9/29
■バンドリライフ

 FGOがボックスガチャイベントなのでだいたいバンドリとFGOしかしてませんでした。

 
 ドーンとドーンと空に死んじゃう!!!
 なんか子供の頃、夏休みにテレビで流れてたサスペンスドラマかなんかで、最後花火の発射筒の中に入って爆死する女性のシーンがあったのが記憶に朧気に……。

 
 3周年番組を観て、愛美が過剰なスキンシップを開始することで先輩人が皆それに倣う流れ……すばらですね( ・`ω・´)
 そしてソーシャルディスタンスとかしゃらくせぇことを気にしなくていい時代が遠い昔に思えてきた。

 
 しゅわりんTVも観始めました。
 上坂すみれにそれ言われても、となりました(笑)

 
 チクショー!! もうXBOXなんて予約しねーよバーカバーカ!!!!

 
 ふぅ……PS5は無理だったが、どうにかこっちは確保したぜ。
 これで360を処分……って後方互換対応してないソフトは普通にあるんで、無理だったわ!!!!

 
 BanG Dream! & D4DJ Store行ってRASのライブTシャツ買ってきた!!!
 Roseliaのは可愛過ぎておっさんが着るにはハードル高いが、こっちならばいけると踏んだ( ・`ω・´)
 あと先日、地元スーパーのセルフレジで隣に居た人が大量のRASグッズを装備してて、「俺が学生だったら絶対話しかけてたろうな……」となった(笑)

 
 AmazonMusicUnlimitedのAI選曲の今週版、最近バンドリとガールズバンドとメタルしか聴いてないせいで、酷い偏りを見せている(笑)
 オススメのガールズバンドあったら教えてね。最近知って気に入ったのはGacharic Spinです。
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 とんでもねー量のトランスフォーマーコミック!!
 そして男の子はテンション上がり過ぎてバンドリのCDに気付かない!!!
 取り敢えずマジで「名前と外見の区別がおぼついてない」ので、超百科で予習しないと!!!

 
 プレゼントで貰った鹿肉に熱い視線を注ぐチワワです。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター15

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8
 チャプター9 チャプター10 チャプター11 チャプター12 チャプター13 チャプター14

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ 第6回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 マクレーレ 武人(ファイター)5
 満天星 忍者5
 ダスティ 巧者(ローグ)5

ダスティ「悪いが俺はここまでとさせていただきますわ」
八夏「どういうことですか?」
ダスティ「そのままの意味ですよ。いいですか、確かに化粧水の話は残っています。ですがそれが解決したら聖罰騎士のもとへ戻るということですよね。そこで聖罰騎士の皆さんに……皆さんじゃないや」
DM「こえー! あんなのがいっぱいいたら怖い!」
ダスティ「聖罰騎士に報告をすると。あなた達は聖罰騎士のあの話を聞いて何も思わなかったのですか?」
八夏「正義」
ダスティ「あれが?」
マクレーレ「(小声で)ジャスティス!」
八夏「悪を討つ者でしょう」
ダスティ「はぁ……、悪即斬、悪の大小を問わず痛めつけ痛めつけ、なます切りにしてこの世に生まれたことを後悔させる、そんな話を聞いて何も思わなかったのですか?」

 注)そんなこと言ってません。

アルブレヒト「罪人に相応しい末路ではないか?」
ダスティ「……はぁ(深いため息)」
アルブレヒト「彼らは、彼らの神の教えのもとに正義を執行している。我々が異議を挟むことではなかろう?」
ダスティ「その大小はあれど、私も罪人の1人といえば1人なんですよ。密貿易に関わっていたことが、もしアイツにわかったとしたら。……どうなることか。確かにこの賊のようなことは私はしていません。たしかにちょっとの悪、つまり密貿易は働きましたが、人を殺めたり、人を騙して大損させたりしたことはありません。ただ、そんなことには関わらず、アイツは、聖罰騎士は私を殺そうとするでしょう。そんな聖罰騎士の行いをあなた方は当然だと思っている。彼らの話を聞いて眉をひそめるどころか、それを褒め称えましたよね?」

 所属した組織全体としては人を殺したり騙したり大損させたりはしてて、『それに加担』はしているけどね。実行犯じゃないだけで、見張りとか伝令とか雑用はしている。でもキャラがそれを『自分はやってない。無関係』と思い込むことは、仕方ない感じではあるけど。

八夏「ええ」
ダスティ「そう、あのとき私は思ったのですよ。私と皆さんは、決定的に違うんだと」
アルブレヒト「なに、気に病むことはない。お前が自身を恥じているのなら、今後まっとうに生きれば良い」

  イラスト:★Yuuki
ダスティ「アルブレヒト“さん”! あんたのそういうところがダメなんだよ!」

 全員爆笑

ダスティ「あなたは、いつまで、いつまで貴族のお坊ちゃん気取りでいるのですか? あなたはたしかに頭もいい。顔もいい」
満天星「顔がいい……」
DM「魅力度高いから、そりゃいいよ(笑)」
ダスティ「ですよね。常人よりはるかに能力が優れていらっしゃる。ただ、今までの冒険を振り返ってみればわかりますよね? もっと自分の行いを顧みてください。いつまでもいつまでもそういう状況に甘んじて、なんとかなるとか考えないでください。今までは奇跡的に皆の力で乗り越えられたかもしれません。でもそんなことは次も起こるとは限らないんですよ。いい加減そういう、またなんとかなるという甘い考えは捨ててください」
アルブレヒト「……ん? ん?」
ダスティ「そんなんじゃ、私がいなくなっても同じことになりますよ。私がなにかできたというわけではなかったかもしれませんが……。この2人が加わった以上、私がここにいなくてはならないという理由もなくなりました」

  イラスト:★Yuuki
アルブレヒト「……もしかして私は今、説教をされているのか?」

 全員爆笑

マクレーレ「状況をわかっていないっす!」
満天星「……? 八夏様、面倒でしたら殺しますか?」
八夏「待ちなさい」
DM「そうだね、我々の秘密を持って逃げるって言ってるんだからね(笑)」
満天星「そうです。面倒ごとの匂いを感じ取りましたので『殺しますか』と」
レーグネン「待て待て待て」
モニカ「ダスティ、ではあなたは私達にどうしろというのですか?」
ダスティ「いえ、どうしろとも申しません。あなた達は自分たちの理念なり信念に従って行けばいいでしょう。ただ私はそれにはついていけない、それだけのことです。聖罰騎士がやろうとしていることを手放しで褒め称えるあなた達を見て、結局の所あなたたちが目指しているものは民のため人のためというよりは、単純に自分たちがただ信じているもののため、信じている神のためということなのだなと。あなた方の聖罰騎士への対応は、エレル村で『神寵者様、神寵者様』と讃えていた村人たちと同じなんだな、と私は思いました」
八夏「ダスティ、それがあなたの言う打算ですか」
ダスティ「打算ではありませんよ。今までの行いを見てきて私が感じた真実の言葉です」
八夏「わかりました」
ダスティ「ヤカさんは自分の正義の道を行くのでしょう。ただそれは私の考えている道とは違うのです」
八夏「そうですか。もしここで打算などと言うようでしたら、私も考えを少々変えようかとも思いましたが、それがあなたの信念だというのなら、それもいいでしょう。ただし、あのときも言いました。だからといって私はあなたと同じ道は歩まない」
ダスティ「ええ、私も同じ道は歩みません。私は自分の生き方や自分の道は自分で決めます。神の思し召しや教義といったものに従って生きるつもりはないです」
DM「うーん、あのね。打ち合わせと全く話が変わっていてどうしようかと思ってるんだよね」

 DMのまさかのぶっちゃけに全員大爆笑
 そう、実はダスティのプレイヤーとは今回のプレイに臨むに際し、色々とヘヴィな展開になることが予想できる為、DMと綿密な打ち合わせを行っていたのだ。彼のやろうとしていることは、プレイヤーの一存で行うには荷が勝ち過ぎるってーことで、世界設定との兼ね合いやシナリオの流れ、今後への布石・折り合いも含めた色々をDMとして調整・バックアップしたわけなんですね。
 即ち「こんなことを言ったらどうか」「こうやって考えるのはどうか」「こう動いてはどうか」といった行動指針を相談した上で決めていたのが、この日のプレイのダスティだったのです(無論第6回まではDMノータッチで普通にプレイ)。

 
ダスティ「え、でも方向性は同じですよね?」
DM「ぜんっぜん違うね!?(笑)」
ダスティ「えー!?」
DM「えー、じゃねぇよ(笑) むしろなんで同じだと思えるのかが微塵もわからん。打ち合わせと全然違うこと言ってるから、どうしようと思って見守ってるんだよね今。いやまぁこれまでのシーンでも『え、話違わない?』となってたりしてたが、それとは桁が違う」
ダスティ「自分の考えを織り交ぜつつ打ち合わせ通りにやったつもりなんですが」
モニカ「それはいいんですけど、ダスティって今完全に戦勝神のこと馬鹿にしましたよね?」
レーグネン「そうですよね」
DM「まぁそうねぇ……」
モニカ「えー恐ろしいこと言うなー……」
DM「んー、戦勝神を馬鹿にはしてないかな。信仰は馬鹿にしたけど。なんにせよ信仰否定だったらキャス姉も聖職者だから、打ち合わせの内容では宗教批判をさせないようしてたんだけど……」

 そもそも戦勝神の加護に散々生命を救われておいて戦勝神否定なんておっ始められても困るのだ。
 現代日本で「テクノロジーなんて信用ならねぇ。あんなのはクソだ」と現代的な生活をしながらインターネットで吹聴するようなもんだ。
 厚遇された上での貴族批判はまだ「不良の反骨心」で説明も付くが、宗教批判までいくと異端過ぎて、それを公言すれば竜や悪魔信仰者的な目で見られて即排斥対象だし、PCとしても「じゃあ今後君は信仰呪文での回復やバフには一切頼らないでね。仲間がかけようとしてもセーヴを試みて抵抗してね」と言わざるを得ない。それ以前にそんな人間とパーティー組もうなんてキャラがこの世界の真っ当な人間社会にはほぼ存在しないが。

ダスティ「戦勝神を馬鹿にしているのではなく、教義に盲目的になっていることなんですけどね、言いたいことは」
DM「DMしては全然盲目的になってるようには見えてないんだが、ダスティには見えたってことなのだろうなぁ。でもモニカ達がそう見えるなら、キャスもあのまま一緒に行動してたとしたら、遠からずそう見えてたと思うよ。ダスティが『キャス姉は違う』と思えてるのは、単に『キャス姉のことをよく知らなくて、美化したイメージだけで認識しているから』に他ならないよ」

 信仰を優先して民衆を蔑ろにするような言動をモニカ達がしていたのかと問われたら、むしろ「え、民衆を優先して信仰としては微妙なことはしてましたけど」と言わざるを得ない(笑)
 例えば「民衆をパニックにさせないために戦況報告を誤魔化す」とかね。
 でもダスティの目には民衆を蔑ろにしたと写っていたと言われたら……。

  イラスト:★Yuuki
アルブレヒト「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」
マクレーレ「ところで、いま盤面はこの配置なんですよね」
DM「そうだね」
ダスティ「自分はこう、ジリジリと……(他のメンバーと距離を取りながら)」
モニカ「入口の方に(笑)」
満天星「こちらもジリジリと寄っていくよ(距離を詰めながら)」
モニカ「寄らなくていいですよ。止めてくださいよ。『待て』です。『待て』」
八夏「ああぁ、満天星待ちなさい」
DM「ステイ! でもダスティに打算は有ると思うんだよね(そーいう打ち合わせでしたよねぇ!?)」
ダスティ「うーん……どうなんだろう。……まぁ、最終的にはそれも有ると思います、確かに。ただそればっかりではないと思います」
DM「なにその『言われてみたら無くもないかな……』みたいな心細いやつ!? これで『打算が無い』って言われたら、『頼むから少しは打ち合わせどおりに動いてくれ』というか、『打ち合わせの段階でそれを俺に言ってくれ』としか言いようがない(笑)」
ダスティ「そうですか……」
モニカ「頑張れ! 頑張れ頑張れ!」
DM「まぁ、いいですよ。話し合ったこととは全然違うんですが、『これがダスティのロールプレイ』ってんならいいです。それがTRPGだ!」
アルブレヒト「ほう、お前は神の教えも、国の権威も、社会の枠もすべてを否定するのか。どこで生きていくつもりだ? 全くお前の言うことはわからん」
ダスティ「それは風の向くまま、気の向くまま……」
モニカ「流動神の教義だ(笑)」
レーグネン「確かに流動神だ」

  イラスト:★Yuuki
 流動神の男、ロアルド!!(海洋/彷徨キャンペーン)

ダスティ「それを神とか周りの状況とかじゃなくて、自分で掴めたらいいなと思っています」
満天星「なんか格好いいような感じで」
アルブレヒト「そうやってすべての権威に逆らって……」
レーグネン「社会の悪となるつもりか?」
ダスティ「なぜそれが社会の悪となるのですか? その社会というのはなんのため、誰のための社会なのですか?」
アルブレヒト「決まっているではないか。ヴィーリオンのためだ」

