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■ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 #1 ズダイ・ツァ(多分関係無い 僕知ってるよ!! 隣り合わせの灰と青春!! 名作だよね!!! この見開きだけ見て「ウィザードリィじゃん」と思わない狂王の試練場を制覇した者がいるだろうか過ぎる(笑) 最初のディスペルが「ターン・アンデッドの効果」だったこともあって、他のゲームでディスペルがアンデッドに効かないことに驚いたのも懐かしい。なんでよ!? どっちも「解呪」なんだろ!? それはさておき、風! 光!! 僕知ってるよ!!! 大 興 奮 ティルトウェイトが合体呪文たぁ豪気だねぇ。 ……いやでもゴブリンスレイヤーの世界の攻撃呪文ってこんな強かったか!? もっとマジックプアーじゃなかったっけ!?(笑) トリプルコンビネーションすれば本編に出てくる銀等級面子でも可能だったりするのかしら? ってまぁそれが出来るんなら、ゴブリンロード戦で人質奪還した直後に斬り込まないでぶっ放してるわな。それとも即席パーティーじゃ無理ってだけで、実力的には可能な感じかな。 あとウィザードリィのディスペルで思い出す、ウィザードリィ4の敵冒険者(笑) 子供心に「さびたくさりかたびら」や「くさったかわよろい」は見た目でわかれよ、と思ったもんだ(笑) メディアミックス作品次第では「正体隠蔽の魔力でパッと見わからない」なんて設定が付いてたりするやつ。 石垣環の漫画版でもベニー松山のハースニール異聞でも、寺院の死体から仲間を1人確保してたもんな!! わかるわかる!!! ってここのは死体じゃないのか(笑) ウィザードリィ1の一応の冒険の目的は、迷宮のボス倒してアイテム持ち帰ったら「近衛兵に取り立てて貰える」であり、その証が「Chevron(徽章)」ってやつでして。名前の横に記号が付きます。 1作目なら「>」で、2作目はリーダーが「G」、メンバーが「K」、3作目は「D」と「*」ってな具合に。キャラクターデータを引き継いでプレイすることで、全ての称号を備えたキャラも存在できちゃう小粋なやつ。 まぁ実際んところ、クリアレベルに達しているような冒険者って「世界でもトップクラスの力を持つ存在」みたいなもんなんで、既に迷宮の財宝手に入れまくって巨万の富も得ている状態だから(クリア時に報奨金も貰えるが、1日の冒険で得る金額程度)、メディアミックス作品に於いては仕官させて貰えるなんてあくまで「新米の頃の憧れ」でしかないことが多い。なんせそもそもが「狂王」の試練場なので、「えー、狂王に仕えるの?」ってなもんであるよ。 ちなみに「紋章」は「個人の象徴」で、「徽章」は「組織の象徴」なので、いわゆる「彼の盾に描かれているのは○○騎士団の紋章」「あの聖印は○○神殿の紋章が描かれている」ってのは誤用だったりします。組織のメンバーの印としては徽章になるのですね。 |
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■エロ漫画雑誌の表紙がたまたま目に入って どんな雑誌か全然知らないが、どんな雑誌なのかが1クロノーンで理解できる絶望的な双璧が記載されていてた(笑)(褒め言葉 誌名ロゴの「鬼畜陵辱コミック」って字面よりも如実に「どんな雑誌」かを語ってくれるパワーネーム過ぎた。 |
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■プレゼントありがとうございます!!! ハーレクインコンボが発動した!!! こーいう集合絵ってスゲー好きだけど、描くの大変そうだよなぁと思いつつ、同人誌の表紙で「集合絵」を指定して嫌な顔された記憶が蘇る(笑) だがそれはさておき、クライシスの表紙の勢揃いぶりは超カッケーがアンニュイさが手放しなテンションアップにはつながらないのであった。 ところでこのシーンでフェチな興奮をしてしまいましてね……。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター8 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 八夏「ターン回って、アルブレヒト殿を抱えて、一歩下がる!」 DM「アルブレヒト、光の世界へ」 八夏「アルブレヒト殿を引き出せました! 皆さん逃げてください!」 DM「逃げられてしまったか、いや、まだレーグネンが居る! 攻撃だ!」 レーグネン「わー! 満身創痍」 モニカ「目の前で叫び声が聞こえたので、回復します。機会攻撃は?」 DM「今の位置なら無い」 レーグネン「自分でもキュア・ライト・ウーンズ」 DM「機会攻撃は外れ」 レーグネン「そしてそのまま移動! 『うわー! 明るい! モニカ様も早く!』」 ようやく合流したモニカ以外の5人。レーグネンによってアルブレヒトの回復を行う。 DM「目を覚ましたお兄様が何かしてくれるかもしれない」 レーグネン「即、洞窟ごと焼き払ってくれるよ。きっと」 DM「モニカが中に居るのに」 全員爆笑 レーグネン「モニカが出てからです(笑)」 DM「お兄様はまだ頑健セーヴ残ってる?」 アルブレヒト「ここから怒涛の後半戦が……」 モニカ「一人闇の中だ」 暗闇の中に唯一残されたモニカを、敵も逃すまいと狙う。相手ターンの攻撃で、ついにクローズ・ウーンズを使い切る。 モニカ「あと一マス。これで外に」 DM「最後の機会攻撃じゃー! 14点ダメージ」 モニカ「いやー、無理だよ」 DM「クローズ・ウーンズも?」 モニカ「お兄様に3回使ったものー。昏倒」 DM「もう外の奴等は油断して、終わった気でモニカ放置して帰り支度始めてたからね」 八夏「背負いかけてた荷物を放して、闇の中に突っ込みます(笑) 『モニカ殿!』」 モニカ「倒れこんだから、指先とか、手くらいは闇の外に出てるかも」 DM「そうだね」 DMが却下した場合にゴネるのは論外ですが、なにも素晴らしい発想が必須ではなくて、単に思い至ってないだけなこともあるんで、なんであれ「なるほど」と思わせればしめたもの。こういったアピールは積極的に行っておいて損はないナイスプレイです。 もちろんなんでも強引にこじつけて喰い下がれってことではないわけだけど、今回のケースのような範疇であれば「ルールを厳密に処理するとそうはならないことは明白だけど、例外的にオッケー!」となることは珍しくない。 特に今回のように「もう完全にどうしようもなくて、DMが助言やプレイの巻き戻しまで認めちゃってる大ピンチ」の場合、「よくぞ助ける口実を思いついてくれた」とばかりに快諾してくれる可能性が高いから、最後まで全力を尽くせ!!(笑) 八夏「ではモニカの腕を掴みます」 DM「上半身だけ闇に突っ込んでいる状態になるね。そして掴みに行く動きに機会攻撃を受けて貰おう。当たり」 クラウス「モニカ様の声が聞こえて『えっ』ってなって、向かいます」 DM「クラウス、ムーヴにあまり忠誠心を感じない(笑)」 モニカ「まぁ、言うことは聞いてくださいますので……」 DM「モニカとしても否定はしないのね!?(笑)」 なお、色んなシーンで「クラウスは忠誠心が無い」と皆から言われまくっているのだが、当のクラウスのプレイヤーが特に明確な否定をしないので、ロールプレイの積み重ねから導かれた認識として、「本当に無い」というのが公式見解というか既成事実というか……(笑) クラウス「うーん、闇の際までしか届かない。詰まってもいけないので近づいて待機」 レーグネン「指先を頼りに近寄って、キュア・ライト・ウーンズ!」 DM「敵の手番。クリティカル! こいつはスニークアタックがメインなのでたいしてダメージは増えないけど、まぁこの状況じゃ痛いわな」 レーグネン「ぐわー(昏倒)」 モニカ「このまま起き上がってもまた窮屈になりそうだし、八夏に引っ張り出して貰いたいところ。手番を遅らせるか、倒れているレーグネンを回復するか。レーグネンは見えてます?」 八夏「闇で見えていないけど、回復するために触れてはいるはずだから?」 DM「移動は八夏に完全に身を任せるのであれば、レーグネンを回復してもいいよ」 モニカ「では、キュア・ライト・ウーンズ!」 DM「機会攻撃! ダイス目2では当たらないな」 八夏「よし、モニカ殿を引っ張り出します!」 DM「そっちにも機会攻撃。いや、ここはモニカを狙うな。ダイス目5だけど……、モニカは転倒状態だから当たるな。9点ダメージ」 モニカ昏倒! ただ闇の中からの引き摺り出しには成功。 レーグネン「立ち上がって、離脱!」 DM「機会攻撃は……飛んでこない。これで全員光の中に出られた。敵も追ってこないようだ。ところで、武器を闇の中に落とした人も結構居ると思うけど」 完全な逃げ帰りである。 DM「さて、ターンを進めながら頑健セーヴを処理していってくれ」 結果、アルブレヒトとレーグネンが敏捷度を完全に削り切られ昏倒……というか「意識はあるが身動き不能」な状態。麻痺と同じ。モニカ、クラウス、八夏は動けはするが、敏捷度は激減状態。辛うじてポーションを使った回復でモニカの意識が戻っていたため、レッサー・ヴィゴーのワンドでHPは回復する事が出来た。 つーかお兄様、頑健セーヴが低いウィザードなのに、毒へのセーヴ成功率が半端なく高い。さすおに。普通なら洞窟の中で麻痺ってたところを、少なくともそこは凌いでいる。 あ、D&Dの毒は「喰らった瞬間と10ターン後の2回セーヴを求められる」のが基本です。毒によって「第一波が本命で、第二波はそうでもない」だったり、その逆だったり、どっちも同程度だったりと千差万別。 DM「事前にかけたリムーヴ・フィアーが無ければ危なかったな!!」 モニカ「ほんとかな~」 特に恩恵はありませんでした!!! DM「洞窟に居たのは5分くらいだから、まだ効果残ってるよ」 八夏「行ってすぐ戻る感じに」 全員爆笑 プレイ時間は数時間だが、ゲーム内時間は一瞬である(笑) ダスティ「偵察、威力偵察だから!」 DM「威力偵察にしては昏倒3人も出て血だるま、壊滅の憂き目に遭っているのである」 ちなみに威力偵察というのは「取り敢えず様子見の戦力で攻撃して、相手の反撃度合いから敵の様子を伺う」という軍事行動であり、本隊がズタボロになるリスクを負うものでは無い(笑) ダスティ「見てください夕日が綺麗ですよ」 八夏「ダスティ、今はそんなことを言ってる場合じゃ」 ダスティ「生きてるって素晴らしいと思いませんか? 