12/15
■今年遊んだボードゲーム七選

 今年の正月旅行でパンデミックをプレイしたことでボードゲーム熱が再燃してからの!
 ゆえに「今年発売されたボードゲーム」ではないぞ!
 面白いゲームはたくさんあったのだが、キリがないので七つに厳選した( ・`ω・´)

 
●お邪魔者1&2
 正体秘匿型のチーム戦ゲーム。坑道を掘って掘って掘りまくれ!!!
 金脈に辿り着いた(最後の一手を置いた)プレイヤーの味方しか点が貰えないんで、味方が誰かわからないと迂闊に掘り進めないけれどな!!!
 その辺の駆け引きを無視して「自分の次のプレイヤーが味方だったら勝てるけど、違ったら負けだね。まぁいいか負けても別に現実の自分が損するわけでもないし」と安易に運否天賦の勝負に出られると微妙な空気になるから勘弁な!!
 人数が多いほど面白いので、通常は複数のゲームに分かれてプレイしているところを、「じゃあそろそろ終わりの時間だからやるかー!」と、全員でプレイするボードゲーム部締めのお約束ゲーム。

 
●「デッド・オブ・ウィンター」&「ロングナイト」
 ゾンビパニックで崩壊した世界で砦に立て篭もり、サバイバルする協力ゲーム。
 廃墟を漁ってアイテムを集めるワクワクといつ即死してもおかしくないスリルにドキがムネムネ。
 様々な職業と特殊能力のキャラクターでパーティ編成する(生き残りを見つけて合流する)のも楽しくて、思わず全部日本のキャラに差し替えたらより楽しくなった。
 ハンドガンでも十分お役立ちなのだが、運良くアサルトライフルやグレネードランチャーを拾えると、ノーリスクで片っ端から吹っ飛ばせてとても気持ちいい。
 裏切り者を混ぜることで人狼型のプレイも可能なのだが、システム上の「裏切り者看破ギミック」が殆ど存在せず、砦の破綻を阻止することが極めて困難というかほぼ無理なので、オススメしない。

 
●「ザ・ゲーム」&「エクストリーム」
 昇順と降順が各2ルートある中で、2~98あるカードを並べきることを目的とする協力ゲーム。
 なるべく小刻みにカードを重ねていきたいのだが、運が悪ければ数十も飛んだりで悲鳴があがる。
 写真だとズラーッと並べちゃってるが、正しいルールは重ねていくよ( ・`ω・´)
 ルールがシンプルなのでボードゲーム初心者に「まずはこれやってみようかー」で掴みのトップバッターに利用されることも多い。

 
●パンデミック:クトゥルフ
 というかまぁパンデミック全般が面白くて色んなバリエーションプレイしたんだけど、一番プレイ回数が多かったこれが代表して。協力型ゲームの金字塔です。だから色んな種類が出たともいう。
 元祖パンデミックはウィルスバスターズが世界から病原菌を駆逐するのだが、このクトゥルフはカルト教信者を駆逐しながら、ゲートを封印して回るぞ。たまにショゴスが出てくるけどそいつも殺せ! テケリ・リ!!
 ルールは簡単なのだが、難易度は異様に高く、20回くらいプレイしてもノーマル難易度を3回しかクリアできてない。だがクトゥルフゲームが簡単だったら拍子抜けなので、この厳しさがまた楽しい。
 余談ながら、クトゥルフは人気テーマとあってか、題材にしたゲームがやたら大量に出ている。様々なタイプのゲームが出ている。毎月のように出ている。ボードゲーム部ではエルドリッチホラーやエルダーサインも割とよく遊んでいる。