 全員爆笑

アルブレヒト「全てはヴィーリオンという国を成り立たせるためのものだよ」
ダスティ「ではヴィーリオン以外の人はどうでもいいと? 私はバーン人ですよ!」
アルブレヒト「……む」
DM「お兄様が痛いところ突かれたぞ。さぁ、頑張れお兄様!」
アルブレヒト「バーン? ああ叛徒共か。今でこそ叛逆しているが元はヴィーリオンではないか。大体、お前は国家に縛られないとか言いながら、バーンなどという国家を持ち出してくるとはどういった了見だ。いやまぁバーンは国家ではなく叛逆者の集まりに過ぎないが」
レーグネン「アルブレヒト様、それはちょっと無理筋です!」
アルブレヒト「縛られないとか言いながらヴィーリオンだのバーンだのとよくもまぁ口にする」
ダスティ「それはアルブレヒトさんが言い出したから、そう返しただけであって……」
八夏「おやマクレーレ、なにか言いたいことがあるなら言ってしまったほうがいいです」
マクレーレ「すごいメタ的なことなんだけど、バロウのポーション2個買っていなかったらこの後ツルハシで掘っていかないと出ていけないから、そうなってたらと想像すると……(笑)」
アルブレヒト「そんな話はどうでもいい!(笑)」
マクレーレ「そう考えていたらクスってなってしまって」
八夏「なるほど、そういう」
マクレーレ「ほんとポーション余計に買っておいてよかったなと(笑)」
レーグネン「そんなシーン頭の中で想像していたらおかしくなったと」
アルブレヒト「お前、ノイエ・エイファスにでも心酔したか?」
ダスティ「そうですね、ノルベルトと出会い、彼らとの話は私の小さかった世界を広げてくれました。そういった意味ではあなた達との出会いと旅もまた同じです。あなた達と出会っていなかったら、私はあそこで密貿易を続け、いつかのたれ死んでいたでしょう。そういった意味では感謝しています。だけど私は知ってしまったからこそ、ここには居られない」
モニカ「ではダスティ、あなたは何をするのですか?」
ダスティ「それを探しに行きます。では私はこれで」
モニカ「待ってください」
ダスティ「なんですか」
DM「いやー凄いぞこれは(笑)」
レーグネン「筋書きと現状にどれだけズレがあるのかわからん……」
DM「後の展開への布石もあって、『ダスティがロールプレイで最低限言っておいて欲しいこと』を箇条書きにしてたのに、何一つ言ってないからね(笑)」

 全員爆笑

ダスティ「え、そうですか?」
DM「色々言う必要があることを2人で相談して決めたのに、それ何も言わずに全然違うこと言いながらパーティー離脱しようとしているからね! もうどうにもならないよ! この後どうしよう……(笑)」

 マジでこれっぽっちもこんなこと言い出すなんて話が出てなかったんですよ!(笑)

ダスティ「……あ、ワダツミさんとの相談に『言って欲しいセリフ』って注意書きがありますね(スマホでチャットログ見返し)」
DM「そこから!?(笑)」
アルブレヒト「待て。お前は社会とは誰のためのものか、自分は縛られないと言ったが、人は、フロウは国を、規律ある集団を作っているからこそ竜と戦うことができているのだ。お前のように好き勝手生きていては、この土地では生きていけないのだよ。フロウが生きていくためには秩序だった組織、それが必要なのだ。そのためにこそ国や神があるのだ。そうでなければ、フロウは竜の餌としてしか生きていくことが出来なくなる。お前はそれを望むというのか?」
ダスティ「ふむ……」
DM「お兄様は間違ったことは言ってないよね」
満天星「ごもっとも」
アルブレヒト「さてはお前、竜の……」
モニカ「そこまで言うとヤカが反応しちゃいます」
満天星「悪認定しちゃいます?」
八夏「むむ」
アルブレヒト「お前のような、自由と好き勝手を履き違えた輩がいるから……」
DM「お兄様がそれを言ってるよ(笑)」

 全員大爆笑

八夏「おまいう」
マクレーレ「でも言う!」
満天星「刺さる!」
DM「でもアルブレヒトの主観では好き勝手生きていないから。上のお兄様のために身を引いてるから(笑)」
アルブレヒト「私は家の繁栄のために、誠心誠意ベストを尽くしてるから」
マクレーレ「記憶の組み換えがすごい(笑)」
DM「記憶っていうか認識の違いだな(笑)」
アルブレヒト「なので、お前のように好き勝手に生きる者がいるから……。いるから……ええい、社会への貢献を放棄した、なんの役にも立たないこのクズが! 口の利き方も知らない下衆だとは思っていたがここまでとはな! クズ!!」
八夏「ただの暴言に」
DM「ついにお兄様の語彙が壊れた(笑)」

 ただし、お兄様の言ってることはこの世界の価値観に於いて至極もっともであり、決して「貴族だけの傲慢な価値観」ではありません。人類は竜への恐怖を忘れておらず、そのために秩序と団結が必要なことを強く認識しているのです。それこそ現代で「俺は働かずに好きなことをして生きる!! 金が必要になったらちょちょいと楽に稼ぐ!! 納税もバカバカしいからしない!!」と嘯く人に「だから律儀に法律守って毎日あくせく働いてる奴らはアホ」と言われた気分なのです。
 進撃の巨人の城塞都市の中で「皆好きに生きてりゃいいじゃん。社会秩序なんて無駄無駄。武装や戦術の開発も要らない。皆が自発的に戦えば自然と上手いこといって巨人なんてどうにかなるよ」と言い出すキャラがいたら……。

  イラスト:★Yuuki
 それはもうこうなるわけですよ。
 無論、実際にダスティがそういった言葉を用いたわけじゃないけれど、「言われたことのアナーキーレベル」は同じようなもんってことで。

ダスティ「うーん……(スマホでログを見ている) 私の中ではある程度言ってるんですけど」
DM「ここまで言ってくれないとは思わないよ。ぜんぜん違うよー」
ダスティ「そこはちょっと差し替わりましたね」
DM「ちょっとどころじゃねーよ! まるっきり変えるなよ!(笑)」

 全員爆笑
 マジでこれっぽっちも打ち合わせで合意した内容を言ってないし、ちょっとどころか全然違うんですよ!(笑)
 ニュアンスが違うとかそーいう齟齬の段階を完全にぶっ千切って、打ち合わせでは「アクシズ落下を阻止することになっていたアムロ」が、いざ話が始まったら「人類は粛清しないとならない」って言い出してロンド・ベルに襲いかかり出したレベル。

 ちなみにダスティのプレイヤーはボードゲームをしていても「えー、これは別に裏切ってないじゃないですかー」「どう見ても裏切りだろ!!」と総ツッコミ喰らうのが「誇張抜きでいつものパターン」だったりするので、そこまで織り込んで計画を建てなかった俺のミスだな!!

DM「急に神や政治の批判始めるなんて、私聞いてない!!(笑)」
レーグネン「信仰を愚弄し始めてピキピキはじまりました」
モニカ「もやもやする~」

 なんにせよ「キャラクターのプレイヤー」が「俺のキャラはこう言うんだ」ってんなら、それはもうしょうがない。DMが口挟んで考えたことよりもプレイヤーの意志が尊重されるべきなのである。

ダスティ「こんなことにはなってしまいましたが、色々と考えることは出来ましたし、あなた達と旅をすることが出来てよかったと思っていますよ。それでは」
モニカ「……ダスティは破邪神や戦勝神をあまり快く思っていないのかもしれませんが、神を信仰する者たちによって民は助けられることもあるのです。それだけはどうかわかってくださいね」


 Don't give up justice, I want to get truth! ド修羅場のまま第7回終了!!!


 余談
 とりあえず「これはもう使い道無いしネタバレにもならんだろうし」で、この日のプレイ終了後のメンバー達に「本来の筋書きで言うはずだったセリフ(主張)」を聞いてもらう。

ダスティ以外全員「ぜんぜん違うじゃん!?(爆笑)

●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 ダスティまさかの叛逆っ……!
 まさに青天の霹靂のダスティの反撃には、本当に卓に衝撃が走った。
 まさか我々の預かり知らぬところでこんな企みがなされていたとは!

 だが、アナーキーダスティの持論には断固として反論させてもらう!
 我ながら、中々格好いいことを言えたのではなかろうか?
 最後が息切れして締まらないところまでコミだけど。

 今回はアルブレヒトのイラスト2枚なんだけど、ほんとイケメン(笑)
 ……あ、可愛いの含めて3枚か!
 それぞれ絵柄を元ネタに寄せてくるから、違うタイプのイケメンで堪能させてもらえて大満足。
 ★Yuukiさんどうもありがとう!

 ちなみに、プレイ後に演じてもらったDM版のダスティのセリフだと、我々けっこう痛いところ突かれて『ぐぬぬ……』となって、反論できなかったんだ……(笑)

 っかしいなぁ。痛いところ突いてダスティがパーティーを言い負かしてやるつもりだったのに(笑)


・モニカ
 いやー、とんでもないことに……!
 内容もそうですが、Yuukiさんのお仕事ぶりったら! なんか、最後の最後で初めて、まじめな感じのダスティ(のイラスト)を見たような気がします(笑)
 キラなお兄様もぽかんとしているお兄様も……プレイヤー達も目をまん丸にする事が多かった今回です。
 ……それにしても、呆気にとられるというレベルではないことがひしひしと伝わるようですが、大丈夫なのでしょうか。はやくなんとかしないと! っていってもなんとかって……つまり……。
 もうこれは……いったいどうすれば……。(笑)
 モニカとしては最後にこういうしかないなぁと思いました。諭すような口調になってしまいましたが、もっと強い口調でいいたかったなぁって思ったり思わなかったり。


・レーグネン
 おや、ダスティの様子が……。だが奴は弾けた!
 シリアスな感じになってるダスティから、アルブレヒトの落差。イラストにしてもらえると非常に映えますね(笑)
 そしてまさかの打ち合わせ内容スルーとは思わず。ハジケっぷり。
 ダスティの主張もあまり靡く事が出来ない内容だし、満天星はいつでもレディだし、アルブレヒトの言ってる事は尤もではあるけど、とオロオロするような事態に。ただ信仰をあからさまに否定されるようだと見過ごせない!



・八夏
 過去一番にシリアスなダスティ、それに対する混乱の極みお兄様の落差の図。
 落差で耳鳴りがするレベルとはこのことか!

 いつも以上に熱いRPをするダスティ。
 私もいつぞやの村長の家畜防衛打算事件(第3回チャプター9参照)のことを思い出して、それに絡めたやり取りが出来ました。

 ……って思ったのに、まさかのぶっちゃけが(笑)
 さすがダスティ劇場は奥が深い(違)

 流れ弾のような形で再登場のロアルド。
 そういえばこの頃からイラストいつもありがとうございます。
 調べてみたらまだ売ってるんだ、あのファッション誌。

 しかし、あれだけ迷いなく当初と違うことを言い出していたなんて第三者じゃわかりませんよ。
 そりゃお兄様もシリアス顔2連発にもなりますわ。


・マクレーレ
 ダスティ! ダスティー!?(語彙消失)

 マクレーレの前で繰り広げられる緊迫したやりとり!

 迫真の顔で否定から入ったダスティが直後にアルブレヒトを褒め始めたり、そこから宗教や体制批判まで手を伸ばし!
 か~ら~の『打ち合わせと違う』は大爆笑でした。

 それにしてもアルブレヒトはカタリナ顔や滋顔に月顔とコロコロ表情変えますね!
 ★Yuukiさんは絵柄の宝石箱やぁ。
 個人的には愛嬌のあるカタリナ顔がお気に入りです。
 やはりパーティー内での愛嬌勝負では勝てそうにない。

 俺は俺で直前まで違う事を話そうと思って手を上げ下げしてたら話すタイミングで何を話そうとしてたか忘れて、ついつい『穴の中からどうやって逃げるんだろう? あ、バロウ2個目があった!』などと思考が明後日の方向に走ってた事を口に出してしまうという……。

 反省。



・満天星チ
 ダスティ、いきなりの爆弾発言!!
 おまけにずっとダスティのターン!!
 と思ったら、暖簾に腕押し、お兄様は素通し……いや、ノーダメージかな(笑)

 イラストのダスティは怒りのあまりシャイニングフィンガー出しそうだ。

 そしてDMとの打ち合わせをはるかに飛び越えるダスティ!
 信仰なんてくだらねぇ、俺の話を聞けっ!! に始まり、DMとのやり取りは完全にコント状態。
 正直、この辺りはこの先どうなるのかと併せて二重の意味で面白すぎてワクワクしてました。
 筋書きと全然違うし(笑)

 ダスティ天才過ぎか(褒めてます

 ★Yuukiさんの描くお兄様のバリエーションが素晴らしい!
 確かに顔もいい!!



