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■“真実は見えるか”キャンペーン 第1回 チャプター6 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター0 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)レベル4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)レベル4 レーグネン 神官戦士(クレリック)レベル4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)レベル4 ダスティ 巧者(ローグ)レベル4 アルブレヒト「ここは相手の裏をかこう。私は聡明だからそれくらいわかるのだ」 DM「今の、生々しい心理だったよね。一番慣れているところへ行こうって、本当に弱い心理だったよね(笑)」 アルブレヒト「一番なんとかなりそうじゃないか(気のせい)」 DM「『あいつの行きそうな町はどこだ?』『あっちです!』って場所に向おうと(笑)」 モニカ「ダスティのいそうな場所、じゃなくて、ダスティみたいな職業の人がいるのはどこですか?」 DM「こういう密輸業者は、国境・領境に近い町に多くいるものです」 アルブレヒト「関所を通るとして、通行手形とかあるの?」 DM「特別に発行された許可証とかはあるけど、一般的には荷物を改めたりして、不審な点がなければ通行料を取る」 レーグネン「本の行商人を装おうか」 クラウス「珍しい本が、ここに」 DM「じゃ、〈はったり〉どうぞ」 クラウス「え”」 身分を偽る場合、〈変装〉や〈はったり〉技能が無いキャラは平目で振ることになるので、それなりにちゃんとした兵士が門番してたら、見破られてしまう可能性が高い。田舎町の木っ端民兵なら大したことはないかもだが、それでも「同じくらいの条件でダイス目勝負」になるんで、漫画のように素人が思いつきで変装して突破は結構難しい。無論、有名人でもないならいきなり「お前は○○だな!?」なんてことは無いんだが、今回のクラウスなら「あ、こいつ旅慣れてないのに行商人っぽくしてるな」みたいには見抜かれてしまう……かもしれない。 アルブレヒト「プレートアーマー着た行商人……? 駄目だ、我々高貴過ぎる。クラウスに情報集めてもらうのも難しそうだし……そのへんに干してある服でも……」 DM「完全に逃亡犯の行動パターン(笑)」 レーグネン「盗みは感心しません」 アルブレヒト「なにせ目立ち過ぎる。一番良いのは全てを捨ててみすぼらしい格好で逃げることだろうが、本を捨てるくらいなら私は死ぬ!」 モニカ「そっちなんだ」 アルブレヒト「まぁ、装備を捨てては、そもそも身も守れないしな」 ダスティ「ところで執事でクラウスって言うと……ハヤテのごとくの」 DM「既存キャラから名前持ってくんのは厳禁なんで、最初にそう聞いたら『偶然です』って断言したので、あのクソ執事を連想しては駄目です」 偶然でも今回の様に属性被って紛らわしい場合は避けたいところだけど(笑) モニカ「早くダスティに会いたいんですけど! 会えないと何もできない……」 アルブレヒト「近隣の諸侯も決して信用できないが、この領内にもいられない!」 そして悩む。また悩む。 アルブレヒト「町を迂回、夜に乗じてロールヴァーゲ領へ向かおう」 DM「アルブレヒト2日目の徹夜。完全に過労状態」 モニカ「お兄様、しっかりしてください」 そして徹夜の影響なのか、何故か今さっき無理だと判断したはずの情報収集にクラウスを向かわせる方向で話がまとまりかけるの巻。 DM「ではその素人変装の達成値を」 クラウス「執事服が見えないようにして」 レーグネン「執事服は脱ぐ」 DM「BL本のタイトル『執事服を脱ぐとき』」 アルブレヒト「まぁ、そこらに執事はよくいるから」 レーグネン「執事ですしね」 DM「そこらにゃいねーよ(笑)」 アルブレヒト「私の着替えを貸そう」 クラウス「では、豪華な服を着た旅人で」 大差無い。 DM「ほんと、こいつら隠密できないな(笑) 確認するけど、途中の町で情報を集めるの? クラウスに『お前、全くそういう事をしたことないだろうけど行ってこい』と」 モニカ「『人生経験になるから』と」 アルブレヒト「『酒場に行くといいらしいぞ』」 レーグネン「『チップはちゃんと払うんだぞ』」 ダスティ「本で得た知識……」 DM「『捕まるかもしれないけど、お前が一番被害が少ないから』」 クラウス「無茶振りにもほどがある!」 レーグネン「やはり危険でしょう」 アルブレヒト「とまぁ、私は君に言ったわけだ。行くも行かないも君の自由だが……」 クラウス「拒否権は?」 レーグネン「本屋での出来事を考えると……」 DM「ないんじゃない(あの時の様子を思い浮かべながら」 クラウス「ないんだ……」 DM「クラウス死ねって言われたら死ぬのか……(酷」 クラウス「死にませんよ!」 アルブレヒト「死ぬかもしれないけど行けって言われたら行く的な」 クラウス「行かない、行かない」 アルブレヒト「……意外と使えないな」 DM「クラウスは今こそ言えるんですよ」 クラウス「うん?」 DM「『俺の雇い主は、てめぇじゃねーんだ。城が燃えた以上、お前に傅く義務はもうないんだ』」 モニカ「だめだ、面白過ぎる(笑)」 DM「そう言っていいんだよ(笑)」 ダスティ「仕えていたのは領主様」 無論、「城は燃えていたが、領主やその後継者が全滅したと確定したわけではない」と判断し、正式に解雇されていない以上はクラウスも無職ではないのだが、「あの様子じゃ全滅に違いない」と判断して見限ることも自由。「これじゃ今月の給料が貰えるかも怪しいから、厄介事に巻き込まれないうちに離脱」だってしていい。逆に「上が全滅した場合はアルブレヒトが後継者……これは恩を売るチャンスだ」と考えて尻尾を振る計算高さを発揮することだって俺は止めないぜ。 ……いやモノによっては「秩序にして善」のキャラがやる場合「じゃあアライメントを変更しようか。別に何のペナルティもないけど、その行動自体は絶対に秩序にして善じゃないから」と確認取るケースはあるだろうな(笑) まぁ何にせよ一応、クラウスが雇用主から申し付けられた仕事は、正規の執事である父の部下の一人としての雑用かつ、主君一族の警護です。魂刃士としては恵まれたフィジカルで将来有望な期待のホープぶりなのですが、執事としてはまだ見習いレベルな〈職能:執事〉3ランクゆえに(最低限のプロで5ランクから)。 アルブレヒト「まぁ、私は能天気に、情報仕入れてこいよと」 ダスティ「ある意味さすがお兄様」 アルブレヒト「なんとかならんか?」 クラウス「なんともなりません」 アルブレヒト「亡国の王子はこういうとき酒場で情報や仲間を手に入れるもんなんだよ」 クラウス「どこかで読んだ物語と一緒にされても。無理ですね」 アルブレヒト「……そうか無理か」 モニカ「引き下がった(笑)」 クラウス「ご自身でもおわかりのように、追手がいるであろう町に、このようなわかりやすい格好で入っていって情報を集めるのは無理です」 アルブレヒト「それなら私の服を貸そう。燕尾服よりはよいだろう」 クラウス「アルブレヒト様の服は一発でバレます。庶民に紛れる、という言葉をよく反芻してみてください。そんな庶民がいますか」 ダスティ「もう立場が(笑)」 アルブレヒト「町には寄らずに、先を進もう。徹夜な上に食料も水も無いけれど」 DM「朝は食べているから、食糧問題はまだそこまで危機的ではないけど。過労状態にはなるね。やはりこのパーティー、あの姉弟二人がいないと〈生存〉スキルもないからどうにもならない」 モニカ「早く来てくれ……」 スポット参加プレイヤー「〈生存〉も〈職能:料理人〉もあるんですよ」 モニカ「チームボンボンズ……」 レーグネン「進むだけ進むしかないようです」 アルブレヒト「朝になる頃には、私の魔法の馬は消えるんですよ。あ……さらばわが愛馬(半日)」 DM「いろいろ辛い(笑)」 アルブレヒト「誰か後ろに乗せてくれー」 モニカ「面白過ぎる(笑)」 そんなこんなで強行軍。直線距離でも100キロ以上北にあるブレスラウへ流されて、俺!! 今日もさすらい涙も枯れる!! ・ブレスラウ ヴィーリオン王国ロールヴァーゲ侯爵領内の中都市。 ファヴの支部が存在し、この地方の傭兵達の中心地として機能している。 傭兵達からの様々な要求に対し十分な供給で応えるだけの店舗が軒を連ね、その活気は領内屈指。 いくらファヴの管理体制が存在するとはいえ、どうしても荒くれ者なのが傭兵という存在。つまりはガラの悪さも結構なものなので、一般の旅行者は表通りから離れないのが無難かもしれないが。 (フローラントwikiより抜粋) DM「ロールヴァーゲ領内に入った。ブレスラウも目と鼻の先。この辺りで一番大きな都市。傭兵ばかりなので人の出入りも多いから紛れこみやすそうだ」 クラウス「おお、お誂え向きですね」 アルブレヒト「我々も傭兵に見えないかな?」 クラウス「無理です」 DM「ブレスラウに入りました」 アルブレヒト「まずは、ここで宿を取ろう。何気ないふりをして……キョロキョロ」 DM「コロコロ」 モニカ「なんかのダイスを(笑)」 DM「アルブレヒトがキョロキョロしていると、一人の男が……」 男「そこのあんた。そう、そこのあんただ」 アルブレヒト「な、なにかな」 男「只者じゃねぇな。出来る男の顔をしている」 ★Yuukiさんが描いてくれたよ! またもありがとう! 全員爆笑 クラウス「超怪しい!」 スポット参加プレイヤー「悪い商売の人だ!」 アルブレヒト「ふっ、隠せぬものか……」 クラウス「ノってきた!」 男「そこらの凡人じゃ出せない空気を感じちまったものでな」 スポット参加プレイヤー「敵、じゃなさそうですけど」 クラウス「めっちゃ〈真意看破〉したい」 アルブレヒト「隠しきれぬこの天才のオーラよ」 男「あんたほどの男がこんなところをうろついてちゃ危ないぜ。