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異世界マンチキン ーHP1のままで最強最速ダンジョン攻略ー #2

 
 表紙だけで「あ、うん。こりゃ駄目な武器だ」と察せる(笑)

 
 ボーナスに対してデメリットが理不尽なまでにキツ過ぎる(笑)
 そりゃ主人公も不満爆発である。
 っていうかこれ、「D&Dの感覚」だとプレイ不可能レベルのキツさで、「それをなんとかするのがマンチキンじゃないの?」と言われても「そーいう次元を超えてる」くらい重いから、やり過ぎ感もあるなぁいやタイトルの時点でHP1縛りはわかってたが、ここまでモロにD&Dクローンと思ってなくて。
 遊戯王ZEXALで「主人公は熱意はあれど腕はからっきしのデュエリストだが、一度負けたら物語終了の設定なんで、強敵たちに次々と連戦連勝する」ってのが「いや、駆け出しがの成長劇と相性悪過ぎるだろその設定」って意味で「ひたすら主人公補正で勝つ」感が鼻についてしまったんだが、こっちはこっちで不安である。「いやそれ戦術とかじゃなくて不自然に運が良いだけだよね」みたいなことにならないか。

 
 D&D5版のウルフとだいたい同じステータスだな(笑)
 マジック・アーマーはTRPG部のキャンペーンでもアルブレヒトが使ってるメイジ・アーマーと同じ呪文ですな。レベル時間効果続くから、レベル1の主人公では1時間と。

 
 で、出たーっ!! マンチキン武器だーっ!!!
 いやこれを使う=マンチキンとまでは言わないんだが……とにかく強いんだ。インチキ臭い強さなんだ。これを好んで使うやつは性格に問題があると言われても反論しづらいくらいには無法なまでに強いんだ。そして5版では消えた(笑)
 この漫画ではいきなり使いこなしているが、D&Dで同じことをするとなると流石にそれ専用に特化したキャラ構築が必要で、こうお手軽にはいかないけど……まぁうん。クソ強い。
 繰り返し言うが、スパイクト・チェインを振り回して大暴れして意気がってるやつなんてろくなもんじゃない!!!

 
 画像は僕のスパイクト・チェイン使いキャラです。
 DMが「強いんですよ~」と教えてくれたので「ほうほう、そうなんか」「お、超格好良いチェイン使いのメタルフィギュアもあるじゃん」と軽い気持ちでメイクしてキャンペーンを始めたら、恐ろしいほどの制圧力で片っ端から敵を足払いしまくっておりました。向かうところ敵なしでした。非常に痛快だった。メッチャ意気がってました。途中からDMが内心スゲェ嫌がってるだろうなぁと察しました。そのDMとの別キャンペーンでは俺の(当然チェイン使いとは別の)キャラの得意技を露骨に封じるシナリオだけが続きました。放蕩TRPG部では禁止です。

 
 そりゃードラゴンに脅されたら従うしかないわな。
 パラディンとしてはそう怒るのもわかるが。
 ちなみにルール通りにやると「村がドラゴンに脅されている」状況に対して「手に負えないので逃げて助けを呼ぶ(その間に村壊滅)」はパラディン失格なので、「確定で死ぬのわかってても特攻しないと駄目」になってしまうので、DMはそもそもそんなデスシナリオにならないように気を付けましょう(笑)

 
 最強レベル2呪文がよりパワーアップした上に1レベル呪文だとぉ!?(笑)
 ところでこの手の呪文名、「まんまD&D」なのと「ちょっと変わってる」ヤツの基準が何なのか気になる。

 
 悪を討つ一撃!!!
 訳語は違うけど、どっちも英語では「スマイト・イーヴル」である。
 TRPG部ではパラディンのプレイヤーが濫用をしないように敵が悪であるかどうかを見極めることへ慎重になっているのに対して、「取り敢えず使ってみろよ! 別に駄目だったからってペナルティ無いんだし!」とスナック感覚な外野のけしかけが行われたりする。

 
 仲間や依頼人の善キャラに裏切られる展開を繰り返し、プレイヤーに「アライメントはあてにならん」なんて思わせるのはマスターがアホタレだからです。やはりこの世界のDMは困ったちゃん。
 これやるとそれからずっとプレイヤーが全部疑うようになるだけで、良いこと無いんだよね。「騙して悪いが」の濫用は悪い文明。
 もちろん「このゲーム(シナリオ)はそーいうのを愉しむタイプです」とお互いが合意しているならなんでもいいけどね。

 
 馬を質入れした後にパラディンの乗騎召喚能力で勝手に呼び出す……という犯罪。
 TRPGあるあるネタで「パラディンのプレイヤーが意図的にアホを演じ、仲間がパラディンの目を盗んで悪事や不道徳な行為をする」ってのがありまして。これもそのパターンだの。The Gamersの続編でもネタにされていた(笑)
 TRPG部だと、「仲間が不道徳な行いをしていることに気付けないこともまた罪」とされ、知らぬ存ぜぬ間に神の怒りゲージが溜まっていくことになります。

 
 邪悪寺院という響きに「なにその直接的なネーミング」と滑稽さを感じてしまった人もいるかと思いますが!!!!

 
 僕持ってるよ。
 月イチプレイとかだと2年以上かかるんじゃないのかこれっていうビッグシナリオ(笑)
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 右下の以外全部知らないやつ!! 方向性がバラバラ!! 凄い!!(笑)
 パイルダーオンとオッパイ……ブレストファイアー?(もういいから
 俺も美人のお隣さんに土下座したい。

 
 竜好きぃ?
 ちゃんと真ん中のは本文でワイヴァーンと書かれてるから安心しろ!!(安心?
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター8

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6
 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

 
一同『ん!?』
ダスティ「人が倒れているぞ!」
アルブレヒト「生存者か?」
DM「じゃ、ダスティ、入る?」
ダスティ「警戒を怠らずに入りますね。入らない理由は無いので」

 諄いようだが、別に「警戒しながら入ります」なんて言わなくても自動的に警戒しているシステムです。

DM「では、若干の空気の違和感を感じた後、声が響く」
声「我が問いに答えよ……我が顕現を妨げるもの、我が問いに答えよ」
モニカ「おお!」
ダスティ「何かが問いかけてくる」
声「お前が通り過ぎた時だけ彼らはついて来たり、先導する。どんなに真っ黒な服を着ようとも、彼らの暗さには勝てない。彼らは明かりを避けるが、太陽がなければ彼らは存在しない。これはなんだ?」
ダスティ「……え? これすぐに答えないとダメですかね?」
アルブレヒト「何語で聞こえてきた?」
DM「共通語だね。ただあまり流暢じゃない」
ダスティ「なんとなく答えは浮かんだんですが、言っちゃっていいんですかね?」
DM「相談してもいいけど、独断で答えるならどうぞ」
ダスティ「いえ、相談します」
クラウス「今の問いはなんだ? みんな聞こえたか?」
八夏「確かに聞こえたな……」
アルブレヒト「それは『影』だな!!(ドヤッ)」

 全員爆笑

八夏「いきなり言っちゃった!?」
モニカ「まぁお兄様は言いそうだし……」
声「では次の問いに答えよ。私の寿命は数時間しかないが、その間ずっと消費されている。痩せている時に最も早く、太っている時に最も遅い。風は私がもたらす贈り物にとっての悩みの種。私はなんだ?」
モニカ「なんで急になぞなぞが始まったんだろう……」
アルブレヒト「それは『ロウソク』だ!(再びドヤッ)」
声「素晴らしい。お前達に我が顕現を妨げる権利を与えよう」
アルブレヒト「そんなオプーナを買う権利みたいなもんを……」
モニカ「まさかのなぞなぞが始まるとは」
DM「これね、即答できないクラスのリドル出したらプレイヤーわかんないから」

 
 昔からのTRPGネタの一つに「リドル(謎掛け)をプレイヤーにやらせるな」というものがありまして。
 リドルってのはいわゆる「スフィンクスの謎掛け」のようなアレね。冒険作品じゃ定番のシーンだし、大昔のRPGでも当たり前のように存在したギミックで、それが難解過ぎてゲームがクリア出来ないってケースが日常茶飯事。
 で、これのなにが問題かってーと、「プレイヤーはキャラクターじゃない」の一言に尽きる。とどのつまり、「プレイヤーはマスター冒険者でもなければ知力18でもないんじゃボケー」であり、さらにリドルが「世界設定の中に落とし込まれた問題」だとしたら、「ロールプレイした上で思考する」ことまで求められるっていうハードルの高さになり、一方でファンタジー世界で「現実のキリスト教やオカルト知識が無いと答えられない問題」なんて出すなよウィザードリィⅣ!!ってなもんで(笑)
 脱出ゲームが流行っているように、「謎解き」そのものが「つまらん」というわけではなく、「TRPGしに来てるのに謎掛けやパズルやらされても」ってことなのだな。実際問題、自分もアトラスの3DダンジョンRPGやってると「俺はパズルゲームをやりたかったわけじゃねぇ!」とストレス溜まることはある。ストレンジジャーニーはもう本当にただただ苦痛だった。意地悪過ぎんだよ一方通行にワープにあーもう!!!(落ち着け

 それはさておき。
 今回のリドルはD&Dのパソコン版ゲームの一つ「バルダーズゲートⅡ」で実際に出てくるものの中でも、俺が「あまりに簡単で一瞬で答えがわかった問題」から厳選してお送りさせていただきました。
 リドルは「マスターとプレイヤーで、難易度への認識にもギャップが生じることでグダる」なんて問題もあるだけに、ノーヒントでいきなり出てくるリドルなんて子供でも解けるレベルじゃないと恐ろしくて出せたもんじゃないのだ。

 それでも躊躇せず即答出来る決断力は立派なことなのですよ。

アルブレヒト「顕現を妨害する権利だと……?」
八夏「随分と回りくどいことをするな」
アルブレヒト「何と恐ろしい!」
DM「そして、部屋の中の魔法陣に闇が蠢き始める『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』」

 
アルブレヒト「お、なんだなんだ(ヒョイ)」
モニカ「……あれ? お兄様が1人で部屋の中に!」
レーグネン「アルブレヒト様ーー!?」
八夏「ちょ!?」
クラウス「お?」
ダスティ「え?」

 アルブレヒト以外爆笑&大混乱

DM「はいはい、イニシアチヴ振って! イニシアチヴ!」
クラウス「知的好奇心に突き動かされて……」
モニカ「お兄様……」
八夏「死ぬ気ですか! ……2、遅い……」
モニカ「22」
クラウス「4です」
レーグネン「17」
アルブレヒト「私は16だ」
ダスティ「25」
クラウス「お兄様戻さないでいいんですか?」
レーグネン「いや、もう……」
DM「ではこのスーパールールブックを……」
モニカ「こわっ。また出た、不浄なる暗黒の書……」
アルブレヒト「この魔法陣は!」
DM「知っているのか、ヴォルフェンビュッテル!」
アルブレヒト「この五芒星は……」
DM「『ギュウウウウン』」
モニカ「もう出てきちゃった」
アルブレヒト「なんだよ、顕現の邪魔出来るって言ったのに!」
DM「あぁ、こっちイニシアチヴ27です。イニシアチヴ修正値+11って書いてあるし」
アルブレヒト「さて戻るか……(フィギュアを勝手に移動させる)」
モニカ「お兄様がさらっと元の隊列に戻ってきた!」
アルブレヒト「まぁさすがに怒られそうだからやらないけど」

 当たり前である。

DM「お兄様これ死ぬんじゃないかな……(笑)」
八夏「多分そうなるのでは……」
アルブレヒト「これは急がねばと飛び出したら鉢合わせしてしまったようだ」
レーグネン「お兄様、あらゆる意味で完璧過ぎるなぁ」
アルブレヒト「えー、だって謎掛けに答えたんだよ?」
クラウス「しかも正解だったのに」
モニカ「邪魔してもいいって言われたのに」
八夏「結局邪魔出来ませんでしたね」
レーグネン「前衛の私とダスティ完全に追い抜いて先行っちゃうとは」
ダスティ「途中でレーグネンが『危ない! 下がってください』とか言ってもよかったんじゃ……」
アルブレヒト「多分リドル聞いてる時にじわじわ進んでいったんだよ」
ダスティ「もうしょうがないかなぁ」
レーグネン「自分のAP使って止められるなら止めたいですよ……」
八夏「足払いしましょう、足払い」
DM「(ルールブック確認中)……ふーん、なるほどねぇ。お兄様、頑張ってください」
八夏「本当に引き止められないんですか、これ……」
アルブレヒト「うーん、早まったかもしれない」
DM「まず、お兄様に飛び掛かります」
アルブレヒト「なんで?」
八夏「なんでって!?」
ダスティ「そりゃ目の前にいるからですなぁ」
DM「『戦闘の第1ラウンドに敵に飛び掛かるか飛び降りた場合、移動したにも関わらず全力攻撃を行った上に引っ掻きを試みることができる』って書いてあるので」
アルブレヒト「私が召喚した扱い!?」
DM「ではいきまーす。でもこいつパワー無いな。21まで当たる」
レーグネン「モニカ様、今の位置からクローズ・ウーンズ使えます?」
DM「イニシアチヴがまだ来てないんで立ちすくんでます。そもそもそこからじゃ使えないね。見えてないから」
レーグネン「じゃダメか……」
DM「えーと、邪悪パワー2点」
八夏「あれ、低いな」
アルブレヒト「邪悪パワー?」
DM「猛悪ダメージって書いてあるな」
アルブレヒト「あぁ、なるほど……そんなルールあったな。治りにくいんだったかな『この傷はヤバい!』」
DM「まぁ君らそれまだ知らないんだけどね。俺が口滑らせちゃったけど皆さん大人のプレイしてください」

 プレイヤーがピンチだとついつい与えなくてもいい情報を口滑らせてしまう。

アルブレヒト「なんか伝える方法無いの?」
DM「手番が来たらちゃんと知識ロールさせるから。追加で6点、あと引っ掻きか」
アルブレヒト「なんで私が一番ダメージ食らわなきゃならないんだ!」
クラウス「なんで飛び出したんですか!」
アルブレヒト「だってそこになんかあるじゃん!」
DM「えーと、影が薙いだだけなのに、薙いだ場所だけ影がまるで実体化したみたいに質量をもって君の肌を引き裂いた」
レーグネン「おー、かっこいいやつだ」
DM「引っ掻き2回か。3点と3点……あ、先に組み付き対抗ロールか。これに勝ったら今のダメージ無しだね」
アルブレヒト「本当? 組み付き修正値3か、もっと筋力上げておくべきだった」
DM「こっち組み付き修正値17ね」

 これも教えなくていいことなんですが、あまりに絶望的な修正値差なので、無駄な夢見てAP浪費させたくない親心……!!

