルール的にこんなことを教える必要は無いというか教えたら駄目だろってくらいなのだが、これでもかと弱点をアピールするDMの涙ぐましいパーティー援護が火を噴くぜ!! レーグネン「我々の明かりはライトとコンティニュアル・フレイム。凄い。完全に敵がシナジーしてる」 DM(君達はなぁぜ~君達はなぁぜ~デイライト使わないのか命を懸けてぇ~) アルブレヒト「やめろ、俺はもう満員だ!」 DM「じゃあ次はモニカに行くか。この辺の薄暗闇からシュパッと影が飛び出す。これは別に完全視認困難じゃないです」 アルブレヒト「なんだ!?」 ダスティ「位置的に行けます?」 DM「フハハ。移動力50あるのだよノロマなフロウ共。壁沿いに進み、防御専念な上に近接武器を持ってないから、機会攻撃範囲を持たないダスティをスルーして……24まで命中」 モニカ「当たりまーす」 DM「じゃあ7点。そして足払いの対抗ロールだ。これ敵も誰がビビってるかわからないから無力化されている奴襲っている感じなのよね」 ……と言いつつ、戦力的に一番逃げて欲しくないモニカを引き留めようとする涙ぐましい(以下略 モニカ「えーと……18」 DM「お、それだとそっちが勝った。これ負けてくれた方がよかったんだけどな。転倒からの立て直しで逃げ出すタイミング遅れるから」 モニカ「あ、そうだった。確かに」 アルブレヒト「逃げるために必死だったんだよ」 DM「もう1体はレーグネンに行くか」 アルブレヒト「ダスティ、完全にスルー」 ダスティ「防御専念したのに……」 アルブレヒト「『先頭の奴は構えているけど後ろの奴らはまだ隙だらけだぜ』って襲ってきているのかもしれない」 DM「これはさすがに当たらないか……15」 レーグネン「ACは19」 DM「そら当たらないわ。こいつノロマだから鎧でしか防いでねぇ」 レーグネン「その通りだ!(ドヤァ)」 アルブレヒト「こいつこの間散々な目にあったやつ?」 DM「フィギュアが違います(遊戯王OCG用語)」 ダスティ「もう姿は見えているんですよね」 DM「こいつは元々最初っから見えてるよ」 八夏「1匹だけ見えてない?」 アルブレヒト「俺に襲ってきている奴だけ暗闇で見えない?」 DM「見えない。影に食われてる」 アルブレヒト「ここにいるぞーー! 私が捕まえているうちにーー!」 DM「組み付いていないから掴んでないよ。一方的にやられているところだね」 アルブレヒト「足払いだったね、そういえば」 レーグネン「次は私か。5フィートステップして、えーと……『3体? だが目の前には2体しかいないぞ! あ、アルブレヒト様ー! アルブレヒト様がなんか……』アルブレヒト様どうなってるんだこれ?」 全員爆笑 レーグネン「『目の前の奴を対処する! クラウス、そちらを頼む!』って言って目の前の奴を攻撃しまーす。斬り付ける……22!」 DM「当たり」 モニカ「敵が見えるってこと?」 DM「この2体はそもそも見えてると言うたろうに」 レーグネン「えーと……8点」 DM「1点も通らない」 全員『なん……だと……!?』 レーグネン「手応えが無いぞ!?」 モニカ「手応えが無い!?」 ダスティ「これはなんだっけ?」 レーグネン「エンドかな。〈知識〉振れます?」 DM「前に『獣が! 獣がっ!!』ってやった時のダイス目いくつ? 『空を飛ぶ犬がー!』ってやった時の達成値」 レーグネン「えーと、〈知識:神秘学〉で12」 DM「お前その達成値でよくも聞いてきたのぉ!」 12ではゴブリンレベルの「超メジャーなモンスター」くらいしか知りようがないという。 ダスティ「まぁまぁ、一応確認は必要ですから」 レーグネン「なんか犬がいるぞ!」 DM「あと〈知識:次元界〉だとどうだった?」 レーグネン「〈知識:次元界〉は8でした」 DM「よく聞いてきたなお前! その達成値で!! 帰れ!!!」 レーグネン「門前払いされた」 DM「お前四足歩行の獣全部犬だと思うぞ」 レーグネン「見える犬と見えない犬。あとなんか影に潜る犬。犬3種類いるぞ」 全員爆笑 アルブレヒト「次は俺の番かな。これってハウラーじゃないかって推定した時のだよね?なら〈知識:神秘学〉で25だった」 DM「〈知識:次元界〉は?」 アルブレヒト「そっちは15」 DM「うんうん、なるほどね。じゃ『ハウラーではないな』と思った」 アルブレヒト「なるほど」 ダスティ「まぁ見た目違いますよね。なんかハリネズミみたいなやつでしたっけ?」 DM「そうね、あっちはね」 ダスティ「結局正体はわからないと?」 アルブレヒト「うむ、わからん!」 DM「襲われながらちらっと見て『ハウラーじゃない……』って思った」 ダスティ「見えない方の心当たりは?」 八夏「見えないからわからないのでは……」 ダスティ「まぁ一応なんかあるかなと」 DM「じゃ〈知識:神秘学〉が25だとインヴィジブル・ストーカーかなと思った」 アルブレヒト「消える敵多過ぎてわからん……」 DM「インヴィジブル・ストーカーっていう、透明なモンスターがいるのよ。で、『インヴィジブル・ストーカーのフィギュアです』っていって何も置いてない台座を置くっていうネタが(笑)」 八夏「台座があるだけまだ温情ですね」 レーグネン「さすがインヴィジブル」 DM「指定された獲物を地の果てまで追い詰めるという恐ろしい能力を持っているよ。ただしそれ以外能力は無い」 ダスティ「あれか、ハイウェイスターみたいな?」 DM「そうそう」 レーグネン「じゃ次はクラウス」 クラウス「いきまーす。『レーグネン、対処と言われたがアルブレヒト様はもがいているだけで敵が見えないぞ!』」 アルブレヒト「あんまりディスるな!」 お兄様以外大笑い アルブレヒト「俺が勝手に転んだと思い込むほど貴様はバカなのか!?」 クラウス「どうしよう……見えてはいないんですよね?」 DM「『見えてないっスよ!』って小力も言ってるよ」 クラウス「アルブレヒト様に向けて攻撃して、誤爆したら死んじゃうかなぁ……」 DM「ダスティ、チャンスだ! 撃て!」 ダスティ「え!?」 DM「あの夢の様に。そうすればいけ好かない貴族野郎をぶち殺せるぞ。誤射でしたって言って」 ダスティ「天の声が……今組み付かれているんですよね?」 DM「いや? ちゃんと自分の手番以外のプレイ見てた?」 ダスティ「あ、そうなんですね。あの夢の時は組み付かれていたから今も知らない間に組み付かれてたのかと……」 アルブレヒト「攻撃喰らって足払いされたんだよ」 DM「次からちゃんと見てないで状況誤認したら『お前はそう思っている』って言うからな!」 クラウス「攻撃は出来るんですか?」 レーグネン「『この辺狙う』みたいなことは出来るけど、斬りかかっても当たるかは分かんないね」 アルブレヒト「状況的に怪しい空間とかは無くて完全に見えない」 クラウス「とりあえずアルブレヒト様のあたり、っていうのかなぁ……」 DM「描写的にはアルブレヒトとかその周辺の影から攻撃が飛んできては引っ込んでるを繰り返している感じかな」 クラウス「いくつかある影かぁ……じゃあ壁側の影の方に向かって攻撃します……16です」 DM「16は当たらないなぁ」 クラウス「低かった……」 アルブレヒト「空振りした? それとも弾かれた?」 DM「弾かれた」 レーグネン「お、手応えはあるのか」 モニカ「なるほど」 クラウス「見えない何かに弾かれた!? アルブレヒト様は攻撃されているぞ!」 DM「じゃモニカ。全力で逃げてください」 モニカ「え? あ、そうか……」 ダスティ「フィアーかかっちゃったから」 モニカ「でも逃げる場所なくない? どうやって逃げるんだ……」 DM「仲間は障害にならないんで、幾らでも後方に(笑)」 モニカ「逃げました」 DM「ろ、ロールプレイする気皆無……!!」 レーグネン「次、ヤカさん」 八夏「ということは私も逃げなくちゃいけないのか」 DM「そうだね。八夏さんすげぇな。勇んでやってきたのに前は真っ先に逃げ出し、今も真っ先に逃げ出すという(笑)」 八夏「かっこ悪いなー。えーと、全力だから倍でしたっけ?」 DM「そうだね。これ、下手に明かり配らなかったら逃げださずに済んだね、結果論だけど。みんなが明かり持ってるからどこまでも逃げられるよ」 アルブレヒト「さて、立ち上がって……密集し過ぎでグリッターダストが撃てない……インヴィジビリティを使うぞ」 DM「じゃ機会攻撃だ。23まで命中」 アルブレヒト「くそー、起き上がるときに使うと思ったのに DM「起きるときに使うと足払いが無駄になるからさぁ。ダメージ9点だから目標値21ね」 「起き上がる」という動作は機会攻撃を誘発するのだけれど、このタイミングは「転倒状態」に対して行われる為、ここで足払いは無意味なんですな。転倒状態はACに-4のペナルティを受ける為、普通はそれでも攻撃する方がお得なわけだけど、アルブレヒトの様に紙装甲相手ならば、わざと起き上がらせてからもう一度足払いした方がまた転倒させることを期待出来て、動きをハメられることになるわけです。まぁこういった立ち回りが可能かどうかは、モンスターの頭の程度次第ですが。 アルブレヒト「……よし、成功した」 一同『おーー』 DM「あ、もう一発飛んでくるの忘れてた。レーグネン襲っている方の奴から」 アルブレヒト「そうか……」 DM「まぁ当たるんだよ、ダイス目が16だから……13点」 レーグネン「クローズ・ウーンズ撃ちます。7点軽減で」 実はレーグネンはもっと有能なので、彼のクローズ・ウーンズはダイスが1でも9点回復するはずである(笑) DM「じゃ足払い対抗ロール」 アルブレヒト「両方来るのか……そりゃそうか。狼系だから噛んだついでに倒してくるのか」 DM「そうそう。足払い強化。モニカにもやったじゃん。対抗ロールどうぞ。……こっち27。先に言ってあげる優しさ」 APを使うことで回避する余地も在るので、普通は達成値を教えません。でも教えて貰えたってことは、「AP使えば勝てるかどうか」が予めわかるので、大きな情報アドバンテージとなります。 アルブレヒト「……うーん残念」 DM「じゃぶっ倒された」 ダスティ「戦線崩壊しちゃいましたがどうしましょう?」 アルブレヒト「リムーヴ・フィアー使ってあげればなんとか」 クラウス「この2人に? ここから? 飛ばせる?」 レーグネン「飛ばせはしないけど……接触しなくてもよかった気がする」 DM「それは飛ばせると言います(笑)」 ダスティ「とりあえず攻撃でいいかな。攻撃します……ダメだ、12」 DM「次の方」 レーグネン「敵の番です」 DM「このままお兄様を喰っていようかね。半分の確率で当たるし……」 ちなみにモニカは、逃走中で考える余地も無いこのタイミングを活かし、アルブレヒトの所持呪文の効果を調べている。 