目を惹き過ぎる。その佇まい、あまりにもエレガント……!! この町じゃ、あんたほどの高貴なオーラを放つ奴は浮いちまうんだよ。そりゃあんたの住み慣れた都会じゃそうじゃないかもしれないが。こんな田舎じゃ……あんたは凄過ぎるんだ」 アルブレヒト(うむうむとうなずく) モニカ「しみじみと感じてる」 クラウス「ノってきた」 男「どうだ、ここにいる間、あんたの世話をさせてくれないか? あんたの高貴なオーラを隠しきれるかどうか自信はないが、やれるだけのことはやってみたいんだ」 DM「みんな〈真意看破〉振ってみ」 クラウス「全然駄目だー」 モニカ「28」 DM「〈真意看破〉って、その人の言っていることを「頭から疑ってかかっている」か「自分が望んでいることを言ってるくてるから信じたい」かどうかで、補正がかかるんですよ。で、モニカにとってお兄様が褒められることは至極当然のことで、通常以上に『それって常識ですわよね』なこと過ぎて、嘘とは思わないんですよ」 モニカ「思わない」 DM「だから……とくになんとも、『あぁ、そのとおりだな』と思った」 炸裂するブラコン補正(笑) モニカに極端なブラコンキャラという設定がなければ、違う結果になったことでしょう……。 ダスティ「28とか凄い高いのに」 DM「相手の言っていることを信じてる場合の補正がね」 モニカ「良いこと言っていますからね」 アルブレヒト「そうか、この町には来たばかりで右も左も分からないのだ。よろしく頼むよ」 DM「そうしたら、ダスティ。君は、貴族を騙しては売り飛ばすことで(裏社会では)知られた男、ディルクがまさにカモをひっかけているところに出くわした」 スポット参加プレイヤー「おぉーー」 モニカ「ダスティ!」 クラウス「突然来ましたね」 モニカ「私達の生存のかなめが、ようやく」 ダスティ「そいつは?」 DM「君も知っている、地元ではそこそこ名の知れた男で、お上りさんの貴族を口車に乗せては人身売買組織に売り飛ばしている。そいつにいまカモが引っ掛かっているところを見かけた」 ダスティ「その男の背後の組織とかはわかりますか?」 DM「〈知識:地域〉を」 ダスティ「……10」 DM「バックはわからない……裏社会に関わる人間なら知ってて当然レベルの上辺のことしか知らない」 ダスティ「どうしようかな、ちょっと考えさせてください」 DM「急に出番が来たからね。急に救世主が」 ダスティ「キャス姉の話が来てから出てくると思っていたから」 DM「その人の出番はもっと後です」 モニカ「感動の再会はもうちょっとあとで」 スポット参加プレイヤー「今日は出番来ないかもしれませんね」 モニカ「来ます、来ますよ」 クラウス「口車にほぼ乗っているお兄様をうろんな目で見ています」 DM「クラウスは〈真意看破〉に失敗してるんだよね。確かにフィクションを外から見てるとこれはギャグに見えるんだけど、キャラ目線的にはそんなに変なことではないわけよ。〈真意看破〉で高い目が出せなかったってことは『嘘くさいこと言ってんな』とは思えなかったわけだね。もちろん、クラウスが日頃からアルブレヒトをそんなに優秀ではないと思っているなら『いやいやいや、こいつそんな優秀じゃないよ』と白けるかもしれないが、それはあくまで『こいつ見る目がないな』であって『こいつ心にもないこと言ってるな』ではないんだ。まぁ『嘘言ってるようには全然見えないけど、こいつはそんな優秀じゃないんだから嘘に決まってる』はOKだけど」 クラウス「どっちに傾くかなぁ」 ダスティ「自分がアルブレヒト達の顔を知っている可能性は?」 DM「ここは隣の領地だし、〈知識:貴族〉がないとわからないね。まぁ〈知識:地域〉が高ければ名前だけは知っているかもしれない」 ダスティ「15です」 DM「では、かろうじて名前だけは聞いたことがある。そういえばそんな貴族がいたような気がする。もちろん同名の他人かもしれない」 つまり顔は知らない。テレビも写真週刊誌も無いのに知るわけもない。「光太郎」って名前の貴族が存在した気もするが、どこの誰かは全然覚えてないって感じ。それが犬山光太郎さんなのか、東光太郎さんなのか、南光太郎さんなのか、高村光太郎さんなのかまではわからない。 仮に〈知識:貴族〉が高ければ、貴族の肖像画を見る趣味があって顔と名前が一致してたりしたかもしれない。 アルブレヒト「またカモられてんなぁ……でスルーされるのかも」 レーグネン「あーあ、かわいそうにって」 モニカ「確かに……」 ダスティ「自分は今の所駆け出しなんで、正直少しでも名を売ったりパイプを繋げたりしたいんで、声をかけるって動機はありそうなんですけどねー 実際どうすればいいかなぁと」 DM「では〈視認〉で」 ダスティ「20」 DM「観光で来たにしてはこいつらくたびれてるな、と感じた」 ダスティ「ワケアリっぽい」 DM「大きなシノギの匂いがするな……!」 ダスティ「うーむ……」 DM「ディルクが『隠しきれない旦那のオーラを隠すためには、少しばかり金が必要なんだ』とか言っている頃か」 ダスティ「そのままズバリ言ってしまう手もあるか」 クラウス「最初にズバッと言ってしまえば信用を得られるんじゃないか」 ダスティ「たしかにありかもしれないな」 レーグネン「ダスティがどんなキャラかによりますかね。格好いいキャラなら『ぃやめな!』ってなる」 ダスティ「ギターならして、ちょほいとまちなは」 DM「それ完全に究極超人あ~るじゃねーか(笑)」 ダスティ「もちろん、それです」 お前そんなキャラだったの!? ……DMまでも驚愕させて続く!!! Don't give up justice, I want to get truth! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト なんとか情報を掴みたい、という気持ちがはやって右往左往。 出来る男は、紆余曲折の末、ようやく目指す都市まで到着するのであった。 早速、手助けしてくれそうな男と出会うことができ、一気に話が進みそうな予感だ。 ダスティもずいぶんお待たせしてしまったね。 見事な『出来る男』のイラストに感謝。 ほう…… じゃねーよ!(笑) ・モニカ 当然、お兄様は何処にいても輝いていらっしゃいます。なので、やはりその力を利用しようとするものも多くいるのですね。うんうん。 ダスティは魅力的キャラクターです、もう、本当に(笑) ・レーグネン 怪しい!! けどキャラにとって困りきった上での初めての町での出来事。判断材料に乏しい。 頑張ってくれダスティ! ・クラウス NOといえる執事。真意看破の成否でかわる心情の些事加減がむずかしいと感じた回でした。なるほどなーと。 ・ダスティ アルブレヒトたちが訪ねて来るもんだと思っていたら、いきなりこっちから絡んでいくことになってビックリ! どう登場しようか悩んでいたところ、レーグネンの言葉を受けて、つい「究極超人あ~る」ネタを口走ってしまいました。半ば冗談のつもりで言ったのだけれど、そのままいくことに!! リプレイに反映されるかどうかはわからないけど、この後も「あ~る」に限らず、ちょこちょこマンガやアニメネタを口走ってます。 フローラント大陸ヴィーリオン王国中心地図 上記地図四角枠内拡大簡略図 解放歴730年度版 |
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■リプレイ二本立て……ではないが先日の赤き森続編予定なパーティーのリハビリ&チュートリアルダンジョンハック わかる人にはわかる構造なダンジョンである。 本来のイメージではもっと広い筈なのだが、そんなことしたらテーブルに乗り切らないので凄い縮尺に。狭いぞー(笑) モンスター・サプライズド・ユー!! 最初の扉を開けた瞬間、ドラゴン・ブレスの洗礼を受けるパーティー。 コイツは大型ナイトメア・ドラゴンだぜ!! アシッド・ブレスを喰らいな!!! 回復呪文を受けた戦士ナザールが激怒を発動して室内に躍り込むも、ろくな防御バフも受けずにさらに激怒でAC低下した結果、ファンブルしなきゃドラゴンの攻撃が当たる状態になり、返しのドラゴンダンス(噛み付き、爪、爪、翼、翼、尻尾)をモロに食らって1ターンキル。 DM「盾役の君が死んだらもうこれ勝てないんじゃないかな……やり直そうか?」 ナザール「自分が盾役だということを忘れていた……!!」 ヒスイ「私も忘れてた!!」 ナザールは本気で防御に徹すると一気に固くなる構築をしています。 気を取り直して再戦し、やはり瞬く間に壊滅。 結局3回戦して一度も勝てずに敗退する。 3戦目はちゃんと渡り合えていたのだが、魔法戦士オルネパルタの必殺コンボ攻撃が「ファンブルしなければ当たる」状況でファンブルしたことで攻勢限界に達したから。当たってたら恐らく勝てた状況であるだけに悔やまれる。 2戦目はナックラヴィーさん。 疫病を撒き散らす汚濁の化身である。病気ブレスが汚くてキモい。 高速を活かした一撃離脱が得意技なのだが、後方にウェブをぶっ放されて退路を断たれ、足を止めて殴り合ったことで順当に力負け(笑) 秩序にして悪がデヴィル、混沌にして悪がデーモン、そして中立にして悪であるダイモンの一種、ルーク・ダイモンがホバリングしながらの登場。今回からこの空中専用台座が導入され、大活躍(笑) 喰らうとペストにかかる矢を放つ厄介な悪魔なのだが……ディスペル・マジックでパーティーのバフを剥いでたら、あっさり詰め寄られ瞬く間にボコられてHPが7割削られる。部屋が狭過ぎた!!! 明らかに死亡確定なので奥の手であるグレーター・テレポートを発動、後方へ転移。最後尾で一人立っていたアストリッドにペスト(しかも潜伏期間が無い)アローを撃ち込み、昏倒させる。防御呪文であるミラー・イメージは先だってのディスペル・マジックで解呪されていたので直撃である。ダメージ+ペストによる耐久力ダメージで即死級のダメージであったが、クローズ・ウーンズでギリギリ軽減が間に合う。瀕死。ルカが回復させてほうほうの体で通路に退避。 慌てて駆けつけたヒスイと斉射合戦し、お互い手傷を負うも、ヒスイはペスト分で瀕死に。「これで最後」と発砲するも殺しきれず、アストリッドがグレーター・スライドで通路に引っ張り込む。ルカがルーク・ダイモンとの間に立ち塞がって遮蔽となっていたことでヒスイの射撃も当たりづらくなっていたのであった。 怒りに燃える前衛2人が急行して、HP一桁まで削ずり、次のターンでの死亡がほぼ決まったのだが。 「こうなったら最期に道連れにしてやるーっ!!」と、機会攻撃上等で前衛2人の上空をフライパス、横っ飛びしながら瀕死のヒスイにラストシューティングを目論んだルーク・ダイモン。そんなAC高くないので確率的に前衛2人の機会攻撃がどっちも外れることはない……と思われてたが外れてしまい、ラストシューティング成功。ヒスイ死亡。そして追いすがった前衛の攻撃でルーク・ダイモンも死亡。 |
