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リオンクール戦記 #1

 
「中世風異世界」と言いつつ「実質近世」「いやもう部分的に明らかに近代」って作品が大多数を占め、「それはそれ、これはこれ」として楽しんでいるので別のそれは問題無く、比較対象として下げる為に引き合いに出している意図は断じて無いことを予め強く主張しておいた上でこの作品を一言で説明すると。

 
 マジでガチな中世。
 別になにもかも完璧に中世シミュレートしてるとかまでは言わないんだけど、雰囲気は見事に中世している。
 野蛮で不衛生で無教養な世界で「その中では比較的マシ」な貴族がワイルド&エキサイティングしている異世界に、妻子持ち41歳日本人男性が病死の末に異世界転生。

 
「元の体の持ち主」を乗っ取るカタチなのだが、家族すら疎ましく思うレベルのクソガキとして評判が最悪だったので「記憶喪失になってから立派な人間になった」と大評判である(笑)
 いやー、いいねぇこのクソ簡素な内装。世間一般的に「中世のお城」でイメージされる内装は「近世のロココ調」だったりするのですよ。

 
 俺はこのジャンルに触れてる分母が圧倒的に少ないんで、軽率に主語デカ発言する気はないんだけど、それでも「コミカライズされている範囲としては、ここまで中世している作品ってそう多くないんじゃねーの? どーなの?」って思うくらいには珍しい印象。
 中世色強い方の作品にしても「中世末期の近世への過渡期」ってのが殆どな感じで。あ、TRPG部の世界もそうです。

 
 挙げられてるような超メジャーなの以外でも、ボードゲームってライト級のなら「アイディアありきでコンポーネントは雰囲気フレーバー」なのが多いから、記憶さえ残ってたら中世でも数々の名作を勝手に投影出来るよね(笑)
 コンポーネントに精密さが求められるタイプじゃなきゃ、ヘヴィ級のだってだいたいどうとでも……いや流石に記憶力のハードルがデカ過ぎるのでアイディアだけ参考にした別ゲームで妥協することになるか。

 
 狂犬病怖過ぎる。むしろ怪我全部怖いけど! 感染症=死!!!
 てかこれ、「現代人の知識持った状態で、中世レベルの気が狂ってる逆効果治療法を強いられる」とかあったら拷問だな……(笑)
 本人はどんだけ「いやそれ逆効果だから!! 水で洗って清潔にしとくだけのほうがいいからぁぁぁ!!」と言っても、子供が治療を嫌がって他戯奴たことをほざいているだけとしか思われないもんな。

 
 綺麗事だけじゃ生き残れない……!!!
 現代倫理観無双? なにそれおいしいの?
 世の中の異世界作品が全部こんなノリになれても俺だって困るので御免被りたいが、多様性!! こういった作品もそれはそれで欲しい!! そんなスカイリム好きな人向けの漫画だ!!
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 大昔にバカみたいなCMしてた記憶だけあるゲーム(酷
 旧作はプレイしたことないんじゃよー!!!

 
 国を選んだ際の基準は唯一つ、「家臣に眼鏡っ娘がいるかどうか」である。君に決めた!!!

 
 たまたま手に入れたレアアイテムの力でいきなりエンシェントドラゴンにクラスチェンジできてしまってご満悦( ・`ω・´)

 
 そしてたまたま捕獲できた敵のバハムートもメッチャ強いんで、ドヤ顔で蹂躙するワダツミの姿がそこにあった。


 プレゼント本読んだよコーナー

 
 アデュー・ウォルサムが読んだら「こんなの違う!」と言いそうなリアル騎士象(笑)

 
 D&D(の正規ルール)では「ロングソードを両手持ちして戦います」が可能なんだが、「いや持てないじゃん?」と思ってしょうがないやつ(笑)
 グリップ部分の都合により武器によって出来るもんと出来ないのあるよな。

 
 敗北フラグしかない攻城戦をしてしまった。
 いやまぁでも「城を前に宴だ馬上槍試合だ気が抜けてんなぁ」と思うかもしれないが、基本的に中世の軍隊って烏合の衆なんで、攻囲戦なんて超退屈な状態が続くと士気崩壊起こす都合上、楽しいこと用意してあげないと駄目っていうねー。

 
 バシネットといえばトルメキア兵である( ・`ω・´)
「邪悪な印象」もまさしくそのとおりな悪者感を演出していたよなー。

 
 一行目から「あ、はい」過ぎて笑った(笑)
 しかしこれでも大分好意的に書いてるね。「同じくらいどころか遥かに殺してる」とは書いてないんだから。

 
 タイタンの戦い!!!(別作品

 
 ロードスの新刊で「島が平和になって冒険者は飯の食い上げ状態」なのを思い出した(笑)

 
 魔法大戦の始まりだ!!
 おお、宮廷魔術師は出来る男!!
 ……と色めき立ってからの即落ちぶりにズッコケた(笑)

 
 善と冒険心に満ちて見返りを求めない!!!
 この世界のエルフ、主人公的性格過ぎる(笑)

 
 セントールの悩みのサスサススールちゃんの元ネタはこちら(笑)

 
 味の説明の時点で「ギブ、ギブアップ!」過ぎるんだが、さらに「大きな固まり」がなんなんだよそれ過ぎる。

 
 目的は勝利ではなく時間稼ぎ!
 シチュが超熱いので「最後の戦士」をプレイしたくなる問題。


 
 ボードゲーム「村の人生」を長いことプレイしてないな(ボードゲーム自体ご無沙汰

 
 いい子のみんな!
 中世風世界で年代物のワインを出すときは「魔法的ななんかでいい具合にどうにかしてる」ことにしておくんだ!!
 なお、画像の「辺境の老騎士」世界はガラス瓶で保管しているから問題無いぞ( ・`ω・´)
 ……って意味では大抵の異世界作品がガラス瓶普及してるから関係無い(オチ

 
 異世界転移してパン屋でアイディア商品売ろうとしたら法に触れて取り締まられる主人公の話は何処ですか?
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター15

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9
 チャプター10 チャプター11 チャプター12 チャプター13

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

 
ダスティ「で、八夏を呼ぶか呼ばないかですが」
モニカ「いや、行くなら呼ぶけど、こっちに行く必要があるのかなっていう」
クラウス「まだ肝心なものは何も見つけていないという」
レーグネン「クリスタル・ルーエも」
アルブレヒト「これも本拠地なのかなあっていう疑問もある。あれ? 本拠地なんだっけ? 違うんだっけ? たまたまこれ見つけて本拠地かどうか……」

  イラスト:★Yuuki
八夏「かくかくしかじか~で、確証をつかんでこいと。確証はまだ無いです」
アルブレヒト「そうか。じゃあしゃあない」
モニカ「とりあえず捕虜をこっちのほう(城壁内)に移動するのがいいんじゃないですか? 野原に寝かせたままなのはかわいそう」
ダスティ「じゃあ捕虜を移動させて、八夏を呼ぶと」
アルブレヒト「こいつら、寝てるふりをしているのがいる可能性も否定できないんだよな」
DM「八夏、キャラシートちょっと見せて」

 無言でダイスを振るDM。

DM「(笑)」
八夏「ん?」
DM「何をしたのかは秘密(笑)」
モニカ「八夏様、地下通路がありましたので、八夏様にも来て頂きたく。捕虜をちょっとこちらのほうに」
八夏「わかりました。では連れて行きましょうか」
ダスティ「じゃあ、みんなそろったところで行きますか」

 通路上に隊列を組んでフィギュアを並べる。

DM「お兄様はいつも颯爽と先陣を切っていたのに」
アルブレヒト「大将はとりあえず最前線に立たない」
DM「お兄様学習する」
ダスティ「では、こちらを見てみます」

 ダスティのフィギュアを通路の曲がり角から顔を出して、先を見る。

モニカ「ちらっ」

 DM、通路を並べる。曲がり角がある。

 
ダスティ「じゃあ、ここまで進みます」
レーグネン「みんなついていきます」
モニカ「1テンポ遅れるぐらいで、ついていくんでしょ」

 現実的なルール処理上の限界というのはどうしてもありまして。
 例えば戦闘シーンは「1ラウンド6秒の中で全員が同時に動いている」イメージでありながら、実際には「6秒が人数分割され、順番に動いている」という非現実的な処理になっているわけですね。
 リアル目線なら「移動力の限界まで動いたキャラ」は「6秒間動き続けている」ことになるんだけど、ゲーム上では「一瞬で移動し終わるのを見届けてから、他のユニットがそれを踏まえた上でさらに6秒間かかる行動する」ことになる。
 ではこれが非戦闘時はどうなるかというと。常に尺取虫のように「1人が移動するのを見届けてから、次のキャラが動く、それが終わったら3番目が……」といった処理しか出来ないと、容易く隊列の間に割り込まれたり分断されたりでプレイヤー達に甚だ不都合だし、「逐一ミニチュアを動かすのもクソ面倒」なのも相まってしまいましてな。
 TRPG部では「額面通りミニチュアが動いたまま処理するモード」と「宣言したルーチンで自動処理されるモード」が用意されている。
 例えば「ダスティが30フィート先行し、後続は彼に連動して同じマスだけ同時移動します」なんて宣言が可能。これだと「30フィート離れた状態で行軍し、最後尾も移動完了。じゃあそこからダスティの手番でまた30フィート移動した先に敵が居たので、二番手と都合60フィート離れた状態で戦闘突入」なんてことが起こらなく「常に30フィート間隔で追従していた」扱いされるんですな。

 今回の「ワンテンポ遅れるくらい」だと、「ダスティが先行し、OKサイン出したら後続全員が同時に追従する」くらいのイメージになるので、「4人目が移動中に敵が割り込んで大きく分断される」とかは起こりづらくなるわけですな。

 まるで良いことづくめに思えるかもしれませんが、厳密に1人ずつユニットを動かす場合は、仮に罠に引っかかったとしても「その1人が喰らうだけで済む」ことになるわけだけど、まとめて動かしている場合は「全員まとめて喰らう可能性」が出ます。範囲攻撃系の罠なら一網打尽にされちゃうかも。もちろん罠の種類にも寄るし、パーティー分断系の罠ならむしろ好都合かもしれないけれどね。
 罠じゃなくても「待ち伏せてるブレス攻撃持ちにまとめて焼き払われる」とかは「よく見る光景」だったりする。