Don't give up justice, I want to get truth! 別に本当に漏らしたわけではない。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト デイライト……使っておけばよかったなぁ……。 前回はグリッターダストで対処したので、デイライトでいけそうなこと忘れている? 使っていなかったことで不意打ち集中攻撃されて、使うチャンス自体ないし! よし『明かりはあらかじめ。ケチってはダメ』心に深く深く刻んだぞ……。 ・モニカ あっさりと漏らすモニカさん。お兄様の大ピンチに何も出来ることがないという、キャラクター的にも大ピンチなシーンでもあるのだった。 ロールプレイが薄かったのはアルブレヒトの呪文をせっせとまとめていたからですね、すみません。 ・レーグネン AC高めなのが取り柄! アタッカー2人がセーヴを落とし、お兄様はボコられ、敵はよく分からない、うん、ヤバイぞ! シナリオ初っぱなの知識ロール失敗が響いてくるの悲しい(笑) ・八夏 前回は何も出来ずに逃げてしまい、今回はと意気込んだらこの始末……。 そして始まるわんわんパニック。 しかし本当によく噛まれるなぁ、お兄様。 貴族だからいい匂いとか本当にしているのだろうか、潜在的に? ・ダスティ なんかもう、お約束のようにアルブレヒトが狙われて、あっという間に戦線が崩壊して、いつものパターンに(涙) まともにぶつかり合えば、みんな強いはずなのに、毎回そうならなくて辛い……。 ●WEB拍手より >ダスティの方を応援してます。アルブレヒトはさぁ、様付けとか雇い主として給料も払えてない現状では、無理があります。 >レーグネンやクラウスにも払えてないでしょ?この2人は家の格とか見て、知っているだろうけど・・・ >ダスティは、そこまで詳しくないでしょ。往復の旅路だって、追加報酬を出せてないですよね? >後、前回の対策ど忘れで呪文ミス、混乱しての逃走と連続昏睡のコンボは凄い。戦力として信用できない相手ですね ダスティ応援ありがとうございます。キャラクターを気に入ってもらえるのはとても嬉しいです。 それはそれとして、誤解を解きたく!(笑) アルブレヒトは十二分どころか三十分くらい報酬を払っているんですよー! そもそも「パーティーメンバーは報酬山分けが当然」という「メタな価値観」を持ち込まずに考えるのが(少なくともこの世界のキャラクター目線では)自然なわけなんですが、それを踏まえた場合。ハインリーケが「アルブレヒト(とモニカ)に渡したお金」は別に「パーティーで頭割りして貰えるお金」ではありません。あくまで「アルブレヒト(とモニカ)の個人資産」です。他のメンバーにはビタイチ何の権利も有りません。その上でアルブレヒト達は「宿や食事の格差を設けず、費用は全額負担」「必要な装備である馬も支給」と、この時点で破格の高待遇です。 それに加えて「ファヴへの登録を、生命の危険を伴う傭兵ランク査定を免除して行えた」も「完全にアルブレヒト達の人脈による恩恵」で、普通は(ヴィーリオンに於いて犯罪者である)ダスティが金を払って『どうかあなたのコネで免除をとりなして下さい。前科を問われないようにして下さい』と頼み込むべきことだったります。これをまとも払ったら、国外逃亡の際にアルブレヒト達から受け取った報酬が彼の手元に残ることはないでしょう。 あとロートヴァルトからヴィーリオンに向かう以降は、ダスティが「自ら同行を志願してきた」であって、業者としての彼に高額な報酬を支払う義務は一切無いってのもありますね。既にダスティではなく「ノイエ・エイファスの力で移動する」になってるんで。仮にあの時点で「もっとお金ください。くれないならタメ口上等です」と言ってたら、「あ、じゃあいいです。キャスがいてくれれば問題無いんで。さようなら」ってだけの話になってしまう(笑) 更に前述の通り「身分や立場の差を問わず報酬は山分け」なんて常識もこの世界には存在しないので、アルブレヒト達が「そうする」とさえ判断すれば、「ダスティの腕相応の『NPC傭兵に支払う相場の報酬額』さえ支払えば十分報いている」ことになります。そしてそれは一般的に「PCがシナリオをクリアすることで得られる金額」よりも安いはずです。その上、「この世界の傭兵達にとって一般的な報酬分配比率」の場合、基本的にスペルキャスター系が最も高額となり、次いで特殊能力を持つタイプのレアな戦闘職、そして盗賊枠、最後に「単に武器使えるってだけの前衛枠」なんですね。つまりこのパーティーで言うなら最下級の報酬序列かつ最低の社会的地位なのがダスティなんです。なのでダスティは「身分の差を問わず山分け」という「超々破格な条件」で契約していることになります。 当然プレイヤーレベルで「ダスティは凄く待遇がいいよ(中略)報酬平等もゲームの都合でありそれが当然で片付けるもんでもなし」とも伝えてるわけで、その上で「キャラ目線ではそんな高待遇されてる自覚が無いので不満である」というのも「それもまたロールプレイ」ってことなのですが、少なくとも世界設定上・客観的に見て「払うもんも払わずに偉そうに」なんてことは全然無いんですよー。 戦力として信用ならないのは、まぁダスティはダスティで「自分が大言壮語して状況追い込んでるのに、ピンチになったら見捨てて逃げようとしている」わけで、お互い様ですね(笑) |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:ぬばたま ●アルノー・ヴォルフェンビュッテル男爵<飛竜殺し“Wyverntöter”> 698~ ヴォルフェンビュッテル家嫡男。戦勝神の騎士としては珍しい弓の名手。 客観的に判断すれば優秀な武人だったものの、騎士道の世界に於いてはやはり弓の腕より剣や槍の腕が重視される為、父親の偉名に押されまくりであった。本人としても周囲の「えー、騎士が飛び道具とか……」といった目は鬱陶しく感じまくりだったものの、「だってしょうがないだろう。俺はこっちの方が才能があるんだから」と、バーン気質な開き直りと共に日々鍛錬だったところ、ある日たまたま領内に飛来したワイヴァーンを射殺したことで一躍スターダムに。 この世界、竜さえ殺せば誰もが認めるヒーローになれるのであった。 そんな生い立ちのせいもあり、アルブレヒトのフリーダムな生き方にもそこまで否定的ではない。だからって好意的でもないが。 無論、モニカに対してはとても好意的であり誇りに思っている。 現在使用している武器は魔弓「タプファラー・ツァイゲフィンガー(勇敢なる人差し指)」。一般的な性能強化に加え、士気向上及び、大幅な射程減少を代償に破壊力を跳ね上げる魔力が付与されている(モード切替可能)。 |
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■ブルーロック #8 サッカー版虎の穴みたいな場所で最強のストライカーを育成する漫画。 つっても別に反則上等のヒール育成ではない(笑) 最後の5人まで絞り、なれなかった他の全員は絶対に日本代表に選ばれなくなるという背水の陣的な条件。 でもこれ、途中脱落した「最後の1人にはなれなかったが、それでも超優秀」なキャラは、外国のプロになって再登場とかなら可能なのか……と一瞬思ったんだが、あくまで「ワールドカップ優勝を目指す漫画」であって、プロサッカー選手を目指す漫画じゃなかった。 物語的にはワールドカップ優勝まで描かずに、勝ち残った時点で終わりそうではあるが。タイトル的にも。 ところでサッカー知識ある人に聞きたいんだけど。 「ユース世代全体からまず300人集められて、最高レベルの環境でサッカーの練習だけし続ける環境」と「5人に残れたらU-20W杯登録確定。脱落したら今後日本代表は不可能だが、別にプロサッカー選手になることは何の問題も無い」って条件、そんな部の悪い話でもなかったりする? 優秀でプライド超高いが、「全部お前1人でいいんじゃないかな」って無双するほどは優秀ではないキャラが、自己中プレイで足を引っ張りまくることに「どう対応するか」が今回の焦点だったわけですが。 本当に自分が気持ちよくなることしか考えてなくて、試合に負ければ全部他人のせいってキャラなもんだから、「俺にボールを集めろ! それだけで勝たせてやる!」じゃなくて「俺にボールを集めろ!(うわぁぁぁぁ突破できない~)」で、読んでるこっちのストレスも結構なことになる中で。 主人公が「ああ、こいつは協力する相手じゃなくて、一方的に利用してやればいいんだな」と覚醒するシーンが最高に気持ちいい(笑) 無双は出来なくても1.5人分くらい強いのは間違いないんで、相手の警戒を誘う囮としては優秀だから、精々吠えてて下さいっていう割り切り。 ここに至るまでに「こんな風に『言われたことを逆に言い返すシーン』があればいいなぁ」と思ってたら、まさしくドンピシャなシーンが展開されて「これを待っていた!!」過ぎて拍手喝采。 もちろんこれで何の成長もせずに終わるわけではなくて、それも含めて面白かったんだけど。それはそれとして「ここでマジでなんの成長もせずに脱落しても面白いな」とも思ったりした(笑) あとアンリさんの出番をもっと! さらに眼鏡かけてる姿をもっと!!!(難しい |
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■ガンスミスキャッツ #1 Kindleで1巻無料だったので懐かしさのあまり。 今読んでも十分面白かったんで、続きも買おうかな~。紙の本はもう手放しちゃってたからなぁ~。 というわけで昭和生まれのガンオタは大抵読んでると噂の(個人の感想です)漫画。 ワダツミはミリオタではあるものの、個人レベルの武器は「対戦車兵器以上」が興味の対象だったりで、銃は全然知らんわけで。 「Cz75といえばガンスミスキャッツ」という認識は未だに上書きされていない(笑) そしてエッチなシーンが割とよく出てくるのもあり、子供心にドキドキした思い出も懐かしい。 そーいやこれ読んでた頃はミニー・メイにドキドキしても「自分と同じくらいの年齢のキャラだから何か問題が?」だったんだよな(笑) ってーかヒロインがカジュアルにセックス出来ちゃう時点でも「メッチャ驚き」だったのに「元娼婦」とか刺激が強過ぎだったよ! そんな中、一番ドキドキしちゃったのがこのシーン。 まぁページめくってスゲーショック受けるんだけどね!!! |