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■へやキャン 可愛い。 そして順当に成長した感が平和である。 こーいうのは「昔のほうが好みだった……」が日常茶飯事なやつ過ぎてホッとするぜ……!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第1回 チャプター5 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター0 チャプター1 チャプター2 チャプター3 チャプター4 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)レベル4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)レベル4 レーグネン 神官戦士(クレリック)レベル4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)レベル4 ダスティ 巧者(ローグ)レベル4 DM「『行ったら絶対捕まるだろうな』って思ったから行くのやめて、レーグネンだけ行かせたんでしょ、今(笑)」 モニカ「レーグネンこのまま行っちゃうんですけど!」 アルブレヒト「ここは、距離をとって行方をくらませたほうが安全だろう。レーグネンだって城の関係者の看板背負っているようなものだからな。向かうのは危険だ」 なにせ戦勝神の徽章入りプレートアーマーでフル装備。てか徽章入ってなくても十分目立つ(笑) アルブレヒト「レーグネンも一緒に来るんだ。お前が捕まっては、モニカにも危険が及んでしまうからな」 モニカ「お兄様!」 レーグネン「わかりました、お二人を守ることに集中しましょう」 アルブレヒト「いったん道を戻り、クラウスと合流してから情報を集めよう」 アルブレヒト「燃えているのは城だけ? 城下は?」 DM「城だけだね」 アルブレヒト「普通に攻め込まれたら、城下町も燃えるよな……解せないな」 ここに限らず色々と悩みまくってるのだが、そこは割愛せねばキリがないぜ!! アルブレヒト「しかし、宿を取るのも不安だな」 DM「宿帳に空条Q太郎って書かなきゃだめだよ。でまぁ途中の宿場でキミらは合流する」 クラウス「おや、どうしたのですか? 急いで城へ戻られたのでは?」 ダスティ「『もっと買いたい本があったのを思い出したんだ』と(笑)」 モニカ「お城が……」 クラウス「城がどうしたのですか」 アルブレヒト「人目が気になるな……宿場の人達の様子は?」 DM「お城の方で煙が上がっていたんだけど、何があったんだろう、という話で食堂は持ちきりだね」 きっとゴブリンの仕業に違いない。 アルブレヒト「城のそばまで戻ったのだが、城が燃えていてな」 DM「『俺達も逃げたほうがいいんじゃないか?』と騒いでいる感じ」 レーグネン「我々はあきらかに顔が割れていますね」 モニカ「ここに領主の一族がいて大丈夫?」 DM「キミら変装もせずに普通に入ってきたね!」 領民「アルブレヒト様だ! それにモニカ様も! いったいお城はどうなったんです!?」 もみくちゃモードでーす。 アルブレヒト「おぅ、やっぱり。居場所もこれでバレバレになるな」 DM「レーグネンがこう、ディフェンスして。『はいはい、触らないで。チケット出して。一人30秒だよ! CD買って買って!』」 領民「お城は大丈夫なんですか?」 アルブレヒト「私達にもにもまだわかっていなくてな……クラウス! クラウス!」 レーグネン「もみくちゃにされながら」 領民「モニカ様! モニカ様!」 DM「どさくさに紛れて触りまくるチャンスだ!」 領民(スポット参加プレイヤー)「ちっちゃい! かわいいー」 アルブレヒト「だが、城下の町は被害がないように見えた。ここも大丈夫だと思う」 DM「〈はったり〉のロールかな? もし本心で言っているならロールはしなくてもいい」 アルブレヒト「うーん、そうですね。皆あせらず、落ち着いて行動して欲しい」 本心でそう思ってるので判定なし。 ちなみに、アルブレヒトはともかくとして、いわゆる「善人」なキャラなら〈はったり〉なんて技能不要かと思いきや、様々な緊急事態に際して「安心させる言葉を言って落ち着かせる」必要がある場合、〈はったり〉が無いキャラは内心焦ってることが素人目にもバレバレになるので、基本的に人の上に立つ、人を導く立場のキャラは疎かにしないほうがいいスキルだったりします。即ち貴族や聖職者。 領民「アルブレヒトがそうおっしゃるなら……きっと大丈夫なんだろう」 アルブレヒト「クラウス、レーグネン、よし、我々は出かけるぞ」 領民「こんな夜中にですか?」 アルブレヒト「一刻も早く状況を知りたいのでな。来てくれ、作戦を練る。行くぞ、モニカ。何があるかわからない。皆は夜間の外出は控えるように」 モニカ「はい。たったった」 DM「皆、ここは〈視認〉を振ってくれ」 ルール通りにプレイする場合、こういった判定の殆どはDMが振ることになり、あまり面白くありません(笑) 無論デザイン上意図されたゲーム性という意味では、「ダイス目の高い低いでこの判定結果が信用に足るかどうかをプレイヤーが判断できてしまう」ことを考えれば、当然DMがこっそり振るほうがいいんだけどね。だからそういった「低いので信用しない」ことをキャラの行動に反映しないよう心がける「大人のプレイ」が約束だ。 あと「DMが技能判定させてきた。なんかフラグがあったぞ」なんてメタな判断されても困るので、ワダツミはそこかしこに「特に何の意味もないんだけど判定ロールさせる」というデコイを混ぜるようにしている。今回のもそうかもしれない、そうじゃないかもしれない。あと本当にコッソリ振って判定している場合もある。それはリプレイにはわざわざ記載していない(だってプレイヤーも読むものだからね!)。 DM「アルブレヒト、その笑いはなんだ。俺には頼らないでくれってか。やはり〈視認〉スキルの高いキャスとダスティが揃っていないからダメだな。では続けて」 アルブレヒト「では、外を歩きながら……先にも言ったとおり、城が燃えていたのだ」 クラウス「旦那様達は?」 アルブレヒト「わからない。城だけが激しく燃えていて、町には目立った被害はないようだった。戦か何かの事態で燃えたようだった」 クラウス「攻め落とされたと?」 アルブレヒト「その可能性は否定できない。遠くで引き返したので、敵がそこにいたかどうかはわからないが、普通の火事でないことは確かだ」 クラウス「緊急時の連絡などは?」 アルブレヒト「わからない。城の者や避難民の誰とも会っていないしな」 伝令などの一般的な連絡手段はもとより、魔導的な遠隔通信手段も(霊脈の影響を受けることによる減衰率が著しく高い為、現実の無線通信よりも遥かにデリケートで高コスト)存在するわけだけど、少なくとも未だそういった接触は一切受けていないのが現状である。 まだ「なんでこうなってるのか」が一切不明で、何者かに攻め込まれたかどうかも謎なのだが、仮の話として。男爵家の居城ともなればそれはもう魔導要塞としての機能も確実に備えており、魔導通信設備も存在する。が、その機能を利用するには、寄せ手が展開するECM(エリミネート・カウンター・マジック)に対してECCM(エリミネート・カウンター・カウンター・マジック)を仕掛ける伝止戦が繰り広げられるのが常。彼我の伝止戦能力差次第では、封殺されないにしても阻害されることはおかしくはない。ついでに平時の魔導通信も経路上になんらかの「対魔導防御を展開している施設や地域」が存在した場合、思いっきり影響を受けて霧散したりノイズが入りまくる。 魔導というテクノロジーが「個人がホーミング・レーザーをぶっ放す」「特殊部隊が透明になって潜入する」「重い専用装備不要で、自由自在に空飛んで襲ってくる」「瀕死だろうがいきなり元気いっぱいになる」など、現代地球以上の芸当すら現実のものとして戦場を変えまくりはしたものの、「飛んできた魔力弾だろうが爆風だろうが防ぐバリアー」「入り組んだ地形だろうとお構いなしのレーダー」「突然竜巻を発生させる」「回復呪文を弾く呪い」など、現実では「矛ばっか進化しちゃって盾が追いついてない」ことが珍しくない中、大抵対抗や妨害手段が存在してしまうので、「無線通信で現代戦の如く綿密な連携を行う」なんてことは魔導戦力差が大きくないと難しい。言い方を変えれば、魔導支援を受けた戦力に持たない戦力が立ち向かうのはかなり無謀であり、魔導戦力の配備率の高さこそが、数でも身体能力でも劣る人類が竜側の勢力を押し止められている最大の要因である。もちろん魔物の中にも魔導の使い手は存在するので、たまにキッチリ魔導戦力を備えた部隊とぶつかったりすると大変なことになる。 