 
●テラフォーミング・マーズ
 火星のテラフォーミングに乗り出した企業をそれぞれ担当してポイントを競い合う企業戦争ゲーム。
 他のプレイヤーを邪魔する手段もそれなりにあるのだが、比重としては内政投資がとても大きく、隕石を落としたりアウトローに襲撃させたりハッキングしたりといったダイレクトアタックよりも「好条件の土地を先に確保する」といった、合法的な手段で競うことがメイン。
 テラフォーミングの手段となる様々な投資がフレーバー感高くてとても楽しいのもグッド。

 
●ゴジラ 怪獣王決定戦
 20年前のゲーム(笑)
 ハゲタカのえじき風バッティングゲームなのだが、その内容はとてもアグレッシヴ&エキサイティング。
 場に出たポイントカードに入札してより高い値をつけたプレイヤーが取得することを繰り返すのだが、とにかくマイナスポイントカードが多い。尋常じゃなく多い。あとハゲタカのえじきは「全員同時」なのだが、こっちは「前のターンに落札したプレイヤーから時計回り」なので、後続のプレイヤーが「誰に勝たせるか」をコントロールし易い。結果として、血で血を洗う「マイナスポイントの押しつけバトル」が勃発し「貴様このゲームで下家を敵に回すとどうなるか教えてやる!」といった暴言をワダツミが繰り出すことになった(酷
 いやうん、自分のすぐ左のプレイヤーが全力で「自分の右プレイヤーを勝たせないことに専念」すると、片っ端から同じ数のカードを被せられて、ほんと厳しいんだ(笑)

 
●コードネーム
 2チームに分かれ、それぞれのスパイマスターがエージェントに、指定したカードを選んでもらうためにヒントを出すゲーム。
 書いてあるキーワードを直接言っちゃダメで、勝利の鍵としては「一つのヒントで2つ以上のカードを選ばせる」のが大事。
 主にヒントを出すスパイマスターがメチャ考えることになるんだが、ルール自体はシンプルなのでこれまた「初心者に対するジャブ」として定番ゲームとなっている。

 
●コードネーム ピクチャーズ
 こっちはイラスト版。珍妙なイラストがてんこ盛りである。
 ボードゲーム部ではこれと文字版を交互に並べる混合プレイがメインとなっている。
  ■フェイトグランドオーダー

 
 この素材はキツい……キツ過ぎる(笑)
     
12/12      
  ■アファームド

 
 
 ブリンクドッグだ! いやブリンクヒポグリフだ!!(D&D脳
 物質界とエーテル界を瞬きのように行ったり来たりしているんで攻撃が当たりづらいことに定評のある!! あと自由にショートテレポートできることにも定評のある!!
 追加ルールでブリンドッグを相棒にすることも可能なんだが、そのワープ能力の自由自在ぶりがあまりに優秀過ぎて、とても認める気にならない(笑)
 なおD&Dにおいてはこの「別の世界に転移して回避してまたすぐ戻ってくるのを繰り返す」はある程度レベルの高い魔術師ならみんな出来るし、当然ながらドラゴンもやってくるので、ブリンクドッグの専売特許ではない。さすが最強の幻想種( ・`ω・´)

 
 たかが小娘(笑)
 ところでセミラミスさんとモーさんの会話がこう聞こえたんですが。
「聖杯を戴きに来たぜ! カメムシ女ぁっ!」「セミだぁっ!」
 本当はなんて言ってるんでしょう(笑)

 
 んーんーんーんーんー。
 こーいう技術ではなく意地と意地のステゴロは基本的に燃える戦いなのではあるが、スクライドみたいに「もうやることやるだけやり尽くした果ての拳」と違って「いつ本気バトルなのかな!? 宝具駆使した限界バトルどんな凄いのかな!?」ーって今か今かと楽しみにしてたら、それをすっ飛ばしていきなりやられると「あ、あれ……?」ってなっちゃうなー。
 戦闘シーン自体も、「最速の英雄」が戦ってるにしてはスピード感が物足りないしなー。モーさんが超音速バトルしてる時の凄さとどうしても比べてしまう。「小手先を捨てた泥臭さ」を意図したとしてるのかもしれんが、「仮面ライダーカブトがクロックアップすれば圧勝なんだけど、それじゃ納得しないんで普通のスピードで戦いました」ってなもんで、そこに至るまでの意地のありかたを丁寧に積み重ねていれば話は別かもだが、この作品からはそこまで描写された感じがない。どっちも余力を残した戦いを繰り返していただけで。
 なので超スピードで戦うアキレウスの行動を凄まじい先読みで対応しまくるケイローン先生が観たかった(´・ω・`)
     
