9/27
保安官エヴァンスの嘘 #9

 
 イキイキとしていらっしゃる素敵な表紙ですね( ・`ω・´)

 
 メイドの土産に喰らいやがれぇぇぇぇぇ!!(殺してない
 そして手回しのいいエヴァンスに拍手したくなるが、この作品の中でそれが功を奏すことがないことも知っている切なさも漂うのであった。

 
 レッド・デッド・リデンプションやってても、野外で声かけてくる人間なんて高確率で野盗の罠だもんな……(笑)
 そしてこーいう「身分の照明」は結構な手間の問題よな。
 ちょっと前の拍手で「公的な組織に所属する冒険者であることを証明する品を身に着けているので、依頼する側は安心」って話があったわけだけど、マジな話をしてしまうと「偽造できちゃう」「一般人には真贋を見極める知識も手段もない」って意味では、あまりセキュリティ機能に期待ができないというか。圧倒的情報アドバンテージを持つ現代人にしてみても、警察手帳を見せられて偽物かどうか判断なんて、誰にでも出来ることじゃないしのぅ。そしてセキュリティレベルの高い認証システムを導入しようとするとコストも高騰していくスパイラル。結果的に「身分確かだか金のかかる正規冒険者」に頼む金がない事で、ギルドに所属しない傭兵に頼まざるを得ない農民が!!
 ……いやうん、面倒だな!!!

 
 得体のしれない人間を安易に受け入れるのは不自然だから、みんな、そういったシーンはロールプレイで進めてほしいよ!!!

 
 わかるわー。めっちゃわかるわー。
 別にフられた直後とかじゃ全然全くこれっぽっちもないけど、恋愛漫画読んでると辛いからな!!!(拗らせ過ぎ
 元から恵まれてたりスペックが高い人間が、やはり恵まれてる人間とイチャイチャしてる話を読むのが精神的に辛い。
 いつからだろう……「私なんて地味で何の取り柄もなくて……」と悩む「どう見ても美少女」がキツく感じるようになったのは……。なお、それが男だった場合はキツいどころか悪意に変わる。

 
 これだよこれー。やっぱこの漫画はアンジャッシュしているときが一番面白い(笑)
 このあとのおしゃれモードオーちゃんの空回りと開き直りも可愛かったぜ……!!!
  ニーナさんの魔法生活 #1

 
 拍手で教えてもらって~。

 
 スッゲー魔法使いなんだけど、天才過ぎて理屈で考えられず、師匠には向いてない人のところにやってきた貧乳眼鏡っ娘ちゃんのお話。
 都会の魔法使い学校からやってきた優秀なもやしっ子に迫りくるワイルドライフ!!!

 
 胸の大きさをチェックしたシーンなんだと誤解した人、おとなしく一歩前に出なさい。
 ノースリーブ制服の割には腋シーンが乏しいのがワダツミの不満です。

 
 というわけでメカフェチ系というか技術や知識フェチ系のお嬢さん大好きな上に、お約束的な「ヒロインに張り合おうとして厭味ったらしい」とか「ムキになってくる」わけでもない上に、向上心溢れる努力の出来る天才なステアお嬢ちゃんが可愛くて困るぜ。俺はアイリスとどっちを選べばいいんだ。

 
 ロードス島戦記の遠見の水晶球を「覗き放題じゃん。欲しいわ~」と思ったりするわけじゃん?
 マジックリッチな世界の都会なら、監視カメラ的なシステムが設置されててもおかしくないよなー。現実ほど量産に向かないだろうから、イギリスみたいにロンドンみたいに監視カメラだらけとかハードル高いにしても(笑)
 それはさておき、このシーンでちょっと気になったのが「りあるたいむ?」ってところ。単に「アイリスが知らない言葉」を使っただけというだけの表現なのか、「英語という、異世界人にとっては未知の言語を使った」って表現なのか。単純に「異世界の言葉を翻訳しています」って場合はカタカナ表記で、「元からこのキャラはこの言葉を喋ってます」ゆえのひらがな表記だったりするのかねぇ。で、「現代地球人の発想」で監視カメラ網を構築したって可能性も……あるのかなぁ。なさそうだな。

 
 そこにサイバースペースへダイブするジャックが存在するのは本当にこの世界のテクノロジー内なんですかぁぁぁ!?(笑)
 そして俺もその娼館の盗撮映像見せて下さいぃぃぃぃぃ! 映像データ売って下さいぃぃぃぃぃ!!

 
 TRPGのお約束の一つとして、「パラディンを幸福な王子にするな」というものがありまして。パラディンに限らず、いわゆる「漫画的な善良で優しいキャラ」がパーティーに存在する場合、そこかしこに居て当然の物乞いに対して丁寧にロールプレイしたら、施しに次ぐ施しで瞬く間に幸福な王子状態になってゲームにならない。さりとて「ここでお前たちに施しをするために私の資産を分け与えたら仕事に差し障るので、大事の前の小事である君たちは助けられない」といった主義を「善人キャラの基本姿勢」にするのも、イメージがあまり良くない。アサシンクリードみたいに街を歩けば必ず物乞いがまとわりついて来るのを一々振り切っていては話にならない。だからフィクションの「善人キャラ」には物乞いが集まってこない魔法がかけてあるって寸法。
 リナ・インバースが物乞いを蹴散らしたってキャラはブレないが、「善良で優しいことが魅力の一つ」とされているキャラ、例えば「ARIAのキャラが物乞いを無視するシーン」なんて見たくないし、「毎回のように物乞いに施すシーン」も「それが目的な作品じゃない」以上、見たくないのだ。いやさTRPGではなく物語なら、ギャルゲーの健気な幼馴染ポジのキャラが「街頭で募金をするシーン」を一度だけ描いて、あとはその手のシーン出さなければそれで問題無いのだが、TRPGだと市街地行く度に物乞いが襲来するからね。

