■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター1 敵のアジトと思わしき地下で退路を断たれたパーティー!! 穴の底に落ちてるファルシオン、とりあえずどうする……と思ったら今回の始まりの舞台はハインリーケ様のおわすお城なんじゃよ。
DM「ハインリーケ様にマクレーレが呼ばれました。『私用事直帰』って手紙が来て」 マクレーレ「お呼びでしょうか?」 ハインリーケ「ニンジャ! (パン! パン!)ヘイ!」 満天星「(シュタッ)はっ!」 マクレーレ「(ビクッ)」 満天星「何か御用でございましょうか」 イラスト:★Yuuki ハインリーケ「ヘイ決まったわ!(ハイタッチを促す)」 満天星「こんなことしていいのかしら……(ハイタッチ)」 DM「ハインリーケ様はオリエンタルごっこをしています」 満天星「ハイタッチはオリエンタル……?」 DM「呼んだら、シュッと現れるとかね。いつもこんなことをしているわけではないです」 満天星「上にいたんですね」 DM「シャンデリアの上とかにね」 マクレーレ「ちょっと驚いて……『なんだこれは……』」 DM「ハインリーケ様はお茶目を見せました」 ダスティ「ニンジャは知っているんですか?」 DM「そうだね、マクレーレは〈知識:地域〉を」 モニカ「チケット取れたぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「宝塚のチケット争奪戦があるので遅刻します」と言われたので「序盤は別パートで出番無いから座ってるだけでいいし、俺の端末も貸すからウチでやんなよ……」の流れから奮闘していたモニカ、勝利の勝鬨をあげる。 マクレーレ「〈知識:地域〉は無いです。無いと振れないんですか?」 DM「振れるのと振れないのがあって、〈知識〉は振れない方だね。なので君は忍者を知らない」 マクレーレ「突然現れた彼女を見て一瞬身構えるんですが、仲良さげなのを見て緊張を解きます」 マクレーレのプレイヤーはボードゲーム部から徴兵された、十分に経験を積んだ卓上ゲーマーだが、TRPGは未経験。 DM「忍者のフィギュアはこれです」 レーグネン「コトブキヤのまほらばのやつですね」 DM「10年以上前に『いつかD&Dで小型種族に使えるだろう』と思って買って、ようやく日の目を見たっていう。遂に来たのだ! その“いつか”がな!!」 ダスティ(フィギュアを手に取り、ツンツンして戻す) DM「無造作に突っつくな(笑)」 ダスティ「やってませんよー」 DM「証拠映像で確認するぞ!(笑)」 書き起こしたアルブレヒト「間違いなくやってました」 なんかTRPG中のこの手の「今〇〇してたよね?」「やってないです」な水掛け論、100%「後で映像確認したらやってました」ってなるから、現実の他のシチュでも「やってないですよ」なんて殆どが「やってました」なんじゃないのかこれって錯覚に陥る(笑) ぶっちゃけ嘘吐いてるんじゃなくて、意識せずやってるから身に覚えがないんだよな。 それはさておき。 TRPGのミニチュアは「手に取って頻繁に動かして遊ぶ道具」なのですが、繊細で脆いので「貴重品を扱うように触る」必要があります。もちろんPVC製塗装済み完成品の奴ならば多少ラフに扱っても問題無いことが多い(当然、それでも細いパーツが折れたりする危険はある)ものの、未完成品を仕上げたメタルやプラ製となると非常にデリケートな上に「それ一つ一つが小さくても1個数千円だからね?」ってことになります。 今回ダスティがツンツンしたのはPVC製塗装済み完成品なので、フィギュア自体の耐久性は問題無いのだけれど。台座への固定が貧弱なのでヤバいのであった。写真は今回のプレイ後、ガチガチに固定されたもの(笑) マクレーレ「いったい何を言われるんだろう……」 ハインリーケ「この子は私の友達のサムライの部下なの。彼女を探しにわざわざ1000キロ以上を遠く旅してきた、なかなかに見どころのある小さい子よ」 ここで雑談をしていて話を聞いていない人達にイエローカードが出される(笑) ハインリーケ「会いたいそうなんだけど、お前しか顔を知っている人がいないから連れて行って欲しいのよ」 マクレーレ「私はヤカさんの顔は知らないんですよね?」 ハインリーケ「あぁ、そういえばそうね。オマケで胡散臭い貴族がついているのよ。それととっても可愛い神寵者も」 マクレーレ「そう言われれば、たぶん察しますよね?」 プレイヤー発言に対してハインリーケで返すDM(笑) マクレーレの言う「察し」とは、「それが誰であるか」ですね。まぁこんなのはキャラがどうだろうとプレイヤーが察した時点で「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」と「察したことにしていい」のだが。 逆にプレイヤーだけでは察しようがないことを「キャラクターはこう察したよ」と情報が与えられることは珍しくありません。 中の人がTRPG初プレイなので、この辺の匙加減を逐一レクチャーしていく必要が絶対にあるのだよ( ・`ω・´) DM「知ってます。わざとこういう言い回しをしているから。『あ、察し』ってなります」 マクレーレ「胡散臭いかどうかはわかりませんが、貴族みたいな人と可愛い神寵者には心当たりがありますね」 アルブレヒト「『みたい』とは?」 マクレーレ「あ、いえ……」 ダスティに援軍となるか?(笑) マクレーレ「顔を知っていて可愛い神寵者となればモニカ様に違いない、と察し」 DM「神寵者は魅力が重要なクラスなんで、皆美人なんだけどね(笑)」 まぁゲームデータ上の都合はさておいても、世界設定的に聖騎士や神寵者は美男美女揃いの傾向が強いことは間違いない(笑) マクレーレ「捜して欲しいサムライがモニカ様たちと一緒にいるわけですね」 ハインリーケ「喧嘩別れでもしていなければね。だから行って欲しいのよ」 アルブレヒト「マクレーレはモニカたちの消息って全く知らないよね?」 DM「そうだね、教わったりはしていない」 マクレーレ「あ、そうか。察し……というか『あっ……、えっ! モニカ様は無事だったのですね?』」 DM「そうね」 満天星「おや、マクレーレは『ですね』とか敬語できる人?」 DM「マクレーレはちゃんと〈交渉〉上げたんですよ」 マクレーレ「最低でも敬語だけは使えるようにと思って頑張って〈交渉〉3ランクまで振ったんですよ」 モニカ「えらい」 満天星「素晴らしい(パチパチ)」 マクレーレ「それでものすごく他のスキルが圧迫されました(笑)」 とは言っているものの、彼は武人なのに知力が16と異様に高いので、普通の武人の倍くらい技能ポイントがある天才である。 無論、初心者にそんなゲームバランス感覚などわかる筈もないので、彼なりに「頑張ってやりくりした」ことを否定する必要も無い。
魅力度による修正値がどんだけ高くてもランクのみを参照するので、低技能高魅力のキャラは「態度は悪いが顔が良いから赦す」とか「人に好かれる雰囲気があるんでなんとなく赦される」みたいなことになります。 フィクションでよくある「態度悪いんだけど憎めないんだよなぁ」と「設定されていて、キャラもそう評価しているんだが、見ているこっちとしちゃ普通にムカつく奴だよ」みたいなキャラも「低技能高魅力」の一種な気がする。実際に相対しないと伝わらない謎魅力(笑) 満天星「八夏も高いですね」 アルブレヒト「サムライのクラス技能だしね」 DM「サムライはつまり貴族だからね」 オリエンタルノーブル!! まぁこっちはこっちで貴族そのものなクラスが存在して、戦闘力と幅広い技能を兼ね備えた中々に優良クラス。 ただし冒険向けの特殊能力は持ち合わせていないので、高レベルクラス能力を得る為の「足踏み」を避ける意味でも「誰も彼も取れば強い」わけではない。このクラスレベルが無くても「貴族として相応しい技能」をちゃんと取得していれば貴族なので、モニカ達はこれとマルチクラスはしていない。知力が高いってのは、つまりそーいうことなのだ。人生の選択肢が広い。 なお、日輪でも別に貴族=侍のクラスレベル持ってるってわけじゃなくて、アリストクラート1本伸ばしの「武士」が大多数である。侍クラスはより求道的であるからして。ヴィーリオンで貴族すなわち騎士だが、必ずしも騎士のクラスレベル持ってるわけじゃないのと同じですな。ロールプレイ的には「クラス」なんて概念無いからね(笑) ハインリーケ「実はモニカ生きていたのよ。とはいってもお前の雇い主が死んだかどうかもまだわからないのだけれどね」 マクレーレ「妹様は生きていらっしゃるのですね」 ハインリーケ「そうね、行った先の仕事で死んだりしていなければ」 DM「八夏が出発したのはちょっと前よ」 満天星「では急ぎましょう」 ハインリーケ「ニンジャ、これがさっき話した優秀な射手よ」 マクレーレ「よろしくおねがいします」 満天星「よろしく。満天星(ドウダンツツジ)と申します」 マクレーレ「マクレーレと申します」 満天星「マクレーレ様……」 マクレーレ「様はいらないです。マクレーレで。呼びにくければマックで」 DM「マクレーレの略称ってマックなの?」 マクレーレ「あ、いや、長いかなーと思って」 ハインリーケ「あんた馴れ馴れしいわね。いきなり自分を愛称で呼べとかどれだけ距離の詰め方下手なのよ」 マクレーレ「マクレーレでいいです。後で、後で言うことにします」 満天星「ハインリーケ様、この人殺しますか? 話が進みません」 DM「そもそも日本人の感覚で適当に名前を略すると、だいたい違うからね。愛称って名前ごとに決まってるから」 ダニエルとダニー(ダニエルの愛称)がそれぞれ存在したりするとかな!!(笑) そんなわけで軽率に外国名前の略称を設定することに躊躇があることを白状します。「こまけぇことはいいんだよ」でいいはずなんだが! そこが俺の性格の面倒くさいところ!!! ハインリーケ「でまぁ、優秀な射手よ」 満天星「『戯奴(わけ)は忍者でございます』 ござるとか使わないよね?」 DM「ござるとかは使わないんじゃない。忍者っぽいテンプレをしないことで個性を立たせることにしよう(笑)」 満天星「皆に求められてもやらないよ」 アルブレヒト「私はぜひとも求めたい!」 満天星「殺しますか」 マクレーレ「二言目には『殺しますか』と!(笑)」 ハインリーケ「ニンジャ、もう行っていいわよ。ウズウズしているのでしょう」 満天星「行きたくて仕方ないのです。『お世話になりました、ハインリーケ様。では』」 マクレーレ「ふむ……」 満天星「早く行くのよ!」 マクレーレ「わかりましたっ。少々……」 満天星「なにしてんのよ」 マクレーレ「旅支度だけ整えさせて……」 満天星「整えてないの?」 DM「旅仕度してきたんでしょ、呼ばれてきたんだから。あんたここに住んでるわけじゃないんだから」 マクレーレ「あーあー」 満天星「……(忍者刀に手をかける)」 マクレーレ「あぁ早く帰れと、わかりました、案内させていただきます」 満天星「日が暮れてしまいます」 DM「あんたそもそも仮住まいなんだから私物を置いてこないでしょう。ちょっと来いじゃなくて、戻ってこいって来てるんだから全部持ってきてるでしょう」 満天星「あなたの背中のそれは準備ではないのですか?」 マクレーレ「……準備です」 満天星「では参りましょう」 マクレーレ「お供させていただきます」 満天星「立場が変わってしまってるじゃない(笑)」 皆『あはは』 DM「上下関係が決まってしまった」 満天星「決まってしまったのかな」 DM「でも移動は十傑集走りじゃないからね」 満天星「横山走りじゃない。シュシュシュシュ」 DM「馬だから。満天星は移動力凄く低いでしょう。歩幅が狭い(笑)」 満天星「そう、シュタタと足の回転は早いけど遅い(笑)」 アルブレヒト「マクレーレは重装鎧で遅いからなぁと思っていたが、こっちも遅かった」 満天星「こっちも小型種族で移動速度は20フィートで実は同じ」 DM「かたやドスドスドス……」 満天星「こっちはケイデンスは速いよっ(くるくる)」 DM「なので馬で。満天星は犬。忍犬ワンダードッグ」 満天星「犬! 名前はどうしよう(なでなで)」 DM「名前ね。後で決めようね」 満天星「やっぱり、なんとか丸かな」 アルブレヒト「忠吉さん」 DM「忠吉さんシルヴプレ~じゃない。名前は後で決めるとして、今は忍犬ワンダードッグで。不可思議丸で」 満天星「データとかあるんです? 戦闘中とか」 DM「軍馬と一緒で戦闘にも使えるよ。ただまぁ〈騎乗〉や〈動物使い〉がないと運用は難しいけど。『ゴー! パピー!』くらいの指示は出せるかもしれない」 満天星「〈動物使い〉含めてクラス外なのが厳しいな。でも死なせてしまうかもしれないので」 DM「まぁ死ぬだろうね(笑)」 満天星「しない、しない」 DM「忍者ならそのへん使い捨てにするのも変ではないんじゃない?」 満天星「サモン・ネイチャーズ・アライとかも、そういう感じでいいの?」 DM「忍者だからいいんじゃない? それを見せられた他の人がドン引きするだけで」 つまるところ、それが良い悪いかってー話ではある(笑)>周囲ドン引き 満天星「さすが“秩序にして中立”だけある」 DM「実際にそうなったときに周りとの温度差が現れるね」 満天星「なぜか、なんか皆さんの見る目がおかしいような……?」 マクレーレ「ところで、目的地は聞いていますか」 DM「まずモニカたちはトロイトーアまで移動するように言われていて、最初の仕事はそこで受けることになっていたんだよね。『トロイトーアまでお行きなさい。その先はどこへ行ったかは妾は知らないわ』」 マクレーレ「旅がスタート。『ではトロイトーアまで案内させていただきます』」 満天星「じゃぁ犬に乗ってトコトコ(さぁ、話しかけて!)」 マクレーレ「あの、ところで……ニンジャってなんですか?」 モニカ「フリートークだ!」 DM「クラウスと八夏の悲劇を繰り返さないために、2人には話すことを考えてくるように厳命してあるので(笑)」 満天星「忍者ですか。日輪(ヒノワ)の……、あ、日輪ってご存知ですか?」 アルブレヒト「馬と犬だから、上と下で話してるんだよね。なんか微笑ましい」 DM「うーん、でもね、今の満天星の立場だったらむしろ『日輪知ってますか?』だと思うよ。別に敬語使わなくていいと思うよ」 満天星「へぇ、マクレーレには?」 DM「そう。言ってしまえば、誰にでも丁寧じゃないんですよ」 満天星「上下を分けているんでしょ」 DM「マクレーレ相手は別に丁寧にする必要性が無いの(笑)」 満天星「なるほど、それがわかれば大丈夫」 DM「マクレーレさっき思いっきりへりくだったじゃん」 マクレーレ「そう。こっちからしたら、ドウダンツツジはハインリーケ様のお友達に見えているし、ニンジャってわからないから、ひょっとしたら貴族かもしれないと思っているんです」 DM「俺の母親は山野(美容学校)を出てるのだが、たまたま出資者の政治家の夏遊び先が地元で、婆ちゃん達が色々世話したとかで顔見知りでね。入学式でもその政治家が挨拶してたってことで、式の後そのまま挨拶に行ったら、それが知れ渡って在学中周囲から一目置かれたという話をちょうどこの前聞いた。本人は単なる漁師の娘で特に権力があるわけでは一切無いのだが(笑)」 DM「日輪は地球で言うならまぁ室町時代くらいです」 満天星「ナメられたら殺す!」 全員『ナメられたら殺す!』 レーグネン「ちょっと鎌倉者抜けきってない」 DM「天杜家の掟。『ナメられたら殺す!』『悪は斬る』でしょ(笑)」 八夏「違いますよ!」 DM「つまるところ、現代日本人感覚と違って『誰に対しても丁寧に』って世界でもないし。2人は平民で同レベルだし、なんか相手は妙に腰が低いし、タメ口でいいんじゃない?」 満天星「日輪って知ってますか?」 マクレーレ「〈知識:地理〉はあります。判定は19です」 DM「では知ってるね。『東方にある島国で、船での貿易が盛んな国でしょ』って。〈知識:地域〉が無いからサムラーイやニンジャ!の文化は知らない」 満天星「確かに地図で場所は知ってても、文化は知らない国って結構あるね」 マクレーレ「はるか東の島国ですね」 満天星「『よく知ってますね』……自分から聞いておいてどういう(笑)」 マクレーレ「そもそも肝心のニンジャについて、答えてもらってないっていう」 満天星「ここから話していくのさ」 マクレーレ「それで……改めてお聞きしますがニンジャってなんですか?」 DM「まだ満天星の話の台詞の途中なのだよマクレーレ(笑)」 マクレーレ「このキャラはコミュニケーション下手なのかもしれません」 満天星「がんばって〈交渉〉取ってるのに」 DM「〈交渉〉高いから会話下手なわけはないんだけど」 満天星「日輪を知っているなら話は早いです。侍って知ってますか?」 マクレーレ「サムライは存じ上げません(ふるふる)」 満天星「この人なんでこんな丁寧なの……(笑)」 マクレーレ「ほんと、半分くらいお貴族様だろうと思ってるので!」 満天星「侍や忍者は日輪特有の生業なのです」 マクレーレ「つまり、こちらで言うところの騎士や……」 満天星「なんでそれ知ってるんですか(笑)」 マクレーレ「あぁ、そうだ。『こちらで例えるとどのような生業なのでしょう?』」 満天星「侍はそうですね、ナイトですね。忍者は……巧者のようなものですね(お犬様トトト……)」 マクレーレ「んん? 貴族で巧者だとローグ……? ふーむ……ところでつかぬことをお伺いしますが」 満天星「めっちゃへりくだってて……(笑)(犬の手綱を操る満天星)」 マクレーレ「ヒノワの騎士様に対して失礼なことなどを教えていただければ、ありがたいんですけれど……」 満天星「こちらの騎士に対するのと同じと思っていただければ(犬上で揺られる満天星)」 マクレーレ「ありがとうございます」 満天星「ときにマクレーレ殿……殿じゃないかな。そんなにへりくだらなくても……」 マクレーレ「今、貴族の巧者という存在に頭がパンクして……」 DM「やっぱり敬語で喋ってるよね。丁寧にする必要ないよって決めたのにずっと丁寧語で話してしまっているんだよね(笑)」 満天星「どこまでいいのかと。『ないよ』とか?」 DM「それでいいと思うよ」 Don't give up justice, I want to get truth! とっても小さい満天星!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 今回はいつものメンツは見てるだけの回。 もちろんその場にいなくとも会話には混ざる(笑) あー満天星ちっちゃかわいい! 頭身が低めになる人間の子供やドワーフと違って、人間の大人と同じ頭身なまま小さい種族なので、大柄なマクレーレと並んでいるとすこし混乱する(笑) 情報が行き渡っている現代とは違って、誰もが一定の教育や社会性を身につけられる世界ではないので、ここではスキルを割り振らないと最低限の言葉遣いや礼儀も知らないことに。 なのでクラスの得意技能ではないからと0ランクのままにしようものなら、野蛮人プレイ以外不可能になるのである……! もちろんこれはDMの意地悪な縛りだなんてことは一切なくて、その分キャラの得られるスキルポイントを多量に調整したり、知力(=教養)に高い数値を割り振りやすくしてくれているのでご安心あれ。 おかげで、このお貴族様キャンペーンは皆礼儀作法は修められているのだ。 まぁでも失敬なやつはいるかもしれないね! アルブレヒトさぁん!!! ・モニカ 新キャラ登場、なんと二人も!? しかもしかも、DEX19既婚者とちみちゃニンジャという濃い面子……! マクレーレの堂々たるイラストから打って変わって物腰の低い様子……もしかしなくとも、奥さんに尻にしかれていたな……? それととっても小さい満天星、比較的小さいであろうハインリーケ様の更に2/3程の大きさ? 身長100センチ位であれば人間で言う3~4歳辺りでしょうね。とんでもなく小さい! ハイタッチのノリも何だか可愛くみえるのに、そこは日輪の生まれ、八夏と同様に「ナメられたら殺す!」の人達みたいで……なるほど、それぞれギャップに萌えるタイプというやつですね。 プレイヤーキャラクター大集合イラストも、ありがとうございます! こうして並んでみると本当に格好いい。背丈もバランスがよいように感じます。この格好良さを保つか、それ以上にしたいですね。 余談ですが、チケットは全部払い戻しになりました。 おのれコロナ……!! ・レーグネン こう並べると、満天星本当に小さい! マクレーレもイラストで厳つい表情をしつつ、なんかいい人っぽい! 並走するシーンの妙な微笑ましさ。 ・八夏 ※お使いのPCまたはスマホの画像表示縮尺は正常です というわけで、追加戦士参戦! つい敬語になってしまうマクレーレが実に初々しいですな。 一方、味方にも殺意高めな満天星は、八夏に何の用事があるのやら。 フリートークタイム……う、頭が!(笑 にしても、イラストの二人が可愛い可愛い。 まるで母と娘……あ、ハインリーケ様、顔が怖いです(汗 と、自分を棚上げして語るデカ女であった。 ・マクレーレ どもども、ご紹介頂きましたマクレーレです。 ボドゲ部の方で常々、俺は協力ゲームの方が持ち味を活かせるはずだと考えていたところをスカウトされました。 これぞ天祐! 頼りになるマクレーレになるべく頑張りたいと思います。 裏切りプレイの代名詞と言われた男、遂に降臨。 ・満天星 どうも、小さい忍者の満天星をやっております。 初めてのローグ枠なので期待半分、不安半分といったところです。 キャラクターとして、二言目には「殺しますか?」と剣呑な割には、つい丁寧口調になってしまうチグハグぶり(笑) 設定はしっかりあるので、ブレないように頑張ります! ・ダスティ 仲間が増えた。しかも2人。ヤッター! 1人はダスティと同じ弓使いのマクレーレ。しかも貴族じゃない! でも、見た目はかなり厳つい感じだが、かわいい嫁さんがいる……さらに出世コースにものっているというリア充? なんか近そうで遠いような……。 そしてもう1人の満天星は、かわいい女の子。しかも想像以上に(大きさ的に)かわいかった! ハインリーケとハイタッチしているYuukiさんのイラストがまた、ほのぼのとしていて、かわいらしい! この満面の笑顔の満天星を見ていると、舌足らずで「はわわ~」とか言っちゃいそうな雰囲気なのに、初対面の相手にいきなり「殺しますか?」とか言っちゃうとは……見た目に反して「満天星、なんて恐ろしい子!」。 「かわいい!」と思って触れた覚えはあるのですが、つついたかというと……自分ではあまり覚えていませんでした。でも、つついていたのですね。ゴメンナサイ。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター2 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 ちょっと話が戻って乗騎の話に。 DM「犬じゃなくてポニー乗っとく? 中型サイズだから小型種族の満天星には丁度いいよ」 満天星「ライディング・ドッグも中型?」 DM「そう」 レーグネン「ライディング・ドッグ!」 ダスティとマクレーレ以外『アクセラレーション!』 満天星「じゃぁこの犬、遊星丸にしてください」 DM「やめろー!(笑) 戦闘力はライディング・ドッグの方が強いかな。ただポニーは《持久力》や《疾走》あるから、適正の違いかな」 満天星「皆で旅するならポニーじゃないとペースについていけないとかあります?」 DM「移動速度はどちらも同じだね」 満天星「じゃあ馬を疾走させたときに《疾走》が無い犬だと置いていかれてしまうと」 コンバットオプションと特技が同じ名前で紛らわしいですが、《疾走》の特技があると、疾走時の速度倍率が4倍から5倍に増えます。 リプレイ上の表記ルールとしては《》で括られている場合は特技と思ってください。〈〉で括られてたら技能、[]で括られてたら状態異常です。だいたいは。 DM「そうだね、でも疾走させられるような〈騎乗〉技能を持っている人が……ようやく多数派なんじゃない? どんどん素人がパーティーから脱落していくから。レーグネンも心を入れ替えて最低限の〈騎乗〉取ったしね(笑)」 レーグネン「いち。ランク1です」 DM「……俺、レーグネンの設定変えるからね。馬にも乗れないクソ野郎って領内で馬鹿にされているって。そこはいいね?(笑)」 レーグネン「も、もうちょっと高く……」 DM「引き返すなら今のうちだぞ(笑)」 レーグネン「もう少しとっておきます」 マクレーレ「乗馬は嗜み」 DM「レーグネンは騎士の息子だよ? 騎士って馬に乗る戦士って意味だからね」 アルブレヒト「ザメトレイター家では馬の乗り方も教えないのか!」 DM「そうだよ、ザメトレイター家は君のせいで嘲笑の対象だからね」 モニカ「うぅ、〈騎乗〉5ランクでいいのか心配になってきた……」 DM「いや5ランクあれば十分。レーグネンも5ランクとは言わないから、せめて……2ランクは欲しいかな。神官は〈騎乗〉がクラス技能じゃないからね」 レーグネン「2ならなんとかします」 満天星「忍者も取っておいたほうがいいです? てっきり自分で走るものだと思ってスキルとってないんですよ」 DM「まぁ、忍者は乗騎に乗るのが下手でも馬鹿にはされないよね。ただ、単純に便利ってだけで(笑)」 アルブレヒト「それでなくても小型種族は歩くのが遅いからね」 DM「そういった意味ではD&Dが〈騎乗〉が0でも最低限は馬に乗れる摩訶不思議な世界で良かったね、っていう」 まぁ、このフローラント世界では「それもあくまでPCだけ」の話で、NPCは無理です。 満天星「でも普段から乗っているなら〈騎乗〉0は寂しく思えますね」 アルブレヒト「いずれ仕様変更で0では馬に乗れなくなるかもしれない……」 DM「まぁ今でもだいぶ騎乗の程度を落としてるからそこはいいよ。『日中に整備された街道でしかまともには乗れない』って仕様にしているからね。元の仕様だと誰でも馬を乗りこなせるからね。それじゃあモンゴルを筆頭とした、史上『異様に強いとされた騎馬民族』がそんなに強大じゃなくなるし。非常識に誰でも馬に乗れるような部族だったから、他を圧倒できたわけで」 ふと「元の仕様」が「ゲンの仕様」でも意味が通じてしまう文章だなと思った(どうでもいい マクレーレ「マクレーレはまさかの〈騎乗〉4ランク。兵隊だから」 モニカ「えらい」 DM「実は兵隊は馬乗れないのが普通なんだよね。こんな高価な兵器が平民風情には与えれない。歩兵が戦闘機や戦車の操縦方法知らないのと同じ(笑)」 マクレーレ「下げるか!」 モニカ「なんで下げるんですか」 マクレーレ「でも〈騎乗〉下げれば、カツカツの他の技能に回せますから」 満天星「せっかく取ったのに……」 モニカ「ほんとですよ!」 DM「言い方を変えれば、『平民が馬に乗るなんてふざけんな』って価値観なわけで。だって騎士は馬に乗れるってことがステータスなわけよ。なので、お前ら雑魚が馬に乗れるなんてどんだけ調子乗ってるんだって見られる社会なんです。江戸時代に農民が馬に乗ってたら絶対調子こいてるでしょ」 アルブレヒト「どこで盗んできたって言いがかりつけられそう」 DM「お前らには牛がお似合いなんだよって」 満天星「改めて言及されればわかるけど、スキルの割り振りは大変なのはご理解いただきたいところ……」 DM「こんなもん言わなきゃわかんないのは自分でもわかってる(笑) だからそんなことも知らないのか、とは思わないから。けど、レーグネンにはそんな事も知らないのか、といいたい」 スキルの割り振りくらいプレイ開始前にチェックしておけや、とお思いかも知れませんが、こういった説明も含めてプレイのウチとご理解ください(笑) プレイ開始前に延々とあーだこーだ言われても「ボードゲームの長いルール説明は眠くて覚えてない」のと同じようなもんです(えー マクレーレ「〈治療〉が1ランク生えてきました。兵士同士で手当とかしてたかな、と」 DM「モブ兵士だとそんな学が無いのでそういった技能を取る余力皆無だが、マクレーレは兵士としては天才過ぎて技能ポイントが有り余ってるから、普通の兵に求められる水準の能力の範囲内だと技能ポイントが使い切れないので余技が増える(笑)」 このパーティー、天才しかいねぇ!! これがどんだけキセキの世代状態かと改めて説明しよう!! D&Dにはキャラクターメイキング時の能力値決定に「4D6をして、高い目上3つの合計値を6個1セットとして、任意の能力値に割り当てる」方式を基本としつつも、オプションとして「ボーナスポイントを割り振る」という「能力値購入(ポイントバイ)方式」なるものも存在しましてな。後者は最低でも能力値8が保証され、クラスに必要とされる能力値を高く出来るとても手堅い構築が約束されし安定の剣。反面飛び抜けて優秀なキャラは絶対に誕生しないことも意味している。 でまぁワダツミは「天才キャラが生まれるロマンは必要だよね!」だし「皆、能力値は高めの方が嬉しいって思ってるよね!」とも思っているので、「ダイスロール方式かつポイントバイ換算で32未満なら振り直していい」でキャラを2人作り、好きな方を選んでいいという壮絶に甘いメイクルールを採用している。 なお、障害の難度を示す「脅威度」は通常のポイントバイ25ポイントを想定している。つまり「一般的なPC」とはそのくらいの強さなのだね。これはモブだと「精鋭」に相当します。「精鋭クラス」はポイントバイ25相当のパラメータなのです。凡夫はポイントバイ15です。32ポイントは精鋭部隊の隊長をしているクラスです。ネームドのエースとかみたいな。 それではこのパーティーのキャラたちのパラメータをポイントバイ換算した数値を見てみましょう。 