・ダスティ
 セリフの直後に「爆笑」とか起こっていて、イマイチきまりきらない感じのシーンでしたが、ダスティをイイ感じに描いていただき、Yuukiさん、ありがとうございました。
 アルブレヒトのイラストは、元ネタとのマッチングがグー! ですね。これがダスティに向けられているのだと思うと複雑ですけど……。

 どうしよう、どうしようと考えていたら、自分の中でいろいろストーリーができあがってきて、勢いに任せてしゃべったら、なんかズレていってしまいスミマセン。
     
  ■WEB拍手を送る際のお願い

 実は遥か昔からの仕様で今に始まったことではないのだが、入力フォームの「URL」の欄ではなく、本文中にURL……に限らず長い半角文字の羅列を書いてしまうと、iPhoneやiPadのSafariで見た場合に画面内に収まるように自動的に改行される機能が働かないことが非常に多々あり、それの状態が一つでも発生してしまうと他のすべてのメッセージ投稿が画面外に飛び出て表示され……。

 
 具体的に見せるとこうなる。いや縮小し過ぎてわからんねーってのな!!
 まぁこれ、画面の右側にまだ文章が続いているけど、画面は右にスクロールさせられないので全く読めない状態です。いや厳密には「画面外に大量にハミ出まくった末に、半角英数字文字列がなんらかのタイミングで改行されたところから、2行目として表示される」って感じだな。
 こうなると出先で拍手画面を見ることが困難になり、帰宅してPCから見るしかなくなってしまうのでした。

 ちなみに画面を横表示にしても「文字がデカくなるだけ」で、表示される文字数は増えないんで駄目(笑)

 そんなわけなので、本文中にURLを記載するのは避けて貰えると幸いです。
     
9/25      
  ■バンドリ

 
 RoseliaとRASも2回ずつは観てるわけですが、3日目は1日空けてたのでトータル5周観た。

 
 初のライブってことでまだまだ不慣れなモニカを応援する尊さよ!!!
 chAngEの序盤で音が乱れちゃってる時に、アイコンタクトでリカバリーするシーンだけでも10回くらい観た。尊い。
 来月のライブも楽しみ過ぎるぜ( ・`ω・´)

 
 隙あらば彩ちゃんに熱い視線を送るパレオという構図がたまんねぇなおい!!!

 
 ポピパのFIRE BIRDも面白過ぎて繰り返し観ちゃう。フルで聴きたい(笑)

 
 ラストは最高の最高だな。特に最後モニカ彩RASもステージに入ってくるシーンのグランドフィナーレ感が最高過ぎて泣ける。
     
  ■プレゼントありがとうございます( ・`ω・´)

 
 えっべっろーん! えっべっろーん! 弱いが凄いぞえっべっろーん!
 というわけでいきなりdisってるわけではなく、「存在する住人のキャラクターレベルは全体的に低くてローパワーなんだけど、魔導飛行船や魔導列車が存在してファイナルファンタジーやグランブルーファンタジーみたいな世界」なことに定評のあるワールドセッティング、それがエベロン。
 3.5版の終盤に「現代のファンタジーの流行りを採り入れたるぜ」と言わんばかりに颯爽と登場し、続く4版ではメイン級の大きな扱いをされるも4版自体が盛大にスッ転げて短命に終わり、5版では長いこと放置されていたエベロンが……復活!!!
 表紙の左もウォーフォージドっていう、ロストテクノロジーの産物な自我を持つ戦闘兵器種族です。人造人間って感じで完全な機械じゃないので、ゴーレムと人間の中間みたいな耐性を持ってます。

 
 バババババババババッマァァァァァン! バッマァァァァァン! バッマァァァァァン!!
 と、女戦士3人。右下のグラフィック・ノベルシリーズは「日本の漫画っぽいアメコミ」って感じといえば、大雑把に説明できるか!

 
 グリムロック!!! アニメで好き放題してた記憶があるやつ!!! オレサマオマエマルカジリ!!!
 トランスフォーマーがコンボイ指令1体だけだからなんか欲しいなと朧気に思っていたところに! 恐竜襲来!!
 そしてマジンガーの方は、届いて開封現場に居合わせた友人と「え、これ同人誌?」「商業誌だよ」「え、ちゃんと許可取ってるの?」「取ってるよ!!」みたいな会話が繰り広げられたという(笑)

 
 グリムロックはライブを一緒に観てたよ。

 
 ちなみにプレゼントでコンボイ司令貰った流れでネトフリでアニメ観てにわかにトランスフォーマー熱が高まったので、アメコミの積み本になんかあったよな、と本棚漁ってきたら出て来た2冊。
     
  トランスフォーマー:オール・ヘイル・メガトロン

 
 圧倒的胡散臭さ(笑)
 映画と違って一瞬で本性を出すから話が早いが!!!

 
 ラプター乗りにしてみたら、マジで相手がイーグルにしか見えんものなぁ。
 旧式機と思ったら異様に強いんだから大混乱だろう。しかも変形するし!!!

 
 フラグ過ぎてニヤニヤしてしまう(笑)
 ランボルを騙してサイバトロンを裏切らせたスタスクですが、凄いドヤりっぷりである。

 
 てかスタスクの手首がクルックル回転して凄かった(笑)
 メガトロン様!→死ね!→メガトロン様!→死ね!

 
 そしてサンダークラッカーが格好良い。お前そんな戦士の誇りがアツいキャラだったのか。
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター14

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


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 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 マクレーレ 武人(ファイター)5
 満天星 忍者5
 ダスティ 巧者(ローグ)5


八夏「そもそもあなたなんで私のところに来たのです?」
満天星「そのように晴寿様から仰せつかっております」
八夏「え……、それだけ、ですか?」
満天星「あとは馬を返して欲しいと」
八夏「『正義鹿毛は私がお兄様から……』なんと言えばいいのか。盗んだ……ではなく」
レーグネン「正義に恥じない行いですか」
八夏「うっ……」
DM「妹の可愛いわがままです(笑)」
八夏「お兄様とはいずれ私にも馬を与えてくださると約束をしていました。今がその時、だと思っています」
満天星「晴寿様もなるべく無事に返して欲しいとおっしゃっておりました」
八夏「当然です。正義鹿毛を、危険な目などに、遭わせたりは、しません!」
満天星「なんかちょっと〈はったり〉されているようにも見えるんですが(笑)」
八夏「しどろもどろに『雑にアツカウつもりはナイですヨォ!』」
満天星「めちゃめちゃキョドってる(笑) これは真に受けていいんです?」
DM「八夏は絶対本気で言ってるじゃん。状況に狼狽えてキョドってるだけで」
満天星「そういうことね。兄を思い出して怯えているだけかな……? と理解した。嘘を吐いているわけではないのなら、大丈夫」
八夏「ついてくるというのなら、止めはしません」
DM「別に断ってもいいんだよ。ゲームの都合があるから断われないってことはないからね」
八夏「1人で放り出して帰すわけにもいきませんし」
DM「まぁここで追い返すなら馬を連れて帰ることになるけどね」
八夏「(満天星の肩をがっちり掴んで)是非一緒に来てください!」

 全員笑い

八夏「あなたを1人で帰すなんて危険です。そんなことはしません」
満天星「そんな。嬉しいことを言ってくれますね」
八夏「なんとなく、無下に断っても、ついてくるか、殺されるかもと感じまして」
満天星「それは八夏様がそう理解したってことだよね」
DM「そうね」
八夏「ついてきなさい」
満天星「よかったです」
モニカ「一件落着」
DM「ただ……あ、どうぞ」
八夏「彼女はうちの家に仕えている忍者で」
レーグネン「ニンジャ!」
モニカ「ニンジャ!?」
八夏「おや?」
満天星「マクレーレさんも忍者を知りませんでした」
アルブレヒト「シノビってやつだな」
八夏「アルブレヒト殿だけがわかってくださる」
レーグネン「手を叩けば出てくる」
八夏「違います」
モニカ「カエルが」
八夏「違います。実際の忍者はやりません。できませんよね?」
満天星「出せます」
八夏「……」
DM「出せるね」
満天星「ご存じないのですか?」
モニカ「やはりお兄様が話してくださったことは正しかったのですね」
DM「そんなね、手の内明かさないからね」
満天星「じゃぁここでは『出来ません』と」
八夏「彼女は満天星(どうだんつつじ)です。彼女が私たちの旅に同行してくれるそうです」
満天星「皆様、よろしくお願いします」

  イラスト:★Yuuki
●満天星 711~
 忍者5レベル 秩序にして中立
 STR12 DEX18 CON12 INT16 WIS16 CHA12

 天杜家に使えているクキナン(フローラントにおけるノーム相当種族)の忍者。
 日輪に存在するクキナンの忍者集団「木鶏流」から派遣された下忍であり、天杜家敗北後の現在も未だ仕える身である。
 ちなみにこのふざけた名前(ドウダンツツジ)は、忍者が「草」とも呼ばれるせいか、木鶏流に限らず下忍には植物の名前を与えて延々と使い回しているケースが割とあり、完全に「たまたま」である。クールな大組織の中に於いて一個人の名前など取るに足らないゆえの扱いだが、それが常識な環境で育った本人は特に不満無し。
 八夏からは「この方が格好いいぞ。正義の味方っぽくて」という理屈により「マンテンボシ」と呼ばれている。

 没落したにも関わらず何故彼女が天杜家に仕え続けているかといえば、契約時の条件が「買い切り」だったので、そもそも「契約満了」や「契約終了」といった概念が存在しないからである。とどのつまり人身売買で天杜家に売り飛ばされた所有物という寸法。もちろん期間契約する方が一般的で、その方が代金はお安くなる。
 こんな扱いの満天星だが、別に木鶏流から粗雑な扱いをされた結果というわけではなく、むしろ若手の有望株として未来の中忍が確実視されていた程の逸材扱いされていた。となるとそんなエリートがなんで天杜家なんて地方豪族の更にその家臣に提供されたかと言えば、天杜家次男の総司が国内武者修行の旅の中で、木鶏流と奇縁を結ぶ出来事があったからとだけ八夏は聞かされているし、満天星に至っては「お仕えしろ」としか言われていない。

八夏「そちらのお話はどうでしょう?」
マクレーレ「では『お2人を守るために同行させてください』とお願いします」
アルブレヒト「うむ、許す」

 全員笑い

マクレーレ「ありがとうございます」
アルブレヒト「共にヴォルフェンビュッテル家の再興のために戦おうではないか」
マクレーレ「自分にできることがありましたら、やらせていただきます」
満天星「マクレーレさん、よかったですね」
アルブレヒト「我らの期待に応えるのだぞ」
マクレーレ「では自己紹介を……『私は、アルブレヒト様のお兄さ』」
DM「なに勝手に口開いてるんだよ!(笑)(酷)」
マクレーレ「はっ」
アルブレヒト「これは家に仕える……ん、名は何といったか?」
マクレーレ「マクレーレと申します」
アルブレヒト「『マクレーレだ。これから一緒に行くことになった……』なんか、転校生の紹介みたいだな(笑)」
満天星「学校の先生だね(笑)」
アルブレヒト「コホン。彼はきっと良い働きをしてくれるだろう」

  イラスト:★Yuuki
八夏「マクレーレ、これからよろしくお願いいたします。共に悪を討ちましょう」
マクレーレ「あく……? は……い(戸惑い)」
アルブレヒト「優先すべきは我家の再興だがな」
八夏「……まぁ、そうですか。アルブレヒト殿の部下ですので仕方ないでしょう。残念です」
満天星「よいのですね? 八夏様」
八夏「あちらにも都合がありますので。仕方ないでしょう」
満天星「なんか八夏派とアルブレヒト派みたいになってますね」
マクレーレ「派閥が(笑)」
八夏「さて、お互いの話が済んだところで、これからどうしましょうか?」
ダスティ「まぁ、とりあえずそうですねぇ……」
レーグネン「要は捕虜を確保するよりほかあるまい」
アルブレヒト「こちらからとそちらからで、中を一周りしてしまったからな。見た範囲には誰もいないのだな」
レーグネン「どうやら賊の大部分は逃してしまったようだ」
ダスティ「あぁ、そうですね。これからその仕事をまだ続けるって話ですよね」
八夏「どこに逃げたのか……」
モニカ「聞きたいことが二つあるのです、ダスティ。まず一つ目。上に捕縛していたあの人達はどうなっていますか?」
ダスティ「縛られたそのままの状態になっています」
レーグネン「ならば問題は無いな。誰も死んでいないな?」
ダスティ「うん(生返事)」

 ダスティ以外全員笑い
 そうか。誰も死んでないのか(笑)

マクレーレ(手を挙げる)
満天星「どうしたの、質問?」
マクレーレ「いえ、発言したいのですが、勝手にしゃべるなとも言われているので、どうしたら発言権が得られるのかと思いまして、手を挙げました」

 ごめんな、貴族ネタで遊んでただけなんで、プレイヤーは発言していいからな!!