生きてこそですよ!」 DM(アルブレヒトを見捨てて逃げた上に、退路を見事にブロッキングしたことは触れないでおこう……) イラスト:★Yuuki 八夏「はぁ~……(深い溜息)」 DM「森の中なので沈みゆく夕日なんて見えないんだから、ダスティの現実逃避が生み出した妄想が八夏に見えるわけない(笑)」 ダスティ「さて、どうやって帰るか。馬を連れてきてもらって」 モニカ「ダスティ、昨日ここまで馬を連れてきて、どうなったか思い出して」 ダスティ「……。よし、皆で担いですぐに離れましょう!」 八夏「何があったんですか!?」 とはいえ、昏倒しているアルブレヒト、レーグネン、敏捷度が激減している前衛組な状態でどう逃げるかとなると、「さあ、馬は不要! 親からもらった二本の足で、歩こう!」とはいかないのであった。 DM「皆さん、敏捷度いくつ?」 八夏「5」 モニカ「4」 クラウス「2」 ダスティ「17」 DM「状況は未だ絶望的だな。足をズルズル引きずっている人間が気絶した人間を背負って森を歩いて逃げるか、馬を頼るか。でも馬を取ってくるとボロボロ組を洞窟前に1時間放置する事になるのか」 ダスティ「ゴロゴロ転がして木陰に」 DM「こんな森でゴロゴロ転がしたら死ぬぞ(笑) 滅茶苦茶頑張って洞窟から離して休ませたとして。ダスティの〈騎乗〉は?」 マスター冒険者だからそんな「明らかにトドメを刺すような行為」はしないんだよ(恒例の優しさアピール ダスティ「1ランクあります」 DM「君の馬術の腕では歩いた方が速いな。取り敢えず余計に時間が掛かり、2時間で戻ってきたことにしてあげよう」 ダスティ「では敏捷度0になっている人を馬へ括り付けて」 DM「あれ……〈騎乗〉は敏捷度判定だから、もしかして毒のダメージデカい奴等は全員馬に乗れない?」 ダスティ「!?」 そもそも〈騎乗〉が0ランクでも最低限操れるのが大サービスなわけだが、それもフルコンディションだったらの話。 身体の感覚が毒で失われてきてて、手足プルプル状態で森の中を馬を操ろうなんて、ハードルが高過ぎである。 DM「えーと武士である八夏なら〈騎乗〉ランクもちゃんとあったはず」 八夏「5あります」 DM「よかった。八夏と、あとモニカも乗れそう」 ダスティ「馬にアルブレヒト、レーグネン、クラウスを縛り付けて」 モニカ「帰りましょう……」 Don't give up justice, I want to get truth! 「敗走する時に馬が無いと完全に詰むよ」と忠告したDMの優しさが光る! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 命からがら、かろうじて離脱に成功はしたが……。 初手で敗北が確定した上、数時間ひたすら撤退戦である。 デイライトという対抗策はちゃんと用意してあっただけに、勘違いでそれを発動できる機会がまったくなかったのがつらい、つらい。 そこだけは本当に申し訳なかったな……。 ・モニカ 文章にするとモニカ頭のいいこと言っていません?? あと、この戦いで、モニカ、初めての昏倒です。攻撃だって何度も弾いています、6回位しか攻撃あたってないのではないでしょーか!(審議中) 「指が見えるんじゃない?」とか言ってみるもんですね。 ・レーグネン 最後の最後でピンチでしたが、なんとか脱出! 最後はちょっとはチームプレイみたいな所が出せた……かな? ・八夏 闇からの生還、別のTRPGなら全員生存してのエンディングなところですが、現実は完全な門前払い(汗 あぁ、どこかから鳴り響く『ドナドナドーナードーナー……』。 ・ダスティ 戦闘中は何もできなかったけど、最後にやれることがあって良かったな……と。 |
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■あそびあそばせ #9 相変わらず黙っていれば可愛い表紙である。 腋を処理している方としていない方……そんな見分け方が思いついてしまったんだがね?(だがね、じゃない いやうん、そうじゃない。そうじゃないね。 もっとちゃんとしないとね。そうだね。 乳首の色が違うかも知れないね。 わかる、わかるぞ華子……!! 俺も自分が幸せじゃないから、特に辛い境遇でもない美男美女がキャッキャウフフするようなラブコメに触れると塩の柱になって死んでしまうんだ……!!! だから皆、その手の作品は俺に推薦してくれなくても大丈夫だからな!! フリじゃなくてマジで!!! 華子がこのモードに入るのが「待ってました!」感ありまくるほどに大好き(笑) ジェラシットモンスターが暴れまくるぜぇぇぇぇぇぇ!!(今回はおとなしかった |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター7 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 イラスト:★Yuuki モニカ「では手番で。『なんでクラウス居ないねん』って(笑)」 DM「さっさと逃げてる」 モニカ「クラウスあなたが先に逃げてどうするのですか! 戻ってきなさい! お兄様を置いて行くなんて、とんでもありません!」 ダスティ「八夏の筋力は?」 八夏「16」 ダスティ「クラウスは?」 クラウス「18」 モニカ「いやほんと、なんで真っ先に逃げちゃってるの……(苦笑)」 DM「アルブレヒトのこと嫌いだからじゃないかな……(目を逸らし)」 モニカ「お兄様がヤババナイトなので、レーグネンが倒れたことを承知の上でお兄様を回復します」 アルブレヒト「起きた(パチリ)」 DM「お兄様、久しぶりの目覚め。だがまだ暗闇なので地獄かと思った」 レーグネン「敵の前にアルブレヒト様の手番があるし、今度こそ。機会攻撃は誘発済のはず。あれ、してないっけ」 DM「残ってるよぉ」 この辺をDMが教えちゃうのも、「大ピンチゆえのサービス」である。 DMがこうやって露骨にパーティーを援護し出すと、DM視点でも「いよいよもってヤバい」ことを示していることは歴戦のTRPG部員お馴染みの光景。 レーグネン「だめだ(笑)」 八夏「どうしましょうか」 ダスティ「ノーダメージだし、このまま突っ込むとか」 八夏「暗闇でどこに居るかも判らない。とはいえこのままじっとしている訳にはいきません!『モニカどの、今一度参ります!』と、背負い袋を下ろして突入します」 モニカ「ありがとうございます!」 八夏「あ、槍はどうしよう。武器持ってないとまずいか」 モニカ「武器を持っていると担げませんよ」 八夏「こう、背中にくくって」 DM「長さ3メートルの大身槍を?」 八夏「Oh……。無理だった」 括り付けること自体は可能だが、それで洞窟内を動き回ることを考えると、とても厳しい。ルール的には「常時窮屈状態」と処理されるであろう。 無論、手に持って適宜取り回せるならば問題は無い。 DM「君には脇差があるだろう」 八夏「脇差は、後ろの方につけてるから……。槍も置いていきましょう」 レーグネン「では目が覚めたアルブレヒト様」 アルブレヒト「機会攻撃されるとなぁ……。うーん、手番をクラウスの後ろへ遅らせます」 これは手番を遅らせることで、他のメンバーの行動中を自分の思考時間にするテクニックである。なお、紳士協定として「自分は行動決まっているんだけど、仲間の思考時間を確保するために行動宣言をギリギリまで引っ張る」ことは禁じられている。元々「戦闘が長引いたら皆損をする」ことの回避を目的とした制限時間ルールだからね! レーグネン「じゃぁ、モニカに怒られたクラウス」 クラウス「いやこっちからしたら『何してるんすか』って感じですが。『回復して入口までダッシュするんじゃないんですか!!』と突入」 一応流れを整理すると、「アルブレヒトが起き上がりこぼし状態でやべーからどうにか命を守りつつ撤退する流れの中で、新たな伏兵が登場。どうするか悩んだ結果、モニカ、レーグネン、ダスティは踏み留まってアルブレヒトの救出作戦を、八夏は離脱を選択し、伏兵から攻撃を受けた当事者クラウスも離脱。クラウスに放置された敵は標的を残存組に変更。クラウスと八夏は後方グループの阿鼻叫喚とモニカの助けを求める声をスルーしつつ脱出してくるのを待っていたら、途中で諦めて遁走してきたダスティが合流したところでモニカに怒られた」ではあるんで、客観的にどう見えるかは……読者の皆さん各自の感想に委ねよう。 DM「途中まで明るいから、そこまではペナルティを受けずに歩ける」 クラウス「おぉ、接触した」 DM「何かを踏んだところで終わり。誰かは知らないけど」 クラウス「アルブレヒト様!?」 アルブレヒト「スライドのワンドを持ちます」 DM「ベルトポーチから出したなら機会攻撃を誘発するよ。だからその宣言はキャンセル、巻き戻していいよ」 アルブレヒト「そうだ」 DMが露骨に援護以下略 ダスティ「例えばクラウスがこのままの勢いでアルブレヒトに覆いかぶさって機会攻撃を誘発したりとかは」 DM「敵が囮に釣られて機会攻撃するかもしれないし、スルーされてもその状態でクラウスが身を挺してアルブレヒトを守るなら、そういった庇うルールは無いけど認めるよ。恐らくトドメの一撃が飛んでくるので、頑張って耐えてね」 トドメの一撃とはれっきとしたルール用語であり、無防備状態の標的に対して全ラウンドアクションとして実行することで、自動的にクリティカルヒットが成立して大ダメージを与えた上に、そのダメージから生き残ったとしても、更に10+受けたダメージを目標値とした頑健セーヴを行い、失敗したら即死という恐るべきフェイタリティ。 TRPGネタの一つである「首ナイフ問題」も、これで「ナイフ程度のダメージじゃ絶対に死なないし」なんてことにはならず、常に死の危険が伴うことになる。最もD&Dは「クローズ・ウーンズ」という「ナイフ程度のダメージなら余裕で軽減しちゃう呪文」が存在してしまうので、そこらのチンピラに町娘を人質に取られた程度だったら余裕で防げてしまうのだが。 ダスティ「立ち上がれないけど、機会攻撃を心配せずにワンドは取り出せる」 アルブレヒト「…………いや、クラウスがアルブレヒトの為にそこまでするかな……(苦笑)」 全員苦笑 モニカ「いやいや、ないない(苦笑)」 クラウス「それは、次に続かないんでやりませんね」 八夏「死体が増える(笑)」 どちらかというと、「死体は増えないが、死体になる人間が変わる」だな(笑) DM「多分、目標値25くらいの頑健セーヴに耐えないと即死」 レーグネン「また手番遅らせます?」 