アルブレヒト「とりゃー! ……17振ったぞ。これにAP重ねて……23!」
DM「それじゃ当たるな。こっち6出しただけでダメなのに」
アルブレヒト「ワンチャンあると思ったんだが……」
DM「たしかに25%は結構あるとは思うけどね(笑)」
レーグネン「じゃこちらの番か、ダスティから」
ダスティ「今組み付かれちゃったんですよね?」
DM「そうね」
ダスティ「じゃ撃てないなぁ、当たっちゃう」
モニカ「また誤射しちゃう」
ダスティ「普通だと空飛んでいる状態ですか?」
DM「今は空中からハゲタカに襲われている感じだね」
ダスティ「で、今鉤爪に掴まれて空飛んでいる感じ?」
DM「大丈夫。こいつ中型サイズだから小型相手じゃないと組み付けない。追加ダメージだけ」
ダスティ「じゃ撃てるな」
アルブレヒト「俺の前のマスにいるってことか」
DM「真上にいるね」
ダスティ「では移動して撃ちます……24」
DM「24ね…………攻撃はすり抜けた、終わり」

 一同動揺

ダスティ「マジかぁ……『攻撃がすり抜けたぞ! なぜだ!?』」
アルブレヒト「非実体かぁ。確かに私を攻撃した時だけは影が実体化していたな」
ダスティ「あ、そういえば知識振れます?」
DM「〈知識:次元界〉か〈知識:宗教〉でどうぞ」
ダスティ「えーと……12、ダメだな」
モニカ「お兄様は結局組み付かれてるんですか?」
レーグネン「組み付かれてはいませんね」
クラウス「回復はした方がいいかもですね」
アルブレヒト「魔法の武器だったら1/2で当たるかもしれないな」
モニカ「今銀のダガーは持ってますけど」
アルブレヒト「銀もダメだね。非実体は魔法の武器じゃないと当たらないというのがこのゲームのルールだな」
モニカ「なるほど」

 一時的に魔法の武器に出来るマジック・ウェポンのポーションは、キュアのポーションと同じ値段なので、かなりカジュアルなアイテムです。

クラウス「マインドブレードはダメですか?」
アルブレヒト「それはいけるね。ただそれでも1/2で外れるかもだけど」
DM「モニカ、〈知識:宗教〉振ってみて」
モニカ「…………24です」
DM「おぉ、わかったね。これは……シャドウ!」

 
一同『シャドウ!?』

 Don't give up justice, I want to get truth! シャドゥ!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 颯爽とリドルを解き、なんかの権利を獲得した勢いそのままに魔法陣に挑む私。
 知的探求心を抑えきれなかった。
 反省はしていない。

 反省はしていないが、やらかした! 皆すまない! とは思っている。
 自らの行動の対価は体で払う……。生き残れるか、私!


・モニカ
 流石お兄様!!!
 お兄様の聡明なる頭脳をもってすれば悪魔なぞの投げかける問いなど無意味も同然なのですわ!(きらきら)
 プレイヤーはなぞなぞはそんなに得意ではありませんので、終始「???」という感じでした。

 shadowネタは誰かが一人呟けば連鎖される恐ろしいミームですね。


・レーグネン
 貴方って人はあああああああ!(笑)
 本当に間隙を縫って自然に前に出たので、アルブレヒト様らしさ爆発でした(笑)
 邪悪パワー、名前からして邪悪に違いないですね……。モニカ様の知識ロールが頼り!


・八夏
 シャドウ! となると連呼されるのはTRPG部ではお馴染みの光景である。
 いかにも怪しい空間に、いかにも怪しい謎かけ。そしてフライングお兄様(色々な意味で
 とりあえずモニカ様、そこのお兄様に今度リードでもつけておいてください。
「ナウなヤングにバカ受け」とか言っておけば「言葉の意味はよくわからないが、とにかくすごく貴族っぽいな」とか言ってつけてくれますよ、多分(オイ


・ダスティ
 いきなりリドルが投げかけられて、焦りました。答えはすぐにわかったけれど、簡単すぎたので、逆に本当にこれであっているのかどうか、不安になってしまい、念のためにみんなと相談しようとしたのだけれど……。
 そんなダスティの心配をよそに、いきなり答えて正解してしまうのは、さすがアルブレヒト!
 でも、その後ひとりで突っ込んで、いきなりピンチに陥ってしまうのも、さすがアルブレヒト!
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:★Yuuki
●マクレーレ 706~
 ヴォルフェンビュッテル領都シュテルケモルゲンロート城の衛兵ゼーバルシュの次男。タフさと手先の器用さを買われ、シュテルケモルゲンロートの城下町に工房を構える弓の名職人デニスに師事。20歳の時に娘のマルガ(16歳)と結婚。
 このまま平穏かつ地道な職人ロードを歩んでいくかに思われたその年の秋。アルノー・ヴォルフェンビュッテル男爵がワイヴァーンを仕留めた記念日に毎年開催される弓術大会に、妻が勝手に参加を申し込み、強引に参加させられる。あまり気乗りはしなかったものの、製品の具合を自分で確かめる為に弓の扱いを心得ていたのと、師匠の娘に対する力関係上逆らい難いものもあり参加。結果、平民部門で入賞を果たし、アルノーの目に留まる。
 そもそも平民(町人や流れの武芸者など)部門は「人材の発掘」が目的で、参加者の多くも「腕自慢の就職活動」なわけで、必然的に「(城の弓兵を)やらないか」とスカウトされる。
 弓職人になるつもりであった為に辞退しようとするも、嫁に「せっかく英雄アルノー様の目に留まったのよ!? (地味な職人なんかよりも)弓の才能を活かすべきよ!」と押し切られる。なお、師匠は娘に甘かった。
 城兵に転職してからはその眠れる才能が火を噴き、恐るべきスピードで頭角を現し僅か3年でアルノー直属の弓兵隊に抜擢される。ここまで来たらもう一生食いっぱぐれない気がする!!!
     
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  異世界マンチキン ーHP1のままで最強最速ダンジョン攻略ー #1

 
 マンチキンとはなんぞやって説明は以前のゴブスレ感想参照で。

 
 D&Dだこれー!!(笑)
 呪文パラメータの書式も完全にD&Dだし!!!
 ってわけで定番の「あるあるネタ」な、クラウドキル流し込んで一掃作戦。粉塵爆発と違い、合法である。

 
 ちなみにこっちがD&Dでのパラメータ表記。だいたい同じ(笑)

 
 ってーわけで引きこもりシスコンTVゲーマーが異世界で妹を助けるためにD&Dする話と理解した(笑)
 パラメータまでD20で決めてるように見えるが、これは「ステータス診断した結果」が表示されてるだけっぽいな。

 
 見覚えのあるやつだぁぁぁぁぁぁ!!!(笑)
 色々とD&D5版のキャラシートをコラージュしたみたいなやつだーっ!!!
 妹ちゃん、判断力と魅力がハンパねー。兄は耐久力が絶望的だが、他は十分高いな。耐久力が不自然に高いって意味では現実のPCウィザードは皆マンチキンである。

 
 ウルティマオンラインで、取り敢えずそこらの動物に襲いかかったら返り討ちにあった経験をしたプレイヤーは多い気がする(えー
 D&Dではこの手の超小型サイズ動物の攻撃力は1D3-4っつー「とどのつまり1固定」なわけなんだが、HP1じゃなぁ(笑)

 
 そういやD&Dは筋力で武具の制限ってあんまされないなー。
 持ち運び可能な重量制限が「そこらの村人でもアメリカ軍の歩兵よりも大きい」という超人的な基準なせいもあって、必要なのは「装備への習熟」であって、パワーじゃないってう。筋力7でも《重装鎧習熟》さえしてりゃーOKっていう。5版じゃもっと緩くなって、習熟さえしてりゃープレートアーマー着てても呪文使えたりするように(3.5版も構築次第でどうにかなる)。

 
 まぁうん、量産型のウォーホースでもレベル3相当で筋力18あるしね……(笑)
 体格はパワーだ!  そこらのレベル1キャラなんて目じゃないぜ!!!
 しかしシャルロット、「馬に知力で負ける」のは流石に洒落になってないぞ。……と思ったら巻末掲載のキャラシートで知力9だった。これも貴族であることを考えるとアホだが、幾らなんでも馬より低いってこたぁないだろうて。

 
 土下座して助けを求められて断れるパラディンはいない(笑)
 そんなわけでパーティーにパラディンが1人いるだけでシナリオを組む上でのストーリーラインが物凄く作り易くなって有り難いのよね。
 無論DMはそこを「話を面白くするように」利用していいが、意地悪に利用してはならないのだ( ・`ω・´)

 
 マァジックミソォ!!!
 ネトゲみたいにラスアタだけで経験値が貰える世界なのか(笑)
 これ、範囲攻撃呪文使えるようになり出したらウィザードが極端にレベル上がってしまうんじゃないだろうか。

 
 俺ねー、この「ゲームデータで見たら単なる+2」だが、その世界のキャラクターにしてみたら「ロングソード+2」なんて呼ばなくて、それぞれ銘が入ってたり、功績によって伝説を纏うようになるっての、超好きでな。NPCにマジックアイテム持たせる時は固有名詞付けるようにしている。
 単なる+2とかにしても、例えば「これは第2位階相当の魔力が付与されている名剣だな」って言い回しをしたい( ・`ω・´)

 
 おお、コボルドがドラゴンの眷属。D&Dだ(笑)
 というかこの主人公、RPGを縛りプレイでクリアするの大好きゲーマーだけどコボルド知らんのね。ゴブリンも知らんかったし。

 
 これはあれだ。この世界のDMも「困ったちゃん」な世界なんだな(笑)
 ソード・ワールドがまだ完全版出る前は、いわゆる「ファリスはこういった狂信的な正義バカ」って揶揄されるのが珍しくなくて。これはプレイヤー側の問題だけではなく、メーカー側の公式媒体に依る描写にも問題があったことで、「だって公式でそうじゃん」と「悪ノリ(の自覚が無い)拡大解釈」されたことで起きた惨状で。途中から公式側も「そんなことないんだよ」とフォローし始めて段々と沈静化していった結果「困ったちゃん」の類型の一つに収まったものの、初期の頃はマジでそういった弄り方されまくっていた。「プレイヤーもそう思ってる」し、「マスターもNPCにそう振る舞わせていた」っていう、もうどうしようもないやつ。
 プレイヤーの精神年齢が若いと「正義なんて格好悪い」「照れ臭い」ってのも一つの流行りという感じになる心理も火に油注いでた感じだろうなぁ。
 当たり前ですがこれがD&Dだったら、こんなクレリックが「秩序にして善」なんてことは認められません(笑)
 ……が、DMが困ったちゃん(もしくはオリジナルルールで属性の定義をアレンジしている)の場合はその限りではない。
     
  マジックユーザー TRPGで育てた魔法使いは異世界でも最強だった。

 
 こっちも完全にD&D(笑)
 D&Dの自キャラのスペックで異世界転生する上に最高レベル。クラシックD&Dのマジックユーザーだからまだパワーレベルは「D&Dの中では最弱」くらいの大人しいもんだが、それでも比較対象がヤバ過ぎるってだけで十分ヤベーんだよなぁ。
     
  ■フェイトグランドオーダー

 
 ぼくしってるよ。超獣機神でしょ。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター7

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6
 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

DM「じゃ村に戻ったけど、特に何もありません」
ダスティ「お、じゃあどうします、村への説明? また俺言っちゃていいの?」
村人「帰ってきたぞ! バンザーイ! 生きて帰ってきたってことは、あいつらは殲滅されたんだ! バンザーイ!」
ダスティ「とりあえず2匹は倒しましたが、1匹だけ打ち損じてしまいましたので……まぁ見える限りではね(ボソ」
DM「その『まぁ見える限りではね』ってのも言うの?」
ダスティ「言いません!」
DM「ちゃんとロールプレイと分けてくれよ! 次からノータイムで本気に取るからな?」
ダスティ「わかりました……これ俺が言っちゃっていいのかなぁ?」
DM「みんな迂闊なこと言って困ったことになりたくないから君に押し付けようとしてるな、やっぱ貴族は汚いな!」
モニカ「違う違う!」
ダスティ「前回俺が言ったら『え、なんでダスティが言うの?』ってボソッと言われたし……」
モニカ「前の時はそう思いましたけど、今回はモニカ何もやってないから何もいうことがないし……」
クラウス「えーと『追い詰められた獣が1匹洞窟から逃げだしたので、村に行っては危険だと思って戻ってきました」
村人「なるほど!」
クラウス「村に異常は無いですか?」
村人「なにもありませんが」
レーグネン「それはなによりです」
モニカ「……じゃ戻ろうか」
ダスティ「だがまだ警戒は必要です」
クラウス「何匹かは倒しましたが、その逃げた1匹が村に来ないとも限りませんので」
モニカ「遠吠えは聞こえてますか?」
村人「いえ、今日は聞こえていません」
ダスティ「ではこのまま警戒を怠らず、明日に備えましょう」
モニカ「……あれ? 今戻ってきたのって何時くらいですか?」
DM「まだ2時間くらいだから昼だね」
モニカ「ですよね。ならもう1回行きましょう」
DM「なにせ1時間かけて行って、5分でやられて帰ってきたんだから」
ダスティ「また行って呪文とか大丈夫?」
八夏「とりあえず村人には注意しておきます。『手負いの獣が1匹来るかもしれませんので気を付けてください』」
ダスティ「我々もこのまま村に残って警戒したいと思います」

