10/14
■ヴィンランド・サガとかフィンランド・サガとかゾンビランド・サガとか

 
 突然の死! エヴォリューション・レザルト・バースト! 5連打ぁっ!!!
 おかしい……これは法律で異世界転移するよう決まっているはずぢゃが……!!!
 二ヶ月くらい前に横断歩道の信号が青になったので渡ろうとしたら、何の遠慮もないスピードで車が二台目の前を横切っていった時は「もし急いでて前のめり気味にスタート切ってたら直撃してたじゃねーの!?」と、肝を冷やしたわ。

 
 特殊メイクのコスプレイヤーな可能性を疑うことをせず、容赦なく発砲するのが「安心と信頼と実績の吉野ボイスなのでコイツは無能なんですよアピールされてる警官ゆえの軽率なプレイ」なのか、この世界はゾンビが広く認識されてていつ遭遇してもおかしくないから対応が迅速だったのか、判断に苦しむ(笑)

 
 ゾンビ娘という属性をガチで好きな人だったら、メイクで普通になるのは「眼鏡っ娘が眼鏡を外す」「目隠れ娘が目を晒す」に類する冒涜的行為にカウントされるのか、私気になります!!!
  ■となぱいあ

 
 ロードローラーだァァァァァっ!!!
 そらまーこんな古娘いてくれたら通いつめた挙げ句に居座ることを目論むのも人の感情というもの( ・`ω・´)
 そして吸血鬼作品の宿命「昔から言われている弱点はどこまで適用されるのか」ですが、彼女は「弱点なのもあればそうでもない」というパターンか!!

 
 相手が可愛い女の子なら、そりゃ同棲オッケーってもんだよな。話が早いぜ!!!
 1話から吸血鬼のお約束ネタを惜しみなく投入している感があるが、今後どうなるんだぜ( ・`ω・´)
 そしてどーしても吸血鬼とレズっ気のあるキャラを提示されると、経血ネタを連想しちゃうじゃん?

 
 女子高生が昼飯にニンニク使いまくった料理を自分で食べるどころか他人に食べさせようとするの!?(そこに突っ込むのか
     
  ■ベイビダンダン

 
 本放送は観てたけど内容を殆ど覚えてないんで、もし前作オマージュネタがあっても全然わからないぞヒャッハー!!!
 だがグリッドマンの声優が緑川光であることは完全に覚えていたのは言うまでもない。

 
 誤爆を素直に平謝りするなんていい子だなぁと思ってしまい、いい子のハードルが下がってることを自覚するも、当たり前のことをして当たり前のように褒めるのは別に悪くないのではとなるワダツミの姿がそこにあった。
 ってそんなりっちゃん隊員(違)が怪獣の攻撃で消し飛んだぁぁぁぁぁぁぁ!? ……と思わせといて無事だと言ってよバーニィ!!!
 だがしかし、ここで無慈悲に死ぬほうが物語としては引き締まると言うか緊張感が生まれるので、それはそれでってことでもあるんだよなぁ。「巨大な怪獣が街で大暴れして、顔見知りだけは死なない」方が不自然なのだから。

 
 いいねぇいいねぇこの巨大感!! 重量感!! そしてヒロインローアングル!!(そこ?
 かなりハチャメチャな状況にも関わらず、思考放棄せずに現状を必死に受け止め、どうにかしようとする気概があるのも素敵だぜ!!!
 てか今回はサイバースペースじゃなくて現実で戦うのか~。

 
 校舎戻ってるーっ!! これは人間も生き返ってるー、なのか!?
 でも火災は続いててたりするみたいだし、謎だな。
 それはさておき、この世界ってフィクションとしてのウルトラマンが存在する世界だから、グリッドマンがネットでライトニングアタッカーって言われてたりするの面白いな(笑)
     
10/12      
  ■去年も行ったレンビレッジ再び

 
 前回は行きつけのカレー屋さんと同じオーナーの系列店の旅行に「仲が良いから」ってだけで混ぜて貰ったわけですが、今年はオタクな作家集団で突撃です。締切とかの事情で「自分がここにいたことは秘密にしておいてください」って人が多くて、誰がいたとか言えないのが残念です(笑)

 
 ワダツミがボードゲームビーチを開店したのは言うまでもない( ・`ω・´)
 初心者向けの「ルールが簡単」という条件でよりすぐった精鋭たちが火を噴くぜ!!!