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■プレゼントありがとうございます!!! 今日帰ってきたらポストに森への徴兵令状が!!! このシリーズ遊んだことがないんだよ!! しずえのamiiboは2種類持ってるけどな!!!(笑) |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター1 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 前回セッション終了後のモニ。 モニカ「お兄様がどんな呪文を使えるのかをパーティー間で把握した方が、作戦を立て易いと思うんです! ピンチの時のアイディアも具体的に出せると思うし!! だからお兄様、呪文の情報を共有して下さい!!」 プレイ当日 アルブレヒトの中の人「呪文リストは朝チャットに貼っといたよ」 DM「……いや、呪文の名前だけ並んでても、モニカ、ダスティ、クラウスは初心者なんだし?」 アル中「え、俺が効果まで説明しないと駄目なの?」 DM「素晴らしく建設的な意見を出して、見事なやる気を見せてくれてる初心者相手にお前はお前はお前はぁぁぁぁぁぁぁ!!! こぉとぉもぉあろうに『なんで俺がそこまで説明してやらないといけないの?』だぁぁぁぁぁとぉぉぉぉぉぉ!?」 アル中「え、いや、その……」 DM「挙げ句当日の朝7時にリスト出して、『今からこれ全部お前ら自分で調べろ』ってことなわけぇぇぇぇぇぇ!?」 アル中「俺が悪かったぁぁぁぁぁぁぁ!!! ホントごめんなさい!!!」 モナカ「もう自分で調べるからいいです(ぷい)」 結局共有されないままプレイ開始だ!! DM「というわけでさぁ行こう、どうぞ」 アルブレヒト「今回はコンティニュアル・フレイムもあるからバッチリだぞ」 レーグネン「暗闇対策は?」 アルブレヒト「コンティニュアル・フレイムだ」 ダスティ「暗闇対策はOKなんですか?」 DM「アルブレヒトの発言を聞いてないかの如く(苦笑)」 ダスティ「じゃ明かりはまずは大丈夫と」 レーグネン「皆さん、リムーヴ・フィアーはかかっているんで」 クラウス「マインドブレード出しておきます」 レーグネン「今日こそ村を……」 DM「燃やすぞ!」 一同『えっ!?』 レーグネン「村を燃やして逃げよう!」 DM「証拠隠滅!」 モニカ「いいのかそれは?」 レーグネン「神は見ている……」 DM「恐ろしい魔物の仕業ですって言おう」 アルブレヒト「戦勝神にすごい誓い立てちゃったからなぁ」 レーグネン「そんな爆速で堕ちたくない……」 DM「それやったしな、もう。プレイ2回目で堕ちる聖騎士は」 ダスティ「どんな経緯が……」 レーグネン「悲しいことがありました……」 ダスティ、結局君は本当に他のリプレイ読んでおいてくれないな(笑)(読んだらより楽しめるんで、暇を見つけて読んどいてと言ってからリアル1年近く経過) クラウス「では、いざ……」 アルブレヒト「ダスティ、コンティニュアル・フレイムの呪文レベル2の奴持ってて」 コンティニュアル・フレイムの呪文は魔導師と神官、どっちでも使える呪文なんですが、魔導師呪文としては2レベル呪文なのに対して、神官呪文としては3レベル呪文なのです。なので後者は通常2レベル呪文であるダークネスに対して、呪文レベルで優越出来ることになる。 DM「早く進みなさい。準備で悩んでグダってるから、どんどんサクサク行こうぜ」 ダスティ「じゃこの辺まで」 DM「バンバン行きなさい」 ダスティ「じゃ……〈視認〉とかいろいろやりつつ行きます。これアルブレヒトが一番最後でいいんだよね?」 アルブレヒト「まぁね」 クラウス「ダスティフィギュアの作りこみがやばい」 アルブレヒト「ダスティこんなかっこいい奴だっけ?」 ダスティ「いやいやいや……かっこよかったですよ」 レーグネン「大分かっこよくなった」 アルブレヒト「こんな奴仲間にした覚えなかったけど」 ダスティ「パワーアップしたんですよ」 DM「前回貴族的発言したから見た目も急によくなったんだよ」 アルブレヒト「あまりみすぼらしい格好で付いてこられても困るからな」 DM「貴族的発言をしたことでブリリアントさが増したよ。『あれ? こいつちょっと貴族っぽくなってね?』って」 クラウス「でもお兄様からは嫌われている」 アルブレヒト「だから一番遠くにいる」 火の玉ストレートに嫌ってらっしゃる(笑) ダスティ「さて、とりあえず分岐のところまで来ましたが大丈夫ですか?」 アルブレヒト「大丈夫じゃなかったらDMがちゃんと教えてくれるよ」 クラウス「そろそろ先日襲われた場所の近くだ、気を付けよう」 DM「皆は〈視認〉を振ってもらおうか」 八夏「5……」 レーグネン「23!」 DM「表情の暗い八夏よ、私は割となんでもないところでサイコロ振れと言うぞ」 レーグネン「デコイダイス(笑)」 アルブレヒト「16」 クラウス「10」 ダスティ「15」 モニカ「20」 DM「何も起きないです」 ダスティ「じゃ行きます」 DM「レーグネンがいい目出したけどね。20近く振ったでしょ?」 レーグネン「20出しました」 ダスティ「前は右の方に行こうとしたんでしたっけ? 右でいいですか?」 アルブレヒト「あっち(左)なんか見える?」 ダスティ「じゃ見ます。ここから見える範囲で」 レーグネン「あ、ダスティ明かり持っている印無いからつけておいて」 ミニチュアの台座に貼ってあることがある赤い円形シールは、明かりを展開中の印です。 これの有無が最優先される為、「さっきライトの呪文かけて貰ってました」と主張しても、この印が無かったら ことにされ、覆ることはありません。 TRPGはそのへんの「本人は宣言してマスターにも伝えた気になってるが、実際には声が届いてない」とか「本人は宣言したつもりだが、実際は宣言してなかった」とか「宣言したしマスターも返事をしたが、それを忘れて『聞いてないよ』と言われる」なんて行き違いによる水掛け論がよくあるトラブルなので、道具を使用しての視覚化・明確化は便利です。 ちなみに「ダンジョンを出ても明かりシール外さずにずっと付けっぱなし」でプレイしてて、別のシーンで隠密行動してるのに煌々と光を放っている、なんてパターンもあり得る。「マスター冒険者だからそんなことしないですよねわざわざ言わなくても」と主張されても「だがここに例外が存在する」と一蹴されます。 アルブレヒト「左側、この先通路は続いている感じですか?」 DM「あ、そっちでいいのね? そっちに一歩踏み出したと思っていいのね?」 ダスティ「はい。そっちの方を少し見るために移動しました」 よくミニチュアを動かさずに「上半身を覗かせてるだけです」「首だけ覗き込んだつもりだったんですが」と言われたりして揉めるので、ミニチュアでプレイしていてもこういったシーンでは入念な確認が必要な場合もあるのだ。 DM「じゃ空間が広がっているね」 アルブレヒト「通路じゃなくて広めの場所になってる感じっぽい?」 八夏「では先にそちらから見てみようか」 ダスティ「じゃ警戒しつつ……」 アルブレヒト「マスターシーフはいつも警戒しているからな」 これもマジでアルブレヒトのプレイヤーが何度も何度も指摘している定番コント化しているやりとりなんだけど。 D&Dは「警戒しません」とわざわざ宣言でもしない限り、常時警戒している扱いです。「君は町中で気を抜いているから不意打ちを受けた。判定の余地は無い」なんて言われることもありません。「聞き耳」「視認」は常時発動しています。 レーグネン「さすがに分岐点にきたらアルブレヒト様は中に入った方がいいのでは」 ダスティ「中に入る?」 DM「パーティーの隊列の中に入るってことだ(笑)」 アルブレヒト「最後尾にいて反対側から来たら困るだろ」 DM「アルブレヒトはけっこう我を忘れて一目散に逃げるタイプだって前回判明したからな」 全員爆笑 アルブレヒト「逃げたんじゃないんです。離脱しようとしただけです」 レーグネン「で、離脱したところを完全に狙われるという」 八夏「典型的アメリカホラー映画で最初に犠牲になる人ですね」 DM「『こんなところにいられるかー!』って言って逃げて一瞬でボコボコにされたからな、前回」 アルブレヒト「頭のいい人はそうなるんです。弁護士とか最初に死ぬらしいですよ」 DM「社会的地位が高いからって理由で生き残る作品もあるけどな」 アルブレヒト「インテリ系は真っ先に逃げ出して真っ先に死ぬ運命かな」 レーグネン「ダンジョンミニチュア組み替えます?」 DM「そうね……戦闘中に反対方向行くなよ? 面倒だから(笑)」 クラウス「フィアーで逃げていくとか?」 八夏「恐怖で逃げだした場合はご勘弁を」 ダスティ「じゃあここまで出て……」 レーグネン「後ろまでついていきます」 ダスティ「お兄様の位置はどうします?」 アルブレヒト「真ん中あたりで」 八夏「後ろを警戒しておきます。どのみち接近されると攻撃できません」 レーグネン「ヤカさんってACどれくらいあるんです?」 八夏「19。ACは十分なんですが……」 DM「八夏は最前衛で戦う人じゃないからな。一歩下がって後ろから『戦えー、私を守りながら戦うんだ!』っていう人だから」 彼女の武器は長さ3メートルの大身槍なので、1マス遠くの敵を攻撃出来る「リーチウェポン」というカテゴリーです。なので隣接されると「懐に入られた」ってことで、大身槍の攻撃範囲から外れてしまうのですな。その場合はどうにか距離を取るか、脇差の出番となります。まぁそれでも十分戦えるんだけどね(笑) ダスティ「何か見えます、この辺?」 DM「いつも言っているように、私は見えたものしか置きません」 これまた「口頭説明でのイメージ共有の限界」に依るトラブルが日常茶飯事なのに対して、フルミニチュアプレイであるTRPG部では、「ミニチュアと違う場合はDMが明確に説明する」ことになっており、なにも言わないってことはミニチュア通りってことなのです。 ダスティ「なるほど、何もなさげに見えると。じゃあ、こっちの方まで動きます」 レーグネン「さっきまでダスティがいたところまで動きます」 ダスティ「念のため捜索します?」 DM「というわけで」 ダスティ「はい」 DM「……なんでもない」 八夏「盛大に何も起こらない!?」 アルブレヒト「奥の方は目視しているけどさすがに薄暗いと思うんだ」 ダスティ「じゃ照らしますか、もう少し。今持ってる光ってどれくらい届くんでしたっけ?」 アルブレヒト「20フィート」 ダスティ「なんかもっと強いライト使ってませんでした? アルブレヒト「それは後ろの人が持っている」 明かりの効果範囲確認タイム。 ここで代表的な明かりの種類を解説しよう!