モニカ「じゃあ、二つ目の質問聞いていいですか?」
マクレーレ「どうぞ、貴族様の方が先に」
モニカ「そういうことじゃなくて。話の続きね。『あなた達は埋まった入り口からここまで誰も会わなかったのですよね。私たちはそれとは反対側の道から来たのですけれど、その時に敵が奥へ逃げていったのです。そうすると、どこかで鉢合わせにするはずだったのです。それが居なかったということは、入り口が他にもあるという可能性はありますか。専門家のダスティに聞きたいのです」
DM「〈知識:建築術および工学〉は無いからダンジョン構造の専門家ではないけど、まぁ巧者だからね」

 この知識技能がある程度高いと、隠し扉の発見とかにボーナスが付いたりもします。

アルブレヒト「敵が逃げてから追うのにだいぶ時間が経ってしまっていたからな。ダスティたちが入ってくる前にどこかからか逃げ出したのかもしれない」
ダスティ「隠し扉などがあるのかもしれませんね。なんとも言えないところですが。ただまぁ、一応賊は捕まえましたし、後はこのまま聖罰騎士のところに行かれるんですよね」
アルブレヒト「いや、このまま戻ったところで、奴らが隊商の化粧水を奪った犯人だという確証を得ているわけではない。これが第一の目標だ。忘れるな!」
ダスティ「そういえば、そういった目的もありましたね……。クラウスが亡くなってしまったことは予想外でしたが、ただその代わりと言ってはなんですが、新たな仲間が2人増えました」
マクレーレ「ドライ! スーパードライ!(笑)」
モニカ「クラウスの遺体はあるのです」
ダスティ「まぁ、先程の戦闘で私も……」
アルブレヒト「おい、お前が仕切るな。何まとめに入っているんだ(シッシッ)」
マクレーレ(発言したくて手を挙げたり下げたり)
ダスティ「アルブレヒト“さん”、ちょっと待ってください。私の話はまだ終わっちゃいないんですよ」
一同『おっ? おっ?』
モニカ「まだ俺のターンは終了してないぜ!」
アルブレヒト「なんだとお前!」

 Don't give up justice, I want to get truth! 速攻魔法発動!! 反逆者の魂(トリーズナーソウル)!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 たまにここまで出向いて来た目的を忘れてしまいそうになるけど『聖罰騎士のフォルクハルトが自ら討伐に動くための証拠固め』だったりする。
 なので、盗まれた交易品の化粧水こそまだ見つかっていないものの、街道を通る隊商から奪ったとしか思えない(のだがこの時点では我々がその可能性を見事に失念してしまっている)大量のポーションを見つけたことや、多数の悪魔を賊が使役しているという事実だけでも、彼が討伐に動く大義名分にはなったりするのではないかなぁ、とリプレイを読み返している今では思っていたりもする。

 ここで紹介となった満天星はやはり可愛い。
 忍者という立場ゆえの独特の行動規範は面白いし、彼女が天杜家に来ることになったであろう秘密のストーリーもとても気になるね。

 笑顔で人の部下に破邪を勧めてくる八夏に、それは二の次だと言ってしまったが、彼女を怒らせるととても怖いからな……。去られても困るし、今後は気をつけて対応していかないとな……。

 で、ダスティ、一体なんなんだ、その態度!?
 マクレーレはすまないな、ダスティの爆弾発言でその挙手に反応している余裕がない!


・モニカ
 


・レーグネン
 



・八夏
 満天星が正式加入しました!
 お兄様(血縁のある方)からのお目付け役が来たとかオモッテマセンヨー。
 満天星の身を案じているのは本当ですよ。

 蛙が出せると聞いた時は素でビックリしてしまった。
 確かにちゃんとした能力として召喚系の忍術も設定されていたから可能だったんだよなぁ。

 振り向いてキュートなGOOD SMILE!
 しかしマクレーレはアルブレヒト派、同志にはなってくれなかった(オイ)
 ナイスな表情の絵、ありがとうございます!
 
 ……おや!? ダスティの、様子が……!  


・マクレーレ
 パーティーの甘いマスクを際立たせる一つまみの塩、マクレーレです。
 ギャップ萌えや愛嬌で頑張ろうかとも思いましたがサムズアップ八夏や携帯電話満天星にかないそうにないので、ここはやはり度胸や甲斐性で頑張っていかなければ!

 勝手に仲が良いと思い込んでた日輪組の会話が微妙にズレてて聞いてて面白かったです。

 そしてダスティ、そこで生返事はだめでしょ(笑)
 チャプター5で一緒にチェックしたじゃないか!
 ん、でも話が終わってないって事はきっと訂正入れるんだろうな。

 良かった良かった。



・満天星
 八夏様、どんだけ正義鹿毛に左右されてるんですか(笑)
 満点星より余程大事にされていて嫉妬を覚えそうです。
 まあ、満天星に対していわゆる仲間的な感情を抱くのは難しいかもしれませんが……忍者だし。
 そして忍者は安易に手の内を明かせない!
 本当は色々できることを自慢したい気もありますが、それは今後のお楽しみということで。

 しかし、マクレーレには良い笑顔を見せるのですね、八夏様。
 やはり嫉妬しそうです(笑)

 おお、次回はダスティのターンなのか?



・ダスティ
 八夏と満天星の掛け合いに、2人の間の微妙な距離感があらわれていておもしろい。八夏とアルブレヒトの掛け合いもおもしろかったけど、満天星との掛け合いも、また違った方向性の笑いを提供してくれそう。八夏は大変そうだけど……。
 しかしYuukiさんの幼げでかわいらしい満天星のイラストと、実際の満天星の物騒な言動のギャップがすごいなあ。そこがまた、おもしろいのだけれど。まあ八夏も、前髪パッツンの黒髪ロングで見た目は清楚なイメージなのに、言ってることは正義第一の悪即斬だったり男らしかったりで、ギャップを感じるのだが。
 そんな八夏の、今回のYuukiさんのイラストが、マクレーレにすごくいい笑顔を向けている! マクレーレには、いろいろ期待しているのかな?
     
9/21      
  あそびあそばせ #10

 
 流石に訓練され過ぎてて「ああ、これ臭いんだろうなぁ」とスムースに考えてしまった……。

 
 てかこれ、オリヴィアの後の人がスティンキング・クラウドかクラウド・キルされちゃうんじゃ!?
 ……そんな展開が容易に予想がついてしまったがそんなことなかったんだぜ!!

 
 ゴブドワが酷過ぎて爆笑してる(笑)
 語彙が面白過ぎるんだよ!!!

 
 チューリング・テストはサイバーナイトの小説で知りました( ・`ω・´)
 華子になりすますのって、まともな人間相手ではやらないような奇妙奇天烈変人ムーヴしないといけないから、より難易度高いよな(笑)
 ……が、まともな人間ならやらないよな奇行をしても「華子ならやりかねん」と思われるかもしれん。

 
 蚊ってさ!!
 刺されたわけでもないのに、「居る」って認識した瞬間痒さを感じたりしない!? 俺する!!!

 
 ぎえええええええええ!!
 これ絶対ヤバいわ!!!
 インパクトが薄れれば慣れるだろうけど……初見は絶対死ぬぞこれ!?
     
  ■バンドリ

 
 こんにちは。可愛い子のドヤ顔大好きワダツミです。
 まぁ進化させると眼鏡外しちゃうけどね!!! バンドリだからね!!!

 
 ってわけで見事に石が70連分消し飛んで出ませんでしたとさ! ばーかばーか!!!
 すり抜けやべーわ。FGOがぬるま湯だわ。世界は修羅の国だわ。

 
 はい落ちたー! そりゃ落ちるわー! 知ってる知ってる!!
 そんな簡単に手に入るなら、皆シリアルナンバー目当てにCD買いまくったりしないよね!!!
 いーよいーよライブビューイングあるから大丈夫!!! あっちの方が観易いしな!!! くっそー!!!

 
 バンドリ2期の5話、初見は完全にスルーしてたんだけど、設営の時点でパレオが既に最前列に陣取ってるの凄いな(笑)

 
 そうやって功徳を積んだからこそ、パスパレのお宝シーンを見れるという最高のラッキーが舞い込んできたわけだな。

 
 だってパスパレのライブ、夜だぜ(笑)
 いったい何時間彼女はスタンバってたんだろうか。
 テントの影から察するに、昼ごろから陽が落ちるまで居たように思えるぜ!?
 フェスだから他のバンドも同じステージ使うんだろうけど、その時も最前列にいたのかなー。失礼にならないようにノリつつ。
     
  ■トランスフォーマー

 
 ジェットファイアーのVLSカッケェな。
 こーいう実際の戦闘機には到底無理そうなギミックが楽しめるのもスーパー系ロボットの魅力よ!!!
 ホーミングレーザーを乱れ撃ちして欲しい。
 最後生き残って「俺も一緒に戦うぜ!」するシーンも好き(笑)
     
  ■プレゼントありがとうございます!

 
 改めてCDありがとうだよぉ!!
 やはり案の定特典BDは抜かれちまっていたけど、それはそれ!! 謹んでCD頂きます!!!

 
 箱開けて目に飛び込んできた肥満本とジャーキーのコンボに爆笑した(笑)
 そしてこれをタイプしながら聴いてるRASラジオで「ジャーキーをずっと誰にも邪魔されずに食べていたい」って言ってて笑っています。

 
 ウォールポケットは玄関に展開中!!!
 バンドリのCDとかミニ色紙を飾りまくりたい所存( ・`ω・´)
     
  “真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター13

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8
 チャプター9 チャプター10 チャプター11

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ 第6回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 マクレーレ 武人(ファイター)5
 満天星 忍者5
 ダスティ 巧者(ローグ)5

八夏「私は……武器を落としていましたね。武器を掴んで立ち上がります」
DM「起き上がるね?」
八夏「うーん……怖いな」
DM「別にいいよ?(どういいんだ)」
八夏「……とりあえず、掴むだけで……」
レーグネン「マクレーレの後まで遅らせても問題は無いよ」
八夏「ではマクレーレに先に動いてもらいます」
マクレーレ「では行きます」
DM「マクレーレは今は敵を射てないね」
満天星「人がぎゅうぎゅうで射線も通ってないですね」
マクレーレ「……どうも、背負い袋や倒れている敵味方とかで、私の移動力ではまともに距離を詰められないですね。なのでここに倒れている悪魔に銀の矢を射ち込みます」
八夏「きちんととどめを刺すのですね」
マクレーレ「あぁ、まさかのファンブルです」
DM「外しましたね。次は八夏」
八夏「武器を掴んで終了です」
アルブレヒト「私は昏倒中。流血のダメージが4点」
DM「昏倒した方の髭悪魔は魔界へと還ります」
一同『うわー』
ダスティ「まぁ、倒した経験値は……」
DM「倒してないよ。だって生きてたし(笑)」
ダスティ「生きてたんですか」
DM「敵だってHPが-耐久力になるまでは死なないし、マクレーレがとどめを外してたし」
ダスティ「えー」
マクレーレ「はっはっはっ。ここで教訓を得ましたので。次からは2発打ち込みます!」
満天星「《速射》で」
アルブレヒト「もしくは全ラウンドアクションでとどめの一撃。これならダイス振らずに絶対当たってクリティカルもするぞ」
DM「こいつもグレーター・テレポートで逃げます」
ダスティ「逃げたんだ」
DM「HPの残りが少しだったしね。『兄弟、俺も帰る!』と」
モニカ「いいよいいよ、もう……」
ダスティ「ふぅ……」
満天星「八夏様! 大丈夫ですか」
レーグネン「だが安心もしていられない」
八夏「む、アルブレヒト殿はどちらへ行かれましたか?」
DM「そこの血溜まりに転がってるはず(透明)」
一同『……』
マクレーレ「返事が無い」
DM「下手したらこれ死ぬから、ちゃんと進めてください」
モニカ「お兄様がいるはずのあたりを手で探ります」
DM「血溜まりに人型の凹みが。凄惨な現場です」
モニカ「……疲れちゃった。では、キュア・モデレット・ウーンズを……。なんかあります?」
DM「術者レベル判定をしてね」
モニカ「もうやだぁ……。成功ですね。回復は……ななたすきゅうです」
アルブレヒト「おぉ……意識が戻った」
DM「次にレーグネンも倒れるからね」
レーグネン「流血で0になって、1に回復します」
DM「一瞬、満身創痍になって復活した」
レーグネン「危うく手に持ったポーションを落とすところだった。ではキュア・ライト・ウーンズのポーションを飲みますが……効きませんでした」
DM「血が、血が止まらないんだ。早くモニカ助けてあげて!」
レーグネン「モニカ様、後は頼みます!」
マクレーレ「ブツブツ……。次からは2発……」
DM「大丈夫、そもそも召喚されたモンスターは倒したところで経験値にならないから」
マクレーレ「そうなんですか」
DM「召喚能力も含めた上で敵の脅威度が設定されているから」
マクレーレ「もし当ててたら、死体は残りました?」
DM「どの道消えちゃうね」

 マドハンド稼ぎは出来ないのである。
 それはさておき、基本的には「殺しきらない限り何の経験値も得られない」なんてこともないです。どうやったら経験値を得られるか、ボーナスやペナルティが乗るかはケース・バイ・ケースで設定されております。

モニカ「では、レーグネンにキュア・ライト・ウーンズで……じゅちゅしゃれべる判定成功で……回復は、あ、ダイス多く振り過ぎた……。振り直して……10点」
レーグネン「あれだけ手こずった傷が治っていく……。さすがはモニカ様だ! 何たる奇跡」
モニカ「皆にはレッサー・ヴィゴーのポーションを飲んでもらいましょう」
満天星「ワンドではないんですね?」
モニカ「ポーションがあるのです」
八夏「爆薬と間違えたあれが」
マクレーレ「あぁ沢山あるんですね」
モニカ「ひとりに10本以上あるのです」
満天星「滅茶苦茶ありますね」
モニカ「疲れた……本当に疲れた」
DM「まぁこのポーション盗品だけどね。ロールプレイとしてどう折り合いつけているか割と謎なんだよね」
モニカ「うーん、まぁ確かに。じゃぁワンドを使いますかね」
DM「いや、(DMに言われて)今更突然その気遣いは不自然かつ手遅れ」
モニカ「飲んじゃいましたものね」
マクレーレ「神の思し召しだったんですよ。箱を開けるまで爆薬だったのが開けたらポーションになったんですよ」
DM「いや、(今回は)そういうことじゃないです(今回じゃなきゃあるのか)」
モニカ「まぁ、そうですね」