 事前になにも相談してないので、再戦する気満々なモニカ組と今日はもう戻らないつもりのダスティ&クラウスの食い違い。

レーグネン「……え?」
ダスティ「って話にしたいんだけど……」
レーグネン「いや、もう一度我々は洞窟に向かおう」
DM「大分この動きの意図が不思議なことになってるよね。人情としてはわかるけどさ、とっても」
モニカ「えーと……」
DM「戻ってきて、『敵が居ないからまた洞窟戻るか』って言っても、君らの行動って基本的に周囲から丸見えだから、居ない時にいつでも襲えそうな雰囲気はありそうよね?」
モニカ「それは……」
DM「だもんで、どう判断してどういうつもりでここに戻ってきたかって話になるんじゃない?」

 取り敢えず村に戻ってきたものの、明確なヴィジョンがなにもない状態だったので、行動指針がまったく定まらない一行。
 頼みのお兄様もリーダーシップを披露する気配が無い。犬に襲われたショックで心が折れてしまわれたのか……。

ダスティ「レーグネンの呪文が無い状況で先に行くのも……」
レーグネン「ただのタンク野郎になっちゃうな」
DM「いや、大活躍だったじゃない。敵の攻撃の大半を弾いてたし」
クラウス「ダスティが居なかったらヤバかった」
レーグネン「暗くなければ大丈夫だ! 暗くてもちょっと大丈夫だ!」
DM「『俺だけは大丈夫だ!』って感じだったよな!」
レーグネン「じゃ村長に『すまないがこれから今日の作戦会議をしたいので部屋に戻らせてくれ』と伝えます」
村長「そんな許可不要ですよ」
レーグネン「じゃちょっと作戦会議をしようと思う」
村長「わかりました。愚かな奴らに聞かれては難しい話題もありますでしょうからね」
八夏「村長がゲスキャラに!?」
モニカ「村長いい人ですよね……?」
DM「村長は君らにはいい人ですよ?」
八夏「この間の話からすると、昼でも襲ってくる可能性はあったんですよね」
ダスティ「そうですね」
DM「ちなみに村人の言う昼も襲ってきたっていうのだけど、敵の数がみんな言ってることがバラバラで、最小2体、最大で30体です」
レーグネン「こんな奴30体も相手にしたくねーー!!」
モニカ「最大30体って村壊滅してますよね、それ?」
八夏「まぁ皆殺しでもおかしくないですね」
レーグネン「よく大丈夫だったね……」
八夏「羊数匹だけを執拗に襲う30体……」
アルブレヒト「とりあえず村を守るっていう誓いは尊重したいし」
DM「君たちは単に『村を気にかけた』って事実だけ欲しくて戻ってきたのか……(笑)」
モニカ「いやいや、本気で心配してましたよ!」
レーグネン「レーグネンとしてはこれから戻っても明日行くにしても状況は変わらないって判断してます」
ダスティ「本当に?」
レーグネン「自分の呪文だけの問題」
ダスティ「そこそこ、そこ大事」
レーグネン「まぁ、そこはモニカ様も復活されてるし」
ダスティ「でもまたさっきみたいにモニカ様逃げるかもしれないし……」
レーグネン「モニカ様にそんな無礼なことを!」
アルブレヒト「自分は逃げないけどモニカは逃げるんだぜってことか?(ギロリ)」
ダスティ「いやいやいやいや……」
アルブレヒト「で、言ったの?(ギロリ)」
ダスティ「いや、言ってないですよ」
DM「さっきもそうだけど、迂闊な発言して不都合が起きそうだったら『キャラは言ってません』はやめなっての」
クラウス「またアルブレヒト様からの好感度下げに来ましたね」
DM「お兄様、こいつ処罰しよう今。すげぇディスったよ、モニカを」
アルブレヒト「まぁコイツがどうしようもなく無礼なのはわかってるんでいいです。そんなことより、戻る前にもっと意見交換しておけばよかったな」

 重ね重ね「とりあえず戻るか~」くらいの流れだったのである。

DM「お兄様がどう判断したかだね。行って戻って『あぁ平気だったんだ、じゃ戻るか』なのか『義理は通した、戻ろうか』なのか」
アルブレヒト「戻らなくてもいいかなって内心思ってたけど、戻らないと気が済まない人がいるから戻る流れかなって」
DM「『実は俺もそう思ってたんだよ』ってキャラなんでしょ?」
アルブレヒト「そうね」
DM「今マスターとしてはキャラがどういう心情でどう動いているか把握できてないから、部屋に戻ってきたところからロールプレイで進めてくれる?」
レーグネン「ひとまず村に被害がないようで何よりだ」
モニカ「安心しましたわ」
クラウス「そこは安心したが、あの逃げた獣はどこへ……」
アルブレヒト「まぁあいつが猛り狂って村を襲ってないなら一安心だ。我々も戻ろうか」
八夏「あやつを放っておくわけにもいかないが、激昂していないのならいつ襲ってくるかはわからない。だからといってここにとどまり続けるわけにもいかないだろう。私も先に行くのは賛成だ」
レーグネン「そうですね」
クラウス「消費した呪文やスクロールなどは大丈夫ですか?」
レーグネン「そうだな……自前の上位回復呪文はもう使えないな」
クラウス「もう1回戦闘には耐えられるんでしょうか」
アルブレヒト「なに、モニカがまだ全力なんだから問題なかろう」
モニカ「はい、お兄様を癒した分以外はまだ残ってますわ」
レーグネン「奴の能力がある限りいつでも先手を取られる以上、いつまで待っていてもあいつらのタイミングで襲ってくることには変わらないでしょう」
アルブレヒト「そうだな。我々が出かけた後に奴が襲ってくる可能性はあるが、主導権が相手にある以上どうにもならん」
八夏「村人への注意喚起は当然するとして……」
ダスティ「万全の準備をして明日行くより、今日行くほうが上策という考えでいいんですね?」
レーグネン「いや、上策も下策も無い。まだ行けるようなら行くべきだろう」
アルブレヒト「ただでさえ寝込んで日数が経っているからな」
ダスティ「わかりました。皆さんがそれでいいというなら行きましょう」
モニカ「今から行けばまだ昼には到着できますね」
レーグネン「えぇ、そのはずです」
DM「とりあえず誰か突っ込んで欲しい。『なんで戻ってきたんだ』って。そもそも戻ろうって言った人誰?」
ダスティ「1回戻って1泊するのもありかなとは思いましたが……とはいえ村が襲われるという可能性があるのも真実ですし」
DM「そうなんだけど、ここで君らが引き返してもやっぱりそうなる可能性はあるわけですよ。だから村に来てまた戻るっていうのは村人を見捨てていないという義理を果たした以外、何の意味も無い行為なんですよ」
レーグネン「思ったのは逃げた足で村を襲ってたとしたら、急いで帰ればまだ助けられる可能性はあるんじゃないかと」
アルブレヒト「そうじゃないと村に護衛として誰か置いていかなきゃならなくなるしな」
DM「村が心配で守りたいから戻ったにしては、当初の目的は全然果たせてないよね、っていう。単純に村が襲われているかどうかだけ確認したかったんで、あとは襲われてもしょうがないで戻るというのを明確に認識しているのか、キャラ的にはそこまで深く考えてないからそういうことに気付いていないだけなのかどっちなのかな? そこら辺踏まえてロールプレイで進めて欲しい」
モニカ「私は早くダンジョンに戻った方がいいと思います。これから夜になれば視界が悪くなったりで私たちの戦力はひどく落ちることになるでしょう。ですから陽があるうちになるべく早く……せっかくお兄様たちが2体も敵を退治したのですし、今日中に敵の戦力が整う前に行動した方がいいのではないでしょうか」
レーグネン「奴らが逃げ出した足で村を襲っていないというなら、今日襲われる可能性も明日襲われる可能性もそう違いはないんじゃないでしょうか」
ダスティ「こちらの戦力は減ってきています。ここは準備を整えて明日行くのも一つの手ではないでしょうか。それでも今行った方が有利という判断ならそれに従いますが」
アルブレヒト「それはそれとして、ダスティはどっちがいいと思ってる?」
ダスティ「私としては今までのことを考えると準備を整えた方がいいと思います。手負いの獣のことはありますが、今までの行動を考えれば昼に襲ってくる可能性は低いので、今から夜まで残って警戒し、明日廃坑に向かった方が村を守るということでもベストなんじゃないかと」
八夏「現状として村が襲われていないのならば、今すぐ行って敵の数をさらに減らした方が村の危険を減らすことになるのではと私は思うのだが。幸いまだモニカ殿の呪文はまだ残っているのだろ?」
モニカ「えぇ」
八夏「それなら1匹でも2匹でも……もしかしたらまた逃げた奴も戻っているかもしれん。まとめて討伐してやればいい」
クラウス「獣が衝動的に襲って虐殺するという懸念は一旦はなくなったと思いますが、もう少し様子を見た方が……」
モニカ「この際、リスト家の方にお願いして、村の留守を任せられる増援を依頼して貰うというのはどうでしょう?」
DM「その“増援”が君たちなので、ここからさらに増援をってなると、それはもう君たちの自腹で……ってことになるかも知れないね。まぁ交渉次第かも知れないけど。そしてよしんば増資を引き出せたとしても、それで傭兵が集まり到着するまでどのくらいの時間がかかるのか。急げば急ぐだけ報酬額も上がる」
レーグネン「それは厳しい」

 あとメタなことを言えば「PCがNPCを何人も雇うことが前提のシナリオ」は、いきなりやるもんじゃあない。

レーグネン「アルブレヒト様、戦闘の継続はまだ可能でしょうか?」
アルブレヒト「まぁなんとかなるだろう」
レーグネン「アルブレヒト様が何とかなると仰られているのだ、きっと大丈夫だ」
DM「そうだぞ。アルブレヒトは常に『これで大丈夫』といった行動をして毎回死にかけてるんだぞ」

 全員爆笑

レーグネン「キャラっていつになったら幻滅するんだろう……」
DM「いや結局最後に呪文で倒しているから上書きされてるはずだよ(笑)」
レーグネン「さすが、アルブレヒト様!」
DM「前の時だってグリッターダスト決めて『ついに奴の弱点を見破ったぞ!』ってやってるし」
モニカ「そうですよ、お兄様の力がなかったら倒せなかったんだから」
DM「自分で火事起こした後、華麗に消しているだけだけどな。スーパーマッチポンプヒーローだから」
八夏「最悪だぁ……逮捕されますよ」
ダスティ「自作自演」
レーグネン「やはり戦場を変えるのはこういった魔導師なのか」
アルブレヒト「(ドヤァ」
DM「なので君たちが幻滅するのはまだ先かなぁ」
アルブレヒト「というか、私を守り切れなかった自分を恥じなさい!(ドンドン」
DM「そうだね。後衛がやられるのは前衛の恥です。恐慌して逃げたり見捨てて逃げたりしているから死にかけたってのは大きな要因だ」
モニカ「そうですね」
レーグネン「確かに。思いのほか凄い移動したりするけど、それを見越して守れない我々が悪かったですね」

 DM大爆笑

レーグネン「我々はまだお兄様の叡智についていけてない」
DM「本当びっくりしたよ、あれ」
レーグネン「急に暗くなったし」
クラウス「守るための配置についたはずなのに……」
モニカ「ではお兄様はどうお考えになられますか?」
アルブレヒト「そうだな、我々が戻った後に襲ってくるかもしれないしな」
レーグネン「でもそれは明日行っても同じではありませんか?」
モニカ「日に日に相手の勢力も増えていくかもしれません」
八夏「そういえば今って何日経ったんでしたっけ? 4日?」
DM「5日目かな」
モニカ「もしエルマー様生きてても早くしないと餓死しちゃう」
DM「今頃シャドーボクシングしてるかもね、影がある男として」
ダスティ「エルマーって家族から見放されてるんですよね?」
八夏「見放されたという話は無かったような。周りの貴族からはバカにされてましたが」
DM「周りの貴族どころか領民にまでバカにされてるねぇ。今一番ホットな男だよ。ツイッター炎上しているみたいな感じ」
ダスティ「助けてこいって話も無いですよね」
レーグネン「まぁ亡骸くらい渡せば少しはお礼はもらえるかも」
八夏「死んでる前提……」
クラウス「辛辣……」
DM「助ける気無いな」
モニカ「助けてあげようよー、もー!」
DM「『失恋で逃亡して村に迷惑かけてる奴なんざどうでもいいわ!』という空気が場を支配している」
モニカ「なんだよー、村長は守るのにエルマー様守らないのかよー!」
ダスティ「だってアイツ怪しいってプレイヤー的には思うわけで」
レーグネン「キャラ的にも『えー、ないわー。貴族なんだと思ってんの?』って感じですよね」
ダスティ「まぁ状況次第ですね」
レーグネン「生きてたら保護はしますけど」
アルブレヒト「まぁ我々が1時間かけて戻ってきても村が襲われていないということは、まだ奴にも理性があるということだろう」
モニカ「やっぱり策があるということなんでしょうか」
アルブレヒト「そうすると当初の目的の通り、敵のアジトを殲滅するのがいいだろう」
ダスティ「そういえば前回の敏捷度を下げる毒への対策ってあるんですか?」
アルブレヒト「アイアンガッツという、毒へのセーヴに+5ボーナスが貰える呪文があるぞ」
八夏「そういえば耐毒薬を1本だけ持ってました」
レーグネン「一応ディレイ・ポイズン3回分のスクロールはあります」

 ちなみに「アイアンガッツ」は別に鉄の如きガッツ(和製英語的な意味)で毒に耐える呪文ではなくて「鉄の内臓」という意味の呪文である。
 耐毒剤も同じく+5ボーナスで、値段は倍。要はアイアンガッツのポーション版じゃんと思いきや、こっちは「ディスペル・マジックで解呪されない」という中々に頼もしいメリットを備えている。
 ディレイ・ポイズンは「毒の効果を術者レベル/時間分遅らせる」という呪文で、その間に治療すればノーダメージで済む。低レベル対毒呪文としては一番手堅い。

ダスティ「ディレイ・ポイズンは誰にかけます?」
アルブレヒト「私。後は好きにしろ」
ダスティ「わかりました……」
DM「躊躇無い!」
ダスティ「確かに一番狙われてますけど」
DM「いっそ神輿にでも乗せたら?」
クラウス「ワッショイワッショイ……」
DM「これでどこから攻めてきても安心だ」
モニカ「上から攻められるんじゃ」
DM「ダークマントルがスポッて……お兄様の顔がイカに!」