アルブレヒト:49 モニカ:74 レーグネン:47 クラウス:51 ダスティ:37 マクレーレ:55 化け物どもめ!!! 子供が適当に設定した強キャラかよお前ら!!! 異世界転生したチート主人公のパーティーかよ!!! まぁダイス振ってんだからこういった偏りも時には起こるよね!!! なんだよモニカの74て。胸のサイズかよ。あ、それはもっと小さいか。 とにかく尋常じゃない天才集団であり、「ダスティなど我らの中で最弱……」ではあっても十分「地元じゃ負け知らずな伝説のヤンキー」みたいなことに。 レーグネン「〈騎乗〉3ランクにしました」 全員『おー』 DM「これでも騎乗戦闘するには不安が残るが、貴族として最低限レベルの技能は獲得した(笑)」 満天星「クラス外で3はめっちゃ頑張りましたね」 モニカはランクと能力修正値どちらも上回るので、〈騎乗〉技能修正値はレーグネンの4に対して7となり、戦闘への不安はかなり少ない。 満天星「パーティーメンバーの誰と話すかで話し方が変わるんですよね」 DM「露骨に変わるよ」 マクレーレ「巧者(ローグ)ってこの世界ではいわゆるサテライト出身ですか?」 DM「いや、高度な訓練を受けた特殊技能者。陸軍中野学校入る感じの。だからシティ住人」 陸軍中野学校って説明でなんで通じると思ったんだろうね、このDM(笑) 大日本帝国陸軍で、諜報員を育成してた軍学校です。 アルブレヒト「スパイファミリーのエリート諜報員」 DM「この世界で巧者の地位は高い。町のゴロツキ・泥棒上がりとはわけが違う」 満天星「忍者は低い?」 DM「日輪社会の忍者の社会的地位は低い。人間というよりは高価な兵器扱いレベル。貴重だから大事にされるけど人間とは見られない、みたいな」 マクレーレ「マクレーレとしてはニンジャは巧者みたいに地位が高いと思っているから、なおさら貴族様のお仲間なんだろうなと」 DM「巧者の地位が高いと言っても、貴族ほどではないね。特殊技能持ちのプロだから兵よりは貴重って意味」 アルブレヒト「一般兵とパイロットみたいな?」 DM「そう。一般兵よりはワンランク上。下士官くらい。貴族が士官で」 レーグネン「マクレーレよりは上?」 DM「マクレーレも下士官クラス。……なったその日に城が燃えたけど(笑)」 満天星「それでも1日はなってはいるよ!」 アルブレヒト「マクレーレの武人だって兵士より上じゃ」 DM「そうそう。ただ、実は武人っていう資格が無いからね。才能の問題で」 アルブレヒト「あいつは強い! 強さの格が違う! って思われてる存在か」 DM「武人はなるものじゃない、気づいたらなっているものなのだ」 満天星「なんか格好いい!」 八夏「どこの黄金の……鉄の塊ですか」 「武人(ファイター)」は公式表記でいうところの「戦士」なクラスなんですが、普通の傭兵は「ウォリアー」という下級クラスで、「ファイター」と比べてめちゃくちゃ弱い。ファイターが2レベル毎に貰えるボーナス特技はウォリアーだと貰えず、HPもファイターがD10に対してD8しかない。 ただ世界設定上「俺はファイターだぜ!」「俺はウォリアーだ!」なんて区別が存在しないので、キャラ視点ではどっちも「戦士」ってことになります。その中で「才能に優れ、理に適った鍛錬を積んだ優秀な存在」だけが「奴は見事な武人だぜ……」みたいな評価を周囲から得るに至るって寸法。 歴戦の傭兵が最初ウォリアーでも途中からファイターにマルチクラスしてる、とかは起こり得ること。最初からファイターのキャラはそれだけで「専門的な教育を受けた逸材」ってことになりますな。 キャラクターは1レベルで通常のレベルアップ時の4倍の技能ポイントを得た状態でキャラメイクすることになるんだけど、これはそのキャラのそれまでの人生の積み重ねをまとめて貰ってるからなんですな。ゆえにいわゆる「そのつもりはなかったけどひょんなことから冒険者になった」みたいなタイプのキャラは設定上の折り合いを工夫しないといけないかも知れない。まぁソード・ワールドでも「冒険の最中にいきなりソーサラーレベルなんて取れないよ。いつ訓練したんだよ」ってなるのと同じようなもんです。 マクレーレ「なので、自分より格上と思っているんですよ」 満天星「本当は同クラスなのでは?」 DM「そうだね。マクレーレも、うだつの上がらない衛兵だったお父さんよりは偉いよ」 満天星「アルロー様直々に取立てられているしね」 マクレーレ「でも、アルロー様と『イエーイ、ハイタッチ!』とか出来ませんよ!」 DM「そりゃ無理だ」 マクレーレ「なので、お貴族様と気さくに接することができるドウダンツツジはどうやっても格上に見えるんです」 DM「満天星も気さくにやったわけじゃなくて『なんか不思議な作法やられたからとりあえず応じた』ってだけな(笑)」 満天星「なるほど。『まぁ、あえて誤解を解く必要はないか……』」 DM「誤解されているとも思ってないんじゃないかな。もともと腰の低い人なんだと」 マクレーレ「というわけで、当面は一方的に敬語で接していきます」 満天星「忍法も使えるんだよ」 マクレーレ「ニンポウ……ニンポウ!? あの、今おっしゃられたニンポウって何でしょう?」 満天星「魔導みたいなものよ」 マクレーレ「『魔導が使えるローグ!?』 私の中でドウダンツツジの株が爆上がりです。話を聞けば聞くほど凄い、と」 モニカ「純粋でいいですね」 DM「魔導詩人(バード)がこっちの文化圏では代表的な『魔導が使えるローグ』である。優秀(能力値がまんべんなく高くないと)じゃないと覚束ない、エリートにのみ許されたピーキーなクラスだ(笑)」 満天星「そんなたいしたものじゃないわよ」 マクレーレ「そんなご謙遜をと思いつつ『わかりました』」 満天星「『わかりました』って言っちゃうの……(笑) マクレーレって何歳かな」 マクレーレ「えっと、今が730年なので27ですね」 満天星「こっちのが年下になるね」 マクレーレ「女性に歳は訊けませんよ、なので知りません(笑)」 満天星「さぁ、では先を急ぎましょう! 行くわよ! 案内よろしく」 マクレーレ「はい、案内させていただきます」 満天星「この道はどっちへ行ったらいい?」 マクレーレ「あ、えっと……右です!」 全員笑い マクレーレ「次はこっちです。そこは西です。……」 満天星(トトト……) 漂う沈黙 DM「これで終わらても困るよ! 満天星それは会話打ち切らないで!(笑)」 全員笑い マクレーレ「えっと、考えてきた話題の機会がナシに……。『行くわよ』って言われたらハイと言うしか(笑)」 DM「打ち切らないで。キャッチボールしてあげて。バカバカしいわよって止めないであげて!(笑)」 満天星「なるほど……」 マクレーレ「こちらばかり聞いているので、なにか聞いてもらえるとこっちも嬉しいなーとプレイヤーとしては思ったりしてて」 満天星「一刻も早く会いたいところにようやく機会が巡ってきたので、焦っているっていうのはなくていい感じ?」 DM「それはそれでいいよ。道中に話すのが余裕なくて無理っていうなら、夜に宿で話すってことでいいね!」 満天星「何日かかかるわけですね」 モニカ「前にヤカがこちらに来たときは5日間でした」 マクレーレ「私の勘違いは5日の間に気づくものですかね」 満天星「これからの会話次第でしょうね」 アルブレヒト「話してくれないけど……(ボソ)」 マクレーレ「話してくれない……」 満天星「……」 マクレーレ「……」 満天星「んー……」 マクレーレ「ドウダンツツジ様は、ヤカ様と会うためにわざわざ遠くヒノワから、こちらまでいらしたのですか?」 満天星「そうよ。……遠かった」 マクレーレ「凄い忠誠心だなぁ……」 満天星「それが忍者よ」 DM「いや、日輪からじゃないね。日輪から一緒に大陸に渡ってきて、しばらく過ごしていたから」 満天星「日論から来たの結構前の話ね。最近になって八夏様は1人飛び出してしまったので、慌てて追ってきたわけ」 マクレーレ「ヤカ様を連れ戻しに来られたのですか?」 満天星「そういうわけではないわ」 マクレーレ「そういうわけではない……」 レーグネン「ヤカはどうしてドウダンツツジを置いて行っちゃったの?」 八夏「連れて行く道理がありません。私個人付きではなく、家付きですから」 マクレーレ「会話が止まってしまった……」 満天星「マクレーレはどうしてハインリーケ様のところにいたの?」 アルブレヒト「ようやく向こうから」 マクレーレ「語ると長くなってしまうのですが……。3年前にお城の弓術大会で優勝したところをアルノー様に見初められまして。……見初められたでいいんでしたっけ?」 アルブレヒト「『見出されて』ね」 マクレーレ「そう、見いだされまして」 DM「見初められるじゃあ……『ウホっ……いい弓兵』ってな感じに……(笑)」 全員笑い アルブレヒト「兄上とはそういう関係だったのか」 満天星「マクレーレってイケメン?」 マクレーレ「魅力9です! そこでアルノー様に見出されまして、兵に取り立ててもらったのです。その弓の大会に出場したきっかけというのが、実は嫁がおりまして……」 満天星「マクレーレは結婚していたの?」 マクレーレ「はい、結婚しています。俺より俺のことをわかってくれている嫁さんでして……」 満天星「ノロケが始まったよ!」 モニカ「ノロケだー!」 全員笑い マクレーレ「3年前に弓術大会に出る前までは、町の工房で弓を作る職人として働いていたのですけれども『弓を射るのもうまいわよ』という太鼓判で背中を押してもらって大会に申し込んでくれまして」 満天星「奥さんが?」 マクレーレ「はい、奥さんが申込みを」 満天星「いい奥さんね」 マクレーレ「あ、マルガさんでもいいですよ。マルガってのは私の嫁の名前でして……」 満天星「あはは、マクレーレのキャラが出てきたね。ノロけるキャラ。いいねーマクレーレ」 マクレーレ「彼女は俺より俺をわかってくれていて、そのおかげでアルノー様に弓兵として取り立ててもらえて。それは嫁のおかげなんですけども」 満天星「あの、マクレーレ。それはいいんだけど、さっきから奥さんの話しか耳に入ってこないんだけど」 マクレーレ「それで3年前からアルノー様の元で弓兵として勤めさせていただいていたのですけれど、たまたま家が……あ、それは妻の実家なのですけれど、そこは私の働いていた弓工房でして、弓を城に納めているのです。今回その弓をハインリーケ様に献上するということになりまして、私がそれを届けるようアルノー様から仰せつかって、弓を無事ハインリーケ様のもとに届けたのです。ですが、ちょうど入れ違いのようにお城が燃えたという話になりまして……」 満天星「あぁ、あの話ね」 マクレーレ「そうしましたら、今戻っては何があるかわからないとハインリーケ様に止めていただきまして、しばらくお世話になっていたところ、今回ドウダンツツジ様の案内役を仰せつかることになったのです」 満天星「話はわかったわ。それで、奥さんは無事だったの?」 マクレーレ「……(ボソ)」 満天星「……え?」 マクレーレ「手紙は出しているのですが、まだ返事は返ってこないですし、様子もよくは……」 満天星「ごめん、悪いことを聞いたわ」 マクレーレ「『いえ! 大丈夫です。お気になさらず』と、結婚指輪を撫でながら」 満天星「めっちゃ気にしてるじゃん! いえ、じゃないよ!(笑)」 マクレーレ「大丈夫です。この指輪を触っていると大丈夫な気がしてくるのです」 満天星「大丈夫じゃないよ!」 モニカ「超涙目じゃないですか」 マクレーレ「実は……ここからはちょっと、のろけ話になってしまうんですけれど」 満天星「さっきからずーっとノロケ話しか聞いていないんだけど!」 満天星のキャラがツッコミ役過ぎて盛り上がる皆(笑) マクレーレ「嫁さん、冒険話とかに飢えている感じがちょっとあったので、心の中では逢いたい気持ちが大きくなって……、それで帰ったときに……」 満天星「いい話になってきた。なんかBGMかかる場面じゃない?」 DM「あん~な~に一緒だった~のに~♪」 マクレーレ「BGMそれ!?」 満天星「私はどんな表情して話を聞いていればいいんでしょう」 アルブレヒト「お前が死んだときにはその指輪を彼女に届けてやろう」 マクレーレ「まだそんな話はしないでください(笑)」 満天星「ちゃんとキャラクターシートに指輪を書いてあるかい? 指輪の装備欄があるよ」 マクレーレ「あ、本当だ。結婚指輪と書いておきます!」 モニカ「えらい」 アルブレヒト「ちゃんといくらしたか書いておくんだぞ。って生々しいな(笑)」 満天星「その指輪が大事なものだっていうのは見てよく分かるわ」 マクレーレ「実は背中のこの大弓も、妻のお義父さんに作ってもらったもので」 満天星「私マクレーレの周りの人にどんどん詳しくなっていくわ」 DM「今のさ、超面白くてさ。『師匠が作ってくれた』じゃなくて『嫁のお義父さんが作ってくれた』って! 同じ人なんだけど言い方……!」 全員爆笑 満天星「同じ人なんだけど、認識が変わってる。嫁のお義父さんが師匠だって私はわからないよ。何事も奥さんありきだよ」 モニカ「マクレーレの世界は奥さん中心なんですね」 満天星「順番逆ですよね。師匠に師事したから娘さんをもらって、それでお義父さんになったのに。それがいいよね(笑)」 モニカ「今のすごい良かったですよ」 マクレーレ「今回、私達が行く先に、私の思っている通りの方がいらっしゃったならば、私はその方と行動を共にしようとおもっております。その許可はハインリーケ様にいただいています」 満天星「では、一緒に旅をすることになるのね」 マクレーレ「そうなると思います。そうなると嫁からの返事をもらうのが難しくなると思うので、次回の手紙で返事はいらないと書くことにしようかと」 満天星「なんでその説明を私がされているのよ(笑) いったい何の話だっけ」 マクレーレ「私に嫁の話を振られると必然的にこのように……(笑)」 Don't give up justice, I want to get truth! うちの嫁さんがね……。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト レベルアップで能力値が成長した分があるから、キャラメイク時点では皆3ポイントくらいこれより低いよ。 うん、たいして変わらないね! なお、アルブレヒトがこのメンバーではランキング中位なのをネタにすることは『藤井棋聖って才能ではイチローに負けるよね』と言っちゃうのとほぼ同義であると、あらかじめ釘をさしておきたい(えー マクレーレが良い個性をぶちこんできた。 既婚者キャラ。嫁語らせたら止まらないマン! 満天星がツッコミ役の会話がまた面白い。 八夏と会えたらどうなるんだろう。こちらも楽しみ。 この後で紹介されるザメトレイター男爵はレーグネンのお父さん。 うわ賢狼かっこいい。設定がいちいち格好いい。 それにつけても、ぬばたまさんの描く親父キャラはほんと良いよね。 あぁ、ヴォルフェンビュッテル家ってすごい……。 なんか三男だけ設定おかしくね? あぁ、なぜ城燃えたし……。 ・モニカ ポニーとドッグ、どっちもきっとかわいくて頼りがいがあるでしょうからどちらも気になります! レーグネンが何とかがんばって〈騎乗〉3を捻出してくれて、より、貴族出身らしくカッコ良くなりましたね。 それにしてもレーグネンパパめっちゃ格好いいんですよね、賢狼……! 金梃作戦の成功もですが、ヴォルフェンビュッテル家がいかに優秀な部下のもと成り立っているかが伺えてときめきます。 ポイントバイシステムにあまり馴染みがないのですが、要するに買えば買うだけ価格があがるみたいな……? 不運が重なったとはいえ、アウトローになってしまったダスティでさえ、青春アミーゴなステータスというに、モニカさんはその倍はあると思うと……もう、なんか怖いですね。 それはそれとして、マクレーレの勘違いコントと惚気爆発はめちゃくちゃ面白いですね。これにはニンジャ満天星であれど、穏やかな空気をまといつつ、つっこみ役にならざるを得ない……! これはこれで、会話が弾んでいるといっていいのか分からないですが、楽しくて良いです。 ・レーグネン お父様、渋カッコいい……! イラストに賢狼という二つ名、素敵。 翻って、〈騎乗〉ランク1じゃ家に居られない所でした! いや、出家してるんですけどね! マクレーレ、いい人だ! 奥さん大好きって、意外と今までないキャラ立ちで、個性を高めていく! ・八夏 どんどん誤解が誤解を呼ぶ2人……いや、誤解しているのはマクレーレだけか(笑 真実に至るのはいつになるのだろうか。 まぁ、なんとなく誤解が解けてもあまり変わらないような気も(オイ しかし嫁が関わると饒舌になるシリーズは今後も楽しみである。 そしてレーグネンのお父さんがまたもやかっこいい。 息子はこの父を超えられるのか! 一番乗りしただけじゃまだ足りなさそうだから頑張れ!(オイ ・マクレーレ 実は未だに〈技能〉関係では浅瀬でチャプチャプしています。 〈技能〉はキャラメイク時等に40種+αの〈技能〉にポイントを割り振るんです! 40種+αです! キャラ設定やステータスがマクレーレの骨と筋肉だとしたら〈技能〉はその他全部なんです! 〈知識:地理〉があるけど〈知識:地域〉のないマクレーレは名前や場所を知っている土地でも その土地の文化や名産は全く知らないのです。 キャラに合った〈技能〉を取ったはずが、〈技能〉に沿ったキャラになって楽しい。 今回ギリギリで〈騎乗〉が下がり〈治癒〉が生えて来ましたが 兵士時代に平民上がりの癖に馬に乗ってドヤっていたのではなく、 同僚の怪我を心配して医療を少し齧った心優しき人間になったとも言えますね。 無論、心優しくても学が無いから無理な人間も大勢おります(笑) ・満天星 ライディング・ドッグでアクセラレーションしたい(笑) 忍者は他にも必要な技能が多いので、なんとか騎乗を1ランクにするのがやっと。これでも頑張ったのです! しかしマクレーレのノロケ話は素晴らしい! 早くもキャラクターを掴んでいて羨ましい限り。 対して、「忍者は必要なこと以外は話さない」というイメージが邪魔してどうもぎこちない満天星……。これからこれから! レーグネン父もまた渋い! これは馬に乗れないと許してくれない雰囲気だ^ ^ モノクルはマジックアイテムなんだろうか? 気になります! ・ダスティ 改めて、パーティーのキャラクターのパラメータを数値化したものを見ると……想像していた以上に差があるなぁ。ほかのキャラと比べてダスティの値が低いのはわかっていたけど、比較してみたことはなかったので……。まぁ「ドラゴンボール」の戦闘力とは違いますし、どんな特技や技能をとるかも重要なわけですが、よもやモニカにダブルスコアをつけられていたとは……。 そして満天星とマクレーレのフリートーク! マクレーレが積極的に話しかけているのは良いけど、いろいろ個人情報が駄々洩れに。一方、満天星は自分のことはほとんど語らず、謎のまま……と思ったら、忍者だからあえて語らなかったのね。 ぬばたまさんのヴィーラント・ザメトレイター男爵のイラスト、すごくダンディ~! 片眼鏡がまた似合っていて、いかにも智将という風格……とか思っていたら、なんとレーグネンのお父上! レーグネンもこのまま経験を積んでいったら、こんなダンディなおじさまになるのだろうか? 読者の皆さんに誤解されても困るので念の為説明させてもらうと、ダスティの能力値は「ちゃんとしたキャラメイクルール」の感覚で見たら凄く強いし、この世界のパワーバランスの上でも非常に優秀です。そう説明もしてます。その上で「皆と比べて……」とネガティヴに思われたら、プレイヤー優遇で大甘なメイクルール採用してるDMとしては「違う、そうじゃない」となってしまうわけです(笑) |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:ぬばたま ●ヴィーラント・ザメトレイター男爵<狼家の賢狼“Wolfenbüttels weiser Wolf”> 682~ ヴィーリオン王国ヴォルフェンビュッテル子爵家の将軍。 勇猛果断なユストゥスを補佐する参謀であり、二つ名はその智将ぶりから。名前と二つ名のWを取って<フィーアヴィー“VierW”>とも呼ばれる。 騎兵戦術のエキスパートとして知られ、敵部隊の弱点を見抜き的確に喰らいつく冷酷かつ執拗な用兵ぶりながら、決して無理のある強引な攻勢には及ばないことから賢狼と呼ばれるようになった。わっちではない。 そんな彼が「あれは大変に分の悪い賭け、無理攻めであった……。もう二度と御免だよ。趣味じゃないからね」と述懐するのが、ゲーゲンヴィントに参加した際に立案、実行された乾坤一擲の逆撃「金梃」作戦であった。 ちなみにフローラント社会では竜ほどではないにせよ、狼に対しても「最も身近な害獣」として強いマイナスイメージがあるが、ヴォルフェンビュッテル領では家名が家名だけに比較的風当たりは柔らかく、「力強さの表現」として狼を絡めた言葉を用いた方言が多いことでも知られている。日輪で言えば「鬼のような強さ」「鬼の霍乱」といったところである。 戦場の主役は重装騎兵であるという強い信念の持ち主であり、四男のレーグネンが馬術を苦手とするのを憂いていたが、当人が聖職者を目指すと言い出したので二つ返事で快諾して送り出した(主観による見解の相違)。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター3 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 満天星「内心どう思っているかはともかく、〈はったり〉や〈真意看破〉があるので当たり障りなく接しています」 DM「確かにそこが高いなら。マクレーレをうまくあしらっていける(笑)」 アルブレヒト「〈情報収集〉は酔っぱらい相手にうまく立ち回って、会話の中から有益な情報を引き出すわけだものね」 満天星「満天星が人との機微に疎いキャラだとすれば、渉外系のスキルはむしろ減らしてもいいくらい」 アルブレヒト「ニンジャのスタンスとしては、むやみに人に肩入れはしないのかな」 DM「そうね。満天星はなんとも思ってないのだけど、表面上だけは冷たくない」 マクレーレ「こうニッコリと。リップサービスも」 満天星「もしかしたら今後のリプレイでは、満天星の内心が括弧書きで補足されることになるのかもしれない(笑)」 DM「『つまらない話を聞かされ続けて、内心とても苦痛だったんですけど、仲間になる以上は仕方ないですね』みたいな解説が付いているのかも」 満天星「極端に言うとそんな感じですね(笑)」 マクレーレ「一気にキャラが立ちますね」 DM「それはやっていこう」 満天星「でないとただのいい人になっちゃう」 DM「皆もいろいろと心の声があれば、言ってくれればリプレイには書くからね。あ『内心ではわかっていたんですけど黙っていました』みたいな言い訳はやめてください」 全員笑い DM「本当に言うからね。『内心ではこうなると思ってたんですけど言い出しづらくて』とかびっくりするくらい皆言うから。特に戦闘でボロ負けした後とかに」 マクレーレ「AP使わないと言えないシチュエーションだったりするんですか」 DM「いや、普通に意見言えるタイミングでも『内心ではまずいと思っていたんですけど、皆がやれるって言うから黙っていました』とか言うんですよ」 アルブレヒト「確かにそんなの何度も聞いたことある」 マクレーレ「同調圧力に負けていくんですね」 DM「いや、個人の聞き取りを掘り下げると、その時はそんなことは思ってなかったんだけど後から自分を取り繕っているのでは……という疑惑がとても強い(笑)」 マクレーレ「あ、そっち……」 満天星「なんの身にもならない」 アルブレヒト「文字で読み返してみると、『当時こんな馬鹿な判断をしていたはずはない』と、得てして思っちゃうんだよねぇ」 DM「これって本人は本当にそう思ってるのよ」 マクレーレ「ああ。『こう思っていたはずだ』と思った次の瞬間には『こう思っていた』になっていると」 DM「そうそう」 満天星「人間だね」 DM「そう人間ってそういうもんなんですよ。なので俺は『あ、はい』って『よくあることだしね』なんだけど、問題なのはそれを言われた他の仲間たちですよ。『じゃぁその時言えや』ってならざるを得ない(笑)」 全員笑い DM「『気づいていたんなら言えよ』って皆思うから」 アルブレヒト「まぁ、だいたい後から言ってるだけだから……」 後の……もとい先の第1回で発生した「クラウス、アキレスと馬車事件」もこれに該当するのである。 アルブレヒト「それはさておき、きっとマクレーレはドウダンツツジが親身に聞いてくれていると思ってる(笑)」 満天星「きっとそういう訓練受けて来たからね」 DM「多分こんな感じ。(スマホを操作しながら)『へーそうなんだー』」 満天星「それ上辺でも全然ダメだよ!(笑)」 全員笑い DM「でもマクレーレはキャバ嬢にこういう態度取られても嫌がらないと思う」 マクレーレ「聞いてくれているんだなぁ」 満天星「それって〈真意看破〉マイナスじゃない!?」 イラスト:★Yuuki DM「ギャルが携帯いじりながら『へーそうなんだぁー。それってマジ大変じゃーん?』って聞いてくれたら喜ぶタイプかも」 満天星「それは特殊な人です」 マクレーレ「さすがに違います(笑)」 DM「わかった。スマホはやめる(笑)」 マクレーレ「スマホはやめましょう」 満天星「満天星が武器の手入れとかをしながら『そうなんですか』ってのとスマホとは違うよね」 DM「手入れをしながら『へーそうなんですかー』(棒読み)」 満天星「違うって(笑)」 マクレーレ「『へーそうなんですかー』ではなく『大変ですよねぇ』って言われれば騙されそうです」 DM「『たいへんですねー』(棒)」 満天星「そういうイメージはないよ! 〈はったり〉とかしてないよ!」 アルブレヒト「『お嫁さんの事心配ですよね』」 マクレーレ「それ言われたらその瞬間にもう『なんていい人だ』ってなりますよ」 八夏「チョロ過ぎますね」 マクレーレ「武器の手入れしながら『心配ですよね』でイチコロです」 満天星「そこは手を止めて言うよ」 マクレーレ「止めてくれるんですか!?」 満天星「そりゃ止めるよ。ちゃんと聞いてるもの。聞いてないけどね」 全員笑い DM「いや聞いてるよ。心に響いてないだけで」 満天星「そうそう。何も響いてないけどね。『聞いてる』けど『効いてない』」 DM「よし、それでいこう」 マクレーレ「……でまぁ嫁さんにお土産話をたくさん持って帰れたらなぁとも思っているのです」 満天星「本当にマクレーレは奥さんを大事にしているのね」 マクレーレ「色々と出費がかさみそうですけどね。あ、これは設定的な」 満天星「あ、設定上の話ね」 マクレーレ「あのぅ、ドウダンツツジ様はヤカ様と会われた後はどうされるおつもりでしょうか?」 満天星「まず、『様』じゃなくてもいいわよ」 マクレーレ「ドウダンツツジ……さん。『さん』で」 満天星「そうね」 さんを付けろよ弓兵野郎!!! 満天星「戯奴の主からまずは八夏様と合流するよう命じられているので、その後のことは八夏様と相談になるね」 マクレーレ「ドウダンツツジ様……さん、ハインリーケ様から紹介されたとおり、私は弓を射ることくらいしか出来ないのですけれども、ドウダンツツジさんはどのようなことを得意とされているのですか? 旅の途中でなにかあった時の為、お互いできることを知っておいたほうが良いと思いまして」 なお、彼はステータスがバカ高いので近接戦闘も十分強いです(笑) 満天星「確かにその通りね。戯奴が今手入れをしていたこの得物。見たことはないかもしれないけれど」 マクレーレ「短刀ですかね」 満天星「忍者刀ね」 マクレーレ「二刀流での近接戦闘ですね。素早さを活かす軽戦士タイプで」 満天星「ちなみに鎧は着ないわ」 マクレーレ「本当に避けるんだ。では、いざというときは私はドウダンツツジさんの後ろから弓を射るということで良いでしょうか? あ、いえ。私は腕力にも自信がありますので、共に前で戦ったほうがいいのか、前衛後衛で組んだほうがいいのか、それを決めておきませんか?」 満天星「それは皆と合流してから決めません?」 DM「合流前に戦闘になったらどうするの?」 満天星「あ、そうね。まずは戯奴が前に出るわ。後は状況次第かと」 DM「そして組み付かれるわ」 満天星「あー」 マクレーレ「2人でやったチュートリアルでは毎回組み付かれていましたね」 レーグネン「組み付かれたら、もう弓は使えないですね」 マクレーレ「弓を捨てて何度バスタードソードで斬りかかったことか(笑)」 満天星「『組み付かれない師』ってクラスになりたい」 八夏「どうやれば……」 満天星「それの特化クラスで」 レーグネン「組み付かれナシ(笑)」 DM「武心特技を取れば対組み付きがぐっと上がるよ」 満天星「夢がありますね」 武人のクラスレベルを上げると前提条件を無視して自動的に色々と習得できるが、他のクラスでも自前で習得可能。 ……が、武心特技は性能が習得武心特技の数に比例する為(上の表には書いてないが)、積み重ねることで真価を発揮する。とどのつまり他のクラスだと中途半端にちょっと取るのが精一杯なので、ポテンシャルを出しきれない。事実上武人の専売特許である。 アルブレヒト「他にもいくつかあるけどね。ただ……」 DM「満天星が取れる特技の数にそんな余裕が絶対無いけどね」 満天星「組み付きは前衛の永遠の課題だからね」 アルブレヒト「ローグは先行偵察からの出会い頭で攫われると相場が決まっているのだ」 攫われないように色々方策取れるのだ!!