八夏「ダスティ、無事で良かった」
ダスティ「なんとか間に合ってよかったです」
モニカ「本当です。あなたのおかげでなんとか助かりました」
ダスティ「ところで、クラウスの姿が見えないようですが」
八夏「クラウスは……すまぬ」
モニカ「ちょっとヴィゴーで回復したいです」
アルブレヒト「クラウスは死んだ」
マクレーレ「この方はストレートに言いますね(笑)」
モニカ「まずは皆さん回復しましょう」

 モニカのクラウスへのスーパードライぶりが凄くて笑ってしまった(笑)

レーグネン「じゃぁこっちのメンバーは自腹でヴィゴーのポーションを飲むとして……」
DM(『自腹』だと……!?)
満天星「栄養ドリンク感覚ですね。ところでみなさんAP大丈夫?」
八夏「私は1しか減ってない。使う間もなく倒れたので(´・ω・`)」
アルブレヒト「2使った」
モニカ「私は3くらい」
ダスティ「そのうち1は私のせいで申し訳ない」
レーグネン「そちらから来たということは、賊どもは見かけなかたのか?」
DM「見かけてないね。ダスティたちは道なりに来て、君たちが戦闘しているところに遭遇した」

 回復作業が挟まったことで(大事な)クラウスの話がすっ飛んでいることにお気付きだろうか?(笑)

八夏「ダスティ、あなたどうやってここに戻ってきたんですか? 入り口は土砂で埋まっていたはずですが」
ダスティ「ああそれですが、バロウという呪文のポーションがありまして……」
八夏「……バロウ?」
DM満天星「バロウ!」

 
八夏「そんなつもりで言ったわけでは! すいません」
満天星「ちがうの?(笑)」
DM「完全に『乗り遅れちゃいけねぇ』ってなったんだけど(笑)」
八夏「いえ、口に出してから『しまった!』と……」
満天星「さすが八夏様、ここでギャグを挟むかと感心しておりました(笑)」
モニカ「それでダスティ。先程は遮って申し訳なかったのですが……。クラウスは、もう……」

 自分で元に戻した! 偉い!(笑)

アルブレヒト「だから死んだ。おまえが途中でいなくなった戦いの時にな」
ダスティ「そうですか。その場に俺がいなかったばっかりに……いや、いてもどうにもならなかったかもしれないでしょうけど」
アルブレヒト「おまえ如きがいてもな……」
DM「モニカは思った。『警戒しているとか言って、あんたが助けなかったからでしょう』

 全員笑い

ダスティ「マジで……」
モニカ「いやー……(しどろ)」
DM「でも、そこまで悪く言わないとしても、まぁそんな感じのことは(笑)」
モニカ「あそこはダスティが活躍できる場面だなって期待があったんですよ、私には。そこで後ろへ行ってしまったので、『あー……』ってなっちゃいましたね(もどろ)」
ダスティ「クラウスは残念でした……」
アルブレヒト「お前が及び腰の戦いをしていたのは大概なことだが、援軍を連れてきたことで埋め合わせをしたと見なさなくはない」
ダスティ「私としてはヤカと入れ替わって後ろを警戒していたのですが、入り口からの異音の確認をしに行ったところ、発破で完全に入り口が塞がれそうになっていたので、このままではヤバいと思って外へ出た次第です」
アルブレヒト「1人でな」
レーグネン「その言い方だと完全に逃げただけですね」
ダスティ「そのまま戻ったら、私もここに閉じ込められてしまうという状況だったのです」
アルブレヒト「だからそれは逃げたということだろう?」
ダスティ「とりあえずはそうです。いえ、状況をどうにかしたいと思い、一旦は私だけでもと思って外に出ました」
アルブレヒト「どうだかな」
満天星「吊し上げみたいですね(笑)」

 お忘れの人もいないだろうけど改めて書くが、ダスティは日頃からアルブレヒトに喧嘩を売っているので、とても2人はとても仲が悪い(笑)
 でも別にプレイヤー同士は全然険悪じゃなくて、TRPG以外でも一緒によく遊んじゃうぞ。

八夏「あの時に敵が吹いた笛は爆破の合図だったのですね。巻き込まれなくてよかったです」
モニカ「本当に無事で良かったです」
ダスティ「この入り口の状況をどうにかしないといけないと思って急いでファヴに戻ったところ、そこでこのお二方と出会うことが出来たのです。そこでバロウが有効だという情報を得てポーションを手に入れて、この2人と一緒に戻ってきたのです」
八夏「そうでしたか。それで、何故満天星がここにいるのですか?」
ダスティ「私に聞かれても……」
満天星「八夏様、無事で良かったです。お会いして早々にお別れになるかと」
八夏「まぁ、そうなりかけましたが」
ダスティ「ヤカさんを捜していると。ヤカさんが危ないと話したら、もうすぐに向かおうということに」
八夏「あなたも1人でこんな所まで来たのですか。全く家のことを放ったらかして」
一同『!』
八夏「ずっと家の方にいればよかったのに……」
満天星「八夏様、あなたがそれをおっしゃいますか」
八夏「あなたは家付きの者でしょうに。本当に1人でここまで?」
満天星「そうです。途中からこちらのマクレーレさんに助けていただきました」
アルブレヒト「マクレーレはこの間どんな様子で?」
マクレーレ「私はじっと黙って固まっています。まだお名前も聞いていませんし、顔も見ていませんので」
八夏「そういう関係だったのですか。彼は協力者ということですか」
アルブレヒト「ふむ。お前の弓は見事だった。助かったぞ」
マクレーレ「はじめまして、ヤカ様。ハインリーケ様よりドウダンツツジさんの案内役を仰せつかり、案内してきました」
八夏「ふむ」
マクレーレ「私がヤカ様のお連れの美しい神寵者様の顔を知っているので、案内役となったのです。ちょうどドライリュッケンのファヴであなた達の行き先を聞いていたところ、ダスティが駆け込んできたので、ここへ助けに来ることが出来ました」
八夏「あなたは『彼女』を捜しに、ハインリーケ様の元からやってきたのですか?」
マクレーレ「その方がここにいらっしゃるのなら、私から説明させていただきます。いらっしゃらないのなら、一度戻ることになるでしょう」
満天星「八夏様、戯奴はハインリーケ様から……」
八夏「モニカ殿、ちょっといいですか?」
満天星「聞いてないし!」

 全員笑い

マクレーレ「仲が悪いですね(笑)」
モニカ「敢えて聞かないようにして……」
アルブレヒト「『モニカ、この者たちがハインリーケ様に縁のあるものだというのならばいいのではないか?』ここは偽名ではなく本名で呼びますね」
モニカ「『そうですわね』ヘルムを外します」
マクレーレ「そうしたら、モニカ様に最敬礼をします。ビシッ!」
DM「とっくに顔を認識しているアルブレヒトにはビシッとしていないんだけどね(笑)」

 全員笑い

マクレーレ「わからないんですよ、まだ!」
DM「アルブレヒトのこと知ってるって」
マクレーレ「だって、顔も変装しているんですよね?」
DM「あぁ、そうか。髭も剃っているし、大して親しくもないから認識が難しいんだ」
マクレーレ「アルブレヒト様とは、城を抜け出すところへ遠目から矢を射ち込んだことがあるくらいですし、変装されてしまうと『なんか偉そうな人がいるな』ってくらいで……」

 パーティーメンバーからの大爆笑、感心、拍手。
 てか射ち込んでんのかよ(笑)

満天星「素晴らしい!」
八夏「『この人だれだろう?』」
レーグネン「『モニカって呼び捨てたぞコイツ』な」
モニカ「『知らんおっさんが偉そうに』」
アルブレヒト「おっさん、て10代だ(笑)」
モニカ「じゃぁ、お兄さんが」
DM「そうか、そうだね。じゃぁ〈変装〉に対してマクレーレは〈視認〉振ってみて」
マクレーレ「射手なんでそれなりには」
レーグネン「ここは外して欲しいな。外して欲しい!」
モニカ「確かに外して欲しい(笑)」
マクレーレ「……ダイス目が2なので、5です」

 全員笑い

DM「空気読んだね。アルブレヒトも素人変装なんだけど、マクレーレの目も節穴だった」
モニカ「マクレーレ、よろしくね(実際に手を差し出す)」
マクレーレ「握手していただけるんですか!?」
モニカ「握手しましょう?(モナカ、実際に握手を交わす)」
DM「モニカ様、軽率では? このような下々の者にお手を触らせるなど」
モニカ「なんで? 別にいいじゃん。助けてもらったんだよ」
DM「社会的には非常識だけど、モニカとしては別にOKってこと?」
モニカ「いやもう今回助けてもらったっていうのがあるから」
DM「いやあの、それは世界設定にダスティするってこと?」
モニカ「えーいいじゃーん。よろしくで握手くらい」
マクレーレ「手を出されても握れない……(笑)」
DM「お前も握るな、軽々しく(シッシッ)」
モニカ「そうだね、じゃ、はい。握手」
マクレーレ「いえ……(手を背中に隠す)」
DM「モニカが非常識なのはわかった」
モニカ「ごめんなさいごめんなさい」
DM「貴族の神たる戦勝神の神寵者よ」
モニカ「わかりましたーやりません」
マクレーレ「あの、質問を一つよろしいでしょうか」
モニカ「はい」
マクレーレ「アルノー様が……」
モニカ「お兄様が?」
マクレーレ「今どうなっているかはおわかりになりますか?」
アルブレヒト「なんだ、お前は我が家に仕える者なのか?」
マクレーレ「……『誰だろう』って思いますよね」

 全員笑い

マクレーレ「それに『我が家』って言われても……」
アルブレヒト「何だ、この私がわからないというのか、お前は」
レーグネン「(小声でマクレーレに)アルブレヒト様、アルブレヒト様!」
マクレーレ「『はっ! 大変申し訳ございません。自分はアルノー様の元……』ダメだ、笑いが……『弓兵をさせていただいております』」
アルブレヒト「あぁ、兄上の直属の。なるほどその剛弓、見覚えが……いや特に覚えは無いな」
マクレーレ「アルブレヒト様大変失礼いたしまいた」
レーグネン「まぁ、アルブレヒト様も変装をなさっているからな」
アルブレヒト「おぉ、そうか。そうだったな(髭のない口元を撫でながら)」
レーグネン「家中の者にも見破ることのできないとは見事なものです」
アルブレヒト「たしかにそれでは仕方がないな。今回は赦そう」
マクレーレ「その名はご存じ上げていたのですが、わかりませんでした。お恥ずかしい。」
アルブレヒト「うむ」
マクレーレ「今思えば、なんと輝かしい方だと」

 全員笑い

満天星「変わり身が」
モニカ「急にへりくだりだした(笑)」
マクレーレ「隠しきれないオーラを感じるべきでした」
アルブレヒト「ふむ。精進するといい」
モニカ「それでマクレーレ、アルノーお兄様はご無事ということなのですか?」
マクレーレ「私はアルノー様の命令で弓をハインリーケ様へ届けに来ていたのです。そこで城が燃えたと知らされましたので、それ以外の情報や消息は知りません。ただハインリーケ様から、ヤカ様が美しい神寵者様と一緒にいると聞きまして、もしそれがモニカ様だったらアルノー様のことも知っているのではないかと思い、ここに……」
モニカ「そうだったのですね」
アルブレヒト「なんだ、なにも知らんのか……」
マクレーレ「申し訳なく……」
アルブレヒト「ところで『美しい神寵者』じゃなくて、モニカって言えば良くない?」
マクレーレ「そうですね、モニカ様たちが正体を伏せているかもしれないと考えて、アルブレヒト様がモニカ様の本名を口に出すまでは、モニカ様の名前を絶対に口に出さずにそう呼んでいたので」
アルブレヒト「そうかその配慮か、なるほど。あれ、そういえば我々はヤカには本当のことを教えていたっけ?」
マクレーレ「ヤカには……あれ?」
DM「このパーティー、基本的に危機感無いから(笑)」

 全員笑い

マクレーレ「私が会ったときやリプレイ読む限りではハインリーケ様は遠回な呼び方でしたよね」
DM「少なくともハインリーケは、自分から君たちのことを誰かに話したりはしないよ」
モニカ「じゃぁ、今はじめてヤカは私たちのことを?」
DM「いや、君たちかつての会話から鑑みるに、ヤカには全部ばらしていないと成立し得ないような話を……」
レーグネン「そうですね、我々がどうしてここまで来ているかのあらましは知ってますよね」
DM「なんせほら。クラウスが八夏との道中で言ってたじゃん。『城が燃えて……』って独断で話してるんだよ」
モニカ「城が燃えたって時点でバレバレですよね」
マクレーレ「けっこう、ザル!」
モニカ「そうかー」
マクレーレ「それは知りませんでした」
DM「あれ実は凄いんだよ。ハインリーケは『私の友達が』としか言っていないのに、逃亡中の全員の名前とかのディテールを全部八夏にばらしちゃってるからね(笑)」
満天星「危機感ありませんね」
アルブレヒト「あのクラウスとヤカとの2人の道中、会話がろくすっぽ成り立たなかったのに、よりによって私たちの実情だけはペラペラ喋ってるという(笑)」
マクレーレ「私はこれは絶対に伏せておこうと考えてたのに……案外気にしていないんだな、と」
一同『マクレーレはよく頑張った』
DM「えらい脱線してるな。話を戻そう」
マクレーレ「その代わり、アルノー様が見つかるまで、お2人をお護りしたいのですが、よろしければそのご許可をいただけますでしょうか?」
アルブレヒト「その忠義、大儀である」