 全員爆笑

ダスティ「あとは誰にかけましょうか」
アルブレヒト「私にだけかけておけば大丈夫だろ。後はみんな気合で頑張れ」
レーグネン「確かに3発しかないし、安くはないので全部使いきる必要は……あるかもだけどないかなぁ」
DM「1本15万円だからね」
アルブレヒト「やはりレーグネンとモニカにもアイアンガッツかけておこう……セーヴが高い人にかけるという明らかな差別だが。ダスティは知らん」
ダスティ「モニカにかけるのはいいことだとは思いますけどね」
レーグネン「モニカ様はアイアンガッツがあれば1でも振らない限り平気になりますね」
DM「前も1とか2振らなきゃ平気っていう対恐怖セーヴぽこぽこ落としてたけどね」

 全員苦笑

レーグネン「悲しい……」
ダスティ「それを言い出すと何もできなくなっちゃいますよ。あ、結局さっき逃げた奴って魔法か銀の武器じゃないと効かないんでしたっけ?」
八夏「私の脇差は銀製ですけど弾かれて少ししか与えられなかったようですが」
DM「それダイス目が2とかだったんでしょ?」
レーグネン「普通の武器だと7位与えてノーダメージだったから十分効いてますよ」
ダスティ「そうなると、今の私の装備じゃダメージ与えられそうもないんですが、そこの対策はもう仕方ないですかね」
アルブレヒト「予備の錬金術銀武器を持っていくのが戦士の嗜み」
レーグネン「レーグネンは一応持ってますね、銀メイス」
モニカ「ハルバードは銀じゃないなぁ」
レーグネン「今日のアタックを諦めて街に買い出しに行きます?」
アルブレヒト「もう街には帰らん!」
クラウス「アルブレヒト様は準備はもういいのですか?」
アルブレヒト「OKだ。銀の武器が無いなら仕方無い」
ダスティ「仕方無いですね」
アルブレヒト「……モニカ、私のダガーを使いなさい。誰か持ってないかと思ったら私が持っていた」
DM「というか、ダスティはなんで銀の矢持ってないんだよ。アーチャーなんて一番対応する武器揃え易いのに(笑)」
レーグネン「お前に似合う矢は決まった!」
モニカ「これが終わったら一緒に買いに行こうね」

 アーチャーは「矢だけ変えればいい」ということで、最もこの手の状況に対応力があります。あります。あるはずなんだけど。錬金術銀製の矢なんてポーション1本分の値段で20本以上買えるし。



 というわけで、色々迷走しつつ相談をした結果そのまま再アタックとなった一行

レーグネン「えーと、リムーヴ・フィアーを全員に、ディレイ・ポイズンをアルブレヒト様とクラウスにかけます」
DM「明かりの方大丈夫? ライトはみんな消えてるよ」
ダスティ「じゃ付け直しますか」
アルブレヒト「ねぇ、このコンティニュアル・フレイム誰か持つ? 持ってると狙われそうなんだけど」

 全員爆笑

アルブレヒト「よし、レーグネンお前が持て」
レーグネン「わかりました」
クラウス「いいんですか? 手がふさがっちゃうんじゃ」
DM「何に呪文かけたかによるかな」
アルブレヒト「腕輪だから大丈夫」

 ガントレット装備した上から腕輪は無理なんだけど、時間も押していたのでスルー。

クラウス「これでレーグネン無視してお兄様に行ったら……」
アルブレヒト「アレ持ってるとインヴィジビリティしてても目立つからダメなんだよなぁ」
DM「バレバレだからね」
レーグネン「じゃバフもかけ終えたしすぐ行きましょう」
DM「はい、スタート」

 D&Dの呪文効果はだいたいが「術者レベル/ラウンド(6秒)」「術者レベル/分」「術者レベル/10分」「術者レベル/時間」の効果時間で、強力な呪文ほど効果時間が短くなるわけだけど、既にこのパーティーが繰り返しているように「10分以内に逃げ帰る」ことが日常茶飯事なのもあり、レベル10分の効果を持つ呪文なら冒険中ずっと効果が有ると思っていい……と思いきや。
 戦闘中こそ「ゲーム内時間時空」に引きずり込まれることで、6秒が経過するのに10分経過するのがザラなのだけれど、戦闘が終わった瞬間、時間経過は現実と同じになります。

 とどのつまり。

ファイター「どうしようか?」
クレリック「どうしようねぇ……」
レンジャー「どうしたもんか」
ウィザード「うーん……」
ファイター「ロープ使うほうがいい気がするんだけどねぇ」
レンジャー「しかしそんな悠長なことをしていたらヤツを逃がすのでは」
ウィザード「じゃあ飛び降りる? フェザー・フォールの呪文は2人分しかないけど」
シャーマン「誰を先行させるか……」
クレリック「ううううん」
ウィザード「ここは前衛と後衛のツーマンセルが無難だろう。問題は誰と誰を組ませるかだ」
ファイター「身軽なレンジャーと回復が使えるクレリックじゃない?」
レンジャー「呪文で降下するなら身軽さ関係無いから重戦士の方が良い気もするけど」
クレリック「シャーマンとウィザードなら、シャーマンだよなぁ」

 ってな具合に15分間作戦会議してたら、ゲーム内でも15分経過するのです。
 これはそもそも「迷路」や「罠」といったギミック自体が「侵入者を殺す」のではなく、悩ませたり二の足を踏ませたり、警戒を強いることによる「遅滞」を目的にしているからに他ならない。D&Dは「レベル帯に適切な能力を持つシーフ系キャラが落ち着いて〈捜索〉すれば、順当に罠を発見出来る」ゲームバランスなので、「非戦闘時の相談中は時間が停止します。マスター冒険者なので思考は一瞬でいいですよね?」をやられると、「冒険の危険度を成り立たせるギミック」としては「じゃあもう喰らった瞬間大ダメージ、下手すりゃ即死するような危険な罠置くしかないじゃん」とならざるを得ないわけですな。いや別に他所様がそのへん全部ソフトに優しくすることは否定しないけどね。
 そんなわけで「レベル分」の呪文はアルブレヒトが使えば40ラウンドも持続時間があるわけだけど、非戦闘時にちょっと相談すればあっちゅーまに効果が切れるし、そもそも「足元を罠警戒で〈捜索〉しながら進む」だけで1マス1ラウンド経過するから、40歩で終わり。戦闘終了後の処理や相談が10分以上続くのは日常茶飯事なので、「レベル10分」の呪文ですら低レベルのうちは「ずっと効いてる」とは言えないバフなのです。
 これが野外になると平気で「1時間歩いたよ」とか言われるんで、ますます「行軍中のバフ」のハードルは高くなるのであった。

 
 余談ながら、AD&D2版のインヴィジビリティの効果時間はなんと24時間。超長い。
 でもクラシックD&DやAD&D1版だと、「攻撃や自発的に解除するまで永続」という、さらにダイナミックな効果。
 どちらにせよシーフは取り敢えずこれをかけておいて「戦闘中は余計なことをしなくていい。見ていろ」というのは、極めて有効な戦術の一つだった(笑)
 なお、3.5版では「術者レベル/分」で、5版では「1時間」と、目まぐるしく効果時間が変動し続けている。

レーグネン「とりあえず前回の分かれ道のところまで隊列を組んで進みます」
アルブレヒト「モニカ、反対側がどうなってたか覚えてる?」
DM「真っ暗だったじゃん!」
モニカ「真っ暗で何もわかりませんでした……」
アルブレヒト「なんか明るい部屋があってそこで……なんてことはなかったか」
ダスティ「じゃさっきの部屋を確認します」
DM「まぁ何も残ってないけどね」
クラウス「なかった……」
DM「血とかの残骸はあるかな」
アルブレヒト「間違いなくここで戦闘はあったんだ」
DM「俺たちが襲われたのは夢じゃなかった」
レーグネン「夢だけど夢じゃなかった」
ダスティ「じゃ先に進みますか」

 
 アルブレヒトを隊列の中心に、しばらく何事もなく行軍が続く
 そして通路を進んだ先にある広間の入口までダスティが来たところで……。


 Don't give up justice, I want to get truth! 現実は見えるか。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 前チャプターから今回の村へ戻るまでの過程での発言がほとんどありません。
 アルブレヒトは不屈で不死身なのですが……えー、中の人のスイッチが切れていました。
 席を外していたとかではないのですが、死線を彷徨い続けて疲弊してしまっていたのか。
 逃した敵が村を襲っては『誓い』に関わると聖職者組が言うなら仕方ない……という感で流されましたが、そこはしっかり話しておくべきでした。

 それとダスティは(略)


・モニカ
 なにもなかった。なにもなかったことは自分達の立場を考えなければ良いことですね。
『村を気にかけた』って事実だけ欲しかったわけではないですが、具体的な案があったわけでもなければ、そもそも自分達の不足によるものなので……強いて言うならば、これで仮に、敵が村を襲っていたのにキャラクターは引き続き冒険していた……というのはとても嫌だったので、どちらにしても、何らかの批判されるのであれば、村人に新たな被害が出なかったという今回の結果が見れたので良かったです。(キャラクターの思考ではなかったかもしれません)


・レーグネン
 ダスティの一言多いムーヴ!
 まあ発言を先導できれば良いのですが、どう報告したもんかと悩んでるうちに話が進んでる事も多く。頑張りどころ。
 村も無事だったので再アタック!
 準備万端でも完調というわけでもないものの、行けるなら行かない理由はないかなと。ほかどう思ってたかはだいたいやり取りの通りな気がします。


・八夏
 この村長、そのうち「私が村長です」しか言わなくなったりしないだろうか……。
 そして1日の使用回数と種類に制限のある世界でバフ魔法はタイミングが重要。
 ラツマピックとロミルワとマポーフィックって素晴らしい!(オイ
 夢だけど夢じゃなかった……出来れば敵前逃亡の件は夢であってほしかった。


・ダスティ
 つい「キャラクターが口には出さないけど、思っていそうなこと」や、「冗談で思いついたこと」とかも、口をついて出ちゃうことがあるんですよね。なのでキャラクター発言としては言ってない場合でも、まぎらわしいので、注意されてしまう。やはり「口は禍の元」。気を付けないといけませんね。
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:★Yuuki
●エルマー 710~
 ヴィーリオン王国ヴルフ男爵家の騎士リスト家の四男の騎士見習い。
 極めてピュアで陽気。善良と言って差し支えない若者で、人懐っこいあまり領民相手にも気さくに接し過ぎることをしばしば注意されていた。
 将来は父のような立派な騎士となることを夢見て努力を怠らなかったが、数年前のある日、騎士見習いの修行中にたまたま見ることが出来た主君ヴルフ男爵の娘ドロテーに一目惚れして以来熱烈な想いを募らせ、夢が「父のような立派な騎士になって、ドロテー様を娶る」に若干の路線変更を果たす。
 夢見れば夢も夢じゃないと日夜騎士道の努力に励んでいたある日、騎士見習い達を労う夜会が開かれ、片想いの熱をひたすら内に溜め込んでいた彼は「これぞ神が与えし好機!!」と勘違いして真っ向告白するも、「あなたみたいに脳天気な人じゃなくて、影のある人が好きなの」と言われ、絶望。公衆の面前、公の場で告白という非礼を働いた上にあっさり玉砕の噂はまたたく間に広がり、一躍領内のお笑い草として有名になる。
     
4/7      
  ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

 
 拍手で教えてもらったまんがー!!

 
 ボンクラ貴族としてワガママ放題やった結果、反乱起こされて処刑された皇女が、死に戻って人生やり直す作品。
 ザンスカール帝国の侵攻まで、あと8年(違

 
 3年間幽閉された末にギロチン喰らったって時点では「まぁハードにするわけにもいかんだろうから、幽閉されてたと言ってもそれなりに丁寧に接して貰っていたんだろうな」と思っていたら、回想シーンでこんなんだから「いやもうこれそのうち別の回想シーンで輪姦されてんじゃないの!?」とならざるを得なかった(笑)
 この作品内のパターンの一つが「幽閉されてる間にされた仕打ちや、『思い返せばあれが原因だった』的なこと」が教訓となって、今度は別の態度を取るってものなんだけど、実際問題「ボンクラ貴族として振る舞った結果、多くの犠牲が出たであろうこと」を考えると、それくらいされてないとむしろ因果応報の足しにもならんというかなんというか、みたいな気にもなるのである。無論「そもそもそんなバカチンに育てた親が悪いんだけどね」ってのもあるんで、彼女のことは嫌いではないのだが。

 
 ていうかこのヒロイン、バカだけど頭良いよな(笑)
 その記憶力は特筆に値する。なにを言われてるか一切理解出来てないにせよ、それでも「磨けば光る逸材じゃぜ」と思わせてくれる( ・`ω・´)
 そして繰り広げられるアンジャッシュ。

 
 自称庶民メイドの家の窓にはガラスが使われ、妹は眼鏡っ娘……!!
 室内調度品の貧乏臭さに対して本を買う金はあるギャップ……だがそんなことなど、「眼鏡っ娘が存在しているんだ。それでいいじゃないか」となるに十分である(紳士顔
 そもそも皇女のメイドになれてる時点で、庶民と言っても裕福な方だろうなってことだしな!! それだけの教育を施せたってことだから!!
 可愛い本好き眼鏡っ娘はなによりも優先されるファクターである!!!