アルブレヒト「そ、そうしよう」 DM「では敵。じゃあ突っ込んできたクラウス攻撃しようかなー。いや、でもアルブレヒト普通に喋っちゃってるよな(笑) アルブレヒトを攻撃、これは当たるな。12点ダメージ」 アルブレヒト「ぐわああああ(昏倒)」 モニカ「もう駄目だわ(笑)」 クラウス「何かを踏んだあと下から悲鳴が(笑)」 DM「頑健セーヴも。もう何回分スタックしてるんだ(笑) あとはクラウスを攻撃。当たりで」 モニカ「もうクラウスが担いで行くしかないかな」 ダスティ「こっちのターン。インヴィジビリのティポーションなら渡せるけど」 八夏「ここは的が増えた方がいいかと」 DM(もっと早くその台詞を聞きたかった……!!) ダスティ「なら、八夏も行くので邪魔にならないように外側へ」 モニカ「モニィ。レーグネンを回復させます。21点」 DM「復活のレーグネン。みんな意識飛ばしてるなあ(笑)」 レーグネン「よし、アルブレヒト様を回復。キュア・モデレット・ウーンズ」 DM「機会攻撃だあ! っと外れ」 レーグネン「8面ダイスを2個振って、よっし8、8。23点回復。機会攻撃も誘発出来た」 八夏「では突入!」 クラウス「これはもうおぶる必要はない? 立ってる」 DM「意識はあるけど、倒れてる」 一度昏倒すると必然的に転倒状態になるので、起き上がるだけでロスが発生する。 レーグネン「あとは立ち上げさせて貰えば、走れる」 ダスティ「立ち上がらせるアクションをしてみる、とか」 DM「起き上がらせるアクション。うん、出来て大丈夫かな」 1ターン6秒なので、その間にできそうなことは、「できるかどうか」とDMに聞けば認められることが多いです。諦めないで色々聞きましょう。 クラウス「では、起き上がらせます」 レーグネン「ここでカッコよく声をかけてあげてください」 クラウス「アルブレヒト様ー! 起きてますか! 逃げますよ」 アルブレヒト「しー! しー!」 レーグネン、良かれと思って大チョンボ。もし敵が大陸語を理解できた場合、見事に筒抜けなコントである(笑) ダスティ「走って逃げましょう」 アルブレヒト「1234(暗闇とクラウスとの窮屈状態のペナルティで1マス)、56(暗闇ペナルティで1マス)。2マスで終わった」 全員「(笑)」 ダスティ「一歩、大きな一歩です!」 アルブレヒト「いや! 起き上がりに移動アクション使ってないから、まだ行ける。なんとか八夏の前に」 DM「まだ暗いね」 モニカ「あと一歩が遠い!」 DM「さてと、敵の手番でアルブレヒトを攻撃」 八夏「守ります(見えてない)」 残念ながらルール上特に意味は無い(笑) さっきのように完全に無防備を晒して身を挺すか、騎士のクラス能力のように味方のダメージを肩代わりして守護る能力を持っていれば、話は別だが。 D&Dに於いて「他人を守る」というのは、接敵ラインを潰したり、包囲されたりしないようにする立ち回りを意味することが多い。 このあたり「後衛を守ります」と宣言するだけで概ね遮断できる抽象戦闘ゲームよりも非常にシビア。 レーグネン「まだHP耐えた」 ダスティ「中から声が近づいてきてるようなので、暗闇の一歩手前まで近づいて手を差し伸べたり」 レーグネン「暗闇だから判らないかも」 ダスティ「じゃぁ『もう少しです!』と呼びかける感じで」 モニカ「出迎えたダスティによって退路が塞がった(笑)」 ダスティ「あっ」 移動速度が大きく制限されているので、たった1マス他人が専有しているだけで、致命的な「1マスのロス」を生み出す限界バトル。 モニカ「さて、レーグネンも意識が戻っているので、ようやく動ける。クラウスの横までかー」 DM「渋滞しはじめてる」 レーグネン「では起き上がって。前に人が詰まってるので終わり」 モニカ「渋滞してる(笑)」 八夏「どうなっていますか!」 クラウス「アルブレヒト様は出口に向かわれたはずだ!」 八夏「攻撃された音は聞こえてる?」 DM「アルブレヒトが『ぎゃ』」 八夏「『後ろかー!』と言いつつ出口側へ」 DM「そこからだと、ダスティの居るマスに入って窮屈状態だね」 モニカ「仲良しかよー(笑)」 アルブレヒト「こいつら、私の退路を完全にブロックしている!!」 クラウス「俺たち入口で待っててよかったんじゃないか?」 DM(よくないよ! それやってたら確実にアルブレヒトが死んでいる! 出迎え組の立ち位置が致命的に殺しに行ってるだけで!) モニカ「いや、今回はクラウスが起き上がらせてくれたからだよ」 レーグネン「そうそう。クラウスだけ呼んだのに他の奴らが来ちゃったんだよ」 モニカ「(笑)」 アルブレヒト「では手番で。頑健セーヴの処理から。ファンブル」 DM「あれだけセーヴ成功し続けてきたお兄様がついに陥落。敏捷に6点ダメージ」 アルブレヒト「そして前のマスが二人で埋まってるんだけど、行けるのか?」 DM「行けないね。そして動くに動けなかったお兄様に機会攻撃が飛んできます。9点」 レーグネン「満身創痍!」 DM「そして次は敵の手番。これ、素直に昏倒しておいた方が良かったのでは?」 下手に立っていると、敵の手番で再度攻撃され昏倒域を一気に振り切って死亡する危険が高くなるので、いっそ倒れておいたほうが安全だった……といったケースは頻発します。 DM「ってわけでアルブレヒトを攻撃で……昏倒で済んだ。もう1体はクラウスを攻撃して終わり。ダスティ、良かれと思ってが完全な裏目に出ている。実はベクターなのでは」 ダスティ「窮屈なので何もできないと。自分が退くしかなさそうですね……」 DM「途中で逃げ出し、退路を塞ぐオウンゴールぶり……貴様賄賂を幾ら貰った(笑)」 八夏「アルブレヒト殿を引き摺り出すにしてもこれは……」 結局、1マス中に進み、アルブレヒト掴む所までで終了。他の暗闇の中の3人も特に動けず。重装組はアルブレヒトよりもさらに動けないので、大渋滞!! Don't give up justice, I want to get truth! MPKって知ってる? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 逃げた連中がモニカに叱られ『まったく何やってんですか』と悪態つきながら渋々戻ってきて……アルブレヒトの移動経路を完全に塞ぐ。 ここは地獄か、いや地獄へ送りに来たのか! なお、昏倒した回数は7回に到達である。 まず間違いなく1戦闘における昏倒最多記録であろう。 今思えばなぶられ死に行く者のロールプレイが必要だった。重いな。 ・モニカ クラウス視点も、つっこみたくなる気持ちは分かるのですが、どうみても的が少なければジリ貧な状態! クラウスはACも高く、筋力も18、全力移動の距離も長く、このシーンでは、本当に、とても、ものすごく、優秀で活躍できるところなんですよ!(とプレイヤーは思っていたので言葉が強くなってます、反省) 八夏の「守ります」もわかるんですよねーー守れそうじゃーんー遮蔽じゃーーんみたいな。 ・レーグネン 掛け声、完全に良かれと思って、でした。状況を考えないとでしたね。 そしてもう一人の良かれと思って! 暗闇で身動き取りづらいなか戦況も変わってくので、自分も気を付けたいです。 ・八夏 改めてみると実にひどい有様でした…… 良かれと思って大渋滞……アレ、なんか以前もこんなことがあったような? ・ダスティ ダークネスをくらった時からずっと、なんとかしないと、なんとかしないと……と、いろいろ考えてはいたんだけど、結局最後まで、うまくいかなかったなぁ。 |
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■ザナドゥとD&D ファイナルファンタジーⅠのモンスターがほぼD&D産やD&D経由なことは何度も話題にしていることなんですが、そんな日本を代表するRPGよりも以前に、これまでもこれからも破られることがない「世間の人がろくにパソコン持ってない時代にパソゲーで40万本売れた」「ゲーム雑誌のランキングで17ヶ月間1位」たりで伝説となっているRPGがありまして。 とどのつまりこれに出てくるモンスターも殆どがD&D由来ってことだ!!! 左がAD&D1版で、右がザナドゥだ(笑) モンスター名も同じである。 これも左がAD&D1版で、右がザナドゥ!! 模写したあとに左右反転したのかな? 神話由来どころかD&Dのオリジナルモンスターをそのままの名前とイラストで使用しているわけで、「ビホルダーが怒られた都市伝説」の「なんで今さら?」感がどうにもこうにも。ゆえに確たるソースが無い限り、ワダツミはこの都市伝説に懐疑的である。 空飛ぶマンタ! アルバトロス・フィルム!!(違 ザナドゥの方は幽霊感凄いが、AD&Dの方もこれはこれでホラー感やべー(笑) そんなわけで「まんまじゃねーか!」的なのをいくつかピックアップしてご紹介したわけですが、これくらいクリソツなのは他にも色々有るし、「特徴構成はまんまだな」クラスの奴はあと殆どがそう(笑) |
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■キン肉マン #70 ファイヤースープレックスってプロレスゲームあったなぁ。SNKが出した、名前がテリーで金髪で赤白がメインカラーな主人公の格ゲー(紛らわしい ブロッケンJrが評価されて鼻が高くなっているファンはこちらです。 いいよねぇ、この「お互いが強さを認め合うバトル」ってのはさぁ!! ブロッケンJrが格好良くて鼻が高くなっているファンはこちらです。 こう言われては信じないわけがない!!! 無論俺も信じる!!! このあとのモースト・デンジャラスコンビの禊展開も熱い!!! 戦闘能力を数値で表すとという、子供にとって実にわかりやすい強さの指針を繰り出したことが凄いのは言うまでもないのだが、何気に「基本的に成長しない固定値」ってのも凄いよな。努力すればより強くなるってやりたくなるもんじゃない?(笑) 完全に「才能が固定されている」ってよくやったよなー。まぁ簡単にひっくり返されるファクターでもあるんで、上手いこと機能している印象は全然無いけど(えー 連載がこんだけ続いてて、「未だにようわからんパラメータ」ってのも珍しい。超人強度数千万のキャラと100万以下のキャラがパワー比べしたら基本的に前者が勝つわけだが、別に数十倍の力の差があるわけでもなく、「倍も違わない」って印象だものなぁ。つーか100万パワーのカナディアン以下略 ブロッケンJr格好良いばかり言ってましたが、当然兄さんも格好良いよ!! というか彼は格好良いことがデフォ過ぎる!! もうこのまま倒しちゃってくれてもいいのよ!!!(何度も思った |