 というわけで「無難な落とし所」として「物乞いなんて視界内に入ってきませんよ?」とマスターが言ってくれることになるのだが、こういった主人公補正に頼らずにキャラを立たせられるなら、それに越したことはないと思っている。
 織田信奈の野望の主人公みたいに「美少女キャラにだけ慈悲深いが、モブを殺すことには最初から一切躊躇がない」けど「敵を殺すことを躊躇しない戦国時代の感覚は声高に否定」して、周囲からは「情け深くて素敵!」と評価されるダブルスタンダードは極端過ぎるにしても、なるべくなら「物乞いには無関心だけど善良でーす」ってキャラは避けたいんだよなぁ……。
 まぁ、仮面ライダーOOOの劇場版で、映司が働いた給料を右から左へと物乞いに配り、物乞い共は貰った金で豪遊してるとかいう悲惨な展開を望むわけじゃないので、大量の物乞いの波状攻撃を行って冒険に支障が出るレベルの出費を強いなくても、「冒険者にとっては端金だが、貧民にとっては大金」くらいのレベルの施しを「プレイヤーがそーいうロールプレイをしたがる」とかだと、ゲーム中に何らかの「ちょっとした神の恩恵」で応えることで「良い作用」となってくれるのではと思う次第。もちろんロールプレイ視点でも「その姿を評価する人」が助けてくれる展開もあるだろう。なにもしなきゃ誰も助けてくれないのだ。私はプレイヤーたちのロールプレイ全てに意味を見出すマスタリングをしたい。

 
 D&Dで蒸し蒸し蒸れ蒸れさせたい場合、行動に支障が出るレベルの過酷さにするとエアコン呪文であっさり対応されてしまうので、「この地域はとても蒸し暑いが、我慢できる範囲なので特にペナルティは発生しない」と設定するのが、女性キャラを蒸れムワさせるコツです。そうしておけば「どうせ苦労するのはキャラだけ」なので、わざわざコストを掛けてエアコン呪文は使わないことを期待できます( ・`ω・´)
     
9/25      
  ヴォーロのモンスター見聞録

 
 D&D5版用の追加モンスターデータ集なんだけど、前半はメジャーどころのモンスター種族に関する設定本となっている。で、それが「ヴォーロさんが実際に色々と調べて書いた本」という体なので、ちょっと前にゴブスレの感想でも触れた「作品世界の中に実際に存在するモンスター解説本」がまさにこれってやつです。翻訳されるのずっと待ってたぜ!!!

 
 トップバッター、オークの説明がいきなりヤバい(笑)
 ウォークラフトの映画に出てくるオークが、完全武装した重装騎士複数で対峙してようやくオーク1人と渡り合えるっつー恐ろしい強さで、お前オークじゃなくてオーガじゃないのってヤバさだったわけだけど。この解説だけ読むとこっちのオークもウォークラフト映画級に思えてくる。
 なお、データ上は「同じレベルの人間の戦士と比べて」ここまで極端に強いわけではない。パワフルな分で優位に立つが、他の部分で皺寄せが来るので、「同じ数で正面から殴り合うだけならオークが一枚優位」ってくらい。

 
 ホブゴブリン、烏合の弱兵でしかないゴブリンと対象的に勇敢で規律に厳しい戦闘民族ってイメージは確かに持っていたんだけど、ここまで命知らずになってるとは(笑)
 ……そう、「なってるとは」なのだ。
 D&Dは版上げが行われる度に、様々な設定がガラッと変更されてることが日常茶飯事でして。これソード・ワールドが1と2で全然違うのって「だってもうフォーセリアじゃないし」ってなわけだから、変な話じゃないんだけど。D&Dは「ずっと同じ世界」なのに、いきなり設定が変わる(笑)
 世界の中でも時間は経過しているんで、昔と今じゃだいぶ時代が違うことで「この時代ではこうなっている」って設定も当然あるんだが、「え、昔からこうだよ?」と言わんばかりに、大元の設定から変更されることも珍しくないというか普通。
 ホブゴブリンもクラシックの頃は「通常のモンスターよりは勇敢」って程度だったのが、次第にモンスター界の職業軍人的な性格を強められていった結果、遂に「命令の為なら命を捨てることも躊躇しない」という、兵士としては最高クラスの資質を手に入れるに至ってしまった模様。
 ていうか「命令とあれば不愉快な相手とも連合を組み、ムカついたことがあっても解散するまでは我慢する」とか「舐められたら超ムカつくことを知ってるんで、他者にも不用意に無礼な行為をしない」とか、結構格好良い。正直この辺は人間より賢んじゃねーのってくらいに。

 
 ホブゴブリンは、他のゴブリンやバグベアといった「ゴブリンの亜種連合」の指揮官として君臨し、巨大な勢力となることもあり。その支配ぶりも「アホな人間の貴族よりまともなのでは」って感じなのだが、やはり戦闘民族ゆえのオチが付いた(笑)
 これがマジで「生産能力」なのか、それとも「生産効率」って意味合いで使われてるのかで、話は変わってくる気もするけど。

 
 先日もちょっと触れたノールさん。3.5版のデータ基準で考えると、わざわざ弱い別種にトランスフォームしていることになってギャグなんだけど、5版のデータではノールの方が強いんで一安心(笑)

 
 
 お前昔は卵生だったのがとんでもねー方法で増えるようになったな!?
 夢で見たら実体化しちゃったんで増えました、て!!!
 見た目は悪夢みたいな異形だが、それはそれとして生き物ではあるんだよなぁと思ってたのが一気にクトゥルフに出てくるような狂気の産物じみてきた(笑)

 
 3.5版では大型と超大型に分布していた各種ジャイアントのサイズが5版では超大型に統一された結果、ヒルジャイアントの身長が「超大型サイズの中では一番小さい」状態でも1.5倍に巨大化。これも「え、昔からこのサイズだよ?」な設定変更である(笑)(ちなみに4版では逆に皆大型サイズに統一されていた)
 イラスト内の被害者は人間ではなく恐らくハーフリング。
 進撃の巨人ごっこをしたからったら大量のヒル・ジャイアントを投入して「食べ歩き」させればいい感じだね( ・`ω・´)

 なお、ワダツミが読んでいない「英語版しか存在しないサプリメントや、公式雑誌の記事」が日本語環境や拾い読みした英語版の100億倍存在しているので、俺が「5版でこうなった」と思ってても「いや、○○年に出たこの記述からだよ」ってケースが存在しててもまるでおかしくないので、よろしくメカドック!!!