 
 圧倒的自業自得!!
 でもそうやって自業自得であることを理解できるだけ、見込みがあるんだよ君は(笑)

 
 っていうか基本的にこーいう勘違いで成り行きが進んで結果オーライを繰り返す作品好きなんだよな(笑)
 エンジェル伝説とか幼女戦記みたいに、「そもそも本人は善人だったり優秀」というのも好きだし、アホなんだけど次第に成長していくのも好き。
 まぁアホが不快過ぎても辛いという、自分でもどこまでが許容範囲かよくわかってない難しいジャンルではあるんだが、なんにせよこの漫画は好き。
 無論保安官エヴァンスの嘘もこのジャンルである。好き。

 
 あとこのサンキューキルユーがメチャツボって爆笑した(笑)

 
 語呂の良さに加え、笑顔でサムズダウンがこれに直結しちゃってツボ過ぎる。
 Be Happy Good Luck! イェイェーイ!!
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター6

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5
 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

モニカ「お兄様かっこいいー」
ダスティ「物は言いようですねぇ……」
クラウス「クラウス行きまーす。『アルブレヒト様-! まさかお一人で!?』」
DM「ちなみに君らこいつが駆け抜けたことすら気が付いていないんで」
八夏「でも『ギャーーー』は聞こえたと」
DM「うん。『ギャーーー』は聞こえた」
クラウス「ここまで移動して……『アルブレヒト様が襲われている!』」
DM「じゃ次」
モニカ「キャーーー(ドタドタ)」
DM「あ、モニカはここで復活」
八夏「でもそこがどこかわからない」
モニカ「はっ!? ここはどこ?」
DM「頑張って戻ってきてね。真っ暗闇だけど(笑)」
八夏「次は私か。えーと……1回目の移動で明かりの範囲に入れるかな。『アルブレヒト殿! 大丈夫ですか!』」
アルブレヒト「まだ見えないんじゃない?」
八夏「『ギャーーー』は聞こえたと思うんで。で、ここから普通に移動して……」
モニカ「お兄様が見える」
DM「薄暗いけど一応見えるね」
アルブレヒト「ヤカ、いいところに」
DM「『だが多分お前が来る前に俺は死ぬ』聡明なアルブレヒトはそう悟った」
八夏「ええーー!?」
ダスティ「いやいや、足掻きましょうよ」
DM「ちなみに君逃げた時に槍落としてます。この辺に」
八夏「あぁ、しまった……」
アルブレヒト「武器を放り出して逃げたんだ。君の盆栽も落としたんだ」
八夏「盆栽!?」
レーグネン「じゃ抜刀すれば一応戦えるか」
八夏「抜刀……脇差は背中ですね。だから即応スロットには刺股を持ってます」
DM「刺股を即応スロットってのも大分すごいイメージだけどね。あれリーチウェポンだっけ?」
八夏「一応長い奴ですね……ダメってやつですか?」
DM「どうやって持ってんだろうね?」
八夏「……考えてみると無茶ですね」
DM「無理だと思うんだ」
八夏「……えーと、これ入れ替えてもよろしいでございましょうか……」
DM「いいですいいです」
八夏「では失礼して……」
DM「さすがに10フィートの刺股を体にプラプラさせながらは大分無理がある」
八夏「まぁ引っかかりますね」
レーグネン「弁慶かな」
アルブレヒト「次私か。なんか魔導師に厳しいな。ディスガイズ・セルフでプレートアーマー着た戦士にでも化けるか」
DM「どっちかっていうと、君たちが戦うたびに手の内晒すだけ晒して逃げるを繰り返しているからでは?」

 全員苦笑

アルブレヒト「とりあえず……速攻呪文、スタンド! 立ち上がってヤカのところまで撤退」
八夏「アルブレヒト殿!」
アルブレヒト「おぉいいところに。ヤカ、後ろから奴が追ってくるのだ」
レーグネン「お兄様が移動したからこっちが真っ暗闇に……」
アルブレヒト「あ、そっか!」

 全員爆笑
 ドリフの停電コントかよ君ら!!!(笑)

DM「次の方どうぞ」
レーグネン「真っ暗だーーー!」
アルブレヒト「キャラはそっちが真っ暗とかよくわかってなかったから……」
DM「これがドラマですよ」
レーグネン「えーと、接敵してターンエンド」
ダスティ「こっちも移動して終わりです」
DM「敵の番ね。移動して……アルブレヒトの所へ。八夏、機会攻撃どうぞ……ってまだ素手だから無理か」
八夏「はい、まだ武器出してません」
ダスティ「まーじーでー」
アルブレヒト「ヤカ、お前を信じた私は一体……」
クラウス「近くにいた男3人を信じてくださいよ!」
DM「前回自分を見捨てた奴が2人もいるのにぃ?」
アルブレヒト「奴が分断とか言うんだもん!」
DM「敵はそんなこと言ってねぇ(笑) 当たり、8点」

 
アルブレヒト「ギャーーー!」
ダスティ「またお兄様が起き上がりこぼしになってる!」
DM「凄いなお兄様。戦闘のたびに昏倒しているな」
レーグネン「これはひどい」
DM「何が面白いってお兄様の動きと敵のムーヴが完璧に合致してるんだよ。常に俺の想定を超えた酷い動きをしてくる」
クラウス「移動して終わりです」
モニカ「急いで戻ってます」
ダスティ「次はヤカか。やっちゃいましょう」
クラウス「アルブレヒト様、前世で犬になにを……」
DM「多分ファーザーなんだろ」

 
一同『ギャワーーー!』
八夏「では、移動しながら錬金術銀製の脇差抜いて攻撃します。『貴様が影の正体か!』……24」
DM「当たり」
八夏「ダメージが……あー、3点……」
DM「3点? 効いた」
ダスティ「ダメージ喰らうんだ。やっぱり銀とかだと通り易いのか」
八夏「何か妙に浅いな……」
DM「そりゃ単に君の当たり所が悪かっただけだよ」
八夏「私はそんなこと知りませんので!?」
DM「次は?」
レーグネン「アルブレヒト様」
DM「……は色んな意味で終わっているから」
ダスティ「ひどい」
アルブレヒト「もしかしたら回復するかもしれない」
レーグネン「全力移動して……前が詰まってるからここまでか」
モニカ「またこの細い道にいっぱい」
レーグネン「『大丈夫ですか』……って言おうと思ったけど大丈夫そうじゃないな」
八夏「血塗れで倒れてますからねぇ」
レーグネン「ヤカ! いたか!」
八夏「すまぬ、遅れた……」
ダスティ「こっちも移動して……防御専念して終わり」
DM「えーと、こいつは〈隠れ身〉します」
クラウス「ならアルブレヒト様を守るためにここに移動して……『どこへ行った、あの犬!」
モニカ「ようやくすぐそば辺りまで戻ってきました」
八夏「じゃ私も警戒するか……クラウスの横に移動してエンド」
レーグネン「キュア・ライト・ウーンズをアルブレヒト様にかけます。『大丈夫ですか、敵は逃げて行きましたぞ』……って言っていいのかな?」
ダスティ「移動してまた待機アクション」
DM「敵は何もなし」
クラウス「アルブレヒト様はもう意識あるんですよね?」
レーグネン「回復はしたから大丈夫」
クラウス「じゃアルブレヒト様がまた襲われても困るので待機ですかね」
モニカ「『お兄様!』って言ってお兄様に近づいて回復します」
アルブレヒト「モニカ、無事だったか……」
DM「兄を生かさず殺さず嬲り殺しにする俺の手腕を見てくれ」
アルブレヒト「生かしてよ……」
DM「君が普通ならとっくに死んでるようなムーヴを連発してるね!?」
レーグネン「1人で回復してたからキュア・ライトとモデレット使い切りました」
モニカ「そうですよねぇ……ではキュア・モデレット・ウーンズ使います……えーと、22点回復かな?」
レーグネン「おぉ」
DM「……24点な気がするんだけどなぁ」
モニカ「えぇ!?」
DM「神が『モニカよ、間違っているぞ、前回もやっただろ』って言ってるよ」
モニカ「やりましたね……」

 大笑い

八夏「何とか皆無事のようですね。しかし先ほどの獣は……」
ダスティ「まだ健在ですねぇ……」
レーグネン「このまま村の方に行かれては事だ」
アルブレヒト「なんとか奴を倒したいところだな」
モニカ「そうか、村の方行くかもしれないのか……」
ダスティ「もしかしたらここを出て村に向かったかもしれませんね」
クラウス「お兄様を食べ残して……」
レーグネン「食べ残してって……」
アルブレヒト「あいつ手負いだっけ?」
DM「若干斬られた」
モニカ「全然元気そうですね」
八夏「すぐに追いたいのは山々だが、私の槍を持っていきたいのだが……そんな時間も無いか」
DM「買っては落とし、買っては落とし」
モニカ「でもさっきの場所くらいならすぐに戻れそうですし」
八夏「ではすまん、一度回収に行かせてくれないか?」
ダスティ「それだと真っ暗になっちゃいますね」
レーグネン「ヤカ殿の槍は貴重なものなのか?」
八夏「多分この辺りでは手に入らない。故郷から持ってきた物なのでな」
DM「マーキュリアル・グレートソードだ」
八夏「その話は!?」
ダスティ「じゃ一旦みんなで武器を取りに戻ります?」
レーグネン「とりあえずお兄様が接敵されないように囲んだ状態で……」
ダスティ「もう厳重包囲ですね」
DM「インペリアルクロスだ!」
レーグネン「自分の明かりはお兄様ゾーンだったら明るいんですよね?」
DM「そうね…………手塚ゾーンみたいな言い方はやめて(笑)」
アルブレヒト「イニシアチヴってまだ遵守した方がいい?」
DM「いや、もういいよ」
レーグネン「じゃみんなで即武器拾ってまた村に戻りますか」
DM「……こうしてアルブレヒトとレーグネンのプレイヤーは嫌というほど味わった『武器に拘った』ことによる惨劇を再び……」
八夏「そんなこともありましたねぇ……」
ダスティ「なにかあったんですか?」

 だから頼むから過去リプレイを読ん(以下略

DM「赤き森キャンペーンの時にね」
八夏「武器への拘りがありすぎてやっちゃったことがありまして……
クラウス「神様怒っちゃった奴でしたっけ?」
DM「神様も怒った奴だね。『俺のグレートソードがー』って言って瞳がGになるという」

 同じプレイヤーの別キャラによる「瞳がH事件」もある。別にスケベな意味ではなく、今度は仲間よりもハルバードを優先しようとして顰蹙を買った。


ダスティ「そういえば村に戻るんだったら敵の死体どうします?」
モニカ「持って帰りましょう」
レーグネン「いや、こいつはもう諦めるしかない」
八夏「これ、形残ってるんですか? 1匹倒した時消えたとか言ってませんでした?」
ダスティ「透明な奴でしたっけ? あれは死んだあと姿を現したんじゃ」
クラウス「溶けて消えたって言っていたような」
DM「えーと、影に溶けて弾けたんだけど、どうやら今くらい時間が経つと実体が見えているかな」
クラウス「じゃ回収しますか」
レーグネン「いや、そんな時間もう無いというか……シュリンク・アイテムすぐにかけられるならいいけど」
クラウス「武器探して拾っている間に爪とか牙とか少し回収とかする時間あります?」
DM「まぁ10分とか時間かければ」
レーグネン「もうそんな時間かけられないから武器拾ったらすぐ行きましょう」
DM「このパーティー〈製作:解体〉技能持ってる人いないから、素人が『今からこの猪を解体してくれたまえ』って言われているようなもんだからね」
モニカ「それ、クラウスが言われるんですよね、そういえば」
DM「そうね」
八夏「首だけ落として持っていくっていうのは?」
DM「全然ありですよ」
ダスティ「お金になりそうなところが首なんですか?」
八夏「いや、倒した証拠として」
クラウス「じゃ首だけ落として……」
レーグネン「いや、もう武器拾って戻らねば」
モニカ「うん、これはもういい。死んでることはわかってるんですよね?」
DM「王大人が『死亡確認』って言ってる」
ダスティ「王大人の死亡確認はあてにならないけどなぁ……」

 モニカ以外笑う

モニカ「私それ元ネタわからないから信用するしかないんですけど!?」
レーグネン「王大人が言うんだったらもう死んでるんだ!」
ダスティ「みんな生きてただろ!」

 大笑い

レーグネン「もう議論している間も惜しい。武器を拾って行こう」
モニカ「行きましょう」
ダスティ「それでいいんだったら行きます」
八夏「わかった」
DM「逃げろ逃げろ、雑魚どもが! 腰抜けどもが、帰れ帰れ!」
ダスティ「じゃ逃げ帰りました」
八夏「いや、逃げたわけじゃないですから! 村の心配をしたんです。村を守りに行くんです!」
モニカ「1匹だけ逃げたからね」


 Don't give up justice, I want to get truth! 到着、そして5分で帰る!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 今回も敵に貪られ昏倒させられつつ、なんとか危機を脱した。
 これだけ何度も生死の境を彷徨いながらも挫けない兄はだいぶ常人ではないぞ。
 死にそうな痛みや薄情な仲間に対する愚痴の一つもぶっこんでおくべきだったか。
 もちろん毎回泣き言や文句を言ってては始まらないが、どうにも死にかけることに感覚が麻痺していて、後で呪文でHP回復させれば無問題、な流れになっているのは反省点である。



・モニカ
 ようやくお兄様のもとにたどり着けました。生かさず殺さすの踊り食い状態、なにもできずに申しわけないです。
 村の方に行く~云々の心配した理由は赤き森の話からですかね。プレイヤーは、しまったなぁと思っています。


・レーグネン
 お兄様生きてた。よかった。危機は去ったものの、敵を追い払ったと言えるような状況ではなく(笑)
 村に関しては先日の襲撃があったので、どうしても心配になりますね。


・八夏
 私の一撃で敵を追い払った……とはさすがに胸を張って言えないダメージ量。
 やっと回ってきたチャンス、ここは決めたかったなぁ、さすがに。
 しかし、このダンジョンのボスはトップブリーダーだったのか、ならチャプター4での連携も納得だな!(しつこい


・ダスティ
 自分で振った〈視認〉の出目も低かったけど、DMが代わりに振った〈視認〉の出目も低かった……。それなりにランクあるんだけど、やはり出ないときは出ないなぁ。
 なんとか生き残ったけど、いきなり大苦戦! 討ち損じた敵が村へ向かったなら倒さなきゃだけど、消耗が激しいので、どちらにしろ村へ戻って休養し回復して、態勢を立て直さないと……ってダスティは思っていたんですよね。