セレスチャル・ブリリアンスはあまりに凶悪な強さで、考えた人間に「ねぇゲームバランスって言葉知ってる? 知らない? じゃあしょうがないね」って真顔で問い詰めたいクソ呪文なんですが、TRPG部では大幅に弱体化しています。 ダスティ「今一番明るいのを持っているのって誰なんです?」 DM「みんな明るさは一緒だね」 アルブレヒト「陽光棒使う?」 ダスティ「それってどれくらい持つんです?」 DM「6時間だよ」 ダスティ「じゃ付けてもらえるなら」 DM「どうせみんな15分くらいで帰ってくるから効果時間なんて関係無いさ」 ダスティ「ではこっちの方を照らして確認してから行きましょう」 アルブレヒト「その辺に行ってダスティが襲われない……よしOK!」 レーグネン「落とし穴もない」 クラウス「落石も」 八夏「炭鉱のカナリアですか」 レーグネン「逆にこの辺でバタッて倒れた時にどうすればいいだろう」 クラウス「呪文で……」 レーグネン「スライド!」 アルブレヒト「腰に紐巻いておけばいいんじゃない?」 イラスト:★Yuuki お兄様、言葉のビーンボールが矢継ぎ早ぁ! ダスティ「みんなで行きましょうよ、ここは……」 レーグネン「全員で行ったらモンスターがいたら一気にやられてしまうではないか!」 まぁこれ、「先行偵察役がスニーキングミッションを行って敵の先手を打てるメリット」と「最初から全員で強襲して、偵察機が撃墜される危険を減らす」の「どちらも一長一短」なので、ダスティの「自分だけ危ない目に遭うのは嫌だから一緒に行こう」も決して「タダのヘタレな弱気発言」ってわけではない。「そこだけ切り取れば」だが。 だが見方を変えれば、ダスティはアルブレヒト、モニカ、レーグネンがズタボロになりながらも自分はそうでもなかった。これは一般的に「アーチャー」が「前線に立たない」「影響力が大きな手段を持たない」ことで、比較的タゲられる確率が低い存在だからゆえで、結局の所「行軍中はダスティが危険。戦闘中はアルブレヒトを筆頭に、彼以外の前衛が危険」という、持ちつ持たれつな関係なのですな。 つまりアルブレヒトの突き放しは別にしても、ダスティ先行偵察は「至って真っ当な作戦」で、イジメでもなんでも無い。 だがそれはそれとして、パーティーの有力者に正面から喧嘩売って全力で心象を悪くした上で「自分だけが危ないの嫌だから守って下さい」と改心も謝罪もせずに言い出すのは、ヘタれるの早くないか不良少年(笑) モニカ「二の舞ですね」 ダスティ「何か今のうちに警戒しておくこととかあります?」 八夏「敵の正体がわかっていないのでどうにもこうにも……」 アルブレヒト「耳栓か?」 ダスティ「リムーヴ・フィアーはどれくらい持つんですか?」 アルブレヒト「60分だっけ? ……違う、10分固定だ」 ダスティ「じゃしばらくしたらかけなおさないとマズいんですね。またあのダークネスがかけられたときの対処法はどうすればいいんです?」 八夏「多分消えずの松明が消えないはず」 消えずの松明はコンティニュアル・フレイムがかかってる木の棒。わざわざ松明サイズの棒にかかっているので、無意味にかさばる。もっと小さいアイテムにコンティニュアル・フレイムをかけて貰う方が明らかに便利なのであった。 アルブレヒト「レベル3の明かり魔法をかけてあるので、レベル2のダークネスだったら勝つ」 ダスティ「つまりダークネスはかけられることはないと」 アルブレヒト「想定通りなら」 この貴族、意地でも予めデイライトは使ってくれない『スゴ味』があるッ!(遠い目 Don't give up justice, I want to get truth! 光明は見えるか? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ほんと、わからない呪文は、その場で解説していけばいいよねと思ってたのです。 あと前回の件もあって、私の呪文の扱いが信用されていないんだよなぁ……、とちょっとへこんでたりもしてもおりまして。 もちろん、そんなつもりではないというのは承知してはいますが。 いろいろ申し訳なかったです。 デイライトは高価で、消耗品の巻物1回分しかなく、使いどころを探っているのです……。 ・モニカ 前回はモニカの預かり知らぬところで起きた出来事ゆえ、『なぜこんなにも不仲に?』というぽやんといった感じなのです。 それと、難しいところで、文章にすると理解できるのですが、会話で次々と聴いていると分からない事が多いのです。なのでデイライトという術の存在も「へぇ~……? 明るさ暗さにレベルとかあるんだなぁ~……」といった感じで聞き流していたような記憶があります。ファンタジー難しい(ごめんなさい、お兄様)。 まぁモニカが寛容過ぎて、甚だ不敬な「モニカさん」って呼び方を放置したことで「兄に対して粗相した」って意味では、甘いだけでは人の和は保てないってことだなぁ……(笑) 子供が母親に対して「ババァ」と言っても「腕白でもいい。たくましく育っておくれ」と躾けないでいたら、他所様の母親もババァ呼ばわりした……みたいな!! ・レーグネン 村を燃やすのは止めましょう(笑) 明かりの管理はうっかり多いので気を付けたい所! アルブレヒト様は敵にとても懐かれるので、なんとかしてお守りしたいのですが、なかなか。 ・八夏 実は懐に入られてもリーチウェポンで攻撃ができるようになる特技は存在しています。 今後の戦闘結果ではレベル上がったら取る候補に挙がるかも? そうならないような立ち回りの戦闘ができるよう心掛けたいものです。 ・ダスティ 前回、前々回と痛い目にあっているので、これまで以上に警戒してます。特に「暗闇」に対して。大事なことなので、聞き直すぐらいに。でも、魔法的な「暗闇」に関してはアルブレヒトの魔法で対抗するしかないので、アルブレヒトを信じるしかないんですよね。 |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:ぬばたま ●ユストゥス・ヴォルフェンビュッテル子爵<電撃の金梃“Stromschlag Brecheisen”> 680~ ヴォルフェンビュッテル家当主。猛将として知られる大騎士。 大叛乱に於いては、713年初頭ロールヴァーゲ領にまで迫った賊軍に対し、ロールヴァーゲ侯爵の呼び掛けで臨時編成された反撃の諸侯連合軍団「ゲーゲンヴィント(逆襲の風)」に参加。ユストゥスの率いるヴォルフェンビュッテル家の騎士達は、緒戦において領内に打ち込まれたバーン軍の楔の一つに対して猛烈なる逆撃を仕掛け、一瞬のチャンスに全てを注ぎ、強襲の代償として多大な犠牲を払いながらも橋頭堡の粉砕に成功。その一撃の素早さと威力から「電撃の金梃」と讃えられた。 |
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■ゴブリンスレイヤー #9 TRPGネタ解説ですが、ゴブリンスレイヤーTRPGのことではありません。D&Dと関連付けて勝手に語るだけです。そしてワダツミが何の説明もなく「D&D」って書いた場合、3.5版かそれ以前のことです。たまに4版や5版の話もしますが、そのときは注釈します。多分、気がつけば。他のTRPGの場合は、流石にそのことを書くはずです。きっと。恐らく。 あと「D&Dでこうだからゴブリンスレイヤーの描写はおかしい」という意図は一切無いので誤解して怒り出さないようにね!! また、基本的にあくまで「作品考察」ではなく「ゴブリンスレイヤーにかこつけてD&Dのことを話してる人」なので、記事にしている範囲内で明確に描写されていない部分に関しての「原作では~」「作者の発言では~」といったコメントはナシとさせて頂けると幸いです。これがまた「原作で○○って描写されてたのを自分なりに解釈したらこうです」と「原作で実際に描写された」のどっちも「原作では~」という流れでコメント頂いたりするので、見分けがつかなくて「原作では」「作者の発言では」情報ですら矛盾が多く、対応しきれんのですよ~。あとぶっちゃけ話が脱線しまくって際限がなくなるのも大変!! マジック・ミサイルがちゃんと5本出てるから、7レベルのウィザードか!! D&Dだったら2発と3発に分けて2体処理できるやつだな( ・`ω・´) D&Dは1レベルにエンデュア・エレメンツっていう耐熱耐冷呪文が有るので、暑さ寒さで悩まされることは最初から最後までそう起こらない。 つっても「ダメージ喰らうような高熱や低温」にはなんの耐性も得られないので、それに対しては2レベルのレジスト・エナジーに頼ることになる。 具体的には60度~-47度まではノーダメージである。 プロテクションって無敵置き盾だけじゃなくて、個人防御バフとしても使えたのか!! って今までもそうしてたけど俺が覚えてないだけかな(笑) D&Dはクリエイト・フードとクリエイト・ウォーターによって永久機関状態なので、冒険者に兵糧攻めは通じないのであった。 ただし小説での描写を鑑みると、物凄く美味しくない模様なんで、心は荒む気がしないでもない。 ちなみにより高レベルにはごちそうを出す呪文も存在している。 この辺の鏃に細工とかの「高いコストのかからない色んなオプション」って、やっててそれなりに思いついちゃうんだが、だいたいが「じゃあ敵もやるけどいい?」と聞くと平和的に解決する。 高いコストを払って「ウーンディング」が付与されてる魔法の剣とか、クラスの特殊能力としての「出血攻撃」とかだけでいいんだよな、と(笑) ゴブスレ世界はキュアで即座に治らない傷の鏃が超低コストで量産できるの、TRPGだとどうなってんのか気になるな。 ここまで空気が悪くなるのって、「みんなTRPGのキャラですよ」って前提だと「卓の雰囲気を想像すると怖い」ってなる(笑) でもTRPG部の「赤き森キャンペーン」もかなりこんな感じで空気悪くなって読者にマジで心配されてたが、プレイヤー同士は全然空気悪くなってなかったんで、そーいうもんかもしれんが! そして今日更新した真実キャンペーンのダスティ超煽りぶりも大概である。 |