(画像のは全部違うキャラが組み付かれて死んでます) 満天星「なので忍者の修行では組み付き対策はみっちりやらされてると思うんです」 DM「だから〈脱出術〉高いんだよ」 満天星「そういう認識です」 DM「満天星はACクソ高いよ。23だよ」 皆『高っ』 DM「バフはメイジ・アーマーだけでこれだよ」 アルブレヒト「忍者は修行僧みたいに判断力ボーナスをACに足せる。あと小さい。そして職業柄必然的に素早い。なるほど積み重ねるとここまで行くか」 装甲防御はアルブレヒトと同じだけど、とにかく尋常じゃない回避力(笑) プレートアーマーとタワーシールドを装備したガッチガチの重装甲騎士と同じACです。当たらなければどうということはない!!! しかしこの「重装甲タイプ」「高回避タイプ」にはそれぞれ一長一短な得手不得手が存在するのもまた必然。前者が「不意を討たれようが足場の悪い場所だろうがお構い無しにタフ」という長所と、「装甲無視する接触攻撃に脆弱」な短所が有るのに対し、後者は「不意を討たれたり足さばきを制限された途端紙防御」という短所と、「接触攻撃にも対応可能」な長所となる。 でまぁ満天星固有の要素としては、「小型種族なのでダメージ能力と力比べ全般にペナルティを負う」のと「はしっこいので命中能力と身のこなし全般にボーナスを得る」がトレードオフ状態。 満天星「まず戯奴が前、状況によっては……」 マクレーレ「このバスタードソードで加勢させていただきます」 満天星「お願いね」 マクレーレ「今晩あたり、あのチュートリアル戦闘の夢を見るんですね」 満天星「あんなに練習したのに組み付かれて……」 DM「あれだけ脱出成功しているんだから練習通りじゃないか。組み手で勝つ練習ではなくて、捕まった後にモンゴルマン式の〈脱出術〉を練習したんだよ」 満天星「そっか、練習通りか。組み付きで勝とうってのは思い上がりも甚だしいか。サイズ差もあるからね」 DM「そうそう。従来のローグ系キャラじゃ絶望的だったのに、満天星は大型の相手でも脱出に成功してるよね」 満天星「そっか練習の成果を発揮できてたか。あぁ、いい夢見た!」 レーグネン「イメージトレーニング完了!」 敵に組み付かれてしまった場合、通常はお互いの組み付き修正値を足してのダイスロールで勝負することになるんだけど、小型種族は体格の不利が-4という重いペナルティとなってのしかかるので(これで相手が大型なら+4ボーナスを得ているので、その差は実に8!)、絶望的。だがしかし、タダで得られるが能動的に上げる手段が乏しい組み付き修正値に対し、技能ゆえに容易に上げられる〈脱出術〉をキッチリ訓練しておくことで、高いベース値+体格差によるペナルティも負わずに勝負出来るのだ。 DM「最後は死んでたから悪夢だよ。イノシシに突き殺されてたじゃん(笑)」 満天星「そうだったね。そこまでがセットか。途中までは良かったんだけどなぁ」 DM「段差を越えようとして〈跳躍〉に失敗したところをハリケーン・ミキサー!」 満天星「種族の特性をものの見事に体験したってことだね。AC高くて、〈脱出術〉にも強いけど、背が低くて移動も遅いから〈跳躍〉は勘弁な!」 身長が低いので、人間からしたら「ちょっと高い段差」も、彼女にしたら「かなり高い段差」に早変わり!! マクレーレ「なんて素晴らしいチュートリアル」 満天星「〈跳躍〉はこれから上げていこう……」 レーグネン「麻の苗を植えてね。毎日跳ぶ」 満天星「あぁ! ぴょんぴょんと」 DM「日々伸びていく麻を飛び越え続ける訓練だね」 レーグネン「まぁ本人は旅してるけどね」 DM「植木鉢をこう抱えて……」 全員笑い 満天星「そうしよう。私持てないので八夏様持ってください」 八夏「……(アイテムカードをそっと渡す)」 DM「盆栽きた!」 全員笑い 満天星「持っておきましょう。犬に括り付けて」 DM「ファイアーボール喰らったら吹っ飛ぶけどね」 満天星「そうしたら悲しむよ。わかんない、悲しむふりかも」 この「クリーチャーが所持品として携行している分には範囲攻撃から守られる」という、いわゆる「謎バリヤーシステム」は、物語的な描写が大事なシチュエーションに於いてどう扱ったもんがいいのかを常々悩ましてくれるファクターである(笑) 一応ルール上は分け隔てなく発生する謎バリヤーなのだが、TRPG部ではロールプレイ上その存在を前提とした処理はしないものとしている。さらにはそれが戦闘中であろうとも「手に豆腐の載った皿もってる状態でファイアボール喰らった! でも謎バリアーで無傷だぜ!」なんてことは無い。極めて限定的なピンポイントバリヤーシステムである。「壺を輸送する仕事だ! 馬車の荷台に載せたら危ないが、PCが持ってれば壊れる心配は無いぜ!」なんてことも無い。つまり「アイテムを守ることを目的として、落ちてるの拾ってバリヤーを期待する」のは、せいぜい「元々自分の所持品な背負い袋とかワンドとか武器とかにしてね」ってことだね。 DM「そろそろいいの? 2人の会話は。もう話すことなんてないってのなら進めるけど」 マクレーレ「最低限以上の話はしてきたような、そんな気はしてきましたね」 満天星「そうね……」 レーグネン「誤解は解けていない感じです? ドウダンツツジの身分についての」 満天星「『様はいらないよ』とは、言ったね」 マクレーレ「さん付けにはなりましたが、根本的には勘違いしたままです」 アルブレヒト「さん付けを許された、と」 マクレーレ「許されました」 満天星「そういう印象なんだね(笑) マクレーレってのはこういう人なんだなってちょっと思ったけどね」 マクレーレ「マクレーレは受け身がちで……嫁さんのことがすごい好きなんで」 満天星「それはよーくわかったわ。でも受け身じゃなくて、こちらのことも色々聞いてくれたよ」 マクレーレ「それは、たぶん……。あぁ、すごく聞いちゃいましたね」 満天星「戯奴としては、難しいけど必要以上に仲良くするつもりはないんだが……」 マクレーレ「行き着いた先で、もしモニカ様が亡くなっていたりしたら……」 満天星「結構物騒なこと言うね」 マクレーレ「私が予想しているのはモニカ様だけなので、そのモニカ様がもしも亡くなっていて、なにかの理由でアルブレヒト様がその場にいなければ……偽名ですしね。大返しで帰ってきてしまうと思います。ドウダンツツジ様もヤカ様と相談して今後を決めると聞いたので、もしかしたら生存報告のために戻るのかも、と思って……」 DM「あまりキャラが何を考えているかを説明ゼリフで言わないほうがいいかなあ(笑)」 マクレーレ「はい、言わないようにします」 DM「まぁケース・バイ・ケースなんだけどね。この前のダスティみたいに意図を説明して皆に超能力を目覚めさせてしまうのは不味いんだよね」 満天星「皆知っちゃってたと?」 DM「『村長を重点的に守りたいと内心考えているので、こっちを偵察してきます』って言ってしまったよね。あれは言わずにやりたかった。パーティー内でのスタンスの違いがキモとなるシーンでありながら、ダスティの内心の意図に皆が気づいてそれを織り込んだ行動をしてしまったので(笑)」 まぁでもこれ、あくまで「このTRPG部ではそう」ってだけで、よそのTRPGでもこういったテレパシーや事前に行動の意図説明ムーヴが駄目なんてーことはないんで、その都度擦り合わせてみてください。マジで「プレイグループによる」領域なんで。うちはテレパシーに厳し目なレギュだとは自覚症状があります。 マクレーレ「お互いに世間話もしたし、最低限開示できるお互いの能力も話し合ったし……誤解は解けていない」 満天星「あえて誤解を解かなくてもいいかなって。この関係のほうが優位に働くかなと判断しました」 マクレーレ「多分なにか命じられればやりますよ。……ではトロイトーアついたことにしましょうか」 DM「別にいいよ~」 マクレーレ「うーん……」 DM「この時間というのはキャラを把握するために必要な練習時間だから、もう十分だ、始めたいってなら、いつ始めてもいいんだよ~」 そして「もう十分だ」なんて自負出来たら苦労はしないのだ(笑) DM「今日はハードな話が続くからね。ガチな」 モニカ「そうなんだ。やばいやばい」 レーグネン「ヤバい」 DM「キャラが掴めてませんでしたってなると、がっかりして帰ることになるかもしれない、とハードルを上げておくと大変だな」 マクレーレ「いや、大丈夫ですよ。私今回ハードルを上げきって来ているので。事前にめっちゃ行動指針とか立てて来ているので」 満天星「すごい」 モニカ「えらーい」 マクレーレ「そこから大きく逸脱するような何かがない限り、多分大丈夫だと思います。ぶれないと思います」 満天星「素晴らしい」 一同『偉い……』 モニカ「ほんとえらい。天才」 マクレーレ「褒められすぎて不安に……(笑)」 Don't give up justice, I want to get truth! いやホントえらいよ君は!! マジで!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 修行僧や忍者、聖騎士などは判断力や魅力といった非肉体系の能力値で戦闘力が増強されるので、能力値全体が高いことの恩恵が他のクラスよりも大きくなるのだ。 満天星のACも高い判断力が大きく貢献している。 他のクラスではキャラの能力値に穴ある場合、泣く泣く判断力に割り振られることが多い。 性能面では魅力になるのだが、キャラのイラストに反映される。ヤバい。 忍者はアタッカー・技能担当・対人の駆け引きもこなし、さらに忍術に判断力が関わるので、どの能力値が低くてもつらい(笑) 魔法系盗賊というのはTRPG部ではほぼ初参戦なので、活躍が楽しみだ。 可愛いJKと思って侮るなかれ(侮らない) なおプレイ当時の私の脳内ヴィジュアルは、小ささもあって赤ずきんチャチャのお鈴ちゃんだったりする。 今回のキャラクターズ・オヴ・フローラントのマクレーレの嫁さんもまた可愛い。 一生食いっぱぐれない&一生チヤホヤされるはずだったこの二人の未来をなんとかしてやりたい! お前が頼りなんだぞ、アルブレヒト! ・モニカ 身長100cmJK、ドウタンツツジ爆誕! ……ということもなく、満天星はちゃんとお話を聞いてくれる人でした。しかし組み付かれる側が小さいと、組み付く側も大変そうだなっていう印象。満天星にはダスティとは違う方面での斥候クラス(?)としての期待・大ですね。 マクレーレのお嫁さんが可愛くて、マクレーレがうらやましい! 「食いっぱぐれないぞ!」とふたりとも息ピッタリな感じ、可愛いですね、可愛いです。 それにしてもマクレーレのプレイヤーさん、ロールプレイに対する進撃な姿勢、本当にすごいなあと思います。見習うべきなのですが照れが……美少女を演じる照れが……(笑) ・レーグネン JKツツジにあしらわれる、特殊な訓練を受けたマクレーレ。語弊がある(笑) イラストも興味ない感じがにじみ出ていて。 奥さんもビジュアル化されて、マクレーレがノロケしきりなのも分かりますね。 武人すごそう。 ・八夏 想像以上にギャル天星がそうじゃないのにソレっぽい(オイ マクレーレ、嫁さんいるんだから変な道進んじゃだめだぞ(違 なれるものならなってみたいな、「組み付かれない師」 ヨガでもマスターしたらなれるかな? 手足が伸びるだけかぁ…… それにしてもマルガさんも超かわいい。 マクレーレがのろけるのも納得である。 本当にどうやって結婚にこぎつけたのか聞いてみたが、ものすごいのろけ話聞かされそうだからやっぱりいいや(笑 ・マクレーレ まずはこの後にあるマルガさん紹介をご覧頂きたい! 次にマルガさんとの新婚生活をご想像下さい! 俺が何を伝えたかったかは伝わったと思います……。 普通の盾役は防御無視が厳しく、回避盾役は異常事態が厳しい 同じACでも状況によって大きく有利不利が変わるようです。 あと、中の俺が喋りたがりなのがだんだん漏れて来てますがお許しください。 それにしても、マクレーレにお嫁さんが居なかったら危なかった。 (JK満天星を眺めながら記す) ・満天星 表面上は社交的だとしても内心は別。上手く使い分けると楽しそう(笑) でも必要ない内心まで皆に知られると厄介な所もあるので、気を付けて行きます! しかしマクレーレはちょっと優しい言葉を掛けると騙されてしまいそう。心配だなあ……その分、奥さんがしっかり者みたいだけど。 小型サイズなので正直組み付きは諦めていたけど、脱出術という光明が見えたのは本当に嬉しい^ ^ 光り差す道となれ! JK満天星! 彼女はスマホで何しているんだろう? LINEで同期の忍びとやり取りしてたり(笑) ・ダスティ Yuukiさんのセーラー女子高生な満天星。チャプター1のイラストとのギャップがすごい! すごく大人っぽくて、この姿ならツンツンしたもの言いもあってるかも。 満天星が女子高生なら、マクレーレはどうなんだろう? と考えて、「厳つい顔をしたサラリーマンのおじさんが、セーラー服の女子高生と仲良くなりたくて、共通の話題を探して必死に話しかけるも、女子高生にはすげなくあしらわれてしまう」というシーンを想像してしまった……。 Yuukiさんのイラストのマルガ、柔和な微笑が優しそうでかわいい。マクレーレがマルガと結婚した時、年齢的にマルガは女子高生なんだよね。若くてかわいい奥さんがいて、マクレーレ、いいな! |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版 イラスト:★Yuuki ●マルガ 710~ 弓の名工デニスの娘。 美少女として小さな頃から工房の看板娘ポジションでひたすらにチヤホヤされて育った。まず父親が甘やかし、徒弟達も甘やかし、実際問題可愛いもんだから近所の人間も可愛がった。 結果として確固たる「自分は可愛い」という自負を持って育ち、「皆から尊敬を集めるお父さん」というステータスも相まって、強い承認欲求を携えて人生という栄光のロードを歩いているつもりである。 商売っ気に乏しいとは言えど平民としては裕福な父親の甘やかしにより、年頃になってからはお洒落や美容にもかなり気を遣った結果、マジで可愛い。また、決して馬鹿ではないどころかオタサーの姫たるあざとさを持ち合わせているため、表面的な人付き合いが上手。世が世なら歌舞伎町で名うてのキャバ嬢になれる逸材。 父親の弟子であるマクレーレと結婚し、次期当主の座が確実視されている英雄アルノーのお声掛りチャンスにすかさずゲットライドして転職させた。地味な職人なんかよりも圧倒的に派手! 今が人生のスターライト・ジャンクション! これでもう一生チヤホヤされる気がする!!! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター4 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 ここでDMが「編集の際にダスティがいつの間にか消えていることになっている」ことに気付きました(笑) そう、彼がパーティーと別行動を取るに至るシーンを編集時にすっ飛ばしてしまっていたのである!!! なんてこったい!!! ワーオ!!! まぁ第6回冒頭の「ダスティが居ないぜ!?」ってシーンがあるんで「居ないことにも誰も触れない」わけじゃないから、このシーン無くても特に不自然ではないんだけどね!! 一応!! 時間はクラウスが死んだ直後辺りに遡る。 DM「(コロコロ……)ダスティ、通路の向こうから『ドーン』という轟音が響いてきたことはさっき言った通りだが、君の鋭敏な聴覚はさらに何かが崩れる音も聞きつけたよ」 ダスティ「あぁ……」 モニカ「がんばれ!」 ダスティ「警戒していたので、すぐにそちらへ向かいます」 DM「その後戦闘に参加してるから全く関係無いけどな!!(笑)」 ダスティ「それでも最後尾で射撃していた意味はありました! 駆けつけます!」 これが第5回の最後に付け足されます(笑)(まとめログでは付け足し済み DM「というわけで弓兵と忍者のターンが一段落したのでダスティ、君のターンだ。異音に気付き駆けつけた君。そうしたら入り口があった場所はモクモクと砂埃が舞っている」 ダスティ「状況を確かめに近づきます」 DM「〈知識:建築術および工学〉は取ってないね。では〈知識:神秘学〉の判定で」 ダスティ「17です」 DM「魔導の触媒で使われるような爆発系の触媒、いわば魔導火薬といったものの匂いが部屋に満ちている」 ダスティ「なるほど」 DM「魔導銃や呪甲装兵用の魔導砲に使われるようなマテリアルだね」 アルブレヒト「こちらで言う『硝煙の匂い』か」 DM「むせる」 ダスティ「この場にいるのはマズい。そいつを持っているやつがいたら本当にヤバい。そいつをなんとかしなければ。と思いつつ煙をかき分けて前進」 DM「かき分けて進んでいくと、入り口が崩れかけている。かろうじてまだ通れそうにも見える」 ダスティ「崩れかかっているんですね。俺まで閉じ込められたらまずい、進みます。退路を確保しないと」 DM「君が入り口を通り抜けて『ふぅ……』となっているところで、また後方ってか足元から『ドーン』という轟音とともに入り口が完全に塞がってしまう。君は持ち前の機敏さで足場の崩落に巻き込まれずに済んだ」 ダスティ「なんてことだ」 DM「身かわしがなければ即死だった……かも(笑)」 満天星「忍者だったらダメだった」 DM「忍者には身かわしがない!」 皆『忍者だったらダメだった!』 DM「忍者は高レベルにならないと身かわしを習得できないからね」 満天星「身かわし出来るのはマスターニンジャだよ。レベル12だから」 八夏「高っ!」 ダスティ「あの地響きはこの音だったのか……ヤバかった」 アルブレヒト「『俺だけ助かった』」 DM「『ふぅ、危ないところだったぜ……あばよ!!』 全員笑い モニカ「ダスティひどい(笑)」 ダスティ「いやいや。とりあえず同じような爆発がまた起きないか警戒します」 出たーっ! ダスティさんの警戒コンボだーっ!! 最初は「いやだから意味無いって……ちゃんと言わなくても警戒はしている扱いだから……」と思っていたんだが、今となっては「待ってました」とクセになってきていることに気付くDM。ダスティ・ザ・ヴィジランサー!! 格好良い!! DM「このあと、どのタイミングで何がどう繋がっていくかは、俺の脚本ではなくダスティの動き方次第だからね。もしかしたら地下組は今日の出番無いかもしれない」 モニカ「全然いいですよ。聞いていますよ」 ダスティ「はっはっは。俺も中の様子はちゃんと聞いていないんでよくわからないですしね」 DM「いいことですよ。洞窟の中のこと知らないってことは、変な予知とかなしでキャラとのシンクロ率が高まっているから」 実は、ダスティ分離行動によりほぼ出番が無さそうなことが確定していたのもあり、「ダスティはプライベートの都合で参加出来ないが、他のメンバーは参加可能な日」という、普通なら開催不可能な日に「ならばこの日にプレイしてしまえばいいのでは?」となっていたのが第6回である(笑) 基本的な理想としては「別行動時もプレイヤーはその場には居てくれて、プレイヤー発言はしてもらう」なんだが、今回に限れば「ちょうど完全に別行動で、仲間の状況を全く与り知らない方がより都合がいい」だったので、これ幸いと開催されたのである。 DM「今頃マッサマンカレー食べてるからね」 レーグネン「敵と揉まれながらね。うわー!」 DM「グリッターダスト! 目がシュっ!」 レーグネン「ゼーレンシャルフリヒターが!」 マクレーレ「最終的に日清のロゴ」 書き起こし読んで「なんだこの意味不明な会話は?」となっているDMです。 普通は編集後のリプレイでは省略されてるわけですが、ここに限らず色んな場所でこういった「まるで意味のわからない脱線」が行われているので「プレイ風景を動画で配信して欲しい」とリクエストされても(実際された)「いやそれは流石に……」とならざるを得ません(笑) DM「今頃、中ではクラウスが死んでいる」 ダスティ「それは聞きましたが、ダスティは知らないということで。とりあえずは警戒をして……」 DM「出た、警戒。言わなくてもしてるんだよ」 ダスティ・ザ・ヴィジランサー!! 警戒者ダスティ!!! ダスティ「崩れた岩などの様子を見てみます。簡単には通れるようには出来ませんか?」 DM「素人目にはね。道具も無しに1人で掘ったところでどうにもなりそうもないなと」 ダスティ「確かに専門知識もありませんからね。『さて、どうしようか』」 DM「重機がないと」 満天星「あるの(笑) スコップとか?」 アルブレヒト「土木用の呪甲装兵とか」 対大型魔獣、攻城戦の分野に広く普及したが、呪甲装兵による犯罪も急増。戦勝神教会は、呪甲装兵二課パトリーレン呪甲装兵中隊を新設、これに対抗した。通称“パトパンツァー”の誕生である。 ……ドイツ語にするとなんでも格好良い筈がクソだっせぇ!!! ダスティ「『俺1人でなんとかなるものではないか』と思いつつ……あ、気絶させて縛っておいた敵はそのへんにまだ転がって?」 DM「君たちが運んだあたりに元のまま転がっている。そして何人かは瓦礫に潰されて死んでいるように思える」 ダスティ「マジで! 巻き添えで殺してしまった……これはちょっとヤバいかも」 DM「『殺したの俺じゃないし』」 ダスティ「まぁまぁ確かに……事故は仕方ないですよね。状況を説明すれば良いのだし」 DM「状況を説明するんだね、聖罰騎士に」 ダスティ「ああ……最悪のときはですね。他に死にかかってる人はいませんか?」 DM「まぁパッと見は」 ダスティ「放っておいたらすぐにでも死ぬ状態でないなら、あとは生きるも死ぬもなるようになるでしょう。ついでに縄が緩んでたりしないか確認をしておきます」 DM「では数分後」 アルブレヒト(今一番優先するべきはそこなのか) ダスティ「問題無いのなら『とりあえずまぁ、応援を頼みに行くか』と馬に乗ってドライリュッケンに戻ります」 悠長!!(笑) DM「ドライリュッケンに着いた」 ダスティ「ファヴの事務所へ行きます」 DM「ファヴの小さな事務所の前まで来た」 ダスティ「ではファヴに状況を説明して……」 DM「どう入っていく? 飛び蹴り?」 ダスティ「普通に扉を開けます」 DM「そうすると……ニンジャー!(ビシっ) 大男!(ビシっ)」 マクレーレ「お?」 満天星「あ、もう着いてた!?」 DM「狭いファヴの事務所の中には大男と小人がいるね」 ここでやたら冷静なダスティの動きにクレームが入る(笑) 仲間のピンチだよ。もっと盛り上げようよ!! モニカ「クール!」 ダスティ「扉をバーンと開けて『ハァ、ハァ……仲間が! 仲間がダンジョンに閉じ込められてしまった!』」 DM「それだよ!」 全員笑い 満天星「なにこれ(笑)」 DM「俺が欲しかったのはその空気だよ!(笑)」 満天星「監督だよそれ! 完全に撮影コントだよ」 DM「カメラを止めるな!」 ダスティ「仲間が閉じ込められちまったんだ。誰か、誰か今すぐ、今すぐ俺と一緒に来てくれるやつはいないのか!?」 満天星「はっ、マクレーレさん!」 マクレーレ「この場にはファヴの受付っていますよね? 飛び込んできた人をちらっと見た後に受付の人に『ところで、私たちが捜している人がいるんですけど……』と別件の質問を」 受付(無言でスッとダスティを指差す) マクレーレ「え!?」 満天星「行きましょう、マクレーレさん。八夏様がいるそうですよ」 ダスティ「ん?」 受付(マクレーレたちを指差す) マクレーレ「んん?」 受付(ダスティを指差す) ダスティ「えっと、飛び込んで『一緒に来てくれるやつはいないか!?』で」 DM「マクレーレたちを指差すね」 マクレーレ「私が『探し人がいる』って聞いたら」 DM「ダスティを指差すよ。目が合う都度にダスティとマクレーレの間を指が行ったり来たり」 ダスティ「よくわかりませんが、この人たちが行ってくれるっていうことでいいんですか? 手が空いているんですね!」 満天星「この人が目的の人ですね。一緒に行っても良いんですよね?」 受付「事情はよく知らないが、絶妙に噛み合ってるように見えるぞ」 マクレーレ「えーと私たちが捜している人がこの人……」 満天星「そうだと言ってますよ。行きましょう!」 マクレーレ「待ってください。もう一度確認したいんですけど」 満天星「マクレーレは心配が……!」 マクレーレ「確認させてください。私たちが捜している人が、この人と行動を共にしているんですね?」 受付「少なくとも書類上はそうなっている」 マクレーレ「で、その人が……あのぅ……」 満天星「行くしかないですよ、マクレーレさん」 ダスティ「来てくれるんですね!」 マクレーレ「少々お待ちを……」 ダスティ「行ってくれるんですよね」 マクレーレ「行きます。行きますけれども、少し待ってください」 満天星「道中聞きながら行きましょう」 マクレーレ「道中では駄目です。もっと人手が必要ということもあり得るので。人の数ってのは力なんです」 ダスティ「事務所で他に助けになりそうな人は?」 DM「事務所内には他に客いない」 満天星「我々だけでなんとかなりそうですか?」 ダスティ「説明すると、地下通路の入り口が魔導の力で崩されてしまったんです」 マクレーレ「分断されてしまったと」 ダスティ「そうです。仲間が閉じ込められて。しかもそこは賊共のねぐらで」 満天星「それは大変です。マクレーレさん善は急げとも言います。急ぎましょう」 マクレーレ「せめて、掘るための道具を用意してから向かいましょう」 ダスティ「確かにそうだ」 満天星「気が急いてました。そうしましょう」 ちなみにマクレーレと満天星のプレイヤーも、アルブレヒト達の状況は知りません。 マクレーレ「魔導で崩れたというのはどんなものですか?」 ダスティ「石造りの建物です。爆破はおそらく魔導によるものですが、通路を埋めてしまっているのは普通の岩石とか土砂とかです」 満天星「確かに準備が必要ですね。必要なものはありますか」 ダスティ「やはりどうしてもスコップの類などは必要ですね」 マクレーレ「あと一つ。その仲間にヤカという方、それから神寵者はいらっしゃいますか?」 受付「いるって言ってんだろ」 満天星「いるって言いましたよ」 マクレーレ「いえ、『書類上は』とのことでしたので、今閉じ込められている人たちの中にいるのか確認したいと思いまして。別行動もありえますから」 DM「なるほどね」 ダスティ「そうです、そうです! 私も異国風の方を見てもしかしてと思ったのですが……」 DM「あ、いや。満天星はこのあたりの風俗に馴染んだ格好だよ」 全員笑い DM「日輪の装束で歩いてたら目立って仕方ないじゃん」 ダスティ「そっか、イラストとか見せてもらってたから、そうなんだと思ってて」 DM「なんでアイアムニンジャみたいな格好で歩かなくちゃならないんだ(笑)」 ダスティ「いやだって絵がそうだったから(笑)」 満天星「絵もそんなことないよー」 DM「忍者って思い込んで見てるからそう見えるんだよ」 満天星「そうだよ、そんなことないよー。ほら、和の要素ゼロでしょ」 イラスト:だらだら プレイ開始前に見せられた、満天星の初期案。 ダスティ「本当だ……」 八夏「よく見ると確かに絵では忍者とはわかりません」 モニカ「かわいいからね」 忍んでなんぼな生業で、あからさまに「に、ニンジャだーっ!?」って外見の忍者の訳もなく(笑) ダスティ「ではそれは言わないで……、『知り合いなのですか……? あ、申し遅れました私はダスティといいます』」 満天星「私は満天星といいます。八夏様を探しに来ました」 ダスティ「そうだったんですか。詳しい話は後で聞くことにして、今は準備に取り掛かりましょう」 マクレーレ「そうですね」 満天星「調達に行きましょう」 受付「待ちな! お前らに銀貨50枚で、大事なアドバイスをくれてやろう」 満天星「なるほど。ありますか?」 マクレーレ「ありますけど……メタ的にはあまり……」 満天星「一も二もなくお支払いします」 受付「よし。金払いのいいやつは生き残るぜ。特に俺みたいな優しい人間とは仲良くしておいたほうが得だ」 満天星「そう思いました」 受付「仲間が埋もれているんだろ。つるはしなんて悠長なものはやめてな、バロウって呪文のポーションを買っていくんだよ」 レーグネン「バロウ?」 マクレーレ「バロウ!」 満天星「そうじゃない。シャドウじゃないよ!」 モニカ「ウしかあってない(笑)」 満天星「今いる人は誰も呪文の知識無いんだものね」 受付「そいつさえあれば、地面の中をモグラのように簡単にすいすい進めるって精霊魔導だ」 満天星「そうなんですね。ありがとうございます! それは今この町で買えるんですね?」 受付「恐らく在庫があるだろう」 満天星「それは何本必要……あ、どれくらいの効能があるものですか?」 DM「地中移動速度が30フィートになって、3分間効果があるから、地上を3分早足で歩くのと同じ感覚で地中を移動できるってことだね。硬い岩は無理だけど瓦礫や土砂なら問題ない」 ダスティ「では全く問題無しですね」 満天星「じゃぁ2本買いましょう」 DM「トンネルを掘る呪文じゃないから、掘った人が進んだ後は崩れて通れないよ」 アルブレヒト「あくまで、本人が地中を進めるって効果の呪文だからね」 ダスティ「そんなに早く閉じてしまうものですか」 DM「ちゃんとしたトンネルを掘る呪文は高いレベルで別にあるんでそっちを使ってくださいってことだね」 マクレーレ「地中を通り抜けているだけ? 通り抜けフープ?」 DM「いや、ドンブラ粉だね。まぁ〈水泳〉判定は不要だが」 モニカ「そうだ、ドンブラ粉」 マクレーレ「わかりやすい」 呪文の効果はドラえもんの道具で説明できることがよくある。 