  ■アポロガイスト

 
 カルナさんの義理堅さに敬礼。
 よもや赤のマスターたちが生還できるとは微塵も思っていなかった(笑)

 
 もはやすっかりバーサーカーと化しているアタランテさん。
 ジャンヌは本人の戦闘力が高いことを評価されている英雄じゃないけど、十分お強いよね。天草もだけど。
 ルーラーを舐めるなぁって、ルーラーになることでその任務を遂行するに必要なだけの戦闘力も与えられるってことでもあるのかしらね。

 
 真の英雄が目で殺しにいったぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 カルナさんの全力バトル強過ぎ格好良過ぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!
 最強クラスのサーヴァントが行う戦闘描写の最新版を見よって感じで大迫力だわ!!!!
 やっぱこのレベル(マスターの差で一段弱まってるとしても激烈に弱体化しているわけではない)のサーヴァントであるセイバーさんを葛木先生が「初見殺しなんで常人でもボコボコに出来ました」は無理あるよなーって改めて思ってしまう。
 それはさておき、とにかく圧巻のカルナさん描写でサティスファクション。世界が燃えちまうわけだぜ!!! 無論、それと真っ向から渡り合えるジークフリートの勇姿にも乾杯だ!!!

 
 それゆえにそんな最高の限界バトルに横槍入れたことでアストルフォへの印象の悪さがさらに強まることに。
 僕はカルナさんみたいな人格者じゃないんで普通に不満ですわ~。
 別に展開として不自然とは思わないけどね(´・ω・`)
 グダグダ言わないカルナさんがこれまた格好いいけどね( ・`ω・´)

 
 とまぁスーパーカルナさんタイムの凄まじさとのコントラスト的にも「ヘラクレスに次ぐギリシャ神話の大英雄」の戦闘シーンとしては、アキレウスさんにはノーサティスファクションだったなー。
 いやうん、普通にいいやつだなぁとは思うんですけどね! キャラとしては!
     
12/9      
  ■地球防衛軍5

 
 FGOでフォーリナーを引いたあとは、EDFでフォーリナーと戦うのだ( ・`ω・´)
 でも今回の敵はフォーリナーじゃなくてプライマーだったのだ(´・ω・`)
 が、とにかく今回もおもしれーたのしーイエッフゥゥゥゥゥ!!!
 でも武器が徐々に強化されていくシステムは、楽しくもあり辛くもあるかなー。「新兵器拾った! でも拾ったばっかじゃ、使い慣れた旧式の方が強い!」という、ザナドゥから続くジレンマが(笑)
 が、そんなのは些細なこととして、迫り来る侵略軍団との限界バトルをエンジョイ&エキサイティング!!!

 
 メーサー砲の車列とかテンション上がらないほうがおかしいシチュだよなー(笑)

 
 怪獣相手に集中砲火だ!!!
 大方の予想を全力で裏切り、ちゃんと倒すぞ(笑)
     
12/6      
  ■フェイトグランドオーダー

 
 ラヴクラフトが妄想したら、偶然「本当に存在するやつらと一致した」ってことだそうですが。
 ジル・ド・レの宝具がルルイエ異本なのとはどーいう関係なんだろう。

 
 約束通り可愛がってくれるわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 
 おでこビィィィィィィィム!!!
 ぬいぐるみ持ってるおでこちゃんなだけに、この技は必然であったか……! いおりん……!!