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■プレゼントありがとうございます!!! 欲張りミリタリーセット!!! 取り敢えずまずは「丸」から読ませてもらいます~!! 屠龍ってもう名前の時点でヤベーよな。ドラゴンスレイヤーだよ。ドラゴンスレイヤー。 名前で熱いと言えば、B-17“フライング・フォートレス(空の要塞)”を迎撃することに特化した部隊が“シュトゥルムボック(破城槌)”ってのも燃えるやつ。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター6 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 モニカ達の暗中模索を背後に、出口に向かうクラウスと八夏。 DM「そこまで行くと、外の明かりが差し込んで薄暗い範囲になってるエリアだね。後ろを見ると不自然に真っ暗」 クラウス「入口近くまで来ると明るくなっているぞ!」 DM「では敵の手番でレーグネンを攻撃、当たらず。こっちも硬いな」 ダスティ「闇雲に攻撃して意味あるかな。アルブレヒトを持ち上げてみようか。筋力12だけどどうかな」 DM「アルブレヒトの体重だけで187ポンドあって、筋力12じゃ130ポンドが最大運搬重量だからなー。それでも最大運搬重量の倍までなら、全ラウンドアクションで1マスだけ歩くことはできるけど」 無論、これにアルブレヒトとダスティ自身の装備の重さも加わることになるので、より絶望的である。 それでも「60キロ近い荷物を装備して1日歩き回れる」時点で十二分にやべータフネスだということを忘れてはならない(笑) ダスティ「じゃあ、背負い袋だけ持って行くのは?」 DM「暗闇の中で全ラウンドアクションを使って荷物を剥がすならOK」 ダスティ「そうすれば、他の誰かがアルブレヒトを運ぶ時に、少し楽になるかも。そうします」 DM「しからばそこを機会攻撃。ダメージは16点」 レーグネン「ではアルブレヒトを抱えて『アルブレヒト様を確保したぞ。撤退しよう!』」 DM「でもレーグネンの筋力16だろうと一歩づつしか動けないよ。筋力18のモニカならどうにか……」 モニカ「鎧と背負い袋の時点で100ポンド以上持っちゃってます」 DM「じゃあ少なくとも捨てるなりなんなりしないと無理か」 筋力16の最大運搬重量は230ポンド、筋力18の最大運搬重量は300ポンドとどちらもやはり超人的なパワーなのだが、アルブレヒトの体重及び衣服やベルトポーチの装備品だけで200ポンドは確実。それに加えてモニカのフル装備分の重さが加わるわけで……ってなんでこの娘、薪を40ポンド分も背負い袋に入れてんのーっ!?(笑) モニカ「2人で持った場合は?」 DM「一歩づつが二歩づつにはなるか」 モニカ「デメリットは?」 DM「敵の攻撃に無防備。無防備を止めようとすると落とす」 モニカ「それは駄目だ。レーグネンの後ろを歩くようにします」 八夏「さて、私はどうするべきか」 DM「暗闇に向かって矢を撃つ、当たったらテヘペロ」 八夏「それは明らかに悪です!」 DM「では身動きの取れないレーグネンを攻撃。パイロットは死にな! 2回とも当たり。18点、12点ダメージ」 地味に攻撃を受け続けていたレーグネン、一気にHPが昏倒域へ。 DM「クローズ・ウーンズは相手が見えないと使えないけど、自分なら使える」 レーグネン「じゃぁ、クローズ・ウーンズで昏倒は回避! しかしまずい。このままだと耐えられない」 DM「そして頑健セーヴを落としたので敏捷にダメージ。急に足が痺れた」 レーグネン「グワー!」 モニカ「レーグネン! ずっとお兄様を触ってるから、レーグネンの位置を判ってもいい?」 DM「特別に判っていることにしよう」 ダスティ「アルブレヒト様には悪いが、荷物だけでも。出口に向かいます」 DM「ダスティはここまで踏みとどまったものの、やはり全体を見ると特にアルブレヒトに忠誠心や義理が無い面子から見捨てて離脱しているな(笑)」 ……いや、当時はこんなこをと言っていたが、今思えば義理という意味ではダスティの「できらぁ!」な爆弾発言に巻き込まれたモニカとレーグネンを置いて逃げ出しているのか(笑) DM「ちなみにアルブレヒトの荷物は重さどのくらい?」 アルブレヒト「えぇっと……(全然計算せずにいた)」 DM「ちゃんと計算しといて! みんなもこういうことあるから計算して~」 アルブレヒト「33ポンドくらいでした」 DM「およそ15キロ。ちなみに100年前のアメリカ陸軍の歩兵のフル装備重量は48ポンド。無論戦闘中はバックパックを外すことになるので、フル装備のまま過酷な不整地の中で立ち回りの激しい全力戦闘をこなす冒険者は実にとんでもない」 レーグネン「今動くと機会攻撃で死ぬので、手番を遅らせてモニカ様の回復を待ちます」 DM「モニカはこのターンもう回復使ってるよ」 レーグネン「あー、うーん。死ぬかなー。一歩! 前に! おらっ!」 DM「いったいった! レーグネンが行ったー! 機会攻撃! ごめんレーグネン当たって18点」 レーグネン「ぐぅ、まだ生きてるが厳しいな。手が塞がってるから、自分にキュアも掛けられないですよね」 DM「そうだね」 D&Dの呪文は発動する際に「動作」「音声」「物質」「焦点具」「信仰」「経験値」といった要素のうちどれが必要かが、それぞれ個別に設定されている。いわゆる「手振り」「詠唱」「触媒(消耗品)」「小道具(非消耗)」「聖印」ってーやつですな。多くの呪文が「動作」「音声」の2つか、もしくはそれに加えて「物質」や「信仰」のいずれかが必要で、キュア・ライト・ウーンズの場合は「動作」「音声」です。つまり両手が塞がっていたら呪文発動の身振り手振りが行えないという寸法。 ちなみに一部の極めて強力な呪文は「高額な触媒代」や「経験値」を要求され、軽々と濫用できないようになっている。ウィザードリィで1レベル分の経験値を失うことで強力な効果を引き出す呪文「マハマン」「ハマン」の元ネタも、D&Dの「ウィッシュ」「リミテッド・ウィッシュ」である。むろんこっちも経験値が要求される。 レーグネン「もうアルブレヒト様を守ることは……」 モニカ「元気な人達が外に居るんだけどなぁ~。困ったなぁ~?」 だがクラウス・八夏は無反応。スルーしたのか、単に聞こえてなかっただけなのかは謎である。 実際んところ、プレイの場において「次の行動をどうするか考え込んでて」や「上の空」や「他人と話してた」とかで、仲間の発言を聞いてないことは日常茶飯事で、特に戦闘中は顕著。DM視点では「あー、○○が大事なことに気付いて発言してるなー。でも言われた方は気付いてないなー」なんて光景は本当によくあります。これに関しちゃ「聞こえてないっぽいならちゃんと『聞いて下さい』と言えばいい」と個人的には思うものの、人間って「内心従いたくない言葉は聞こえなかったフリをしてスルー」してしまうことがあることを知っていると「あんま強引に迫るのも駄目かな……」みたいな遠慮が生まれてしまうのもまた事実。 例えばこんな感じ。 ファイター「タフなやつだ! だが今度こそ仕留めてみせる!!」 クレリック「あいつ斬撃武器じゃ駄目なんじゃないかな」 ファイター「(このままパワーで押し切ったほうが早いよきっと。面と向かって拒否するのもなんだから聞こえないふりしとこ)グレートソードで強打3点乗せて全力攻撃!!」 クレリック(……まぁいいか。間違ってたら嫌だし) そしてこんな感じ。 ファイター「タフなやつだ! だが今度こそ仕留めてみせる!!」 クレリック「あいつ斬撃武器じゃ駄目だと思うから予備のヘヴィメイスで攻撃したらどうかな?」 ファイター「あ、はい(いいじゃんグレートソードで。持ち帰る手間も勿体無いし。でも断ったら角が立つしなぁ……)」 そうでなくても「他人の判断はなるべく尊重する。経験者のファンネルにならないようにする。何事も経験して学んで欲しい」みたいな気持ちはどうしても持ってしまうだけに、よっぽど切羽詰まってるときじゃないと「聞いてないのか? 聞け!」とまでやるのは遠慮してしまう傾向があるのであった。 TRPG部で「意見に対して皆内心こう思ってる」と言うわけではないのだが、「そう思われたら嫌だなぁ」と遠慮してしまう心理はどんなことでもあるよなー、と。 DM「では敵の手番で、引き続きレーグネンを攻撃! 一発は外れたけど二発目は当たり」 レーグネン「わー、昏倒! ぎゃあー! ドシャ」 モニカ「こんなに叫び声が聞こえているのに!」 しかしやはりクラウス・八夏は無反応。流石にこれも「聞こえてなかった」としたら、このピンチにプレイに集中してないのは洒落になってない。 そう、だってこれは「よっぽど切羽詰まった状況」なのだから!!(笑) なのでこの時DMは「あー、聞いてないわきゃないが、危険だから助けに入るの嫌で、聞こえないふりしてる感じかなぁ……」くらいに思っていた。 DM「レーグネンの断末魔が」 ダスティ「とりあえず、このまま出るしかないか……。明るい所まで出て、『アルブレヒトはまだ倒れたまま、レーグネンが抱えて逃げようとしたが。どうやら先ほどの声を聞くに、レーグネンも……。アルブレヒトの荷物だけは確保してきたが』」 DM(レーグネンまで倒れたのに、お願いだからこれ以上アルブレヒトの周りから的を減らさないでくれぇぇぇぇぇ!!!) 最早不敬な呼び捨てを聞き咎める余裕など無い限界バトル(笑) Don't give up justice, I want to get truth! 救援は来るのか? ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト アルブレヒトが体格にも恵まれているせいで重くて苦労をかける(笑) 暗かったり狭かったりなど、一応は仕方ない側面もあるが、八夏とクラウス、そしてダスティは安全にスタコラサッサと逃げていて恨めしくもある。ああ恨めしい、恨めしい。 モニカとレーグネンの必死の救助には深く感謝。 さっさと逃げたうちの誰か一人でも、ここで敵の気を引きつけようとしてくれれば状況は変わったと思うのだが。そこはどうよ? ・モニカ お兄様、水抜きをお考えになったほうが……? ダスティはアルブレヒトの(めちゃ大事な)荷物を持って帰るという判断をしてくれたのでモニカとしては、悪くない判断だと思っていますね。 呪文の設定、忘れないようにしないとなぁと思います。 ・レーグネン 人を運ぶのはたいへん。 当たらなければどうということはない、と前進しましたが、見事に当たりました(笑) うーん、待つべきだったか、といいつつそれで回復してもらえるまで耐えられたかは誰にも判らない。 ・八夏 終わらない闇、増える犠牲者。まるでホラーゲームと化してきた気が。 あと誤射をテヘペロで赦してもらえるのは魅力いくつあればいいんだろう(そういう問題じゃない ・ダスティ 一番奥にいたこともあり、どうにもできない状況で、どうにかできないかがんばっていたけど、結局もう逃げるしかないということに。でも、逃げることさえままならない……。「まずはアルブレヒトを逃がさないと!」と抱えあげようとしたら、重くて運べない……。それでも何かしないと、と荷物だけでも運ぼうとしたら、機会攻撃を受けて大ダメージを喰らってしまう……。こういう時にローグは……。 |