  イラスト:★Yuuki
満天星「戯奴も八夏様に同行させていただきます」
八夏「えー……(嫌な顔)」

 全員笑い


 Don't give up justice, I want to get truth! 盗~んだ名馬を返しなさ~い。


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 今回もなんとか命拾いした。
 昏倒させられるのに慣れすぎてしまって、回復したらケロッとしてしまっているが、事態としては大量の流血や吐血だので、かなり洒落になってない有様だろう。
 HPが1でも残っているうちは『致命傷を避け続けている状態』という解釈が成り立つけど、昏倒してしまうと『瀕死の重傷を負った』になるのでことは深刻なのである。

 さて、ここでマクレーレと満天星と顔合わせ。
 ハインリーケの手配ならば間違いはないな。
 きちんと人に敬意を払える常識をもった有能な者ならば、もちろん歓迎だ。
 アルブレヒトはこんなだけど、リーダーだと自他共に認識しているからね。
 部下を指揮するって自覚と責任というところはしっかり意識してやっていかないとだね。


・モニカ
 


・レーグネン
 アルブレヒトもそうでしたけど、この嫌な顔いい味ですね(笑)
 ヴィゴーのポーションポンポン飲んでるのであと請求が怖いですねー。プレイヤーもリプレイ見てから完全に盗品扱いだった事が判ったレベルなのでキャラは気づいておらず。
 アルブレヒトとマクレーレのやり取りがおいしい(笑) 絶妙なすれ違いでしたね。


 プレイ中に何度も「盗品だぞ」「盗品だからね」と言っていたDM、それは私です。


・八夏
 シャドウじゃないですから!
 ちゃんと「バロウ」って言いましたから!

 思い返すと機密情報が駄々洩れだったことが判明。
 聞いた私にも問題があった恐れが(汗)

 以前あったお兄様の猛烈にいやっそうな顔、まさか自分もすることになるとは(笑)
 別に満天星のことが嫌いなわけじゃないんですよ?
 ちょっと警戒しているだけですから(オイ)

 あと満天星と八夏の体格差がわかりやすい一枚に感謝。
 これも見ようによっては親子の図?
 でも満天星の方がしっかりしてるって言われそう……(泣)

 ……と八夏は申しておりますが、実際の身長差はもっと大きく、画面に収まらないので段差にでも立ってんじゃないですかね(笑)


・マクレーレ
 新人弓兵だった頃に城を出入りしようとしたアルブレヒトを賊だと勘違いし、矢を撃とうとした瞬間に先輩に止められ、明後日の方向に矢が飛んでった事があったとかなかったとか……。
 何せ〈視認〉が苦手なもので(笑)

 それはさておき!
 マクレーレは無事にアルブレヒト陣営と合流!
 しかし、八夏と満点星の方はイラストからも温度差が見受けられるのでもう一波乱あるかも!?
 そしてジト目っていいよね!

 とどめの一撃のファンブルは仕方ないと諦めもつきますが
『心臓に二発、頭に二発、祈りながら引き金を引く。』
 という、ウルフウッドごっこをしつつ成功率を上げられたはずだったのでそこは軽く反省。
 全ラウンドアクションを使えばさらに安定するとの事なので、ウルフウッドごっこをする機会はもう無いかもしれません、残念。

 なんか『一仕事終えた様な満足感』を感じるチャプターでした。


 ちなみにマクレーレは判断力もクソ高いんで、〈視認〉も人並みより高いです(笑)
 キャラのスペックが気持ち悪いくらい高いんで、「プレイ以外でのマヌケなエピソード」とは壮絶に相性が悪い。



・満天星
 八夏様と再会してすぐの別れは避けたいとヤキモキしたけど、終わってみればパーティー全体がヤバかった(笑)

 ギリギリの回復で何とか……というか盗品のポーション問題やら、クラウスへのリアクションやらは後々に影響しそうで実に恐ろしい!

 そしてマクレーレの危機感に反して、お兄様達の危機感の無さも恐ろしい(笑)

 それにしても八夏様、満天星に対する態度がヒドイ!
 無視したり、あからさまに嫌がったり(いいぞ、もっとやれ)
 それにしても良い顔だ(笑)



・ダスティ
 なんとか強敵を退けて、ピンチを回避することができた。最初は再会を喜んでもらえて嬉しかったのですが……クラウスが死んでしまっていたこともあり、空気が重い……。八夏と満天星を会わせることができて、こっちは喜んでもらえるのかな……と思いきや、こっちも微妙な空気に……。
 そんな中、マクレーレの加入は喜んでもらえて、良かった良かった。

 今回のYuukiさんのイラストの八夏と満天星、チャプター6のアルブレヒトとモニカのイラストと対比となっていておもしろいです。
     
9/16
  もういっぽん! #9

 
 友達に「あーあーあー。日本酒の漫画でしょ?」と言われた。違う、そっちじゃない!!

 
 恒例の「反則だって一つの戦術だよ」プレイへの潔癖症が発症して「うーんうーんうーん」となっているワダツミです。
 まぁホントこれはどうしようもないな!! 「それが当然」って感覚が有るかどうかデカいからな!!
 ちょっと話ズレるが、東京マラソンの「参加料金返金しません」も「参加できないなら返金するのが常識だろ!」って人と「スポーツの大会がアクシデントで開催に支障が出ても返金しないのは常識」って人がいたわけだしね!!(ちょっとどころじゃないズレ

 
 まぁつまりこーいうことだってことはわかっているのだ!!(言い聞かせ

 
 リスクやマイナスなら起爆剤さ!!!
 まぁあれですな。憧れの存在がおり、「今自分それに近付けてる! 皆から期待され、責任がかかってくるのって、正しくその憧れの存在がしてたことじゃん!! それと同じ!!」とテンション爆上げするメンタルって素敵だよな。
 仮面ライダーに憧れてる人が、誰かが大ピンチな状況に遭遇して「やべっ……」って尻込みするんじゃなくて「今こそ俺が仮面ライダーになる時!! 遂にそのチャンスがやってきた!!」って奮い立つ感じの。アツい。

 
 ここで冷静になれる南雲ちゃんが超好き。さすが神童。無駄な自信過剰キャラじゃない。
 決してネガティヴではない戦術判断で身を引くのは格好良いし。

 
 負けてなお胸を張っている姿も最高に格好良いのである( ・`ω・´)
     
  ■コンボイの謎

 
 コンボイ司令貰ったことでトランスフォーマーづいたワダツミは、Netflixのやつを観始めたのであった。
 デザインが馴染み深いのも個人的にキャッチー。

 
 なんて忠義に篤いキャラなんだ!!(棒読み

 
 てかジェットロンは数多過ぎて突然死なれても「え、だれ?」となり過ぎる(笑)
     
  ■バンドリ

 
 アニメ観終わってナイスタイミングの再上映だったので観てきたよ!!!
 セトリは「え、これ俺が考えたの?」ってなるくらいには完璧で、アンコールでBraveJewelった時は「ここまで俺の期待通りに!?」とイキかけた。
 Afterglowで夕陽落ちたり、FIRE BIRDで夜空に手を伸ばしたりと、シンクロ率の高い演出は「アニメならではだな!」と感動したり……あ、でも8thでモニカの金色のプレリュードは完璧なタイミングで夕陽が金色に染め上げてたな!!!
 アイマスのアニメでも「このライブ全編観せて!!! 金は出すから!!!」って思ったりするわけじゃないですか。なぁ。皆もそうだろ?

 
 邦キチのうたプリ劇場版回で「これだよこれ!! 音楽系アニメは法律でこのタイプの映画を作ることを義務付けたいレベル!!」となっていたので、バンドリの映画がこのタイプと知って超嬉しかったわけよ!!!
 いやー、実に良かった。ありがとう、そしてありがとう……!!
 第2弾の制作も発表されてるし、今から楽しみでしかない。そう、楽屋シーンでちょっとだけ出て「お、アンコールで唄うのか!?」となったRASの出番も次こそ! 当然モニカも!!!

 唯一難点を言えば「高音域が完膚なきまでに音割れキンキンメチャクチャ」なことになっており、聴くに堪えなかった点。最初「映画館さん! セッティング間違えてますよ!?」ってマジで思ったくらい高音が壊滅的で、爆音で襲ってくる金切り音がキツ過ぎたこと。途中から慣れたけど最初マジで焦った。
 おっさん4人で行って、観終わった後全員で「高音の割れぶりがやべーな……」と顔を見合わせたのだが、Twitterで検索すると「音最高でした!」って声が大半で、高音のヤバさに触れてる人殆どいなくて「これはおっさんしか聴こえない音域かなんかだったのか?」となった(笑)

 
 ローソンコラボは地元を奔走して探し回るも、5個しか買えずに「舐めてた……バンドリの人気を舐めてた……」となるワダツミの姿があったという。
     
■プレゼントありがとうございます!!

 
 武士の装備は最終的に戦艦ビスマルクへと発展するのである( ・`ω・´)(しません
 ところでよく「天守閣」って言葉、実は明治時代からの創作で、天守が正しいって知ってた?
 FGOで江戸時代以前のサーヴァントが「天守閣」と言ってると「おお?」となっちゃう面倒な歴史オタクがいるらしいよ(俺

 
 発売済みのバンドリねんどろいどがこれにて勢揃い……!!! 感謝!!!
 これってRASが出るとしたら、先発はチュチュ様とレイヤどっちなんだろうね?
 どっちも象徴的キャラ過ぎて悩むぜ。
 ハイファイブあどべんちゃっは「よっしゃーやるーぞー」が好き過ぎて、なんかやる時に脳内再生される。
 あと多分TRPGでお宝出す時に「たっかっらっもっのっなっのっ」と言いそう。

 
 これ、同梱されてたJumpinと天下卜ーイツA to Z☆に特典BD付いてる筈の奴に特典BD付いてなくて、Amazonに問い合わせたら「じゃあ返品対応するんで送り返してねー」言われてしまい!! 俺としては交換対応とか足りない特典だけ送って欲しかったのだが!!
 そんなわけでプレゼントを返品するとかいうクソムーヴかましてしまい、大変申し訳無い!!
“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター12

 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。
 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。


 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 チャプター7 チャプター8
 チャプター9 チャプター10 チャプター11

 第1回まとめログ 第2回まとめログ 第3回まとめログ 第4回まとめログ 第5回まとめログ 第6回まとめログ

 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5
 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5
 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5
 天杜八夏 侍5
 マクレーレ 武人(ファイター)5
 満天星 忍者5
 ダスティ 巧者(ローグ)5

満天星「『よくも八夏様を!』幽遁の術の巻物を取り出します」
DM「一応言っておくと、このまま放っておくと八夏様が死にますよ。だよね?(慈悲)」
八夏「次の流血で死にますね」
DM「もちろん『八夏様、あなたの犠牲は無駄にしません』ってクールに攻めてもいいだけど」
満天星「なるほど。助言は本当に嬉しいです」
DM「師匠の教えを思い出したのです。それを振り切るかどうかは君次第」
満天星「今、実際に私が八夏様を助けるすべがあるのかな、と」
DM「パッと考えただけだと難しい気がするなぁ(笑)」

 全員笑い

満天星「そうなんですよね。他の人は知らないかもしれませんが、忍者は回復呪文を使えたりはしないので……」
DM「気絶している人にポーションを飲ませるのは手番がだいぶかかる」
満天星「まず八夏様の元へ移動しないとです」
DM「じゃぁ、頑張って。師匠の教えが降りてきたけど、『あ、無理だ』って思った」
満天星「じゃ、切り替えた! 八夏様ごめん!」
DM「『はい無理、じゃ殺そ。仇は取ります』」
満天星「幽遁の術で姿を消して《早抜き》で二刀抜刀。全力攻撃」

 幽遁の術は速攻アクションで発動可能で、ターン終了時まで[不可視]状態になれるのだ! ドロンでござる!!