 
 マギアレコードはじめました( ・`ω・´)
     
12/2
  ■フェイトグランドオーダー

 
 アガルタといい今回といい、それ以前のクリア前提なシナリオなくせに、「1.5部はどこからプレイしても大丈夫です」と言い切っちゃってんの、これ以上被害者が出る前に撤回といたほうがいいんじゃないですか!?(笑)
 それとも「この程度のネタバレなら別に問題ないからへーきへーき」とでも思ってんのか(´・ω・`)

 
 それはさておき、どーでもいいところで笑ってしまいました。本当にどうでもいい(笑)

 
 見た目がスゲーゴテゴテしてるから星5かなぁなんて思いもしたがやはり星4だった。
 剣豪で新規の星5いなかった帳尻合わせで今度は星5が2体とかもありえるかと思っちゃったんだよ!!

 
 ロマーン!! お前を忘れてない美女がいるぞぉぉぉ!!!
 そりゃそーなんだけど、なんだかとても嬉しいんだ!!!
     
  ■ぶれす

 
 巨乳ガングロ金髪ツインテとか、エロ要素詰まり過ぎだろ。そんなの誰だってオッパイ揉みたいわ!!
 あと「ツンデレは不可抗力なことにも激怒して暴行に及ぶ気違い」という認識は多くの作品において決して間違ってない、困ったテンプレ化してるのは否定できない(笑)

 ラッキースケベと言えば「なんでここに先生が!?」の2巻がですね。
 
 最高に羨ましいシチュエーションでどうしようもなかった。

 
 ていうかもうほんとわけわかんねー漫画だよな!!(褒め言葉

 
 なんか「普通の格好ですね」という感想のほうが「男装している」よりも強いなこれ(笑)
     
  ■“豊作キャンペーン” 第8回 チャプター4

 想定外の高速撤収をしたノア姫一行。

DM「入り口まで来ると、ヒドラがでーんと倒れてる」
リーンハルト「男爵殿、大丈夫ですか! 治療は……」
DM「たしかに無傷とは言えないね。鎧で見えないけど、ディレイポイズンで受けた毒を遅らせてたりする。もっとも、特別苦戦したようにも見えない」
ファランスヴァルト「どうやらレディを待たせずにすんだようだね」
ノア姫「ご無事で何よりです」
リーンハルト「それにしても、見事……よくぞ1人で」
フェスト「ヤベー、カッケー」
ファランスヴァルト「なに、1人じゃないさ」
DM「と馬の首を撫でます。この馬もレジェンダリィ・ホースのレベル15くらいあるんで(笑) さて、わらわらと暗闇の湿地帯から光が近寄ってくるのがわかる。まだ数分で戻ってきてるから何とかなっているだけで」
リーンハルト「よし、我々も」
ノア姫「撤収!」
DM「無事、安全圏まで脱出できました」
斥候「危なかった、助かったよ。しかし、凄まじい援軍を連れて来てくれたな、流石だぜグアース。ロールヴァーゲ閣下自ら来て下さるってどういうことッスか! それに立派な騎士様のようだけど、あんた達ははいったい?」
DM「ノア姫は今ヘルム被ってるから」
ヴィンフリート「小柄な騎士としかわからないわけか」
ノア姫「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。とヘルムを外して……」
斥候「ノ、ノア姫だーッ! グアース、お前ぇどういう魔法使ったんだ!?」
ヴィンフリート「メジャーだ(笑)」
ヨルン「知識ロールいらず」
ノア姫「ご無事で何よりです。あなた方は自分で脱出できたのかしら?」
斥候「俺たちが隠れてる場所の出口を囲っていた敵が、なんか『アイツらマジやべぇ!』ってみたいな言葉が飛び交った後、逃げて行ったんです」
リーンハルト「ワニとの戦い見てたんだ(笑) 瞬殺……だと……って」
DM「お察しの通り。12機のリックドムが3分でって感じだからね」