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■ブー!!! そうだぞ!! ブーの分け前を忘れるなよ!!! ところでこれ、実際のTRPGで「パーティー全体で金貨80枚が報酬です」とか言われたら、文句出そうだよな(笑) でもルールブックで「NPCの傭兵を雇った場合」だと、この金額はそこまで安いもんじゃないという。 ブーの「うまいものリスト」が気になり過ぎる(笑) あと「怪しすぎる話だ。だが、きこう……」は実際のTRPGでもよくある状況だな!! ハムスターパワー!!! ストイックでクールな女神官がハムスターパワーで意気投合するシーンは、読んでるこっちも嬉しくなっちゃったぜ( ・`ω・´) |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター10 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 夕刻、見回りを終えて、浮かない顔のモニカが戻ってくる。 アルブレヒト「モニカ、何かあったのか」 モニカ「いえ、何も」 アルブレヒト「八夏、どうなんだ」 八夏「そうですね……」 アルブレヒト「何かあったのか」 モニカ「お兄様が気にすることではありません」 全員『(笑)』 DM「ついに、兄離れが!?」 モニカ「ご安心ください」 アルブレヒト「くっ。も、モニカ……!」 モニカ「それより、お体の様子はどうでしょう」 アルブレヒト「あ、ああ、だ、だいぶ良くなった」 モニカ「レーグネンは?」 レーグネン「そ、そそそうですね……」 クラウス「あのモニカ様が」 アルブレヒト「『お兄様には関係ありません』……と! クラウス、モニカに何があった。これまであんな態度をとったことはない」 『気にする事ではない』が、しっかり『関係ありません』に脳内変換されているアルブレヒト。 クラウス「モニカ様がおっしゃらないのであれば、私から言うことはありません」 レーグネン「ダスティは何か知っているのか」 ダスティ「モニカさんに聞いてもらえれば」 アルブレヒト「ダスティ。お前が原因なのだろう」 ダスティ「さあ、どうでしょう」 DM「では〈はったり〉を」 ダスティ「〈はったり〉16」 アルブレヒト「〈真意看破〉17」 DM「アルブレヒトは疑っている補正もあるから、明らかに嘘を吐いていると思うね。『また私がやっちゃいました』と顔に書いてある」 ダスティ「モニカさんの個人の考えによるものです。やはりアルブレヒトさん。あなたがモニカさんに聞いて、答えを導き出すしかないのではないでしょうか。モニカさんがどう言うかは分かりませんが。私が何を言ってもアルブレヒトさんは疑うかもしれないですし」 アルブレヒト「御託はいい!」 八夏「殿中でござる! 殿中でござる!」 だがここは江戸城ではなく、村落である。 ダスティ「私は、妹君に聞かれるのがいいと思います」 DM「マジカル自白剤ことチャーム・パーソンでも使う?」 アルブレヒト「流石にそこまでは(笑)」 なお、基本的にこの世界の倫理観に於いて他人の精神を望まぬ方向に操作する呪文は、とても印象が悪い。仲間の士気を鼓舞する呪文は問題無いが、チャームやサジェスチョンの様に「思考そのものを操ること」は、良識ある人からは眉を顰められる行為なのだ。スリープやホールド・パーソンといった「無力化」がグレーゾーンと言ったところ。 いわゆる「魔導師に呪文をかけられて操られる」というのが、「呪いをかけられる」に並ぶ「得体の知れない恐怖の象徴」なのだな。この世界は「バリバリの魔導文明」なので、よくある「魔法使いが気味悪がられている世界」ではないのだが、それでも魔導師は現代で「資格を得て銃器を所持している人」くらいには(人によっては)警戒の対象であり、精神操作呪文は「銃で脅されて命令を強制されたらどうしよう」みたいな忌避感があるのだ。なお、普通の武器持ってるのは日常的な光景過ぎて、忌避感は特に無い。魔法の武器(この世界のマジックアイテムの多くは、パッと見でわかるくらい見た目が違う)持ってたり防具が充実していると「うわ、スゲェぞコイツ」になる。 もちろん「モンスターに人権は無い」と容赦無くぶっ込むケースは普通に存在するし、別に悪ではないのだが、アニメとかで「精神操作(認識誤認をさせる幻術的な効果含む)で同士討ちをさせようとしてくる存在」が、往々にして主人公たちや視聴者から下衆扱いされるように、使われた側からは同様に目で見られることになる。 とどのつまり悪の組織が精神操作や幻術を駆使して人間を同士討ちさせようとすれば「なんて邪悪な!」と扱われるが、ゴセイジャーは幻術を使って敵を同士討ちさせても「正義の天使」であることを憚らないし、別に視聴者の多くも気にしないのだ(あれ? ダスティ「モニカさんの意思を尊重してあげてください。兄であるならなおさら」 モニカ「めっちゃ言いくるめてる(笑)」 ダスティ「実際そう思ってるし」 アルブレヒト「……」 八夏「これで言うかというと」 クラウス「モニカの心情を慮って」 DM「まぁ、ただ。たしかにパーティの村防衛プランを一部の人間に明かさないのかっていう統制上の問題はある。ルート変えたわけじゃないから大丈夫だけど」 クラウス「これで、別の日の村の防衛で、アルブレヒトがさらっと村長の周辺を重点的に守ったりしたら」 モニカ「あ、ありえるー!」 八夏「やりそう」 モニカ「一番貴族だから」 八夏「あなたも兄という立場なら、妹のことを信じてあげてください。納得できない部分はありますが、悪はありませんでした」 付き合いが浅いため、自分がどれだけ「それが出来たらアルブレヒトじゃねぇよ」な「正論」を言ってるかもわかっていない八夏(笑) アルブレヒト「くっ、ぐっ。ふー…」 ダスティ「ここまでの大事になるとは(笑)」 モニカ「もしかしらたダスティとお兄様、どこか相性がいいのかもしれない。方向性は違っても、結論が近いというか」 このあとダスティの猛烈な煽り攻勢が始まることを、モニカは想像もしないのであった。 アルブレヒト「も、モニカ。そこに座りなさい。私たちは今や、たった二人の家族かもしれないのだ」 ダスティ「そっちから攻めるか(笑)」 アルブレヒト「君たちの態度はただ事ではない。いったい何があったのだ」 モニカ「特になにも……ありませんでした」 アルブレヒト「そんなことはなかろぅ……。兄には言えぬ事なのか」 モニカ「言うような事ではございません」 DM「アルブレヒトはダスティのことを嫌いになるんじゃないか(笑)」 ダスティ「『妹を誑かしたのはお前か!』と(笑)」 DM「下賤の者が妹に何か吹き込んだと(笑)」 ダスティ「そんなつもりは無かったんだけどなあ」 八夏「後ろから攻撃呪文を撃たれる(笑)」 DM「モニカもこうやって兄に『なにも伝えない』ということを選択するの初めてなんじゃない?」 モニカ「そうかもなあ。うーん、大した事では無いし、最初は心配させるつもりも無かったですが。ここは『解決したらお伝えしますわ』」 退室するモニカ。 アルブレヒト「だいたい貴様。『モニカさん』とはなんだ!」 ダスティ「いえ、特に深く考えていたわけではありませんが。これから旅を続ける仲間として、自然とそう言っているだけですよ、アルブレヒト“さん”」 全員爆笑 DM「いったいった、ダスティがいったー! 完全に煽ったーっ!」 ダスティ「そういうつもりは(笑)」 DM「つもりが無いほうが余計タチ悪いわ!!(笑)」 ダスティ「気を悪くしたなら申し訳ない。ただ、これから一致団結して頑張るなら、こうした方がいいと私は思っています」 アルブレヒト「さんづけなら団結出来るなど、まるで意味が解らんぞ!」 DM「お兄様は特に没落してる自覚ないしね」 今回のキャンペーンをプレイするに当たり、「メンバーの半分が貴族や貴族出身」という特殊な状況を鑑みて「この世界における貴族への認識」を以下のように解説をしたんですな。 まず強く強く強く強調したのは、「よくあるフィクションの認識で、貴族を偉そうにして搾取するだけの害悪と短絡しないで欲しい」ということ。貴族=銀河英雄伝説のスペースボンクラ貴族みたいなイメージだけでプレイするのは、大いなる誤解だと。 この世界は貴族がちゃんと統治して問題無く動いてるところなんて幾らでもあるし、社会一般の認識として「この世は平等であるべき」という考えは極めて異端で、それを主張することは現代日本で「この世は生まれながらに高貴な人間とそうでない人間で区別するべきだ」と主張するくらいに「同意を得られづらい主張」となる。 反政府テロリストであるノイエ・エイファスですら「貴族を襲う」ではなく「悪い貴族を襲う」なので、貴族そのものを否定はしていないし、神が実際に存在して現世に関与しまくってる世界で、その神が「貴族はこの世に不要な悪である」と否定してない時点で、「貴族はおかしい」なんて発想はそう簡単には主流になり得ない。 だからモニカは貴族として「身分の差というのは認めた上で、それでも優しいお嬢様」を両立し得る。万民平等の精神が無い=悪というのは、捨てて欲しい先入観である。 ダスティはその上でなお「貴族を上に扱うのが気に入らないキャラ」をロールプレイするというなら止めはしないが、それはさっきも言ったようにこの世界に共感してくれる人は一般的ではないし、現代で「義務教育なんて不要。皆自由にするべき」「瀉血すれば何でも治る」「警察なんて無い方がいい」「そもそも法律なんてもんが不要。トラブルは個人の話し合いで解決出来る」「眼鏡外したほうが可愛い」とか主張する人くらいの目で見られるから、そのつもりで演じてねと念を押したわけですね。 フィクションでありがちな「民衆は貴族を憎んでいて常に叛逆の機会を伺っている者と、全てを諦めて感情を殺して隷属している者の2種類しか居ない」みたいなことは、地理的に孤立してる圧制者の土地でもなければ無いと(もちろん、そこまで極端じゃなければ、民忠低めの土地は幾らでもあるけど)。なんせ露骨かつ大々的に神に背いた悪逆非道な圧制者なんていたら、リアルに神罰(の大義名分を得た宣戦布告等、色々あるが詳しく話すと長くなり過ぎるので割愛)が下る世界だから。 なお当然、反社会のアウトローとしてなら別におかしくないって意味では「この世界でも存在し得る価値観」ではある。テンプレ的な「お貴族様が大嫌いなんでなぁ!」ってキャラだって普通にあり得る。ダスティもアウトローだからそうだと言われれば別に問題は無い。 だがしかし、チームワークの向上を目的として「この部隊では階級なんて関係無い。皆同じ戦友だ」なんて「指揮系統の明確化」という極めて効率的な戦闘システムを無視した思想をぶち上げる「優秀な隊長」は全然一般的でなくてむしろ異常で、パーティ内での社会的地位に格差の在る冒険者や傭兵に「パーティー組む以上対等に扱うのが当然」なんてセオリーも一切無い。対等なパーティーが居ないとも言わないが、それが当然なんてこともない。「待遇(報酬の分前等)が平等」なのと「身分が対等」はイコールではないので、「身分も対等が最効率」というのはあくまでダスティの認識でありこの世界の常識ではない、と。 ホント念を押したからね? マジで! 皆の前で! 何度も何度も!! アルブレヒト「モニカ様、アルブレヒト様と呼ぶのが親しき仲としても礼儀というものだろう」 ダスティ「そうですか」 DM「我々の感覚ですら、『親しい場合は必ず呼び方が砕けるもの。それを受け入れない奴はおかしい』ってわけじゃないしね。個人の関係なんで一概に言えるもんじゃないけど。なんにせよ現代人の価値観をそのまま反映すべきものではないし。ダスティも〈交渉〉は持っているから礼儀に対する社会常識としてアルブレヒトが言う事は理解はできる。理解した上で非常識な態度を取るならそれはまぁ君のキャラだから自由ではある」 ダスティ「まぁ、打算でいけば衝突する気はないので。『わかりました、ではアルブレヒト“さん”……』」 全員苦笑 DM「いやうん、この世界の感覚見解無く完全に喧嘩売ってるねそれっていうか『その態度は失礼じゃないの?』