クラウス「城が攻められたのであれば、お二人が狙われている可能性が」 アルブレヒト「そうだな。ここは城の近辺から離れて、情報を集めようと思う」 クラウス「一刻も早く離れたほうが良いというのには賛成します」 モニカ「わかりましたわ」 アルブレヒト「一旦城へ向かってこの場を離れてから、行く方向を変えよう」 宿場の宿を離れる一行ですが、やはりセンサー役の二人がまだ合流してないこともあり、「謎の〈聞き耳〉判定」をされるも何も気付けません。 アルブレヒト「領内から出るべきか……しかし、誰か他の町に頼れる人や部下はいないものか」 本屋の主人「旦那~私に任せてくださいよぅ~」 アルブレヒト「……駄目だ!」 レーグネン「行くとしたら……本屋のあった町は近い?」 DM「ここからだとシュティークロート子爵領やロイヒトゥン子爵領の町の方が近いかな」 アルブレヒト「好き勝手していてまともに領地運営に関わってこなかったから、こんなとき頼れる相手がいない」 モニカ「頼れない」 レーグネン「頼れない」 クラウス「モニカ様の方は?」 アルブレヒト「神殿のつてがあるかな」 レーグネン「ひとまず身を寄せられるところを……」 クラウス「心当たりは?」 アルブレヒト「無いな」 DM「アルブレヒトの認識内で、この状況で確実に味方になってくれるって人はいないね。確実に敵な縁者知人もいないけど」 レーグネン「隣の領から攻められたって思っているかもしれませんからね」 DM「あり得ることではあるね」 アルブレヒト「行くとして、本屋のあった町には(頼れる)知り合いいないなぁ」 レーグネン「本屋さんくらいしか」 アルブレヒト「こんなときに頼っていい相手じゃないな」 レーグネン「もしかしたら、棚を開けるとズラッと武器が」 DM「ガションガションガションって壁が変形して。ペルソナ2の武器屋みたいな」 アルブレヒト「『どうしたものかー。クラウス?』と無茶振り!」 クラウス「まぁ、馬車を借りて……夜だから無理ですね」 アルブレヒト「今借りている馬と、呪文で出せる馬とでなんとかなるだろう」 レーグネン「とにかく町から離れましょう」 モニカ「周囲に知り合いとかいますか?」 DM「そりゃ当然いまくるけど、モニカの認識は『みんな良い方です』」 モニカ「そうですね。みんな良い方です」 レーグネン「特別に信頼出来るってわけではないと」 アルブレヒト「一番信頼出来る人達は城の中だから」 モニカ「そうでしたね」 アルブレヒト「城から離れてしまうと、戦勝神の神殿くらいか」 DM「でも戦勝神の信者同士でも普通に戦うからねー。ヴィーリオンとバーンは元々同じ国だし、貴族同士のいざこざだって同じ国の民同士だ。となれば必然的に戦場では同じ神を信じる者同士が対峙する」 実際に神が存在し、現世に影響力ありまくる世界なわけなので、現実のように「解釈違いです!」って感じで同じ宗教を信じている筈が派閥抗争し始めることは「あまり無い」し、同じ神の信者同士が「個人レベル」で好き好んで争うことはなるべく避けるべきものだとも認識されているのだが、別に「同じ信者なので戦えません」というわけでもない。ギリシャ神話だってフォーセリアだって第二次世界大戦(の一部の国)だって同じ宗教を信じた上で戦争してるのと同じである。特に今回は戦勝神。戦と騎士道の神なので、戦場の秩序さえ守ってれば同門対決に全く躊躇がない。 スポット参加プレイヤー「逆に、誰も信用できないのなら、お金で信用を買うしか」 モニカ「本屋じゃない!」 DM「へへ、あっしが売るのは本だけじゃないんですぜ」 アルブレヒト「それはそれで私達が逆に売られる可能性もあるんだよな」 モニカ「確かに」 DM「へっへっへ、金さえあればクレムリンだって売りますぜ」 ダスティ「マッコイじいさん!」 アルブレヒト「今の我々の外見、私が仕立ての良い服で、モニカやレーグネンは神官服とか?」 DM「いえ、違います。ここは流石に『外に出るのでフル装備です』って言ってくれないと、シナリオ開始前に買い物して貰っている装備の大半が城で失われちゃうよ」 モニカ「あー、そうですね」 DM「でしょ(笑)」 モニカ「完全にお兄様を連れ戻すために、本気の武装をしてきたわけですね」 DM「失われた兄を求めて俺はさすらう見知らぬ町を♪って感じでむせながら来たから。そもそもこの世界で、単独で都市を出ようっていうのに、邪魔だから鎧は置いてきましたってのは無理があるからなぁ。ちょっとコンビニへって感覚じゃないぞ」 レーグネン「やはりこの武装をごまかすのは厳しいでしょう。覚悟を決めて……」 DM「解体して背中の箱に聖衣みたいに背負って」 レーグネン「貴様ぁ、その箱はなんだ?」 アルブレヒト「戦勝神の神官以外の何者でもないな」 DM「そんな誰がどう見ても権力者サイドな風体だから『御用改である』って馬車止めたりできたわけだからね。重装騎兵なんて、今なら戦車に横付けされたようなものだよ」 アルブレヒト「もしや犯罪者でも運んでたのかって御者は肝冷やしただろうね。で、なんだ、お貴族様の……(笑)」 クラウス「今の所の目的地は……」 レーグネン「町からは離れる……」 モニカ「戦勝神の神殿を頼りに」 DM「ヴィーリオン王国の主神なので、戦勝神の神殿はどこにでもあります。敵も味方も問わず、お寺がどこにでもあるように」 アルブレヒト「となると、町へ入れるのはクラウスしかいない。いやまぁ、私も変装すれば、まぁ、なんとかなると思うが。だがこの高貴さは隠しきれないかもしれないな」 モニカ「クラウスにやってもらうしかないですね」 レーグネン「いえ、顔が知られていないという点では領外へ出るしかないのではないでしょうか」 アルブレヒト「まぁ、そうかもしれないな」 レーグネン「検問でもはられてはやっかいです。領外へ出るなら急ぎましょう」 アルブレヒト「領外へこっそり出るのは問題ない?」 DM「法的には問題があるね。関所で通行料を払わずに通ることになるから。ただ、関所を迂回して越境を試みること自体は可能」 貴族の収入源と言えば年貢というイメージですが、通行料や関税も極めて大きな収入源の一つです。 アルブレヒト「関所を通らないのは違法だろうが……、そこを通るわけにもいかん」 モニカ「どうしたらいいのかわからない……」 スポット参加プレイヤー「関所を通るわけには行かないってことはーつまりー、そこを通らずにうまくごまかして通してくれる……」 モニカ「誰かが!」 スポット参加プレイヤー「誰かが!」 モニカ「目のいい誰かが」 レーグネン「宝箱を開けられる誰かが」 スポット参加プレイヤー「罠とか見つけられる……」 モニカ「誰かの力が必要だなー」 スポット参加プレイヤー「そういう組織はどこにあるのかー」 未だ合流できていないローグ、ダスティのプレイヤーに集まる視線(笑) アルブレヒト「領地を抜けるのに地理的に適した町ってわかりますか? 〈知識:地域〉?」 DM「別に国境警備隊が常時全域を警戒しているわけじゃないんで、個人レベルならそのへんの川を渡るなり野原を突っ切るなりで密入国してしまうってことは出来る。無事突破できる確率は現状よくわからないけど、出来そうなイメージではある」 アルブレヒト「我々みたいな素人でも、まぁなんとかなるだろうと、貴族の浅知恵で考えるのであった」 モニカ「そうですよ、貴族様の考えることですからー」 DM「逃げ込んだ先の貴族が今回の敵でないことを祈りながら」 モニカ「ここはクラウスに情報を調べてもらうしかないのでは?」 アルブレヒト「ではどこかの町に行って、情報を集めてもらう」 DM「くっくっ、見てくださいよ、この世間知らず共を。4人も揃って誰も〈情報収集〉技能がないんです。これが世間知らずのお坊ちゃまってやつです」 モニカ「わからせてやってくださいよ。これは金になりますよ~。いい暮らしできますよ」 DM「右往左往ですよ、まさに」 モニカ「クラウスにお願いしましょう」 DM「別にクラウスだってまったくこれっぽっちも得意じゃないけどね。他の3人に比べたら捕まっても痛くないってだけで」 酷い話もあったもんである(笑) モニカ「クラウスっ」 アルブレヒト「目立たなそうなのがクラウスしかいないってだけで……」 ダスティ「まぁ、一番身体能力はありますからね」 DM「この人、執事なんですよ。燕尾服着てるんですよ。黒執事みたいな」 ダスティ「マジで!?」 クラウス「執事ですから」 ★Yuukiさんが描いてくれたよ! ありがとう!! DM「プレートアーマー、プレートアーマー、貴族の豪華な服、燕尾服、なんですけど」 レーグネン「駄目だ、絶望的だ」 モニカ「絶望的すぎる」 ダスティ「黒執事だったらなんでもできそうな気がする。万能ですからね」 DM「残念ながらこの執事はそこまで万能じゃない」 モニカ「押しに弱い」 アルブレヒト「主人を諌めることができない」 スポット参加プレイヤー「トロウス」 酷い評価もあったもんである(笑)(間違った評価とは言ってない ダスティ「紅茶を淹れるのがうまかったり……」 DM「しないな……。まぁでも〈職能:執事〉に辛うじて含まれているかもしれないんで、平目で振る人よりはすこぉしだけマシかも」 モニカ「じゃぁ、3人で町外れで待って、クラウスに行ってもらうということで?」 この辺のやりとり大幅に割愛せざるを得ないくらい、長時間あーだこーだ悩んでました。 これはDMワダツミの失態でありまして。なぜなら既にプレイヤー達はハンドアウトによって「まだ合流していないメンバーがいるであろう大まかな方向」は示唆されており、DMは「それを踏まえて、『行くべき方向』はわかってる行動をしてくれるだろう」と思い込んでしまっていたのだが、プレイヤー達はしっかりと真面目に「そんなキャラクターが知らない情報なんて頼らないぜ!」という、真摯なプレイをしてしまい。その上で「あ、これは巻いていったほうがいいな」とDMが判断すべきところを、「これもまたロールプレイだろう」と誤判断してしまったのでした。