 ダスティの出目が普通でも相手の出目が高ければ駄目だしねぇ……。
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:★Yuuki
●カルステン・リスト騎士爵 691~
 ヴィーリオン王国ヴォーヴェライト伯爵領のヴルフ男爵家に使える騎士。
 これといった特産があるわけでもない農村のエレル村を領有する典型的な田舎騎士であり、先祖代々の土地を誠実に統治してきた。
 ヴィーリオン騎士のご多分に漏れず戦勝神の信者であり、その教えに従い忠勇であることを誇りに生きてきた男。主君からの評価も「とりわけ優秀ではないが、やるべきことをやる男」。
 領内で発生している魔獣騒ぎにも下手な様子見をせず即座にファヴへ傭兵の派遣を打診したものの、その第一波は敢えなく壊滅。唯一の生存者を丁重に街まで護送させ、新たな傭兵の到着を心待ちにしていた彼の元へ、戦勝神の聖騎士を含む一隊が到着したとの報告が入ったのであった。
     
4/4      
  HGに恋するふたり #1

 
 フォォォォォォォォォォォッ!!!!(HG違い

 
 俺基本的にこの手のタイプの漫画好きじゃないんですよ(いきなりの爆弾発言)。
 これに限らず色々と「外見レベル高いオタクの苦労話作品」って存在するし、アニメ化や実写化しちゃったりするくらい人気出てるのもあるわけですが。
 常々「年収3億円の人間が『年収10億円無くて辛い』って嘆いているようだ」って感じで、全く「だよねー、オタク辛いよねー」みたいなシンパシー不可能で。
 特に「オタクであることを隠してます」タイプなんて「いやいや旧世紀ならまだしも今の時代はオタクなんて珍しくないし、外見そんだけレベル高いなら問題無いでしょ」としか思えないのよねー。ジャニーズにもスゲーオタクいるけど「イケメンだからOK」扱いだし。色の白いは七難隠すってやつですよ。
 もちろん世間一般相手の商売的に「キャラの外見が良くないと売れない」のはわかるんで、あくまで「俺の趣味じゃない」ってだけの話なのはわざわざ書くまでもないことなのですが一応念の為。

 
 好き。
 常々「ジェガン好きぃ?」を合言葉に生きているワダツミとしては、更に踏み込んで「スタークジェガン好きぃ?」でもあり、こんな熱く語られたら一瞬でプロポーズしてしまうかも知れん。

 
 昔からガンプラ好きで休日にスタークジェガン組んじゃう上に、他人に「ガンプラはいいぞ」って写真見せてくるようなおっさんが引くわけねーだろ!? そーゆーところだぞ!?(笑)
 ところでガンダムWが猛烈に大ブレイクして聖闘士星矢、サムライトルーパー、幽遊白書、そしてガンダムWってなくらいに女性オタクのトップジャンルだったもんだから、「女性がガンダム好きなのは異端」みたいなこと言われたら「は?」だが、確かに「ガンプラ好き」は珍しかろうな。
 親友の嫁さんはガチのSEEDオタクでガンプラも組んでいるから、ついついその人思い浮かんでしまってしまうが(笑)

 余談だが、俺の親友はコスプレイヤーの嫁さんなのに、ジオング組んでたら「恥ずかしいからやめて」みたいなこと言われたと愚痴ってたのを思い出した。理不尽である!!

 
 だからHGもRGもレイザーラモンだってば(大間違
 ボックスアートはポスターで欲しいのが幾つもあって困る。
 あとガンプラでテンション上げる大人の女性がいたらその場で買って押し付ける自信があります。絶対的な。
 当然プラモ屋の娘の女子高生とも結婚したいです。2人とも好きです(垂れ流す

 
 まぁ俺もデスティニーの方はオルフェンズとビルドダイバーズという地獄の双璧が爆誕するまでは一番気に入らん終わり方をした作品として認識しているくらいには否定的なわけですが(途中で観るの脱落したガンダムは他にあるが)、観もしないでバカにする人間がいたら「観てから言いなよ?」とは思うよなー。
 もちろん「面白くなさそうだから、わざわざコスト割いて観る気にもならない」ってのも一つの選択なのでそれも問題無いんだが、それはあくまで「観てないことの表明」であって「観てないけどそれクソアニメじゃん」とは違うからのー。
 でもまー正直「バカにする気で観始める」ってかなりバイアスかかるんで、「本当に面白い作品ならそんな補正跳ね除けられる」なんてナイーヴな考えは捨てた方がいいとも思うわけで。そういった意味では「観てから言いなよ?」なんて言わずに「無理に観なくてもいいから、そーいう恥ずかしいこと辞めなよ」が無難かも知れん。
     
  見せたがりの露乃ちゃん

 
 拍手で教えられたとんでもないエロ漫画である。
 袖口から見える腋って素晴らしいチラリズムがあるわけなんだよスティーヴ!!!
 しかも汗ばんでるというコンボが……!!
 もうこれ電車の中でパンツずらしてヌレヌレマンコ見せてるのと同じだから!! 同じだから!!!
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 一式陸攻は何の防弾装備も持たないワンショットライターだ!!
 ……そんな風に考えていた時期が私にもありました。
 旧世紀の頃はそんな風な評価が普通だったわけですが、新世紀に入ってからは「アメリカ軍からはワンショットライターなんて言われてない」「むしろ結構しぶといという評価」「炎上して墜落している写真が多いわけでもない」「てーか結構防御は意識されてた」「完全じゃないだけで燃料タンクに防弾もあった」ってなもんでしてな。
 子供の頃は一式陸攻の良さが全然わからず「脆い上に爆弾搭載量も大したことなくて駄目だわ」なんて思っていたわけですが、今ではそんなこともなく、「航続距離が長過ぎて護衛付けられないのは困ったもんだね」くらい冷静に(笑)
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター5

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

DM「次、ダスティどうぞ」
ダスティ「とりあえず立ち上がって……逃げるとは思うけど防御専念して終わり」
DM「アルブレヒトは、呪文の効果時間を1D4で振ってくれ」
アルブレヒト「……1ラウンドしか持たなかったか」
DM「じゃこいつは奥に行って次のターンで戻ってくるな」
アルブレヒト「機会攻撃だ、クラウス!」
DM「[恐れ]状態なら撤退アクションを取れるだけの冷静さは残っているので喰らわんのだぜ」

 
ダスティ「とりあえず1回この状況をなんとかしないと……」
アルブレヒト「あ、そういえば呪文使っちゃったから姿見えてるな……失敗したなぁ」
DM「俺、使った時ニヤリとして言おうかと思ったけど、さっきの[恐慌状態]の件で忘れてしまってたよ(笑)」
ダスティ「アルブレヒト様が姿を現している!」
DM「で、2匹目に噛まれる、と……17まで当たる」
アルブレヒト「当たる」
DM「じゃ8点」
クラウス「あー、アルブレヒト様-、丁度0に……」
レーグネン「[満身創痍]に……」
DM「で、足払いと」
アルブレヒト「抵抗すると出血しそうだからおとなしく転んでおきます」
ダスティ「まぁ1匹追い払ってもらったからOKOK」
レーグネン「さて、どうしようかなぁ……クラウスと挟撃出来そうもないから、アルブレヒト様回復しに行きます」
DM「じゃ機会攻撃ね。外れて欲しいなぁ……外れた。ダイス目3じゃ当たらないわ」
レーグネン「アルブレヒト様を回復します。キュア・マイナー・ウーンズで……」
DM「1点回復して止血完了! 終わり!」
レーグネン「え? ……あ! 間違えた、モデレットの方だった」
アルブレヒト「忠誠を疑ってしまった」
DM「下手に回復させない方がいいと判断したのかもしれない」
レーグネン「名前がこんがらがってしまった……じゃ1点回復です」
DM「1点回復でいいの? モデレットじゃなくて?」
レーグネン「それでいいならそうさせて欲しいですが……」
DM「早く回復するんだ! キャンセルにするぞ(笑)」
レーグネン「じゃ12点回復で」
クラウス「攻撃しまーす。心霊斬の方で……お、20! ……あー、でもクリティカルはしなかった。14点」
DM「ちょっと通った」
クラウス「ちょっと!? 『この! アルブレヒト様から離れろ!』」
DM「あ、そういえばさっき逃げて行った奴、空飛んで逃げました」
レーグネン「空飛んだ!?」
ダスティ「じゃ結構あれに当てはまるんじゃない?」
レーグネン「こいつが噂の……ブラック・ドラゴン!」
モニカ「あははははははは!!」
DM「メッチャツボってる(笑)」
レーグネン「次はダブル逃走組です」
八夏「画面外の戦いです」
ダスティ「そろそろ解けないのかなぁ」
モニカ「まだかかるんじゃないかなぁ」
DM「そうねぇ……八夏はこのラウンドで正気に戻った」
八夏「なんとか入り口前位でか……」
DM「戻ることも出来るし、そのまま前回のように逃げることも出来ます」
八夏「戻りますよそりゃ! 『一生の不覚ーーー!!』……ってでも明かりないのか」
ダスティ「明かり持ってます?」
八夏「持っているけど背負い袋の中……出しておけばよかった。これ暗闇の中で背負い袋降ろして中捜せます?」
DM「倍のラウンド使うならいいよ」
八夏「このまま帰った方が早いか……壁伝いに戻ります」
モニカ「でもこの辺が明るい感じなのはわかるんですよね?」
アルブレヒト「自分がかけたコーズ・フィアーって、何ラウンド効果あるかをキャラが把握出来るんだっけ?」
DM「把握出来ない~。本当はさっきの効果時間判定、DMが振るんだよね。次からはそうする~」
モニカ「お兄様が最前線にいる……」
レーグネン「さぁ、この挟撃ゾーンを抜けてお兄様を狙いに来るのか? ……来そうだな」
クラウス「まさかぁ」
モニカ「そんな美味しいんですかね、お兄様って」

 
アルブレヒト「シーキング・レイ! ……14ダメージ!」
DM「おお、倒れた! しかしこーいう時こそロールプレイで決めて欲しかったDMであった」
クラウス「アルブレヒト様! 流石だ!」
レーグネン「もう1体は逃げて行ったぞ!」
クラウス「今まで姿を消していたのはこのための布石!?」
DM「多分お兄様はこの後死ぬと思うから……」
八夏「DMが不吉なことを!?」
アルブレヒト「喰らえ、我が必殺の雷! ドーン!(ドヤ顔」
DM「そーいう呪文ではない(笑)」

  イラスト:★Yuuki
 シーキング・レイは落雷っていうか、フォース・ライトニングみたいな呪文だったりします(笑)
 ある程度の自動追尾能力を持つ故の「シーキング」でして、レイストームの2号機の稲妻状のホーミングレーザーみた……い……通じる人少なっ!!
 なんにせよドーンって炸裂させる落雷はコール・ライトニングって呪文が別に存在します。

ダスティ「えーと、どうしようかなぁ。まだ戦闘は継続なんですよねぇ」
DM「モニカが向こうの方で『キャーーー!』ってなってるかも」
モニカ「キャーーー」
アルブレヒト「気をつけろ、そのうちアイツは戻ってくるぞ」
ダスティ「とりあえずモニカとヤカが心配なので……でも戻ってくるって言ってるしなぁ……様子見るか」
アルブレヒト「戻ってくるぞ、気をつけろ」
クラウス「お兄様を守れる位置にいた方が」
ダスティ「じゃあ待機アクションで相手の姿が見えたら撃ちます」
DM「『相手が見えたら』という雑なトリガーではコマンドが受け付けられません」
ダスティ「え?」
DM「その場合モニカが来た場合も撃ちます」
ダスティ「ではさっきのモンスターが来たら撃ちます」
DM「じゃそれ以外のモンスターが来たら撃たないでいいね?」
ダスティ「うーん、モンスターが来たら撃ちます」
DM「それだとモニカが来ても撃つよ」
ダスティ「いや、モニカは撃たない」
DM「だからそれは出来ないのだよ、待機アクションでは!」
ダスティ「じゃ仲間以外が来たら撃つ」
DM「出来ないって言ってんだろ!(笑)」
ダスティ「さっきのモンスターが来た時だけにします」
DM「待機アクションでの射撃は『動くものが来たら撃つ』か、『特定の種族が来た時撃つ』以外ダメだよ」

 酷い会話が繰り広げられておりますが、別に待機アクションの説明はこれが初めてではない(笑)
 複雑なルールなので、5回くらい説明しても忘れられることは珍しくないのだ。是非もないね!