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■大昔のD&Dのサプリメントには色々とサーヴァントなデータが載っている(サーヴァント違 40年前に出たDeities&Demigodsという神話の存在データがしこたま収録されているサプリメントには、アーサー王伝説のキャラが大勢載っている。エクスカリバーは秩序にして善のキャラにしか扱えないロングソード+5で、命中判定で高い数値を出すと標的の四肢のいずれかを斬り落とすという、当時の魔法剣としてはトップクラスのエンチャントが施されている。鞘も斬撃ダメージを半減させる強力な防御アイテムだ。 ガウェインは日が昇るほど筋力がアップして、最終的に21まで増える能力持ち。この頃の筋力による追加ダメージは18を超えると物凄い勢いでボーナスが増える為に、この増え幅は尋常ではない。 具体的に言うとデフォの筋力18(30)だと命中+1、ダメージ+3のボーナスに対して、筋力21だと命中+4、ダメージ+9と文字通りの3倍パワーアップである。あ、この18(30)ってのは、同じ筋力18の中でも更に100段階に細かく分かれてて、1~50、51~75、76~90、91~99、100でボーナスに差が付けられているというややこしいもの。ゆえに3版では廃止された(笑) 筋力17が命中+1、ダメージ+1しかボーナス無いのに、筋力18(100)は+3と+6だからねー。差が有り過ぎ。お陰で大抵のレジェンド級キャラは「筋力18は当然」みたいなバーゲンセール状態である。 今話題のオデュッセウスさんも当然のように筋力18。しかも最高値の100。+3と+6ボーナスが輝くぜ。 しかし知略で知られるキャラなのに判断力が10しか無いのはなんでなんだぜ?(笑) 日本からは源頼光ママもとい頼光様も登場。 伝説の英雄と神しか載ってないもんだから、どいつもこいつもステータスの平均値が高過ぎる(笑) そしてレンジャー18レベル/アサシン12レベル/モンク15レベルと、正面バトル、暗殺、ステゴロなんでもござれの戦闘マシーン。 これくらいの天才だから伝説となれたってことだな!! ちなみに戦っている相手は酒天童子。 源義家の隣で腕組みしている謎の英雄山本伊達が何者なのかわからないでグッスリ寝たら、友人でありD&D翻訳チームの柳田さんが「ヤマトタケルノミコトですよ」と教えてくれた(笑) 時代考証無視した鎧と伊達政宗みたいな兜かぶって紛らわしいんだよお前はーっ!!!(だが、それがいい >源頼光の次に載っている「嵐の神にして海の支配者」スサノオの設定が気になります。 >データを作った人、古事記や日本書紀まで読んでるとは凄いなあ。 もはや英雄どころか神なので、ステータスがさらなる弾けっぷりに(笑) 問答無用で範囲攻撃するとか連続攻撃能力とか、無双系の能力が豊富なことになっている模様。 あと水中だと呪文抵抗100%とかヤベーレジスト能力も光りますな。 |
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3/5 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■プレゼントありがとうございます!!! 帯とは裏腹に、5話中3話でゴジラは脇役だったり登場しません(笑) 目次の時点でアンギラスの出オチ感が凄かったがそんなことはなかったんだぜ!!! 作中の人類側からの評価でも散々だけどそんなことはなかったんだぜ!!! そう、この前フリで「やっぱりそうでした」じゃないことは皆もわかるね!? ていうかあまりにも相手が悪過ぎる(笑) サイズ的にはファイナルウォーズ版のアンギラスではなく、昭和版かこれってくらい絶望的な体格差!! だがそれでも闇雲に喧嘩を売る雄姿がそこにあったのだぜ……!! 多くの生命に「お前が言うな」と思われそうなセリフ。 限定版をいただきましたー!!!( ・`ω・´) とりあえず我が家に既に存在したD&D界のシールダーと並べてみました。 やはりマシュのほうが可愛いです(当たり前だ |
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■ロードス島戦記 #1 誓約の宝冠 発売から半年経過してようやく読んだワダツミさんです。 いやーなんかこう、色々と複雑な心境があって即座に「イエッフー」と飛びつく気にもならないが、読まないなんて以ての外とも思って……とかまぁうん。続編自体は純粋に嬉しいんだけど、リウイや新ロードスの終盤が「あまり好みではない作品だった」ことによる不安感がどーにもなぁという面倒臭いアレです。 まぁ蓋を開けたらちゃんと楽しめたんで杞憂々々。 旧作の時代から軍隊の規模が数十倍に膨れ上がってて、もうこれは近世だよなぁとか、「治安が良くなり過ぎて冒険者なんてもうすることがない」みたいな、「TRPGとしてプレイする世界であることを考えなくていい」前提での大幅な「時代の変化」が興味深い。 いやーマイセンがどう扱われるのか今から怖いですわー。話の都合で無力化されてもつまらんし、大暴れした末に死なれるのも超嫌だし。100年で発達した技術力の前にはエンシェント・ドラゴンとて昔ほどの脅威ではなかった、とかなったら読むの辞めるレベルだし(落ち着け 閑話休題。 反面「TRPGには存在する呪文があることを前提としてない描写」も散見できてしまうのは、残念なところだったかな。「高レベル呪文なので使い手の都合がつかない」とかではなく、明らかに「使えるよね」っていう。例えばザイードがディアスを騙して利用しようとする流れで「センス・ライを使われることを全く想定しておらず、演技力だけで切り抜けようとしている」のとかね。 あとヘリーデが可愛いというかライルがギャルゲー主人公よな。男1人に女3人パーティー!! リウイかな!? そしてまさかの続投小ニース。エルフ系を除けば殆ど老衰死している旧作キャラが出てくれるのは嬉しいが、君の場合不穏でしょうがない(笑) フレーベは流石にご臨終だろうが、マールは少なくとも老衰死はしてないだろうから、再登場を期待できるのかな? あとはバグナードも気になるところ。いや別にマーモの援護してくれとまでは思ってないが、フレイム軍が迂闊に手を出して酷い目に遭う展開とかは見てみたい。 |
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■ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者 Kindleでリプレイがクトゥルフとソードワールド関連書籍のセールしてて「プレイヤーの悪ノリがない」という条件でオススメ聞いたらこれが推挙されて購入。 ……が、残念ながらあんまり趣味ではなかった。 以下「おっさんうるせーよ」的な話が続くので、おっさん以外読むの非推奨。 幻覚攻撃を受けて抵抗失敗しても「こんな光景在り得るわけがない」って速攻で無視したりとか(GMは不満げ)、別の戦いでやはり幻覚を喰らっても「プレイヤーは嘘なの知っている」前提の動きで「そんなの見えないと言ってる仲間を信じるので無視します」ってやるのが、「見事なロールプレイで機転を利かせた」感じが微塵もなくて、楽しめなかったんだよなー。あ、これも多分人によっては「そんな強引なことしてるようには思いませんでしたけど」ってなるとは思うけどね。 これが同人誌なら「当事者が面白ければなんでもいい。どんだけ無茶でもいい。全ては自由だ」ってなもんなんだけど、これって公式が初心者向けのプレイ指南書として出してる本なんだよね。 そして90年代に1000回以上プレイしまくり、コンベンションにも参加したり運営側にも回ってみたりもした経験上、「公式のリプレイで模範的じゃないプレイをやっちまった場合」は、それを読んだプレイヤーが「だってリプレイでやってたし」という錦の御旗を掲げてヤンチャする恐怖……というかぶっちゃけ自分もやった自己嫌悪の行けアクシズ忌まわしき記憶と共に的なアレでしてな……。 TRPGの醍醐味は「予想外の展開が生み出すドラマ」なことは間違いないんだけど、それでも公式リプレイは「商品」なんだから「だって実際にそうだったんだもん」じゃなくて、「見本にされたら困るような行いはちゃんと編集してくださいよ」って思ったりなんかもしちゃうタイプなんですな。 というわけで個人的には苦手なスタイルのプレイでした。ただこれ自分が「正しい」とは思ってなくて、あくまで「自分が求めるスタイル」がそうってだけね。俺みたいなおっさんじゃなくて、今を支えている購買層の人にしてみれば「状態異常をギャグで無視するの楽しい」ってのが「普通のスタイル」と言われても別に異論はないし、グループSNEもそういったノリを推奨しているのだとすればそうなんだろうね、と。というか旧世紀ですら「マスターを屁理屈で言い負かすのが楽しい」って派閥は存在したからなー。絶対一緒に遊びたくないと当時から思ってたけど。 それはさておきこれはローズ・トゥ・ロードにリスペクトが無さ過ぎなんじゃないかしら? 旧世紀は全く言われてなかったけど、今ってマジでこう言われてるの? あと俺、基本的にイラストとデータが「いやそれもう別の武具じゃん」ってレベルで噛み合わないのあんま好きじゃなくて……ライトメイスとチェインメイルに見えないし、ラウンドシールドがカイトシールドに見えるし、こっちもチェインメイルが見えない……。