結果として、キャラ視点での情報が乏しい中でただただ「うーんどうしよう……」で時間が浪費され、合流してないメンバーを退屈させてしまうことに。明らかなマスタリングミスで申し訳ない。 アルブレヒト「やはり、本屋のあったあの町かな」 とっても慈悲深いDM「君が”一番行きそうな”町へ行くのね?」 アルブレヒト「やめよう(キリッ」 そんなダスティがいる町と正反対の方向に行かれては困るのだ! 続く! Don't give up justice, I want to get truth! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 昨日までの日常が一変し、慣れない環境に放り出された我々。 寄る辺のない、その心細さと言ったらもう! とは言え、途方に暮れ過ぎてしまっても仕方がない。 決めるときはしっかり決めないとね! がんばろう。 ・モニカ 元より善性が前に出たキャラクターのつもりでしたが、ここでの「みんなよいひと」の認識でよりいっそうとその傾向が強まった気がします。 クラウスいつもありがとうだよ。 ・レーグネン お兄様の慧眼、光る。 出来るだけ安全に、出来るだけ迅速に逃げるのも楽じゃない。いやー、どうするべきか迷いました。 ・クラウス 万能執事へのみちのりは長い。しかし無茶振りに対応してこそ執事なのかな、どうかな、ちがうかな、ちがうよな! 多分当初はアルブレヒト様をいさめていたが、本買い抜け出し回数20あたりでその変諦めウス。 ・ダスティ 脱出という話の方向から「そろそろ出番かな?」とドキドキ。シーンが切り替わって「一方、そのころダスティは……」みたいなのが来るのかな? と思っていたところ……。 フローラント大陸ヴィーリオン王国中心地図 上記地図四角枠内拡大簡略図 解放歴730年度版 |
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■ウィザードリィ友の会 総集編 >>>67 忍者と司教の再出発!というなろう作品はwizそのままの世界で「なんで俺たちはアイテムを8つしか保持できな >いんだ・・・?」とか思いながら世界の強制力に屈してるうえにいわゆる酒場でメインPTを待つ「そうこキャラ」の身分 >から始まる話で懐かしかった。わりと2章とかから制限が解除されていきますけど 拍手に届いたこのコメントで思い出さざるを得ないのがこの本だったんだよ!!(笑) 個数で管理されて、あまりたくさん持てないタイプのRPGプレイするたんびにこの漫画思い出して困るやつ!!! まぁ逆にプレートアーマー8個持てたりもするんで、一概に「理不尽な不利益」でもないんだけど(笑) ダンジョン飯を読んだ時に思い出してたのはこの漫画(笑) ピクシーの佃煮……っていうかヒューマノイドってだけでハードル高いし、見た目が可愛い系だと尚更にサイコだな!! スクライルとライカーガスとフェイトスピナーが合体してサイデルだぜ!!! このネタ、最近の拍手でも投稿してきてた人いたな(笑) 吸血鬼出てくるとすぐに経血ネタを思い浮かべるのは、これの呪縛のせい。俺は悪くない。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第1回 チャプター4 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター0 チャプター1 チャプター2 チャプター3 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)レベル4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)レベル4 レーグネン 神官戦士(クレリック)レベル4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)レベル4 ダスティ 巧者(ローグ)レベル4 DM「では、翌朝」 クラウス「アルブレヒト様を叩き起こしに行きます。ドンドン。帰りますよ!」 アルブレヒト「昨日は遅かったんだ……もう少し寝かせてくれ……」 クラウス「ドンドンドン! 帰りますよ!」 スポット参加プレイヤー「デジャヴュが」 DM「またいなくなるかもしれん」 アルブレヒト「帰りたくないなぁ……帰ったら怒られるんだし……」 DM「まぁ、今帰ると探してもらっている本を受け取れないからね」 アルブレヒト「まだ早い。もう少し待たないと、頼んだ本が揃わない!(キリっ」 DM「最低でも昼にはなるね」 アルブレヒト「出発は昼でいいんじゃないか?」 レーグネン「では、私はモニカ様と帰ります」 モニカ「レーグネンが満足してるよーもぅー」 DM「目的が噛み合ってない(笑)」 モニカ「ガチャ! お兄様!」 アルブレヒト「何だ、モニカ……まだ早いぞ……本が揃ったらかえ……」 モニカ「お兄様! 帰りますわよ!」 レーグネン「モニカ様、帰りますよ」 モニカ「レーグネンはちょっと黙っていてください!」 レーグネン「本は送ってもらえばいいでしょう」 モニカ「本はクラウスに持って帰ってもらってください」 DM「クラウス、置いてけぼり!」 クラウス「……えっ? えっ?」 レーグネン「それもそうだ」 一同爆笑。 レーグネン「クラウスに持って帰ってもらうということでよろしいでしょうか、アルブレヒト様?」 アルブレヒト「まぁ、仕方ない。モニカがうるさいからな」 スポット参加プレイヤー「丸く収まった」 DM「丸く収まったね!」 クラウス「いえ、旦那様の命令がまだ優先されておりますので……」 レーグネン「そこは私がきちんと、送り届けよう」 クラウス「本は送ってもらえばいいではありませんか」 アルブレヒト「送るとまた時間がかかるんだ。わざわざここまで来たんだ、持って帰らねば」 クラウス「わざわざ、ここまで、大目に見たんですよ。これ以上はないです」 アルブレヒト「でも、もう今さら、待ってもすぐ帰ってもいっしょだろう?」 クラウス「……」 アルブレヒト「な?(肩をぽん」 クラウス「モニカ様にそっと縄を渡して……」 モニカ「まぁ、お兄様は連れて帰ります。クラウスは、本を……」 DM「駄目だ、もう皆クラウスを切り離す方向で(笑)」 クラウス「ため息をついて、本の代金を受け取って……」 DM「折れた!」 クラウス「折れました。代金をください」 アルブレヒト「くれぐれも本の扱いは丁重にな? 防水の箱と……」 モニカ「では、帰りましょう」 クラウス「見送ります(怒りをおさえたような声で」 モニカ「お昼までゆっくり休んでね」 クラウス「……」 DM「どうやって帰るの? 馬車?」 モニカ「馬です!」 アルブレヒト「馬ぁ……? 本が読めないじゃん」 レーグネン「馬です」 モニカ「馬ですよ! お兄様が一刻も早く帰らないと、お父様の怒りがぐんぐん増しますよ」 レーグネン「本は城で読みましょう」 DM「朝の今から出れば、馬を急がせれば陽が傾く前には城に帰れるよ」 モニカ「クラウスも見送ってすぐに追ってくれば帰れますよ。本は送ってもらうことにしました、って」 DM「さらっと兄を騙そうとするモニカである」 クラウス「もう、ゆっくりしようかな、という気分です」 DM「では、帰路についたということで。暫くすると進行方向、君らの向かっている場所のあたりで煙が上がっているのが見えるわけですよ」 レーグネン「おやおや、城下で火事ですか?」 全員『大変だ!』 DM「丘の頂きを越えて、町が直接見えるようになると……城が燃えてんなぁ」 モニカ「そんなんでいいんです?」 DM「いやいや、城が燃えています!」 ダスティ「もっと白虎隊のように!」 DM「駄目だよ! あれ城が落ちたと勘違いして自害始めちゃうから!」 スポット参加プレイヤー「お兄様の本が……!」 アルブレヒト「そんなバカな、燃えているのは町だろう」 DM「どう見ても城です」 モニカ「絶句するしか……」 アルブレヒト「そんな、私の蔵書……いや、父上や兄上が!」 モニカ「お父様、お母様、お兄様!」 レーグネン「……なんてことだ」 アルブレヒト「急ぐぞ!」 モニカ「はい!」 レーグネン「待ってください!」 アルブレヒト「どうしたというのだ? 城の一大事だ」 レーグネン「あの燃え方では、我々が今から行っても何もできません。危険に飛び込むだけです」 アルブレヒト「そ、そんなことはない。まだ私の本が助かるかもしれん!」 レーグネン「あの燃え方、ただの火事ではないでしょう」 DM「あとですね、一般的なヨーロッパの城は、城壁の中に入られたらだいぶクライマックスです。日本の城は外郭を破られて中に入られてからも様々な迎撃構造で敵兵をすり潰すような思想で、ある程度城壁や堀が突破されるの前提なんだけど、中ヨーロッパの城は外郭が一番堅固でそこを抜かれると一気に厳しくなるって構造です。市街地を犠牲にしながら消耗戦を強いる思想は薄いです。で、まぁ、燃えています」 アルブレヒト「あの状況では怪我人も大勢いる。神官であるお前の助けが必要だろう」 レーグネン「……そうなんです。だが待ってください。貴方がたお二人をこの状況で行かせるわけには参りません」 DM「肝心なときにクラウスがいない! がんばれ、レーグネン! 置き去りにされた執事の分までがんばるんだレーグネン!」 クラウス「今頃帰りの馬車で本を読んでいます。……面白いぞこれ!」 スポット参加プレイヤー「馬車だ」 DM「馬車なんだ、もう……」 クラウス「結構な量の本を頼まれましたからね。もう馬車に乗るしかないと」 筋力18で300ポンド(136キロ)まで装備してホイホイ歩ける怪力クラウスにとって別にそんな無茶な重量でもないのだが、サボる口実というやつである。 モニカ「一泊しちゃうわけですよね? DM「となると、ここで『マジか……』ってやってる最中に追いつくことは絶対にないわけだ。がんばれ、レーグネン。お前の見せ場だ!」 