 厳密には信じて送り出した巨大クロコダイルが6秒で殺された。

ノア姫「ビックリした、もっとヒドラクラスが奥に潜んでいるのかと」
DM「仮に。このヒドラより強いやつが奥に居たとしても、あの巨大ワニが僅か数秒で瞬殺されるようじゃ、倒される時間が数十秒に延びるだけくらいに思えて、怖くて前に出せない」
ヨルン「なるほど、兵器が無駄になっちゃう」
DM「で、逃がせば帰ってくれるなら、逃がしてしまおうと思う。だってもう、この巣そのものを捨てる覚悟だったろうね(笑)」

 この辺は基本的に「敵も生きている」というスタンスでマスタリングしているため、物語的には身も蓋もない展開だろうと起こりえてしまいます(笑)
 例えば(今回のケースとは違うけど)苦戦させるために用意した障害が想定外に楽にクリアされてしまったので、とにかく苦労をさせたいから追加でさらに障害を用意しよう……といった「頑張り甲斐の無い処理」は極力やらないのです。

ノア姫「今回は大活躍ね、貴女のおかげよフェスト。これからもこういう活躍を期待したいわ」
フェスト「ありがとよ、まぁ任せときな」
ノア姫「グアースさん、ほとんどお力になれず申し訳ありません」
グアース「な、何言ってるんスか。姫様達が来てくれたからこそ助かったんじゃないですか」
ノア姫「プロとしての熟練した技量。凄いものだと大変感心致しました」
DM「そんな凄い所見せたっけなーって顔してるね。まぁ実際闇夜の先導とかクリティカルスニークとか凄かったんだけど、普段やってることだから自覚も無く」
ノア姫「私にとっては凄かったのです」
グアース「でへーっ」

 まぁ、あんなデカいワニ相手の最前線になんて「普通の傭兵のメンタリティ」なら、御免被りたいからね。黙って見てても「強い騎士様たちが倒してくれる」と、我が身大事に動く。それを「自分が攻撃されたら即死」な状況で飛び出した。これは、姫がその身に攻撃を引き付ける姿がそうさせたといえよう。

ノア姫「ロールヴァーゲ男爵、私の我侭にありがとうございました」
ファランスヴァルト「そうでしたか? お誘いしたのは私だと思っておりましたよ。いやはや、ロマンス(恋愛物語という意味もあり、騎士物語という意味もあるよ)溢れる恋路のはずが、とんだ冒険になってしまいましたね」
皆「かっこいい……」
 
ノア姫「ふふ、では次はもっとスリリングな冒険に連れて行って下さいますか」
ファランスヴァルト「これ以上ですか? 姫は存外欲張りなお方だ(笑)」
ノア姫「私はもっと強くならなくてはと思いました」
DM「いや、メガ・ジャイアント・クロコダイルの一撃を耐えてる時点で凄いんだけどね? そのまま喰らえば即死のものを、体捌きであのダメージで済ませてると言えるわけで」
ノア姫「でもやっぱり皆の凄い所が目に付いちゃいますねえ」