 関係無いけど、TRPG部でのキャンペーン向けに舞台地図のアップデート作業をしてたんですよ。今、第1回のプレイを終えてリプレイ編集作業中で、来月の第2回にも使えるように。
 で、もう何年も昔に「取り敢えずの下書き」と、大雑把に書いたまま放置してた地理設定のファイルを開いたら、「当時の俺はなにを考えてこのネーミングを……マジか、マジ設定なのか……」となった名前が書いてあって吹いた(笑)

 
 どんなノリで名付けたんだ、俺よ。でも嫌いじゃないぞ。
     
9/24      
  宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する #6

 
 主人公にチート能力はなくて、降って湧いた大金だけが武器の作品。
 異世界と現実を行き来するのはゲート経由だし!
 現実のテクノロジーの産物をファンタジー世界に持っていって「凄い! まるで魔法だ!」ってリアクションを引き出しつつモテモテだ!!

 
 本当にチートなのは主人公ではなくて、最初に遭遇した村の住民たち(笑)
 身体能力も尋常ではなく、ヒロインも自分を強姦しようとした山賊を溢れる強力で返り討ちにする。具体的には、首を絞めてきた手首を掴んで簡単にへし折った。あと40キロ離れた山から(恐らく)1時間もかからずにダッシュで戻ってこれたりする。ヒロインの父の口ぶりからすると村人全員。あと死ぬ寸前の重病が、リポD飲んだら数時間で元気になる。治るとかじゃなく元気いっぱいで動き回る。
 村が特殊ではなく、この世界の人間が皆そんな感じの模様だが、主人公が現代の栄養豊富な物資を供給することでポテンシャルが過剰に引き出されてヤバいことになっている感じだ!! ご覧の通り応用力もとんでもないので頭もスゲーいいんだと思うわ!!! DHAモッテコーイ!!!(えー

 
 なにがヤバいって、ヒロインが主人公に隠してなんか開発しているっぽいんだけどね。
 スコーピオンってさー。まさかまさかさー。

 
 これ作っちゃったりとかしてるの!?
 スコーピオンはローマの兵器なんで紀元前に存在したって意味ではオーバーテクノロジーじゃないかもだが、どうもこの世界は製鉄技術すら一般に普及してないっぽいのよな。もっとも、他の「文明描写」が軒並み紀元前レベルかといえばそんなこともないんで……理由はあるかも知れないが、現時点で深く考えないほうがいい気もする領域だと思っている!!
 健気で優しくて尽くすタイプのメッチャ可愛いヒロインだが、主人公が好き過ぎてとんだハリキリガールだぜ!?

 
 そして冷静に思い返したら、これまでの巻で完全にスコーピオン製造フラグが立ちまくっていた。
     
  終末の貞子さん

 
 ポストアポカリプス世界を二人っきりで生きる姉妹に降臨した最強無敵のボディーガード!!
 どんな凶悪なクリーチャーが立ち塞がろうと、彼女の力で駆逐するぜ!!!!
 ……そんな風に考えていた時期が私にもありました。

 
 いや思うでしょ!? 皆も思わない!? スタートシーンがこれよ!?
 こんなのケッテンクラートの代わりに貞子が付き従う少女終末旅行って思っちゃうじゃんよ!?
 ……というわけで次から「ホラー作品のオチを書く」という背徳的ネタバレを書くので、任意で回避して下さいね( ・`ω・´)

 
 仕様通り殺す気だった貞子だけど、想定外の事態に面食らって姉妹ともほのぼのした感じになりつつ旅を始めたら、一期一会していくってのが基本的な構成なんですけどね。このあと貞子もキューティクルにされちゃうんだけどね。

 
 貞子は喋れないだけで普通に意思疎通できて、その性格も特にぶっ壊れてないんですよ。
 ……でも登場人物全員死ぬんですよ!!
 いや貞子が出てくる作品なんだから登場人物が死にまくるのなんて当たり前といえば当たり前なんだけどさ!!

 
貞子さんとさだこちゃん
 これの前に読んでたこれはハートフル系作品だったしさ!!

 
 頭のおかしい親に虐待されてる女の子のところに貞子降臨したら仲良くなって、YouTuberとして人生をエンジョイする作品だったりしたわけよ!!! YouTuberしてるのが楽しくて呪い殺すのすっかり忘れて仲良しこよしってなもんでよ!!!


 
 よもやキッチリ登場人物が全員死んでミッション・コンプリートするとは思わないわけでした!!!
 ちなみに漫画としては面白いので、そこは誤解なきように!! クオリティは高いからよけいに辛いわ!!!
 自分は最初に観たのが「リング0」だったので、貞子の第一印象が「生前の仲間由紀恵が演じる貞子が超可愛い」なんですよ。だから「貞子がほのぼのキャラして子供と和んでる」って展開にまったく抵抗がなくて、「髪型ちゃんと整えたら中からスゲー美人が」って展開を今か今かと待ち構えてくるくらいには「リングシリーズへの期待の方向性を間違っている」という自覚はあるんだ!!!

 
 一縷の望みとしては、本編だけだと明らかに全滅エンドなんだけど、おまけ漫画で気になる描写。
 たった1週間の間に会った人たちに対して「久しぶりー!!」とは言わないんじゃないのか、と。もちろん「死んだから姉妹の外見も変わってないんだろ」っていう、身も蓋もないカウンターも自ら発動してしまったのでやっぱり貞子に殺されてるんだろうけど!! うわーん!!
     
  ■ロープ・トリックの話はまだ続くよ

 フェーズ2への回答ありがとうございます。

 掲載させて頂いたモノ以外にも「Pathfinderではこうなっているので」といった趣旨の意見も頂き、それはそれでもちろん感謝しているのですが、今回はそういった情報抜きで「明記された効果だけで判断し、D&Dの知識に一切思考が影響されない人」の意見が聞きたかったということもあり、掲載を割愛させて頂けると幸いです。



>フェイズ1:問題が起こる とする印象をうけた人間としては フェイズ2:卓の合意次第ではありますが”普通は”どちらか諦めろ、に一票かな。でもこの異世界問題、あれこれ悪用できそうなので全部無かったことにしたい気が……

>レベルと効果が見合ってないように思えるんですが、どういったバランス取りがされてるんです?