レーグネン「たとえ、我が神に見捨てられることになろうとも、貴方がたお二人を向かわせるわけには行きません」 クラウス「これが巷で話題の本か……!」 モニカ「一方その頃!」 アルブレヒト「まぁ、なかにはなんだこりゃって本もあるけどね。専門書とか」 DM「『丸わかり 流行りの触媒200選』とかね」 アルブレヒト「ちょっとエッチな本とかあるかもしれん」 クラウス「これが、都会の、エロス……」 DM「クリエイト・イメージの呪文で飛び出すよ! 飛び出すエロ本!」 モニカ「それを馬車で開くんですか!?」 DM「高いよー、飛び出すエロ本」 閑話休題。 モニカ「ですが! レーグネン、お父様とお母様とお兄様が、中に……!」 レーグネン「まず様子が尋常ではありません」 アルブレヒト「それは見ればわかる」 レーグネン「ただの火事ではないでしょう」 アルブレヒト「どういうことだ?」 レーグネン「……」 クラウス「アルブレヒト様に心当たりでも?」 アルブレヒト「ないよ!」 DM「隠しておいたフレイムストライクの巻物が……!」 アルブレヒト「私の実験道具から発火……?」 モニカ「お兄様が原因だったなんて……」 ダスティ「お兄様、すぐにどこか遠くへ逃げないと」 アルブレヒト「だから違うって!」 レーグネン「煙は随分前から見えていました。きっともう何時間も燃えているのでしょう。今から駆けつけても何もできないでしょう。行くとしても私1人です」 アルブレヒト「私は家族や……蔵書の無事を確かめねば気が済まん!」 レーグネン「蔵書は諦めてください」 DM「『蔵書は』。見抜かれている(笑)」 アルブレヒト「だが、まだ救える本があるかも……」 レーグネン「御身の安全を考えてください!」 スポット参加プレイヤー「ガチギレじゃないですか」 DM「『蔵書は諦めてください』がもう(笑)」 レーグネン「蔵書は諦めた上で、行動を考えましょう」 アルブレヒト「だが、父上達が……」 全員『蔵書の次(笑)』 アルブレヒト「くっ、ならば一体何が出来るのだ……」 DM「お兄様、大事にしてるんだなって、不思議に思っていた」 モニカ「どっちがですか?」 DM「家族のこと、本当に心配してるんだなぁって」 レーグネン「蔵書の次だけど」 アルブレヒト「火事以上の事件と考えるのは良いのかな?」 スポット参加プレイヤー「攻め入られたとかそういう可能性ですかね?」 DM「いやこれ、実際のところ、何が起こっているかわからないでしょ? だから、こう考えるのは不自然だってボーダーはないと思うよ。ほんとに火事なのか陰謀なのか、わからないわけだし」 いわゆる「キャラクターがここでこう考えるのは許されますか?」というお伺いなわけだけど、別にプレイヤー知識に由来してなにかしようとしているわけじゃないので、何の問題もないよというやりとり。 レーグネン「炎が出てから随分経っています。これが普通の火災なら、消火活動などの対策が城の者達で組織的に行われているでしょう。あなた方が危険な城まで行く必要はないはずです。……もしも敵襲だった場合。そうならばなおさらあなた方お二人を戦場に行かせるわけには参りません。城は燃えているんですよ」 アルブレヒト「……そうか」 DM「アルブレヒトは徹夜で本を読んでいるから、インヴィジビリティの呪文とか回復してないよ」 アルブレヒト「確かにここのところ、毎日のように夜ふかししては本を読んでいたような。呪文を用意する時間すら惜しんで」 ウィザードは毎朝自動的にMP回復してまた呪文が使えるようになるわけではなく、1時間かけて呪文を「使えるようにする」儀式が必要なのです。もちろん「既に使えるようにして、まだ使ってない呪文」は何日経とうが準備されっぱなしなんだけれど。 DM「そもそも8時間きちんと寝ないと、呪文は覚え直せないしなー」 モニカ「では、お父様やお母様達はどうなるんですか……」 レーグネン「……」 モニカ「どうなるんですか?」 スポット参加プレイヤー「荷が重い(笑)」 DM「レーグネン頑張れぇーぷいきゅあー」 アルブレヒト「確かに石造りの城がこれだけ燃え続けるのは普通じゃない」 DM「そのセリフを言うには、〈知識:建築〉ロールをして貰おうか」 アルブレヒト「16」 DM「その数値では『あの城の耐火能力はこうで、これだけの時間燃え続けるということはこうこうこうで、つまりこういう計算が成り立つ!』とまではいかない結果だが、それくらいのことはギリ言える」 モニカ「一家は皆、戦勝神の信者?」 DM「お兄様以外はね。異端児のお兄様だけ叡智。アルブレヒト異端の戦術」 モニカ「戦勝神の信者なら逃げないですか?」 DM「戦勝神は戦争と騎士道の神であっても、バーサーカーではないので、戦術上愚かな結果に繋がることが多い自殺行為を奨励はしないよ。『ここで退いたら後がない。意地を見せるときだ!』みたいな『ここが命の張りどころよぉ!』って状況で命を惜しまないことは美徳に含まれるけど。 モニカ「じゃぁ、お父様達は脱出している可能性もあるのですね」 DM「剛毅神ガチ勢の場合だと『この状況で逃げずに生き延びたら俺格好よくね?』って思考になる人もいる」 レーグネン「逆境が大事」 クラウス「他のキャンペーンでそういう生き様の人いた気がしたなー」 DM「リスクやマイナスなら起爆剤さ」 アルブレヒト「ここにいても仕方ない。どこかの町で情報を集めるか」 レーグネン「この先はもう城だけって感じですか」 DM「そうだね」 DM「城がここで、君達ここ」 モニカ「クラウスは?」 DM「ここ」 クラウス「こちらは火事のことわかりますか? DM「あまりにも距離があって平坦でもないし、もう暗くなってきているから、煙もわからないかな。町が盛大に燃えてるわけでもないしな」 アルブレヒト「気をつけて接近するか……」 レーグネン「私が1人で行ってきましょう」 モニカ(マジで!?) アルブレヒト「私も行こう。呪文で変装して行けば大丈夫だ」 モニカ「お兄様が行くなら私も行きたいです」 DM「城を抜け出すときに使ったけど、その後リチャージした?」 アルブレヒト「そもそも寝不足だし、本に夢中だったし、多分回復させてないなー」 レーグネン「お二人は戻って町でお待ち下さい」 アルブレヒト「うーむ、だが町で何も状況をわからずに待っているのも安全とは言い切れないな」 レーグネン「では、ここで隠れてお待ち下さい。私が戻らないようであれば、クラウスと合流してお逃げください」 アルブレヒト「たしかにここは城に帰るなら必ず通る道だ……だけど来るのは明日か(笑)」 スポット参加プレイヤー「もうすぐ馬で来るとこっちは思ってるかもしれないけど、馬車ですものね」 モニカ「レーグネン、お父様達をお願いします」 DM「お兄様、〈知識:歴史〉を振ってください」 アルブレヒト「コロ……27」 DM「マジか! 高いよ、お兄様。じゃあ教えちゃうよ。その達成値出されたら教えざるを得ないかな」 歴史に付随するというか歴史の必然として、この知識技能は戦争に関する知識とイコールです。 DM「仮にこれが戦争で攻め込まれての落城なら、敵の封鎖網に自分から飛び込もうとしているのではなかろうか、と思った。パッと見で右往左往する民とか民衆もいないし、これは完全に『終わった』段階なのでは、と」 いわゆる「キャラは気付けないけどマスター冒険者の目線なら気付くもんでしょう?」なアレ。 今回は別にマスター冒険者じゃないが、知識判定で高い結果を出したことで戦術的な洞察をキャラクターがしたことになった。これが低ければ「キャラの目線だろうと思い付かないことだった」ということになります。無論一事が万事これで処理してたらゲームが遅々として進まないので、要所要所で行う感じザマス。 DM「この状況では、混乱も起きてない、整然と秩序をたもった『敵地』へ突っ込むことになるのではないかと」 もちろん戦略だ戦術だといった個別知識を取れば、同じ達成値でもより高い洞察を得られます。 アルブレヒト「ここがバーンに攻められるって可能性は?」 DM「陸路で来るなら、バーンとの間にはめちゃくちゃ強いロールヴァーゲ領がある。でも空挺部隊なら来られるかも知れないわけで、可能性の話をしたら『絶対無い』とは言い切れない。戦略的に割に合わないのでやる価値は低い、までは言えても」 アルブレヒト「バーンなら迂回してここを突いた? いや……となるとモンスターの可能性も……」 クラウス「我々が買い物に行った町ってどんな?」 DM「せっかく設定も用意してたのに地図で見せただけで説明忘れてたわ」 本を買い物に行った町は、スタート地点であるヴォルフェンビュッテル子爵家の居城シュテルケモルゲンロートから南におよそ50キロほど離れた国境の町ラッヘンライゼ。その位置は既にヴォルフェンビュッテル領から大きく飛び出し、主家であるロットナー伯爵領の南辺に達している。つまるところ国境というか領地の境。その先は南のクノーブロッホ伯爵領へと通じている。 アルブレヒト「では、そこで落ち合おう。クラウスとは途中で会えるだろう」 レーグネン「レーグネンさんは、止めてもらえないの?」 全員爆笑しつつ続く! Don't give up justice, I want to get truth! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 家族はもちろん大切です。本の次なんてことは、決して。 聡明なアルブレヒトでも取り乱してしまう、この突然の出来事。 本当に城で一体何が起きたのか……っと、そんな事を考えていたらレーグネンをそのままいかせるところであったよ。 さらばやさしき日々よ。もうもどれない、もうかえれない。 高貴の光 アルブレヒト~♪ ・モニカ クラウスは本当に悪くないんです、とてもお願いがしやすいだけなんです! それはそれとして、いつもの、少しだけ過激なお兄様の逃走劇を終えてからの城の大事。 信仰を考えると家族は無事逃げられた可能性があるとしても、酷く鮮明にこの出来事は記憶に残ることでしょう。 レーグネンかっこよい。 ・レーグネン クラウスには苦労を掛けてますねー。直接自分の従者というわけではないんですが、今回は押し付……頼みやすい感じになりました。そしてその分自分に仕事が! 1話導入のロールにしてキャラロストは、全うした結果なら良いとは思いつつ、出来れば避けたいところ(笑) ・クラウス 最初はおつかいまるなげされてぷんすこクラウスですが、本を買い終えればおもわぬ息抜きタイムなのではと休日を満喫気分。町のB級グルメおいしい。 ・ダスティ 城が燃えて、一気に緊迫した状況に……あまりなっていない? 真面目な会話がなされていても、ちょこちょこボケとツッコミが入って、い~感じのゆるさに。 |