 と、ほかのフィギュアを移動させる。
 先に通路が置かれます。途中で直角でなく、Rのついた曲がり角。

レーグネン「自然洞窟に」
ダスティ「さらに進みます」

 曲がり角の直前まで移動。ほかのキャラもそれに続く。

アルブレヒト「こっちの通路は足跡はどんな感じですか、ダスティ」
ダスティ「はい。調べます」
DM「足跡があるのはわかるよ」

 全員の隊列が整ったところで

ダスティ「じゃあこっから先を見ます」
ダスティ「変な音とかは聞こえてきませんかね?」
DM「君たちが一番うるさいよ」
ダスティ「じゃあ、進みます」

 重装歩兵が3人、ガッチャガッチャのっしのっしと。

 
DM「ここで見えるよ」
クラウス「でかっ!」
モニカ「広っ!」
八夏「いっぱいいるなあ」
モニカ「これを全員、殺してはならぬという」
DM「よし、イニシアチヴだな」
モニカ「モニカは22です」
八夏「13」
アルブレヒト「輝けるアルブレヒト24」
ダスティ「13です」
レーグネン「10」
クラウス「16」
モニカ「まだ見えるのはダスティぐらい?」
DM「ダスティのイニシアチヴまではわからない。システム処理的には一番最後のやつにあわせて全員行動遅らせて、全員同時に移動してるって行動している処理だな」

 いきなり「まかせろー!(ジャラジャラ)」とばかりに自発的に全員イニシアチヴ・ロールしてますが、まだ敵を視界に捉えているのは先行偵察しているダスティだけです(笑)
 前述の護送船団方式行軍は公式ルールに存在しないので、ハウスルールで「イニシアチヴ値が一番遅い人間に足並みを揃えながら行動している」扱いになっている。

モニカ「レーグネンに合わせて」
DM「で、ダスティいくつ?」
ダスティ「13です」
DM「じゃあダスティの次くらいまでみんな遅らせるよろし」
クラウス「じゃあ、ダスティの後ろまで遅らせて」
DM「不思議な処理だね。ルール上こういう面倒くさい処理は無いしな(笑)」
ダスティ「敵だ! 敵の待ち伏せが! この通路の先が広間になっていて、バリケードが積んであり、その後ろに弓を持った悪漢どもが待ち受けています」
八夏「なんですと」
ダスティ「『9人見えます』で」
クラウス「攻撃?」
ダスティ「ここで前に出たら集中攻撃を食らいますし、ダスティだと当たっちゃう。前衛の居場所もなくしてしまうので、さっき言ったことをみんなに伝えながらいったん後ろに下がります」
モニカ「じゃあお兄様」
アルブレヒト「うーん」

 しばし悩んでから

アルブレヒト「レーグネンにそのまま突っ込ませて、また無双して貰うか。でもなあ絶対途中で落とし穴に落ちると思うんだよなあ。もうフライも無いし」
レーグネン「じゃあ、ダスティにインヴィジかけて〈捜索〉し続けて貰う?」
アルブレヒト「(笑)」
八夏「明かりが動くわけですよね」

 インヴィジビリティ状態で光源を持っていたら、謎の明かりが空を漂うことになります(笑)

レーグネン「明かりはもうこっちが、後ろから照らして」
アルブレヒト「とりあえず」

 アルブレヒト、行動を遅らせる

モニカ「レーグネンにバフかけます。けど距離が。あれですよね。接触しないとダメですよね」

 モニカ、レーグネンの近くまで近づく

DM「ものによりますが」
モニカ「ヴィジョン・オヴ・グローリーは……接触だ。接触だと1マス足りないんで、八夏の隣にいる感じです」
クラウス「クラウスは前が混んでいるので、『敵だと!』といって、アルブレヒト様の前に」
八夏「『またですか。こんなところにいるとは』と、薙刀を置いて弓を構えて。この正面、1、2、3、ここなら3体……」

 八夏、フィギュアを進めるが

DM「とりあえず八夏、〈視認〉判定して。相手薄暗くて、〈隠れ身〉してる」
八夏「そっか、見えてない!」
DM「どこ? どこ?」
八夏「見えない。『ダスティ、どこにいるのだ?』てことは射てないからエンド」
クラウス「で、アルブレヒト様になりますけど」
アルブレヒト「いいや、私はパスで」
クラウス「レーグネン」
レーグネン「5フィートステップして終わりです」
DM「とりあえず、じゃあ八夏に射とう。ダイス目が2、1、くそダメだ、ダイスの平均値8ぐらいだった。終わり」
アルブレヒト「撃った相手は見える?」
DM「いや見えないよ、薄暗いし」
アルブレヒト「そうじゃなくて撃ってきた方向とかだよ」

 キャラクターと敵との距離を数えるDM。

DM「いや見えない。ごめん。そもそも薄暗くもなかった。完全に照明外。でも君たちは照明だから、こっちからは見え放題」
八夏「なるほど。じゃあやっぱりレーグネンが前に出てくれないと見れないのか?」
レーグネン「じゃあダスティ」
ダスティ「とりあえず、遅らせます」
モニカ「はいモニカ、レーグネンにヴィジョン・オヴ・グローリーをピロピロピロと」
レーグネン「私が前に出ます。皆様……ついてこいとも言い辛いな……1、2、3、4、5、6」

 
DM「お待ちかね、反応セーヴどうぞ(笑)」
レーグネン「おっとっとー」
DM「ファンブル(笑) セーヴにボーナス貰えるヴィジョン・オヴ・グローリーの甲斐なく落ちたー」
八夏「今こそアレを」
レーグネン「AP!」
DM「ファンブルの振り直しはさすがに認めないからな」
アルブレヒト「ダメなんだ」
DM「たまに出るファンブルがAPで全部回避されちゃうのはデザインの本意ではないのだな」
レーグネン「しまった。これは自力では這い上がれないぞ」
DM「というわけで、ダメージはたいしたことない1点。ただ中に、鈎付きの霞網みたいなものが」
レーグネン「うっ、絡みつくぞ、なんだこれは」
DM「最強の魔剣使いが無力化されたぞ」
クラウス「じゃあ、前に出るしかないもんな。ここで〈視認〉振る感じですかね」
DM「まあ10回くらい振って」
クラウス「10回?」
ダスティ「全員見れるかどうかっていう?」
DM「そうそうそう」
クラウス「9、7、11……」
DM「1桁は全部失敗」
クラウス「じゃあ18、11、20、18、14……」
DM「それは全部成功した」
クラウス「じゃあ8人見えてます」
モニカ「すごい。だいたい見えた」
クラウス「ざっと見た感じ8人いる。それ以上いるかもしれない。じゃあ見えた1人を攻撃します。峰打ちで、殺しちゃいけないんで」
DM「-6に射程があって-10」
クラウス「16」
DM「当たり。で、どれ撃ったの」
クラウス「じゃ、目の前の一番端の……7なので、3。切り捨てで」
DM「はい、喰らいました。次」
八夏「レーグネン殿、その穴はさっきみたいに広いんですか」
DM「モガモガ。割とそれどころじゃない。[絡みつかれた]状態の厄介版です」
アルブレヒト「しゃべることは可能?」
DM「問題無くしゃべれるよ。首を回して周りを見る余裕が無いだけで」
ダスティ「レーグネンは自力で〈登攀〉は難しいってことですよね」
レーグネン「〈登攀〉以前に、この[絡みつき]を脱出出来るかまだわからない」
アルブレヒト「それを筋力判定とかでどうにか出来れば、〈登攀〉するチャンスは出来るが、どうせ〈登攀〉なんて出来るはずがないので」
ダスティ「ロープを垂らしてあげるとか」
クラウス「この戦闘のさなか?」
レーグネン「いや、遠隔で攻撃出来る人は、どんどん攻撃したほうが」
八夏「でも見えない……。じゃあしょうがないエンド」
アルブレヒト「こういうダンジョンだから、穴自体は小さいと思うんですよ。その分工夫して動けないようにしているんだと」
クラウス「八夏様は射てないんですか」
八夏「見えないのー」
DM「(笑)」

 アニメ「ひもてはうす」の主題歌「モテたいのー」が脳内再生され始めるDM。

八夏「〈視認〉1しかないの。明かりがせめて前にないと、どうにもこうにも」
アルブレヒト「それなら、私がちょっと呪文でなんとかしよう」
レーグネン「お兄様!」

 
アルブレヒト「ではダンシング・ライツで、明かりを4つ飛ばそう」
レーグネン「ほーれ、明るくなっただろう」

 写真中央のウィスプみたいな黄色い球体がソレ(笑)

ダスティ「じゃあ次、俺ですね。じゃあここまで出てきて、俺もこいつに射ちます。12」
DM「はずれ。次は敵でいいの~?」
クラウス「はい」
DM「じゃあ、アルブレヒトを集中攻撃だ!」
八夏「えっ?」
DM「敵陣の一部からは完全に見えてるよ。14点クリティカルヒット。あと4点。あと遮蔽がある奴らが……はあ! はずれ。残りはまあダスティかなあ。当たりの7点。AC今いくつ? さっきの命中はダイス目がめちゃ高かったから聞くまでもなく当たったことにしてたけど(笑)」
ダスティ「17です」
DM「なら当たる。7点。さらに6点。次遮蔽あり組、でもダイス目が18なので、7点。あとは当たらん、当たらん、終わり」

 ダスティの残りヒットポイント6点。

ダスティ「ギャーっ!」
レーグネン「あぶねー」
クラウス「ダスティやばいやばい」
DM「惜しいな! くそっアルブレヒトなんか狙うんじゃなかった!」

 内心は「あぶねー、アルブレヒト射っといてよかった……」だったのは秘密だぞ!!


 Don't give up justice, I want to get truth! さすがお兄様、プロのデコイぶり!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 私、次のイラストは颯爽と活躍するシーンでって言ったよね!
 どうも『いかにも!』とか、フォルクハルトの印象とかが強すぎて、『たしか山賊を捕らえてくればいいんだろう』という的な雑な記憶しかなかったのであった。
 ……ぐぬぬ、ポンコツ扱いやむなし。
 それはそれとして、Yuuki様、貴重なイラスト枠をアルブレヒトにありがとうございます。
 フラグとかへし折れるようプレイもがんばります。

 建物の外観とはうらはらに地下通路は案外広く、敵の待ち伏せをうける。
 正面からの制圧は望むところなのでそれはいいのだけれども『あるのがわかりきっている落とし穴にみすみす落ちる』は健在である。
 ここで落ちるのは『落とし穴とは卑怯な!?』という貴族ムーヴで良しとしても(良くはない)、プレイヤーとしてはそろそろなんとかしたい。
 初手を防御バフもせずにパスしておいて、アルブレヒトが集中攻撃されるのも毎度。
 ただ、こうして書き起こしを経て反省点を客観的に強烈に認識できる機会がくるのは、プレイを何回か挟んでの数ヶ月後になるので『何回失敗しても成長してない』のはどうか許してほしい……。


・モニカ



・レーグネン
 お兄様がなんかかわいい感じに(笑) 純真さが滲み出てる!
 洞窟をズンドコ進んで接触。完全に準備万端で待ち構えてらっしゃる。
 ウェルカム落とし穴と矢。かなりまずいのでは……!前に出て引き付けられればよかったのですが、身動きできないこの状況。ふ、フライさえあれば!