DM「さぁこい」
満天星「く、ファンブルと次ははずれ」
DM「ファンブル多過ぎ!」
満天星「さらに1日1回だけ使える時津風の腕甲を使って追加攻撃します。右手の銀の忍者刀の追加攻撃は……命中。1発しか当たらないとはー」
DM「でも3D6の急襲ダメージだ」

 忍者は巧者の「急所攻撃」の下位互換である「急襲攻撃」が行えます。
 急所攻撃が「相手が敏捷度ボーナスを失っている状態」及び「挟撃状態」の時に発動するのに対して、急襲攻撃は「相手が敏捷度ボーナスを失っている状態」にしか発動しません。

満天星「全部で10ダメージ」
DM「ちょっと低めに寄ったけど、銀の武器だしね。素通し。やはりレッサー・デヴィル級だとダメージ減少も大したことない。こいつは中でも最弱。はい次の方」
レーグネン「私は行動を遅らせます」
モニカ「ヤカ死んじゃうのか……」
DM「まだモニカがキュアできるから」
モニカ「……うん」
マクレーレ「これで11ラウンド目で、ダスティさんですね」
ダスティ「今の攻撃を見て、銀の武器が有効そうだと判断してもいいですか?」
八夏「見えていないかと……」
DM「透明だったからね(笑)」
満天星「攻撃した後に姿が見えます」 
ダスティ「なるほど……では普通に攻撃ですね」
DM「ここで満天星が『あいつには銀の武器が効くようです』ってやってくれれば完璧だったんだけど、悪魔との戦いなんて初めてだからテンパってたんですよ。主も死にそうだし。次から頑張りましょう」
アルブレヒト「さっき素材を試せって言ったんだけどね。聞こえてなかったよね」
DM「俺は聞こえていたけどね。自分への声掛けではないと思って聞き流しちゃうのは誰でもあり得るし、伝える必要があることは目を見てしっかり言ったほうがいいね」
アルブレヒト「そうですね」

 リプレイに書かれてる様々な発言も「DMとしてプレイ時は認識してなかったプレイヤーの発言」が日常茶飯事である(笑)

ダスティ「攻撃は……低い。はずれです」
DM「まぁ、ダメージ減少とか関係なく出目が悪過ぎて当たらなかったので、結果的には影響無しだ。次はモニカ。八夏を救えるか」
モニカ「まずはそもそもマクレーレに教えてないんですよね。この敵が何なのか」
レーグネン「それはレーグネンに任せてください。血が止まったのでもう大丈夫です」
DM「じゃぁ、血が止まったレーグネンが教えるそうです」
モニカ「そうかそうか、じゃぁ……」
アルブレヒト「べつに、今すぐに教えてあげてもいいと思うよ?」
DM「そうね、教えてあげてください」
レーグネン「手番的にはレーグネンもすぐですよ」
モニカ「まぁまぁ、モニカも必死なので。すぐにヤカを回復してあげたいのですけど、厳しいですか」
アルブレヒト「敵2体から機会攻撃を受ける位置にいるからね」
DM「例えばキュア・モデレット・ウーンズだと防御的発動の難易度が〈精神集中〉で20。それを2回」

 前回も説明したけど、敵の強さによって目標値は変動するので、普通は教えたりしません(笑)
 で、「複数の敵に対して防御的発動」を試みる場合、通常の難易度に加えて「敵が1体増える毎に難易度+2」されます。今回は2体相手なので+2。これが3体相手なら+4、4体相手なら+6。
 防御的発動の〈精神集中〉判定は敵の数だけ行うので、今回なら+2された状態で2回成功する必要があるし、4体相手なら+6で4回とまぁ絶望的なことに。言い換えれば、敵の高位ウィザード相手でもパーティーで包囲すれば呪文を封じることを大いに期待できます。正規ルールだとほぼ無理です。

モニカ「無理じゃないですか?」
レーグネン「1点だけ回復のキュア・マイナー・ウーンズなら18ですね。昏倒したままにはなりますが、出血はとまります」
モニカ「ヤカを回復したとするじゃないですか。ヤカはまだ倒れていて、このデヴィル2体はかなり頭がいいですよね。とどめの一撃みたいなものがヤカに降ってくる可能性はあります?」
DM「この敵に限らず、どんな相手でもそれは有り得るよね」
モニカ「あるんですよね」
ダスティ「このまま倒れていてもヤカは出血で死んでしまうわけですよね」
モニカ「……まぁそうですね。はい、キュア・マイナー・ウーンズを防御的発動で」
DM「防御的発動でやるか、自分のACを信じてダメージ上等でやるかだね」
モニカ「うーん……」
レーグネン「これはいつも賭けですね」
DM「クローズ・ウーンズがあるから、うまく行けば機会攻撃1回分は防げるね」
モニカ「わかりました、通常の発動で」
アルブレヒト「発動はどのキュアを?」
モニカ「キュア・ライト・ウーンズだとどうなります?」
アルブレヒト「キュア・マイナー・ウーンズを使ったときより〈精神集中〉の難易度が1だけ上がる」
モニカ「つまり?」
DM「それは10か11+ダメージの数値なので振ってみないと決まらない」
モニカ「もぅ、10でも11でも、どっちも無理ですよー」
マクレーレ「当たらなければいいのです」
レーグネン「喰らわなければ、どうということはない」
モニカ「では1レベルのキュア・ライト・ウーンズにします。あ、そういえば私も流血してましたね。2ダメージですね」
DM「機会攻撃で……グレイヴは18まで命中」
モニカ「ACは19です」
DM「ヒゲはダイス目が18なので命中」
モニカ「はいはい、クローズ・ウーンズ、クローズ・ウーンズ(笑)」
DM「一応、ダメージは7点なので、目標値18の〈精神集中〉」
モニカ「えぇ……いや、大丈夫! いける、はず、きっと」
DM「まぁいざとなったらAPで、って思いがちなんだけど、こういう流れのときはたいてい1とか2とか振っちゃうものなんだよね」
満天星「そんなこと、言わないで(笑)」
モニカ「自分のダイス目を信じまーす。大丈夫、大丈夫大丈夫。……ほらな!」
DM「ほらなって言うなら、もっととっくに成功してるものなんだよ。お前さっき散々失敗しておいて(笑)」
モニカ「私は大事なところでちゃんと成功してますよ。術者レベル判定は……1」
DM「ほらー」
モニカ「……でも!」
DM「術者レベル判定の1はファンブルじゃないから、AP使って振り直せるんだよ」

 嘘です。ファンブルとか関係無くダイス目1は振り直せません。
 このDM、プレイヤー達を援護するためにすぐ嘘を吐いてルールを曲げやがります。プレイ中に「これ温情だよ~アピール」は興醒めするのであまりやりませんが、リプレイではこういったことをアピールしないと俺が読者に「クソマスター」と罵られるので、自己防衛の為に必要なのです。

モニカ「振り直します」
満天星「みんな、いくらAP使ってるのぉ……」
モニカ「でも、まだ2回しか使ってないです」
満天星「そっか、よかった」
モニカ「振り直しは……14。もうだめだ……」
DM「プシュー」
モニカ「ごめんね」
レーグネン「レーグネンのターン!」
DM「お、まだ回復があるのかお前?」
レーグネン「やつはレッサー・デヴィル……」
DM「なにもないらしい(笑)」
レーグネン「いや、『特殊な武器でなければ有効打にはなりにくいぞ!』そう叫んで、レッサー・ヴィゴーのワンドを抜きながら移動します」
DM「はい、レッサー・ヴィゴーのワンドなのね?」
レーグネン「レッサー・ヴィゴーのワンドしか今は取り出せない! これしかないんだけど……効かないのかな?」
アルブレヒト「いや、さっきは術者レベル判定で18振ったら効いたよ」
DM「レッサー・ヴィゴーは効いてないよ。さっき効いたのはキュア・マイナー・ウーンズだよ」
レーグネン「いや、1高い目を出したレッサー・ヴィゴーが効いてたんです。キュア・マイナー・ウーンズ使い切ったんで、ヴィゴーポーション飲み続けていたんです」
DM「ヴィゴーは一切効いてないよ」
マクレーレ「でもさっき、ヴィゴーで流血止まりましたよ」

 というわけで「なにそれ聞いてない」とDMがなってしまい、流血止まってたのに流血続行なレーグネン。すまぬ、すまぬ。他のことで色々助けてるから赦してくれ。

レーグネン「では流血ダメージを受けて『やつはレッサー・デヴィルだ。特殊な素材の武器でないとダメージが通らないぞ! あぁ、血が……血が止まらない……』」
八夏「私のターンですか? いいんですか?」
DM「いや10ダメージ受けてもこのターンにはまだ死なないでしょ」
八夏「ギリギリですけどね。次のターンでアウトです」」
モニカ「私まだ呪文残してますから大丈夫です」
DM「しょうがないじゃん、モンスターマニュアルに『キュア系なら血が止まる』ってかいてあるんだから(笑)」
レーグネン「おい、キュアのポーション買ってきてるんだろ、お前ら!(笑)」

 ヴィゴーはキュアではない!!!

アルブレヒト「レッサー・ヴィゴーは高速治癒1を与える呪文なんだけど、この回復は効果あるのかな」
DM「そうねぇ。流血ダメージと回復1が同時に発生することになるかな」
レーグネン「そうなると、私が倒れるまでの時間が少し伸びますね。助かります」
マクレーレ「では私の番か」
モニカ「もうアーチャーしか頼りがいないの」
マクレーレ「特殊な素材が必要ってことなので《速射》で。1射目を抗魔鋼の矢、2射目を錬金術銀の矢と射ち分けていいですか?」
DM「矢筒を分けて用意してあるなら問題無いよ」
マクレーレ「じゃあ大丈夫です。1射目は……AC21まで当たり」
DM「命中したよ」
マクレーレ「抗魔鋼の矢で8ダメージ」
DM「少し通ったよ」
マクレーレ「2射目もいい……AC22まで当たり。錬金術銀の矢です。あ、素材でダメージ変わりましたっけ?」
アルブレヒト「錬金術銀だけ1ダメージ減るよ」
マクレーレ「そうでした。13ダメージ」
DM「痛い痛いいたーい」
マクレーレ「どうやら錬金術銀の矢のほうが効いているようだ」
満天星「(パチパチ)素晴らしい!」
モニカ「素晴らしい、天才!」
満天星「ちょっと馬鹿にしていませんか?(笑)」
モニカ「ロールプレイもしっかりやってて天才!」
満天星「そういうことですか!」
マクレーレ「情報が欲しかったんです……!」
満天星「むしろ自ら見つけ出して……誰も教えてくれないから」
アルブレヒト「私か。このキュア・ライト・ウーンズのポーションをヤカに飲ませねば……」
マクレーレ「流血していますから、自分で飲むのも良いかもしれませんね」
DM「アルブレヒトは流血で2ダメージね」
モニカ「もうみんな死にそう……」
アルブレヒト「(HP管理ボードを見て)え、私の残りHPもう5しかないの!?」

 全員笑い

マクレーレ「だから飲むんですかって聞いたんです(笑)」
アルブレヒト「(震える手で腰から瓶を取り出すしぐさ)ポーションを飲む!」
DM「八夏よりも自分だ!」
アルブレヒト「術者レベル判定だ。むむ……AP使って足して……19!」
DM「傷が治っていく」
アルブレヒト「やった!」
DM「この戦闘でAPいくつ使ったか、みんな後で教えてね」
アルブレヒト「透明なまま倒れたら絶対に助からない。まずは我が身だ……回復は2点か」

 全員笑い

DM「まぁ仕方ないです、それは。次は敵だね。じゃぁお兄様のマスを攻撃しようか」
アルブレヒト「動いたかもしれないよ?」
DM「うん、動いたかもしれないから攻撃する。足元の血痕は動いてないしね」
モニカ「もうやだー。先に言っておきますけど、クローズ・ウーンズは使えませんからね」
八夏「見えてませんからね」
アルブレヒト「インヴィジビリティを解除するための標準アクションを取る余裕がないんだよね……」
DM「インヴィジビリティ解いてミラー・イメージ見えたほうが耐えられるんだよねぇ……攻撃は当たって5ダメージ」
アルブレヒト「HP2点でまだ耐えた……」
DM「2回目ははずれ」
モニカ「はー……」
DM「じゃぁもう1体も攻撃しよう。爪で……お!? あー! 良かったね、クリティカルはしなかった。3ダメージ。次は失敗確率ではずれ」
マクレーレ「-1で昏倒した」
DM「『ぎゃー』というお兄様の断末魔がまた」
レーグネン「しかも姿が見えません」
モニカ「お兄様、どこ!?」
満天星「次は私です。なんか悲鳴が聞こえたけどよくわからない……」
DM「5フィートステップして、《早抜き》でポーション取り出して八夏に飲ませたらどう?」
満天星「キュア・ライト・ウーンズのポーションは背負い袋の中で、さっき刀を取り出す時に足元に置いてきてしまったんですよね」
DM「そうか、ベルトポーチには入ってなかったか」
マクレーレ「私背負い袋に近いので、ポーションを取り出して投げるとか出来ませんか?」
DM「ほら、皆諦めかけている中、頑張って助けようとしているのはマクレーレだけだよ!」
モニカ「諦めてませんよー!」
満天星「そうでしたね。ポーションを八夏に飲ませるのは全ラウンドアクションですけれど、怒涛の行動で満天星のアクションを増やしたら、なんとか手はありませんかね」
DM「そうだなぁ……(盤面見ながら考え中)」

 DMが一緒になってパーティーの戦術を考え出したらそれはもう絶体絶命のクライマックスです(笑)

レーグネン「他のメンバーが背負い袋からポーションを取り出せませんか?」
DM「そうね。まずダスティが移動して、背負い袋からポーションを取り出して終了。取り出してある状態なら、隣の満天星が移動アクションで受け取れる。5フィートステップで八夏のとこまで移動して、怒涛の行動でアクション増やして全ラウンドアクションで八夏にポーションを飲ませる。こうかな」
レーグネン「ダスティは攻撃に回ってもらって、私がその役目をやりましょう」
DM「それも可能だね」
満天星「それじゃ、行動を遅らせましょう『戯奴の背負い袋にキュアのポーションが入ってるの!』」
モニカ「『ポーションがあるのですか!』くらいは言っていいですか?」
DM「緊迫している状況だからね。普段だったらこんなテレパシーでのシンクロ行動はNGなんだけど、追い込まれると何故かみんな覚醒して綿密な行動が取れるようになるから(笑)」
レーグネン「種が割れていますからね」
満天星「勝利への道が見えましたね」
DM「さぁさぁ、早く進めろー」
レーグネン「何かあったときのためにダスティも行動を遅らせておいてください」
ダスティ「了解です」
モニカ「じゃぁ、ポーションがうまく行かなかったときのために、モニカも待って遅らせたほうが良いですか?」
DM「モニカがキュアするのが一番いいんだけどね」
モニカ「そうそう、それを考えると、どっちがいいのかなって」
満天星「モニカ様のキュアが良いですね」
ダスティ「成功すればヤカ様の危機はとりあえず脱しますから」