 
 あと人生初の流しそうめんをした。
 下流だと上流の取りこぼしが残骸となって流れてくるので非常に取りにくいことを学び、女性陣が満足して離脱してからは最前列に移動(笑)

 
「シャンパンだよー」と言って出されたので「シャンパンならちょっとは呑めるかな」と、少しだけコップに注いで呑んだら死ぬほど強くて「なにこれ!? 口の中が燃えるわ!!!」と狼狽したワダツミの姿がそこにあった。
 慌ててラベルを見たら「レミーマルタン!! コニャックじゃねーか!!!」となった(笑)
 知識だけで呑まない人間な上に野営の明かりの下ともあって、注いだ時点で全然疑問に思わなかったよ!!!

 
 昼は泳げるくらいに暑く、夜は肌寒いくらいという最高の過ごし易さで、去年の「暑過ぎて寝れない」と比べて天国だったぜ!!
 だからって「テンション高くて眠くない」で、二泊三日の間に寝たのが二時間は危険だと思いました!!
 しかし人数が多いと何人かは起きてるもんで、1日目の夜は延々と話し込んだりしてしまった。
     
   ■ソウナンですか? #3

 
 山賊ダイアリーの人が原作しているやつ。表紙の「無人島JKサバイバル」がすべてを物語る。
 確かに野外生活ゆえの露出とか考えると、彼の絵柄よりもストレートに萌えな方が効果が高い(笑)

 
 そして露出ってレベルじゃねーハードプレイだな!?
 洞窟に溜まっていた腐敗してる水でどうにか水分補給しようとするわけだが(笑)
 キャラが女子高生だからって容赦がねーというかいいぞもっとやれというか。衣服が汚れる気配がなかったり体臭ネタも乏しいと若干の物足りなさを感じていたのが、いきなりトップギア入れて凄かった。
     
  ■ちおちゃんが眼鏡を外したら

 
 メチャクチャ薄くて吹いた(笑)
 ちなみにこの話は「ちおちゃんの眼鏡を外して美人にしようと試みたけど駄目でした」というお話なので安心だぞ!!
 ……まぁいじってる方が二人ともポンコツだからな!!!
 しかしまぁ薄いは薄いが「可愛くない」かと言えばそんなこともなく可愛いな。眼鏡かけてる方がもっと可愛いけど。
 
     
  DAYS #29

 
 スラムダンクで言うところの山王戦を制し、そこで終わらないで続いてる感じの!!!

 
 こーいうの大好き!!!
 与えられた仕事を過不足なく確実にこなす存在って、ともすればムラのある天才よりも大事なことなんて全然珍しくないわけですよ!!!
 まぁ君下は地味でもなんでもなく、凄まじく優秀なキッカーで十分ヤベー奴ではあるんだけど(笑)

 
 
 そして準決勝のもう一試合、それぞれのチームでキャプテンぶりが披露されるわけですが。どっちも格好いい!!
 メタ的に旧作の主人公チームである桜高が勝つんだろうなとはどうしても思っちゃうけど、平の頼もしさがヤバ過ぎてときめきを隠しきれない。「メタ的な事情? 知らないなぁ!」とぶっちぎれそうなパワーを感じてしまう!!
     
10/6      
  ■アマプラ限定の邪神ちゃん

 
 
 色々パロディが多い作品ではあったものの、満を持して投入された邪神兵フォームに爆笑した(笑)
 まぁこんな感じの半人半蛇な敵としては屈指の強さな存在だよな!! 禍々しくて超カッケーから好きだぜ!!

 
 
 だがゆりねの方は、ガリアンを元ネタにしているアニメ三銃士の敵キャラが使ってたのが元ネタだからフランスっぽい格好……なのかも知れないんだが細か過ぎて伝わらない気がしてならない。

>ゆりねの格好はおそらく映画ジェヴォーダンの獣からですね。
 そんな映画が!! 全然知らなかった!! ありがとう!!
 魔獣の存在もそれと合致してるってことなのね! 超納得!!
     