レーグネン「敵のターン」
DM「何もないです。次、レーグネン」
レーグネン「うーん、1人で何も見えていない所に行くのはちょっと命知らず過ぎるかぁ」
ダスティ「待機アクションでもいいんじゃない?」
レーグネン「じゃ手番遅らせてアルブレヒト様の後ろに行きます」
クラウス「敵が戻ってきたらアルブレヒト様が攻撃の的になるとまずいので……ここに移動します」
モニカ「モニカ逃げてまーす」
DM「モニカはまだちびってます。次八夏、頑張って戻って」
八夏「みんな無事かー!」
DM「次、アルブレヒト」
アルブレヒト「そういえばモニカとヤカはどこに行ったんだ?」
DM「一目散に逃げましたね。こーいうのはみんながちゃんと教えてあげないと」
レーグネン「確かに必死でしたね」
ダスティ「前と同じ状態ですね」
クラウス「さすがに襲われているアルブレヒト様を置いて行くわけには……」

 
アルブレヒト「2人が逃げた方に移動して……『モニカー! ヤカー! 返事をしろー!』」
モニカ「キャーーー」
DM「このレディを心配するふりをして安全(に思える)な後方に逃げるムーヴ。これですよ、これが貴族って奴っすよ、かっこいい!」

 全員爆笑

DM「この華麗な実益と保身を兼ねたノーブルムーヴ」
レーグネン「次は……『アルブレヒト様を一人にしては危険だ~』」
DM「ちょっと待ってね……アルブレヒトがこっち行った瞬間、君が持っているコンティニュアル・フレイムが突如として消えた」
レーグネン「えぇ!? レベル2なのに……」
DM「で、ダスティの持ってるライトも消えた」
アルブレヒト「陽光棒も持ってたよね?」
DM「じゃそれも消えた。ここを境に闇のカーテンが出来ている」
モニカ「今レーグネンとクラウスはダスティのことが見えなくなってるの?」
DM「そうね。急に闇の壁が見えた感じ」
モニカ「ダスティからも見えない?」
DM「ダスティからも見えないね」
クラウス「レーグネン、アルブレヒト様を呼び止めて」
レーグネン「前回と同じだ。アルブレヒト様、こちらにはダークネスがかかっています。戻ってきてください! ダスティはまず後ろに下がるんだ!」
ダスティ「後ろ?」
レーグネン「後ろというか入り口の方か。そう言ってダスティの後に手番を遅らせて……いや、ちょっとずるいか」
DM「さんざん発言した後だもんな」

 大笑い
 戦闘中の手番は適宜「遅らせる」ことで仲間と行動順序を調整し合えるのですが、それはあくまで「今は行動せずに後で行動します」って意味なので……。

戦士「ヘイストをかけてくれ! 魔導師の次まで行動を遅らせます」

 って程度のことならば問題無いのですが、今回のように「状況に対する情報をアウトプットして味方に戦術的な指令を飛ばす」まで行くと、行動を行ったものと見做されるわけですね。
 ちなみに一言程度のタイミング調整ならば、別に手番が来なくても発言して大丈夫です。

魔導師「皆、ヘイストをかけるからあたしのターンまで遅らせて!!」

 こんな感じに。
 でもこれが以下のようになると……。

戦士「お、曲がり角からなんか現れやがった!! 皆、戦闘開始だ!!」
魔導師「皆、ヘイストをかけるからあたしのターンまで遅らせて! それからコイツは炎のブレスを吐いてくるわ! 神官はレジスト・エナジー・ファイアを!」
DM「流石に敵の情報まで言うのは自分の手番まで待ってね」

 ってなことになります。
 まぁこの辺の制限はプレイグループによって様々で、常時完璧な意思疎通がOKなことも珍しくないと思います。
 ただTRPG部にしても「ここまでヨシ」と明確に線引していることでもないので、ケースバイケースに認めてしまうこともあります。しかしながら原則的には「君達が時空を超えるテレパシーで連携するなら、敵もしていいよね?」「それは困る」ということですね。

レーグネン「これで標準アクション残しはさすがに……」
DM「そういう潔い良いところ好きだぞ」
クラウス「結局どこまでが暗くなるんです?」
DM「お兄様の20フィート……いや40フィートから先だね」
クラウス「じゃ危険回避のため……」
レーグネン「いや、次はダスティの番。こっちはアルブレヒト様の後に手番遅らせてたから」
ダスティ「『なるほど。この間と同じ状況なんですね、わかりました』と言って……ここまで行けば見えます?」
DM「えーと……そうね、見えたね」
ダスティ「じゃここで同じく待機アクション」
DM「奴が来たら撃つ?」
モニカ「奴が来たら撃つ!( ・`ω・´)」
ダスティ「奴が来たら撃ちます」
DM「じゃ敵ね。出てくるぞ。ただこいつ、〈隠れ身〉状態から攻撃なので……」
ダスティ「え?」
DM「君はさっき僕がこっそり〈視認〉振って失敗してるので気が付いてないからすり抜けられます」
ダスティ「待機アクションがぁ……」

 いつもはPCに振らせているやつですが、こーいう奇襲のシチュではDMがこっそり振ってメタな気付きを与えないようにします。

 
DM「この辺の壁沿いを走っていって……アルブレヒトにガブーッ!」
ダスティ「そんなに移動できるの!?」
DM「だってこいつ空飛べるし。移動力60フィートだよ(笑)」
ダスティ「なるほど……」
DM「さっきのターン戻ってこれたのに戻ってこなかったのは、ここで〈隠れ身〉して機会を伺っていたんだよ」
レーグネン「完璧な布陣だと思ったのに……」
ダスティ「まぁお兄様と挟撃が出来ますよ」
アルブレヒト「いや、もう……」
八夏「『もう……』って!ワンチャンありますよ」
DM「なにせ今ここ薄暗くなってるから君ら見えてないんですよ、〈隠れ身〉に対して。だから待機アクションも何もない」
レーグネン「なるほど」

〈隠れ身〉はなんらかの[視認困難]要素が無いと行えないムーヴなんだけど、薄暗いゾーンは[視認困難]扱いなのですな。暗闇だと[完全視認困難]となる。

DM「これ、お兄様が向こう行くと思ってなかったから、俺としてもこの完璧な奇襲は想定外だったんだよね(笑)」

 全員爆笑
 お兄様がこの場に留まり煌々と明かりを照らしていたら、薄暗いことにもならなかったので〈隠れ身〉出来ませんでした。

DM「護衛いっぱいいるから大丈夫かなと思ってたのに(笑)」
ダスティ「やっぱ逃げちゃダメなんですよ!」
モニカ「お兄様はモニカを心配してきてくれたんですよ、ね!」
アルブレヒト「……(苦笑)」
DM「だがそれを肯定しない兄であった。11点」
レーグネン「あー、残った残った」
DM「じゃ足払い対抗ロール」
レーグネン「ほらお兄様、声あげて。叫び声あげて」
DM「豚のように」
アルブレヒト「えーと……15」
DM「……あ、こっちダイス目で12なんで(修正値足して計算するまでもなく15は超える)」
アルブレヒト「奴を引きずり出したぞ、うわー!(バターン)」

 全員爆笑


 Don't give up justice, I want to get truth! 挿絵には元ネタがあります。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 我ながらいいムーヴだと思ったが……何故ことごとく行動が裏目に出るのかっ!
 またまた死にそうなピンチだ!

 魔導師や神官を含む独立混成傭兵がレアで重宝される理由がわかったぞ。
 こんなすぐフルボッコにされる冒険行に貴重な魔導師が参加しないからだ!
 もしくは魔導師がすぐ死ぬ!
 え? うちが異常……? 行動が迂闊? やっぱりそうかな……?


・モニカ
 こいつが噂の……ブラック・ドラゴンだ!!(笑)
 思ったよりもちいさいぞ……しかし油断は禁物だっ!(逃げながら)
 本当に、アルブレヒトはもう、面白いロールプレイをされます。何度見てもなにをやっても面白い! やっぱりお兄様はすごい!
 モニカを心配するていで逃げたお兄様、しかし当然敵も逃がすまいと食いついて……最早アルブレヒトは美味しいのだと確信せざるを得ませんね。

 モニカからも「心配するていで逃げた」言われてて吹いた(笑)


・レーグネン
 満身創痍からの1点回復はメリット無さすぎる(笑)ツッコンで貰えて助かりました。
 そしてお兄様がまた因果を操作して攻撃を受けにいく! 移動した瞬間明かりが消えるの、もうコントかと(笑)


・八夏
 八夏復活! なお無力継続中(汗)
 そうか、前回の連携はこいつがブラックドラゴンだったからできたのかー(棒)
 そして再び訪れる闇の恐怖。お兄様、「引きずり出した」というより「まんまと引き離された」って言われても違和感が……。


・ダスティ
 待機アクションは難しい……。でも弓がメインウエポンのローグの場合は、今回のような戦闘では有効なんですよね。いろんな使い方ができて、戦闘にも幅ができるし。うまく使いこなせたらなあ、と思います。
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:ぬばたま
●モニカ・ヴォルフェンビュッテル聖騎士爵 715~
 ヴィーリオン王国ヴォルフェンビュッテル子爵家長女。
 神童を謳われた兄を軽くぶち抜くレベルの才能を引っさげて爆誕した。
 誕生前夜には母に対して神のお告げがあるわ、出産の瞬間は城の上空に天使が降臨し祝福したという伝説がある。
 圧倒的な神の加護を受けまくったその力は、齢一桁の時点で既に並の大人の身体能力を凌駕しており、ただでさえチートな存在である神寵者の中でも白眉であることは誰の目にも明らかであった(アルブレヒト10歳、7歳の妹に腕相撲と木登りで完敗を喫する)。
 無論、神霊魔導の才能に関しては言うまでもない(アルブレヒト10歳、魔導学院入学を前に、妹が呪文を使う)。
 これで性別が男だったら完全に兄から恐れ慄かれるヤバさなのだが、幸か不幸か基本的には女性の家督相続は行われないのがヴィーリオン貴族。生まれ持った愛されキャラのカリスマオーラもあり、家族親族総出で蝶よ花よと育てられる。
 本来なら16歳で成人して爵位を得るところを、1年前倒して叙勲。神寵者にして騎士である聖騎士爵となる。

 聖騎士が教会に所属した上で召命される役職なのに対し、神寵者は当人や家に聖職者となる意志の有無に関わらず突然召命される為、もし神寵者となった時点で自動的かつ強制的に聖職者とされてしまうと、様々な問題を引き起こし、領主と教会の対立の火種となりかねない。そこで例外的に貴族でありながら聖職者である聖爵位を得ることが可能となる。
 神寵者を輩出したとなればそれだけで一族の誉れとなり、代々語り継がれるレベルなので、それをわざわざ手放す家は殆ど存在しないと言っていい。もちろん当人の意志が無視されるわけではないのだが、神は教会への滅私奉公を望みはしないし、神寵者も一族に多大な機会損失を与えてまで教会に所属したがるケースは稀である。たとえそれが流動神の神寵者だろうと、少なくとも名目上は家に所属を残すことを選ぶ。
 教会としても、地元に神寵者が召命されただけでドヤ顔イベントなので、家を捨て教会を選ばなかったからといって突き放すようなことはなく、可能な限りの協力関係を築こうとする為、権力利用を巡って揉めることもないはないのだが、概ね良好な関係となり、人材を出向させたり受け入れて、適宜共同活動をすることが殆ど。
     
4/1
  茨城ごじゃっぺカルテット

 
 珍しく単行本じゃない作品を(笑)


 10年くらい昔の茨城、モノスゲーチョッパーハンドルの自転車を一度ならず何度も見かけて「マジか」となった思い出があるんだけど、今はどうなんだ……。握りの部分が横にすらなっておらず、完全にV字になってんの。我が目を疑ったよ。
 ってわけで大抵「イメチェンする前のほうが好み」の法則は今回に於いても健在であった。まぁイメチェン後もそれはそれで好きな方ではあるけど!! それでも! 前の方が!!!

 
 茨城やっぱり怖いとこだったぁぁぁぁぁぁ!!
 威嚇されて泣いてるのがスゲー可愛い(笑)


 漫画のキャラとしては全然派手じゃないどころかむしろテンプレ過ぎていっそ地味ってレベルの風貌なわけだが、そういったフィクションの様式美(?)を排除すると、この格好は田舎のヤンキー風着こなしでナウなカントリーでややウケなのか?
 そうか……ある意味普通の格好だと思っていたが、そうじゃなかったのか……!!! オタク向け作品に出てくるギャルは現実に於いては完全に時代遅れで実にオタクっぽいイメージって揶揄される感じの!!!(愕然)
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第4回 チャプター4

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3
 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

DM「レーグネン活躍してる! 頑張ってる!」
クラウス「『レーグネンやったか!』とりあえず立ちます。判定とか要ります?」
DM「いや、大丈夫」
レーグネン「『この犬どもめ!』 ……いや、そんなこと言わない」
DM「調子に乗ってるぞ、こいつ!」
クラウス「機会攻撃飛んでくるのかな?」
ダスティ「位置的に大丈夫かな」
クラウス「じゃ移動します」
レーグネン「壁際を移動することでギリギリ機会攻撃範囲は通らないな」
クラウス「では心霊斬で攻撃します……26」
DM「当たり」
ダスティ「これでダメージが通れば……」
DM「攻撃は当たってるんだよ」
クラウス「ダメージが……13」
DM「ちょこっと減った」
一同『ちょこっと!?』
レーグネン「やっぱりダメージ減少持ちなのかな?」
ダスティ「しかし13点でちょこっとだと結構きついなぁ」
レーグネン「やはりここはお兄様に復活してもらって魔法でバンバンしてもらうしか……」
DM「次」
モニカ「逃げ」
八夏「でもこれ以上先進めないんですよね?」
DM「いや、移動力半分で逃げる」
八夏「うわぁ……」
モニカ「明かりがないから半分で逃げる?」
DM「そう、見えてないから危な過ぎて全力で逃げられない」
モニカ「じゃモニカとヤカは終わり。相変わらずきゃあきゃあ叫びながら」
ダスティ「5フィートステップして防御専念。当たってもダメージ効きそうにないからなぁ」
八夏「クリティカルすれば通るかもですよ」
ダスティ「あーそうねぇ。でももう少し有効打が見えないと厳しい」
八夏「ダスティって弓だけ?」
ダスティ「あとレイピア」
モニカ「レイピアも刺突ですもんね」
クラウス「斬るより刺突の方が効いたりとか?」
レーグネン「弓も刺突だから多分……」
DM「さて、敵の番ね。レーグネンとダスティ、2人とも機会攻撃どうぞ」
2人『お?』
DM「『お前のしょっぱい攻撃なんぞ全部弾いてやるぜ』と言わんばかりの大胆な動きである」
レーグネン「……16」
ダスティ「あー、やらかした。12」
DM「外れ外れ! 無駄無駄ぁ!!」
レーグネン「こいつ、目標を変えて!」

 
DM「おらー、挟撃でダスティを攻撃……当たり」
ダスティ「マジで……」
DM「11点。で、足払い対抗ロール」
レーグネン「ダスティも回復させなきゃだけど、とりあえずアルブレヒト様を回復させないと状況が動かない気がする……」
クラウス「アルブレヒト様ー! 見えないけどいるんですよねー!」
レーグネン「……返事が無い」
アルブレヒト(ふりふり)
八夏「反応はしているらしい!」