・八夏
 隠し扉の先で思っていた以上に早く第2戦開幕。
 階段に気が付かれなかったら、こいつらどうしていたのだろう?(オイ

 スーパーレーグネンタイムも時間切れでついに無力化。
 ここでチャプター11を思い出していただこう。「ファンブルは振り直せない」というフラグが早くも回収されました(泣

 そして始まる射撃戦。ダスティ、君が頼りだ。もう大ダメージ受けてるけど!

 お兄様もアシストありがとう!
 途中で何だか自分を見失いかけていたけど、私は気にしない!
(イラストありがとうございます)

 しかし、DMは何を振ったのだろうか……狸寝入りの真意看破?


・ダスティ
 思っていた以上に地下通路が長いなぁと思っていたら、思っていた以上にいっぱい敵がいた! 砦にいたのが全員だとは思っていなかったけど、人数や地下の広さ、罠などの用意をみると、やはりただの賊ではないのか?
 そして前の戦闘では大活躍だったレーグネンがいきなり無力化された! ファンブルをふってしまったとはいえ、やはり落とし穴は恐ろしい……。これはなんとかしないとと思い、敵が見える位置まで移動して射ってはみたが、不殺等のペナルティがあるのと、あいかわらずダイス目が悪くて、こっちの攻撃は当たらないのに、敵の攻撃は当たる当たる! いきなり攻撃を喰らいまくって大ピンチに……。厳しい!

 今回のYuukiさんのつぶらな瞳のアルブレヒトは、無邪気な子供みたいでかわいいですね! あいわからず攻撃を喰らってて、破滅フラグをたてちゃっている感じですが。
     
6/24      
  帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline #1

 
 事前情報を特に集めず「ワンパンマンみたいに、絵だけ変わったんだろう」くらいに思い込んでいたらかなり違って驚いたやつ(笑)

 
 いやもうねー。太平洋戦争末期の帝都が部隊ってことで、B-29が飛んできたりしちゃうわけですが。この「空襲しに来たアメリカ軍を信長が迎撃、圧倒的な火力で粉砕玉砕大喝采するシーン」があるだけでも120点満点なサティスファクションだったりするわけですよ!!
 サーヴァントを投入した近代戦とか最高に燃えるシチュというか同人誌出そうと思ってたくらいのやつだ!!

 
 司馬遼太郎補正が掛かる前の時代だから新選組の評価が超低い(笑)
 そういった意味ではこの時代に召喚される土方歳三は、現代の聖杯戦争で呼ばれるよりも遥かに弱いんじゃなかろうか。知名度補正的に。
     
  最果てのパラディン #1

 
 BARの店長(異世界系漫画好き)にオススメされたやつ。

 
 呪文はラテン語なのねー。特にメタなネタもなく、オリジナルのファンタジー系かな?
 なんて特に深い意味もなく読んで楽しんでいたわけですが。

 
 突然のグリースに「え、D&Dなの?」となる病人がそこにいた(笑)
 脂を召喚する時点で呪文は完成しているから、呪文抵抗なんて無意味だぜーって高レベルの敵にも普通に猛威を振るう最強の1レベル呪文。それがグリース。

 
 公式リプレイでもラスボスがそれで致命的な一撃を呼び込んで死んでいった実績を誇る( ・`ω・´)
     
  廃墟のメシ #3

 
 タイトル詐欺漫画。正式タイトルは「廃墟のカレー」。

 
 前にも書いたけど、ポストアポカリプスでメシサバイブ漫画と思ってたら「つっかもーぜ! カレーライス!! 世界でいっとー美味しい料理!!」な漫画以外の何物でもないやつ。
 よし、とりあえずお前ら全員収容所送りだ!!!!

 
 10ページ以上に渡ってカレーヘヴンパートが繰り広げられます。
 伝説のカレーを手に入れて物語は終了に向かうかと思ったら全然そんなことなかったです。

 
 カレーを食べたらパワーアップして超人バトルが始まるとか想定外過ぎんだよ!(笑)
 そこまでカレー要素に全振りしてくるなんて芋ようかんでパワーアップばりにビックリだよ!!!!
     
  ■酷いコピペで思い出す漫画、という拍手コメントの

>ククルカン どんな酷いコピペが?自分が最初にこれは酷いと思ったコピペは20年以上前の記憶になるが、押忍!空手部とか井上紀良のヤングジャンプ作品だったなぁ・・・
 
 こんなコピペが(笑)
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 怪異vs物理

 
 D&Dでは「バックラーはストラップで腕に固定するんで、持ち手が自由になる」という極めて高性能な扱いだが「現実のバックラーがそうだと思ったら大間違いだぞ」と前々からTRPG部員には主張していたワダツミです(鬱陶しい
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター14

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9
 チャプター10 チャプター11 チャプター12 チャプター13

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4


レーグネン「これが力だー(笑)」
モニカ「これが権力ってやつだ(笑) じゃあ、我々とび越えられない組はどうしたらいのかしら」
八夏「さっきのダスティの話だと、向こうの穴の外側に、抜けれそうなところがあるらしい」
ダスティ「こちらが安全なようです」
DM「迂回するのね。はい。じゃあがんばって藪漕ぎして」
モニカ「お兄様、行きましょう」
ダスティ「このへんまでは大丈夫だけど、まあ後は地面叩いて〈捜索〉しながら進んでいきましょう」
DM「1歩ずつ、〈捜索〉しながらで良いでしょう。地雷除去」
レーグネン「とりあえず、倒した敵1人ずつ縛っておきます」
モニカ「レーグネン、この建物の中に入れそうな場所はありますか?」

 
レーグネン「脇にドアがあるようですが。裏は完全にひらけているようです」
アルブレヒト「そういえば一応、降ろせるのかな? 敵を担いで行けるのかな?」
レーグネン「これ?(城壁の上で倒れている敵を指さす)」
DM「こいつ自身の重量は……レーグネンの鎧以外の重量は……(計算)……背負い袋を置いておけば、まあいけるんじゃない?」
レーグネン「じゃあ背負い袋は置いて1人ずつ降ろします」

 フィギュアを降ろす。

レーグネン「フライはあとどのくらい?」
DM「さすがにこの作業中に切れるでしょう」
レーグネン「とりあえずあの、砦に残りがいないか、まだ潜んでいる者がいないか確認してくれないか」
ダスティ「了解です。では〈捜索〉します。落とし穴がないか調べながらここに行って……」
モニカ「クラウスも行きます?」
レーグネン「クラウスもダスティの後ろについていってくれ」
クラウス「はい」
レーグネン「クラウス行く前に、ヴィゴーをワンドからかけて2ターンずつジリジリ回復します」
ダスティ「私も一応お願いします。3ダメージ食らっているので」
DM「彼らは仕事を果たしたのだ(負け惜しみ)」

 ダスティ、フィギュアを動かして城壁の横の扉を開けて、中に入る。

ダスティ「じゃあ、〈捜索〉します」
DM「どこを〈捜索〉しますか。どういうルートで〈捜索〉するか言ってくれれば、なんかあったら言います」
ダスティ「まずは扉から入って、目の前の部屋を探します」
クラウス「じゃあ同じく、〈捜索〉低いですが」
DM「低い人がやっても、あんまり意味ないんだよね。ダブルチェックって」
ダスティ「じゃあ、エイドを貰ったほうがいいのかな?」
DM「じゃあ出目10で〈捜索〉のエイドね。で、振る前に〈捜索〉のプランを言ってくれ」

 実はエイドに出目10は行えないのでミスである。すまぬ。

ダスティ「まず、このフロア全体ということで大丈夫ですか?」
DM「はい。そのあとは」
ダスティ「3階を見て、最後に地下を見ます」
クラウス「じゃあ自分は警戒しておきます」
DM「はい。ん? 警戒なの。エイドじゃなくて」
モニカ「エイドエイド」
クラウス「あ、エイド」
DM「エイドしてると武器持ってないからね。警戒するのと、〈捜索〉のエイドは、ちゃんと意味がある違いがあるんですよ。『警戒する』はちゃんと戦闘態勢で周りで護衛する。『手伝う(エイドする)』は武器は仕舞ってる状態。どっちがいい?」
クラウス「警戒かな?」
DM「警戒で」
モニカ「ダスティの出目を信じて!」
DM「いや、全部テイク10でやるからいいよ(笑)」
ダスティ「それで大丈夫なんですね」
DM「じゃあ、ここに隠し階段がある」


 
ダスティ「隠し階段を見つけたぞ。それ以外は無い?」
DM「そうね。あとはボロ木箱の中に粗末な食料や酒とかがある。あとクロスボウ・ボルトが300本ぐらい。ショート・ボウのアローが200本と、レザーアーマーが倒した人数分の8着。ライト・クロスボウとショート・ボウと、あと棍棒はグレート・クラブです。んでショート・スピアとショート・ソードかね。結構な金券ですよ」

 収穫整理とトイレ休憩に。

レーグネン「あ、非致傷ダメージは、1時間ごとにキャラクターレベル1につき1ポイント回復。まあ動き出したらまたこの剣でビシッと」
モニカ「こわい(笑) レーグネンを見た瞬間ジョバーって」
アルブレヒト「まあ1時間や2時間では目が覚めないだろうから」

 HPが-1とか-2に留まっている奴ならば目が覚める計算である(笑)

レーグネン「じゃあ縛る時間はありそうですね」
DM「それは余裕である」
アルブレヒト「とりあえず縛り上げて、どうやって持って帰ったらいいかな。馬にとりあえず乗っけて引っ張っていったらいいけど」
モニカ「そうか、荷車とかも借りてこればよかった」
アルブレヒト「1頭に2人乗っければ、この人数ならなんとかなる」
モニカ「自分たちは歩いて……」

 しばし沈黙

ダスティ「どうします? 地下に行きますか? あいつらが略奪したものとかは見つかってないですからね」
アルブレヒト「とりあえず、隠し階段を調べてみよう」
ダスティ「では、扉を調べます」
アルブレヒト「じゃあ、とりあえずフィギュアを配置しなくては」

 ダスティとクラウス以外のフィギュアは、城壁の外にいる。

DM「それは離れててもいいんじゃない」
レーグネン「みんなでダスティのところに」
DM「(笑)」
アルブレヒト「まあ良し悪しですね。まきこまれないってなると、ダスティが襲われたときに誰も助けられないっていう」
クラウス「今クラウス1人しかいない。『私かモニカ様がついていたほうが良いでしょう』」
モニカ「行きましょうか」
レーグネン「私が行ってまいりましょう。なにより借り受けたこの武器があります」
DM「俺は最強だ! 無敵だ!」
八夏「とりあえず、この倒れた者どもを見張らなければならないな」
モニカ「見張りは要りますかね?」
八夏「他に仲間がいるかもしれない」
モニカ「そっか」
八夏「なら私が残ろう」
アルブレヒト「まあ、とりあえず中を見ないと。彼らの倉庫かもしれない」
ダスティ「では、扉を調べます。25」
DM「うん。何も罠とか鍵はかかってないと思った」
ダスティ「では開けます」
DM「開いたよ。どうする」
ダスティ「とりあえず、中を覗き込みます」
DM「階段があります。ここから背を低くして首を突っ込むかどうかです」
モニカ「ダスティは明かりを持っていますか?」
ダスティ「持ってます。とりあえず、扉が開いて地下への階段があることを伝えます」
レーグネン「石にライトをつけて1回中に投げ込んでみよう」
DM「ちゃんとライトの回数を管理しておいてねー」
アルブレヒト「そうだね」