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター5 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 モニカ「お兄様の断末魔が聞こえたので、このまままっすぐ向かいます」 DM「なお、普通に考えたらダークネスの効果範囲から抜けてるはずなんだけど、やっぱり暗い」 アルブレヒト「あ、さっきのターンなにもしてこなかった時に、こっちの退路に更にダークネス張ったな!?」 DM「死体が的確な分析をしゃべるな(笑)」 アルブレヒト「まだ死んでない! 気絶しているだけだ!!(笑)」 意識無い人が発言しちゃ駄目(笑) 敵の姿が見えない中、アルブレヒトの方、入口へ向かう面々。大変だ! このままでは失血死してしまう!! モニカ「『入口側へ向かいます!』と、お兄様踏んだ。じゃぁこの辺でお兄様をタッチしようと試みます」 DM「そこまでは出来ないので踏んで終わり」 ダスティ「とりあえず左側の通路に進んでみます」 レーグネン「『皆、出口に向かっているのか!?』と移動」 クラウス「自分も出口へ移動して」 DM「仲間の居るマスを通る時は、暗闇かつ窮屈だから移動力1/4ね」 十全な状態ならばお互い動きを邪魔しないように融通し合うので、仲間の居るマスを通過するだけなら何らペナルティは無いが、なんらかの障害やペナルティで「自由な立ち回りに制限を受けた場合」は、途端に仲間の存在するマスは「窮屈な場所」と化し、攻撃、防御、移動にペナルティを受けることになる。この窮屈度合いは段階が存在して、窮屈レベルが上がるほどに使えない武器が増えていく。両手武器(グレートソードとか)よりも片手武器(ロングソードとか)、片手武器よりも軽い武器(ショートソードとか)。殴打や斬撃武器よりも刺突武器の方が猶予が大きいってな具合にね。 クラウス「じゃぁ、ここまでか」 モニカ「ではお兄様にタッチを試みます」 DM「機会攻撃……は外れ」 モニカは重戦士としては身軽さも中々のものなんだけど、それでもメインは重装鎧の装甲防御なので、敏捷度によるACを失う暗闇でもACが高いのだ。 モニカ「この髭の感じ、確かにお兄様! キュア・ライト・ウーンズ! 13点回復。ご無事だったのですね!」 髭はもう剃ってるっての(笑) DM「ではすぐに敵の手番。起きるんじゃねぇ、オラ死ね!(実際にモンスターが言ってるわけではない) 10点ダメージ」 クラウス「モニカの目の前で叫び声が」 モニカ「昏倒せず堪えた!」 ダスティ「出口の方に向かいます。レーグネンの後ろまでか」 DM「最後尾と思っていたら尻を触られたレーグネン」 レーグネン「敵か!?」 ダスティ「いや、流れ的にこっちに移動するべきかと」 DM「じゃぁ入口に向かうって聞こえた時に返事してくれ(笑)」 実はレーグネンの「皆、出口に向かっているのか!?」というロールプレイに対して誰も(既に宣言済みのモニカ除く)返事をしてなかったのです。これもまた「謎の暗視能力でお互いの行動が丸わかり」ゆえの悪影響ですね。「えー、見りゃ分かるんだから返事なんて要らないでしょ?」ってことです。やはりこういった手抜きプレイ(謎の暗視能力)は雰囲気を壊すので、次からは厳密にやらないといけませんね(紳士顔 アルブレヒト「では自分に『スタンド!』」 クラウス「なにぃー! 座ったままジャンプ!」 通常ならば起き上がる際や呪文の発動時に機会攻撃を受ける危険があるところを、機会攻撃を誘発しない割り込みアクションとして発動可能なスタンドの呪文を使うことで、安全に立ち上がることができるのだっ!! スタンダットゥーザーヴィクトリィ!!! アルブレヒト「これなら機会攻撃は誘発しない。そして移動!(ドヤァ」 DM「じゃあ機会攻撃だ!」 アルブレヒト「なん……だと……!? そうか……。相手の機会攻撃残ってないつもりだった(´・ω・`)」 あ……ありのまま、今、起こったことを話すぜ! 機会攻撃の回数が残っていると思って、それを防ぐためにスタンドの呪文を使って起き上がったのだが、機会攻撃が残ってないと思って移動して、機会攻撃をされた。 な……何を言っているのかわからねーと思うが、俺もわけがわからない。 ちなみに機会攻撃は基本的に1ターンに1回しか行えなくて、例外的に《迎え撃ち》の特技を持っていたり、その他モンスター固有の特殊能力次第で複数回行ってくるケースがあったりもします。そんな珍しくないんだけど、「持ってて当然」って程でもないです。持ってないモンスターの方が圧倒的に多いです。 DM「敵の手番、さっきの『オラ死ね!』の時に回ってるから機会攻撃も復活してるのさ~。そして11点」 アルブレヒト「ギャー!」 クラウス「アルブレヒト様、何度悲鳴を上げているんだ。余裕があるのか!?」 DM「今日4度目の断末魔です」 モニカ「お兄様が居なくなった」 DM「倒れている所を触っていたら、急に起き上がって、また倒れてきたね」 想像すると面白過ぎるせいで、大爆笑。 モニカ「じゃぁこのままキュア・モデレット・ウーンズ」 DM「では敵の手番で。もちろんアルブレヒトに攻撃。昏倒」 モニカ「く、クローズ・ウーンズを! 今度は触ってるから飛ばせるはずです!!」 DM「残念。クローズ・ウーンズは被弾のタイミングに割り込んで発動する呪文なので、攻撃が見えてなければ割り込みようがない」 モニカ「うえーん! レーグネン早く来て!!」 レーグネン「洞窟の中で渋滞が発生している」 クラウス「これは八夏殿か」 八夏「そうです!」 クラウス「どうなっている?」 八夏「判りません!」 クラウス「敵は!?」 八夏「見えません!!」 クラウス「というか、アルブレヒト様は何処で叫び声を」 八夏「見えません!」 モニカ「お兄様はここです!」 DM「停 電 コ ン ト」 全員爆笑 クラウス「モニカ様も近くに!?」 八夏「もう引っ張って逃げた方がいいかな」 DM「引っ張るというより、抱えるしかないかな。このまま引き摺って行くと死ぬ危険が。足場は舗装なんてされてない岩だから、全身鎧着ているわけでもない上に瀕死状態のアルブレヒトだと厳しい」 八夏「ということは荷物扱いで抱き抱えるしかありませんね」 モニカ「抱えられるの?」 DM「筋力が許せば。両手を空ける必要があるんで、武器も移動アクション使って仕舞うか、フリーアクションで捨てるかして」 モニカ「そうか……。武器は要るしな」 DM「まあ、次のターンにもし敵が昏倒しているアルブレヒトを攻撃したら、確実に死ぬけどね」 モニカ「ここは回復します。キュア・モデレット・ウーンズ!」 DM「機会攻撃、モニカは硬いから当たらんかな……あ、当たった。〈精神集中〉判定どうぞ~」 モニカ「ダイス目15! 〈精神集中〉25!」 DM「おぉ、通した! 〈精神集中〉のランク高いな。では8点ダメージと頑健セーヴ。あ、ゴメン。アルブレヒトにも言い忘れたけど、攻撃を受けた回数分頑健セーヴしてください。あと、セーヴさせられた回数を記録してください」 アルブレヒト「絶対成功と13」 DM「うん、何も起きないね。では敵の手番でさらにアルブレヒトに攻撃。まあ当たるよね。16点」 アルブレヒト「ぐわああああ(バタリ)」 モニカ「また死んだ(笑)」 DM「死んだ」 アルブレヒト「死んではいない!!」 DM「で、頑健セーヴは堪えた。魔導師のくせにタフだなー。もう一体が見た目が柔らかそうなクラウスを攻撃……が、外れ」 レーグネン「では。前進するけど渋滞してて途中まで。『アルブレヒト様はご無事ですか!』 でも返事は無い!!」 モニカ「またお兄様が倒れられました」 八夏「では、敵がまだ近くに居るのですね? アルブレヒトを捜すためあたりを手探りします」 クラウス「どうするかこれ……。八夏が動きを変えたのに気づかず、そのまま出口に向かって前進させます。『先行していた八夏殿がいない!』」 八夏「私はこちらです! このあたりにアルブレヒト殿の敵がいるようです」 クラウス「近くに敵がいるのか!」 DM「あなた、さっき攻撃されてたでしょ!?(笑)」 クラウス「いや、ACで当たらなかったから気づかなかったのかと」 DM「盲目状態で回避する気が一切無い相手に当て損なったのではなく、鎧にたまたま当たってダメージがなかったイメージだな」 暗闇で何も見えていないので、身のこなしによる回避は現在不可能です。 モニカ「もうお兄様を回復しない方がいいのかな……」 レーグネン「しっかりトドメをさしてくる奴と、動かなくなればほっとく奴が居るからな」 敵があまり頭がよくない場合、倒れた時点で戦闘不能になったと判断し、別の標的にチェンジすることがあります。 モニカ「うーん回復しよう。通りました」 DM「では敵の手番でアルブレヒトを攻撃。9点」 アルブレヒト「グワー!」 DM「またまた昏倒(笑)」 八夏「このサイクルをどうにかせねば」 DM「残りはモニカを攻撃するも外れ」 レーグネン「アルブレヒト様の位置を探って終わりです」 クラウス「出口に向かうべきか、戻るべきか……」 DM「いいねこの右往左往感(流石にアルブレヒト……はともかくモニカを見捨てて逃げることはないよな、執事)」 クラウス「『八夏殿どこに居る! 出口に向かっているのか! アルブレヒト様は……』と呼びかけてタイムアウトか」 TRPG部ではプレイヤーの長考を制限する為に、原則として手番は毎ターン1分以内に行動を宣言しなければいけません。短いかも知れませんが、これでも6人パーティーなら1ターンで6分。宣言後の戦闘処理も同じだけ使ったとして12分。プレイヤーの手番だけですら、僅か5ターンの戦闘で1時間です。さて、この戦闘は現在何ターン経過しているでしょう?(笑) ちなみにこの制限時間ルールが導入する前は、「1回の戦闘に4時間かかり、1日のプレイが戦闘2回だけして終わった」なんてこともあった上に、「無制限に長考した結果、素晴らしい名案が浮かんだ」ことは皆無でした。十中八九「最初の5分以内に思いついたプラン」を実行する踏ん切りをつけるために掛かった時間が膨大だっただけという。 モニカ「レーグネン、近くに居るのですか! 一緒にお兄様を回復させましょう!」 行動(イニシアチヴ)を遅らせ、手番をレーグネンに合わせるモニカ。敵の手番を跨ぐために事実上の「1回パス」となり、通常ならば明白なアド損ととして忌避の対象なわけですが、今はそんなこと言ってられません。