  ■ダブルデッカーって言われると複葉機のことかなって思っちゃう

 
 予備知識皆無で「タイバニっぽいねぇ。スタッフ同じなのかな」くらいに思いながら観てたら、アポロンメディアが出てきて「タイバニじゃん!!」となった(笑)
 主人公はヒーロー願望あるけど別に努力はしない上に、功名心による命令違反の常習犯と、「物凄く苦手なタイプ」なのだが、それが肯定されているわけでもなく、矯正される話っぽい流れだったので、楽しみに観ていこう( ・`ω・´)
     
  ■ソラとウミのアイダと呪われし姫君

 
 突然魚が獲れなくなった世界の生態系への影響や人類の経済、食料供給がどうなるかなんて、壮大過ぎて「悲惨なことになるに違いない」くらいしか思えないのだが、それはもうスルーするとして。
 宇宙空間に生簀作ってそこまで漁をしに行ってるってのも、どんだけ宇宙との往復が低コスト化されてるのかと思ったら切り離し式の多段ロケット毎回使うのかよと驚いたのも「この世界の技術では問題ないんだよ」でスルーというか、召喚獣使って巨大生物を捕獲するのを「漁」と言ってることに比べたら可愛いもん過ぎて。

 この作品に限らず物語開始以前から「なるのが夢な職業」だったり「憧れ、目標にしている存在」に対する基礎的な知識をまともに知らない/予習してないの、「今は未熟でも思いだけは誰にも負けません」みたいなキャラだと、その思いが疑わし過ぎて辛いって前も言ってたワダツミさんです。
 未熟な主人公が失敗から学んで成長したり、周囲が教えるシーンで視聴者にも説明とする為に「ろくな基礎知識もない」って扱いは便利なんだけど、「超憧れてた!」とかみたいな設定でそれやられると(ファンだけどμ'sの読み方知らないとか、ずっとデュエルチャンピオンを夢見てるけどセオリーを学ぶ姿勢もなく、そも基本ルールからしてあやふや)、ファクターが矛盾して困る。
 昭和ならいざ知らず、21世紀や近未来を舞台にしている作品だと、関連書籍もネット上の情報も溢れてるので、大抵のことは「知らないのは真面目に調べなかったから」になってしまうのよね。昭和の時点でも「本気でやる気があれば大抵のことは調べられる」であったものが、現代はそのハードルが下がりまくって「ググれば情報そのものか、それが載ってる本か、問い合わせ先がわかる」わけで。あとは「調べたけど頭に入ってませんが本気です」を許容できるかどうかなのかなー。
 てーかこーいう「現実とのズレ」って、作ってる人間が昭和の認識で、一般常識がサザエさん世界と同水準で動かしてるけど見た目だけはSFだったり現代です、みたいなことになってるのかなぁ。それとも生まれたときからネットで調べるのが当たり前の世代でも「本気でやる気が有る人間でも調べようがないよね、しょうがないよね。出久や秋山殿みたいに、本気で好きだから勉強する方がリアリティないよね」みたいな感じなのかしら。
 いやまぁ別にこの二人みたいにガチのガチなレベルなんて求めてなくて、「漫画家になるのが子供の頃から夢でした!! ……え、ペン入れ? ベタ? タブレット? なんですかそれ? 手塚治虫? 藤子不二雄? 高橋留美子? 鳥山明? 尾田栄一郎? 誰ですそれ? ジャンプ? りぼん? ……知らない雑誌ですね」ってレベルのことされると「夢だったんじゃないの?」ってなるってことなんだけどね。少なくともこのアニメ内での描写を鑑みるに「宇宙漁師になるのが夢」と明言している主人公が「それに使う基本的な道具」のことを一切知らない(知ってて当然のこと知らないからこそ、周囲のキャラがガチで呆れてる)のが明白なわけで。
     
  ■新潟旅行して

 
 長岡で通りすがりに目に入った模型屋(龍文堂)の佇まいが凄かったので、車をUターンさせて突撃を敢行。
 お客さんが「展示してくれー」と持ち込んだ作品が凄い凄い凄いに加え、店内も凄い奥行きでやたら広い中にビッシリと壮絶な品揃え。

 
 モーターヘッドも十騎以上飾ってあるし、Me262&アドルフ・ガーランドも展示してあってテンション上がったわー!!
 とにかくジャンル問わずの完成品群と品揃えで、それに加えて道具類も凄い充実してて、近場にあったら心強過ぎるだろうなぁ。
 取り敢えず応援の意味で、いずれ買おうとは思ってたシュツルム・ガルスと94式ベース・ジャバー買ったよ( ・`ω・´)

 ちなみに萌えフィギュアのデッドストックじみた品揃えも存在し、ゼノグラシア版の伊織や真のフィギュアもあった(笑)
     