満天星「では人数分……3本ありますか」 マクレーレ「予備でもう1本あったほうがいいかと思います」 モニカ「往復を考えると……っていうのはありますね」 ダスティ「全員分って言い出すと結構厳しいかと」 マクレーレ「全員分は絶対に無理だから助けを急ぐために3本と、不測の事態のために1本の予備を買いましょう」 モニカ「うんうん」 マクレーレ「帰りは掘らなくてはいけないので、シャベルやツルハシも用意しましょう」 モニカ「ま、お兄様がなんとかしてくれると思います」 アルブレヒト(えっ……! 無理! 無理!) ダスティ「なぜかモニカ様の声が聞こえますが……」 マクレーレ「なんとか……?」 DM「モニカはこの場にいない上に、お兄様にすごい無茶振りを始めたんだけど」 全員笑い ダスティ「この絶対的な信頼はどうなんだろう……(笑)」 マクレーレ「では二手に分かれて行動しましょう。ドウダンツツジさんはポーションをお願いできますか。シャベルなどの重い道具は私が買ってきたほうがいいですから。ダスティさんは、ドウダンツツジさんと一緒にお願いできますか」 ダスティ「問題ありません。では終わり次第ここに集合で」 マクレーレ「私からドウダンツツジさんにポーション代をお渡しします」 ダスティ「すいません、私からはなにぶん……先の冒険で……」 マクレーレ「え、待って。お金が足りない?(笑)」 レーグネン「お金は持ってるはず」 モニカ「そうですよ」 ダスティ「あ、ちょっと待って。えーと……」 DM(大笑い) 手遅れだからもう笑うしか無かったんだけど、この外野のツッコミは駄目ですねー。AP減らしといてくださいねー(笑)(当時、都合により“それ”を指摘すること自体避けたかった)(意味深) ダスティ「そっか、これゼロか。すいません、金貨の数字の桁読み違えていました」 レーグネン「危うく銀貨1000枚相当落とすところだった」 モニカ「あははは、そうですよー。気をつけてくださいね」 満天星「お金無いなら、こっちの有り金はたかなくっちゃと思いかけましたよ」 ダスティ「ありました、すいません」 マクレーレ「私が払いますので、予備あとあわせて2本お願いします」 満天星「わかったわ。私たちも1本余分に買っておきましょう」 ダスティ「わかりました」 満天星「ではバロウのポーションは計6本ですね」 マクレーレ「その間にツルハシやスコップを……」 満天星「ポーションは私が買うから、2人で道具を買いに行ったら?」 ダスティ「私はそれでも構いませんが」 マクレーレ「でもドウダンツツジさん1人でポーション6本持てるかな? 小人さんだし」 DM「どんだけ舐めてんの(笑)」 満天星「それくらい持てます」 DM「子供にヤクルト6本持てるかって心配?」 満天星「こう、手だけで6本持ってくるわけでもないですし。じゃ行ってきますね」 ポーション屋「へいらっしゃい! フーリヒエンテ亭へようこそ」 満天星「えっと……『フーリヒエンテ亭ね』一発で覚えられないのが来た(メモメモ)」 DM「『元気なアヒル』って意味なんだよね。看板もアヒル」 満天星「ああいう看板日本にはもう殆ど無いんだよね」 DM「江戸時代とかああいうの大好きだったんだけどね」 ダジャレや当て字が多いんで、くだらな過ぎて面白いんだなこれが(笑) DM「傭兵向けのお店ですね」 満天星「それなら話は通じ易いですね」 DM「その代わり清潔感は無いです」 満天星「なるほど。実用的」 DM「規格の統一されていない様々なポーション瓶が」 満天星「それは萌える感じですね。浪漫があっていい」 DM「棚一面にこう、ずらーっと並んでいる」 満天星「おじさん!」 ポーション屋「なんだい、嬢ちゃん」 満天星「バロウのポーションがあるって聞いてきたんだけど、売ってくれる?」 ポーション屋「なんだい、宝探しの仕事でも入ったかい?」 満天星「捜している方がなんでも生き埋めになっているみたいで」 ポーション屋「そいつはまたずいぶんと急を要するじゃないか」 満天星「ええ、とても急いでいて。一も二もなく買いに来ました」 ポーション屋「おう、ちょっと待ってな。何本だ?」 満天星「6本あるかしら」 ポーション屋「ほらよ。こいつだ」 満天星「わぁ、ありがとう」 DM「6本、いろいろな形の瓶が並んでいます(笑)」 満天星「んっと、中身は同じ感じかしら……」 DM「鉄瓶だから中は見えない」 満天星「あ、ガラスじゃないんだ」 DM「割れ易いと取扱い上とても困るからね。金属製」 満天星「それでいいんだ。ついついガラス瓶を思い浮かべてしまうね」 DM「ガラス製の瓶は逆に高級だしね」 モニカ「その鉄製の瓶は返却すると10円とか戻ってくる?」 DM「なにせ1本数万~数十万円相当の薬だからね。瓶部分のコストなんて些細過ぎて」 満天星「そう考えると凄いね」 DM「クラブのドンペリだ」 満天星「おじさんホクホクね」 DM「そりゃね。仕入れ値もあるからいくらの儲けかはまぁわからないけど」 モニカ「ニコニコですよ」 アルブレヒト「さて、どの形の瓶がバロウか当てなくてはな?(笑)」 満天星「え、そんな感じなの? 6本出てきたけど!」 DM「大丈夫。全部の瓶に雑に『バロウ』って書いてある」 満天星「確かにバロウね。じゃ、これ銀貨袋をドスン」 ポーション屋「よし、数えるから待ってな」 満天星「そうだよね。『急いでいるから早く、早くね!』」 DM「ざっと確認すると秤に載せて……『よしいいぞ』」 実際の貨幣でも「摩耗して小さくなってる」とか普通にあったことなんで、数える場合は枚数ではなく重さです。枚数が足りてても重さが足りなきゃ帳尻合わせを要求されることになります。 満天星「ありがとう、おじさん」 DM「アヒル印の袋に入れてくれた」 満天星「かわいい……(笑)『助かったらなんかお礼するからねー』」 ポーション屋「おう、急げよー」 満天星「社交辞令だからね。言っておけば色々いいことあるって」 全員笑い DM「こっちも〈真意看破〉で見抜いてるからね」 満天星「お、やりますか! 勝負だ!」 DM「よし、いいぞ(笑)」 満天星「お、出目が高い……23!」 DM「こっちもいい目だ! 《技能熟練》とか考えれば修正値10かな。26」 満天星「あー(笑)」 DM「まぁ『みんなそう言うよね』ってな感じで特になにも(笑)」 満天星「まあ社交辞令は必要ですから」 DM「そもそも商売で社交辞令なことに文句言ってたら成り立たないし」 アルブレヒト「『何だ、おまえ内心じゃそうは思ってないんだろう?』って」 モニカ「客商売!」 満天星「やな店だね(笑)」 レーグネン「まぁ『または来ないかもなあ』と」 満天星「ではせっせと走って、集合場所へ(両手を振り振り)」 DM「男性陣もスコップやらを担いで戻ってきている」 色々と計算タイム。 Don't give up justice, I want to get truth! ちなみにスコップは近接戦闘で-4のペナルティを負うので近接戦闘に使うのはオススメしません。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 出た! 『シャドウ?』『シャドウ!』は機会があれば必ず繰り広げられるTRPG部鉄板ネタなのだ。 8月20日の記事の1番左の1作目だね。 バロウとシャドウは母音が全部一緒なので、疑問形で発せられたらそりゃ反応せざるを得ない。 さてとうとう3人が出会った。 ダスティとは違って、新規の2人は上下関係にはひときわ厳しい組織が出自なので、アルブレヒトとしては大歓迎である。 ……まぁクラウスも貴族の使用人なんだけどね? なにはともあれ、きっとアルブレヒト達の助けになってくれるに違いない。 これからの活躍に大いに期待したいね。 あぁ、だらだらさんの満天星は可愛い。 この一見あどけない娘にサクッと短刀を差し込まれて暗殺された人がいるんだろうなと思うと、ゾクゾクしますね。 ・モニカ ダスティは生きていた!よかった。 無事に3人が合流できたようでなにより。イラストの満天星はかわいいけれどその実かなりの切れ者だという……ううむ、八夏との絡みが気になるところ。 若干、慌てるダスティと冷静な満天星、マクレーレ……温度差があったり? とはいえドンブラ粉もといバロウポーションは必須なので、助言をうけることができてよかった、これがなかったら掘らなければならなかった!(笑) ・レーグネン ・八夏 地下道にあった爆発物かもしれない箱を力任せに開けようとしていた頃のダスティの話(マテ 慌てるダスティと急ぎたい満天星に挟まれる慎重派マクレーレの図がまるでコントのように。 プロト満天星、実は私も最初は和装してると思い込んでましたが、普通に洋服のかわいい子でしたね。 驚いた表情なのにセリフが「殺しますか?」なところは見なかったことにして……(汗 そんな満天星のはじめてのおつかい! 探し人が生き埋めになったから助けなきゃスペシャル!(例のBGM まぁ見た目だけならまさにそれっぽいですが、中身は違うんで一安心(オイ ・マクレーレ 事前に予告されていた満天星との2人旅が終わり、未知の本編ダスティ視点から……。 事務所でのやり取りなんですがマクレーレはダスティを知らないし、貴族様から友人の案内を頼まれているので慎重を期していただけなんです怒らないで(笑) 生き埋めなんて人海戦術で土木工事するしかないと考えていた所に出来る受付さんからお出しされたドンブラ粉もといバロウポーションの情報! やはりTRPGも知識と情報が大事なようです。 何時まで効力があるか解りませんが、初心者だったとの言い訳が効くうちに反省点を洗い出さねば! ちなみに今チャプの反省点は満天星(イラスト超ぷりち~)に銀貨50枚を支払わせてしまった事かもしれません(笑) 最後に一言、焦りは伝染する。 ・満天星 多くの忍者には身かわしが無い! 衝撃である(笑) マスターニンジャまでお預けとは悲しい。 ヘイ、アメリカンはニンジャLOVEじゃないのかい?何だって、そこは忍法で避けろって? まあ、そうかもしれないけど……。 それはともかく、早くもパーティーとの合流フラグ! バロウ?はつい言ってしまうよね(笑) 満天星、色々な表情しているけど、裏にはどんな本心が隠れているのやら……。 ・ダスティ |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター5 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 マクレーレ「別れた時に怪我人はいましたか?」 ダスティ「敵の待ち伏せと罠とでだいぶキツい戦いでしたね」 DM「死人が出てもおかしくない戦いが続いていた。敵が強いと言うよりは……だが(笑)」 満天星「なんですって……。八夏様無事でいてください」 マクレーレ「回復のポーションって今から買いに……」 満天星「私は持っていますが、マクレーレさんは持っていない?」 マクレーレ「マクレーレさんは持っていない……」 満天星「この辺は買い物の慣れの問題かな」 DM「マクレーレは魔導については素人だからね」 ダスティ「なんか回復する棒みたいなのも使っていましたけど」 彼の能力的にワンドの知識は普通あるはずなんですが、ダスティは「自ら申し出て、敢えて知らないキャラとする縛り」をしている感じです。 第5回チャプター14で、アルブレヒトがスクロールを使った際に「自分は価値知らないから」と言ったのと同様ってことですにゃ。ここで知ってるロールされたら「この前と違うじゃん!?」なので、ブレてないですね。その割に魔導火薬は知ってたけどな!(笑) マクレーレ「買って……」 満天星「急ぎましょう! ここであれこれ言ってても始まりません」 ダスティ「どっちを取るかという点はありますけれど……。俺としては確かに急がなくてはいけないかなぁという気はありますけど……。そういう勢いで来てるから……」 満天星「そうだよ! 凄い勢いで入ってきたよ。こっちが釣られて急がなきゃってくらい」 マクレーレ「少し、少しだけ待ってもらってもいいですか」 満天星「ん?」 マクレーレ「ファヴの建物に入って受付の人のところへ」 受付「なんだ、まだいたのか」 マクレーレ「色々調達をしていて……。ところで、新しい話がわかりまして。これから助けに行く方達がかなり傷ついているということで、なにか助言がいただければと。ここに銀貨50枚あります」 全員笑い 受付「そりゃ……回復のポーションとか買っていくしかないだろうよ」 マクレーレ「回復のポーション、ですね」 ダスティ「それなら俺でも言えましたね」 DM「ワンドのことを『なんか回復する棒』とか言ってたやつの言えたことか(笑)」 マクレーレ「私もテンパっていて。皆さんのこともまだ知らないので……」 DM「じゃぁ建物から出て重大情報を皆に伝えてくれたまえ」 マクレーレ「救助には回復のポーションが必要です!」 ダスティ「そりゃまぁ……」 マクレーレ「皆の私を見る目が持っていないのかと(笑)」 満天星「あれ……お持ちでない?」 DM「お持ちでない(笑)」 満天星「思わず変な口調になってしまいました」 DM「こりゃまた失礼しました♪」 全員笑い 満天星「準備見てあげられなくて、マクレーレが開始装備でポーションを用意してないのは問題ありでした?」 DM「そんなことはないよ。マクレーレは領内で暮らすただの兵士だったから、5万円もするポーションをもち歩くような身分じゃない。逆に満天星は1000キロを旅するような特殊部隊員なんだから持っていて全然おかしくない」 満天星「同じ認識を求められても困るわけですね」 DM「満天星はヨーロッパの国をいくつもまたぐような旅をしてきたわけだけれど、マクレーレは隣の県までちょっとお使いに来たくらいの感覚だから」 ダスティ「そういえば、私は使えないんですが、レッサー・ヴィゴーのワンドというもので、傷を癒やしてもらっていました」 さっき「ブレてない」と褒めたが、前言撤回である。 満天星「追加が必要という可能性もありますが」 マクレーレ「ポーションの店、でしたね。行ったほうが? 銀貨50枚の情報ですよ。テンパって手に入れた」 DM「重要情報だからね。『いやぁ、銀貨100枚も儲かっちまったよ。今夜は豪遊しちゃうぞ~。情報ってのは金になるなぁ!』」 満天星「苦笑いですよ」 マクレーレ「回復呪文があるってのは聞いたことはあったと思いますが、私には回復呪文のポーションって買うって考え自体がなかったですからね。助言を買ったんですよ」 満天星「なに自分を納得させているのよ」 DM「まぁネットで調べられない時代に素人が『山に行くんですがどんな薬を持っていけばいいですか』って聞くようなものかな」 満天星「あながちおかしい行動ではないわけですね」 DM「あ、でもマクレーレは〈治療〉スキル持ってたね。ポーションの概念は知ってるよ」 マクレーレ「そういえばさっき〈治療〉生えた!」 DM「駄目だった(笑)」 マクレーレ「まぁ焦って聞きに行ってしまって『あぁそりゃそうだよ』と」 ダスティ「『知ってた』と」 レーグネン「銀貨50枚が」 DM「いや、きっと『もっと有益な情報が聞けるはずだ』と過剰に期待をしてしまったんだよ。結局『そりゃそうだよね……』となったと」 ダスティ「俺以上に限られたこの情報量じゃそれ以上の助言はできないよな……。さっきはバロウって物凄く的確な情報を得られたんで」 DM「『怪我人がいます』『回復のポーションを持っていくべきだな』おっちゃんはこれ以上何を答えればいいのか」 マクレーレ「全くその通りで。さっきは『知らないこと』を教えてくれたので、この人ならなにか知っていると縋ってしまったのかも。では残り銀貨160枚ってことで。あとはレッサー・ヴィゴーのワンドでしたっけ」 ダスティ「私がたまに買い出しにいったりしていますね」 マクレーレ「では、また中に入って受付の人に『レッサー・ヴィゴーのワンドというのはどこで買えますか?」 受付「そりゃ教会じゃないと手に入らないな。ポーションで良ければアヒルんとこで売ってるぜ」 マクレーレ「お財布と相談ですね……」 受付「そうじゃなきゃ故買屋を探し回るかだな」 マクレーレ「時間がなぁ」 DM「実際探したらどうなるかはわからないけど『探したら見つかったよ。破邪神のレッサー・ヴィゴーのワンドが』ってなこともありうるね」 マクレーレ「そんなことに(笑) そりゃ、私じゃもうわかりませんね」 ポーションは「既に呪文が完成された道具」、ルール用語で「呪文完成型」のマジックアイテムなので、誰でも使用可能。その分高い。 ワンドは「籠められた呪文を解放する道具」の「呪文解放型」のマジックアイテムなので、そもそもその呪文を使用可能な素養がないといけない。そんなわけで神聖魔導の場合、宗派が違えば使えません。 ダスティ「時間も限られています。ここはポーションを買っていきましょう」 満天星「そうね。では移動して……ガラガラっと『おじさん、早速なんだけど、また買いに来ちゃった』」 引き戸は日輪文化である(笑) ポーション屋「期待していなかったから……『おおぅ!? お前らいいのか? 生き埋めってかなりヤバいんだぞ?』」 満天星「私も焦っているんだけど、おじさんごめん、キュアのポーションも。えっと……5本」 ポーション屋「ほらよ、キュア・ライト・ウーンズは1本で銀貨50だ。これだったら在庫はいくらでもあるからな」 満天星「よかった……。はいこれ」 モニカ「キュアのほうですね」 DM「そうだね」 満天星「これでいいんですよね?」 モニカ「いいんですよ」 DM「なにか言いたいことがありそうだね」 モニカ「いえいえ!」 満天星「キュアって言われましたからね。プレイヤー知識的には色々他にもポーションは思いつきますけど」 モニカ「そういうことではないですよ」 DM「まぁダスティが黙っている以上ねぇ(笑)」 満天星「何が良いのか悪いのかよくわからないんですよ」 マクレーレ「どこからか神寵者様のお告げが降ってきたりで」 このプレイ後、「キャラクターがどのくらい呪文を知っているか」の度合いが〈呪文学〉技能に依存するルールが新設されることになります。 まぁでもこれプレイヤー発言での呪文アイディアの提案を制限することを目的とはしてないんで、ベテランプレイヤーが「〇〇って呪文あるけどキャラは知らない。あ、でも君のキャラなら知ってるから、思いついたことにしてー」ってことは自由です。ただし「その場にいるキャラが軒並み〈呪文学〉技能が無い場合」は、「偶然思いついて的確な呪文を調達する」なんてことは無理です。 八夏「○○があればいいんけど、キャラがそれを知らない!」 クラウス「そうなんだよ! 自分のキャラも〈呪文学〉技能が無い!」 こんな光景が展開されたり……ってつまり今がそうです(笑) 満天星「じゃぁこれで買いますよ?」 DM「いいよ、これで」 ダスティ「えっと、キュア・ライト・ウーンズでいいんですよね?」 満天星「こっちが聞きたいですよ(笑)」 マクレーレ「私は怪我人って聞いて焦って親父さんに聞きに行って……キュア・ライト・ウーンズだと……」 現場大混乱 DM「よし、ではキュア・ライト・ウーンズのポーションを買って出発した」 満天星「はい、出発します」 DM「とどのつまりレッサー・ヴィゴーのワンドから始まって、ワンドは買えないからポーションを買うかって話だったのに、最終的に買ったのがキュア・ライト・ウーンズのポーションだったというのが話の流れとしておかしいよねってことなんだが、まぁどうでもいいな(笑)」 そもそも「キャラは知識が無い」けど「ダスティは朧気にレッサー・ヴィゴーという呪文のワンドを使ってたことだけは知っている」というレベルからスタートした話なのだが、プレイヤーに「回復のポーションと言えばキュア・ライト・ウーンズ」という認識が極めて強く焼き付いているゆえの自動変換プログラム(笑) でまぁ今回の件は置いとくとして、回復呪文の選択肢の話題。 この2つの呪文。「即座に1D8+1点回復するキュア・ライト・ウーンズ」と「1ラウンドに1点ずつ、確実に11点回復するレッサー・ヴィゴー」では、必要とされる状況が違うんで、「ポーションと言えばキュア」という固定観念はメリットが無いものだったりする。 即効性に優れるキュアだが、それでも回復量は誤差レベルなのと、基本的に「戦闘中に慌ててポーションで回復させる状況」の大半は「回復呪文をかけたことによる止血」が目的ゆえ、ともすれば「下手にHP2とかで意識回復してしまい、再度タゲられる」といった状況を引き起こしかねない諸刃の剣である。 個人的な感想としては「割合的に、回復量の多いヴィゴーの方が得をする状況が多い」って印象なのだな。なのでどっちも持つのが大前提で、複数持つならヴィゴーを多目にするかな、自分ならってところ。 そして例の「爆弾疑惑のある箱を躊躇なく開けたこと」が、新規メンバーも交えて話題の俎上に上がる(笑) 満天星「あ、爆発しなかったんだ え? 開けてないからではなく? え? 開けたの?」 DM「〈捜索〉すら誰もしなかったんだよ! 調べれば簡単な罠ならわかるのに。お兄様出目20で達成値24だよ」 アルブレヒト「出目20なんて根気はないなー。それどころか〈捜索〉しようとしたレーグネンを止めた」 DM「レーグネン無罪」 冷静に考えたら無罪のわけがない(笑) マクレーレ「それにしても開けるの止める暇もなかったのですか!」 DM「いくらでもあった」 アルブレヒト「開ける時距離は取った」 DM「数メートルくらいな」 アルブレヒト「振り返れば、行動があまりにもおかしい理解不能」 満天星「まぁそんなもんですよ」 DM「そんなもんが普通であってたまるかー(笑)」 そして舞台は再び崩落現場。 ダスティ「ここです。着きました」 マクレーレ「ちょっと待って下さい。そこに転がされている人たちはなんですか?」 ダスティ「討伐した賊どもです。依頼主から不殺を条件とされているので、生け捕っているのです」 満天星「そうでしたか。なんとなくとどめを刺しておこうかって考えてました」 全員笑い マクレーレ「なるほど、不殺が条件なんですね」 ダスティ「厳命されていますので」 マクレーレ「でも、爆発で何人か死んでいるんですよね……」 DM「瓦礫の下から手足が出てたりしてるよ」 マクレーレ「うわ……。ダスティさん、何故に不殺という条件が……」 満天星「マクレーレさん。それはいいです。すぐに救助に取りかかりましょう」 マクレーレ「あ、そうですね。無駄にできる時間はありませんね。まずは救出から考えましょう。ダスティさん崩れたところへ案内をしていただけますか」 ダスティ「もちろんです。こちらの地下の部分で」 DM「ダスティは帰らなくていいの? 『こんなところにいられるかー!』」 全員笑い 満天星「そのチャンスだと」 マクレーレ「だって、ここまで行って帰ってきて、いまさら(笑)」 ダスティ「そのプレイングだったら、さっきの『ハァ、ハァ……誰か、誰か一緒に!』はありませんよ(笑)」 アルブレヒト「『助けは連れてきたぞ! 俺はここでさようならだ!』とか」 満天星「これで責任は果たしたなと」 マクレーレ「後はアイツらに任せて途中でドロンだ」 満天星「どろんって忍者?」 Don't give up justice, I want to get truth! シーン切り替えの都合で短い回でした。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 支援物資を用意してくれる新規メンバーたち。 我々が苦境に立たされているばかりに苦労をかけて申し訳ない。 マクレーレの銀貨50枚の件は、やっちゃった案件ではあるものの、彼の職人や兵士としての朴訥さが出ていていいよね。 この後のキャラ紹介のデニスさん。 プレイヤーキャラクターと、その背景や世界を彩ってくれる名脇役たちが揃っているおかげで、より楽しく深くプレイを楽しめているんだなぁと。 設定を考えてくれるDMのワダツミ君と、絵をつけてくれている、ぬばたまさん、★Yuukiさん、Genさん、パインさん、だらだらさんたち、いつもありがとう。 そういえば前回の突然のマッサマンカレー案件は、動画を再検証したところ、その時レーグネンの人が日清の『カップヌードル マッサマンカレー ビッグ』を食べていたせいだと判明したのであった(どうでもいい) ・モニカ ポーションのほうはワダツミさんのおっしゃるとおり、ヴィゴーワンドの話をしていたのにキュアなんだ? というツッコミみたいなものですね。キュアポーションにしたことでのメリットも勿論あるのでどう作用するか楽しみですね。 デニス師匠もといお義父さま……かっこいいイラスト! しぶくていいですねえ。マクレーレという天才を婿にしたとあれば孫の顔も楽しみで仕方ないでしょう。いやいや、ここまでの職人顔ですから孫にはとんでもなくデレデレになるに違いない。 ・レーグネン ・八夏 予備知識なしでキャンプ用品を買いに来て混乱するキャンプ初心者の図(違) まぁ「自分ならこうはならない」という自信なんて微塵もないのですが(汗) やっぱり非常識判定される力業による箱開封の儀。 どうしてああなったのか……。 そしてマクレーレの「嫁のお義父さん(重要)」であるデニス親方。 実に渋いおやっさんである。 これでいて一人娘に激甘というんだから、本当にどうやって結婚許してもらえ……あ、長くなりそうだから座っていて、マクレーレ(笑 不思議でもなんでも無くて、マクレーレが天才的だからだね。ステータスが化け物過ぎる。彼の才能考えたらマルガのほうがよっぽど「釣り合わない嫁」だったりするくらいにはマクレーレの能力がぶっ壊れてる。 ・マクレーレ 〈治癒〉がね急に生えて来てたんです(開幕言い訳スタート)。 焦り過ぎでしたが、結果マクレーレも情報に銀貨50枚払えた男に! 『大きな損をした時には何か小さな得をしている』って奴ですね。 そして件の崩落現場へ到着した割に結構悠長なマクレーレ、気になる事が多すぎるのが悪い!(なにも悪くない) 直前に、爆死未遂の話を聞いたせいか防衛本能が情報を求め始めた? さて、マクレーレの師匠にしてマルガさんの父親であるデニスさんです。 イラスト『服のしわ』とかすごくないですか? 歴史の刻まれた顔と併せて格好いい名工感がビシビシと伝わってきますね。 ポーションとワンドの差をデニスさんで例えると、『マルガのお父さん』は誰でも言えるからポーション、『私の義父(おとう)さん』は言える人が限られるからワンド。 ちょっと違うかも(笑) ・満天星 回復ポーションの存在と所持。現代日本のゲーム世代には常識なのに、本物が存在するフローラントの方が認識に差があるのは面白い。 まあ、今回は焦っていただけで、知らなかった訳ではないけど。 それでもキュアの先入観は強い(笑) これからはヴィゴーの時代かな。 デニスさん、頑固一徹な職人気質。そして怖そう。 愛娘マルガさんの前で見せる表情も気になります! ・ダスティ これまでは街に呪文関連のものを買いものに行くときは、何を買ってくるのか教えてもらっていたので良かったけど、今回は今の状況で必要そうなものを自分で考えて買ってくる、ということなので、ダスティはどのくらい呪文について知っているのだろう? という疑問もあいまって、いろいろ混乱してしまいました。 レーグネンのお父さんの次は、マクレーレの義父が登場。ぬばたまさんの描くおじさんは、ほんと渋いですね。ポーズもきまってます! しかし、レーグネンのお父さんもそうだったけど、マクレーレの義父も名声をもっていて思っていたよりすごい人だった。 君が自分で「呪文のことは全然知らない」ってことにしたんでしょっ(笑) |
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■キャラクターズ・オヴ・フローラントWEB版