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■Dungeons & Dragons Art & Arcana: A Visual History ドラゴンクエストのパッケージイラストの元ネタでもあるクラシックD&Dのボックスアートが表紙を飾る、D&Dのヴィジュアルヒストリー本。 クソ分厚い紙の本が5000円くらいするんだけど、Kindle版は1800円だ!!(笑) いわゆる「D&Dの画集」ではなく、当時の広告といった今更となっては見返すことも難しい資料性の高い図版がメインで収録されているのが熱い。 パク……インスピレーションを受けたイラストとの比較なんて攻めたコーナーも存在し、色々と詳らかにされている(笑) ウォーターディープの地下にあるダンジョン、どんだけ広いんだよ!!!(笑) レベル1ってことはこれ地下一階部分だけですよ!? 最新の第5版でも「まったく同じ」まではいかないんだけど、部分的に同じような構造で受け継がれてたりする。 一部の超有名モンスターは特別扱いで「歴代のビジュアル変遷」が掲載されていまして。 同じ世界を舞台としながら、版上げの度に「え、昔からこういったモンスターでしたけど?」と言い切るダイナミックさがスパークする。 僕は第1版のデザインが「バスタードで触れた最初のイメージ」だったのもあるのか、一番好きです。 でもでもでもでもデモゴルゴン!!!!! カナコお姉さんでお馴染みのコイツはこんな変遷。 デーモン・プリンスと呼ばれ、デーモンロードの中でも最強クラスの魔王である。ファイアボールで死んだりはしない(ストレンジャー・シングス マインド・フレイヤー!! 第2版のロシアっぽさが印象的である(笑) かつてはアンダーダークの支配階級として隆盛を誇った彼らも、第5版では奴隷の反逆によって衰亡の危機に汲々としている切ない存在に。 アウルベア!! 現実に於いて最強クラスの肉食哺乳類と猛禽類が融合した恐るべき魔獣なのだが、3.5版データ的にはグリズリーの方が強い。流石にそれはマズいと思ったのか、5版ではアウルベアのほうがだいぶ強くなった。 基本的なドラゴンが勢揃い。ブラック、ブルー、レッド、グリーン、ゴールド、ホワイト、ブロンズ、ブラス、カッパー、シルヴァー!! D&Dのドラゴンは色だけではなくデザインも各種で一定のものが存在している。ブラックドラゴンは角が前方に伸びてるとか、ブルードラゴンは顔の前の方に角があるとか。 皆はどのドラゴンの見た目が好みだい!! 第1版の頃のドラゴンのデザインがこんななんだけど、現在のカラーイラスト上のデザイン知識があれば、色がなくても見分けがつく感じなのである。 もっとも、どう見ても東洋のドラゴンだったゴールドドラゴンは第3版以降(上のカラーイラスト)と全然違うけど(笑) そんなわけでカプコンのD&Dはブラックドラゴンのデザインが間違っていたりする(笑) 昔からブルーアイズホワイトドラゴンのデザインの元ネタは第2版のホワイトドラゴンだと勝手に妄想している。 |
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■プレゼントありがとうございます伝説( ・`ω・´) ・幻想悪魔大図鑑 悪魔の力手に入れた正義のヒーロー……ではないがアモンもデビルマンに言及されつつ掲載されている(笑) ストレンジジャーニーじゃ胡散臭さマキシマムだった貴様ーっ!!!(笑) 原典知らなくても最高に胡散臭いやつなのだが、知ってたらなおさら「コイツは信用ならねぇ!」ってなるの確定過ぎるよ!! D&D世界では地獄の支配者、絶対的な権力者として君臨する魔王中の大魔王。 バハムートやティアマットでもコイツの相手は分が悪い(D&Dの話です 前作の幻想ドラゴン大図鑑でもそうだったんけど、このシリーズの特徴として「戦わせる」ってのがありまして(笑) 様々なドリームマッチが本作でも色々繰り広げられているんだけど、このマッチングはズルい!! 絶対見たいやつじゃん!!! ・アベンジャーズ マーベルヒーロー超全集 てれびくんデラックスということで値段はともかく内容は子供向けで全部ふりがな振ってあります。 そんな本だから文章も優しい……なんてことはないな!! 別に!!(笑) いやガチ勢向けに難しくはないんだが、ゾイドバトルストーリーが子供向けの本なのに「航続距離」とか「高々度爆撃」なんて言葉を容赦無く使ってたくらいには攻めてる。つまりライトな大人が読んでも普通に楽しめるやつ。 初っ端アイアンマンで「わかってはいたがやはりトップはアイアンマンか。キャップはせめて2人目に配置されててくれ!」と読み進めたらまさかの五十音順でずっこけた。アミバ阻止!!! 次のヒーロー、アントマンだったよ!!!(笑) ちなみにアイアンマンのバリエーション全部載ってます。 そしてワンダ可愛い写真集でもある。ブラックウィドウとかもだが(笑) |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第1回 チャプター3 ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版をベースに「オリジナル世界設定」「ハウスルール色々」「禁止呪文・特技・アイテム多数」「モンスターデータ改造しまくり」の独自環境なので、運用や裁定が公式ルールと矛盾した場合も仕様です。厳密なことはあまり深く考えないで読むと幸せ。 また、プレイ内容で色々と「気に入らないこと」があったとしても、プレイグループ内では合意を得て楽しんでいるものとご理解頂けると幸いです。 チャプター0 チャプター1 チャプター2 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)レベル4 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)レベル4 レーグネン 神官戦士(クレリック)レベル4 クラウス 魂刃士(ソウルナイフ)レベル4 ダスティ 巧者(ローグ)レベル4 DM「一方レーグネンは」 レーグネン「来た!」 DM「さらにモニカの後を追うように言われています。『……せめて、モニカ様だけでも!』」 レーグネン「連れ戻せと」 DM「君はモニカ達が馬車で発った2時間ほど後に頼まれた」 城の誰かを演じるクラウス「なにぃ? 後を追っていった? 放っておけばよいものを!」 DM「せめてモニカ様だけでも居てもらわないと!」 レーグネン「ミイラ取りがミイラになる……」 DM「とはいえ、出発した時点ですでに夕暮れ間近では、急いで馬で追うも追い付けず、モニカ達の一つ手前の宿場でとうとう陽が暮れてしまう」 クラウス「もう少し頑張って夜間行軍すれば追いつくかも」 レーグネン「自分も〈騎乗〉スキルはゼロなんで……」 D&Dはルール上どんなキャラでも騎乗が可能です。 以前Twitterで「よく異世界作品で馬が勝手に歩いてくれて案外簡単みたいな描写があるが、そんなことあるか!!」と騎乗ガチ勢の人が突っ込んでおられましたが、まぁ確かにそんなこと出来るのは良く訓練された良馬ってことだとは僕も思います。が、なんにせよD&Dは冒険者……どころか一般人でも非戦闘時に限れば何の問題もなく荒野を走らせたり出来ます。ガチな騎馬民族かよ。なので騎乗戦闘系に手を出すつもりがない場合は、割り切って一切ポイントを振らないことが珍しくありません。でもTRPG部ではベストコンディションの街道以外で馬走らせようと思ったら相応のリスクを背負ってもらうことになります。個人的には「誰でも当たり前のように乗馬できるわけないじゃん」と思っているしな!!(笑) DM「レーグネンは翌朝すぐに発つんだけど、モニカ達も馬車から馬に乗り換えていたので差は縮まらなくなる。だけど馬車を止めて3人が押し問答をしているうちに、レーグネンは追い付いてきた。きっと乗合馬車を止めて1時間くらいやりあってたんだろうね」 アルブレヒト「ゴネること1時間」 スポット参加プレイヤー「迷惑!(笑)」 モニカ「お兄様が馬車から降りれば問題ないんですよ!」 DM「馬車から降りてしまったら、お兄様が本を買うチャンスはなくなるわけで」 アルブレヒト「私はここから絶対に動かん!」 レーグネン「モニカ様!」 DM「さらに追手が(笑)」 レーグネン「遠目で見てもあきらかになにやってんだか一目瞭然ですね(笑)」 全員『アレだわー(笑)』 モニカ「アレあつかい(笑)」 レーグネン「モニカ様、何をしておられるのですか!」 モニカ「お兄様がぁ~」 レーグネン「アルブレヒト様は……まぁ、ともかく、モニカ様までこんなところで!」 モニカ「クラウスからもちゃんと言ってくださいよ!」 アルブレヒト「おぉ、レーグネン、いいところに来た! モニカのやつがおれを行かせてくれなくて困っていたんだ。なんとかしてくれよ!」 レーグネン「わかりました。私が命じられているのは、とにかくモニカ様を連れ戻してくれと」 DM「第三勢力が乱入!」 レーグネン「私はこれからモニカ様と城に戻りますので……クラウス! アルブレヒト様に付き添って町まで行ってくるんだ」 一同大爆笑 DM「利害が若干噛み合わないこの2人(笑)」 アルブレヒト「よし! 