 スナック感覚で使用されているのだが、別に使い放題というわけでもなく、0レベル呪文の中から予め準備してある回数しか使えないのだ。

ダスティ「では、行きますか? みんなで集まって?」
モニカ「八夏は見張りということなんですか」
八夏「そうですね。狭い場所だと、私の武器は役に立たないと思うので」
モニカ「ひとりで大丈夫?」
レーグネン「まあ、捕虜が魔物に喰い破られても」
八夏「誰か1人いないと」
アルブレヒト「捕虜の扱いもなかなか厄介だな」
モニカ「八夏、お願いしてもよろしいですか?」
八夏「わかりました。モニカ殿たちも気を付けてください」
アルブレヒト「まあ奥が深いようだったら、八夏にもついてきて貰わないと」
モニカ「そうですね。では行きましょう」
ダスティ「じゃあ移動します」

 
レーグネン「レーグネンがその後ろで」
DM「お兄様は『俺の好奇心を何者にも止められないぜ』って言って、突っ込んでいくんじゃないの(笑)」
アルブレヒト「どうだダスティ、この辺を誰か歩き回っている跡はあるかい? 埃のつもり具合とか」
ダスティ「そうですね。では調べてみます。〈捜索〉ですか?」
DM「はい」
ダスティ「29」
モニカ「おー高い」
DM「まあね。出目10で良かったんだけど(笑) 普通に出入りしている跡がある」

 ついつい振りたくなってしまうのが人情というものである。
 DM視点ではこの辺の情報は出目10で確実に判明することを前提にデザインするので、迂闊にダイスを振って5とか出すと失敗しかねんのだが、それでも振りたくなる気持ちはやはりわかってしまう(笑)
 DM的にはそれで失敗されてトラブルが起きてもそれはそれで美味しい場合もあるしな! 個人的な好き嫌いで言うならダイス振ってくれる方が嬉しいね!!

アルブレヒト「ちなみに、見た通りで、(荷物の)中に何があるかはわからない?」
DM「そうね」
アルブレヒト「もしかしたら、隊商から奪った戦利品か?」
クラウス「噂の化粧品の元があるかもしれない」
アルブレヒト「ダスティ、調べてみてくれ」
ダスティ「はい。これも出目10?」
DM「非戦闘時は基本的に出目10可能だよ」

 戦闘中や「岩が転がってきた」とかで「なんか急ぐ必要がある」状況だと無理になるだけで、巡航時はどんな技能でも出目10可能。例外的に〈知識〉技能に関しては「色々詳しい人でも意外と基本的なこと抜けてる場合もあるよねー」的なことは日常茶飯事なので、出目10不可。それでも基準値高ければ基本的なことに関してはだいたい知ってるようになるしね。
 てゆーか一種類の〈知識〉技能が広範の知識を網羅し過ぎなんで、これくらいの穴を用意しないと「誰も彼もやたら物知り過ぎる」ことになっちゃうのよね。情報化社会でもないのに。……っていうハウスルール。元のルールだと知識も出目10可能です。

アルブレヒト「私がディテクト・マジックしてみよう。部屋をグルーっと」
DM「うん。まあ特になんの反応も無い」
ダスティ「じゃあ出目10での〈捜索〉は」
DM「まあ、ろくなものがないね。やっぱり」
クラウス「隠し扉とかも?」
DM「それは調べてない(笑) この荷物とかを調べただけでしょ」
クラウス「じゃあダスティ、他に隠し扉みたいなものは?」
ダスティ「そうですね。さっき足跡を調べたときは、部屋のどっちに向かっているとかわからなかったんですか?」
DM「いっぱいあって、入り乱れて歩いている。君《追跡》の特技持ってないしね」

 足跡の有無は調べられるけど、それ以上の情報を引き出すには《追跡》の特技が必要なのです。キャス姉、来てくれーっ!!!

ダスティ「じゃあ、荷物を退かして壁を探すか……」
アルブレヒト「よし。では私がディテクト・シークレット・ドアーズを(ドヤァ)」
ダスティ「おう!」
アルブレヒト「ここは使ってみようぐるっと一回り」
DM「このパーティー、金が無いくせに物事を金で解決する悪癖がある気がするんだけど、どう思いますか? 皆さん(笑)」
レーグネン「いやロールプレイです、ロールプレイ(笑)」
モニカ「ロールプレイ(笑)」
DM「だって〈捜索〉すればノーコストでわかることを、金を払ってやりましたよ今(笑)」

 この辺は、「お兄様がドヤりたいのでついつい出しゃばってしまうロールプレイ」であることを十分理解している上でのからかいなので、本当に咎めているわけではありません。ロールプレイとしては満点です(笑)

アルブレヒト「感あり。正面の壁に隠し扉がある」
モニカ「お兄様がね。登場シーンが。お兄様が見つけたんですもんね」
レーグネン「さすがアルブレヒト様」
DM「ダスティは思った『俺が探せば秒だったのに』」
ダスティ「いや秒では。だって荷物を退かして探さないとってことになるでしょうから、その手間とか時間を省いたってことは良いんじゃないでしょうか?」
DM「いや、まあね。でも今余計な金は使ったからね(笑)」
ダスティ「それは、わからないからなあ、こっちは」

 厳密には「キャラはわかってるけど、プレイヤーがわかっていないと思いきやプレイヤーもわかってるがキャラがわかってないことにしたい」である。
 スクロール消費して呪文使ってる時点で金かかってるのは明白であるからして。流石にこの辺「な~んも知りませんし興味もありません」だと、街に買い出し担当として送り込むことすら覚束なくなってしまう。

DM「これが貴族ですよ。この金銭感覚の雑さが(笑) 今後もそんな感じでバンバン金を使って欲しい」
モニカ「そして怒られるんだ、ダスティに」
DM「ダスティはむしろ好意的なようですが(笑)」
アルブレヒト「アルブレヒト、ドアを発見するの巻。しゃしゃり出て」

 全員笑い

レーグネン「では隠し扉の前の荷物をどかします」
DM「退かすのは1ターンで終わるよ」
クラウス「じゃあダスティ、開けてくれ」
ダスティ「はい」

 
DM「メチャクチャ簡単なやつなので、存在がわかっていれば楽勝です」
ダスティ「じゃあ、八夏はどうしましょうか?」
モニカ「いや、まだわからないので。奥が」


 Don't give up justice, I want to get truth! 割とここに書くこと毎回悩んでる。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 見張り塔のような建物は制圧できた。
 2時間くらいでは捕虜は目を覚まさないとか言っていたが、実は目覚めてもなんら不思議はなかった。謎の断言である(笑)
 それはさておき、盗賊団の本拠地というには建物が小さいように思えるので、今のところは手がかりの調査の段階。
 ディテクト・マジックは自己発動で、ディテクト・シークレット・ドアーズの巻物は銀貨25枚。
 ささやかなドヤ顔のためなら惜しくはない出費なのであった。
 さーて、何が出るのやら。



・モニカ


・レーグネン
 殺さないのも大変ですね! とか言うと倫理観やばい系のキャラっぽいですが、実際に大変。うまく捕縛出来てるといいのですが。
 湯水のごとき貴族プレイパーティー!  と言いつつ、そこまで余裕がないのがチャームポイント? 宿代だけは勘弁な!


・八夏
 アジトに隠し階段は大人の美学。アレフガルド在住の竜王さんも言っている(言ってません

 そしてお兄様久々のドヤ顔タイム。勢いあまって飛び出して先制攻撃とかなくてよかったよかった(笑

 ともあれ隠し扉は見つかった、レッツ倉庫番!(違


・ダスティ
 レーグネンの活躍で、戦闘終了。でも、さすがにこれで終わりってことはないだろうから、砦の捜索ということで、ダスティの出番となるわけだけど……今度は、良いダイス目を連発したぞ! なんだって見つけられる! と思ったら特に何もなかったり、出目10で良かったり……。
 いや……まあ良い目が出ること自体は全然いいことだし、扉に罠とかがないことがわかったということも収穫ではあるので、良いのだけれど……さっきの落とし穴であれだけダイスをふったのに、全然出なかったのになぁ……落とし穴から脱出する時こそ、高い目がほしかったのになあ……と、世のままならなさを、ちょっと嘆いてました。
     
6/21      
  狐のお嫁ちゃん #5

 
 確実に蒸れているやつ。
 既刊ではもっと直接的なエロ表紙が多かったが、個人的にはこれが一番エロいな!!!

 
 髪切りイベントが来たぞぉぉぉぉぉぉ!! ぐぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
 なお、毎話ごとにあからさまに髪の毛が伸びていくので、これはこれで「たまにはいいんじゃねーの」となれた模様。

 
 眼鏡もちゃんと変わっているところを評価したい。
 そして似合っている。素晴らしい。

 
 アラスカのハンターの暮らしを扱ったドキュメンタリーの字幕で「ARだけ持っていく」ってセリフが出た時「アサルトライフルで狩りするの!?」って勘違した(笑)
 持ってる銃を見て「エアライフルかよ!! そりゃそうだわな!!」となったのは言うまでもない。
 オタクの会話に於いて「AC」だけだと「で、どれなの?」過ぎて略語として紛らわし過ぎるわけですが、銃の話題で「AR」も紛らわしいよ!!(どうでもいい

 
 旦那にも見せたことない部分をサラッと!?
 てか目隠しキャラの大事なファクターが! 俺は特に属性が無いのでいいんだが、これも「絶対見せるな」派とか「ここぞという時にだけ見せて欲しい」派とか色々あるんだろう!?
 なんにせよ「本当の私デビュー」で眼鏡を外したり髪の毛切るクソ展開犠牲者の同志ではあるとは認識している。

 
 どっちも素晴らしい女性です(紳士顔
     
  ■プレゼントありがとうございます!!!

 
 ミニチュアではなく、その台座。
 空中戦用で、高度を示す数字が書かれてるんで、現在高度を水性マーカーで塗る(笑)
 傘は先日レイニーブルー喰らってションボリしてたやつ! ビニール傘じゃなくてちゃんとした奴を盗まれて余計にへこんでたのだ!!!