 やはり発言のブレではなく、一貫してヤカ様(笑)

満天星「お兄様は?」
モニカ「見えないので……攻撃されていたのでどこに倒れているかはわかりますよね」
DM「インヴィジビリティ状態だと、体に触れている所持品は一緒に消えるのよね。血も所持品と同じ扱いで、体を伝った血が地面に広がったところで離れたことになって、見えるようになるね。ポタポタ垂れた場合とかも。モニカどうぞー」
モニカ「ごめん、考え疲れちゃってた」
レーグネン「お兄様の状態は大事ですから」
モニカ「そう。もうね、もうね。さっき失敗しちゃいましたから、ヤカで」
DM「まぁ、お兄様はもうしばらくは生きているから」
モニカ「機会攻撃されるの覚悟で、キュア・ライト・ウーンズをヤカに」
DM「機会攻撃はずれ。2体目もはずれ。2回とも外すと手加減しているみたいで嫌なんだよなぁ」
モニカ「そんなに当てられては困ります」
DM「じゃぁ、術者レベル判定どうぞ」
モニカ「もうやだぁ……やだぁ……(コロコロ)」
DM「ほら出すときは出す女なんだよ。成功だね。モニカの心が折れかけてる(笑)」
満天星「でもこれは辛いよね」
DM「このクソグダグダ戦闘の書き起こしがアルブレヒトで本当に良かった。流れを理解できている人だから(笑)」
モニカ「回復のダイスはAPで振り直せます?」
DM「それは出来ないんだ。20面体だけ」
モニカ「もう……(コロコロ)……よっし」
一同『おぉー』
DM「最大値だ。やるときはやるね!」
モニカ「15点回復です」
マクレーレ「3まで回復ですね。意識がもどった」
モニカ「ヤカ、遅くなってごめんなさい」
八夏「おぉ、モニカ殿……すまぬ」
モニカ「いえ、私が未熟なばかりに」
DM「目を開けるとナイチンゲールの顔が。次は」
レーグネン「まず流血2点ダメージとヴィゴーで1点回復ですね」
DM「『血が止まらないんだよ……』」
レーグネン「背負い袋からポーションを取り出して終了です」
満天星「では。八夏様にポーション飲ませる作戦はどうなりますかね」
マクレーレ「意識は戻ったのでとりあえずは大丈夫ということですね。キュア・ライト・ウーンズのポーションを飲ませて安全圏まで回復させるべきでしょうか」
八夏「1回では大差ないですね。レーグネンもまだ危険な状態です」
レーグネン「敵の目の前まで移動してポーションを飲ませるのは、リスクを考えるとさすがに最後の手段です」
ダスティ「もうやっちゃって、さっさと終わらせてしまいましょう」
満天星「戯奴がとどめをさせるような前提で簡単に語らないでください(笑)」
レーグネン「いけるいける! ニンジャ行ける!」
モニカ「ニンジャなら大丈夫。みせてくれ」
満天星「いきますね。お、クリティカル・ロール」
一同『おぉ!』
満天星「では振ります。……あー、クリティカルはしない」
ダスティ「AP使っていきます?」
アルブレヒト「まぁ気にするな。2倍になってもほとんど増えないのだ」
満天星「そうね。こっちの急襲ダイス(3D6)が増えるんだったらAPも考えますが」
DM「そうねー。今クリティカルしても銀の武器の1D4-1の部分が2倍になるだけね」

 満天星は非力ゆえ地力によるダメージは極めて小さく、ダメージ能力の殆どを「急襲攻撃」による追加ダメージに依存しています。で、クリティカルヒットでは急襲攻撃のダメージ増えないんですね。
 ついでに解説すると、盗賊系クラス「巧者(ローグ)」「斥候(スカウト)」「魔導詩人(バード)」「忍者」「聖衛士(レンジャー)」はそれぞれ一長一短の存在でして。

巧者 都市寄りオールラウンダー。急所攻撃による爆発力と、〈魔法装置使用〉技能をガッツリ育てれば、他クラスのスクロールやワンドを使えるという破格の能力が特徴(他のクラスでも可能だが、大抵はクラス技能じゃないのでスゲー辛い)。 “身かわし”“直感回避”といった緊急回避能力を最も早く習得し、最大に強化されるので、不意討ちに強い。
斥候 野外エキスパート。攻防バランス型の機動戦闘(ダメージとACが上がる)と高速移動がウリ。爆発力は無いがボーナス特技が最も多く貰えるのでカスタマイズが広く深く行える自由度を誇る。無論、それ次第で爆発力を得ることすら可能。渉外技能は5クラスの中で最も苦手。
魔導詩人 都市&知性派魔法戦士。技能ポイントは上記2クラスから一段劣り(が、必然的に知力が優先されるクラスなのでポイント総数は同等に落ち着く)、武器戦闘能力も5クラス中最弱ながら、十八番である渉外能力の高さ、この中では最も高い呪文能力、全ての〈知識〉技能がクラス技能なことが相まって、サポーターとして最も高いポテンシャルを持つ。当然呪歌を唄ってのサポートも出来ちゃうぞ。
忍者 忍法を駆使する魔法戦士で、戦闘寄り。技能面は一段劣る。スナック感覚で透明になれるので不意を討つのは得意だが、不意を討たれるのには極端に弱く、サバイバビリティに難がある。得意なことはとことん得意なのだが、起伏が激しい。急襲攻撃で敵のHPを0以下にすると、即座に首(があれば)を刎ねる。
聖衛士 野外エキスパートにして魔法戦士。技能面はやはり一段劣る。二刀流の代名詞にして優秀な射手(どちらか最初に選択)で、最も高い基礎戦闘力を誇り、呪文によるバフを駆使することで対応力も高い。自身と共に成長する動物の相棒を持つことが出来るのも極めて大きなアドバンテージで、連携攻撃を駆使することで高い戦闘力がさらに際立つことに。魔法戦士型の中では最も呪文能力が低いながら、野外向けの有用な呪文が幾つもある。スペックの総和としては5クラス中最も高い力を持つが、それは「聖職者」であることによる「戒律と組織の縛り」と引き換えに得ている力であることを肝に銘じる必要がある。

満天星「ダメージは7点。左手は……はずれ」
ダスティ「次は私で。じゃぁ撃ちまーす(ダイスを振ろうとする)」
モニカ「あ……」
ダスティ「なに?」
モニカ「いいのかな。AP使って……」
DM「AP使うならなに言ったってOKよ。どうぞ言って?」
モニカ「うん、AP使おう」
アルブレヒト「ん、今はモニカは普通にダスティに『これ忘れてるよ』ってアドバイスできるよね?」
DM「うん。それはしていいんじゃない?」
モニカ「ダスティが今銀の矢って言わなかったんで、そのままだと普通の矢で射っちゃうよって言いたかっただけです」
ダスティ「あぁ、いえ、銀の矢で射ちますよ。ええ」

 なに「言われなくても射ってましたよ?」みたいな態度取ってんだ(笑)

DM「あー、確かに攻撃宣言の後の割り込みはAP使うかな」
モニカ「はい、だからAPかなって。うーん、ボコボコ減っていく」
ダスティ「じゃぁすいません。あざーす。銀で撃ちまーす」

 こ の ダ ス テ ィ
 さすがのトリーズナーぶりである。

 それはさておき、やはりサイコロ振る前ならAP使わなくても口挟んでいいと思うんで、モニカはAP回復しとてください(笑)
 そうしないと多分「攻撃するとは言ったが攻撃宣言のつもりで言ったわけではない」みたいなトラブルが絶対起こると思うんだよね。「サイコロを振る」が、将棋で言うなら「駒から指を離した」に相当する方が明白でよい。

マクレーレ「私のさっきのヤカさんトークもAP-1ですか?」
DM「もちろん」
マクレーレ「了解です。確認でした」

 あとこれも回復しといていいです。初心者だし(笑)

ダスティ「24まで命中。ダメージは12」
DM「じゃぁ、そいつは倒れるぞ!」

 
一同『おー!』
モニカ「やったー!」

 Don't give up justice, I want to get truth! デヴィルバスター!!!


●プレイヤーズコメント

・アルブレヒト
 DMをも巻き込んでの奮闘でなんとか増援の方の髭を撃破した。
 アルブレヒトが倒れてしまった後半は、手番も発言もなかなか取れずとてもつらい。
 ミラー・イメージまで発動しておいた布石が……。

 まぁ、だが増援3人がうまく決めてくれてよかった。
 有効打に繋がる情報がなく決め手にかける中、マクレーレの人も初の実戦にも関わらずナイスに立ち回ってくれたね。

 それにつけても見返して思うのは、20面ダイスで18とか振らないと効果が発揮できないポーションに命を託して戦わざるを得ないところまで追い込まれた、あまりにも劣勢な戦いぶりである!


・モニカ
 ダイスが振るわない呪われてるとしか思えない状況に疲れておりますね。(苦笑)
 いえ! モニカは、言われるほど出目失敗はしていないはずなんですが……!! モニカが失敗すると本当にヤバいという状況が多くて、ですね(笑)
 あともう八夏はこのターンで駄目なんだなぁと思っていて、プレイヤーに本気謝罪しています。
 でもまだなんとかなる、らしいのでなんとかどうにか! 助けられないかとハラハラしながら見守っていました。
 いやあ、よかった。世界一えらい成功と世界一えらい最大回復。自分で誉めます。モニカは本当にえらいぞ!


・レーグネン
 



・八夏
 満天星ってば切り替えが早い。これが忍者なのかー!(笑)

 ピタ〇ラスイッチ、八夏にポーションを飲ませよう(オイ)
 結果的にはモニカ殿のお陰で助かりました。みんなもありがとう!

 そしてマクレーレが色々な意味で頼もしい。これからも頼りにしてます!

 複数の敵に対しての防御的発動の話、昔やったSLGで敵を包囲すると命中回避にボーナスがついたのを思い出した。
 最近でもこのシステムって残っているのだろうか?


・マクレーレ
 前回のアルブレヒトによる『特殊素材のススメ』を華麗にスルーしてしまいましたがレーグネンの発言を受けてついに矢の素材を変更して攻撃することができました。が!
『お気づきだろうか?』
 今回、開幕で八夏が死にかけてるのを知ったはずなのにこのマクレーレ《速射》で気持ちよくなっています。(笑)

『髭悪魔に効く攻撃情報』という些事に意識を持っていかれ、『味方のキャラが死にかけている』というより大事な問題に意識が向けられていないのです。
 取れる行動が比較的狭い武人ですらこうなのに、毎ターン呪文等、取れる選択肢が広い人達の努力には頭が上がりません。

 一段落ついて慌てて八夏を助ける方法を考え始めましたが、結果としてモニカが成功してくれたので一命を取り留めましたが、マクレーレが撃ったせいで一手足りずに助けられなかったらと思うと本当に怖い場面でした。

 さて、戦場の真ん中に呼ばれ集中攻撃された髭悪魔Bここに沈む。
 呼び出されてから倒れるまで暴れはしたものの、髭悪魔Aに比べればかなりアッサリと倒れてくれました。
 逆に言えば呼び出した側の髭悪魔Aが驚異的な粘りを見せているんですよ、位置取りが完璧すぎるんだこの悪魔め!

 厳しくも優しいDMにも助けられながら次回へ続く。



・満天星
 渾身の忍法&全力攻撃、さらに1日1回の追加攻撃とスペシャルなコンボで一撃止まりとは……せっかく八夏様を振り切ったのに切ない。

 ヴィゴーはキュアではない!
 これは大事!

 おまけにDMも一緒になっての回復模索!!!
 読んでいるだけで心が折れそう……皆、良く踏ん張っていると感心します。

 そして忍者はロマンは満点だけど、一発逆転は厳しいのです。

 しかし何とか撃破!
 ダスティが色んな意味で美味しい所を持っていった(笑)



・ダスティ
 銀の武器の攻撃をしたいけど、キャラクターは銀の武器の有効性を知らないので、できない。なんとか銀の武器の情報を……と思いながら戦っていて、ようやく待ちに待ったその時がきた! ちゃんと「銀の武器を使う」と宣言しよう、宣言しようと思っていたのだけれど、いざとなったら、嬉しくて舞い上がってしまい、宣言するのを忘れてしまっていました……。申し訳ない。
 愕然としていたところに、救いの手が差し伸べられて、これまた舞い上がってしまい、なんか軽い感じで言ってるみたいだけど、APを使ってまで助言してくれたモニカには、本当に感謝しています。ありがとうございます! 銀の武器について、教えようとしてくれたみんなも、ありがとうございます。おかげで敵にトドメをさすことができました。