って指摘された後に一切直さずに煽るのヤバいな。全力で衝突する態度だな」 ダスティ「アルブレヒト“さん”……ま。これから気を付けます。ボロを出す事があるかもしれませんが」 アルブレヒト「……分かればよし」 これで怒らないどころか引き下がってるアルブレヒトがむしろ心配になるやつである。 なお、一般的な貴族に対して平民がこんな煽ったらその場で斬り殺されても文句言えません。 武士である八夏の価値観としても斬捨御免過ぎるシチュだったりします。そういった意味では彼女が見過ごすのも実はキャラがぶれているのだが、そこはDMが「日輪人の認識では~」と補足説明すべきことであった。 モニカ「この場に居なくてよかった……」 ダスティ「今日はもう寝ましょう」 アルブレヒト「……結局、モニカは教えてくれなかった」 ダスティ「やはり、妹様から直接お聞きになるのが良いかと。こういった事が初めてであれば、乗り越えることでさらに兄妹の絆が深まるのでありませんか」 アルブレヒト「『この野郎、いいこと言ったみたいな御託並べやがって……』という顔」 DM「ダスティのドヤ顔がムカつく(笑)」 ダスティ「あれ、私なんか言っちゃいました?」 アルブレヒト「寝る……」 DM(すげぇな……どこまでも煽りまくりだ……!! 一致団結する気ゼロ……!!) ちなみにこの世界の一般的な感覚としては、貴族組がダスティに「謙譲語で喋ることを求めない」「自分たちと同じレベルの部屋に寝泊まりさせている」とかは破格の寛容さであり、ダスティが一方的に「俺は歩み寄る気はない。お前たちが一方的に歩み寄ってこい」と言ってる感じなのです。 Don't use humble words. I want equality! 第3回終了!! この不良少年なんでこんな尖ってんの!? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト なんでこれで場を収めてしまったのか、と言いますと。 実際のプレイの時はあのダスティの煽りで『もうこいつはまともに取り合う必要ないな』と感じて話を打ち切ったんですよね。 リプレイとして文章にされたものを改めて読んで、後付けで心境をまとめると以下のようになります。 常識人であり、良識に富んだ貴族であるアルブレヒトは、彼の非礼をたしなめたわけです。 それに対してダスティはなにやら持論を展開したもの、彼の言う理屈がアルブレヒトには1ミリたりとも理解できないと。 あげく揉める気はないと言いながら、それを取り繕うどころか煽ってくる。 ここでアルブレヒトはダスティを『まともな人間』の範疇から外したのですね。 そもそもごろつきや異端者といった輩が礼儀や常識を解さないのは当然なので、それにいちいち腹を立てることはないし、人としての有り様をアルブレヒトが懇切丁寧に説いてやるような価値のある存在でもない。 なのでアルブレヒトとしては引き下がったわけではなく、彼への興味を失ったのです。 『下衆は相手にしない』アルブレヒトとしてはそれがおそらく一番自然なのでは。 まさかここまでダスティを見限っていたとは。 自分でも予想外でした。 ・モニカ 実のとこのお兄様に泣きついてもよかったんですけれど、モニカの判断うんぬんの話をきいて自分の問題であるかな、と、それ以上にアルブレヒトに心配させまいとした結果ですね。(しかしながらこのモニカ、めちゃくちゃ顔にでているのである) 「気にすることではありません」と実際に発言した瞬間のアル中(プレイヤー)の表情は忘れられません、絶句されておりました笑 しかし、しかし、それにしても、お、恐ろしいことになっておる……! 大変オイシくて結構なのですが、もしもモニカがこの場にいたならばダスティは死よりも恐ろしい目にあっていたのかもしれませんね。 ・レーグネン モニカの何気ない否定から、兄の狼狽えよう、大変笑わせてもらいました。 確かにアルブレヒトに対して何も伝えないというのは、大きな意味を感じさせるものでした。 ダスティの無自覚の煽りだ! その後のうっかりも含めて、端から見てるとダスティおいしすぎる(笑) ・八夏 第1回兄妹だけの家族会議、失敗!(オイ ダスティ・アルブレヒト・モニカの関係に、「一人娘がチャラ男の彼氏連れて挨拶に来た時の激昂したラー……もとい父親」を幻視する傍観者と化しそう。 母親ポジはレーグネン? それはさておき、貴族と平民の関係問題は貴族側にいる八夏も気をつけなきゃいけなさそうです。 プレイ中は気が回りませんでしたが、私もぶれていたとは。 しかしいきなり切捨御免しちゃうのも……錬金術銀製の脇差だからダメージ下がってるので致命傷で助かるかも?(違 切捨……抜刀……はて、つい最近どこかで話が出たような(スットボケ ・ダスティ プレイ時は「お嬢様が、不良っぽい少年と出会って初めはケンカもするが、それを機に変化が……。でも、シスコンの兄はそれが気に入らないようで……」みたいな、少女マンガちっくなノリに沸いていたのだが……そんな不良少年な勢いで突っ走った結果、最後のほうは少し悪ノリが過ぎたかなと、ちょっと反省してます。ゴメンね! プレイヤー同士は喧嘩せず仲のいい状態であることは疑いようがないゆえに、一部から「おいしい」と思われているわけですが、DMとしては「ここまではっきりガッチリ喧嘩売った」事実をギャグで流すわけにはいかないので、パーティー内の亀裂という意味ではかなり深刻な状況だと思っている次第である。 |
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■ゴブリンスレイヤー #8 杖で大事なところが隠れちゃってるじゃないか!!!! TRPGネタ解説ですが、ゴブリンスレイヤーTRPGのことではありません。D&Dと関連付けて勝手に語るだけです。そしてワダツミが何の説明もなく「D&D」って書いた場合、3.5版かそれ以前のことです。たまに4版や5版の話もしますが、そのときは注釈します。多分、気がつけば。他のTRPGの場合は、流石にそのことを書くはずです。きっと。恐らく。 あと「D&Dでこうだからゴブリンスレイヤーの描写はおかしい」という意図は一切無いので誤解して怒り出さないようにね!! また、基本的にあくまで「作品考察」ではなく「ゴブリンスレイヤーにかこつけてD&Dのことを話してる人」なので、記事にしている範囲内で明確に描写されていない部分に関しての「原作では~」「作者の発言では~」といったコメントはナシとさせて頂けると幸いです。これがまた「原作で○○って描写されてたのを自分なりに解釈したらこうです」と「原作で実際に描写された」のどっちも「原作では~」という流れでコメント頂いたりするので、見分けがつかなくて「原作では」「作者の発言では」情報ですら矛盾が多く、対応しきれんのですよ~。あとぶっちゃけ話が脱線しまくって際限がなくなるのも大変!! ゲート・オブ・バビロン!!(違 D&Dをプレイしててよく心配されるのが「射線上の味方への誤射」で、「これ撃っても大丈夫ですか?」と新米アーチャーに質問されるのが恒例の光景。 間に1人居ても10人居ても一律-4のペナルティというのも大雑把な話である。なお、「何人居ても-4で済むぜ!」というお得感よりも「1人居るだけで-4も受ける!」な印象のほうが強い気がする(笑) しかしタワーシールドがAC+4なんだから、間に「動き回ってる人間が1人いる」って時点で-4は妥当だわな。 伝統的にD&Dは「1日の呪文使用回数」を回復する手段は存在しないもんだったのが、4版ではそもそも呪文使用回数システムが完全に別ゲー化して、コンピュータRPGの「スキルのクールタイム」的な扱いになって、かなりカジュアルに再度使用可能になり。5版では「小休憩」というルールが導入されて、一部のクラスは1日1回、ちょっとだけMP回復出来たりする。これもそんな感じなんだろう!! こんなの絶対返り討ちに遭ってレイプされる以外の道が無いパーティー構成過ぎる……!!! てーかラノベやゲーム的に感覚が麻痺しているが、やっぱ「全員美少女のパーティー」って、違和感が凄いな(笑)(嫌いではない ヘカトンケイル!!!!!! やべーよちょーやべーよ! D&Dだと恐ろしい強さだよ! なにがやべーって本当に100回攻撃してくるんだ(真顔 あと呪文抵抗がメチャ高くて毎ターン90HP回復して神話級の魔法の武器じゃないとまともにダメージが通らない。 ディスインテグレートを完全に防ぐ低レベル呪文!!! やはりこのプロテクションは恐ろしい強さだな。いきなりD&Dでいうところのウォール・オヴ・フォース(5レベル呪文)使える感じだ。 そしてそんなATフィールドを打ち破れる数少ない手段の一つがディスインテグレート(6レベル呪文)だったりするのであった。 D&Dのパズスは強大なデーモン・ロードの1体で、彼の支配地域で空を飛ぶと「不敬であるぞ」と怒り出す恐ろしい存在だ。 ゆえにドラえもんはパズスに襲われざるを得ない。浮いているからな!!! パズズ自体はD&Dオリジナルじゃなくて神話の存在なので、ビジュアルもそれに準拠である。 ファミコン版ウィザードリィじゃマイルフィックのビジュアルにも採用されておりますな。 ナイス腋!!! 謎の光がいつも卑猥なところを隠すだけだと思ったら大間違いなんだぜ!! D&Dの「フラッシュバースト」は半径120フィートの範囲に目潰し効果を撒き散らすという恐ろしい広範囲呪文であり、味方も巻き込む。総員対閃光防御必須だ!! ヘカトンケェェェェェイル!!! 思いの外D&Dのビジュアルに近くて吹いた(笑) サンバースト!!! D&Dではレベル8呪文という恐ろしく高レベル。さすが勇者だな。 対アンデッド呪文なんで、「対霊体」でぶっ放したってことなのでしょうな。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! 度し難いセットだぁぁぁ!!!! これで三人揃って飾ることが出来るってもんですわい!!!! ナナチTシャツは次の遊びの日の着よう( ・`ω・´) パグマイアのシナリオ集と、ミンスク&ブー!!! ブーを忘れるやつは度し難いぞ!!! ちなみにジャイアント・スペース・ハムスターはD&Dの「宇宙船で冒険するやつ」ことスペルジャマーに存在する。ブーはミニチュア・ジャイアント・スペース・ハムスターだ。間違えるなよ( ・`ω・´) 度し難い風評被害というやつである。 正真正銘徹頭徹尾首尾一貫して普通のハムスターがあんなに賢いわけがない!!! あ、こら! ジャイアント・スペース・ハムスターの知力を見るんじゃない!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター9 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 DM「では、村に帰ってくると、若干批難めいた目で見られる」 村人「どこ行っていたんだよ! あんたたちが居ないうちに奴らが襲ってきたぞ!」 モニカ「やっぱりなぁ……」 ダスティ「申し訳ない。退治に行ったのですが敵も強く。