>バッグは消える。パーティは基本(ダメージを受けない。なお、まともなパーティなら「異空間に四次元ポケット持ち込んじゃいけない」は知ってるはず前提。

>D&Dは未経験なんですが、安全性において上位呪文の存在意義がなくなることを考えれば、当然デメリットがないとゲームとしておかしいと思います。

>四次元ポケットは消滅する。パーティ全滅とかはなしで。

 というわけで重ね重ね回答ありがとうございます。

 今回なんでこの設問を繰り出したかというと、世間一般のプレイグループ内では「何のデメリットもなく、より高レベルの寝床呪文がほぼ無意味になる無敵の寝床呪文として使われている」のが当たり前なことが、3.5版をプレイし始めたその時から今に至るまで一ミリも揺らぐことなく「なんでだよ」と思い続けているからだったりします。
 いやもちろん他のプレイグループでそう納得していることそのものへ文句をつけるつもりはないので、最終的に「そういった効果である」として導入されているのはどうぞご自由になんだけど、「この文面と上位呪文の効果を鑑みて、なんで『ルールブックの記述から問題無しと読み取って運用するのが当然』みたいな空気になってるの?」という気持ちだけは正直持ち続けてしまっておりまして。
 じゃあ「有名なサイトがそうだと断言してるから」「皆そうしてるから」「その方が強くて楽だから」といったバイアスが一切かかってない人にこの文面読んでもらったら、どう解釈されるのかってのを知りたかったので協力をお願いしてもらうかたちになりました。意図を説明をせずにルールブック記載の効果だけ書いて答えてもらったのは、「自分が望む答えに誘導してそうな文面になる」ことを回避したかったからなのですよ。

 ちなみに「ワダツミはDMだからプレイヤーが有利になることを嫌がってる」と思われる方もいるかもしれませんが、TRPG部キャンペーン開始前はプレイヤーもしておりまして。その時初めて使ったその日から大嫌いでした。「それを使うことを前提にしているDM相手」だから「頼らない」という選択肢が無かっただけで、内心はこんなバランス無視呪文は使いたくないなーと思っとりました。パーティーメンバーに迷惑かけたくないから「敢えて弱い上位の寝床呪文を使うプレイ」は強行しなかったけど。

 そんな鬱屈した想いを抱えつつも「なんにせよTRPG部のルールでは寝床呪文としての実用性を書かれてる文言と呪文レベルに相応なものとして扱う」とし、ごく一部の(世間一般で適用されてる効果を知ってる)部員に「そんなことルールブックには書いてないのに」と嫌そうな顔をされながらも強行していたわけですが。
 なんとD&D5版では「四次元ポケット持ち込んだらヤバいよ」の文言が削除されたものの、効果時間が「1時間に固定」されたことで無敵の8時間休息呪文としては使えなくなり、13年越しの「勝訴!!」となった気持ちでいっぱいになったのでした(ちなみに4版にはそもそも存在してない)。

 そして今回の設問で「バイアスかかってないとやっぱデメリット発生するように解釈出来るよねこれ」って気持ちにもなれてサティスファクション。

 もちろん「デメリット無いように思えます」という人にも同じく感謝です。なぜなら「世間の皆そうじゃん」という理由じゃなくて「記述だけで問題ないと解釈する理由」は、やはりとても知りたいことだったので。それに対して「この文読んでそんなこと言ってんの?」みたいな気持ちは一切ありません。有難うございました。



>ミニチュアこんなのまであるんですね。他に一般的な人が見たら何だそれ、みないなミニュチュアって何があります?

 
 種火の隣りにあるのは、「テンサーズ・フローティング・ディスク」という「力場のソリ」です(笑)
 浮遊して術者を自動追従してくれるので、重量物の運搬に活躍しますよー。
 テンサーは偉大な魔術師の名前で、彼が開発したという設定。テンサーはD&Dの作者の息子のPCで、「より多くの財宝を持ち帰たい」という願望から生み出されたとか。
 右のは「メイジ・ハンド」の呪文で、ちょっとしたものを掴んだり動かせる念力みたいなもんだよ。スカートめくりも出来ちゃうぜ( ・`ω・´)

 
 この辺のデッカイ手も「何だそれ?」ってなって貰えるかな?(笑)
 ビグビーって魔術師が開発した一連のシリーズ呪文で、左から「フォースフル・ハンド」「クレンチト・フィスト」「グラスピング・ハンド」です。
 展開すると標的を自動的に突き飛ばしたりぶん殴ったり締め上げたりします。巨人以上のパワーなんで、並のパワーじゃ太刀打ちできんぜ。

  
 魔力の武器を生み出して自動戦闘させる呪文を大量展開だぜ( ・`ω・´)
     
9/19      
  もういっぽん! #4

 
 4巻読み終わってから「まだ3巻の感想書いてなかった!!」となったワダツミ。

 
 イチオシキャラの南雲ちゃんが、柔道部の仲間たちの楽しそうな輪を眺めて寂しそうな顔をする度に切なさ炸裂し、「YOU、柔道部入っちゃいなYO!!」「いやでもそれで剣道部を捨てるのは失礼なことじゃないか」と悶えスピンルーニーしていたわけですが!!!
 この「既に他の部活に所属していて、能力も超優秀」って状態で「でも主人公たちの部活が本命」ってパターンは「とめはねっ!」もそうだったんだけど、あっちは作者が既に「帯をギュッとね!」という、90年代を代表する傑作柔道漫画を生み出しており(ついでに作品世界も共通)、その上での「柔道なんてやりたくないんだー。だけど天才だから周囲がそれを許してくれないんだー」展開なので、普通なら「柔道の扱い悪っ!」となるところを「決して柔道を軽視したわけではない」ことが重々承知となり、格下扱いを感じないものとなっていたわけですが。

 
 もうこっちは「つべこべ言わずに南雲ちゃんの想いのありさまで納得しろ」って感じでな!!!
 南雲ちゃんがサティスファクション出来るならそれでいいよなんでもいいよ好きにしろ、俺も好きにするって感じである。

 
 普通ならば「敬礼を無帽でするなーっ!」と病気が出るところなのだが、帯ですよ帯。この気を利かせて巻いてくれた帯一つで「よし、帽子被っていると見做せる! 一気に格好良い!!」って思えてしまうのだぜ( ・`ω・´)
 雰囲気で察して帯をギュッとしてくれちゃう永遠ちゃんのナイスサポートぶりに5000ガバスを進呈したい。彼女にしてもとてもよくわかる「後悔したくない」という集いし願いが新たに輝く星となり、光差す道となって飛翔するよ。
     