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター6 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 一方その頃(例のBGM) DM「ヌッペリボー倒して八夏が穴の底から登ってきたところから始めよう」 八夏「すいません。手間をかけさせました。またしてもこのようなことになってしまうとは」 アルブレヒト「なに、仕方あるまい」 レーグネン「どうだ、登ってこられそうか?」 満天星「また落ちてるじゃないですか!」 DM「今登ってきたところなのに(笑) でもまだクラウスが底に変な角度で落ちているけど」 レーグネン「そうでした。『先程手に入れたファルシオンなどは持ち上げられそうですか』」 アルブレヒト「まぁクラウスを引っ張り上げるよりは遥かに簡単だ」 レーグネン「大型の武器なので、もの凄くでかいイメージがあったんですけど」 DM「大型用でも10キロないので、クラウスの袋のが10倍は重いな」 レーグネン「じゃぁ大丈夫ですね。ではクラウスの心配をしましょうか」 笑いながら突っ伏すDM 満天星「その順番なんですね」 レーグネン「クラウスはとんだチキン野郎だったらしいので」 DM「話したんですよ。このメンバーはクラウスのことをどう思っていたか」 モニカ「うん」 DM「モニカからは『本当はいい子なんですよ』と」 モニカ「別に悪い評価は無いかな」 DM「レーグネンに聞いたら『いや、別に普通ですよ』って」 レーグネン「まぁ、言うことは聞きますし」 DM「ゲームのレビューで『曲は良い』みたいな」 全員笑い DM「そういうフォローはしていて。それをどう捉えるかは別としても。クラウスは前の闇の戦いで逃げましたよね。後ろの阿鼻叫喚の苦戦を放って。挙げ句の果に『なぜ助けに来ないんですか』に対して『逃げるでしょあんなの。むしろこっちが言いたいですよ。なにやってるんですかあなたたちは』みたいな態度とったでしょ」 モニカ「うーん、まぁそうなっちゃいますね」 DM「お兄様には『自分を見捨ててさっさと逃げちゃうやつなんですけどどうなんですか?』って聞いたら、どうぞ」 アルブレヒト「執事や護衛としての意識があまりに低い。挙げ句に主人を見捨てて逃げた。一体なんなのコイツ」 DM「レーグネンはそこまで悪い印象は持ってなかったんだけど、戦勝神の神官としては仲間というか指揮官を見捨ててさっさと逃げるやつは割と不愉快な対象なんですよ」 モニカ「ふーん……」 DM「しかも自分の身がダスティほど危なくなってもいないのに。まぁダスティも危なくなってないんだけど」 ダスティ「危なくなっていましたよ、あれは」 DM「君の主観ではね」 ダスティ「はい!?」 DM「起き上がりこぼし状態で血塗れになりながら戦っていた側とは意見の相違があると思います」 ダスティ「えー……そうですかね……」 DM「一発もらって危ないってのと、何度も昏倒しながら復帰してきた方々では命の危険に対する認識に差が出ると思うのですが、そこはどう思いますか? 被告の方」 ダスティ「被告……!。とはいっても、HPは半分を切ってましたよ」 DM「お兄様は5回昏倒しましたよ」 全員爆笑 まぁ結局の所「プレイヤーはどう思ってるか」とかの部分で「キャラを悪く見ない」のはまったくもって全然アリというか推奨なんだけど、キャラクター目線でどうだったのかはキッチリして欲しいので、そこはなぁなぁにしないでおいてねってーお話をしたのでした、と。 DMとしても「こいつは酷いことをしたんだぞ」って説明する「作業」は楽しくないんですけど、万事に於いて「プレイヤーは気にしてないからキャラも気にしてない」だと、例えばシナリオを作る上で「感情の動線」を織り込み、ある程度キャラの行動を予測・前提した話作りをすることの難易度が跳ね上がってしまうので、弾劾裁判みたいなことをはあまり楽しくないだろうけど、厳格にしないといけない場合があるんだ。 つまり一例としてはこんな。 DM「と、彼は騎士道に悖った侮辱を君にしたことになるね」 シアン「まぁでも私としてはそれも一理あるかなと思うんで、咎めはしませんね」 DM「それ駄目な現代倫理観持ち込みいぃぃぃ!!」 必ずしも「プレイヤーが納得した=キャラも納得する」とはならないことを意識するのも、ロールプレイ。完璧に分けることは現実的じゃないにせよ、「騎士道精神」「宗派の倫理観」「軍人的思考」等、「その世界の、その立場」だからこその生き様を想像する試みもまた一興なのです。 あ、もちろん「TRPG部の場合は」です。他のプレイグループでどうなるかはケース・バイ・ケース。例によって。 DM「穴底のクラウスを覗いているところからスタート」 レーグネン「このままというわけにもいくまい」 八夏「引き上げてやりましょう」 アルブレヒト「引き上げるのはいいが、もうフローティング・ディスクは消えてしまって無いぞ」 レーグネン「そうか、ではあのファルシオンは諦めるしかないか」 アルブレヒト「重いと言っても16ポンドだから無理ではないな」 満天星「レーグネンは結構ファルシオンにこだわりますね」 DM「『俺のファルシオンがー!』」 モニカ「目がFです(笑)」 レーグネン「何にせよ、先立つものは確保しないと」 満天星「そうね、大事」 イラスト:★Yuuki モニカ「……ですが、お兄様。クラウスがいてくれたからこそ、いま私たちはここにいるのですよ」 アルブレヒト「(えっ!?)……そうかぁ?」 DM「『え!?』っていう顔(笑)」 アルブレヒト「……そうかなぁ」 モニカ「そうですわよ!」 レーグネン「先日のシャドウ・デーモンのところでも闇の犬を一撃で屠ったり、先程の最期の戦いも勇敢でした」 イラスト:★Yuuki アルブレヒト「……」 マクレーレ「お兄様の彼への評価がストップ安状態に」 モニカ「スペース猫になってらっしゃる」 DM「スペース猫(笑)」 モニカ「レーグネンだって先程は彼のために祈ったではありませんか」 アルブレヒト「それは彼の務めだからな……」 モニカ「レーグネンも認めているのです。だからお兄様、ファルシオンは諦めましょう」 アルブレヒト「!?」 DM「ファルシオンにこだわっているのはレーグネンだから!(笑)」 レーグネン「では仕方ありませんね」 満天星「どんだけなの、このファルシオンとクラウスの順位って(笑)」 お兄様を弁護すると、モニカとレーグネンが「とても優しい」だけで。元々仲が良くなかったアルブレヒトとクラウスな上、前衛がさっさと逃げ出した結果、血達磨デッドリーコンボに叩き込まれた事件により、お兄様の主観上で「使えない執事」への評価をメッチャ下げてしまっても、それはそれで無理からぬ事ではあるのです(笑) そういった意味では八夏に対する件の仕打ちもお互い様っちゃーお互い様の範疇とも言えなくはありません。 でもそれで歩み寄らないままだと死んでからこうなってしまうんで、お兄様と八夏は夕日の土手で殴り合って絆パワーを深めてサティスファクションして貰いたい。 八夏「今ここで彼を引き上げても、残念ながら持っていくことは出来ません。まずは逃げた賊どもを先に討伐してから、これからのことを考えましょう。神官殿には申し訳ないのですが」 レーグネン「そうですね。一度は諦めたのです。ここに置いて先に進みましょう」 アルブレヒト「引き上げてやってもよいのだぞ?」 レーグネン「引き上げるのにも時間がかかります。後でにしましょう」 アルブレヒト「そうか、私は構わんが」 マクレーレ「お兄様、最後にいい人アピール」 全員笑い DM「『私は構わんが』」 マクレーレ「言うだけ言って、すぐ引く(笑)」 アルブレヒト「『私はレーグネンの気持ちを尊重するぞ』という、アピールだな。私自身はどうでもいいのだ」 レーグネン「そもそも最初は彼が死んだあの場所に置いていくしかないかと、諦めていたのです。その時アルブレヒト様が『フローティング・ディスクがあるぜ』って言われたので運ぶことが出来たので、それがなくなってしまったのなら、やはり置いていくしかないと。せめて祈りは捧げますが」 DM「モニカは?」 モニカ「仕方ありませんが、引き上げてあげたいですね。なるべくきちんとしたところに……」 レーグネン「モニカ様がおっしゃるのであれば、そのように」 鎧を脱いだレーグネンが穴の底に降り、ロープを使ってクラウスを引き上げる。 モニカ「手間をかけさせましたね、レーグネン」 レーグネン「いえ、モニカ様のお優しさが胸に染み入ります」 DM「なるべく埋めてあげたいんだけどね。ネズミに喰われちゃうから」 レーグネン「では祈りを捧げて……」 アルブレヒト「彼の装備品はどうする? 剥いだっけ?」 DM「装備したままだね」 レーグネン「あの広場で、もうお金は剥いであります」 DM「スーパードライ!」 戦闘時以外はリアルに時間が経過するのがTRPG部のルール。 ここでクラウス関連のやりとりに思いの外時間を割いたことが、後に意味を持つことになる。 DM「金は剥いだらしいんですけど。モニカ様、コイツ貯め込んでやがるぜ?」 モニカ「このお金に関してはクラウスを弔うため、だったかなと」 DM「これは香典としてもらっていくぜ」 レーグネン「パーティーの資金として……」 DM「クラウスいくら持ってたっけ?(キャラシートを見て計算) 銀貨1908枚あった」 満天星「モニカ様良いお方ですね」 レーグネン「そうだ、これがモニカ様なのだ!」 DM「キミらまだ会ってないよ!(笑)」 まぁ結局の所、冒険開始前からアルブレヒトとクラウスは以下な感じだったというわけですな。 クラウス「コイツ好き放題やりやがってムカつくボンボンだな」 アルブレヒト「コイツろくな仕事もしないくせに私を見る態度だけはでかいな」 お兄様も当然褒められたもんじゃないのだが、クラウスは〈交渉〉が1ランクしか無くて「下品なスラングじみた敬語(のつもり)しか使えない」上に(つまり日頃の仕事ぶりも推して知るべし)、ロールプレイ的にも再三「モニカやアルブレヒトへの仕える姿勢が感じられない」と指摘されてた上での貫きだったので、当然の不仲なのであった。 満天星「これでよくお互いに命預けられますね」 アルブレヒト「預けたらごらんの有様だよ(暗闇遁走事件)」 レーグネン「なしくずしの撤退で全体の行動指針がなかった。助ける組と逃げる組になってしまった」 DM「それは、アルブレヒトを見捨てて逃げるという明確な意図で撤退すると?」 アルブレヒト「『アルブレヒトを見捨てて逃げる』か『アルブレヒトを助けて、そして逃げる』しかないはずじゃない?」 八夏「戻っても何ができるかというのがありまして」 アルブレヒト「逃げたから前衛2人が受ける筈だった分まで残りを攻撃したんだよ!(笑)」 この問題は根深い(笑) しかし僕は「それによって生まれる感情の機微をなぁなぁにせずにロールプレイをちゃんとする」のならば、「優等生なムーヴ」だけを目指さなくてもオッケーだと思っているんで、「全力で好意的解釈をする」ばかりが「正しいプレイ」とは思ってないのでヨシ!! もちろん「全力で悪意的解釈する」はご遠慮願いたいが!! 「まぁそれなりに好意的解釈する」くらいで!! だがそれもまたケース・バイ・ケースではある。なんかそのキャラに設定された地雷を踏んで意固地になるとか、悪く取られるなんていうドラマは構わないのだ!! そんなわけでこれが「キャラ的には絶対そんなことするキャラじゃないんで、あれはプレイミスでした!! すまん!! そんなつもりじゃなかったんだ!!」ってわけではなく、遁走組も「あの時の判断はキャラがブレたわけではない」とするなら、思う存分キャラ同士は拗れて欲しい(紳士顔)。 なんにせよ、「ついテンパって腰が引けてしまった」「単純に判断ミス」とかは誰でもあることなので、それ自体は些細なことでもありまして。この問題が拗れる最大の要因は「慌てて置き去りにしてすいません」と謝罪するでもなく「撤退するって話だったのに、なに逃げずにグズグズしてるんです?」と、絶体絶命のピンチな後衛3人に言ってしまい(八夏は八夏で悲鳴をスルーしていた)、特にそのわだかまりを解消することなく今に至ってることなのですね。 生還した時点で「ここでさらに文句言って揉めても、より面倒なことになるだけだ」と「理性的な対応」をした結果、残り火は燻り続けているのだった。 上の会話だとアルブレヒトは八夏に直接文句言ってるように見えるけど、満天星が会話に混ざってる時点で「プレイヤー会話」であることが明白だったりします。なのでキャラの主観としては、未だにアルブレヒトは「お前がとっとと逃げたせいで」だし、八夏は「自分が戻っても何も出来たなかったという判断は間違ってない」って寸法に。 DM「じゃ、クラウスを弔って。『こいつ案外金持ってますぜ』って会話があって」 レーグネン「それは前に広場の方で」 DM「お金のやり取りに関しては生々しい会話をちゃんとやる必要があるなぁ」 モニカ「これは弔うお金として持っておいたほうがいいって話だった」 レーグネン「このままクラウスを置いていくにしても貴重品は持っていかないと、っていう」 DM「リソースの有効活用」 モニカ「持っていっておかないと、後でクラウスを回収できても弔いも出来ないでしょ、っていうことだったと思います」 ダスティ「麻雀放浪記の最後」 DM「パンイチに剥かれて家の前に投げ捨てられる出目徳じゃねーかよ!」 ダスティ「そうそう、『死んだら負けなんじゃー』」 マクレーレ「つまり、穴に落ちた時点ではほぼ身ぐるみ剥がれていた状態だと」 モニカ「そうですそうです」 レーグネン「貴重品は確認して」 DM「現金は全部盗られています」 マクレーレ「盗ったんじゃない。守っていてくれたんですよ」 レーグネン「預かっているんです」 マクレーレ「そう、預かって。連れて行ったということは蘇生するつもりで」 DM「その気はあった。あの時点では。今現在は……無理です」 レーグネン「状況が厳しいですね」 DM「確認するけど、装備手放して素寒貧になれば蘇生できるなら、するの?」 満天星「難しい命題が」 アルブレヒト「もし死んだのが私ならもちろんするに決まってるだろう」 マクレーレ「アルブレヒト様なら……もちろんモニカ様でも」 レーグネン「このお2人を守るのが私としても家としても、最優先なのですよ。モニカ様に関してはさらに」 アルブレヒト「言ってしまえば金があったってクラウスは蘇生しないだろう」 DM「仮に、モニカの武器も鎧も何もかも売ってクラウスを蘇生できるとしたら、蘇生する?」 モニカ「それは考えてません。私もかかる費用を理解してしますし、パーティーの現状と今後のことを色々と考えたら、いまそのお金を出して蘇生をするのは無理だな、って」 DM「死んだのがレーグネンだったら?」 モニカ「蘇生しますよ(即答)」 全員大爆笑 DM「それが聞きたかった」 マクレーレ「評価にものすごいプラスとマイナスがありますね」 モニカ「クラウスのこともプラスの評価はしていますよ。ただ優先度があって、それは『圧倒的に』レーグネンが高いので」 満天星「圧倒的!」 DM「よかったね、レーグネン。救われたね。これでいつでも体張れるね」 レーグネン「ありがとうございます」 モニカ「10年は一緒ですからね」 DM「そんなにはいないかなー?」 一緒に修行した時期はそこまでではないが、モニカ信者となってからは10年以上経ってるだろうな(笑) DM「じゃ、クラウスのことは綺麗さっぱり忘れて、奥へ行きますか!」 モニカ「忘れませんよ、ちゃんと迎えに来ますよ」 DM「そんな余裕があればいいけどね」 Don't give up justice, I want to get truth! さらば~優しき日々よ~もう~帰れない~もう~戻れない~ ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 『あいつのことは好きじゃなかったんだよ』とか言っちゃってるアルブレヒトの日頃の行いもとても褒められたものではないのはわかってるけど。 不利な戦闘のさなか、お互いの意図にずれが出ていたり、意思疎通できなかった面があったことは理解しつつも、実際の行動やその後のフォローを判断してのお兄様主観の評価であるので、ご理解いただきたい。 それからいつも言ってるけど、プレイヤー同士はとても仲良くやっている(笑) いろいろあったけど『そうかぁ?』の表情といい、スペース猫のお兄様といい、★Yuukiさんのイラストがツボすぎて色々と吹っ飛ぶ、吹っ切れる。 未来のプレイにつながる活力、いつもどうもありがとう! ・モニカ まあ……モニカはともかく、モニカにとっても、パーティにとっても本当に大事なお兄様(魔導師)の、逃げるための肉壁にすらならないのは……戦術としてはかなりよろしくないですよね。これに限っては、ちゃんと教訓にしていかないと本当に大変なことになってしまいそうだなと思います。 それにしても、アルブレヒトお兄様(のプレイヤーさん)は、本当に色々な表情をされるんですよ! ★Yuukiさんのイラストでの再現力の高さ、その場にいたレベルです……(笑) なんだかんだいって(?)魅力度の高いお方なのだなって思うのです。 ・レーグネン 宇宙アルブレヒト! 本当に嫌そうな顔もいい味出してます(笑) クラウス、フィジカル面や戦闘面で活躍している部分もあるのですがね。 ・八夏 死者蘇生の話になると胃が痛くなります(汗) 「パンイチに剥かれて家の前に投げ捨てられる」と聞くと不思議のダンジョンを思い出すなぁ(オイ お兄様の猛烈にいやっそうな顔、そして宇宙獣化。 今回も心中がよくわかる素晴らしいイラストありがとうございました。 しかし、言われてみればここ最近の仕打ちは暗闇遁走事件の件を考えると確かに……。 DMの言う通り、どっかでキャラとしてちゃんと話をつけなきゃかなぁ。 ・マクレーレ スーパー宇宙猫と宇宙猫は関係ない様です。 当時は頭の中でスーパー宇宙猫が浮かんで流していましたが。 イラスト見て『アレ?』ってなって調べたら別の物でした(笑) キャラクターの立ち位置によるあるべき動きと、プレイヤーの『キャラ愛』故の誤差は難しい問題だと感じています、特に戦闘時の極限状態では『死にたくない』と『死なせたくない』がせめぎ合って判断が難しいのかもしれません。 自分のキャラを優先したがったばかりに大事な時に他のキャラが優先される事もある。 なればこそ、『情けは人の為ならず』の言葉を胸に置いてプレイしていけたらなと思ってます。 そして今、凄い事に気づいてしまったんですが! 今後女性キャラを宇宙猫状態に持っていけば猫耳イラストが付く可能性が!? ヨシ!(これは現場猫) 本来のルールのD&Dだと「死ぬんで蘇生すると1レベルのデスペナを負う」んで、「月に一度プレイするのが精一杯」なプレイ環境だと、死への恐怖がより厳しく重く激しく辛くのしかかるのだ( ・`ω・´) いやーほんと「自分だけレベル低い」って、遊んでてかなりのストレスになるんだわ。俺はそれが「全然楽しくなかった」ので、TRPG部ではデスペナレベルダウンは存在しません。キャラが弱くなったらDMとしても面白くないしね。 ・満天星 クラウスへの評価。 とても難しい問題だと思う。 つい現代の感覚で捉えてしまうし、キャラクターの信条とプレイヤーの人間関係は別としないと、ね。 DMの言う通り敢えて悪く捉える必要はないけど、常に擁護するのもロールプレイしてないし……。 満天星としては関わっていない部分なので、同じような場面で上手く振る舞えるかは不安。 ところで、コンピューターRPGだと息を吸うように行う死体から装備・所持金を剥ぐ行為。 ロールプレイだと必然性を持たせるのが大変だ(笑) スペースお兄様、良い顔してます(笑) そしてモニカ様への不服そうな顔……文字通り何をしても絵になる男ですね! ・ダスティ 現実のように、死んだら絶対に生き返らないというわけではなく、多くのコンピュータRPGのように、簡単に生き返らせる手段があるというわけでもないので、キャラクターの死をどうするかは、難しいですね。現在、まだ緊迫した状態が続いているうえに、死体が損壊しているので、クラウスにとってはかなり厳しい状態……。 そんな中、Yuukiさんのイラストのアルブレヒトは笑いを誘ってくれます。しかも2連続! Yuukiさんありがとうございます。スペース猫なのは、モニカのセリフを受けてのことなのだろうけど、実際に描かれるとすごいインパクト! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター7 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 DM「じゃぁ進もう。ダスティいないから代わりに誰かが先頭で〈捜索〉していかないといけないんだよね。〈捜索〉は知力の判定だからお兄様が一番向いているんだけど、魔導師が先頭は論外だから、次はモニカなんだけど忠義の都合でそれも出来ない」 満天星「頑張れレーグネンだね、これは。まさに見様見真似」 DM「じゃあ、レーグネンはお進みください」 アルブレヒト「私はここだな」 満天星「後方の警戒ですか(笑)」 DM「お兄様は決して後ろを疎かにしないぞ」 レーグネン「前回からこんな感じだったのでAP切りまくってるんで……」 モニカ「確かに……(笑)」 レーグネン「では、1マスずつこのカーブの手前まで」 DM「そこで、レーグネンと護衛の八夏は反応セーヴを」 八夏「……7です」 レーグネン「15」 DM「まぁその数値の八夏はもういいとして(笑) レーグネンは前と後ろとどっちへ跳ぶ?」 モニカ「いつものだ」 レーグネン「うーん……前へ」 DM「じゃぁ落とし穴がこの範囲。八夏は穴の底に。レーグネンはとっさに向こう側へ跳んだ」 八夏「またですかー!」 満天星「それ何回目ですか(笑)」 DM「持ちネタだからね」 満天星「完全にあの頃のシアンの声で聞こえたよ」 DM「八夏は4点のダメージ」 アルブレヒト「大丈夫だ浅いぞ」 八夏「底になにか仕掛けてあるパターンじゃないでしょうね……」 DM「では八夏様……ごめんね」 八夏「え?」 満天星「大丈夫じゃないじゃん」 DM「八夏は明かりはある?」 八夏「陽光棒を持っています」 DM「シールは付いてる?」 八夏「あら……」 満天星「今回から新しいフィギュアに変わったからね」 DM「暗闇ですね」 八夏「陽光棒あっても暗闇ですか」 DM「シールが貼ってなければ明かりは無いってのが鉄の掟ですから」 アルブレヒト「前のフィギュアには確かに貼ってあるな……残念」 モニカ「あらー」 DM「その事情は私は知らない」 八夏「仕方ありませんね。前の戦闘で落としたのでしょう」 DM「とりあえず八夏からかな。イニシアチヴを振ろうか」 八夏「11です」 DM「じゃぁ攻撃しよう。大したことないですよ。……はずれ。じゃぁ八夏ね。真っ暗で何も見えません」 八夏「見えませんが、何かいます!」 DM「何かを鎧で弾いた感触が」 八夏「『すまない! 誰か明かりを!』私は転倒していますか?」 DM「そうね。反応セーヴに失敗しているから[伏せ]状態だね」 八夏「では起き上がるしかありません」 DM「機会攻撃。あ、クリティカルで3倍ダメージ。目が悪いな……たかだか22ダメージだよ」 八夏「わぉ……。半分近い」 アルブレヒト「ふむ、大丈夫だ。まだ満タンのマンテンボシと同じだ」 満天星「そんな事言われても……(笑)」 DM「では、皆イニシアチヴだ」 アルブレヒト「ふむ、私からでいいようだ。『明かりよ舞え』ダンシング・ライツを発動して、ヤカが落ちた穴の中へ飛ばす!」 DM「OK。明かりが穴の中を照らす。次は敵だね。……ひゃ! また出目が20だぜ!!」 モニカ「ちょっと~」 満天星「私は八夏様にお会いできるのでしょうか……」 DM「クリティカルはしなかった。[伏せ]たままならクリティカルだったよ。良かったね。ダメージは13」 八夏「痛いですね」 アルブレヒト「さっきのクリティカル3倍はだいぶ低めだったかな。助かった」 DM「モニカと八夏とレーグネンは意志セーヴを」 レーグネン「(コロコロ)うわぁー、やばいなぁ」 満天星「それはレーグネンの叫びなの?(笑)」 八夏「15」 モニカ「23ですね」 レーグネン「……」 アルブレヒト「レーグネンの出目が4だからなぁ。APで足しても辛い。使うなら振り直し……か?」 レーグネン「……」 DM「セーヴ落としたでいい?」 レーグネン「……10」 DM「レーグネン。奥へ逃げてください」 モニカ「恐怖だー」 DM「そして彼は曲がり角の向こうへ消えた(笑)」 八夏「私の番ですね。明かりで見えるようになってますよね。何奴!」 DM「八夏の目の前にいるのは、さっき戦ったやつだね」 八夏「ヌッペリボー! 槍で攻撃します!」 DM「槍だと間合いが近過ぎる」 八夏「5フィートステップできる空間はありますでしょうか」 DM「穴が2マス×2マスだから絶対に5フィート空けることは出来ない」 八夏「無理かー。『さっきのやつがいるー!』」 モニカ「敵は何匹いますか?」 八夏「『眼の前に1匹。あとはわかりませぬ!』大身槍を左手で保持して、脇差を抜きます。攻撃は15」 DM「当たり」 八夏「お、8点ダメージ」 DM「はい。喰らいました。次の方」 モニカ「モニカから穴の中のヤカは見えます?」 DM「見えるよ。インファイトでやりあっている」 モニカ「だいぶ減ってますから、キュアを」 DM「届かないね」 モニカ「そっか、接触呪文だから」 DM「落ちれば(笑)」 モニカ「じゃぁ落ちます。ダメージ有りますか」 DM「自主的に落ちるぶんにはないね」 モニカ「穴の底はどのマスが空いています?」 DM「手前側のマスは塞がっているから、奥へ降りるには〈跳躍〉の判定が必要だね」 モニカ「〈跳躍〉で……13です」 DM「じゃぁ、うまく降りたよ。でも敵の機会攻撃ね。はずれ」 モニカ「ヤカにキュア・ライト・ウーンズで、15点回復します。」 DM「前の戦闘から日が空いたことによる弊害ですね」 モニカ「あ(笑)」 満天星「信仰呪文使うとまずいとか?」 DM「いや大丈夫、なんにも困らないです」 アルブレヒト「私のターン。気づけば周りに誰もいなくなって一人で立ってる(笑) 移動して終わりだな。こいつの特性なんだっけか……」 DM「プレイヤー知識が薄れる弊害が(笑) じゃあこっちの攻撃か。当たらないよなー。あ、八夏に当たって5点。次がレーグネンの手番で『ひゃぁ! 怖い! 助けて!』という声が聞こえる。八夏の番」 八夏「『ええい、鬱陶しい!』脇差で斬る。当たりですね。お、8ダメージ」 DM「また8か。効いてるね。後少しで倒せそう。はい次モニカ」 マクレーレ「こういう状態異常ってダイスで回復するのではなくて、回復してあげないと復帰できない感じです?」 DM「ものによる。ほんとにいろいろ」 永続なのもあれば時間経過もある。数ターンで終わるのもあるし、数時間とかもある。最も一般的なのは数ターン。短いやつだと1ターン固定なんかもある。 モニカ「ハルバードで攻撃します。……あ」 DM「ふぁんぼー。敵の攻撃」 アルブレヒト「私はこれ以上近づくと恐怖もらうからな……遅らせて様子を見よう」 DM「敵の攻撃は、はずれー。そして傷が塞がっていく」 八夏「むぅ。『くたばれ!』当たって……6点」 DM「死にましたー」 アルブレヒト「終わったか!」 モニカ「終わりました」 レーグネン「1人問題を抱えているけどね」 モニカ「お兄様、レーグネンを助けに行きましょう」 アルブレヒト「ああ。だがまずはお前たちを引き上げなくては。ロープはあるが支えに難があるな」 モニカ「もし自力で登るとすると目標は幾つくらいです?」 DM「〈登攀〉で15かな。上からロープを垂らせば5とか」 八夏「私はロープ無しは20でも振らないと無理そうですね……。そうだ、モニカ殿。私を踏み台にして先に登ってください」 モニカ「出来ますか?」 八夏「援護の扱いになりますか?」 DM「というか、肩車をすれば出られるんじゃないかな」 モニカ「持ち上がりますか?」 DM「八夏は150キロくらいは頭上まで持ち上げられるからね。持つだけでいいなら300キロでも」 八夏「ではモニカ殿を向こう側の通路に押し上げます」 モニカ「『ヤカ様、すいません』穴から上がります。上からヤカ様を引っ張り上げられますか?」 DM「モニカが引っ張り上げるなら、八夏も上がっていいよ。」 八夏「ありがとうございます。アルブレヒト殿はどうされますか?」 DM「何も出来ずに見守っていらっしゃる」 モニカ「お兄様も穴の底に降りていただければ、こちらから引き上げます」 アルブレヒト「仕方ないか」 DM「ズブズブの悪魔の死体が転がる穴の底へ」 アルブレヒト「いや、飛び越えるか」 全員笑い DM「失敗して顔からぐちょっと……」 アルブレヒト「無理は良くないな。自分で降りれば足元だけだ……。ではモニカ、引き上げを頼む」 八夏「モニカ殿、すいませんが回復を。あいや、自分でレッサー・ヴィゴーのポーションを飲んでおこう」 アルブレヒト「そこは素直にワンドで節約したほうが……」 満天星「それがさっき話題になったレッサー・ヴィゴーのポーション」 マクレーレ「持ってたのかー!」 DM「いっぱい持ってるよみんな」 モニカ「めっちゃ持ってますよ」 満天星「そんなに持ってるの」 アルブレヒト「60本以上」 満天星「60って」 マクレーレ「知らなかったですしね」 DM「爆薬かと思ったんだけどね」 満天星「それだったんですね」 DM「あれは本当に……バカだなぁ」 モニカ「なんで開けたんですかね」 DM「バカだねぇ。バカは最強だね。無敵の人だよ」 モニカ「私たちにはなにも無いですからね」 レーグネン「家も無い。国も無い……!」 全員笑い モニカ「お兄様、ヤカ様。レーグネンを助けに参りましょう」 八夏「では私が先頭ですね。モニカ殿」 DM「では……。レーグネン、お前が輝く時が来たよ」 レーグネン「こわーい(笑)」 DM「場面はレーグネンに」 Don't give up justice, I want to get truth! 一方その頃(例のBGM) ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト また落とし穴か! 落とし穴が存在する以上、絶対に落ちずにはいられない。 これがTRPG部の鉄の掟。 ……ごめん、嘘。何故か毎回毎回、ご丁寧に落っこちてるだけ。 ファッキン落とし穴! でも落とし穴のマスを踏み抜いても、反応セーヴ次第では落ちずに済む。 普通に考えれば板金鎧の神官なんて、踏み出したら最後絶対落ちるでしょ。 そういうルールなんだってこともあるけど、すごい温情措置なんだ。 今回は盗賊役不在なんで落ちるのも、まぁ仕方ない。 盗賊がいないなんて、シナリオ作成時にはDMも予想のしようもない(笑) 落とし穴には落ちる、という運命の強制力すら感じる。 レーグネンはせめて前じゃなく後ろに避けてればね……。 『実は落ちてたほうが良かったんじゃね……?』という現状。 『拾ったポーションじゃなくて、自前のワンド使ったほうが良くね?』とかアルブレヒトが言い出してるのは、プレイの合間で中の人が『やっぱこのポーションを我が物顔で使いまくるのはまずいんじゃ……?』と我に返ったせい。 今更アルブレヒトが良識派をきどるなんて笑止千万な(笑) ・モニカ レーグネンには苦労をかけますね……。 八夏の持ちネタ、落とし穴にドハマリは安定感すら感じるほどで、状況はマズいもののにっこりしてしまいますね……! ここでモニカが、レーグネンよりも八夏のヘルプを優先したのはお兄様の安全もそうなのですが、レーグネンへの信頼故ですね。 とはいえ、レーグネンの逃走より八夏を優先したのは吉と出るか凶とでるか……。一方その頃、怖い言葉だ。 ・レーグネン ・八夏 持ちネタとは認めたくないけど、運命が許してくれない(笑) そんなわけで、仄暗い穴の底からヌッペリボーと一緒にお送りしました(オイ) レーグネンには悪いですが、この状況で私もセーヴ落としていたらと思うと怖いので、うまくいってよかった(汗) さぁ、次回はレーグネンのお当番回ですが、例のイラストがないから多分大丈夫……なはず! ・マクレーレ さて、今回はメインパーティー視点! 〈捜索〉員不在の恐怖からスタートの様です。 戦闘シーンへのコメントはさておき、落とし穴からの脱出方法凄くないですか? 最初は〈登攀〉とか考えてたのに、肩車と『ファイト! 一発!』で突破したの軽く感動しました。 簡単に説明すると、〈登攀〉はロープ垂らして難易度下げたとしても、システム的な解決だと思うんですけど、肩車やリポDはロール的な解決に見えたんですよ! いや、もしかしたらD&Dには肩車ルール等もあるのかもしれないんですが、それにしたってTRPGスゲェってなったシーンなんですよ! 伝われこの思い! あ、最後に『無敵部隊』はヴィゴーのポーションを沢山持ってたようなので、キュアのポーションを買ったのは結果オーライだったかなと思ってます。 『ヴィゴーがダブってしまった』ってなっても悪くないけど、取れる選択肢は広い方が良いってのが俺のボドゲからの考えです。 ・満天星 八夏の落とし穴芸……もはやベテランの域(笑) でも厄介なのも事実。 いつも何とかならないか? と落とし穴対策を考えるけど、それが既に罠を設置した側の術中に嵌っているとは、何とも悔しい! というか、満天星は八夏に再会できるのでしょうか。 レッサー・ヴィゴーのポーション60本! これだけあればエナジードリンク感覚で飲めますね(笑) ・ダスティ 前回からさんざん苦しめられている落とし穴には八夏が、そしてこれまで何度も苦しめられている状態異常にはレーグネンがくらってしまい、さらにパーティーが分断されてしまった……。今回も、じわじわくるなぁ。落とし穴はダスティがいれば、回避できていたのかも? と思うと申し訳ない。しかし、思っていた以上にダンジョンが広い。ここまでは一本道だから良いけど、分岐があったら合流するのに苦労しそう……。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター8 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 DM「通路の先はこうなっている。レーグネンがここまで逃げてきたところで……背後にこれが(モンスターのフィギュアを置く)」 八夏「追ってきた?」 DM「いや。じゃ、やるぞ。レーグネンの剣が火を吹くがいい」 レーグネン「相手が人じゃねぇ(笑)」 DM「じゃあイニシアチヴだ。こいつの不意打ちラウンドは君の背後への空間転移だった」 写真だとわかりづらいですが、岩がアーチ状になっていて下は通り抜けています。 レーグネン「まだ恐怖にかられてます?」 DM「ちょうど治った。はっ、と振り向くと禍々しい敵の姿が!」 レーグネン「うわ。イニシアチヴは……5」 DM「4振って後手かと思ったけど、こちらからだ。こいつイニシアチヴ修正値が6もあるわ。では攻撃は……レーグネンの装甲に弾かれた。だが、まだ2回目がある。うん、出目が5と6では当たらんな」 レーグネン「なにやつ!」 敵「クックック。どうやらテメェは孤立しちまったようだな。この腰抜けが」 レーグネン「くっ。こいつはここから攻撃を?」 DM「1マス離れている。武器がグレイヴなので間合いが長い」 レーグネン「しかもここ足場が微妙で5フィートステップができないんじゃ……」 DM「そのとおりだ!」 レーグネン「つらい。では撤退アクションでここまで離れる。『おまえ、人ではないな!』……人ではないな、と聞くのか? 明らかに人じゃないが(笑)」 DM「そうねぇ(笑)」 レーグネン「移動中に武器を抜いてます。知識判定はできますか?」 プレイ中は気付いてなかった&大勢に影響は無いんだけど、撤退アクション中に武器は抜けません(笑) DM「〈知識:宗教〉で判定どうぞ」 レーグネン「〈知識:宗教〉で19」 DM「お。レッサー・デヴィルの一柱。ビアデッド・デヴィルだ」 満天星「ヒゲ?」 DM「イエス。髭悪魔。赤き森キャンペーンでアストリッドが散々血だるまにされたことに定評のある敵だ」 レーグネン「ビアデッド・デヴィルだな! ……そりゃあ、人じゃないな」 DM「レッサー・デヴィルなんで、脅威度はたかだか5です」 レーグネン「5。私のレベルも5」 全員笑い DM「こいつの髭の攻撃を食らうと病気になることを知っている。悪魔なので当然、呪文抵抗やダメージ減少などの能力を持ちます」 満天星「脅威度5とタイマン。大丈夫? レーグネンは輝けるのかな?」 レーグネン「悪魔め。なんて禍々しい」 モニカ「レーグネンの声は聞こえます?」 DM「そうねぇ。今君たちのほうは戦闘を終えて、ロープを使おうかとか、どう登ろうかとか思案しているところだね。そのあたりの相談と移動で使う時間を考えると、ここにつくまで後7ラウンド」 到達ターン数を教えるのは大サービスである。 いつ来るかもわからない、そもそも来ないかも知れない仲間を待ちながら孤軍奮闘するのと、明確に増援の到着時間がわかっているのでは、戦い方が必然的に変わってくるのだから。……いや変わって欲しいのだから!! つまりそれだけレーグネンのピンチ!!! 八夏「罠の対処の相談に使った時間はカウントされるってやつですね」 DM「そう。レーグネン頑張ってね」 レーグネン「フリーアクションで剣を非致傷から致傷モードに切り替えて終了」 DM「ではデヴィルは距離を詰める。よし地の利を得たぞ。高台からの攻撃でボーナスを得る。なにせこっちはほぼ全裸だから段差も苦にならない」 アルブレヒト「ヒゲ全裸か。事案だな」 DM「Devil髭悪魔ismの攻撃は23まで命中で7点ダメージ」 レーグネン「ではこちらのターンで……えーと」 DM「レーグネンは追加で2ダメージ。レーグネンの傷からの出血が止まらない!」 レーグネン「血が止まらない! 流血~。5フィートステップ、《信仰の活力》の発動で10点の一時HPを得て、移動力も10フィート増えます。ディヴァイン……?」 アルブレヒト「《ディヴァイン・ヴィゴー》!」 満天星「ヴィゴーって凄いんだか凄くないんだか」 アルブレヒト「英語名がこうなんだよ」 満天星「へぇ、そうなんですか」 DM「ヴィゴーが活力って意味なんだよね。……そういえば、こいつのグレイヴを売ろうとしたバカが昔いたんだよね」 満天星「金になるなら悪魔の武器だって売る……!」 レーグネン「手番終了です」 DM「では、1歩詰めてグレイヴで攻撃。高所ボーナスはなくなったけど、当たり。10点」 レーグネン「くっなんて攻撃力だ!」 アルブレヒト「いやまぁ普通だろう」 レーグネン「流血のダメージは?」 DM「君の手番が来たところで発生だ。4点」 レーグネン「うぉお!」 アルブレヒト「傷が2つになったからダメージも2回分か!」 レーグネン「くっ。5フィートステップで下がって、キュア・モデレット・ウーンズを」 満天星「防戦一方だー」 DM「術者レベル判定をして」 レーグネン「出目で17だしたから大丈夫! レベル足して22。回復は16点」 DM「よし。そうかそうか。今回は間合いを詰めて隣接しよう。髭で攻撃」 モニカ「髭で!?」 DM「違うな。爪の攻撃だ。当たらないな」 レーグネン「隣接されたので攻撃に転じます。《攻防一体》は……敵のACもわからないし、普通に攻撃して……あ、微妙な出目っていう。16まで当たり」 DM「じゃぁ当たらない」 マクレーレ「今《攻防一体》という単語が聞こえましたが」 DM「君は使えないので関係ない。出てくる特技全部覚えようとすると死んじゃうよ(笑)」 マクレーレ「はい」 DM「あ、でも知ってれば今後マクレーレもアドバイスができるかもしれないな。誰か教えてあげておいてください」 このゲームの2大コンバットオプション、それが「命中率を追加ダメージに変換する」特技《強打》と、「命中率をACに変換する」特技《攻防一体》だーっ!! D&Dには様々な戦闘用特技が存在するが、これは基本にして奥義。《強打》は「あらゆる命中率を高める要素は、全て《強打》によって追加ダメージに変換する為の前振りに過ぎない」と言っても過言ではなく、攻撃力を試算する場合、命中に+1は、追加ダメージ+1に等しい扱いなのだ。つまり「命中だけ上がる呪文やエンチャント」の多くは「そのまま追加ダメージになる(無論、上がった命中率は減るが)」ことを意味し、ゲームデザインとしても「命中率を追加ダメージに変換することで与ダメージ上げていく仕組み」となっている。今はまだそう実感が出ない段階だが、次第に「通常攻撃は当たって当然。問題はどこまで《強打》して効率良くダメージを与えるかだ」って方向にシフトしていくことになる。 例えばデフォルトだとロングソードで1D8+3程度のダメージなキャラが5点分の《強打》を行うことで1D8+8となり、ダメージが1.5倍になるって寸法。 アタッカーという仕事をこなす意図がある場合、中レベル帯以降は必須となる特技なのだよ( ・`ω・´) もちろん《強打》を上回るダメージ能力の特技や能力も色々と存在するが、「使用回数無制限」を前提とした場合、原則として《強打》のコスパを上回らないようにする、という不文律が存在する。一部のRPGで「ノーコストで使える技が強過ぎて、リソースを消費する攻撃呪文が日陰」なんて状態が存在するが、こっちではそうはならないのだ。 一方で《攻防一体》も「普通なら敵の攻撃は当たって当然。ライフで受ける!!」となっていくところに、自分の攻撃を捨てて牽制攻撃することで外す余地を作り、特に《強打》なんてしようものならまともに当たらないようにする、という相克関係に持ち込むことが可能になる。 当然こちらはタンクの必須特技。特に専業タンクが大して高くない攻撃力を諦めてフルディフェンスにぶっ込むと、全盛期のシアン(AC30オーバー)みたいなことになり、「それに当てられるような強さの敵を出すと、タンク以外が紙装甲過ぎて簡単に死んじゃうから出せない」という都合によって「ボスの攻撃すら殆ど当たらない要塞」と化すことも珍しくない。 なお、「攻撃を捨てた専業タンク」は敵から「あ、こいつ放置してても大丈夫だ」と思われる諸刃の剣なので、ヘイトコントロール的な手段も持たずにフルディフェンスしても意味が無い場合が多いのも、ゲームバランスの妙味。結局最低でも《強打》くらいは持ってある程度のダメージ能力を確保しておかないと、「前線で迂回されるトーチカ」となる。 受け身に回ることを想定しないフルアタッカーなら《攻防一体》を取らない余地もあるが、どうしても受けに回らないといけない状況を強いられた場合、マジで一瞬でHPが溶けることになる覚悟が必要。 あとD&Dはレベルが上がり段々と攻撃回数が増えることで「基礎的な攻撃力の上昇」を表現しており(1発の攻撃力はそんな増えない)、フルの命中率で攻撃できるのは最初の1回のみ。2発目は-5、3発目は-10とスゲーペナルティが乗っていくことになる。なので「1発目喰らうのはもうしょうがないね。問題は2発目以降をどうするかだね」に認識をシフトしないと「毎回の様に攻撃を喰らう」ことに、抱えんでもいいストレスを抱えることになるかも知れない(笑) このパーティーでは八夏やマクレーレがレベル6になれば2回攻撃可能になるので、その時また改めて説明することになるんじゃないかな!! 来年あたりに!! お兄様からレクチャーを受けるマクレーレを横目に、レーグネンの死闘は続く。 DM「ビアデッド・デヴィルの2回攻撃。1回当たりで……弱いな、3ダメージ」 レーグネン「レーグネンターン!」 モニカ「がんばれ!」 レーグネン「何ラウンド経ったかな。わからなくなった」 八夏「後3ターンです」 DM「レーグネンが奥へ移動しているから、1ラウンド分遠くなっているよ」 レーグネン「仕方ない。みんな赦して」 モニカ「そんな、ぜんぜんいいです」 仲間のいるであろう方向に逃げれば逃げるだけ合流タイミングが前倒しになるわけで、実は物凄く生死を分けている行動だったりします。というか事実分けてました(笑) が、「多少の被弾は許容して強行突破」って決断は、それはそれで中々の強敵でもある。段差への苦手意識とかもあるだろうしな! レーグネン「攻撃は、ダメ。全然当たらない」 DM「こっちは爪でAC20まで。ちょうど当たりだ。レーグネンに6ダメージ。2撃目も当たって3ダメージ。そして、髭が飛んでくる。7ダメージ」 レーグネン「わぁ……。流血?」 DM「グレイヴの攻撃じゃないので無いよ」 モニカ「ジリジリと」 レーグネン「こっちのターン。そういえばさっきの髭はセーヴとかは?」 DM「今は振らなくていいです」 レーグネン「《攻防一体》で命中-2での攻撃は……はずれ」 DM「5フィートステップで間合いを開けて、グレイヴで攻撃しよう。20まで命中だ。あ、《攻防一体》してるから当たらないか?」 レーグネン「ACは22に上がってます」 DM「《攻防一体》してなかったら死んでいた(笑)」 レーグネン「危ねぇー!」 一同『おぉー』 モニカ「よかったー」 DM「レーグネンのターンだ。流血で2ダメージ」 レーグネン「距離をとったなら……5フィートステップで退がろう」 DM「そっちは足元に水溜りがあるマスだから、5フィートステップでは入れない」 レーグネン「ならば攻める! 5フィートステップで間合いを詰めて、《攻防一体》で命中2下げて攻撃」 DM「攻めてない!(笑)」 全員笑い モニカ「大丈夫、大事な戦略ですよ」 DM「駄目な行動とは言ってないが、攻めてはいねぇよ(笑)」 マクレーレ「防御は最大の攻撃、かもしれない」 満天星「じゃぁ更に防御増やしちゃう? え、そうじゃない?」 DM「個人的には中途半端な《攻防一体》よりも、その方がいいと思う。どうせレーグネンはまだ1発も当ててないから、もう倒すのは諦めて(笑)」 レーグネン「《攻防一体》-4で攻撃」 アルブレヒト「レーグネンの基本攻撃ボーナスだと3が上限だ」 レーグネン「では-3で攻撃……出目がお話になりません」 アルブレヒト「つまり普通に攻撃していても外れだった。正解だ」 DM「ACは23ね。……クリティカルのチャンス」 モニカ「ダイス皿替えましょう。おまじないです」 DM「クリティカル・ロールは24まで命中。クリティカル」 レーグネン「……はい」 モニカ「AP! AP!」 レーグネン「そっかギリの当たりならAPを切れる。よろしくおねがいします!」 DM「あー、俺が具体的な命中値教えちゃったからいけないんだなー。次からは僕は教えないよー(棒読み)」 全員笑い ちなみにそもそもAPは「命中ロールへの干渉」は可能なれど、「クリティカル・ロールへの干渉」には使えない。が、これ完全に致命傷なんでそれをスルーしているのも神の慈悲です(笑) DM「じゃぁ、普通の命中で6ダメージ」 満天星「一瞬レーグネンの頭を死がよぎったが『死ねん!』と」 モニカ「天啓ですね」 DM「レーグネンのターンで流血4ダメージ。モニカたちはレーグネンが激しく戦っている様を視界に捉えた」 八夏「次のレーグネンのターンが終わったら到着のはずです」 レーグネン「もう一度《攻防一体》-3で攻撃」 DM「及び腰ではせっかくの魔剣が何のダメージも与えないのぅ」 レーグネン「悲しいなぁ……あー、駄目だ。当たらない」 悪魔「これで終わりだ! 神の使いっぱしりよぉ!」 イラスト:★Yuuki Don't give up justice, I want to get truth! 戦勝神の加護がレーグネンを救うと信じて……! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト まだ終わってない、終わってないよ! 戦勝神とDMと読者の加護がレーグネンを救うよ! 皆で叫ぶんだ『頑張れレーグネン!』と いつもDMとのコンビでイラストありがとう。 それにしても、この章もイラストのネタが絶好調すぎない?(笑) しかしレーグネンが奥へ走っていった後、彼を追いかけるのに手間取ってしまった。 穴の底は大した脅威じゃなかったので、誰かがすぐに追えば良かったかもしれない。 危機感をしっかり持たないと。 ガッツリ解説の《強打》と《攻防一体》はこのゲームの根幹。 《強打》のダメージ上昇は両手武器だと命中1でダメージ2点になるので尚更。 この解説は他の卓含めた全メンバーにしっかり読んでもらおう。 ・モニカ ・レーグネン ま、禍々しい! ダイスにも嫌われつつじり貧と言えるかも怪しいくらい厳しい(笑) ソードマスターレーグネン完! パロディですけど、イラストのように果敢に行きたいですねえ。温情にも助けられつつ即打ち切りエンドは避けられました。 ・八夏 近接職をやる時は《強打》と《攻防一体》にはいつもお世話になってます。 どれくらい命中下げるかの見極めはきちんと出来るようになりたい。 それはそれとして、早く連続攻撃できるようになりたいなぁ(オイ) 髭悪魔の襲来、治らない傷……レーグネン、ピンチ! そして死亡フラグどころかキャンペーン自体が終わりそうなイラストが!? 当然だけど、もうちょっとだけ続くんじゃよ! 運命を捻じ曲げるため、飛べレーグネン! ・マクレーレ ソードマスターレーグネンなら聖なる石がなくても髭悪魔を倒せるはず! レーグネンの勇気が世界を救うと信じて! 懐かしいイラストで思い返すに当時の月ジャンでは『黒いラブレター』が好きでした。 『わたるがぴゅん』や『風飛び一斗』も面白かったなぁ……。 閑話休題(それはさておき) コンバットオプションのお時間です。 コンバットとは闘争を意味し、オプションは追加の選択肢を意味する。 既に解説がありましたが。 《強打》と《攻防一体》は近接戦闘用です。 遠距離攻撃で《強打》が発動しないのはFFTの経験者からすると『銃にチャージは無意味だぜ!』って奴ですね! まぁ、あっちのチャージは『弓使い』のアビリティなんですが!(笑) 《攻防一体》は機会攻撃を誘発する距離で牽制射撃なんてとてもとても……。 『弓に矢をつがえずに棍棒として使えばいける!』と、考えたそこの貴方! 弓が壊れないように気を付けながらの牽制程度では相手も意に介さないのです。 『もうこれで(弓が)終わってもいい、だからありったけ(の牽制)を!』だったら可能性が!? でも牽制にメインウェポンを犠牲にするのは収支が合いませんし、マクレーレは使っている弓に思い入れがあるのでやる事はないでしょうね(笑) ・満天星 ビアードパパならぬビアデッド・デヴィル。 髭で攻撃とか、流血するグレイヴとか、なんて悪魔的! シュークリームと違って甘くはない(当たり前)。 レーグネン、ナイス攻防一体! 攻撃を外すリスクもあれば、ダメージを受けるリスクもある。 ギャンブルでどれだけ突っ込めるか、その資質を問われそうな印象があります。 という訳でバランスが難しいけど、今回は素晴らしい配分。 と思いきや、頑張れレーグネン! ・ダスティ レーグネン孤軍奮闘! 敵とのタイマンバトルはロマンがあるけど、この状況はかなり厳しい。仲間が駆けつけるまで、耐えられるかどうかという戦いになっているので、これでいつ仲間が来るのか全然わかっていないと、確かにくじけてしまいそう……。 しかしビアデッド・デヴィルの髭! イラストでもフィギュアでも、髭だけ髪やほかの体の部分と色が違うし太いし、髭というより触手のよう。特徴的でヤバそうってのはよくわかるけど。Yuukiさんのイラストでも元ネタの絵から、しっかり髭が足されている。けど……いやいやいや「ご愛読ありがとうございました!」じゃないから。まだ続くから。がんばレーグネン! |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター9 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 八夏「レーグネンが終わったところで、規定のターンになりました」 DM「じゃぁ、ここ。最初にレーグネンが攻撃されたところに八夏が到着ね」 八夏「レーグネン、無事ですか!?」 DM「イニシアチヴ振って」 アルブレヒト「はい……全員振ったよ。アルブレヒトが21、モニカが20、八夏が18だ」 DM「なんかみんなクソ早いな。じゃアルブレヒト」 アルブレヒト「じゃぁ知識判定から」 DM「まだ見えてない。八夏だけ」 アルブレヒト「確かにそうだ。じゃぁまずここまで移動しよう」 DM「このね、既に敵のフィギュアがプレイヤーには見えてしまってるから、キャラが安全圏を正確に把握して無造作に移動するのって、嫌なんだよね。普通は魔導師が先陣切って突入しないんじゃないの、と」 全員笑い アルブレヒト「そう……じゃぁ戻すね」 DM「いや別にいいです。アルブレヒトはいつもそうするって言うならそれでいいのです。ロールプレイに任せます」 アルブレヒト「うーん……。じゃぁ変えていい?」 全員笑い アルブレヒト「ここは2人に先に行ってもらおう。敵がまだ見えていないなら、アルブレヒトは後ろからついていくのが筋だ」 モニカ「じゃぁ何もわかんないのでこのまま普通に行きますよ」 DM「見えたところで〈知識:宗教〉振っていいよ」 モニカ「19です」 DM「レーグネンと同じだね。知ってることも同じです」 モニカ「ビアデッド・デヴィルがいます! 髭での攻撃に気を付けてください!」 満天星「髭とかちょっと何言ってるかわかんないね(笑)」 モニカ「ではここまで来て、あと一歩が怖えぇ。でも行かないと。行きます!」 DM「じゃ、機会攻撃だ!」 モニカ「やっぱりー」 DM「はずれ」 八夏「私の番ですね。段差がちょっと厄介ですね。ここまで移動で終わり」 アルブレヒト「じゃぁ私の番。ビアデッド・デヴィルの知識判定は……なんてことだ13」 DM「『何ソイツ? 何も知らんぞ』」 アルブレヒト「くっ、わからん……。そうだ直接見ればわかるかもしれん……移動!」 DM「見えた」 アルブレヒト「やっぱり知らねー!!」 全員笑い アルブレヒト「移動だけで終わり」 DM「敵のターン。んー挟み撃ちにされちゃったからねー」 アルブレヒト「作戦通りだ!(適当)」 DM「じゃぁ防御的発動。疑似呪文能力だから〈精神集中〉の難易度が低いんだ。……成功するね」 疑似呪文能力というのは「特殊能力なんだけど、呪文に例えたらこの呪文と同じ様な効果だよ」ってやつ。「雷のブレスを吐く」って能力持ちも当然居るんだけど、「疑似呪文能力でライトニングボルトを使う」って場合もあり、ケース・バイ・ケース。同じ様な効果だった場合、呪文抵抗能力によって阻害される余地がある分、後者の方が弱いってな感じで差別化がされている。 んでまぁ実際に呪文を使うわけではないので詠唱を必要とせず、敵の間合いで発動する際の隙きが低目です。ただなんらかの予備動作があるものとはしているので、〈精神集中〉判定が不要とまではいかない。 有名な疑似呪文能力は聖騎士の「ディテクト・イーヴィル」かな。呪文を唱えずに悪を感知できるんだぜ。 ちなみに呪文によっては逆に「モンスターの特殊能力をエミュレートするために開発された呪文」も存在する……というか、呪文なんて大概そんなもんだろう。「空を飛ぶ」「炎を浴びせる」「石にする」ナドナド。「アイ・オヴ・ザ・ビホルダー」なんて呪文もあるし、今戦ってる髭悪魔の力を部分的に付与する「インヴェスティチャー・オヴ・ザ・ビアデッド・デヴィル」という、悪の術者が「力が欲しいか?」とか言いながらかけてくれそうな呪文もあるよ。 アルブレヒト「あ」 八夏「ぉお!?」 DM「ヴォン。アルブレヒトの背後に瞬間移動した」 アルブレヒト以外爆笑 モニカ「ちょっとー!」 マクレーレ「登場シーンでもやってましたね」 八夏「私たち見てませんからね」 アルブレヒト「知らなかったんだよ!」 多分知らないフリじゃなくて忘れてただけだが、優しいので触れないでおこう。 知った上でのプレイされたほうが困るしな!! DM「そうね(笑) じゃ、レーグネンのターン。出血で4ダメージ」 レーグネン「痛いな。だがこれでもう傷は塞がるはず」 アルブレヒト「そうだったか?」 満天星「自分をキュアで癒せるからって意味です?」 レーグネン「いえ。前回がそうでしたから」 アルブレヒト「前回は自分にキュアをかけたからじゃないかなぁ」 レーグネン「あ! キュアしたからか!」 満天星「あ、そういう意味じゃなくだった」 全員笑い マクレーレ「自然治癒は無いと?」 満天星「こんな悪魔の傷、自然には治らないんじゃないかな」 レーグネン「そうか、だから術者レベル判定が必要だったのか。なるほど」 DM「うはは……『あっ、察し』」 アルブレヒト「こいつ今能力は何を使ったかな?」 DM「〈呪文学〉で判定していいよ。26でわかる」 全員「ダメです」 DM「髭が揺らいだと思ったら、消えた。また現れた!」 レーグネン「『くっ、見失った。この流血がまずい……』すいません。自分にキュア・シリアス・ウーンズをかけます」 DM「いい呪文持ってんじゃねーか」 レーグネン「これが最後です。術者レベルは……13」 DM「*おおっと*」 レーグネン「ぎゃあぁー」 DM「かかったと思ったが、禍々しいオーラにかき消されるように君の治癒の力は霧散した」 レーグネン「モニカ様、血が止まらないのです……」 全員笑い 満天星「レーグネンがなにか訴えてきています」 アルブレヒト「イシャはどこだ」 モニカ「移動して『レーグネン、傷を見せてください。……ひどい』キュア・シリアス・ウーンズで術者レベル判定ですね。22です」 DM「呪文は成功だね」 モニカ「回復は3D8……。え、ダイス3つ……。(コロコロ)4。(コロコロ)2。(コロコロ)4」 DM「8面ダイスを3つ用意しよう」 頻繁に同じサイコロをたくさん使う場合、複数持ってるとエレガント。 もちろん幾らでも貸すけどね(笑) 魔導師はファイアボールの最大ダメージであるD6を10個持つのが嗜み(なのか モニカ「えぇ!? 21点の回復」 レーグネン「ありがとうございます。さすがモニカ様だ!」 満天星「俺に出来ないことを……」 レーグネン「俺に出来ないことを平然とやってのける!」 八夏「では私が。『やつめ、どこへ行ったのだ!』」 DM「いるよ、背後に」 八夏「あ、います?」 DM「いる」 全員笑い 八夏「では、段差を乗り越えて移動して……お兄様のとなりまで。『おのれ、悪魔め、そこ!』」 DM「お兄様の向こうの敵を大身槍で攻撃するなら遮蔽で-4ね」 八夏「なるほど。では!」 アルブレヒト「八夏、武器、武器を!」 八夏「あーっ、しまった。不覚!」 DM「おっと、君の武器カードの配置が脇差装備だ」 八夏「右手の脇差を捨てて、左で持っていた大身槍を構えます!」 DM「その構え直しでアクションを使い切ってしまう」 アルブレヒト「そうか先に気付ければ、移動しながら構えられたかー」 DM「そうだねー。次はお兄様のターンか」 アルブレヒト「狙いはこっちか!」 DM「これだいぶヤバいですよ。スライドの呪文で逃げられないし。髭悪魔危機一髪。いやお兄様危機一髪」 満天星「地形の高低差がね」 DM「あぁ兄髭危機一髪どうする?」 アルブレヒト「撤退アクションで前へ逃げる……!」 DM「じゃぁ2歩目で機会攻撃」 アルブレヒト「駄目だったか! 呪文の副作用で動けない……動くんじゃない! と念じてみたのだが」 DM「ディメンジョン・ドアだと思ったのね、なるほど(笑)」 レーグネン「高度な読み合いの上での……」 アルブレヒト「〈呪文学〉での見極めがつかなかったので、ディメンジョン・ドアの可能性に賭けたんだが、どうやらグレーター・テレポートの類だったようだ」 最も基本的な転移呪文であるディメンジョン・ドアには召喚酔いが存在していることを織り込んだお兄様の知的ムーヴ。 DM「では、こいつの隠された力を見せてやる」 一同『なんだってー』 DM「足払いだ!」 アルブレヒト「ヒゲが私の足に絡みつく!」 満天星「ヒゲ払いだ」 DM「八夏のいるマスを通ろうとしたところで。一番まずいところだ。接触攻撃は成功。対抗ロール!」 モニカ「『足元がお留守ですよ』」 DM「こちらは22!」 アルブレヒト「とぅ! ……出目が、1」 全員笑い 走る!(滑る) 見事に!(転ぶ) DM「《足払い強化》で、アルブレヒトが倒れたところに追撃」 アルブレヒト「また私か! 魔導師いじめが発生している!」 DM「凄くいい具合に皆がお兄様を孤立させていたんだよね。この間に高台を挟む地形も理想的だし。10ダメージ」 アルブレヒト「くぅ、立ち上がりは……撤退で全ラウンドアクション中だから無理か」 DM「八夏の足元にアルブレヒト転がっているからだいぶACやばいね」 レーグネン「あ……アルブレヒト様の次は敵のターンだわ」 DM爆笑 一同『やばいよー』 DM「これはやばいかもねー。ファンブルじゃなきゃ当たりだから、13ダメージ」 アルブレヒト「敵に《強打》がなくてよかった……」 レーグネン「それなりに削られてますが、アルブレヒト様にとっては、まだあわてるような時間じゃない」 DM「どうせクローズ・ウーンズ飛んでくるんだろうけどね。次も13ダメージ」 アルブレヒト「うぉ、そうだ、まだ攻撃は終わっていなかった」 レーグネン「割り込みでクローズ・ウーンズ。12点を軽減」 DM「クローズ・ウーンズも術者レベル判定は必要だな。ロールを」 レーグネン「うわー、1振った」 DM「禍々しい力で聖なる力はかき消された。『あのグレイヴにはなんて恐ろしい邪悪が満ちているんだ!』 