 
 ハッチポッチステーション!! ハッチポッチステーション!!!
 これの大きな栗の木の下でYMCA、毛虫見るたんびに脳内再生されるんだよな。ワー毛虫だ!! ワー毛虫だ!!
 クラリネットをこわしちゃった+サタデーナイトフィーバーのも「すてーなさーい!」のフレーズが脳こびで生きてきた(笑)

 
 ワダツミ、キングギドラ大好きー!!
 好きなゴジラ怪獣三巨頭がキングギドラ、メカゴジラ、ガイガンだからな!!!
 戦国大名の本は兵站スキーとして読んでみたかったやつ( ・`ω・´)


 プレゼント本読んだコーナー

 
 こんな時ウルトラマンが欲しくならざるを得ないにもほどがある画集。

 
 地球が地球が大ピンチ~!!
 ……ではなく、あくまで日本の特定区域だけの災害らしい。舞台設定としてはワールドトリガーが近いか?

 
 まぁ生身で戦うんで、実戦部隊も民間人も物凄い勢いで死んでくんだけど!! 志村後ろーっ!!!!
 サイズが千差万別なので、等身大はまだマシな方に思うくらいには感覚が麻痺してくる。

 
KP「はいじゃあ皆SANチェックしてねー」
 クトゥルフ的な異形も大量に出没しており、人類が生きていけてるのが不思議過ぎる。
 でもなんか特典があるんで移住者が多いらしいですよ。
 この本読むちょっと前に考えてたTRPGのシナリオが「危険地帯に好待遇で入植させる話」が絡んでくるんで「わーわかる」とかなったのは秘密だ。

 
 巨大怪獣にアンチマテリアルライフル携えて対峙する巫女さん……最高にイカすシチュエーション。
 他にも改造された超人兵士部隊みたいなのも登場したりする。
 人類も負けっぱなしじゃなくて、ギリギリのところで踏み止まって対応している感が燃えるんだよなぁ。

 
 表紙からしてその美麗さが留まるところを知らない本である。

 
 背景の描き込みが尋常じゃない作品。
 俺も金持ちになったらこんな部屋を持ちたい……!!
 そして「Kindleで買ってる1万冊以上の本、紙だったらマジで小さな本屋くらいの書庫が無いと入れきれてないんだよな……」となった(笑)

 
 主人公のイケメンムーヴが強過ぎる。
 ホームパーティーくらいどこでもやってるから簡単に渡りをつけられるってのも普通に凄いな(笑)
 アメリカだと日本よりは「パーティーくらい日常茶飯事だぜ」なのかもしれんが。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター13

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9
 チャプター10 チャプター11

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

 
レーグネン「じゃあ、ここまで行きます」

  イラスト:★Yuuki
 神聖重装空中強襲兵レーグネン、砦に取り付く。

敵兵「帰れ、帰れ! 悪魔!」
レーグネン「じゃあ、攻撃します。21です」
DM「当たった、死んだ……いや昏倒した」

 全員笑い

DM「いやだって、最低ダメージの時点で10点ぐらいあるでしょ!?(笑)」
レーグネン「そうですね。『すごい威力だ』」
モニカ「これで死なないのがすごい」
DM「さすが+3相当の魔剣。あんな剣、渡すんじゃなかった」

 全員笑い
 ベースがロングソード+1で、“マーシフル”と“ベイン”がそれぞれ+1相当のエンチャントなので、格としては「+3相当の魔法剣」となります。が、あくまで「相当」なので、例えば「+2以上の魔法の武器じゃないとダメージ減少される」能力持ち相手には+1扱いとなり、苦戦を強いられることになります。

アルブレヒト(無言でフィギュアを立ち上がらせて終わり)
モニカ「エイド成功です」
クラウス「次、敵」
敵兵「来るなー、来るなー」
DM「だが当たらん。当たらん……当たった! クリティカル・ロール! 当たるわけない。7点」

 例によってレーグネンが重装甲過ぎて「命中の出目=クリティカル・ロール」状態です(笑)
 クリティカルヒットを成立するには、命中判定とクリティカル・ロールの二度連続で命中の出目を出す必要があるので、「1/20という高確率でクリティカルが出てバカスカ事故死する」という事態は起こらないようになっています。
 なお、武器によってはこのクリティカル可能域が「19~20」や「18~20」だったりもする。レイピアやシミターなどのテクニック系の武器がクリティカル可能域が高く、バトルアックスなどのパワー系の斬撃武器はクリティカル可能域は20だがダメージ倍率が3倍や4倍と高いのが多く、鈍器はクリティカル可能域も倍率も低いが、殴打武器に対するダメージ減少を持つ敵が少ない傾向があるって感じにバランスが取られている。例外は色々あるけれどね。

DM「ダイス目15を振って当たらないこの切なさ。はい、終わりましたよ。殺りゃあいいだろっ!(笑)」

 全員笑い

八夏「じゃあ、抜いた短弓をせっかくだから非致傷で。この端のやつを撃ちまーす」
DM「ごめんダスティ、敵が八夏から何マス離れてるか数えて~(八夏のミニチュアの位置がDMの座ってる場所から遠い)」
ダスティ「16マス、あと高さを考えると?」
DM「じゃあペナルティ-10だね」
八夏「14」
DM「当たり」
八夏「ダメージも半分」
DM「このダメージならようやくヒットポイント計算する気になってきたぞ(笑)」
八夏「2点」


ダスティ「またダメでした。1足りない。さっきから本当に5以上の目が出ない……」
クラウス「これ、跳んで(城壁に)登るのはダメですよね」
DM「いきなり敵兵が居る場所まで跳ぶとなると高さ17フィート(5.1メートル)ぐらいあるから68だね。〈跳躍〉の目標値(笑)」
クラウス「ダメっすね」
DM「そりゃあ冒険用の装備ガッツリ持ったまま、オリンピックの高跳び選手よりも跳びたいって言っているんだから」

 走り高跳びの世界記録は2.45メートルである(笑)

クラウス「じゃあ攻撃しますか。こいつ狙った場合は遮蔽は?」
DM「そこまで壁に近づくと無理だね」
モニカ「やっぱりジャンプした方がいいかも」
クラウス「じゃあ、こっちにジャンプ?」
八夏「いや、それはあまりに」

 その後もフィギュアをあちこち動かして模索するが、行動を決定できない。

DM「じゃあ砂時計も無くなったことなので、終了ということで、次の方どうぞ」
レーグネン「はい。飛んで、斬り殺します」
八夏「殺しちゃダメ(笑)」
レーグネン「16」
DM「喰らった。で、ダメージ。ほら全部1を振れば生きてるかもしれない」
モニカ(すっと敵のフィギュアを倒す)
レーグネン「ダメです(笑)」
DM「わー、もう倒れている!?」
八夏「次、モニカ」
モニカ「エイド。はい成功」
クラウス「敵」
敵兵「どうすんだこれ。化け物だあいつ。魔法の光を放つ剣でバッタバッタと」
DM「えい、達成値19でもはずれ。はずれ。終わり」
八夏「じゃあ私。さっきと同じやつを短弓、峰打ち。12」
DM「はずれ」

 弓で峰打ちとは。

クラウス「次」
ダスティ「俺ですね。あ、出た。低いけどやった出た。脱出成功です」
モニカ「良かった」
DM「脱出成功ではない。フック付きのロープが引っかかっただけだよ」
アルブレヒト「次、ロープで登攀するんだけど、目標値は5とかなので」
ダスティ「そうか、次か」
DM「すげーな、こんなに手間取るなんて(笑)」
ダスティ「ね!」
アルブレヒト「落ちたのがまだ、ダスティで良かったと思ったら、そんなことはなかった」
DM「普通にプレートアーマー着てる人が落ちたかのような手間取りぶり」
クラウス「ジャンプして、壁に取り付くことはできます?」
モニカ「ボルダリング?(笑)」

 フローラントフレンドパーク

DM「えーと〈登攀〉難易度+20でお願いします。落下中にしがみ付いて、踏み留まるというのがあるから」
ダスティ「普通に壁に近付いて〈登攀〉した方がよいのでは?」
八夏「近付くと落とし穴に落ちる可能性が」
DM「目標値35」
クラウス「無理無理(笑) じゃあマインドブレイドで攻撃します。峰打ちで。えーと」
DM「-8」
クラウス「8」
DM「はずれ。次」
レーグネン「はい」
DM「悪魔のターンだ(笑)」

 
レーグネン「じゃあ、こいつを。当たりです。ダメージ10以上です」
DM「クソがあ。はい、次の方(笑)」
クラウス「お兄様」
アルブレヒト「やれ、レーグネン!(ドヤァ)」
DM「お兄様からはレーグネンの方見えてないから。見えてるって言ったら撃つよ(笑)」
アルブレヒト「どうだモニカ、レーグネンはがんばっているか(笑)」
モニカ「とても勇敢に戦っています」
八夏「一方的な虐殺にも見えるがな」

 全員笑い

レーグネン「殺してない、殺してない(笑)」
モニカ「じゃあモニカ。ライト・クロスボウを装備して撃ちます

 持 っ て た ん か い !!
 なお、後にクラウスすらスリング(当然マインド・ブレード投擲より射程が長い)を持っていたことも判明する。

DM「じゃあ装填して終わり」
モニカ「ああそっか」

 クロスボウ系は通常の弓系と暗べて装填に時間がかかります。
 ボウがフリーアクションで装填可能なので、複数回攻撃すら可能なのに対して、ライト・クロスボウは装填に1移動アクションを要するので、どんだけ複数回攻撃可能なキャラでも1回しか射てない。これはヘヴィ・クロスボウだと1全ラウンド・アクションが必要になり、2ラウンドに1回しか撃てなくなったりする。
 今回のモニカは「1移動アクションでライト・クロスボウを取り出して装備し、残った1標準アクションは移動アクションの上位互換なので、それで装填した」ってことですな。

クラウス「敵」
DM「じゃあ棍棒マンがなぐりにいこう(レーグネンに)。棍棒マンはダイス目が7だから当たらなかった。隣のクロスボウマンはショート・ソードを抜いて斬りかかるぞ……が、重戦士の装甲は抜けない。これは逃げます。残りの移動アクションで彼は逃げます。機会攻撃どうぞ」
レーグネン「えー命中20超えます。ダメージも10超えます」
DM「はい、バタリ」

 DM残りの敵の攻撃ダイス振る。

DM「残りの敵は……はずれはずれ……お、根性見せろよ。クリティカルしろよ。4点。あと1人。はずれ」
八夏「じゃあ撃ちます。ダメです」
クラウス「ダスティ」
DM「さあ頑張ってダスティ、〈登攀〉だー!」
ダスティ「はい成功です」
モニカ「よかった」
DM「いや、登りきれ……〈登攀〉って移動力4分の1だから……」
アルブレヒト「60の4分の1だから」
DM「もう一押しです。今8合目あたりです」
モニカ「がんばれ」
ダスティ「じゃあ終わり。時間かかるなあ」
クラウス「攻撃します。今-8ですか?」
DM「いや、8どころじゃない。-10だね。峰打ちと遮蔽と射程不足で」
クラウス「じゃあ-10で。当たらない」
モニカ「レーグネン」