  ■続ロープ・トリックの話

 
>バッグ・オヴ・ホールディングを使用する際に幸運判定的なものを挟むかな、成功なら普通に使える、失敗ならいくつかのアイテムを喪う、ファンブルならキャラロス(笑

>ロープトリックの異次元空間の中でもバッグオブホールディング(物入れ袋)への物の出し入れは可能と解釈しますね。ポータブルホールの方は説明が無いので解りませんが、物入れ袋の方はドラえもんのポケットみたいな物だと思いました。

>事故って地獄の底に行っちゃう(ワイルドアームズ脳

>異次元問題:ここまで念押ししてるからトラブルが発生するんだろうなぁと思います。右の「ホールの中にバッグを持ち込んだら」のケースが発生するのだろうなぁ

>なんの問題もないならわざわざあんな注意書きしないだろうから、当然なにか悪いことが起こるんでしょうなー。

 皆さん回答ありがとうございます。


>バッグ・オヴ・ホールディングはいかなる次元の空間でもないので、異次元空間には当たらない。と解釈しますね

 そしてこの人ごめん! このコメント来て説明不足を書き足させてもらった!


 トラブルが発生する意見が多数派ながらも、問題無いという意見も出ている現状ですが。
 第2フェーズは、新たな情報を追加させて下さい。


 バッグ・オブ・ホールディング(と同じ感じで若干効果が変わるもう一つの異次元バッグ)は、初歩的なマジックアイテムを所持するようなレベルになったパーティーなら、誰もが一つは所持していても珍しくないというか、むしろ買う金あればかなり購入優先順位が高いアイテムです。低レベルを脱した冒険者はほぼ持っているようなメジャーな便利アイテムです。

 ゲームのプレイに於いて、ロープ・トリックの呪文は内部の異次元空間で一晩休息するのが、主な利用方法です。

 ロープ・トリックは2レベル呪文です。
 一つ上の3レベルには、魔法の力場で形成するテントのようなものを創り出す「レオムンズ・タイニィ・ハット」という呪文があります。天候の変化からパーティーを守る能力がありますが、蚊からモンスターまで生物の侵入は一切防げません。石を投げ込まれたら素通しだし、攻撃呪文もそのまま喰らいます。外部から内部を見ることは出来ないけれど、内部からはマジックミラーのように壁が透明に見えます。魔法のテント自体は半径6メートルの「不透明な球体の北半球」が丸見えです。ロープ・トリックの様に魔術的探知を妨害する機能はありません。
 さらに一つ上の4レベル呪文には、1辺6メートルの魔法のコテージを創り出す「レオムンズ・セキュア・シェルター」という呪文があります。8人分のベッド、イス、テーブル、そして暖炉が備え付けられており、魔力で造られた従者が単純な命令に従ってくれます。自動的な空調機能は無いので、暑かったら寝苦しいし、寒かったら自前の燃料を暖炉で燃やす必要があります。通常の石造りのコテージと同程度の断熱効果はあります。魔術的な防御は、警報の呪文を3箇所まで設置できます。その他は皆無なので、魔術的探知には無防備です。コテージの存在は外から丸見えです。石造りの小屋が壊れる攻撃を受けたら同様に壊れます。
 5レベル呪文には、上述のコテージに光学迷彩能力が追加されたものを創り出す「レオムンズ・ヒドゥン・ロッジ」という呪文が存在します。他の機能は全くの同等です。

 なお、悪環境で寝ると疲弊しますが、快適だからといって何のボーナスも得られません。

 これら新情報を踏まえた上で、ロープ・トリック内へのバッグ・オブ・ホールディングの持ち込みに対して「あなたがマスターだったらどう裁定する」と思いますか? 呪文やアイテムの効果を変えない範囲でお答え下さい。
 もちろん第1フェーズで答えてくれてない人も歓迎ですよー。正解は存在しないのでお気軽に( ・`ω・´)

 
 画像は、敵地で移動の痕跡を残したままロープ・トリック内で寝てしまい、朝起きて外に出ようとロープを垂らしたところです(えー
     
9/17      
  ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン #4

 
 ゴブリンスレイヤーを知らない人の中には、一連の「別に同じ縮尺じゃない表紙」だけ見かけて彼が巨漢だと勘違いする人もいるのでは(えー

 作中のTRPGネタ解説ですが、ゴブリンスレイヤーTRPGのことではありません。D&Dと関連付けて勝手に語るだけです。そしてワダツミが何の説明もなく「D&D」って書いた場合、3.5版かそれ以前のことです。たまに4版や5版の話もしますが、そのときは注釈します。多分、気がつけば。他のTRPGの場合は、流石にそのことを書くはずです。きっと。恐らく。
 あと「D&Dでこうだからゴブリンスレイヤーの描写はおかしい」という意図は一切無いので誤解して怒り出さないようにね!!
 また、基本的にあくまで「作品考察」ではなく「ゴブリンスレイヤーにかこつけてD&Dのことを話してる人」なので、記事にしている範囲内で明確に描写されていない部分に関しての「原作では~」「作者の発言では~」といったコメントはナシとさせて頂けると幸いです。これがまた「原作で○○って描写されてたのを自分なりに解釈したらこうです」と「原作で実際に描写された」のどっちも「原作では~」という流れでコメント頂いたりするので、見分けがつかなくて「原作では」「作者の発言では」情報ですら矛盾が多く、対応しきれんのですよ~。あとぶっちゃけ話が脱線しまくって際限がなくなるのも大変!!


 
 今までにも言及したことが度々あるけれど、ここでも「回復呪文って話作りに邪魔に思う人は多いだろうなぁそりゃ」な感じに(笑)
 こーいう格好良いシーンもD&Dだと「呪文で治せるけど?」と台無しだーっ!!