カガリは今泣いて……アルブレヒトは今死にかけているんだ!!! DM「では敵がモニカを攻撃。だがダイス目が5では当たらない。1回当たった以外はさっきからモニカに対する攻撃ダイスが一桁どころか5以下しか出てないけど、モニカはバリアか何か張ってるの!?」 レーグネン「とはいえ相手は倒れているアルブレヒト様に追い打ちをかけなかったので、モニカ様には悪いけど攻撃に出たいなあ。『モニカ様、ここは私が牽制します』とモニカ様の上あたりを斬りつけます」 DM「とりあえず、当たった気はしない」 モニカ「そうか、お兄様を攻撃してこなかったか。ではここは自分の回復に回します」 アルブレヒト(いやこれ、流石にいきなり殺してロストさせるわけがいかないから手加減してくれてるだけなんじゃ……普通は絶対殺すよこれ……) DM「モニカの〈精神集中〉、その目は流石に失敗」 モニカ「うぅっ」 八夏「うぅん、ひとまず出口に向かいます」 クラウス「私も」 DM「(ちょおま!? モニカ置いてくの!? いかん、アタッカーの2人がこうもさっさと逃げてしまうと、いよいよジリ貧だぞこれ。的が減った分がアルブレヒトたちに集中するし)次~。敵。レーグネン攻撃。16点と頑健セーヴ。次はAC16まであたり」 レーグネン「立ち竦みと盲目を入れてAC17」 DM「はっずれ~。じゃあダスティの番」 ダスティ「闇雲攻撃に参加するか。誤射が怖いけど、アルブレヒトは倒れているから、上方向を狙えば当たらない?」 DM「『あらゆるイレギュラーを考慮しても絶対に当たらない』とは言わないけど、『普通は当たらない』とキャラは思ってもいい」 レーグネン「そのまま出口側に居るクラウスやヤカに当たったりは?」 DM「D&Dにはどんな乱戦・混戦だろうと『外れた飛び道具』による流れ弾のルールが無い」 ダスティ「ではこのマスの上の方を狙って攻撃」 DM「外れ」 レーグネン「アルブレヒト様の上あたりを攻撃。おっ、AC23まで当たり」 DM「当たらないね」 レーグネン「くっ、もう移動したのか? どこに居るか判らんぞ」 暗闇状態で「マスを攻撃」して場合は、命中判定とは別に「完全視認困難によるミス」が50%存在するので、「回避されたのか」「その場にもういないのか」の判断が難しくなります。相手が装甲で受けるタイプの敵ならば「当たったけど弾かれた」という情報を引き出すことは可能なものの、そもそも掠りもしてないので弾かれたもクソもない。 モニカ「どこを狙えば……。お兄様の声も聞こえません」 レーグネン「回復してないからね」 全員爆笑。こんなピンチでも笑顔を忘れないパーティー!! モニカ「うーん、自分を回復します」 DM「では、機会攻撃は外れ。硬いなこの女!」 Don't give up justice, I want to get truth! 逃げていく前衛の背中も見えない。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 敵の機会攻撃を誘発しないために、スタンドの呪文を使っておきながら『もう敵の機会攻撃は残っていない』と言い出すあたり自分ながら支離滅裂である! 気絶していると原則的に発言ができないので、出番がなくて寂しいのだ。 たまにうっかり発言しちゃってたりもするけど。 仕方がないのでアルブレヒトが昏倒した回数でも数えるか。 1つ前で1回倒れてるから、2回……3回……4回……5回。 こ れ は ひ ど い ! ・モニカ げにおそろしき窮屈状態。 敵、事前に広範囲にダークネスを張るスニークタイプであり、テクニカルな動きができる程度には頭がよいのだと想像はできた(多分その時はそう思っていた)のですが、レーグネンの言葉にも納得し、かつ、ヒーラーである己が倒れるともれなくお兄様、レーグネンも更に危険があぶない! と判断し、己を回復してます。(あと、DMのダイスの調子に「いけそう」過信しました(笑) お兄様、おひげの剃り残しがありましてよ。(じょりー) ・レーグネン 後から見ると、じわじわと各メンバーで目的がズレ始めてるなと(笑) ループを抜けるにはと攻撃に出ましたが、結果として好転には繋がりませんでした。難しい所です。 ・八夏 《繰り返す悪夢》(2)(黒) ……いや、墓地には誰もいませんけど。 無念ですが一度退いて体勢を立て直すしかないかと。 問題は「キャラとしてそれを誰にも言っていなかった」ことか・・・ ・ダスティ 暗闇だけでも辛いのに、狭所という不利な地形が、さらにパーティーを追い詰める。 この時は、今自分にできる最善の手は何かということを、みんな必死に考えていたはず。でも、本当にいい手が思いつかない。焦って行動して、余計事態を悪くすることもあって、そうするとなおさらアクションを起こしづらくなる。ある意味、笑うしかないような状況でした。 |
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■宇宙兄弟 #37 宇宙兄弟の実写映画も8年前か……ムッタが大泉洋だと思ってたんだが……!! 昔々に森瀬繚さんプレイさせられたエロゲーが実はリョナゲーで、ヒロインが不死身なんだけど、それをリョナ調教するゲームでな。 気弱なヒロインが「私は肝が小さいので……」と言ったシーンで「どれ、確かめてみよう」を選ぶと……あとはわかるな? 物資の保有量を確かめるシーンって大好きなんだよな(笑) じゃがいもは宇宙生活において極めて大事だから、大量にあるのは心強いな!!! ……いや、ピューレでは栽培はできないか!! 風呂入りながら読んでたんだけど、「あー、ケンジや新田の出番が無いの寂しいなぁ」とか思いながらこのシーンだったもんだから、思わず「マジかよ! ヒューッ!!!」とシャウトしてしまった深夜2時。 ここ最近の宇宙兄弟で一番テンション上がってしまったじゃんよ……!!! |
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■プレゼントありがとうございます!!! 興味ってホント大事だよなー。 これを「学校の勉強だから読め」と言われたらスゲー辛いだろうけど、趣味だと嬉々として読んでしまうんだから(笑) ってわけでもう完全に教科書って感じのお堅い本です。 届いた本をパラパラめくってたら、TRPGのアルブレヒトの中の人に半笑い気味に言われました(えー アル中の人「……それ読んでどうすんの?」 ワダツミ「勉強してTRPGの世界設定や描写に深みを増していきたいからなぁ~」 アル中の人「いやほんっとうに頭が下がるね」 無論、そもそも歴史が好きだからってのはあるわけだけど……いやでもそもそも歴史好きになったのがゲーム好きだからか。 |
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■パンデミック:ローマの落日をプレイした 時事ネタを意識するならローマではなく、現代版をプレイするべきだった気がしないでもない!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第3回 チャプター4 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター1 チャプター2 チャプター3 第1回まとめログ 第2回まとめログ アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4 天杜八夏 侍4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4 ダスティ 巧者(ローグ)4 暗闇を切り裂く光の呪文を発動しようと、暗視呪文を唱たアルブレヒト! だが闇を見通すことは出来なかった!! DM(フハハ。アルブレヒトが打開策繰り出すと信じ込んでる仲間達、大慌て!! やったぜお兄様!! ナイスロールプレイ!!) イラスト:★Yuuki アルブレヒト「ミエナイ!? ナンデ!?」 DM(え!? この物凄い狼狽ぶり……え!?) アルブレヒト「これでいけると思ったのにぃぃぃぃぃぃ!!!」 DM「なんでマジでいけると思ってるんだおまええええええ!?(笑)」 アルブレヒト「え?」 DM「先週のプレイで、思いっきり同じ勘違いしてメッチャ苦戦したろうがぁぁぁぁぁぁ!!!(笑)」 アルブレヒト「そうだっけ!?」 DM「そうだよ!! かなりジックリ丁寧に『魔法の暗闇と照明の処理』への認識を明確化する話し合いしただろう!?(笑)」 アルブレヒト「それは覚えてるがダークヴィジョンのことは覚えてない! あれー?」 そりゃ不自然さを一切感じないはずだよ!! 本気だったんだから!!!(笑) アルブレヒト「……見えん(洞窟入口に向かってミニチュアを動かす)」 DM「そこまで行くと、入口方向が薄ぼんやり明るいのは判る。ダークネス……、ダークネスって言っちゃったけど。これは『周囲を薄暗くする効果』と『呪文レベルが下位の明かり呪文及び非魔法の明かりに対して一方的に優越・抑止する効果』なので、範囲外の自然の光は薄暗い中で見えてしまう。ただし今は『向こうに外の光が!』レベルの話なので、手元の照明としての役にはたたない」 つまり太陽光の下でダークネス(2レベル呪文)を使った場合、「真っ暗闇」にはならず、「薄暗くなる」だけなんだけど、太陽光というパワフルな光源が存在しない屋内の場合、0レベル呪文であるライト等、1レベル以下の明かり呪文及び、松明やランタンといった非魔法の明かりは完全にダークネスに上書きされてしまって、真っ暗闇になってしまうのでした。 ちなみにこの「太陽光はパワフル」というのは「光量の多寡」ではなく、マジで「太陽光であること」が大事で、色々と「まるで太陽光のような明るさを提供する呪文だが、太陽光の性質は持ち合わせていない」とか「太陽光と同じ性質を持つ」など、ルール的に明確に性能差が存在している。超高レベル呪文のサンビームやサンバーストは太陽光の性質を備えており、それを弱点とするモンスターを容赦無く焼き尽くすのだ( ・`ω・´) 余談。D&Dには様々な「照明範囲を提供する呪文」が存在するのだが、その中でも各レベルに存在する「純粋に照明範囲だけを提供するスタンダードな明かり呪文」は、最低でも術者レベル×10分の効果時間(アルブレヒトなら40分)を持っているので、ダンジョン突入前に使っておくのが定石である。