討ち果たせず申し訳ない」 DM「モニカと八夏は何か言うことないの(笑)」 モニカ「ダスティが言っちゃったなって(笑)」 スポークスマン・ダスティ。 彼はこのパーティで最も積極的に意見・発言を行うことに定評がある。 彼個人としては素晴らしいことなのだが、「ぜんぶダスティに任せて他のプレイヤーは静観する」ことも多く、割とその都度「いや君ら黙ってちゃ駄目だよね?」とDMが指摘することがままある。 DM「村人からは生きて帰ってきて良かった半分、何やってるんだこいつら半分。村長も出迎えに来ている」 モニカ「村の様子はどうですか?」 DM「家が燃えているということはなさそう」 モニカ「うーん……。ちょっと考え中」 クラウス「自分は喋れます?」 DM「プルプルしてるだけで喋れますね」 クラウス「襲ってきた魔物を見た方はいますか」 村人「犬だよ! 影の犬! 影だよ! 一匹だったが恐ろしい強さだ。あんた達が居なくなってしばらくしてから、家畜を襲いはじめたんだ」 モニカ「では昼間に襲ってきたと」 クラウス「昼に現れたのは初めてですね」 村人「たしかに、初めてだ。奴は影から現れて、影に消えるんだ! おかげで家畜がまたやられちまった」 モニカ「人に被害は?」 村人「抵抗した奴が3人も殺されちまった」 モニカ「そうですか……」 八夏「忌々しい」 ダスティ「裏をかかれたようですね」 モニカ「出るとき〈視認〉のダイス振ったしね」 アルブレヒト「まあダミーだった可能性はあるけど」 保身……いや読者諸兄に「どうせどうあっても襲われてたんだろこれ!」的な誤解をされないようにシナリオの種明かしをすると(やはり保身)、村居残り組が当初の予定通り「買い出しが戻ってくるのとタイミングを合わせて村から森に移動」していた場合、この襲撃に居合わせて迎撃が可能でした。DMとしてはシナリオ作成段階で組み込まれていたトリガー&ルーチンの処理が、パーティーの行動計画に合致して「お、これはちゃんと迎撃できる流れ。やったぜ皆!」と思っていたのですが……。 村人の期待にいたたまれなくなったアルブレヒトが予定を前倒しにして村を出発してしまったのが分水領でありましたとさ。DMとしては「この天才にまかせておけ!! ハハハ、民の期待の眼差しが心地よい(ドヤァ)」ってタイプのキャラだと想定してたんだよなぁ(笑) モニカ「分かりました。ひとまず動けない者が3名おります。一度…………」 クラウス「一度休ませて頂いて、今後の方針を検討させてください。昼間にも現れるとなると、対応を変えねばならぬかもしれません」 村人「分かりました。今夜はお休みください」 モニカ「という批難の目を浴びつつ」 DM「批難半分、まだ慌てる時間じゃない半分」 八夏「遊んできたわけじゃないしね」 クラウス「アルブレヒトも血まみれだし」 DM「敵が邪悪過ぎてダメだったか」 レーグネン「この光輝ける男を以てしても、闇を照らせなかった」 DM「まあ、村長は気遣ってくれるね」 村長「聖騎士様たちが敵を倒してくれているおかげで、この程度の被害で済んでいるんですよ。して、今日は何体屠ってきたのです?」 ダスティ「俺の口からは言えない(笑)」 レーグネン「戦勝神ウソつかない」 ダスティ「俺が適当なことは言えないんでしょ」 DM「ザクを100機倒したんだって!」 ダスティ「それは言いませんけど(笑)」 村長「奴等の根城はどのような場所でしたか?」 八夏「深い闇に包まれた、恐るべき所でした。噂に違わぬ、魔境」 村長「深い闇……。なんと恐ろしい。皆さまがボロボロなのも、その恐るべき魔の狡猾な罠にかかってしまい、力及ばずということなのでしょうか」 八夏「誠に申し訳ないが」 村長「しかし、誰一人欠ける事無くお戻りになるあたり、前回の木端傭兵共とは格が違いますな。して、敵はどのような姿を」 村長の容赦ない追求に笑うしかない一行(笑) 八夏「敵の姿……、闇そのもの……」 村長「それは、闇の精霊かなにかで?」 ダスティ「多分そうなんじゃないかと。分かってないから」 モニカ「ちょっとまって、どう返すか考えるから(笑) 今、ここで対応を誤ると立場を失う人達に意識が無い(笑) うーん。『申し訳ありません。正直に申しますと、現時点で敵の情報を掴めている訳ではありません。廃坑に入り探索に向かったのですが、途中で暗闇に襲われ、命からがら戻ってきた次第です』」 村長「恐ろしい敵、という事ですね」 モニカ「敵の格については、現時点では私からは回答できません」 DM「本当のことを言う気はないが嘘も吐かずに済ましたい、政治家みたいなことを(笑)」 モニカ「敵の強さを詐称したくなくて」 DM「戦って、事実として恐ろしかったでいいじゃん(笑)」 ちなみに戦勝神は「嘘さえ吐かければ、どんな誤魔化しもOK」なんてアホなザル戒律の神ではない。大前提として「戦いに於いての秩序と名誉」が重んじられるので、意図的に戦果の誤魔化しをした言い訳に「聞かれなかったから」「解釈によってはそう言えなくもない」「正しくないかも知れないけど嘘とまでは言えないでしょ」と宣う人間を信頼、尊敬できるかどうかが問われるのだな。 なお、いわゆる「部下を鼓舞する為の嘘」は禁止されておらず、明白な指揮系統の中で責任持って行われるならば、それもまたArt of Warである。忌避されるのは、利己的な戦果の誇張や被害の過小報告といった恥ずべき(そして戦況を見誤る温床となる)背信行為であるからして。「じゃあ村人を制御するための嘘は許されるんじゃ」と思うかも知れないが、それはケースバイケースであり、少なくとも今回は「依頼人の領主は当然、村人も別にアルブレヒト達が責任を負っている部下・領民ではない」のですな。なので家畜や村人が殺されようが、それがやむを得ない過失の範囲に留まるならば、口で謝るだけで済んでいる。責任も軽ければ指揮権も軽い。 この辺はファヴとの契約次第であり、引く手数多なファヴのトップクラスパーティー(アーネスト隊等)であれば「困難な任務なので我々の命令には絶対に従って貰う」という条件を付けることもあるが、有象無象が単なる「念の為」程度の目論見で依頼主に対してそんなこと言い出したら、即座に「チェンジで」と言われてしまうのであった。 つまりこう。 なんにせよパーティー側が「自分たちの劣勢を正直に話して余計に狼狽させてはもっと大変なことになる」という認識は、村(領主)側にしてみれば、仮にパーティーが敗退した場合に「お前達が苦戦してることを私に報告しておけば、それを踏まえた次善の手を打てたのに」とも言えるわけで、とどのつまり皆自分の都合で動くというわけです(笑) 仕事でも「どうしてこうなるまで放っておいたんだ!?」と「最終的にどうにかなれば怒られないで済むと思って……」がせめぎ合うみたいなもんだ(なのか この辺は最終的に「パーティーの評判」となって返ってくる要素なので、決して「その場凌ぎ」だけでは終わらないのですが。 余談。 アーネスト隊はファヴでも最強候補の一角とされる少数精鋭型の傭兵隊で、隊長のアーネストは彷徨キャンペーンに出てた瞳さんの弟子です。 イラスト左は契約している闇の高位精霊で、右は所有するアーティファクトに封じられた冥界の魔狼。 詳しくはキャラクターズ・オヴ・フローラントⅠ参照だ!!(読める人が殆ど居ない そして幻のキャラクターズ・オヴ・フローラントⅢの表紙ラフその一。 実は既に10年前の時点で表紙に登場している八夏さん。 ダスティ「ボコボコにされてるし」 アルブレヒト「我々が本気を出せば楽勝ってわけでもないし(笑)」 モニカ「そうか。『回復し次第、再び向かうつもりですが、今回は不甲斐ない結果となり申し訳ありません』」 村長「いえいえ、お気になさらずに。幸いウチの家畜は無事ですから」 全員爆笑 ダスティ「そういう問題!?」 DM「いやいや、大事ですよ」 アルブレヒト「まだ他人事で居られている」 ダスティ「村長の家畜だけはなんとか守らねば……」 モニカ「申し訳ありません。今夜はもう休ませてください」 村長「どうぞ、お休みください」 翌日、辛うじて動けるようになったアルブレヒトとレーグネンは療養しつつ、回復の算段を立てる。唯一満足に動けるダスティは一人で街に買い出しである。 ダスティ「暗闇対策になるアイテムとかあれば買いますけど」 クラウス「あと、落とした武器の補充」 モニカ「高品質のハルバードが……」 アルブレヒト「コンティニュアル・フレイム……、ダーク・ヴィジョン。いや、ダーク・ヴィジョンは通じないんだった」 レーグネン「コンティニュアル・フレイムは暗闇に効くんですか?」 アルブレヒト「効くんだけど、付与してあった首飾りを前回の戦いで犬に壊されてしまった」 コンティニュアル・フレイムは他の多くの明かり呪文と違い、持続時間が「永続」という特徴があるので(その分、触媒代がお高い)、「コンティニュアル」の名は伊達じゃない。 なお、これを沢山持っておけば安心かと思いきや、エリア・ディスペル・マジックを喰らうとそれぞれ個別にディスペル判定されて壊滅する危険があるので、そうも言ってられないのであった。エリア・ディスペル・マジックは「個人相手のディスペル個数」なら1回だけなんだが、「所持品」は全部独立カウントされるんで、明かり呪文かかったアイテム10個持ってたら10回ディスペルされる(笑) レーグネンの自前発動と、調達してきた巻物のレッサー・レストレーションをジャカスカ投入するも、フルコンディションに戻るには3日間が経過。 その間敵からの襲撃は無かったが、元気な者は厩舎の見回りもする事に。 ダスティ「村長の?」 レーグネン「そんな露骨なのは(笑)」 DM「パーティの総意として、他の住民にバレないようにしつつ村長の家畜をなるべく守るようにするの?」 八夏「いやー、それは」 ダスティ「個人的にはグルっと回りながらも、村長の所に少し時間を割きたいですね」 DM「他の人たちは?」 八夏「ダスティ一人では心配です。私も付いていきます」 クラウス「動けるようになったので、付いていきます」 モニカ「亡くなった人の墓とかありますか? 出来ればお参りしたいです」 DM「埋まってるだけだけど、あるよ」 モニカ「石投げられたりとかは」 DM「流石にそこまで嫌われてないし、仮にやりたくても反撃が怖くて出来ないね(笑) 実際帰ってきた時と同じように、恨みがましく見られるのと、まだ被害に遭ってないからそこまで悪く思われていないのが半々」 ダスティ「じゃあ、少し抜けてくる」 八夏「どこへ行くのですか?」 ダスティ「え? 仲間も居るし、そろそろ村長の家の周りを見張ろうと思ってね」 八夏「少し疑いの目を向けるんだけど。うーん、言っていることは解る」 クラウス「訝しみながらも、確かに仲間も本調子じゃないのも居るから、その点ではダスティが気に掛けるのも解る」 ダスティ「もし村長の家畜が殺され、村長も批難側に回られたら困るじゃないですか」 レーグネン「村長の家畜って、村長の家にいる訳じゃないよね」 ダスティ「はっ、たしかに。