 四肢欠損や同等の肉体損傷を再生する呪文や、「すべての病気を治す」とサラッと書かれてる呪文が、然程大金を払うことなく(庶民にとっちゃ大金だけど、低レベル冒険者でも持てる一番安い価格帯のマジックアイテム買うよりは安い)、冒険者が一度の依頼で使う必要経費と比べれば可愛いレベルの金額で掛けてもらえるもんだから、「隻眼や隻腕の戦士」は「大して強くなく金が無いから治せないだけね」みたいな存在になっちゃうのよね。
 無論「因縁を解決するまでは治さない」っていうこだわり設定は可能なんだけど、「わざわざ生存率下げる自殺行為をする人」を「容易に治す手段が無い世界」と同じくらい「格好良い」と思えるかどうかは難しいところ。

 
 ちゃんとした衛生観念!! 医療レベルが19世紀前半の地球よりも進んでいる……!!!
 昨日ちょうど、冬コミのゲスト原稿で「異世界転移してきた主人公が、100億%善意で美少女修道女に『中世レベルの医療知識で治療されそうになる』ってネタを書いたところでタイムリーだ(笑)
 中世レベルの医療ガチャは十中八九「やらないで水洗いするだけの方が治りが早い」っつー恐ろしい状況だからな。
 ちなみにこのシーンの「治せる人間から優先する」ってのは、いわゆる「トリアージ」を実践しているんだけど、このシステムも近代の野戦病院の産物だったりする。
 まぁモブの間違いを有能キャラが否定しているシーンであり、この世界の常識としては近世以前のものって可能性もあるけどね。
 でも皆清潔感溢れてる世界だから、やはり「田舎者が物を知らない」だけで、都市部じゃ衛生観念がナイチンゲール仕様なのかもしれん。自分が異世界転移するなら最低限このラインはクリアーされていて欲しい(笑)

 
 ボッタクリ商店!! もといボルタック商店!!!
 鑑定価格が店頭価格の半額で、鑑定料も店頭価格の半額だから、そのまま売ると一銭も儲からんのだが、自分で司教を用意して鑑定して売るようにすれば、何の役にも立たない呪いのアイテムすら数千ゴールドで買い取ってくれる奇跡の優良店!!!
 そして鑑定料が一律じゃないことから、慣れてくると鑑定料を見ればどんなアイテムかわかるようになる(笑)
 ……ってこの店は流石に鑑定料は不明か。D&Dも買取価格は定価の半額なんだけど、販売価格の半額で買い取りは現実と比べたらとんでもない高額査定よな。

 
 モンスターマニュアル!!!
 モンスターに対する知識の共有に熱心(情報のマニュアル化が行われている)だか不熱心(割には初歩的なレベルで間違った知識で舐めプする)なんだかわからぬ世界になってきた!!!(笑)
 でもまーモンスターが日常茶飯事な世界でこーいう本が無いのも割と不思議な感じなんだよな。例えばD&Dは「知識:自然」とか「知識:次元界」とか「知識:ダンジョン探検」なんてジャンルに分かれてるのをそれぞれ個別に取得して、そのカテゴリーに含まれるモンスターに対する知識判定のみ行えるわけだけど。知識担当やるキャラなんてみんな知力がクソ高い(それこそ漫画的な表現のレベルで頭がいい)んだから、「モンスターマニュアル的な本を丸ごと暗記してます」とか余裕ってことで、「名前も大雑把な能力もわからないモンスター」とかだいぶ減りそうな感じ。
 情報化社会じゃないからそんなもん無いって割には、現実の大昔にすら「怪物図鑑」みたいな本は存在しちゃってるからなー。それに載ってる怪物が実在するかしないかの違いはあれどっていうか実在してる世界のほうがよりハードルは低かろう。全世界モンスター図鑑はやり過ぎにしても、その土地々々で「ご当地モンスター図鑑」はありそうで。もちろん公平にリアルに考えたら「大量の間違った知識が混じっている」ことにもなるわけで、対モンスターの知識判定で嘘情報を掴まされることがないことで相殺感はあるっちゃあるが。
 実際問題、プレイ中に「これから海に出ます」って流れでPCが「ここ大都市ですよね? 図書館で海に出るモンスターの情報予習したいです。無論金払う」って言われた時に、困るんだよ(笑)
 システム的には「技能ポイントを消費せずに知識技能が上昇されては困る」し、「レベルアップ以外で能力上昇はかなり特例的な処理」で、図書館行った程度でアップされても困るというか、日頃冒険してない時にそうやって地道に勉強してた結果が、レベルアップ時の技能上昇で。
 しかしマスターとしては「調べても一切知識の足しにならん」ってのも不自然で嫌なんだよねー。「このシナリオ中だけ海洋生物に対する知識ロールに+2されますがその後記憶喪失します」か。それとも「レベルアップの先取りしていいです。次のレベルアップ時に必ず知識:自然を育てるなら、今その分上昇させていいです」とかなのかねー。あとは図書館の利用料を呪文サービス並みに高額にするのもありかなー。時間制限さえなければ毎回のように予習できるような低コストだと困るからなー。


 皆ならどうします?(絶対に否定レスはしません

 
 こちらが我が家にある最古のモンスターマニュアルである、AD&D第1版のMM。
 数多の日本ファンタジー作品の「怪物」の底本として多大極まりない影響力を与えた栄光の1冊で、80年代を代表する「黎明期の国産RPGの名作たち」のモンスターは多くをこの本(及びその後に出た追加サプリメント)から頂戴している。その中でも飛び抜けたビッグネームが、ザナドゥ、ハイドライド、ドルアーガの塔、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー等。

 
 猛威を奮っていたロックイーターの元ネタ……というわけでは無いパープルワームさん。
 流石にD&Dでこんなのが穴掘って近付いてきたら聞き耳判定に失敗する方がおかしいので、気がついたら後ろで歩いてたのが喰われてたなんてことにはなりますまい(笑)

 
 親戚のフロストワームさんもお目見え。
 どっちも身体の多くを地面の下に残しているんで、実際には遥かに長いことに(笑)

 
 そーいや「技能参照の判定方法に困ったら冒険者レベルで判定」なソード・ワールドに対して、D&Dはキャラクターレベルがなんらかの判定に用いられることは殆ど存在しないんだよねー。何らかの呪文や特殊能力の効果を受ける際に、レベル参照して効果が変動することはあるんだけど。レベル15の冒険者が技能:生存のランク0だったら、野外活動の素人です。どんだけ修羅場をくぐって人外魔境を旅してきたとしても、その経験からなんら学習してない扱いです。現実でも「なんでその経験を活かせないの?」ってケースはあるわけで、「ゲームだから起こる変なこと」ってわけではないですの。
 ……いやまぁキャラが学習しない人だと心苦しいんで、適宜技能ポイントを振って育てて欲しいんですけどね! 世間一般的には「役割分担すりゃいいことだし、戦闘の役に立たないから要らない」とガン無視されるのが日常茶飯事です。邪神の化身をも倒す高レベルのパーティーだけど、ロープワーク技能は誰も持ってません、とかは公式リプレイでもそうです。

 
 D&Dの狼も「足払い強化」を持っているんで、駆け出しの冒険者にとっては恐るべき強敵として猛威を奮います。
 攻撃喰らって足払い強化で自動的に足払いの対抗ロールに持ち込まれ、負けたら転倒! 倒れてAC下がったところに群がられて死ぬ!!