レーグネン「くっ駄目だ。私の力では届かない……!」 満天星「あきらめないで!(笑)」 モニカ「このタイミングで私もクローズ・ウーンズをかけてもいいですか?」 DM「いいよ。タイミングは逃さないから。チェーン処理とか無いからね」 遊戯王用語ですが、アルブレヒト、モニカ、レーグネン、満天星の中の人はデュエリストなので通じてます(笑) モニカ「じゃぁお兄様に。えっと、ダイス目が14」 DM「モニカの出目がさっきから良過ぎて悪魔さんはイラッと来てるんだよね(笑) その出目なら術者レベル判定は成功」 モニカ「ダメージを10点軽減です」 レーグネン「次は私ですね」 DM「だいぶお兄様のターンは遠いなー。まぁでも逃げておいてよかったよ。レーグネンの視界に入れたから」 レーグネン「皆の方に移動して終了です。回復呪文もだいぶ心もとなくなってきた。キュア・ライト・ウーンズしかないんだよなぁ」 モニカ「移動して、お兄様にキュア・モデレット・ウーンズです」 DM「段差の上と下にいて、さらにお兄様は倒れているんだよね。フリーアクションでしゃがめば届くかな」 モニカ「わかりました。うーん……術者レベル判定は14」 DM「パシューン。力はかき消された」 モニカ「あぁ! ……お兄様! もう少し待ってください」 八夏「では私ですね。大身槍で攻撃を」 DM「窮屈だね。というか、そこが角になっている関係上、敵とは隣接してしまっているね」 八夏「あっ! 進み過ぎてしまいましたか」 DM「そうだね。行き過ぎたね」 四角四面なマップでは無いので、位置関係の把握がちょっと難しい。 実際には八夏が立ってるアーチの下に、お兄様と2人で窮屈状態です(笑) 八夏「目測を誤りましたか。下がろうにもそのマスには味方がいますし」 DM「お兄様が『八夏ー! 助けてくれー! 殺されるー!』って足にしがみついているからね、今(笑)』 八夏「それでは脇差を抜いて……あぁさっき投げ捨てましたね」 DM「じゃぁ終わり。次はアルブレヒト。流血で6ダメージ。ドクドクドク……」 レーグネン「やばいな」 アルブレヒト「まずい、まずいよ……隣接だし。絶体絶命か」 八夏「では敵のターンですね」 DM「お兄様、まだ動けるよ!(笑)」 八夏「気絶扱いしてました! 失礼しました」 アルブレヒト「まず即行呪文のスタンドで立ち上がる。そして撤退アクションで移動するんだけど……グレイヴの間合にいんだんよな。おぉ、そうか行ける!」 DM「あぁ、八夏が柔らかい遮蔽になって機会攻撃が発生しないか」 アルブレヒト「ふぅ味方の陰を伝って……ここまで移動」 DM「じゃぁ敵。ヴォン!(お兄様の隣にビアデッド・デヴィルを置く)」 アルブレヒト「背後に死が。とても振り向けん……振り向いたら死ぬ!」 全員笑い DM「いや、こっちだな」」 レーグネン「それだと回復ができない……!」 アルブレヒト「おのれ、だがそこなら挟撃が!」 DM「君たちの攻撃さっきからカスいから怖くないんだよ。次はレーグネン」 レーグネン「こいつ、いくらでも転移できるのか。なんてやつだ」 DM「あ、知ってていいです。レッサー・デヴィルともなると、スナック感覚で転移をするって(サービス)」 レーグネン「アルブレヒト様、こいつらは何度でも転移します! キュア・ライト・ウーンズを防御的発動で……判定失敗です。モニカ様お願いします」 モニカ「移動します。機会攻撃はありますか?」 DM「機会攻撃はお兄様のためにとっておくので大丈夫です。『こいつら攻撃してこないから弱いし』」 モニカ「ちょっとぉー。じゃぁ攻撃です。挟撃で命中上がりますね。《強打》に2点と《信仰の威力》」 DM「お兄様は素手なので、挟撃は成立しません。クォータースタッフでもあればね」 アルブレヒト「あれは取り回しが悪いので捨てたんだ」 DM「攻めてダガーでもあればね。まぁ魔導師は呪文の都合が色々ね」 モニカ「じゃぁ《強打》なしで、ハルバードで……。あ! ファンブル。APで振り直します」 DM「ファンブルのときはAPで振り直せないんだ」 モニカ「もうダメだぁ……」 レーグネン「このままいくと、アルブレヒト様は次のターンの流血で気絶しますね」 アルブレヒト「なんてことだ……!」 八夏「では私は移動して大身槍で攻撃します」 DM「遮蔽で-4で攻撃できるね」 八夏「『喰らえ……!』 攻撃はAC24まで」 DM「当たり」 八夏「16ダメージ」 DM「だいぶダメージ減少を抜いた」 レーグネン「初めてのダメージ。不甲斐ないばかりに」 DM「そして、この瞬間にアルブレヒトのアラームに反応がある」 一同『!?』 アルブレヒト「そういえば前回のプレイで通路にかけておいたんだった。すっかり忘れていた。だが私の意識は風前の灯だ……」 DM「アルブレヒトは流血6ダメージ」 アルブレヒト「ぐぅ、私は意識薄れる中、最後に叫ぶぞ……『仲間が来たぞ!』」 DM「そんなことできるか(笑) だいたいキャラ的に何の根拠もなく『仲間が来たぞ』ってメタ過ぎて嫌だなー」 アルブレヒト「あぁ、考えが足りなかった。申し訳ない」 流血ダメージは「ターン開始時に突然出血したダメージ」ではなくて、ラウンドが巡る中で延々とダクダク流れてたダメージがターン開始時に決算タイムを迎えてるだけなんですね。ゲームの都合で。なので処理上はターン開始時にぶっ倒れてるけど、イメージ的にはターン来る前に気絶してるわけね。遊戯王で言うならドローフェイズ開始時に気絶しているので、効果を割り込めるタイミングが無い。 なのでターン開始時はそもそもキャラ発言が禁じられるタイミングな上、「ダスティ達が出番を今や遅しと待ち構えてるから、これは助けに来る流れでしょー」と踏んでの思いっきりメタな発言をしちゃっているわけです。仮に「孤立してるのがモニカで、『持ち堪えればお兄様が助けてくださるに違いないですわ!』って想いの一心な状況で『きっとお兄様です!!』なら何の問題も無いんだけど、アルブレヒトとダスティ、お前らいつの間にそんな信頼関係築いてたんだよ、と。 もちろんずっと前から「今にダスティが仲間を連れて戻ってきてくれる筈だ。信じよう!」とアルブレヒトが皆に言い続けてたら……まぁそれでも発言可能タイミング自体が無いな(笑) DM「じゃぁ敵のターンか。どうしようかなー。アルブレヒトは放っておけば流血で死ぬからな(慈悲)。ここはレーグネンを狙いたいところだが、間合いが取れないな。じゃぁ撤退でこちらに移動」 アルブレヒト「やめろ! 私の枕元に立つな!」 レーグネン「私のターン。ここはアルブレヒト様をキュアだと思うのだけど……。また起き上がりこぼしになるしなぁ……。でも放っておけば死んでしまうから仕方ないのか。仕方ないのかな……」 DM「ここでレーグネンには、向こうで明かりが動いているのが見えた。近付いてきているようだ」 レーグネン「おっ? 『なんだ、敵か? 増援か!?』」 DM「きっと敵だろうな! ピンチだ!!」 Don't give up justice, I want to get truth! お兄様がぶち壊した雰囲気をリカバリーする為、皆頑張るぞ!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト アルブレヒトの命が風前の灯で、絶体絶命の状況というタイミングでDMが『レーダーに感あり』と教えてくれたので『仲間が来るぞ! 頑張れ!』という激励メッセージだと早とちり。 本当に嬉しくて思わず口にしてしまったことが、ルール違反とプレイの興を削ぐメタ発言になってしまった。 DMや皆には重ね重ね申し訳ないことをしてしまった。 今回も敵に徹底マークされてしまい、足を引っ張る展開。 繰り返しの教訓になるけど、まずは自身を防御するという意識を強く持たなければならぬ。 ・モニカ ・レーグネン ・八夏 全員行動が裏目に出たりダイスの出目が低かったりとピンチが続く回。 この髭悪魔、想像以上に厄介すぎる(汗) しかしレーグネンが危なかったはずが、いつの間にかいつも通りお兄様が危ない目に……なぜだ!? スナック感覚で瞬間移動する相手と段差が多くて狭い洞窟内で戦うのはどうにも分が悪いなぁ。 それにしてもお兄様、発言が迂闊過ぎて逆フラグが立ったらどうするんですか(笑) ・マクレーレ ただいま髭悪魔無双中! これが『一夫關にあたるや、萬夫も開くなし』と歌われる閉所戦闘ですか……。 狭い道を自在に移動する事により敵同士を障害物に使い、狙い安い所から各個撃破を狙われてしまっている……この悪魔、戦術知能が高いぞ! 射程持ちを集中攻撃し、相手の近接は移動を制限して自分は自由に移動する。 この戦闘を『ワートリ』で例えるならスパイダーの巣に誘いこまれたレーグネンを助けにアルブレヒト隊が突入、巣の主であるユーマにアルブレヒト を削られ続けるのを遠隔シールドで必死に助けようとしている状態かな? 勿論ベイルアウトなんて無いので必死に守らないといけないし、そのせいで後手に回り大ピンチ! そこで問題だ! この大ピンチをどうやって乗り越えるか? 3択―ひとつだけ選びなさい 答え①ハンサムのアルブレヒトは突如反撃のアイデアがひらめく 答え②仲間がきて助けてくれる 答え③乗り越えられない。現実は非情である ・満天星 レーグネン、何とか間に合って良かった! でも、その後は厳しい展開……血が止まらないのはパニックになるよね。 しかしお兄様は突出したり、孤立したり常に狙われる厳しいお立場。 思わずアラームに仲間が来たと思ってしまうのも仕方ない……いや、仕方なくないか(笑) ・ダスティ 間一髪、なんとかアルブレヒトたちが合流して、レーグネンは最終回にならずにすんだけど、まだまだピンチは続く。流血だけでもやっかいなのに、こう転移されまくると……ビアデッド・デヴィルって本当に厄介。そして、自在に転移できるということは……やっぱりきた、後ろへ回り込んでのアルブレヒトへのダイレクトアタック! 敵の転移呪文の種類を推測するなど、いろいろ考えて行動していたけれど、やっぱり倒れてしまうというお約束展開に。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター10 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 レーグネン「みんな、向こうに明かりだ! そしてキュア・ライト・ウーンズを発動。5フィートステップしてアルブレヒト様にキュア。術者レベル判定は9。駄目だ」 モニカ「モニですね。移動してキュア・シリアス・ウーンズをお兄様に」 DM「呪文の発動への機会攻撃は……はずれ。駄目だな、モニカに当たらん」 モニカ「術者レベル判定は……ダイス3振ってるのでAP使って振り直します(コロコロ)」 DM「お、出目が倍になった(笑) 機会攻撃を外させたあたり、モニカに加護があるかと思ったけど、そこまでだった」 モニカ「もぅー。6とレベル足して11です」 DM「ポシューン。効かなかった」 八夏「さて……敵を攻撃したいのですが、攻撃できるマスがありませんね」 DM「確かに無いね。ただモニカの居るマスに八夏が入ってくるのを同意してもらって、そこから八夏が攻撃することは可能。その場合は2人とも[窮屈]状態になってしまう。本来それだと両手武器は使えないんだけど、八夏のは刺突武器なので一段緩和されて-4で攻撃できる」
モニカ「もちろん私は入ってもらって構いません!」 八夏「ではそのように攻撃します。『悪よ滅びよ!』気合の一撃でっ……AC15まで命中」 DM「だが気合いが空回りした。カーン、大丈夫。跳ね返した。次こっちだね」 アルブレヒト「その間に私のターンでひっそり安定化の判定を……。そして6点流血と。すぐ流血するから安定化のロールに成功する意味が無いな」 DM「じゃぁ、こちらはレーグネンを攻撃で、AC20まで当たり」 レーグネン「ちょうど20なので当たりです」 DM「さらばレーグネン。お前はいいやつだったよ。11ダメージ。2撃目は……はずれ。」 レーグネン「まずいですね」 DM「で! この状態で見ている3人はイニシアチヴを振ってください」 一同『おぉ!』 アルブレヒト「このイニシアチヴはデヴィルB、C、Dです」 満天星「どいういうこと!?(笑)」 全員笑い DM「じゃぁ、君たちはここに。先頭は誰?」 満天星「はい、私です」 DM「じゃぁ残りの2人はここ。それにしても忍者、アーチャー、アーチャーって、すげー極端だなこのパーティー(笑) では改めて続けよう。次はレーグネン」 レーグネン「流血で2ダメージ。あとはうーん……。とりあえず防御的発動で、最後のキュア・ライト・ウーンズを。判定は……2か。」 DM「手の施しようがない」 レーグネン「いや、APで振り直しかな……」 満天星「レベル上がったばかりでしたよね? それなのにAP枯渇しそうな……」 アルブレヒト「あるから使ってしまうのだ……」 レーグネン「いや、あるから使うのレベルはとっくに過ぎていて」 モニカ「すごい勢いで使ってるんですよね」 レーグネン「『無いけど使う』に入ってます。振り直しは……4」 DM「出目は倍になったがダメなものはダメだー。次はラウンドが進んだから、いよいよダスティが動ける」 ダスティ「向こうは見えていますか?」 DM「戦いの音は聞こえてきていて、満天星が『追いつきました!』って言ったところだね。今このタイミングが」 ダスティ「とはいえ、前が詰まっていて動けないので『みんな! ダスティだ! 増援を連れてきたぞー!』と叫びます」 DM「『騙されるなー! みんなー!』 一同『誰!?(笑)』 DM「俺はクラウスだー! 騙されるな皆、敵の幻だ!」」 アルブレヒト「悪魔の囁きだ!」 ダスティ「そういえば来る途中でクラウスを見つけていたりは?」 DM「君たちは分かれ道の反対から来ているから、そこは通ってないね」 ダスティ「じゃぁ、クラウスは今はいるものだと思ってますね」 DM「そうだね。ダスティは叫んだ後はどうする? まだ動いていいよ」 ダスティ「では仲間を追い越して移動して、弓で敵を攻撃。この敵を見て銀の矢を使おうって判断はできますか?」 DM「さすがに、こいつのこと何も知らないダスティが謎の天啓で閃くのはナシだね。この敵の識別を〈知識:宗教〉で成功したら、しっかりとその判断ができるかもしれない」 ダスティ「判定は11です」 DM「一体何なんだあいつは!?」 ダスティ「では普通に……28まで当たり」 DM「こいつ鬱憤を晴らすかのように。颯爽と現れて『狙い撃つぜ!』って」 ダスティ「くらえ! 11ダメージ」 モニカ「おー!」 DM「やるな、ダイス目が最大か。半分くらいは通った」 ダスティ「よっしゃ! はっはっは!」 満天星「ダスティがすごい高笑いをした!」 DM「『決まった……!』」 ダスティ「これが逆転の始まりだ!(ドヤァ)」 DM「じゃぁ次はモニカ。さぁ、君の回復にお兄様の生死が懸かっている」 モニカ「ではキュア・シリアス・ウーンズです!」 DM「それは敵が機会攻撃するねー」 満天星「敢えて受ける方で良かったんですか?」 モニカ「『防御的発動で』っ言い忘れました」 DM「命中で、11ダメージ。呪文を完成させるには〈精神集中〉で24」 モニカ「うわぁ」 アルブレヒト「この機会攻撃のダメージを、自分でクローズ・ウーンズで減らしたら〈精神集中〉の難易度は下がる? なんかややこしいな(笑)」 モニカ「できるんですか?」 DM「それはできる。わけわかんなくなってくるけど(笑)」 モニカ「背に腹は代えられません。割り込みでクローズ・ウーンズをかけます。この〈精神集中〉は?」 DM「こっちは必要無いね」 モニカ「では13点軽減です」 あー、しまったー。モニカのクローズ・ウーンズに回復呪文が効果を発揮出来たかの術者レベル判定してもらうのを忘れてるぞー(棒読み DM「それで機会攻撃のダメージが0になったので、キュア・シリアス・ウーンズの〈精神集中〉も不要になった」 モニカ「ほうほう。じゃ、キュア・シリアス・ウーンズの術者レベル判定ですね。(コロコロ)」 DM「それは成功だね」 アルブレヒト(やった……! ありがとう……! ほんとありがとう!) モニカ「よかったー! 27点の回復です」 アルブレヒト「うぅ……」 モニカ「おにいさまぁ~!」 アルブレヒト「はっ……いま確かにモニカの愛を感じた……」 満天星「感じ取ったんだ、誰から回復されたのか(笑)」 アルブレヒト「目を開けたら、モニカが目の前にいたからね」 満天星「なるほどそっか(笑)」 DM「では次は八夏」 八夏「行きますよ!」 満天星「肝心の八夏様は、まだ私の位置からは見えてないんですよね。残念」 八夏「攻撃して……はずれです。くぅ」 アルブレヒト「私のターン。未だ絶体絶命は変わらず! 頭上には美少女と……邪悪なヒゲ! ……だめだ動けん。イニシアチヴを遅らせます。マクレーレが倒してくれるかもしれん」 マクレーレ「初手番ですね。移動して……弓で攻撃。AC18までです」 DM「はずれ。遮蔽の修正もあるしね」 アルブレヒト「遅らせた私の手番だ。AP使って思考時間を追加します。まずは立ち上がる。機会攻撃はある? グレイヴだからできない?」 モニカ「さっきモニカに髭で機会攻撃してましたよ」 アルブレヒト「おぉ、そうだった! まず逃げるよ。来た方へ行くのかー……ここまで移動」 レーグネン「テレポートがつらいですね……」 DM「いい具合にアーチャーたちからお兄様が遠ざかってくれたので。お兄様について空間転移」 全員笑い 満天星「だいぶ遠いので、全ラウンドアクションで疾走します」 DM「足場が水溜り混じりなんで無理かな」 満天星「ダメかー。全力移動で。移動力低いから遠いよー」 DM「チョコチョコチョコチョコ……」 モニカ「かわいい(笑)」 満天星「移動しながら分身の術の巻物を抜きますね。『八夏様!』」 八夏「あなたは!」 DM「全力移動だから巻物は今回は使えないね。じゃぁ次はレーグネン」 レーグネン「流血が2ダメージですね。アルブレヒト様はー、あっちかぁ。仕方ありません、自分にキュア・マイナー・ウーンズで……これも失敗」 八夏「完全に出目が死んでますね」 モニカ「レーグネン大丈夫ですか」 レーグネン「モニカ様はアルブレヒト様を優先してください! あ、でも。手が空いたら私も回復してください……」 モニカ「もちろんです! そんなにお願いされなくてもしますよ(笑)」 ダスティ「では移動します。密集していますね。2倍移動で中に分け入ってここまで……『ヤカ様、お知り合いの方を連れてきました』」 アルブレヒト“さん”と違い、ヤカには様を付けるダスティ(笑) DM「そこはマスが不完全な大きさだから[窮屈]状態ね。次」 モニカ「このあたり、もうフィギュアでギュウギュウですね。お兄様にキュア・モデレット・ウーンズを」 DM「お兄様が遮蔽になって機会攻撃はできない。さぁどうぞ」 モニカ「術者レベル判定……20を出しました!」 DM「てか今流血があるのはレーグネンだけだね」 モニカ「そっか、レーグネンにすればよかった」 全員笑い 満天星「お兄様の立場!」 DM「モ、モニカさん?」 モニカ「ちがう、今のはプレイヤーの発言だから」 アルブレヒト「うむうむ、わかっているよ。いくつ回復してくれた?」 モニカ「23点です」 八夏「私ですか。動きにくいですね。とりあえずは『ダスティ、無事で良かった。それに、そこにいるのはマンテンボシ! どうしてここにいるのですか!?」 ダスティ「『え、そんな名前だったかな……』と(笑)」 八夏は満天星を「マンテンボシ」と呼んでいますが、ダスティ達は「ドウダンツツジ」と自己紹介されてるのですね。 八夏「モニカ殿、ご容赦を! そこに入らせていただきます」 モニカ「とんでもないです」 八夏「喰らいなさい! とぅ!(出目を見て崩れ落ちる八夏)」 DM「その出目ではムリー! サファリパーク♪」 レーグネン「マクレーレ! マクレーレ! きーめてくれ!(手拍子)」 マクレーレ「では移動アクションでここまで移動して、呼びかけます。『その角では射線が通りません! 敵をこちらへ引き寄せていただけると!』 まだ皆様だという確証が取れないのですよね」 レーグネン「この距離で、まだモニカ様のお美しさがわからないのか!」 DM「兜を被っとるわい!(笑)」 モニカ「それは確かに。確かに顔はわからないですね」 マクレーレ「ヤカ様がいらっしゃったのはわかったので援護しますので……」 アルブレヒト「私だ! 私がいるぞ! ほら顔が見えるだろう! ここに! 私だ!」 全員爆笑 八夏「味方が手前に何人もいますしね……ごちゃごちゃで見えなくても仕方ないかと」 満天星「敵の目の前で、マクレーレに向かって……機会攻撃を招きそうな激しいアクションですね(笑)」 モニカ「お兄様、無理を言っては、です。機会、攻撃って。あー(笑い過ぎて苦しそう)」 アルブレヒト「むぅ……」 マクレーレ「状況がまだ掴めてないし、私はテレポートもまだ見てませんから、こちら側へ来てくれれば援護します、と」 八夏「ダスティ、あれはどなたですか?」 DM「あーれーは、あれはー!」 ダスティ「あれは、あれは僕らのマシンマン……は大好きだけど、それは置いておいて。あの方は新たな仲間です」 満天星「あれ、順番すっ飛ばして会話してますけどいいんです?」 DM「駄目だけどね(笑)」 満天星「私もそう思って、手番待ってあえて返事はしていないんですよー」 アルブレヒト「実は私のターンだ」 レーグネン「その動きでアルブレヒトアピール」 DM「戦闘のたびに血だるまになる男、アルブレヒト。チャッチャラーチャチャラー」 アルブレヒト「私は即応スロットからこの巻物を取り出す! 呪文を発動するぞこのヤロー!」 DM「死に急いでいるな。さぁどうぞ」 アルブレヒト「ディメンジョナル・アンカーを喰らえ!」 レーグネン「お?」 八夏「あぁ、そういえば聖罰騎士からもらっていましたね」 DM「じゃぁ、呪文抵抗を破ってください」 アルブレヒト「……そりゃそうだ!」 全員笑い アルブレヒト「術者レベル判定いくぞーっ!」 DM「あ、その前に機会攻撃するわ。『ディメンジョナル・アンカーを喰らえ』って言われたら流石にするわ」 アルブレヒト「えっ」 ダスティ「言わなければ、わざわざ声に出さなければ!」 モニカ「やめてくださいよー」 髭悪魔「だって困るじゃん? 15ダメージ」 アルブレヒト「まじかー。〈精神集中〉の目標値が29か。……駄目だ!」 髭悪魔「お前らが仲間を呼ぶのなら、俺もイーヴンにさせてもらうぜ。エロイムエッサイムエロイムエッサイム。頼むぜ兄弟!」 ダスティ「何か強そうなのが現れた!」 DM「とはいっても、これ召喚が全ラウンドアクションだから、今はまだなにかしている最中だった(フィギュア引っ込める)。『はじけてまざれっ!』 はい、終わりー」 Don't give up justice, I want to get truth! ここぞでドヤりたい気持ちはわかる。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト アルブレヒトの発言だったのか、プレイヤーの行動宣言だったのか、解釈の余地があるものの、決して『ディメンジョナル・アンカーを喰らえ』の発言が迂闊だったとか、揚げ足取りの意地悪とかで機会攻撃を喰らったわけではないのだ。 間合いの中で付け狙っている魔導師が呪文を唱えだしたら、それが何の呪文でも敵は機会攻撃をするに決まっているのだ! まず間違いないムーヴ。 ……長物だから平気だと思ったのかな。だが髭の攻撃。やっぱり迂闊だったか? ちなみに一兵士のマクレーレのことをアルブレヒトは知らないので『私だ! ここだ!』など言うはずもなく(笑) そして『八夏様』呼びのダスティへの印象はさらに悪化するのであった。 ・モニカ ・レーグネン ・八夏 ダスティ組、無事合流の回。 ただ、まだ戦闘は続いているので無事とは言い切れませんが。 出目が、出目がよくない(泣) 屋内戦闘の頭痛の種、窮屈な状態。 今までも何度これで苦戦をすることになったことやら。 特に穴に落ちてからこうなった時は……。 そしてお兄様の迂闊発言その2。 まぁ確かに気持ちはわからないでもないですけどねぇ、これは(笑) ・マクレーレ 『答えー②』 まさかまさかの援軍到着(笑) 満天星に先導され遂にマクレーレが颯爽登場! 2枚目の写真の一番左側で弓構えてるのが俺です!(ドヤァ) 『実は私は』、説明大好きマン! まずはマップと状況の把握からしていきましょう! 3枚の写真を頭に入れてもらうと、『L字』に近いマップで長い直線通路から援軍が到着したが、戦場がちょうど曲がり角なので上手い事射角が取れず、遠距離攻撃の『射程』以外のもう一つのメリット『火力の集中』に繋げられない状態。 そして現状への打開策として、アルブレヒトは髭悪魔の機動力を奪おうと試み、マクレーレは射角の通る直線通路に敵を釣りだして貰いたがっている。 髭悪魔も上手く立ち回っていはいますが敵の数が増えて大ピンチ! つまり前回の問題が髭悪魔に対しても降りかかります。 ここは是非とも『答えー③』にしてやりたい所ですね! ・満天星 お待たせしました。 満天星、ようやく合流できました!! と思いきや、小さいので中々到達できません(笑) 今は巻物を抜くので精一杯。 そんな中のお兄様劇場! やはり何をやっても輝いてしまうお方。 でも、ここぞの呪文は叫びたいよね……無念。 ・ダスティ |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター11 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 満天星「『八夏様! 八夏様を追ってきたのです!』移動して分身の術を発動。自分と同じ分身が3体現れます」 DM「そして八夏は思った『兄上め。正義鹿毛を取り返すために追手を放ったのですね』」 全員笑い DM「八夏は本気で馬の追手だと思ってるから、援軍と言うよりはヤバいと思うかもね」 八夏「ぐぬ。援軍で助かったような、来られて困るような……」 満天星「戯奴はやっと会えたので嬉しいですけどね」 レーグネン「ではレーグネンはキュア・マイナー・ウーンズを自身に。……ファンブル!」 DM「『治らない……どうしても血が止まらないんだ……!』 流血の2ダメージも忘れず受けておいてね」 レーグネン「うあああ、血が、血が! なんで治らないんだあ! あぁ、癒やしの奇跡をもう全て使い果たしてしまった……!」 DM「いよいよ追いつめられた。次はダスティ」 ダスティ「ここから弓を射ちます。遮蔽がありますが、AC21まで命中」 DM「命中した」 ダスティ「あぁ、今度は低い。6ダメージ」 DM「1ダメージだけ抜けた。次はモニモニ」 モニカ「レーグネンを癒やさなくては。『防御的発動』で」 DM「モニカ覚えた」 モニカ「キュア・ライト・ウーンズ。あ、ダイス5だから10か……」 DM「失敗?」 モニカ「いえAP! APを使います!」 レーグネン「いえ、モニカ様。まだ私も死ぬわけではありませんから、ここは温存を」 モニカ「えー、でも」 DM「いま10なんだね。これに上乗せするか、新しく振り直すか。あ、これ防御的発動のロールだからね。〈精神集中〉の判定だといくつ?」 モニカ「16です」 DM「相手の基本攻撃ボーナスは6だから目標値は17。失敗だね」 敵の機会攻撃に対する防御的発動を成功させるには〈精神集中〉判定が必要なんだけど、その目標値は「10+呪文レベル+敵の基本攻撃ボーナス」が基本となります。この「基本攻撃ボーナス」は最も基本的な「直接攻撃の技量の指針」となる数値で、これが高いほど攻撃力が高いと思ってくれて問題無い。つまり敵が強いほど〈精神集中〉の難易度が上がるよーっていう単純な話なんですが、知識判定で大成功したわけでも無いのに「基本攻撃ボーナスは6だよ」なんて教えません。というかだいたいわかりません。今回はDMがうっかり口を滑らせた(棒読み)だけで、普通は教えません。なので原則的に「具体的な〈精神集中〉難易度は不明」となることが常となります。 ちなみにD&Dの正規ルールだと〈精神集中〉難易度は「15+呪文レベル」で固定され、(特殊な能力で持ってない限り)相手の強さが一切関係ありません。このルールだと、一桁レベルのうちに「ほぼ失敗しない」ラインに持っていけるので、「レベル30の伝説の剣豪の間合い内だろうと、レベル7の魔導師が悠々呪文を発動する」なんてことが当たり前になり、必然的に「パーティーが敵の魔導師を包囲しても別に呪文発動の邪魔は出来ない」ことも意味するので、TRPG部では「格上の間合いで発動する場合」や「包囲された場合」の難易度が高くなっております。後者のケースの説明は、その時が来たら改めてな!! モニカ「AP使います」 DM「ここで使う?」 モニカ「使ってあげなきゃ駄目だなって。あんまりにも『痛い痛い』と苦しんでいるので」 レーグネン「まだしばらくの猶予はありますがー」 モニカ「ではAPで4足して……20」 DM「防御的発動は成功だね」 モニカ「じゃぁ回復ですね」 DM「いや、術者レベル判定だね」 モニカ「それは20で成功でいいですか」 DM「まだ振ってないよね」 モニカ「え? そうなんです?(……コロコロ)」 DM「その出目だと失敗だね」 モニカ「え? AP足すんですよ?」 DM「それは防御的発動に足したんだよ」 モニカ「あ、そっかそっか……。え?」 DM「まず防御的発動の判定をして、それに失敗してAPを使って成功させて、次の術者レベル判定に今失敗したんだ」 モニカ「あー、そうかそうか」 満天星「これは壁が高いですね」 モニカ「はぁー、面倒くさい……」 八夏「モニカ様、私の番になる前に一歩ずれてくれると助かります」 モニカ「じゃぁ5フィートステップしますね。