行ってくる! 私はレジェンド・オヴ・エイファスの最新刊を買いに行くんだ!」 クラウス「援軍がまさかの寝返り!?」 モニカ「3対1になっちゃった……(笑)」 レーグネン「普通はさすがに本のために全てをすっぽかすのは承服できませんが……」 アルブレヒト「さぁ、モニカ、迎えのレーグネンと一緒に帰りたまえ!」 モニカ「私の使命はお兄様を連れて帰ることなんです!」 レーグネン「すでにアルブレヒト様が居るか居ないかなどは些細なことなのです! モニカ様すら居ないことが大問題になっているのです!」 アルブレヒト「モニカ、お前は大事な用事をすっぽかして、何をしにこんなところに」 レーグネン「貴方がそれを言う(笑)」 アルブレヒト「駄目じゃないか、ちゃんとお前は晩餐に出席しなくては」 モニカ「クラウスが言ったんですよ」 レーグネン「クラウスのせい(笑)」 アルブレヒト「クラウス、お前が付いていながらどうしてこんなところにモニカを連れてきてしまったんだ!」 クラウス「……モニカ様を止められるとお思いですか?」 DM「クラウスが駄目だ……(笑)」 アルブレヒト「お前がモニカの晩餐を欠席させるなんて、まったく……」 DM「そこなのか!?」 スポット参加プレイヤー「論点をどんどんずらしていく……(笑)」 DM「もう、笑い過ぎて汗だくだよ。体温が……」 このあたりの会話は延々と爆笑が続き、体温上がる上がる。モニカの中の人も手を団扇にパタパタさせまくり。 まぁモニカが一緒に来たことは完全に「モニカが自分で来るって言ったじゃないか」なのだが、「同じ移動手段では追い付けないことは承知の上で、モニカの為に乗り心地重視で馬車を手配したクラウス」のポンコツぶりに一切の責任が無いとは言わない(笑) ゆえにこの3人のやり取りは絶妙に各自がトンチキなこと言ってるのを横にレーグネンだけ冷静な構図に(えー アルブレヒト「今はモニカと遊んでいる場合ではない! レーグネン、モニカを早く連れて帰るんだ。お父様はお怒りだろう」 スポット参加プレイヤー「とうに2時間が経過(笑)」 モニカ「さすがに他のお客様達もイライラが……」 御者「陽が暮れるまでに町に着けなくなるので、そろそろ勘弁してください……」 レーグネン「この時間では、もう戻るのも難しいでしょう。4人でもうこのまま町まで行くしかないんじゃないですか」 DM「お兄様のゴネ勝ち(笑)」 アルブレヒト「おう、御者殿すまないな。馬車を出してくれ。話はついた」 御者(スポット参加プレイヤー)「ご配慮ありがとうございます」 クラウス「お騒がせしてすいません」 レーグネン「そっと心付けを」 御者(スポット参加プレイヤー)「ありがとうございます、これでようやく町まで着けます」 レーグネン「迷惑かけてすまん」 御者「いやいや、ありがとうございます。これだけいただけるなら私ども、文句などはございませんとも!」 アルブレヒト「すまなかったな、と乗り合わせた人達にも少しずつ」 DM「雰囲気が一気に良くなったよ。金の力は偉大ですな」 モニカ「まったく、お兄様……きちんとお父様に怒られてくださいね、としぶしぶ」 DM「そんなわけで、町に着きました。ようやく」 スポット参加プレイヤー「ほんとに、ようやく」 アルブレヒト「こんな時間ではもう店は閉まっているか……ま、行けばなんとかなるだろ」 DM「日没後なんで閉まっているだろうね。確かに昭和の個人商店みたいに店と住居は一体だろう」 アルブレヒト「馬車から降りて……じゃ、私はちょっと店まで行ってくる」 モニカ「付いていきますよ」 レーグネン「まぁ、4人で行きます」 アルブレヒト「こっちだ、こっち」 モニカ「馴れっこですね」 DM「店名はヴァルドランド書店でしょう、きっと(雑」 アルブレヒト「閉まっているか。ドンドン!」 店主「はいはい……なんだい、こんな時間に。店はもう閉まっているんだよ……あ、これはこれは、アルブレヒト様! 旦那、いらっしゃると思っていましたよ~。あの手紙をご覧になったんで?」 アルブレヒト「もう入荷しているころだと思ってな」 店主「旦那なら必ずいらっしゃるって私は信じていましたよ。こちらとしても、お送りする手間とお金が浮きますからねぇ。大歓迎で」 アルブレヒト「で、どうなんだ? もうあるんだろう?」 店主「もちろんです、もちろんですとも。おい、お持ちしろ」 スポット参加プレイヤー「なんか悪い会話に聞こえる……」 プレイヤーには特に説明しませんでしたが、届ける時間を長めに伝えておけば勝手に取りに来る習性を利用されています(笑) クラウス「横でレーグネンもそわそわしてそう」 店主「こちらでございます(手揉み手揉み」 アルブレヒト「おお、これこそ……素晴らしい!」 店主「私が懇意にしている写本家で、一番の腕利きのを選ばせていただきましたからねぇ」 アルブレヒト「……おぉ」 店主「紙質にもこだわっております」 アルブレヒト「確かに。装幀も実に美しく仕上がっている。申し分ない!」 DM「外野との空気の差が凄いな(笑)」 モニカ「もう疲れてますから……」 アルブレヒト「この本文の文字。さては担当した写本家は私が最も評価している、かの……」 DM「そう、アルブレヒトも知っている有名な写本家がこの本を……というようなマニアックな会話が続くわけですね。レーグネンも一緒になってふんふんと頷いているんだろう」 アルブレヒト「この本とは別に、持参したこのリストの本も求めたいのだが。もちろん明日までで構わん」 店主「わかりました、わかりました。店になくとも、この町にあれば、取り寄せておきますので。お任せください」 アルブレヒト「よろしく頼む」 DM「というわけで、サティスファクションお兄様」 アルブレヒト「よし、すぐに宿を取るぞ。あぁ……」 スポット参加プレイヤー「ホックホクしてますね」 DM「きっと朝まで読んでるんだろう」 レーグネン「とうとう目的を達成してしまった」 モニカ「明日は朝一番で、帰りますわよ!」 ……お気付きになられただろうか? Don't give up justice, I want to get truth! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ねんがんの新刊を手に入れたぞ! 追手が増えたと思ったら味方だった。 もう立場が入り乱れて何がなんだか。 モニカもアルブレヒトもいない晩餐会がどうなったのかは知る由もないものの、想像すると少し胃が痛くなりそうなのに、当のアルブレヒトはこれっぽっちも気にしていないのがたちが悪い(笑) ・モニカ クラウスもレーグネンも悪くない(笑) お兄様は、わたくしたちには理解に及べないお考えがあるのです。 モニカが帰りたがらないのはモニカのわがままですね。 ・レーグネン まさかの目的のすれ違い、そしてお兄様のゴネ勝ち! 一致団結して馬車から引き剥がせばあるいは、とは思うものの、そうはいきませんでした(笑) ・クラウス 孤立無縁。レーグネンまさか、最初から、そのつもりでモニカを……? という黒幕説。 ・ダスティ ヴォルフェンビュッテル家が全員そろって大盛り上がり。対してダスティはセリフなし。いや、プレイ中まったく話していなかったわけではないだろうけど、特に実のあることを言ってなかったのだろうな~。でも、こっちも姉弟がそろえば……と、この時は思ってました……。 DM注)別にレーグネンはヴォルフェンビュッテル家の一員ではありません(笑) フローラント大陸ヴィーリオン王国中心地図 上記地図四角枠内拡大簡略図 解放歴730年度版 |
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■キン肉マン #69 ソルジャー!!! イン・ザ・リィィィング!!(違 まぁ~けぇ~たーっ!!! そりゃまぁ敵のボスとマッチメイクされた時点でそうなるんだろうなぁという予感は強くありましたからね!! そうなんでしょうけど!! あふれる知性で返り討ちにできんかったか……。 ちなみに上記の「負けた」はこうです。 応援している側が負けた時に使います。 ソルジャー!! 待ってたぜ兄さん!!! そしてパートナーの人選!!! 超人血盟軍の中からか!? 誰なんだ!? 様々な候補が思い浮かぶ中、「俺が選んで欲しい超人」は揺るぎなく決まっていた……!!! それはお前だ、ブロッケンJrぁぁぁぁぁ!!!! イエッフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!! 風呂入りながら読んでたんだけど、「これを待っていたぁぁぁぁぁ!!!!」とシャウトしてしまい、窓の外に誰もいないことを祈った。 爆誕フルメタルジャケッツ!!! 軍人系超人が並び立つ姿が絵になり過ぎて泣けたよ!!! |
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■異世界ファンタジーはくさすぎる 異世界転生した潔癖症主人公の話(笑) ご覧の通り見た目だけは完璧な清潔感なのだが、どーいうわけか匂いは凄いという(笑) もしかしたら主人公の目では本当に薄汚いんだけど、作画上再現されてないだけかもしれないが。 そんなわけでひたすら「見た目可愛いのに臭い」ってネタが繰り広げられるのに爆笑。 贅沢を言えばもっとフェチなねちっこい描写も欲しかったのだが、それはそれこれはこれ。見た目ライトファンタジーなのに衛生観念は中世という世界のギャップに苦しむ主人公に「手放しに羨ましくねぇ……」となった(笑) 歯磨きも一切してないから美少女の口臭が超きっつい、でも皆白い歯が生え揃ってるとか、虫歯も回復呪文で治すとかそーいう世界なのかなぁなんて色々妄想もする。 |
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