 
 D&Dにはノールっていう二足歩行ハイエナのデミ・ヒューマンが存在しておりまして。
 灰と幻想のグリムガルの人間サイズなコボルドを見て「こいつらコボルドってよりノールじゃん」って思ったくらいには、日本人のイメージするコボルドってこっちだよなって見た目してるんだけど。実はノールよりもハイエナの方が強い(笑)

 人間より狼のほうが強いのはわかるんだが、ハイエナが二足歩行して体格が増して武装した結果弱くなってるのは笑ってしまった。


 そしてもはやゴブスレの内容とすら関係無い、完全にD&Dだけの話題を唐突にするんだけど。
 暇な人は、以下の呪文とアイテムの効果説明を、ゲーム的な解釈とかは一切気にせずにフラットな気持ちで読んでみて下さい。

 
 ロープ・トリックの中にバッグ・オヴ・ホールディングを持ち込んだらどうなると思います?(笑)
 クイズじゃないので、「正解を当てる」必要はありません。自分がマスターならどう裁定するか、という視点も必要ありません。ただ純粋に「自分ならこうなると思う」をお教え下さい。

 あ、でもここだけ補足説明しとかんといかんかも。バッグ・オヴ・ホールディングの「いかなる次元にも属さない」ってのは、多次元世界をプレインズウォークするのがそんな珍しくないゲームなんで「袋の中がどっか別の次元繋がってて、その次元の住人にパクられる危険があるわけではない」ってくらいの文脈で、どこかの名もない異次元空間ではあります。
     
9/16
  リトル・ロータス #3

 
 日本人の大学生が、色々あってベトナム人の女の子と同居して食堂を経営することになる漫画だ!!

 具体的に書くと、爺ちゃんが婆ちゃんと見合いする前にベトナムで働いてた頃に作った恋人がいたんだけどベトナム戦争直後の混乱で置き去りに帰国せざるを得なくて隠し子状態となり密かに生活費を仕送りし続けてるうちに天寿を全うしたもののその後両親が交通事故で死んだので自分が引き取りたいと思うが怪我して入院中の身なので主人公代わりに行ってきてと頼まれて来てみたら断られてだけど独りほっとけなくて困るーでも俺日本で就職内定してるしーでもやっぱりほっとけないから彼女(15歳)が大人になるまでこっちで一緒に暮らそう!!!

 
 というわけで調理師免許も持ってない「単なる料理好き」な主人公が慣れない土地で四苦八苦しながら復活させたヒロインの両親の食堂も、最初のてんてこ舞いが一段落しての3巻!!
 ふとしたきっかけで知り合ったストリートチルドレンに、食事をご馳走するのであった。料理漫画なのだぜ。

 
 で、主人公は彼を単に「貧乏な家庭の子供」と思って家まで送っていったら、両親いないし寝床は路上なことに衝撃を受けて。
 だがヒロインは教会で奉仕活動をするくらい「ちゃんと行動している」上で「悲しいことだけどここじゃ日常茶飯事だぜ」と、悲しい現実に悶々としている主人公を諭すのだが、大雨の日に我慢できずに保護してしまうのであった。

 
 ちなみに子供は1巻で主人公がパスポートごとリュックサックを引ったくられて途方に暮れていた時に、「こっちでごはんがもらえるよ」と、ヒロインが奉仕活動している教会まで導いてくれた子供と同一人物で、まさしく「情けは人の為ならず」な素敵展開だったことを、今回改めて1巻を読み返して気付いて泣いた。
 作中では別に「あのときの子供!」とかいう「お前そんなのよく覚えてたな」なシーンが一切なんだよ(笑)

 
 泊めた翌日はお店の手伝いを買って出るボーイ。器用で愛想の良い働き者ボーイ。
 ……そしてこのページの引きで「この先の展開」に察しが付いてしまった方もいるかと思います。俺も「あ、ヤバい」となったよ! なったさ! なったとも!!

 
 いい子だ……この葛藤も賢くていい子だ……!!!
 でもその不安が本当に「そうだよね……そうだよね……」と涙なくして見れぬ!!! その不安も最もなんだよな!!!
 こんだけ苦悩してくれるだけ立派なんだよ君は……!!!

 
 そして警察にストリートチルドレンに不釣り合いな大金を持っていることを見咎められて保護連絡が来て、事情聴取では「うちの従業員なんで彼は泥棒じゃないよ」と誤魔化し、「もう、こういうことはしちゃ駄目だぞ」じゃなくて「もう、こういうことはしなくていいよ」と言いながら連れ戻した主人公がもう最の高で。ボーイに「自分が罪を犯させてしまった」と思える君は素晴らしいんだぜ……!!!
     