  ■フェイトグランドオーダー

 
 1000箱開封作業が始まるぜギャアアアアアアアアアアアアアア!!!
 100箱開けるのにかかった時間が3時間くらいだったので、30時間コース!!!
 まぁこれでも去年のネロ祭よりもユーザーインターフェースが改良されてて、負担軽減はされてるんだよね。ボックスガチャ連続で回すのがちょっと高速化されてたり、売却時の一括選択可能になってたりで。
     
10/1
  ■邪神ちゃんステップオーバートーホールドウィズフェイスロック

 
 実は直撃しても大して威力がないことが判明するドロップキック。
 しかしゆりねが超人的に強いだけという可能性も否定できない(笑)
 てか最初からかっとビングだったのが、遂になんで同居しているのか説明が!!

 
 自分が子供の頃一番利用した駅前の本屋も二層だったのが、地上フロアの半分がコンビニになり、遂には本屋部分がなくなってしまったなぁ……。まぁ自分の主観だけでも、メチャ買ってたのがAmazon使うようになって殆ど利用しなくなってたので、納得の流れではあった。
 というわけでまぁうん。邪神ちゃん実はいいやつ的展開はホント自分は求めてないんだなぁ、というテンション(笑)

 
 だがペコラが幸せになる話なら大歓迎だ!!!
 さぁさぁ好きなだけ飲み食いするがいい!! 遠慮は要らぬぞ!!
 婦警、だいぶクレイジーな行動が目立つキャラというかクレイジーオンリーキャラなわけだが、実はちゃんと周囲からもクレイジー扱いされてるシビアさ(笑)

 
 ゆりねの睨み顔可愛い(笑)
 そして邪神ちゃんが自分の体重すら浮かせる風船に対して、子供に「お前はなんで大丈夫だったんだ」的ツッコミをすかさず行ってくれるのに吹いた。そのツッコミを待っていた!!
 で、最終回っぽさを出そうとしつつも空回り感あるところも含めてこの作品らしさを感じたかもしれん(えー
     
  ■ゆきちゃんのま

 
 初っ端からパンチラするのもすっかり日常茶飯事だぜ!!
 そして原作よりもアニメのほうがパンツアピール執拗だったりすることもある(笑)

 
 ちおちゃん、思考が完全におっさんだね!?(俺と同じことを考えた
 上下で8000円ですってよ!!
 そーいや「家ついていっていいですか?」のパロディAVで「ゲイ用の掲示板でオカズを購入する、おっさんフェチ」っていう設定の女性が出てたのを思い出しました(死ぬほどどうでもいい情報

 
 途中で披露された知識で「えええ!? 間違ってね!?」と動揺した人は多いだろうな(笑)
 まぁでも実に小学生らしいまっとうな資金調達手段ではあった。エスカレートして酒屋の裏に置いてある瓶を盗んで換金するプレイは昭和の裏技というか犯罪だから真似しちゃ駄目だぞ!!!
 そして相変わらず無闇に巨乳なモブを繰り出してくるぜ!! たすき掛けイエッフゥゥゥゥ!!!

 
 突然の裸族発言からのノーパン祭だぁぁぁぁ!!(ドンドコドンドコ
 キン肉マンの素顔のごとくフラッシュしまくりである。まぁ会陰見せられない。会陰どころじゃない。
 ていうかもう、「ま」じゃねーよ、「ま」じゃ。スゲーな(笑)
 まぁでもマンピーのGスポットが許されるんだからOKだよな、OK!!

 
 突如として始まる女子小学生による浣腸大戦。
 赤ブルマと思いきや際どいパンツだぜハハハハ!!!
 オチの剛力彩芽がズルい。吹いた。

 
 そして最後は香港映画のエンドロール(笑)
 これはこれで普通に面白いんだが、本編が陰鬱な作品とかでこれがあると、個人的にとっても気が楽になる。NG集っていうか「おつかれさまー!」みたいになってるやつ、レイプ物のエロ漫画とかでたまにあるのも(無論、雰囲気台なしって意見は否定しない
 あとヘンリー塚本のAVはなんでいつも最後はキャストが全員で踊ってますか。あれも監督の作風的にレイプ物が多いんで、妙な空気で笑ってしまう。
     
  ■デュエルリンクスに5D's参戦!!!