 レーグネン、フィギュアを動かす。

敵兵「わー、来るなー」
レーグネン「ダメージ受けてないやつに峰打ちします。当たりです。で、10以上ダメージです」
DM「くそ、調子こくんじゃねえぞ(笑)」

 DMの負け犬の遠吠えが虚しく響き渡る。

レーグネン「この剣の力と心得ております」
DM「断罪剣の力だからな。お前の力じゃないぞ(笑)」
レーグネン「はっ! 肝に銘じております」
モニカ「お兄様」
アルブレヒト「よきにはからえ」
クラウス「じゃあモニカ」
DM「装填してるから、もう撃てる。-10くらいで」
モニカ「もう撃たなくていい気もするけど……撃つか。-10?」
DM「そのくらいあるなあ。あっ! 既にレーグネンが白兵戦に突入してるんで、モニカは《精密射撃》持ってないから-14だ」
モニカ「おーおーおー。9だからはずれ」
DM「そうそう当たるか! -14も乗ってたら」
クラウス「次、敵かな」
DM「敵かー。飛び降りて逃亡をはかるぞ」
モニカ「まあ、そうだろうなあ」
DM「落下ダメージは受けたけど生きてるぞ。反応セーヴで17振ってるからな」
レーグネン「良かった」
敵兵「逃げろ!」

 残りの敵フィギュア3体をマップの外へ

八夏「まあ弓をしまって、槍を拾っときます。『終わったか、もう』」
ダスティ「では脱出して終わりです」
DM「ちょうどいいタイミングで出てきたね(笑)」
クラウス「敵見えます?」
DM「見えません」
クラウス「じゃあ『レーグネン、敵はもういないかあ?』って声をかけるぐらいかな」
レーグネン「3人逃げて行った」
DM「さあ、追いかけて皆殺しだ(笑)」
レーグネン「彼との約束だ。捕縛しなければならない。とりあえずどれを狙うか……」
DM「はい、やられたやられた(笑)」

 と言って、逃げた敵のフィギュアを倒すDM。

モニカ「早いー(笑)」
DM「バサーっ! ギャーって。1ターンに1人ずつ倒していったよ。悪魔だ(笑)」

 全員笑い
 レーグネンはフライで飛んでるんで、敵の移動速度を圧倒していて逃げられる余地が無いのだ。


 Don't give up justice, I want to get truth! 降伏勧告? 知らない作法ですね。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 さすが、圧倒的だ、ゼーレン・シャルフリヒター。聖罰騎士恐ろしや。
 レーグネンがしっかりと役目を果たしてくれたので、漏れも誤殺もなく迅速にこの場を制圧できた。
 上々の出だしといったところか(穴の周辺を見ないように、空を見上げながら)

 『一番乗り!』イラストが今回も良いですよね。
 『アルブレヒト大活躍!』なシーンをまたいずれ張り切って演出したいところ。


・モニカ



・レーグネン
 ジャーンジャーン! 你們好!
 見たか! この剣(レンタル)の力!
 フライの効果も合間って、乗り込みさえ出来れば殺さずに制圧する事が出来ました。
 いや、ほんと凄い力。力に呑まれそう……!
 しかし聖職者相手とは言え、こんな剣を貸してくれる聖罰騎士の凄さも感じずにはおれないですね。


・八夏
 スーパーレーグネンタイム、後半戦!
 今宵の断罪剣は血に飢えている!(実際には非致傷だけど

 フローラントフレンドパーク、パジェロの代わりに何が貰えるのだろうか。

 そしてこのイラストの再現度。いつもありがとうございます。
 元ネタ的には八夏の方が似合いそうだけど(笑

 しかし、味方がやってるから気楽なものだけど、相手から見たら怖いだろうな、この状況……。
 一撃で昏倒させてくるキラーを相手にするデットバイデイライト的な何か?(オイ


・ダスティ
 スリープに続いてフライと、今回はアルブレヒトの魔法が活躍してますね。でもそれ以上に大活躍なのがレーグネン! フライで空に舞ったと思ったら、まさしくYuukiさんのイラストのように颯爽と砦に取り付いて、そこからはもう甘寧無双……ならぬレーグネン無双! ゼーレン・シャルフリヒターの力もあったとはいえ、「もうレーグネン1人でいいんじゃないかな」状態に。すごく強いです!
 一方ダスティは、あいかわらず穴の中で、やっと脱出できたと思ったら、もうほとんど終わってた……。悲しい。
     
  ■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版

●召喚魔導
 
 召喚呪文は、一般的には「別の場所に居る存在を転移させてファンネル」といったイメージであろうが、フローラントでは(D&Dのルール上でもだが)明確に区別されておりまして。


●招来
 任意の対象を模倣した疑似生命体を魔力で構築して使役する。
 フローラントはD&Dよりも「空間転移のハードルが高い」世界なので、いわゆる「サモン~」系の呪文は基本的にこれ。魔力消費が激しいので、短時間しか存在を保てない。

 この呪文の超高位版が「サーヴァントの召喚」となる気がしないでもない。
 招来対象は術者がよく知り、相性の良い存在に限る。対応する〈知識〉技能を持つ必要があり、且つ属性が2段階以上違う対象は将来出来ない。

 なお「招来する」ことと「意思疎通できるかどうか」は別問題であり、招来行為自体は意思疎通をなんら保証しない。原則、招来した存在は術者がその時点で戦闘中の相手に対して自動的に「当人の主観による全力」で攻撃を仕掛ける。ここまではいいのだが、対象に言葉を解する知性があろうと、言葉が通じなかったらジェスチャーだけでどうにかするよりないし、知能が低い相手に「野生動物との共感」が無かったり、〈動物使い〉技能が低い場合も、「オート攻撃以外の命令コマンドを持たないユニット」になる。

 
 恐ろしく短命な疑似生命体ながら、模倣対象に近い自我を持った存在でもあるので(この辺もサーヴァントと同じ)、死ぬ時は本当に死ぬほど怖いし痛い思いをすることになる。
 これを「所詮は使い魔」と罠に突っ込ませたり自殺行為な囮に使ったりと「無機物同然に使い潰す」行為が「他人からどう映るか」は、よくご存知な人も多いことだろう。

 
 D&Dの映画でも罠が明白な地帯に平気な顔して「昔からの友達」を突っ込ませる魔術師(真なる中立)の感覚と一般人(混沌にして善のローグ)の感覚のギャップがブラックジョーク的に皮肉られていたりする(笑)
 なお「善人なダークエルフ」ことドリッズドも同じ手段で黒豹を「昔からの友達」としているんだけど、彼はメッッッチャ大事に可愛がっているので、試しに地雷原に突っ込ませて爆死させるような扱いは決してしない。

 フローラントの魔術師はTYPE-MOON世界の魔術師のように「一般倫理から距離を置いて研究に没頭する気違い集団」じゃなくて、科学者のように一般社会に馴染んでいるので、「魔術師として善良だからって人間として善良かどうかは別」みたいな厄介なメンタリティーがデフォではないのでご安心を。まぁ科学者にヤバい人がいるように、ヤバい魔術師もいるわけだが。


●招請
 
 本体を実際に転移させてくる。いわゆる「異世界召喚」もこれ。完全に本体なので、死んだら死ぬ。
 招請した時点で完了している行為なので、効果時間は無い。片道切符の呼びっぱなしである。まぁわざわざこれで呼ばれた存在は往々にして強力なので、(招請時の契約さえ果たせば)勝手に自分で帰れる能力を持ってることが珍しくもなんとも無いが。

 極めて高度な術式なので、高レベルかつ高コスト。おいそれと出来るもんではないが、金に糸目を付けなければ出来るとも言える。


●眷属召喚
 
 悪魔が他の悪魔や魔界の生物を呼んだり、リッチが死霊を呼んだりするような、人の身では持ち得ない特殊な能力によって眷属や下位の存在を召喚する場合は、模倣品ではなく本体が召喚(や具現化)されていることが多い。

 招来は彼らの能力の模倣に過ぎない。


●精霊招来
 
 物質界に在る限り、精霊は密度の差こそあれ遍く存在している。自然現象が無い場所が極めて特殊なように(無いとは言っていない)。
 そんなどこにでも在る存在を使役するのが精霊招来で、自然現象を一つの生命体のように振る舞わせる術式である。術者の力量が高ければより高密度な具現化を行えることになる。
 そんなわけで砂漠で水や氷の精霊は招来出来ないし、水中で火の精霊もムーリー。
 地形効果の影響を如実に受けるため、例えば火山で火の精霊を招来すれば強化版が出てきたりすることもある。
 大規模な精霊魔導を行使してそれが「使い潰される」ようなことになると、精霊が死に絶えた結果局地的に砂漠化したりもする。
 その超々大規模な傷跡が虚無地帯である。
     
6/18
  空手バカ異世界 #1

 
 拍手でオススメされて。

 
 これなーこれなーこれなー。
「空手の達人がチート無しで異世界に転生する」という導入部分が作品としての特色、フックになっているんだろうという認識で読み進めるとですね。

 
 最初の戦闘でミノタウロスを正面から殴り殺し、その後もどう見てもチートじみた強さで無双してるんで「刃牙の世界の達人が異世界転生して無双してるのは、チート無しという認識でいいんだろうか……?」という疑問が脳裏に纏わり付いてしまって困った(笑)
 もちろん文章的には「超人バトルの世界のキャラがチート無しで異世界転生した」って意味で「嘘は無い」し、そもそも読み始めた時点で「いやいやファンタジー世界のモンスター相手に技術だけで渡り合うのは不可能でしょ」と思ってたわけですが。その上で「どう面白く見せてくれるのかな?」というワクワクを「いや単に元々チートじみた強さなんでチート要らないだけです」だと「えー」ってなっちゃいもする。

 
 最果てのパラディンにも「ブレスを吐き、一方で毒は無いワイバーン」が出てたもんだから、俺が異世界転移したら「相手はワイバーンだからブレスは使ってこないはずだ!! だが尻尾の毒には気を付けるんだ!!」って思い込んで死ぬだろうなと思った(笑)
 ちなみにこれは「間違ってるぞ」って意味じゃなくて「ゲームとかでもそーいうワイバーン珍しくないけど、スタンダードなイメージで思い込むだろうな」って意味だよ!