  ■ボードゲーム部

 
 誕生日プレゼントで貰った聖杯戦争をしたよ!!!
 マスターとサーヴァントをランダムで選ぶので、原作通りの組み合わせになる確率は低いぞ!!
 ってわけで直接戦闘しまくるゲームなんだけど、競うのは「相手を殺して脱落させる」のではなく、勝利点の積み重ね。倒したら勝利点を得られはするものの、負けた方は「勝利点を得られない」以外のデメリットもなく戦い続けられる。
 全10ターンある中で、8ターンで3人、9ターンで2人が「勝利点が低い順に足切り」されていき、ファイナルターンで決戦だ!! ……と思いきや、やっぱり「別に戦わなくても勝利点さえ高ければ聖杯ゲット」となる。
 なので「戦闘はするけど殺すわけじゃない」のは意外なシステムであり、「具体的に誰が誰をどうやって脱落させたか」は、システム的な明示がないので妄想するしかないっていうのが、「なんか期待してたのと違う」という感はあるものの。ゲームとしてはかなり面白くて、戦闘以前の立ち回りが「シンプルだけどかなり重要」なので、腹の探り合いや口約束を裏切られて「おのれぇぇぇぇ!!」と歯噛みしたりとか、Fateを知ってる人間で遊んでると凄く盛り上がった(笑)

 
 初回プレイのワダツミは、麻婆豆腐とエミヤさん。
 ロールプレイを満喫することを念頭にプレイした結果、「偵察を行い易い」という能力を「麻婆タイム」と称して中盤まで静観し、圧倒的最下位で足切りされそうなワカメに「さすがは間桐の後継者……恐るべき使い手に育ったものだ」と言いながらわざと負けて競り合いに復帰させたり、士郎に粘着ムーヴをしたりして満喫した(笑)

 
 問題は原作知識があることで「よもや無限の剣製が、一日使って詠唱し続け、翌日にようやく効果を引き出せる」だなんてトンチキ効果だと思いもしなかったことで、足切りを懸けた決戦で意気揚々と「アァンリミテッ! ブレイドワァクッ!!」と発動するも「それでドローした手札使えるの次のターンだよ」と突っ込まれ「馬鹿なぁぁぁぁぁぁ!?」と敗退(笑)
 だが士郎&佐々木小次郎組と同着足切りだったので「ま、いいか! ここで刺し違えるのもロールプレイ的にOKだ!!」とサティスファクション。

 
 最後に残った2騎は、ヘラクレス&葛木という「魔力供給能力がカスなので中盤までのやりくりが大変過ぎるコンビ」に対し!!

 
 まさかの「やっちゃえ! バーサーカーを!!」なイリヤ&呪腕さんコンビ。
 満を持しての正面衝突でハサンが凄まじい攻撃力を発揮してヘラクレスの全力を僅かに上回り、プレイヤーの「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」の叫びがあがるも、周囲の「いくらなんでもタイマンでアサシンが勝つのおかしくね!?」と訝しむ声によりカード効果を精査すると、勘違いによるルールミスが発覚してヘラクレスの逆転勝利(笑)
 周囲の「ですよねー」な空気の中、独りイリヤ組プレイヤーの「勝ったと思ったのにぃぃぃぃぃぃぃ!!」の声が木霊した。

 
 2戦目はワダツミだけ「俺、麻婆またやりたい!」と続投させて貰い、他はチェンジしてプレイ。
 キャスターさん引いたので、序盤は偵察と魔術工房での魔力貯蓄を繰り返し、中盤早々に陣地作成を発動してからはその効果で勝利点を地味に増やし続ける。
 足切りが始まる終盤、俺を裏切る形でトップグループ突入したイリヤ&ライダー組がプレイの手を緩めた結果一気に足切りラインに置き去りにされ脱落するのを「おやおや、これは慢心しましたねぇ」と愉悦極まりない気持ちで見下ろす。
 翌ターンは「ここで負けたら後がない!!」と令呪ブースト全開ゲイ・ボルグで待ち構える桜&クー・フーリン組をルールブレイカー(令呪が1以下の相手は死ぬ。1ゲーム1度だけ使用可能)で即死させ。
 凛&佐々木小次郎と迎えた最終決戦は、「ここを決戦地とする!」とばかりに深山町で「戦闘時の特殊能力を全部使用不可にする」という先行した場合圧倒的に強い燕返しを発動させて待ち構える2人に対し、「よくぞ勝ち残ったな、凛。しかし残念だがもう戦わずとも勝利は決まっているのだよ」と、魔術工房で勝利点を積み重ねて勝利。響き渡る凛のプレイヤーの「こんのクソ神父ぅぅぅぅぅ!!」を愉悦で受け止めるワダツミの姿がそこにあった(笑)


 
 残りの時間はこれまたプレゼントの「ふたつの城の物語」をプレイ。
 初手で最高の滑り出しを披露して超ご満悦だった(笑)
 このあとも動物関係のタイルを最優先で確保して楽しかったにゃー!!!
     
  ■バルダーズゲート2エンハンスドエディション

 
 ダークエルフの地下城に殴り込みをかけた我々。
 敵側の「なに!? ○○が破れただと!?」みたいな描写が逐次挟まるので、気分は戦隊ヒーロー。
 そんな中、敵の中に見覚えのある名前が。お前、種族としてスペクテイターじゃなくて、スペクテイターって名前のビホルダーだったアイツか?

 
 雲行きが面白いことに。
 この軽妙な口ぶりは、やっぱりあの時のビホルダーなのではないだろうか(笑)
 こっちの強さを知った上で、自分が巻き込まれないように立ち回ろうとしている意図を感じるぜ!!

 
 もちろん「その仲間」にスペクテイターは含まれていません(笑)
 というわけでスペクテイターを殺したくないのもあり、一騎打ちに応じることにするぜ!!!

 

 やっぱりお前だったのかぁぁぁぁ!!(笑)
 もう「俺たちのパーティーに入らないか?」って選択肢が無いのがもどかしいぜ!!!


 
 そして唐突にクラシックD&Dの話だけど。
 前にも3レベルまでのリストを載せて「恐ろしいまでの罠発見→解除の確率の低さよ……」と言及したわけだけど、こっちはさらに高レベルまで載ってるエキスパートセットのリスト。
 十分に育って同レベルのファイターがロードと呼ばれて城を建て、マジックユーザーが大魔法使いと呼ばれて塔をおっ建て、シーフもマスターシーフの称号を得て秘密のアジトを持って自らのシーフギルドを組織するようになる9レベルでも、罠発見→解除の確率23%! そこらにある平均的な鍵を開けられる確率は54%!(どれも再挑戦はレベルアップしないと出来ません)
 魔法使いがテレポートするようなレベルなのに一般家庭への侵入にすら苦戦するマスターシーフのスペックは、正直なにを考えてこんな数値設定にしたのか当時から意味がわからず、プレイヤーからも「まるで面白くない」と言われ、元々D&Dでパラメータも大体同じなウィザードリィRPGのシーフのルール(1レベルから十二分に実用可能)を参考にD&Dに改造導入してプレイするワダツミの姿がそこにあった。