そうだったのか」 DM「家には近いかもしれないけど、家の護衛ではないよね」 レーグネン「もうちょっとあからさまになると思う」 DM「一人だけ農場の方を見に行くみたいな」 モニカ「なんでそっち(村長の家畜)の方に行くんですか?」 ダスティ「村長の家の周辺を見ているだけですよ」 DM「そんなダスティに対して、他の人は何も思わない、という考え方でいい? キャラとしてダスティの偏りに『気づく・気づかない』『咎める・気にしない』は重要だよ」 モニカ「気づかないキャラかな。ダスティ良い人だし」 八夏「偏ってるとは思うかもだけど、まだ1日目だからなんとも言い難い」 DM「モニカ、知力も判断力もかなり高いから、流石に気づくんじゃないかな。偏りがあるのは気づいた上で、仲間に『打算や悪意があるとは思わない』というキャラならいいけど」 モニカ「疑わない子なので、何か打算的にやっているとは思わないかな」 これはダスティのプレイヤーがなにも説明せずに「自分は別行動しますわ~」とだけロールプレイしてしたほうが、こういった「気づいたかどうか」って確認作業をせずに済んだろうねぇってのは、惜しいところ。真意を知らなければ自然に「スルーする」「訝しむ」の判断ができたような気がします。 DM「では、〈はったり〉と〈真意看破〉振ってみよう」 ダスティ「〈はったり〉21」 全員「ほお」 モニカ「〈真意看破〉26」 ダスティ「えっ!」 DM「モニカ鋭かった。『ダスティは本音を言ってないな』とは思っちゃいました。その上でどう対応するかは好きにしてください」 モニカ「ダスティ、何か隠し事はありますか?」 ダスティ「ナンノコトデスカ」 モニカ「なぜ外ばかり見ているのですか」 ダスティ「アルブレヒトさんはまだ戦える状態じゃないので、もしそこを襲われればひとたまりもないので……」 DM「目が泳いでる」 モニカ「本当のことはおっしゃってくれないのですね」 ダスティ「これは言わなきゃダメなのかな」 DM「俺に聞かれても困る(笑)」 ダスティ「『ではちょっといいですか』と二人で連れ立ちます」 DM「八夏に聞かれるとまずい(笑) まあ二人で話したいと言ってる相手に無理やりグイグイくるかどうかはロール次第だけど」 八夏「まぁ、二人は協力者なので様子見です」 クラウス「まだ問い詰める段階ではなさそうです」 ダスティ「ぶっちゃけこれは打算です。村長を依怙贔屓、ということではなく、単純に今回のミッションの成功率を上げるためです」 モニカ「というのは?」 ダスティ「今、村の民意は二分されています。そして村長は辛うじて、我々に希望を見出している側です。だからこそ村長の後ろ盾を得られている。もし村長の家畜が襲われるようなことがあれば、村長は我々を疑う側へ傾くでしょう。もし後ろ盾を失えば、ミッションを達成する確率は下がってしまいます」 モニカ「なぜですか? 村長の後ろ盾を失っても、我々を信じてくれる方々が居るのです」 DM「村長を尊重(ぼそっ)」 DMの奇襲にパーティーは爆笑した! ダスティ「村長の信頼を失う事は、単純に一人の信頼を失うということにはならないのです。村の民意自体が変わる可能性もあります」 モニカ「それは、他の我々を信じている人々の家畜が襲われてもよいのかという話になってしまします」 ダスティ「だから、これは打算です。村長以外の牛が失われても」 DM「ウシがウシなわれる(ぼそっ)」 ダスティ「やめてくださいよお! 緊迫した所なんですから(笑)」 DM「ごめん、美味しいかと思って我慢できなかった」 正直申し訳ないと思っている。 モニカ「 ダスティ「 モニカ「やはり、納得りません」 ダスティ「世の中、そんなもんだよん」 全員「だよん(笑)」 モニカ「理解は出来るけど、納得は出来ないって感じかな」 DM「ダスティが言ってるの、割と貴族の理屈と言うか。小を殺して大を生かす。モニカも貴族だから理解は出来る」 ダスティ「どちらかというと平民的というか、綺麗ごとじゃないぞと思ってます」 DM「貴族は全体の利益を追求し、効率的に優先順位をつけて切り捨てる。庶民は自分の利益を優先して他人を切り捨てる。視野の差はあるけど、利益っていうのが『自分を含めた全体の利益』なのか『自分だけの利益』なのかの違いがあるわけだな。今回のことで言えば村の生殺与奪の領域なので、より貴族的ではある。ダスティの理屈が『村長を味方につけてないと成功率が下がるから、他の村人の安全確保は犠牲にしよう。綺麗事じゃないんだ』ならば、貴族だって領民に犠牲を強いる時は『綺麗事じゃないぞ』と思っているんだよ」 アルブレヒト「たしかに。なかなか深いな」 DM「これが『自分たちが気持ちよく任務を遂行するには村長を味方につけておいたほうがいいんで、優先して守りましょう』ってだけのことなら、平民的な理屈になるんだけどね。結局のところ全体の効率を優先して小さな犠牲を許容するのは、『貴族的』っていうよりも『上に立つ人間の理屈』ってことだな」 ダスティ「モニカさんが決めてください」 モニカ「いえ、ただあなたがそういう風に言う方とは思わなかったので。そうするというのであれば止めはしません」 パーティーきっての庶民派ダスティが「農民共の扱いを、自分たちの役に立つ度合いで差をつけましょう」と言ってくるとは、そりゃ思わん(笑) 本人はそんなこと言ってる自覚が一切無いっぽいけど。 アルブレヒト「それだと容認することになるけど」 モニカ「私は嫌だけど、止めはしないのかなあ」 DM「安心して、八夏に露見すればダスティプランは採択されないから(笑)」 ダスティ「入れ知恵が(笑)」 クラウス「そんな事とはつゆ知らず。八夏と牛を眺めながら『のどかですね』」 八夏「田舎を思い出します」 アルブレヒト「魔物が出るかもしれない状況で、のどかとか言ってられないぞ(笑)」 クラウス「魔物が出るなんて信じられません」 八夏「この光景を守らねばいけません」 クラウス「ヒノワの家畜もこのような感じなのですか」 八夏「日輪のはもう少し背の低いような」 ダスティ「なんか仲良くなってるな二人」 DM「家畜が無残に殺された現場でのどかを感じるって、若干サイコパス味があるぞ(笑)」 アルブレヒト「現実を見ないようにしている」 DM「そして、釈然としない表情のモニカが戻ってくる」 モニカ「やはり、村長の家畜だけを優先して守るのは最良の選択ではないように思うのです……」 八夏「ほう、ダスティ。何か様子がおかしいと思いましたが」 クラウス「そういう意図が」 八夏「それは悪ではない?」 ダスティ「悪ではありません。打算です」 モニカ「ダスティが言うことも間違っているわけではありません」 八夏「そうでしょうね」 こういった計算までアライメント的な「悪」にされてしまうと、領主なんて大半が悪になってしまう。 八夏も落ち武者といえど士族の娘。理屈はわかっているのです。 ダスティ「納得ってくれますか」 八夏「だが、理解った上で、はいとは言えません」 ダスティ「モニカさんもそう言っていたので、であれば。はい。わかりました」 八夏「なるほど、それは覚悟の上と」 ダスティ「覚悟?」 DM「アンジャッシュしてきた(笑)」 ダスティ「覚悟、とはどういう事ですか? もし村を均等に護衛するというのであれば、私はその通りにします」 八夏「ならいいでしょう」 モニカ「こわい」 八夏「〈威圧〉高いからね。〈威圧〉振ってみる?」 DM「振ってみようか」 八夏「18」 DM「〈威圧〉18で睨んでいる」 クラウス「村長に恩義があるから守るというのであれば少しは肩を持とうかと思ったけど、完全打算ということなので、そうか……と」 八夏「『ダスティに覚悟があるなら、好きにするといいでしょう。私の道とは違います』と他を回りに行きます」 クラウス「付いていきます」 モニカ「『ダスティ、ありがとうございます』と言って八夏へ付いていきます」 DM「ダスティ置いて行っちゃった」 全員爆笑 ダスティ「いや、元々強硬に反対するつもりじゃないので。皆で守るのなら付いて行きますよ」 DM「モニカとしてもこういった決断という意味では初めてだったかもね。足りない戦力で取捨選択するという状況に初めて晒されたんですよ」 モニカ「そうですね」 ダスティ「こっちはそういう所で生きてきたので」 DM「ダスティも大変だった。ただ今君が行った提案をノイエ・エイファスに聞かれたら、間違いなく説教されるけどね(笑)」 ダスティ「そんな、引いては村のために!」 アルブレヒト「貴族はみんなそう言うんだ! 俺たちを数字でしか見ていない!」 DM「ダスティがさらっと貴族的なことを言っているのに、自分では気づいてないってのは、話のネタ的にも面白そうなフラグが立った気がしないでもない(笑)」 Don't give up justice, I want to get truth! 自分を客観的に見れるか? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 中の人が不甲斐ないばかりに、プレッシャーにいたたまれず村を出てしまったのだ。 アルブレヒトはそんなこと気にするような玉ではないのに。 すまぬ、すまぬ……。 アルブレヒト隊のシャイニングリーダーとしては、ダスティに任せてしまうことには問題があるのだが、今回はほぼ寝たきり重病人でそもそも喋れなかったり、ベッドの中で療養中だったりで、完全に蚊帳の外である。ぐぬぬ。 ・モニカ 敵の強さを詐称したくないっていうのは、村人視点を考えると「ドラゴン倒しに行った勇者一行(レベル8くらい)がボロボロに帰ってきた……しかも、戦果無かっただって!? そんなにやべぇのか、あの廃坑にいるドラゴンは……!! もう逃げなきゃ、逃げるんだよーっ」っていうのをどうにか防ぎたい気持ちが出ました。 多少、誤魔化すことである程度有耶無耶にできるなら、みたいな。 ダスティの会話の件でモニがもにょもにょしてるのは訳があるんですが、まぁいつか話せる機会があるでしょう。 ・レーグネン 村長がまだ気を悪くしてないの、プレイヤーとしてはありがたいですね。 ダスティの意図も分かるのですが、是認するわけにはいないのです。 ・八夏 村長、貴方は敵か味方か!(いや、敵ではないのはわかっていますが) そしてチャプター2の時よりクラウスと仲良くなった……のか? 別にダスティを責める気はないですが、だからといって打算的にはなれませんねぇ。 ・ダスティ ある意味、ダスティしか思いつかないであろうこと、ダスティにしかできないことを、パーティーのため、ひいては村のために良かれと思ってやっているわけだけど……。こんな時キャス姉がいてくれたら、と思ったり思わなかったり。 こと今回の件に対してダスティのキャラとして「何が間違い」なんてことはないので、君は間違っていない。 そして「自分の『小を殺して大を生かす』判断は、貴族のそれとは違うんだ」って思うのも、また「キャラクターの視野」としてのリアルで大いに結構。 でもキャスがいたら(キャスは戦勝神の聖衛士だから)戦勝神の神寵者であるモニカ側に付くんじゃないですかね(笑) |
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