 
 ジャック! ジャック! ジャック! ジャック! ジャック! ジャック! ジャック! ジャック! ジャック!
 先月の征服王イスカンダル復刻に続き、“待”ってたぜェ!! この“瞬間”をよォ!!
 ……まぁ、ジャックの実装は来月で、操作できるようになるのは更に先なんですけどね(´・ω・`)

 
 それはともかくニヤニヤしっぱなしであることに変わりなし!!!
 遊星さんが「初期ゆえのキャラのブレ」で、実際の彼を考えたら完全に「遊星はそんなこと言わない!!」である「雑魚だったろ」発言をまたも繰り出した時は驚いたけど! やめたげてよぉ!!


 
 ガチャからはいきなりスターダスト・ドラゴンのプレミアムが飛び出して、サティスファクション過ぎた。
 カードのレアリティにノーマル、レア、スーパーレア、ウルトラレアってある上に、カード自体にもノーマル、シャイン、プレミアムってレアリティが存在してですな。プレミアムは画像みたいに派手に輝いている(実際には輝きのエフェクトが動いてる)のに加え、デュエルで使うと評価点に+200されるシロモノ。だがっていうか当然これはレアだぜ。そもそも「パックから出る確率」が、いざ自分の統計を計算してみたら0.17%で、「特定のカード」となるとそこからカードの種類分(基本的にSR以上が対象と思われるが、それでも20種類とか)の壁も存在するわけで。とにかくビッグラッキーだ!!

 
 後に世界の危機を救い、後日談では世界最強のライディングデュエルチームに、エースだったクロウさんの後継者として加入する男である。
     
  ■中国版カイジこと動物世界を観たじゃんよの巻

 
 まだ映画の封切りから3ヶ月しか経ってないのに、もう無料で観られるとは素早いねぇNetflixさん。
 日本では、映画やドラマに「とにかく恋愛要素を追加したがる」みたいな悪癖がよく指摘されるわけですが、こっちのカイジも気立ての良い看護婦の彼女がいて、エスポワール(映画内ではディスティニー号)に乗り込もうとすると、涙ながらに止めてくれる(笑)
 というかカイジ自体がそもそもうだつの上がらない無職のクズじゃなくて、一応は会社員で(実際はよくわからん。バイトなのかもしれないが、エスポワールに乗ることを隠すのに彼女へ「社員旅行に行く」と嘘をついてたので)、借金を作る理由も「病気で長期入院している母の治療費に困り、友人に持ちかけられた胡散臭い投資話に乗ってしまったら、親の持ち家を無断で担保にして作った資金を持ち逃げされた」なので、作品の目的が「病気の母親の治療費を稼ぐため」に置き換わってしまっている。
 中国だと原作のままのパーソナリティは、クズ過ぎて客からの嫌悪感が強くなり過ぎるとかあるんだろうか。

 
 
 あと「派手なアクションシーンを入れろ」という意向でもあるのか、借金取りから逃れる為に次々と爆発が起こるド派手なカーチェイスを展開……を実際にするわけではないのだが、カイジに「妄想癖がある」という設定が追加され、随所で「アニメのヒーローを自分に置き換えて、モンスター相手に無双する」とか、原作には微塵も存在しない派手なアクションシーンが挿入されている。画像は「エスポワールに乗り込まされそうな状況で、もしこのまま車を奪って逃げ出したら……な妄想」である(笑)

 エスポワール内でのやりとりは概ね原作通りなものの、「無学なバカと思ってたカイジがなんか凄い計算力がある」という不思議な展開に「父親が数学者だった」という設定を追加してフォローしたりなんかもしている(笑)

 そして最大の違いは、「最終的に大金をゲットし、札束をしこたま抱えてエスポワールを下船する」ってところ。まぁそもそも乗船目的が乗船目的なだけに、原作通りに無一文どころか借金増やして終わりました、じゃ「家も母親も失いました」で酷いからってのはあるんだけど、一応利根川ポジのキャラに目をつけられて「次回へ続く」してたので、鉄骨渡りも編もやるんだろうなぁ。

 とまぁ突っ込みまくってるけど、映像的には「限定ジャンケン編をCG使いまくって豪華に演出しました」って感じで、決して悪いもんじゃあなかった。「原作知ってるし」って意味で駆け引きに対する緊張感が全然無いから興奮もないのだけど、それは作品の評価とは関係ないし。知らない人が観たら問題なく面白いと思う。
 あ、「負けた人間がどんな目に遭うのか」を映像で描写されたのは「おおお、こええええ!! 絶対イヤだぁぁぁぁ!!」となれた(笑)