 本来、昏倒中の様態は教えちゃいけません。

ダスティ「対抗が……9」
DM「9は無理。倒れた。そこにすかさずもう1匹が噛みつく」
ダスティ「防御専念してたのに……」
DM「あ、防御専念してたのか。ならこっちは希望が持てるよ。さっきはダイス目17だからどうにもならなかったけど……外れ」
モニカ「やったー」
DM「あ、でも今倒れているからペナルティと相殺されているか。AC通常でいくつだっけ?」
ダスティ「ACは18」
DM「18なら外れ。よかったね」
レーグネン「次行きまーす」
クラウス「レーグネンが手番遅らせて、アルブレヒト様が自分で姿見えるようにしたりは出来るんですか?」
八夏「昏倒してるからダメなのでは」
クラウス「そうかぁ……」
レーグネン「とりあえずキュア・ライト・ウーンズを……アルブレヒト様が前に倒れていた空間に向かって……」
DM「スカッ」
レーグネン「アルブレヒト様! 返事が無いということは、先ほどのまま倒れられているのか!」
DM「いや、もう逃げているのかもしれないよ?」
八夏「音も無く逃げた!?」
DM「彼のことだ。華麗に逃げたのかもしれない」
レーグネン「そ、そんな……アルブレヒト様、信じていたのに」
アルブレヒト「血溜まりが出来ているから大丈夫」
DM「そうねぇ……ちょっと変則的なんだけど、このラウンドと次の分の移動アクションを併せた疑似的な全ラウンドアクションとしてお兄様の位置をまさぐるってことにしよう。それならその後標準アクションでキュアしていいよ」
レーグネン「じゃそれにします」
DM「本当はルール的に無理があるんだが、今は死にそうだから許す。マスターの優しさを感じ取ってください」
アルブレヒト「温情に感謝」
レーグネン「アルブレヒト様は倒れていらっしゃる!」
クラウス「『い、いるんだな、そこに! 見えないけど』それじゃダスティ助けに行かないと。機会攻撃受けないようにするには……」
レーグネン「普通に移動して攻撃すれば大丈夫ですよ」
クラウス「じゃ攻撃します。『ダスティから離れろ!』……ダメだった、14です」
DM「うん……うん……次」
モニカ「次、逃げ」
モニ・ヤカ『キャーキャー』
ダスティ「お兄様は結局倒れたままだから……これ立ち上がって……機会攻撃受けます?」
DM「最大2回くらい受ける可能性はあるんじゃないかなルール的には、と思う」

 いわゆる「こっちが○○したら、敵はどう動きますか?」という質問なわけで、DMとしては答え難い(笑)

 
ダスティ「横になっててもダメ? というか普通に攻撃受けるだけですよね」
DM「まぁ倒れたまんま防御専念はできるよ。ボーナスが[伏せ]状態のペナルティと相殺して普通のACで攻撃受ける感じになるけど」
ダスティ「だったらそっちの方がまだマシかなぁ。立ち上がって機会攻撃受けまくるよりも。じゃ防御専念します」
クラウス「ダスティがヤバいんじゃない? 回復1人足りないだけで」
ダスティ「まぁ敵がこっちに集中している間に倒してくれってことで」
DM「『俺が犠牲になっている間に!』(プレイヤーの代わりに頑張ってロールプレイするDM) さて、敵の番か……」
ダスティ「これ挟撃にはなってないですよね」
レーグネン「ちょっとずれてますね」
DM「……1匹目、待機アクションでもう1匹が攻撃した相手を攻撃。もう1匹のターン、5フィートステップしてダスティを挟撃して攻撃。待機アクション発動、1匹目もダスティをアタック」
ダスティ「なんてテクニカルな動きを!?」
DM「狼系モンスターが群れで戦うのが上手いのだ。そしてこいつの知力は狼の3倍ある。というわけでAC21と23まで当たる」
ダスティ「21だから片方当たる」

 どう見ても両方当たってる会話なんだけど、これ当時の俺は「AC21だから」をスルーして「片方当たる」だけしか認識してなかったんだろうな(笑)
 書き起こされたテキストを見て「……ん? AC21まで命中なんだから当たってるね?」と二度見しつつ冷静に計算すると、ダスティが転倒時のACペナルティ-4を計算してなくて、実際のACは18しかないという。こーいう計算ミスはよくあるので、なるべく「転倒ペナルティちゃんと計算してる?」とか言うようにしているが、今回はDMも確認し忘れミス!!

DM「10点ダメージ。次~」
レーグネン「ガサゴソガサゴソ……いた! で、キュア・ライト・ウーンズ! ……9点回復です」
クラウス「アルブレヒト様、この状況を何とか……」
ダスティ「何か攻撃が当たらないんですよ」
レーグネン「アルブレヒト様、大丈夫ですか?」
八夏「しかし見えない」
レーグネン「ここに多分いらっしゃるんですね!」
アルブレヒト「……助かった」
レーグネン「敵の手ごたえが何かおかしいのです。何か打開できる手段はありませんか?」
DM「とりあえず手番は次ね」
クラウス「これ手番遅らせてダスティと挟み撃ちした方がいいのかな?」
アルブレヒト「クラウスのマインドブレードってまだ魔法扱いじゃないんだっけ?」
クラウス「まだだったはずです」
ダスティ「心霊斬使って13点とかいったけどちょこっとしか減らなかったですよね」

 魂刃士のマインドブレードはレベル1の段階から常時「魔法の武器」扱いされます。
 クラウスは「まだマインドブレードに+1ボーナス乗るようになってないんだっけ?」といった意味合いで質問されたのだと解釈したのかも知れません。いわゆる「マインドブレード+1」となるにはレベル6からなので。

モニカ「キャーキャー言うしかすることがなかったので、お兄様の呪文リストに効果の説明を書いてまとめました。皆さん手が空いたら読んでおいて下さい」
レーグネン「さすがモニカ様!!」
DM「兄の杜撰な仕事ぶりを見事にサポートする、優秀な妹ぶり……!!(チラッ)」
アルブレヒト(目を逸らす)
クラウス「手番遅らせます?」
アルブレヒト「いや、マジック・ウェポンはあるんだが、マインドブレードには魔力付与出来なくてね」

 実は出来ます。
 ちなみにDMは気付いた上で無視しているわけではなく、単にマスター席の反対側で隣接して座っている2人の会話内容に意識向けてないだけの可能性が高いです(笑)

DM「クラウスの持ち時間なくなったから次の方」
モニ・ヤカ『逃げてまーす』
DM「じゃ次はダスティ……じゃないか、アルブレヒト」
モニカ「クラウスも大変だねぇ。唯一残されてしまったから」
DM「どっちかというと足を引っ張ったな、インヴィジビリティ」
アルブレヒト「気絶しちゃどうしようもない……」

 ジョジョにおける「透明な赤ちゃん」状態のアルブレヒトであった。

アルブレヒト「こいつにコーズ・フィアー。ヒットダイスが5以下なら意志セーヴ」

 第3回のチャプター10で解説したように、精神操作呪文は一般的に忌み嫌われる行為なのですが、幸いこの場にはモニカと八夏がいない! お兄様の属性は別に善じゃない!
 そんなわけで自称“良識に富んだ常識人”なアルブレヒトお兄様による“良識が飛んだ非常識”な呪文攻撃を見られずに済みました。
 もうひとりの善良な男であるレーグネンが内心どう思ったかは謎であるが、大ピンチ過ぎてそれどころじゃなかったのかも知れん。自分が死ぬくらいなら悪事だって働くぜ!!!(そこまでは言っていない)
 なんにせよ今後正義ガールズの前でも気にせず使うようなら、双方ロールプレイもちゃんとして貰う必要がある呪文である(笑)
 この手の問題は「アルブレヒトが倫理観に欠ける」だけに留まらず「そんな兄を崇め奉るモニカってどうなの?」みたいなところにまで波及する、いわゆる「クズ主人子に惚れるヒロインにも問題を感じて魅力が薄れる連鎖的マイナス現象」である。

DM「闇の世界の住人に意志セーヴを求めるか……あ、効いたなこれ(笑)」
ダスティ「どうなるんですそれ?」
アルブレヒト「成功したら相手は[恐れ]状態になるから逃げる」
八夏「敵も味方も逃げるのか……」
ダスティ「モニカやヤカと同じ状態ってことですか」
DM「モニカ達はもう1ランク上の状態だね……あ、ごめん。2人ともダイス振って。逃げる方向ランダムだった」
レーグネン「[恐慌]状態の追加効果が」
DM「[恐れ]状態だったら主観の範囲で安全な方に逃げるんだけど、[恐慌]状態だとそれすらわからないからメチャクチャな方向に逃げることになるんだった」
八夏「で、私がこのまま出口の方に、モニカが分かれ道の逆の方に行ったと」
DM「ただモニカがそっちに行ったかはみんなは知らないです。明かりが消えた先だから」
モニカ「なるほど(逃げた先にダンジョンパーツを追加配置)」
DM「だからパーツ置かせるなって言ったじゃん! フラグかよ!(笑)」

 全員爆笑


 Don't give up justice, I want to get truth! 敵も味方も恐怖で逃げ惑うぜー!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 コーズ・フィアーは相手に一時的な恐怖を植え付ける呪文です。
 アルブレヒトは調子に乗って死霊術や心術などといった分野も満遍なく修めてるので使えてしまうのですね。
 プレイヤー自身とアルブレヒト本人にそこまでの嫌悪の認識が徹底されていなかったことは確かですが、『自分の命を守るためにモンスターを脅して追い払っただけだよ。火や剣で脅しつけるのと同じだ。無論、人を操るような犯罪行為などするものか』というとこです。
 同時に(自身の主観としては不条理な)批判に晒されることも承知しているので、使う場面は選んでいます。『非難されたり揉めたりするのも面倒だからな』

 今回は(認識不足と)なりふり構っていられない生死の瀬戸際だったので、レーグネンの横で発動させてしまいました。
 今の所の倫理と自制の限界点はこのあたりにあるようです。
 もし今回咎められていたら、ひと悶着あるのはやむなしですね。



・モニカ
 モニカさん、きゃーとかいやーとかしか発言できません(笑)
 こういうときは暇というよりは、他のプレイヤーのロールプレイや動きを参考にしたりしています。(必ずしも自分の物にできるとは限らないのですが……)



・レーグネン
 犬どもとか言っちゃったけど、油断せずに行こう!! 侮蔑というより犬としか判ってないし(笑)
 DMのお蔭もあってアルブレヒト様の急場を救えました。心身を操る呪文に対する心構え、この時はあまり出来てなかったので、これから気を付けていきたい所。ビッグ・アイや精神操作、ゴヨウ・ガーディアンにひどい目に会わされた時を思い出して……!


・八夏
 八夏復活! なお無力継続中(汗)
 そうか、前回の連携はこいつがブラックドラゴンだったからできたのかー(棒
 そして再び訪れる闇の恐怖。お兄様、「引きずり出した」というより「まんまと引き離された」って言われても違和感が……。


・ダスティ
 転倒ペナルティの件は、勘違いしてました。スミマセン。逆にボーナスのせるのを忘れる時もあるけど……。防御専念している時、〈軽業〉ランクが5あることによる追加ボーナスを、ほぼ毎回忘れてます。
「ダスティを応援してます」と言ってくれたかた、ありがとう! とてもうれしいです。ただ、そのコメントへのDMの返しを見て、「あっ! そうなんだ」と思ったこともいくつかあったり……。まだ認識が甘い部分がありました。そもそも今回のキャンペーンを始める前に、ダスティの設定が「最下級の報酬序列かつ最低の社会的地位」とまでは思っていなかったんですよね。後に「パーティー内で、どう呼び合っているのか?」と聞かれたときに、「仲間になったら呼び捨て?」と言ったら「ダメに決まってんだろ(笑)」と、言われてしまい……。その時、ダスティの地位の低さや貴族との差について叩き込まれて、この世界ではそういうものだって理解したつもりではいたけれど、やはりちょっと釈然としていなかったんですよね。「同じパーティーの仲間なのにな」って。DMからは「そういうロールプレイをするのも良いけど、その場合このパーティーでは孤立しちゃうよ」みたいなことも言われていて、もちろん孤立しようとか思っていたわけじゃないけど、身分の違いだけじゃなく、考え方の違いとかもあって、何より第3話の最後のシーンではちょっと調子に乗っちゃって、あんな感じになっちゃいました。夢での戦いで誤射した時の「てへぺろ」とか、ちょっとやらかしちゃうところがあるんです、ダスティって。そういえばあの時の被害者もアルブレヒトだった……。
     
  ■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版

  イラスト:ぬばたま
アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル騎士爵 712~
 ヴィーリオン王国ヴォルフェンビュッテル子爵家三男。
 幼い頃から神童と讃えられた結果、調子に乗りに乗りまくって絶対無敵の万能感を疑わなずに自分のやりたいことをやればそれすなわち正義である主義者に育った。
 だが恵まれた家庭環境の中で挫折らしい挫折を経験せずに育った結果、想定外の事態や、下に見ている相手に強く出られることに弱い。
 一方で上に見ている人間の意見と自分の意見が食い違う場合には、「間違ってると思ってても我慢して従う」というよりも「実は自分もそうは思っていたのだが、際どいところで最終選考から外れた意見だったんだよね、それって。わかるわーそれわかっちゃうわー天才としての視野の広さに我ながら困っちゃうわー」といった風に自然と考えるので、忍従のストレスに晒された経験も少ない。
 人生最大にして唯一無二の挫折を味わったのは、10歳の頃、割と目を背けてきてたのがいよいよもって明らかに妹が自分よりも天才なことを認めざるを得なかった時なのだが、翌朝には「だが物理魔導に関する才能に関しては私のほうが上だしな」と、劣等感の炎の中から不死鳥の如く復活した。
 ゆえに今に至るも「お嬢様育ちで世間知らずな妹め、ハハハ」といった目線で精神的優位を保っている。なお、アルブレヒトも別段市井に通じているわけではなく、本で知った知識が殆である。馬謖。
 ヴォルフェンビュッテル家はヴィーリオン貴族としては実に主流な戦勝神を信じる家系なのだが、家族親族の中で唯一叡智神を「天才は人と違っちゃうんだよねー。親不孝で困るわー。天才ですまん」と信仰している。
 三男というポジションは家督相続の目が普通にあるのだが、親の意思に反して叡智神に改宗&魔導学院への入学を認めさせる為、上の兄に「私ほどではないにせよ聡明なる兄上のことですから、この天才が将来の政敵として立ち塞がる恐ろしさは既に十分危惧しておられましょう。いや口に出さずとも結構。出してしまえば困る言葉があることはこの天才、完璧に察しておりますゆえ。そしてご安心下さい。兄上はこの天才を味方につけることが出来るのです」と、別にそこまで恐れてはいなかった兄の口添えを取り付けることに成功した。
 以降、学院を卒業して帰郷後も積極的に政務から逃げ回って魔導に傾倒し「兄上、この天才は決して約定を違えませぬぞ」と自分の義理堅さに感動しつつ生きている。