 
 チート無しで異世界カラテ無双!!!
 ちなみにその「いや元々チートなだけじゃん」って要素に目を瞑れば、漫画としては面白いです。主人公もヒロインも好きです。
 てか「ファンタジー世界のファンタジーな部分があんま驚異・脅威ではない」……あーつまり「大して強くないファンタジー世界で無双する」ってタイプがあんま好みじゃなくて、この作品はまさしくそれなんだけど「それはそれとして面白い」って思えてるので、もうそれは十分なんじゃと(笑)
 メインキャラへの好感度ってホント大事だわ。

 
 ここだけ見てると「デッキを抜け!! デュエルだ!!!」って感じだな(笑)
 ところでスゲー昔に出たMTGの小説で、デュエルする時のフレーズに「賭けるは1枚、掛けるは1発」みたいなのがあってカッケェと思ったんだけど、正確にはどんな言い回しだったっけ?
     
  理想のヒモ生活 #3

 
 構図つながりで概念礼装を連想し、そういや初見で「お、メッチャ可愛い女の子!! FGOのキャラなのかな!?」となるも、説明読んで「だが、男だ」されたのも懐かしくなった。「そういやEXTRAにいたね、ここまで可愛いらしい感じじゃない印象だけどデザインは同じなショタ……」。

 
 現代人倫理観で「側室なんて浮気しませんよ。男としてそれが当然でしょ?」を貫くことで、却って迷惑を掛けるのは面白い(笑)
 ……いやまぁ現代人倫理観の上でもこんな潔癖なタイプがどんだけいるのかってーところではあるが。
     
  パラレルパラダイス

 
 作者的に面白いことは間違い無いと確信しつつ買ったまま積んでいた(笑)
 いや大事なんだよ! 「後で買う」だと連載終わる危険があるから! 「取り敢えず買っておく」は大事なんだ!!
 というわけで「男が自分しか居ない世界で、女の子たちは『男に触られるだけで感度ブーストの呪文受けたのかよってレベルに欲情する』のでモテモテ」っつー、「あまりにも欲望にストレートで多くの男が妄想しそうな設定」と「いつもの岡本倫なので美少女リョナもあるよ」が融合した作品。
 まぁ「ハーレムエロ+リョナ」自体もぶっちゃけありふれて手垢付きまくりの土台なのだが、作者の漫画力によってスゲー面白いタイプ。
 上画像、そのまま読んだらギャグですが!! この漫画を読み進めていると、これがどんだけ尋常じゃなく「ヤバい事態」だということが伝わる緊迫のシーンですよ!!! まぁギャグでもあるんですが!!!

 
 マジでどんな堅物キャラでも原則即オチ2コマだからね!!! この眼鏡っ娘は超例外的にスゲー耐えてますよ!!!
 そもそも見てるだけで濡れるからね!! 触られたら完全にスイッチ入るだけで!!!

  
 ところで右画像は第9巻のジト目スク水キャラの初登場シーンで、巨乳が多い作品の中で少数派の貧乳キャラってことで注目が高まったわけですが。
 第10巻の表紙が……あれ? 結構デカい? いや角度の問題だよな? な?

 
 デカぁぁぁぁぁぁぁい!!! 言い訳不可能!!!!
 ちなみいこの作品はどのエロシーンも例外なく完全にエロ漫画(しかもハード)なので、最初思わず掲載誌を確認した。
 この画像も一番ソフトなシーンをチョイスして掲載しているぞ( ・`ω・´)

 
 ここは「敵ってダークシグナーなのでは?」とならざるを得なかったんだぜ?
 この時点で登場してる他の地縛神も鳥だったから、「アスラピスクかウィラコチャラスカ?」となってしまった。

 
 まぁほんと、状況はガチでヤバいしエグい犠牲出るけど、コメディ要素の緩急がツボる人には堪らない作風ぶりは健在なのだな。
 ちなみに個人的には「だから海軍は『~であります』口調じゃなくて『~です』だから。でありますは陸軍だから!」とか思ったりしてますんよ。

 
 完全に面白いことになってるけど、美少女しかいない拠点が全員喰い殺されたりとかも起こる作品だからな!!
 ネームドもちょくちょく死ぬし、モブはあっさりミンチになる。油断するなよ。ワダツミとの約束だ( ・`ω・´)
     
  領民0人スタートの辺境領主様

 
 こーいう「外から人を集めないとどうにもならない状況」に於いて、「敵意の有無を問答無用で識別する能力」ってスゲー重宝するというか、それが無いと話のテンポが悪くなるんだろうなぁ。

 
 眼鏡っ娘キャラがいないことに物足りなさを覚えつつも、環境が環境なので望み薄だと思っていたところに……新レギュラーとして眼鏡っ娘が……眼鏡っ獣……!!!!!
 いや言動とか可愛いタイプだし好印象ではあるんだけどね!?
     
  服を着るならこんなふうに #5

 
 キャラデザ的にイケメン主人公と別にイケメンではない友達キャラの残酷なギャップが襲ってくるぜ!!
 服装が格好良いかどうかはやっぱり顔で大きく左右されるよなって意味で!!!

 
 家の中では眼鏡だが、外ではコンタクトな妹なのでね。
 最初の兵装プランシーンで眼鏡かけてても「おお、可愛い……まぁこの服が選ばれても眼鏡は外すんだろうけど」と思っていたら、まさかの眼鏡装備出撃!!! イエッフゥゥゥゥゥゥ!!!!

 
 ところでこれが「センス良くて可愛い格好」なことに「マジで?」となってしまった……センス無いおっさん……。
 なお、「眼鏡っ娘の時点で大抵の服装は可愛い」という意味でいいなら「既に可愛い」んだけどな。「似合ってて可愛い」かというと……。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第5回 チャプター12

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8 チャプター9
 チャプター10 チャプター11

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)4
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)4
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)4
 天杜八夏 侍4
 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)4
 ダスティ 巧者(ローグ)4

アルブレヒト「なにもう、これフライの呪文を使うしかないのか?」
レーグネン「あとはクラウスが」
クラウス「単身行けと(笑)」
アルブレヒト「レーグネンにフライをかけて、例の剣のマーシフルでバッタバッタとなぎ倒す。ケガしても自分で治せるし。うむ、レーグネンに全員倒して貰えばいいんじゃないか。とりあえず近付いてきてくれ」
クラウス「次ダスティです」
ダスティ「またダメだ。目が悪い」
クラウス「ダスティーっ!(笑)」
レーグネン「穴の中を移動はできなさそう?」
アルブレヒト「見た感じ、穴はつながってそう?」
DM「じゃ、明かりがあるからダスティはわかるけど、穴と穴はつながってます。つまり大きな穴だね。なので移動アクションを使って穴の中を移動はできます」
アルブレヒト「でも落ちた穴以外は、引っかける場所が無いけどな。天井が閉まってるから」
ダスティ「そうかあ」
DM「ただそのやり取りは、君らテレパシーしたからね。誰かしらの移動アクションを消費してね」
ダスティ「じゃあ俺ので」
DM「はい……いや、質問したほうの移動アクションを使って欲しいな。聞いた人誰?」
レーグネン「はーい」
DM「じゃあレーグネン。次の方」
クラウス「クラウスはジャンプしますね。また。判定いらずで」
DM「立ち飛び?」
クラウス「立ち飛び」
八夏「いや、ジャンプした先に穴があったら落ちちゃいますよ。歩いて穴があったら後ろに逃げられる」
クラウス「そっか、じゃあ歩いていきます。」

 一歩、二歩、三歩

クラウス「あっ、何もない」

 さらに二歩

八夏「いや突出し過ぎるとボコられます」
クラウス「そっかー」

 動きが停まるクラウス

 
DM「じゃあそこで終了です?」
クラウス「ここで終了します」
DM「次は」
レーグネン「レーグネンです。『ダスティ-、どうだその穴の中はつながっているのか?』」
ダスティ「『つながっているようです。ただ、上が開いているのは私が落ちた穴だけみたいです』。そういえば、穴がこっちのほうにも広がっているかどうかわかるんですかね」
DM「わかるよ。そっちにも穴があるね」
ダスティ「じゃあ、『こっち側、向かって右の方にも穴があるぞー』と、伝えます」
DM「ただ、そこの穴は根っこがいっぱいあって、落ちたら絡まりそうだと思った」
ダスティ「では、そのことも伝えます」
アルブレヒト「登り易いかもしれない」
DM「変に絡まなければ、登り易い」
ダスティ「ただ、上が開いてないですよね」
DM「そうそうそう」
アルブレヒト「でも〈登攀〉に成功すれば、突き破って出れるんじゃ」
ダスティ「そうか。それも試してみようかな?」
レーグネン「じゃああとは、標準アクションで移動します」

 アルブレヒトの近くに寄る

アルブレヒト「じゃあ、フライの巻物を取り出して。『You can fly!』」
DM「血達磨になって寝っ転がったお兄様がかっこつけてる(笑)」
アルブレヒト「さあ、貴様のその武器で奴らを薙ぎ払ってこい!」
レーグネン「はっ! 借り受けたこの剣で!」
DM「はい。次モニカ」
モニカ「じゃあモニカもレーグネンにバフ。ヴィジョン・オヴ・グローリーをかけます。1度だけセーヴにプラス4です」
レーグネン「ありがとうございます」
モニカ「がんばってきてください」
クラウス「自分もかけて貰ってから飛べばよかった」
DM「じゃあクラウス撃つぞー。よいしょーはずれー。はずれー。はずれー。当たった。出目19か20くらいしか当たらんので、命中=クリティカル・ロールなんだよな。無論クリティカル・ロールは失敗。はい7点」
レーグネン「クラウス、なんだかんだいってヒットポイントめっちゃ高いんですよね」
DM「レベル4とは思えないヒットポイント。だが自分が攻撃されるのは嫌がるので、微妙なことに(笑)」
八夏「じゃあ私は、アルブレヒト殿を守ろう。『レーグネン殿、あとは任せたぞ。すまんな』」
DM「これだけキャラクターがいて弓を撃ち返せない」
ダスティ「ダスティは穴に落ちちゃったんで」
モニカ「へー。そんなの出来るんだ。へー」
DM「モニカ様……(笑)」
ダスティ「でも非致傷だとペナルティもキツいですしね。じゃあダスティ、また登ります。ダメだーさっきから目が悪い」

 それでも右往左往で何も出来ないよりはいいはずなのである。敵がパーティー撃つよりは命中率高いしねー。
 一応自己弁護しておくと、「初心者モナカに射撃武器の存在を教えてないクソマスター」ってわけじゃないからね!?