無論、今回アルブレヒトが唱えようとしていたデイライト(3レベル呪文)も術者レベル×10分の効果時間を持つので、一般的なダンジョンアタックならば問題無いだけの持続力があるのだが……問題はそれが「自力発動ではなく、巻物発動」というところ。つまるところ、高いのだ。そのお値段銀貨375枚の一発消耗品。日本円にして375000円。キュア・ライト・ウーンズやマジック・ミサイルといった1レベル呪文の巻物15回分のプライス。同じ値段でこのレベル帯において圧倒的なバフを与える(攻撃回数と移動力が倍になる)ヘイストの巻物も買えてしまう。 そんなわけで「使わずに済むならそれに越したことはない」と、温存しておきたくなるのも人情というもの。問題は、アルブレヒトが「デイライトの呪文を巻物から発動しないといけないような緊急事態=巻物が読めない暗闇の中」である可能性が極めて高いことまではわかっていたが、「低レベルの暗視呪文は魔法の暗闇を見通せない」ことを一瞬で忘れてしまっていたことなのであった……(笑) アルブレヒト「『皆待っていろ。(ダークネスの範囲外に出たら)明かりをつけるぞ!』とターンエンド」 DM「あ。お兄様そこまで行ったら敵が機会攻撃するわ」 アルブレヒト「え”」 DM「まあ、当たるわな! うーん一方的な状況で受けるダメージとしては大したこと無い。14点」 アルブレヒト「HPの半分!」 ただしウィザードには大したダメージであった。 ダスティ「お兄様の叫び声が」 アルブレヒト「今、明かりをつグワー!」 モニカ「『お兄様が!』と声の方向へ向かいます」 DM「暗闇下だけどフィギュアはあるから、謎の暗視能力に目覚めた感じになっちゃうんだよなあ」 D&D3.5版の戦闘はミニチュア(まぁ別に駒とスクエアがあればなんでもいいんだけど)を使用して厳密な戦闘処理を行う「SLG」なのですな。 なので処理をプレイヤー有利に緩くしている場合、「暗闇だ! 見えないぞ!」と大騒ぎしててもプレイヤーの目には写真の光景が丸見えなので、「マジで仲間の位置すらわからない」ことも無いし「間違って壁のあるマスに向かって歩こうとする」なんてことも無いって意味の「謎の暗視能力」ということ。 もちろんガチで厳密さを追求するならプレイヤー全員目隠しして貰い、以下のようなことも可能です。 モニカ「右に1マス進みます」 DM「いてっ。壁だ」 モニカ「え、じゃあ前に進みます」 DM「1マス進んだ」 モニカ「そのままもう一マス前に」 DM「誰かいる」 モニカ「え、誰だったっけ……」 但し初ダンジョンの洗礼としてはあまりにも ダスティ「ちなみに待機アクションで攻撃を受けた方向に反撃するとかは」 ここからD&Dの戦闘ルールの中でもかなり複雑な部分のガチ目なルール解説が始まるので、読み飛ばしてください(笑) でもTRPG部員は読んでおいたほうがプレイ中役に立つかもね。読まなくても大丈夫だけどね。 待機アクションはルール上、待機トリガーを満たすことで、敵の行動に割り込んで行動を行うことができます。
イニチアチヴ値は整数しか存在しないんだけれど、同じ数値の中でも明白に「どっちがより先か」が存在し、「同時」は存在しないのですな。ギャザや遊戯王等のTCGでも効果の処理に「同時」が無くて、「パーマネントが戦場に出たとき」「召喚成功時」等の「同じタイミングの出来事にも厳密に処理順が存在するのと同じようなものです。 さらに「お互いが生き残った場合」は、待機アクションを行った側のイニシアチヴ値は敵の直前に移動します(右のイニシアチヴ表)。これで次のターンも敵の先手を打てるよ! やったぜ! で、今回状況を複雑にしているのは「ダスティは目が見えてない」という点。 今回ダスティがやろうとした待機アクションは「目が見えない状態で敵を待ち構え、敵が近付いた瞬間それを見抜いて敵が攻撃するよりも早く、正確に敵の位置を把握して攻撃を行って倒したい」という、達人的なムーヴなんですな。それは流石に無理。 となるとこの場合の待機アクションの処理は、「敵の攻撃を受けた後に、反撃します」というものになります。この場合「敵の行動割り込んだのではなく、既に終了している」為、イニシアチヴも直前に割り込まれることはなく、ゴブリンの直後に移動する。一見ルール的には「敵の行動が終わるところまでイニシアチヴを遅らせて自分のターンを始める」とあんま変わりないように見えます。が、大きな違いとして「移動だけなら先に行っておける」ことになります。 また、今回は関係無いのだけれど、「敵が複数回攻撃を行ってきた場合」となると話が大きく変わってきます。この場合「1回目の攻撃と2回目の攻撃の間に待機アクションによる迎撃が割り込む」ことになるので、そこで倒すことができれば敵の連続攻撃を阻止できるのだぜ。もちろん仕留め損なえば残りの攻撃を喰らうことになるが、なんにせよイニシアチヴは敵の直前に割り込めるようになるので、手番を一回損せずに済むという寸法。 そんなわけで待機アクションを駆使して「敵に近寄らせて反撃する」ことで「戦線を崩さずに敵の先手を打てる」というメリットを得られるものの、待機アクションのトリガーが満たされずに1ターン経過した場合、1回パスしたのと同じというデメリットも有ります。 また、例えばこんなことにもなります。 レーグネン「待機アクション。敵が間合いに入ったら攻撃します」 DM「3体のコボルドはクロスボウを撃ってきた。2発命中して13ダメージ」 レーグネン「痛い! 待機をキャンセルしてキュアを唱えます!」 DM「むーりー。貴様はトリガーを満たせない限り的となって撃たれ続けるのだ~」 レーグネン「うぎゃぴ~!!」 はたまた。 クラウス「待機アクション。敵が間合いに入ったら心霊斬で攻撃」 DM「オーガがクラウスをロング・スピアで突き刺すぜ」 クラウス「ならば心霊斬!」 DM「むーりー。大型のオーガが間合いの長い武器であるロングスピアを使う場合は間合いが3マスあるんで、『君の間合い』には入っていない(ゴゴゴゴゴゴ」 クラウス「なん……だと……!? では敵の攻撃が終わったら、移動して間合いを……」 DM「むーりー。待機アクションは君の次の手番までキャンセルできない~。残りのオーガもそのままアウトレンジから攻撃する~」 クラウス「ぎゃあああ」 なお、今回の件とは関係無いが。 ルールブックに「待機アクションは無限の可能性があるんで、DMはあんまプレイヤーが便利過ぎる使い方をしないように注意してね」的なことが明記されており、「トリガーをあんま細かく指定できないようにせよ」との旨が丁寧な文章で記載されている。 とどのつまり「敵が部屋に入ってきたらマジック・ミサイルを撃ち込みます」はOKだが、「負傷した敵が部屋に入ってきたらマジック・ミサイルを撃ち込みます。無傷ならスルーします」みたいに、細かくやらせるなよ~あくまで「咄嗟に行える行動」だからね~ってこと。「マスター冒険者だからそれくらい瞬時に見抜けるはずだ!」とか言われ出すと大変です。 TRPG部のプレイに於いても度々「これは待機アクションでとっていい範囲なのか」は議論の対象となる。いい加減、独自でも良いので明確なルール設定をすべきである。俺。でもプレイヤーがガチでピンチだとついつい甘く認めてあげたりもしたくなるのであった。 ダスティ「じゃあ、うーん。仲間の方へ向かうしかないかな」 八夏「何も見えない……面倒だ」 DM「えぇい、斬ってしまえ!」 モニカ「どっちが悪だ(笑)」 八夏「敵の手番は?」 DM「何かしてるかも知れないが、認識できる範囲では何も起きてない。まぁ何も見えてないしな!」 アルブレヒト「ぐぅ!(フィギュアをさらに入口の方へ)」 DM「そこで機会攻撃。15点」 レーグネン「クローズ・ウーンズを使います!」 八夏「見えないですよ~」 レーグネン「あー、そうかー!」 DM「お兄様、勇猛果敢な不屈の闘志で明かりを目指すも昏倒」 既に半殺し状態なウィザードだったので、実に単純に「敵の攻撃回数を倍に増やす」ことになる「既に入ってしまっている敵の機会攻撃範囲からの強引な移動」は、死の淵への全力ダッシュだったかも知れず……。 まぁ、じゃあどうすればよかったんだよってーことでもあるんですがね!! なにせ「万全と思っていた暗闇対策が実はそんなことなかった」ことによる超大誤算が炸裂したのである。浮足立ってもいいじゃない。人間だもの。生々しくて「これが生きるってことだよハハハハハ!!」って感じでいいじゃない!!! Don't give up justice, I want to get truth! 暗闇は見えない!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ダークヴィジョンがあるから暗闇対策は万全だと本気で思ってたんですけどね……。 おかしいなぁ……? 経験上、真っ暗闇の中で一方的に敵から攻撃されるとまず勝ち目はないので、そう遠くはない入り口まで戻って高位の明かり呪文をつかうしかもう打開策はないのだ。 機会攻撃は……あるかもしれない、ないかもしれない! ええい! あったー! ガクっ! ・モニカ 流石お兄様、物語を盛り上げることに余念がない!! お兄様の叫び声からの反応については、(声で位置が分かるんじゃないか?という主張のもとだったのですが(カットされています)、そもそも音で場所を特定するそれ自体が難易度高いのに、更に音響く洞窟内じゃムリだろうね、という話に着地し(勿論納得しています!)たので、次回以降、こういう展開があったら怖くてたまりませんね! 待機アクション、ムズカシイ。暫くは猪突猛進で居させてもらいたいところです……。 ・レーグネン 悲しい事件でしたね。悲劇を繰り返さぬよう語り継がねば。自分もうっかりしそう。 そして暗闇のなか敵がお兄様に迫る。非常にまずい(笑) 早速洗礼受けてますが、暗闇再現プレイとかどうなっちゃうのか(笑) ・八夏 暗闇の中に響く叫び声、実際にあったら怖いなんてもんじゃないなぁ。 暗視なんて便利な能力もマジックアイテムもない状況での大混乱が続く。 それと、なんかDMが恐ろしいことをさらっと言っているような?(笑 ・ダスティ チュートリアルダンジョンで、ダークマントルにボコボコにされた記憶がヨミガエル……。 ようやく戦闘に参加できたものの、まともに戦わせてもらえないのは辛い……。しかも待機アクションほか、現状を打開しようと試みたものの、どう にもできないときた。 どうすれバインダー!(なつかしいなぁ……) |
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