 というわけでDMの想定を完全に超えた恐るべき高速救出劇により、襲撃に気付いた敵が周囲から近寄ってくる間もなく楽々の撤退に成功するのであった。

DM「野営地が近づいてくると……割と大事になってるようだ(笑)」
衛兵「あぁ、お帰りになられたぞ!」
ファランスヴァルト「やれやれずいぶんな騒ぎになってしまいましたね。あ、そういえばノア姫」
DM「と、小さめな皮製の魔法の袋を取り出す」
ファランスヴァルト「これをハインリーケ殿にお返しください。どうやら直接お返しする暇は無さそうだ」
ノア姫「リーケに? これは?」
ファランスヴァルト「さて、なんでしょうか」
ノア姫「確かに、これをリーケに渡せばよいのですね。と首を傾げながら」
DM「さて、真意看破すると。姫とヨルンは、何時でも返しに行けるだろうに、わざとノア姫に託してるっぽいと思った」
ノア姫「ふふ、なんの口実かしらね」
DM「衛生兵もスタンバってたので、到着すると駆け寄ってきます。お兄様もやってきている」
ファランスヴァルト「なに大したことは無い。ノア姫と遠乗りして来ただけさ。中々に刺激的な夜だったよ」
ノア姫「えぇ、忘れられない一夜になりました。お兄様、無断で出て行ってしまい申し訳ありません」
アーベル「お帰り、ノア。相手があのロールヴァーゲ殿とあっては、良くやったと言いたいところさ。さらに無事に帰ってきたんだ、何も不満は無い」
ノア姫「お兄様にとお土産を見つけてまいりました。と、ワニを差し出します(笑)」
アーベル「ミニワニ? ワニじゃないか。コレがどうかしたのかい?」
ノア姫「えぇ、ワニです。今夜の思い出の一品ですわ」
DM「これ知らずに渡したら、5日後に急にデカくなって、もし使用人とか傍にいたら潰されて死ぬぞ(笑)」
リーンハルト「こちらは魔法で縮めたものです。実際には16倍の大きさがありますので、お気をつけください」
DM「向かいの方ではなんか記者会見みたいになっていて、ヒドラの首が掲げられたりしてる」
兵「おぉー。ざわざわ」
ファランスヴァルト「姫と協力して倒してね。2人の愛の結晶さ」
ヴィンフリート「1人でやったのに!」

 
ハインリーケ「ぅぅぉおねぇえさまあぁぁー! (ドップラー効果)」
DM「ハリケーンミキサー! 突っ込んできてプレートアーマーに激突。鼻血が出てる(笑)」
ノア姫「リーケ! いつも気をつけてって言ってるでしょ」
ハインリーケ「私とお姉さまの間に、この様な無粋な鉄板など在って無きが如しですわ! それよりも、無事でしたのね、無事でしたのね!」
ノア姫「心配を掛けてごめんなさい」
ハインリーケ「良かったですわ、良かったですわ! 良くやったわヴィンフリート!」
ヴィンフリート「ははっ」
ノア姫「そう言えばリーケ、これをロールヴァーゲ男爵から預かってるの。とさっきの袋を」
ハインリーケ「はわっ! 秘密って言いましたのに、秘密って言いましたのに……!」
DM「と男爵の方を見て恨めしそうだね」
ノア姫「? リーケのではなかったの?」

 あまりに迅速に撤収したことで、特に出番がなかった何かでした(笑)

ハインリーケ「い、いえ。何でもないですの! それにしても良かったですわ! ロールヴァーゲ男爵様ありがとうございます(じとー)。……あら、ワニ? お姉さまが倒しましたの?」
ノア姫「いえ、私ではないわ。グアースさんは」
DM「向こうで盛り上がってる」
ノア姫「ほとんどフェストのお陰よ」
ハインリーケ「お、お姉さま……! それは本当ですの……!」
DM「般若フェイス(笑)」
フェスト「勘弁してくれ、おかげで完全に睨まれてるじゃねぇか(笑)」
ノア姫「えぇ、私の命の恩人よ」
ハインリーケ「お姉さまはお優しいですものね(じぃー)」
ノア姫「そんな、私は優しくなんてないわ」
フェスト「ホントだよ、おい」
ハインリーケ「あなた、お姉さまが謙遜なされたのに対して、ホントだよオイと仰いました? あなた? あなた、今日が命日になりたくて?」
ヴィンフリート「たしかに今日が命日になるはずだった。それを姫が助けたのです」
リーンハルト「姫あっての活躍でした。このワニも魔法で縮められていて、十何メートルも大きいものになります」
ハインリーケ「あら。ふんっ。でわ、褒美を差し上げますわ。信賞必罰が私のモットーですの」
DM「と金貨を1枚」