クラウス「じゃあソウルナイフ、《マインド・ブレード》投擲って心霊斬乗ります?」
DM「乗ったら殺すけどいい?」
クラウス「あっそうか、殺すんだ」
DM「《マインド・ブレード》投擲ですら死ぬ可能性あるからね、こいつらのHPじゃ」

 手加減射撃のまぐれ当たりでも十分戦闘不能を期待出来るスペック差であるが、心霊斬は手加減攻撃不可の「ダメージ増加オプション」である。

アルブレヒト「非致傷の場合は-8でダメージ半分」
クラウス「手加減攻撃しなかったら死ぬと思います?」
レーグネン「死ぬ」
八夏「なくはない」
モニカ「そういう時に限って死ぬから」
レーグネン「昏倒後の出血で死ぬ可能性もあるんで」

 
クラウス「そうかー。じゃあ待機します」
アルブレヒト「具体的にはパスするってことですか」
クラウス「パスします」
ダスティ「防御専念するって手もありますよ」
クラウス「ああ、防御専念!」
DM「『これでは奴らを殺してしまう』って、攻めあぐねているクラウスであった。『あいつ腰がひけてるぞ。びびってるぜー』」
クラウス「俺は手加減の仕方を知らねー」
モニカ「かっこいい」
DM「かっこういいの?(真顔)」
レーグネン「今行くぞ、クラウス」

 レーグネン、クラウスの右斜め前までフィギュアを進める。

レーグネン「この借り受けた剣の力……」
クラウス「なんか、かっこいい名称なかったでしたっけ」
レーグネン「ありますあります。メモってある。めっちゃ長いの」

 全員笑い

DM「ゼーレン・シャルフリヒターです」
レーグネン「ゼーレン・シャルフリヒター!」
アルブレヒト「重装備だから、移動アクションで8マス。全力移動だったら16マス」
DM「上昇は倍使うよ」
アルブレヒト「実際はこう、斜めに上がっていく感じになると思うんだけど」
レーグネン「じゃあ、斜めに上がっていってここまでで」
DM「僕はその三角関数の計算はめんどくさいんで、ゲーム的にカクカク移動処理してくだされ。誰かがパッと計算、配置してくれるならいいけど(笑)」

 
レーグネン「じゃあ10フィート分は上がってます」
DM「じゃあ、台座のところに高度をダイスでわかるようにしておいてください。では次の方」
アルブレヒト「じゃああとは、がんばって貰うか。茂みのところで伏せていれば敵から見えませんか?」
DM「まあ見えないんじゃないかなと君は思った」
アルブレヒト「じゃあ、伏せてます。次の人」
モニカ「ダスティを引き上げるのを助けます」
ダスティ「ありがとうございます」
DM「エイド?」
モニカ「エイド」
DM「といってもなあ、飛んできた鉤爪をザクってやばくね?」
モニカ「普通に引き上げるのは」
DM「お互いの手が届くところまで手を伸ばすのは無理なんだよ。なぜなら6メートル下にいるから」
モニカ「そっか」
ダスティ「鉤爪を、ただ穴の外に出すことはできますよね。それを引っ張って貰えれば」
DM「ああ、そうね。じゃあモニカさん〈縄使い〉で目標値10で」
モニカ「なんにもないけど」
DM「じゃあ平目で」

 実際は、モニカは+2修正値があるんで損してる「なんにもない」宣言ですが。

モニカ「成功」
DM「じゃあ次」

 結果オーライ!!

八夏「敵」
DM「『対空戦闘ー! てー!』 よし、遮蔽が無いからなんのペナルティも無しで撃てるぞ。レーグネン、ACいくつ?」
レーグネン「ACはにじゅう……」
DM「帰れお前!」

 全員笑い

DM「そうだ、こいつタンクだ。当たるかボケ! ちくしょう。二十幾つ?」
レーグネン「20です」
DM「20か、良かった。ダイス目18なら当たるぞ……1点(´・ω・`)」

 全員笑い

DM「あっクリティカル……ヒットはしない8点。次はハズレ。終わり」
八夏「では私も、モニカ殿を手伝うか」
クラウス「フライってもう唱えられないの」
アルブレヒト「うん、もう無い」

 八夏がフィギュアを動かすのを見てアルブレヒトが一言。

アルブレヒト「弓無いの?」
八夏「あ、そうか。弓か。ありますね

 持 っ て た ん か い

八夏「じゃあここに移動して、武器を仕舞って」
DM「終わり」
八夏「あ、終わりか」
DM「ていうか仕舞えない、リーチウェポンは全長3メートルクラスだから仕舞えない」
八夏「じゃあ落とす。で終わり」
DM「いや抜ける抜ける。即応スロットに入っている武器は抜ける」
八夏「じゃあ弓抜きます」
クラウス「ダスティー」
ダスティ「じゃあ、今度こそ」
DM「これさー。逆なら撃てるんだよ。このラウンド」
八夏「?」
DM「スタート地点で槍を落して、移動しながら弓を装備して、最後に射つ」
八夏「そっかー」

 武器を持ち替えて戦うのは、ルール上の要点となるギミックを押さえることで1アクションの差が出る、初心者と熟練者の違いが浮き出るポイントです。こう書くと「わかってて教えてやらないクソマスター」の誹りを受けそうなので自己弁護の為に書くと、八夏のプレイヤーは前衛職経験300時間越えており、武器の持ち替え経験は数え切れないほどありますし、「ちゃんと出来てた」ことも幾らでもあります。

 でまぁどんなギミックかと言いますと。
 基本攻撃ボーナスが1以上あるキャラは、鞘などの即応スロット(通称ケンプファースロット)に携行している装備を「移動しながら抜いて構える」ことが可能なんですね。これ、通常は「移動」と「武器を抜いて構える」はそれぞれが1移動アクション消費するんだけど、特例的に「ついでに行える」処理されるわけだな。
 なので今回の八夏の場合
実際の八夏「移動アクションで移動して、フリーアクションで槍を落として、標準アクションで弓を装備する」

最適化された八夏「フリーアクションで槍を落とし、移動しながら弓を装備して、標準アクションで撃つ」
 ってなる寸法。

ダスティ「今度こそ〈登攀〉……おおお(後頭を抱える)」
DM「ダメです。モニカのエイドも虚しく、ダイス目が2でした(笑)」
ダスティ「本当おっかしいなー」
DM「エイド込みで成功率60%程度ではやむを得ない不運」
クラウス「じゃあ、建物の横に回り込みますかー(移動)」
DM「反応セーヴ」
クラウス「おっとー。21」
DM「はい。飛び退きますか? 飛び込みますか?(笑)」
クラウス「バックステップ」
DM「次の方」
レーグネン「フライハーイ」
DM「フライ! フライ! フライを使わせたんだ。こんなところで」
アルブレヒト「使わないと打つ手が無かった」
DM「頑なに君たちが射撃をしないだけな気がするんだが(笑)」
アルブレヒト「いや、こいつらにはその方法は無いかなと思って」
DM「お兄様がそう言うなら間違いは無いな。今までもそうだった」


 Don't give up justice, I want to get truth! お兄様の「こいつら」がどっちに掛かってるかで「辛辣ぅ」となるなと今思った(笑)


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 現状では射撃戦で打ち勝つのはどうも難しいようだ。
 撃ち合っても制圧は可能、というのはダスティを含めて全員で射撃戦の態勢をとればの話なので。
 それに、いつ終わるともしれない散発的な撃ち返しを、ただ茂みに隠れて見ているだけではアルブレヒトの沽券に関わることでもある

『さあ、貴様のその武器で奴らを薙ぎ払ってこい!』
 大事なシーンなのでここでも言っておこう。

 これで勝つる! なのは確定的に明らかな一手なものの、貴重なフライの呪文を切ってしまったのもまた事実。
 ただこれは呪文を決めてドヤ顔をしたかったからというだけではなく、チーム全体が相手のペースで動かされている現状を速やかに打開するためには仕方ないことだったかなと。
 ここでまたグダグダな戦闘に陥るのはもう嫌だったんだ……!



・モニカ



・レーグネン
 ゼーレン・シャルフリヒター!
 この砦のストラクチャーすごいですね。写真もサイズ感が出てていいです。立体構造の中、敵が詰まってますが(笑)
 早速使ってしまったフライ、有効に使わねばと突撃。自分のACを信じて!


・八夏
 スーパーレーグネンタイム!
 それいけレーグネン、大空はお前の物! そして大地は私の物(違

『これくらいは平気だろう』が大惨事になるのがTRPGあるある。
 削り過ぎてもリセット&クイックロードは出来ないのだ。

 キャラメイクの段階で斬・突・打・射の武器を一通り揃えるが一流のボウケンシャー。
 でもすっかり持っているのを忘れる射撃武器、そして無駄アクション……すまぬ、すまぬ(汗


・ダスティ
 とことんダイスの目が悪い! 確か穴から脱出するためには、D20で10くらいを出せれば良かったはずなのだが、ずっと1桁しか出ていなかったような……。せっかくモニカにも手伝ってもらって少し出やすくなったのに、それでも出ない……。
 そんな中、ついにフライが発動して、レーグネンが空へと舞う。「飛べ飛べ高く 空を行け♪」
 クラウスは地上から、レーグネンは空中から敵へ近づいていくという、なかなかに熱い展開に! ダスティもそこに加わりたいのだけど、ダイス目が……! ダイス目が……!
     
  ■ワールドガイド・オヴ・フローラントWEB版

 
 現代日本人の感覚とフローラント世界で、他者の名前を呼ぶ際の感覚にズレがあるので、参考用のコンバート例としてプレイヤー達に公開した対応表。現実の外国語圏で実際どうなってるかは「参考としてそれなりに調べたけど実際に同じとは言わんのでそのつもりで!」というヤツである。読者の皆の世界じゃどんな風に扱ってるかとか色々聞いてみたいよ( ・`ω・´)
お殿様、男爵様、伯爵様等 バロン・ヴォルフェンビュッテル(アルブレヒト男爵様) 称号を明白にして呼びたい場合。
山田卿 ロード・アルブレヒト 貴族でも男爵以上だとこうなる。
山田様、卿 サー・アルブレヒト(騎士アルブレヒト) 貴族という、完全に身分が違う相手。
山田様、殿 ミスター・ヴォルフェンビュッテル 丁寧に呼ぶ場合。上から下でも、同格でも、様付けするほどではない下から上でも。
山田さん ミスター・アルブレヒト 知り合い相手の無難な呼び方。
二郎君 アルブレヒト 親しい友人や目下相手。
二郎、ガイ アルビー 呼び捨てやあだ名で呼ぶ超砕けたやつ。
 キャラクターが「アルブレヒトさん」と呼んでいた場合、この世界の一般的な礼儀作法としては「同格の顔見知り相手の呼び方」という感じになるわけですね。
 貴族相手に「ミスター」なんて呼ぼうもんなら「貴族扱いする気は無い」ことを意味します。メッチャ無礼で煽ってますね。「サーを付けろよ!」って激怒されてしまいますね。
 まぁなんにせよ日本語と英語の対応はあくまで目安です。必要な場合はDMが「この表の中のどのランクのつもりで呼んでます?」と確認することがあるでしょう。上位者から下位者に対する場合はまた変わってくるんで、それはそれ。これはこれ。