古谷徹「銀貨100枚分の価値があり、現代の日本円の価値に換算すると、およそ10万円である」

 
ハインリーケ「本当は日頃の行いの負債と相殺にするところですが、私の慈悲深さは底無しですの」
フェスト「あ、アリガトウゴザイマス(逆らったらコエーからな……)」
ハインリーケ「あと、あなたが本心ではそう思っていないことは分かっているわ。けれどお姉さまの危機を救ったのであれば、私も優しくならざるを得ませんの」
ノア姫「ところでこれ、借金返済に充てられるなと思った(笑)」
ヴィンフリート「俺も」

DM「ではそれぞれの陣営に戻り休み、夜が明ける。すると連合軍内でロールヴァーゲの男爵とロイヒトゥンの姫がデートついでに巨大なヒドラを討った と話題に。戦いの先鞭を大物の下竜狩りで飾ったことで、かなり士気が上がってるようだ。ヒドラの首や魔法が解かれたクロコダイルが広場に展示されてる」
ノア姫「ではそれを見て、ちょっと複雑なノアさんです。昨日の夜は大征伐について迷っていた筈なのに、結局やった事は敵を殺すということ。そしてこれから始まる大征伐のことを思うと……」
DM「素直に喜べない」
ノア姫「そうですね、士気が上がるというのはいいことのはずなのに、と。やはり大征伐に対して意欲的にはなれない」
アーベル「だが、お前が誰かを助けたいと思ってやった行動だろう?」
ノア姫「お兄様……」
アーベル「どうした、そんな狐につままれた顔をして」
ノア姫「確かに私は誰かを助けたいと思って、昨日の夜はそれでいっぱいでした……。ですがそれでどうして他の種族を……そんなことで私は……」
アーベル「ここで奴等を減らせられれば、それだけ民の安全を護れる。俺はそれだけで十分だと思っているがね」
ノア姫「……お兄様の中の生きるとは何ですか」
アーベル「生きる……。ふむ、貴族としてのか?」
ノア姫「お兄ちゃんのなまえなんだっけ……」
DM「おぉーいぃー(笑)」
ノア姫「出来れば、アーベル・ロイヒトゥンとしての」
アーベル「俺個人の生き方? そんなことを聞いてどうする」
ノア姫「参考までに」
アーベル「そんなこと、最後に考えたのはいつだろうな。そうだな、自分が知ってる人間の悲しい顔は、極力見たくないな。……どうした、キョトンとして。俺は随分と我侭なことを言ったつもりだぞ。自分の知ってるヤツ以外のことはどうでもいいって言ったんだからな」
ノア姫「お兄様でも誰かの悲しい顔を見たくないと思うのですね」
皆「ひどい言いよう(笑)」
 
アーベル「お……お前。俺をなんだと思ってるんだ」
ノア姫「……ふふっ。そうですね、何だと思っていたのでしょうねっ。ははは」
アーベル「まったく。それとだな、さっきの『誰かを助けるため』云々はな。俺がお前を責めないでやってくれと、ロールヴァーゲ殿が頼みに来た時の受け売りだ」
ノア姫「そうですか……。とヒドラの首を眺めます」
DM「補足すると。傍から見ると今回のは功を焦ったスタンドプレイの結果オーライとも取れるわけで。けど決してそうではないとアーベルにフォローしてくれた訳だね。無論、アーベルもノアが功績のために飛び出したなんて最初から思っていないけど」
ノア姫「……。私も、誰かに護ってもらっているのですね……」

 これにて一件落着……ではなく大征伐自体はまだだ! まだ終わらんよ!! だがこれにて第8回終了!!

 続きをプレイしたいんで、豊作キャンペーンの皆さんの連絡をお待ちしております( ・`ω・´)(ここで!?