あぁ! レーグネンの血が止まらない……!」 八夏「満天星なんでこんなところにいるのです!?」 満天星「なんでさっきと同じこと言ってるんですか(笑)」 DM「二度言った」 八夏「早くこの状況を打開しなくては!」 満天星「どっちよ。敵の増援じゃないんだからさぁ……(笑)」 八夏「最後の気合の一撃です!(そして崩れ落ちる八夏、再び)」 DM「ファンブルかー」 八夏「さすがにAPで振り直しです!」 DM「1振ってファンブルのときは振り直し駄目なんだよ。案外あるね、このパターン」 八夏「動揺してしましました」 満天星「私が登場したせいですか(笑)」 DM「では次マクレーレ。まだ敵が見えなーい」 マクレーレ「なんで誰もこっちに来ないんだろう。『何と戦っているんですか! 俺がそっちへ行ったほうがいいですか!』今回はここで待っています」 レーグネン「血が、血が……」 モニカ「血が止まらないのです!」 DM「こちらは阿鼻叫喚。じゃぁマクレーレは待っているらしいので、お兄様の番」 アルブレヒト「助けならさっさとこっちへ来い! あいつは一体何をしているのだ? 援軍かと思ったら、遠くで日和っているだけの腰抜けだったか!」 満天星「そこまで! 『なにしてんですか』って言われてイラッとしているのか(笑)」 DM「お兄様が追い詰められて地が出てる(笑)」 アルブレヒト「よし、これだ。インヴィジビリティの巻物!」 DM「一番のチキン野郎がいるぞ、ここに!(笑)」 全員笑い 満天星「すごい。フラグを一瞬で回収した」 アルブレヒト「これは戦術だよ。チキン呼ばわりされる謂れはないんだがなぁ。戦士が逃げればチキン。魔導師のする撤退は作戦。戦術。」 DM「平民が逃げた場合は腰抜けだけど、貴族が逃げた場合は安全策ってね」 アルブレヒト「透明になったあとは、5フィートステップしておこう」 DM「じゃぁ、このお兄様透明フィギュアを置いてね」 アルブレヒト「ではここで」 DM「敵のターン。じゃぁ召喚した新たな敵が……今お兄様のいるマスに呼び出されることになるんだけど(笑)」 全員爆笑 DM「だってしょうがないじゃん、出現位置決めてあったところに、透明状態で勝手に入って来たんだから(笑)」 レーグネン「お兄様のフラグの回収率がやばいですね」 満天星「展開早い!」 レーグネン「フラグの火力発電所だ!」 満天星「うぉーんって(笑)」 DM「まぁ、さすがに処理が大変だから今回は位置をずらそう」 実は、召喚呪文によって召喚したモンスターを、既に他者が存在している場所に召喚した場合のルールが明記されていない。 この時は裁定を悩んでもしょうがないので、スピードを重視した処理を行ったんですな。 その後、友人のD&Dの偉い人に相談(よく、『公式じゃないけど自分ならこうする』って参考意見をご教授願っている)した結果も鑑みて、現在は「呪文が失敗する」ことになっています。 そうしないと、雑魚モンスターを相手のいるマスに召喚して強制的に窮屈状態にするっていう、極めて強力な攻撃呪文になっちゃうんだよねー。 髭悪魔「それにしてもディメンジョナル・アンカーなんて恐ろしいもの使ってきて、赦せねぇなあいつ」 アルブレヒト「ひっ」 DM「じゃぁ、こいつ狂乱の悪魔らしいから、ど真ん中に出して楽しく乱戦するか。『血が、血が』とか言ってるやつは放っておいて……」 レーグネン「戦力外あつかいだ」 温情ムーヴではあるんだけど、一応悪魔ロールプレイとしては負傷兵の治療にアタッカーの手を塞がせる意味もあります。 アルブレヒト「敵から見ると、心が折れて戦意喪失の状態かもだ」 DM「新しい方は八夏を攻撃しよう。遮蔽あってグレイヴは使い難いから、爪だな。でもはずれ」 八夏「面妖なやつめ」 DM「1号の方も八夏を攻撃だな。10ダメージ」 満天星「さて、大乱戦ですね。飛び込むかな」 DM「お兄様の動きで乱戦になったね」 満天星「接近しますね。攻撃!」 アルブレヒト「ニンジャ!」 モニカ「ニンジャ! ニンジャパワー!」 満天星「AC19まで当たり」 DM「当たり。まぁでも最大ダメージ出しても通らないよ?」 満天星「何も対策していないならね。まぁ、でも知らないからね」 DM「そうね」 満天星「4ダメージです」 DM「通らない」 満天星「ん、効いてないっ」 モニカ「弾かれた!」 DM「弾かれたんじゃなくて、たしかに斬ったんだけど傷が付かない感じ」 満天星「だから、八夏様を追ってきたと言ったでしょう?」 DM「さっきの会話の続きね。はい次ー」 レーグネン「レーグネンの番です」 DM「『血が止まらないんだよ……!』で流血2ダメージ」 レーグネン「もう私のことはおいて、戦闘に集中してください。くっ……」 DM「もう回復手段も無い!(笑)」 レーグネン「マクレーレの方へ移動します。移動中に取り出したレッサー・ヴィゴーのポーションを飲みます」 DM「ポーションだから1レベルで術者レベル判定をどうぞ」 レーグネン「はっ……。おお、よしよし! 18ならどうだ!」 DM「そんなドヤ顔しちゃだめだよ。そして治らない。『血が、血が止まらないんだ!』」 レーグネン「17でもかぁ。ポーション駄目なんだ……」 DM「では次ね」 マクレーレ「その前にちょっといいですか? 必要ならAP使ってもいいので。私さっき『何と戦っているのか教えて下さい』って状況を知らせてもらえるよう頼んだんですけど、誰も応じてくれなくて」 アルブレヒト「私はちゃんと応えたぞ。『こっちへ来い』って」 DM「そうね、反応してたね」 マクレーレ「だから俺、次向かっていくんですよ」 DM「じゃぁ今のはAPだな、確かに。減らしておいてね」 マクレーレ「はい。誰か教えて」 モニカ「あまりにも回復に必死だったから」 DM「『血が止まらない、止まらないんだ』ってそれどころじゃないんだっていうね」 モニカ「はい、そうなんですよ」 ダスティ「じゃあ私は移動して……機会攻撃範囲を通って」 DM「こちらの機会攻撃はさっきしてしまったね」 ダスティ「攻撃、AC29まで当たり。問題はダメージで……6点」 DM「ちくっと効いた。次はモニカ」 アルブレヒト「特殊素材を試す必要があるな」 モニカ「レーグネン、しっかり逃げてくださいね!」 満天星「たしかにこれだけ離れるとモニカ様にはどうしようもないですね」 モニカ「結構がっちり逃げられましたからね」 レーグネン「離れることによって、戦闘に集中してもらおうって狙いです」 満天星「いい感じに言いましたね」 モニカ「では《信仰の威力》を込めたハルバードで攻撃します。27まで」 DM「それは当たります」 モニカ「14ダメージです」 DM「痛てて……。次は八夏ね。流血4でダメージ。そろそろ当てようぜ」 八夏「『後ろの方、今敵が増えました。気をつけてください!』マクレーレに呼びかけてから、攻撃! ……(三度崩れ落ちる八夏)」 DM「またファンブルか! すごいな! じゃぁ次」 モニカ「ダイスに念を込めておきましょう。私も今込めてます」 マクレーレ「来いと言われましたので、近づいて攻撃します。ここだと《近距離射撃》ですね……。あ、ファンブル」 DM「すごいな、みんなの春のファンブル祭りだ」 アルブレヒト「私だな。ミラー・イメージを使っておくかな」 DM「全力の保身ですね」 満天星「次の行動のための布石じゃないのかい」 マクレーレ「立て直しているターンに」 アルブレヒト「うーん、5フィートステップする場所が無いな」 DM「無いねぇ。完全に追い詰められている」 アルブレヒト「あー、マクレーレが来ちゃったからなー」 DM「だって来いって言ったから、マクレーレが来てくれたんじゃん(笑)」 モニカ「そうだよー」 レーグネン「このチキンがって煽りましたよね」 モニカ「そうですよ、マクレーレは怒っていいんですよ」 DM「完全にマクレーレが退路を塞ぐ形になったから」 アルブレヒト「ミラー・イメージを発動して終了」 DM「お、その辺りにいるんだな」 アルブレヒト「む、場所ばれた……? 特技とか?」 DM「こいつ〈聞き耳〉超高いんだよね。位置の特定は無理だが、詠唱は聞き取れる」 アルブレヒト「まぁ、絞るのは無理でも大雑把な方向くらいはわかっちゃうよね」 DM「……そうなると、この狭くて混雑した通路で、君がいる可能性のある空きマスって実はここしかなくない? 一切恣意的な考え無しで」 アルブレヒト「うーん、敵のすぐ隣のマスじゃないのはさすがにわかっていいとして……確かにそこしかないな!」 全員笑い アルブレヒト「いいよ! かっかてこいよ!」 DM「とはいえ、逃げに走った魔導師なんて放っておきますよ。あいつ雑魚だし。ここは八夏に行くかね。君を槍で突いてきた……ように見えて、後ろの八夏を攻撃」 アルブレヒト「ひっ! 遮蔽のボーナスは提供しないぞ」 DM「透明なまま、ひょいと避けているんだろう(笑) 八夏に当たって11ダメージ。2発目ははずれ。終わって5フィートステップ。これで挟撃状態」 八夏「む、もう1体の方も私か」 DM「その通り、地の利を得たぞ。2体目は挟撃のボーナスのおかげで命中。7ダメージ。2発目が……当たった。11ダメージ。終わり。これで次の八夏の手番は流血で10ダメージくらいいくからね」 モニカ「キュアできないと大ピンチですね」 満天星「私の手番ですね」 アルブレヒト「ダメージ減少抜く必要があるな」 満天星「忍者刀を捨てて、背中の背負い袋をおろして中から予備の忍者刀を取り出します」 レーグネン「流血で2ダメージですね。残りHPが4。後がないなぁ。次のレッサー・ヴィゴーポーションを、飲みます」 DM「術者レベル判定どうぞ」 レーグネン「……お! さっきより1高いぞ。これで19!」 DM「血が、血が……止まった!」 レーグネン「おぉ?」 モニカ「お?」 一同『おー!』 レーグネン「血が止まった!!」 この時DMはレッサー・ヴィゴーのポーションでの回復を、キュア・マイナー・ウーンズで回復したと勘違いしています。聞き間違えたのか思い込んだのかは謎ですが、これで後に面倒なことになります。先に謝っておく!! DM「じゃぁターン終了でダスティ」 ダスティ「じゃぁ遮蔽越しにこいつを射つしかないですね」 アルブレヒト「何か素材は持っていないのか? 抗魔鋼とか錬金術銀とかは?」 ダスティ「攻撃……(コロコロ)」 マクレーレ「情報の共有が行われていないのです」 ダスティ「うーん、出目が14では、はずれ」 モニカ「ハルバードでそっち攻撃します」 八夏「言ってもいいですか?」 モニカ「なんでしょう?」 八夏「私の流血ダメージが大変なことになっていて、このままでは倒れます」 モニカ「回復してもいいんですけど、回復したらまた敵はヤカを挟撃で攻撃するじゃないですか。だから片方をなんとかしておきたいのです」 八夏「そういうことならわかりました。ではAP1減らしておきますね。どうぞ」 これ別に減らさんでいいやりとりだな(笑) 八夏、AP1回復させといて!! DM「持ち時間なくなるよー」 モニカ「はい、ハルバードで攻撃、AC24まで命中」 DM「当たってるね」 モニカ「ダメージは17点」 DM「これも痛い!」 モニカ「倒れないかー、そうか、そうだよね」 DM「死なないよ。瀕死に近いけどね」 八夏「私のターンで、流血ダメージは何点です?」 DM「10点だね」 八夏「流血が進んで……天を仰いでドーン」 満天星「倒れた?」 八夏「倒れました」 満天星「『八夏様!?』倒せないな、これ……」 モニカ「あ、さっき《信仰の威力》使い忘れちゃってたし……」 DM「八夏がぶっ倒れたので、次はマクレーレ」 マクレーレ「『誰か、一体何と戦っているのか教えてくれ!』見えているやつに攻撃します。遮蔽ですね。10」 モニカ「そうだよね、全然教えてないよね。ごめんなさい」 DM「当たらない。あ、次から《速射》がいいかもね」 アルブレヒト「私のターンだな。名前が知りたいのか。私は知識判定で失敗した手前なぁ……」 満天星「そうだ、新手の知識判定振ってませんよね? DM「呼び出された方も同じモンスターよ。だから判定は共通」 アルブレヒト「今回は巻物の用意で終了」 DM「さてこちらだ。メインアタッカーの八夏を倒したので、安心してモニカをレイプできるな。移動して攻撃、お?」 モニカ「もういいですよー。どうぞー」 DM「クリティカル。俺は悪くない……。ダメージが…えええ。グレイヴの3倍ダメージで13点ってどういうことだよ」 八夏「呪われてますか」 DM「残りの攻撃ははずれ。後1体はどうするかな。お兄様の居たマスに攻撃してみようか」 アルブレヒト「さっき移動してて、もう居ないかもしれないぞ!」 DM「そうねぇ。モニカ強いからなぁ。爪の攻撃はつまらないし。今回はランダムに決めよう。モニカかお兄様で、……お兄様だ。囮のミラー・イメージはまだ見えないしね」 説明しよう! アルブレヒトはインヴィジビリティで[不可視]状態になった上に、ミラー・イメージの呪文で鏡像分身を創り出し、万全の防御態勢を展開した……と思いきや、分身も[不可視]状態なので、敵が分身に惑わされることが無い。つまり[不可視]状態への攻撃失敗確率50%だけしか判定が必要無い。 アルブレヒト「[不可視]だから命中は50%だ、大丈夫だ……」 DM「当たりで、50%も通した。10ダメージ。今後は流血で位置を辿れるね」 アルブレヒト「ぐぬぬ。馬鹿な……なぜわかった……!」 満天星「喋ってしまってるし(笑)」 髭悪魔「お、居たなぁ? もう一発だ!」 DM「これはモニカが遮蔽なので、当たらなかった。終わり」 モニカ「良かったぁ」 Don't give up justice, I want to get truth! まぁ事ここに及んで、喋ったところでより悪化するようなデメリットは無い(笑) ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト インヴィジビリティ状態に加えて、一見すると無意味にミラー・イメージを使っているのは、敵への呪文攻撃でインヴィジビリティが解けてしまった後の防御のためなのだ。 インヴィジビリティでも使ってないと乱戦下ではなかなか呪文の発動も厳しい。 なかなか距離が取れないのは困ったものだ。まったく誰のせいか。ぽんぽんテレポートするのが悪い。 待望の増援が参入したものの、敵も追い込んだターゲットをそうそう変えないし、ダメージ減少をなかなか抜けなかったりと、状況が一気に好転ってわけには行かない。 すでにレーグネンと八夏と私が危機的状況。 増援組3人は盗賊枠2人とは言え、全員がアタッカーのはずだ。 さぁさぁ、早くガツンと目に物言わせてくれ……! ・モニカ ・レーグネン ・八夏 颯爽と登場した援軍。もしくは取立人(オイ) オーガ戦でクリティカルした反動が来たんじゃないかと思うほどのファンブル連発(泣) 流血ダメージも重なり、ついにダウンしてしまった八夏の明日はどっちだ! それにしても次々にフラグを立てて即回収していくお兄様。 透明、分身(意味はなかったが)しても攻撃を食らうのはきつい。 ・マクレーレ 『スーパー髭悪魔ブラザーズ』 きっと兄は赤で弟は緑がイメージカラーに違いない リプレイを読み返してみると、『こっち来い』や『何と闘ってるんだ!?』としか言っていなくて、『援護しやすいのでこっち来て』や『どの様な特徴の敵と戦っているんだ?』と伝えたい事や聞きたい事が少しづつ言葉足りてないんですよね、反省しなければ……。 最初は長い通路で射程を使う予定でしたが、救助対象に助けを求められてもそれを堅持する自信や根拠もなく、結果俺も渋滞の一因になっていまいました。(笑) 溺れている人を助ける時は二次被害を防ぐために一度沈めてから引っ張り上げると習った事があります、『救助対象を助ける為の行動』と『救助対象が求める行動』の間でブレてはいけなかったのかもしれません。 ・満天星 忍法発動! 分身の術!! 登場時は忍者らしい忍法を使ってみたかったのです(笑) 吹き荒れるファンブルの嵐! そして止まらぬ流血!! しかし呪文発動できないのがこれ程辛いとは。 お兄様劇場はまだまだ終わりません(笑) ・ダスティ 新たな犠牲者が出る前に、援軍と共になんとか合流することができて良かった! 結果的には、大ピンチな中に駆けつけるという、マンガみたいなおいしい展開に! しかも、最初の攻撃がしっかり当たったうえに、いいダメージが入って「颯爽登場! ダスティ!!」という感じで、登場できて良かった。 それで、ちょっと舞い上がってしまっていたんでしょうね。八夏の「様」呼びは、特に意識していなかったんだけど、合流したノリと勢いで、自然と口に出てしまった感じかなあ。 八夏と満天星は、感動の再会かと思いきや、なんか微妙な空気が流れているな……と思っていたら、八夏が倒れてしまった。レーグネンも流血は止まったけれど、かなり危ない状況。なのに敵は増えるしで、合流できても、まだまだピンチは続く……。 ダスティは珍しく、「颯爽登場!」した時の1発目以降も、連続で攻撃を当ててるけど、ダメージがイマイチ。なかなか状況が打開できない。 そんな中、うまく立ち回ろうとするけれど、結果的にそれが裏目にでて、自らピンチを招いてしまうお約束を見せるアルブレヒトは、さすがだなあ。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター12 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 満天星「『よくも八夏様を!』幽遁の術の巻物を取り出します」 DM「一応言っておくと、このまま放っておくと八夏様が死にますよ。だよね?(慈悲)」 八夏「次の流血で死にますね」 DM「もちろん『八夏様、あなたの犠牲は無駄にしません』ってクールに攻めてもいいだけど」 満天星「なるほど。助言は本当に嬉しいです」 DM「師匠の教えを思い出したのです。それを振り切るかどうかは君次第」 満天星「今、実際に私が八夏様を助けるすべがあるのかな、と」 DM「パッと考えただけだと難しい気がするなぁ(笑)」 全員笑い 満天星「そうなんですよね。他の人は知らないかもしれませんが、忍者は回復呪文を使えたりはしないので……」 DM「気絶している人にポーションを飲ませるのは手番がだいぶかかる」 満天星「まず八夏様の元へ移動しないとです」 DM「じゃぁ、頑張って。師匠の教えが降りてきたけど、『あ、無理だ』って思った」 満天星「じゃ、切り替えた! 八夏様ごめん!」 DM「『はい無理、じゃ殺そ。仇は取ります』」 満天星「幽遁の術で姿を消して《早抜き》で二刀抜刀。全力攻撃」 幽遁の術は速攻アクションで発動可能で、ターン終了時まで[不可視]状態になれるのだ! ドロンでござる!! DM「さぁこい」 満天星「く、ファンブルと次ははずれ」 DM「ファンブル多過ぎ!」 満天星「さらに1日1回だけ使える時津風の腕甲を使って追加攻撃します。右手の銀の忍者刀の追加攻撃は……命中。1発しか当たらないとはー」 DM「でも3D6の急襲ダメージだ」 忍者は巧者の「急所攻撃」の下位互換である「急襲攻撃」が行えます。 急所攻撃が「相手が敏捷度ボーナスを失っている状態」及び「挟撃状態」の時に発動するのに対して、急襲攻撃は「相手が敏捷度ボーナスを失っている状態」にしか発動しません。 満天星「全部で10ダメージ」 DM「ちょっと低めに寄ったけど、銀の武器だしね。素通し。やはりレッサー・デヴィル級だとダメージ減少も大したことない。こいつは中でも最弱。はい次の方」 レーグネン「私は行動を遅らせます」 モニカ「ヤカ死んじゃうのか……」 DM「まだモニカがキュアできるから」 モニカ「……うん」 マクレーレ「これで11ラウンド目で、ダスティさんですね」 ダスティ「今の攻撃を見て、銀の武器が有効そうだと判断してもいいですか?」 八夏「見えていないかと……」 DM「透明だったからね(笑)」 満天星「攻撃した後に姿が見えます」 ダスティ「なるほど……では普通に攻撃ですね」 DM「ここで満天星が『あいつには銀の武器が効くようです』ってやってくれれば完璧だったんだけど、悪魔との戦いなんて初めてだからテンパってたんですよ。主も死にそうだし。次から頑張りましょう」 アルブレヒト「さっき素材を試せって言ったんだけどね。聞こえてなかったよね」 DM「俺は聞こえていたけどね。自分への声掛けではないと思って聞き流しちゃうのは誰でもあり得るし、伝える必要があることは目を見てしっかり言ったほうがいいね」 アルブレヒト「そうですね」 リプレイに書かれてる様々な発言も「DMとしてプレイ時は認識してなかったプレイヤーの発言」が日常茶飯事である(笑) ダスティ「攻撃は……低い。はずれです」 DM「まぁ、ダメージ減少とか関係なく出目が悪過ぎて当たらなかったので、結果的には影響無しだ。次はモニカ。八夏を救えるか」 モニカ「まずはそもそもマクレーレに教えてないんですよね。この敵が何なのか」 レーグネン「それはレーグネンに任せてください。血が止まったのでもう大丈夫です」 DM「じゃぁ、血が止まったレーグネンが教えるそうです」 モニカ「そうかそうか、じゃぁ……」 アルブレヒト「べつに、今すぐに教えてあげてもいいと思うよ?」 DM「そうね、教えてあげてください」 レーグネン「手番的にはレーグネンもすぐですよ」 モニカ「まぁまぁ、モニカも必死なので。すぐにヤカを回復してあげたいのですけど、厳しいですか」 アルブレヒト「敵2体から機会攻撃を受ける位置にいるからね」 DM「例えばキュア・モデレット・ウーンズだと防御的発動の難易度が〈精神集中〉で20。それを2回」 前回も説明したけど、敵の強さによって目標値は変動するので、普通は教えたりしません(笑) で、「複数の敵に対して防御的発動」を試みる場合、通常の難易度に加えて「敵が1体増える毎に難易度+2」されます。今回は2体相手なので+2。これが3体相手なら+4、4体相手なら+6。 防御的発動の〈精神集中〉判定は敵の数だけ行うので、今回なら+2された状態で2回成功する必要があるし、4体相手なら+6で4回とまぁ絶望的なことに。言い換えれば、敵の高位ウィザード相手でもパーティーで包囲すれば呪文を封じることを大いに期待できます。正規ルールだとほぼ無理です。 モニカ「無理じゃないですか?」 レーグネン「1点だけ回復のキュア・マイナー・ウーンズなら18ですね。昏倒したままにはなりますが、出血はとまります」 モニカ「ヤカを回復したとするじゃないですか。ヤカはまだ倒れていて、このデヴィル2体はかなり頭がいいですよね。とどめの一撃みたいなものがヤカに降ってくる可能性はあります?」 DM「この敵に限らず、どんな相手でもそれは有り得るよね」 モニカ「あるんですよね」 ダスティ「このまま倒れていてもヤカは出血で死んでしまうわけですよね」 モニカ「……まぁそうですね。はい、キュア・マイナー・ウーンズを防御的発動で」 DM「防御的発動でやるか、自分のACを信じてダメージ上等でやるかだね」 モニカ「うーん……」 レーグネン「これはいつも賭けですね」 DM「クローズ・ウーンズがあるから、うまく行けば機会攻撃1回分は防げるね」 モニカ「わかりました、通常の発動で」 アルブレヒト「発動はどのキュアを?」 モニカ「キュア・ライト・ウーンズだとどうなります?」 アルブレヒト「キュア・マイナー・ウーンズを使ったときより〈精神集中〉の難易度が1だけ上がる」 モニカ「つまり?」 DM「それは10か11+ダメージの数値なので振ってみないと決まらない」 モニカ「もぅ、10でも11でも、どっちも無理ですよー」 マクレーレ「当たらなければいいのです」 レーグネン「喰らわなければ、どうということはない」 モニカ「では1レベルのキュア・ライト・ウーンズにします。あ、そういえば私も流血してましたね。2ダメージですね」 DM「機会攻撃で……グレイヴは18まで命中」 モニカ「ACは19です」 DM「ヒゲはダイス目が18なので命中」 モニカ「はいはい、クローズ・ウーンズ、クローズ・ウーンズ(笑)」 DM「一応、ダメージは7点なので、目標値18の〈精神集中〉」 モニカ「えぇ……いや、大丈夫! いける、はず、きっと」 DM「まぁいざとなったらAPで、って思いがちなんだけど、こういう流れのときはたいてい1とか2とか振っちゃうものなんだよね」 満天星「そんなこと、言わないで(笑)」 モニカ「自分のダイス目を信じまーす。大丈夫、大丈夫大丈夫。……ほらな!」 DM「ほらなって言うなら、もっととっくに成功してるものなんだよ。お前さっき散々失敗しておいて(笑)」 モニカ「私は大事なところでちゃんと成功してますよ。術者レベル判定は……1」 DM「ほらー」 モニカ「……でも!」 DM「術者レベル判定の1はファンブルじゃないから、AP使って振り直せるんだよ」 嘘です。ファンブルとか関係無くダイス目1は振り直せません。 このDM、プレイヤー達を援護するためにすぐ嘘を吐いてルールを曲げやがります。プレイ中に「これ温情だよ~アピール」は興醒めするのであまりやりませんが、リプレイではこういったことをアピールしないと俺が読者に「クソマスター」と罵られるので、自己防衛の為に必要なのです。 モニカ「振り直します」 満天星「みんな、いくらAP使ってるのぉ……」 モニカ「でも、まだ2回しか使ってないです」 満天星「そっか、よかった」 モニカ「振り直しは……14。もうだめだ……」 DM「プシュー」 モニカ「ごめんね」 レーグネン「レーグネンのターン!」 DM「お、まだ回復があるのかお前?」 レーグネン「やつはレッサー・デヴィル……」 DM「なにもないらしい(笑)」 レーグネン「いや、『特殊な武器でなければ有効打にはなりにくいぞ!』そう叫んで、レッサー・ヴィゴーのワンドを抜きながら移動します」 DM「はい、レッサー・ヴィゴーのワンドなのね?」 レーグネン「レッサー・ヴィゴーのワンドしか今は取り出せない! これしかないんだけど……効かないのかな?」 アルブレヒト「いや、さっきは術者レベル判定で18振ったら効いたよ」 DM「レッサー・ヴィゴーは効いてないよ。さっき効いたのはキュア・マイナー・ウーンズだよ」 レーグネン「いや、1高い目を出したレッサー・ヴィゴーが効いてたんです。キュア・マイナー・ウーンズ使い切ったんで、ヴィゴーポーション飲み続けていたんです」 DM「ヴィゴーは一切効いてないよ」 マクレーレ「でもさっき、ヴィゴーで流血止まりましたよ」 というわけで「なにそれ聞いてない」とDMがなってしまい、流血止まってたのに流血続行なレーグネン。すまぬ、すまぬ。他のことで色々助けてるから赦してくれ。 レーグネン「では流血ダメージを受けて『やつはレッサー・デヴィルだ。特殊な素材の武器でないとダメージが通らないぞ! あぁ、血が……血が止まらない……』」 八夏「私のターンですか? いいんですか?」 DM「いや10ダメージ受けてもこのターンにはまだ死なないでしょ」 八夏「ギリギリですけどね。次のターンでアウトです」」 モニカ「私まだ呪文残してますから大丈夫です」 DM「しょうがないじゃん、モンスターマニュアルに『キュア系なら血が止まる』ってかいてあるんだから(笑)」 レーグネン「おい、キュアのポーション買ってきてるんだろ、お前ら!(笑)」 ヴィゴーはキュアではない!!! アルブレヒト「レッサー・ヴィゴーは高速治癒1を与える呪文なんだけど、この回復は効果あるのかな」 DM「そうねぇ。流血ダメージと回復1が同時に発生することになるかな」 レーグネン「そうなると、私が倒れるまでの時間が少し伸びますね。助かります」 マクレーレ「では私の番か」 モニカ「もうアーチャーしか頼りがいないの」 マクレーレ「特殊な素材が必要ってことなので《速射》で。1射目を抗魔鋼の矢、2射目を錬金術銀の矢と射ち分けていいですか?」 DM「矢筒を分けて用意してあるなら問題無いよ」 マクレーレ「じゃあ大丈夫です。1射目は……AC21まで当たり」 DM「命中したよ」 マクレーレ「抗魔鋼の矢で8ダメージ」 DM「少し通ったよ」 マクレーレ「2射目もいい……AC22まで当たり。錬金術銀の矢です。あ、素材でダメージ変わりましたっけ?」 アルブレヒト「錬金術銀だけ1ダメージ減るよ」 マクレーレ「そうでした。13ダメージ」 DM「痛い痛いいたーい」 マクレーレ「どうやら錬金術銀の矢のほうが効いているようだ」 満天星「(パチパチ)素晴らしい!」 モニカ「素晴らしい、天才!」 満天星「ちょっと馬鹿にしていませんか?(笑)」 モニカ「ロールプレイもしっかりやってて天才!」 満天星「そういうことですか!」 マクレーレ「情報が欲しかったんです……!」 満天星「むしろ自ら見つけ出して……誰も教えてくれないから」 アルブレヒト「私か。このキュア・ライト・ウーンズのポーションをヤカに飲ませねば……」 マクレーレ「流血していますから、自分で飲むのも良いかもしれませんね」 DM「アルブレヒトは流血で2ダメージね」 モニカ「もうみんな死にそう……」 アルブレヒト「(HP管理ボードを見て)え、私の残りHPもう5しかないの!?」 全員笑い マクレーレ「だから飲むんですかって聞いたんです(笑)」 アルブレヒト「(震える手で腰から瓶を取り出すしぐさ)ポーションを飲む!」 DM「八夏よりも自分だ!」 アルブレヒト「術者レベル判定だ。むむ……AP使って足して……19!」 DM「傷が治っていく」 アルブレヒト「やった!」 DM「この戦闘でAPいくつ使ったか、みんな後で教えてね」 アルブレヒト「透明なまま倒れたら絶対に助からない。まずは我が身だ……回復は2点か」 全員笑い DM「まぁ仕方ないです、それは。次は敵だね。じゃぁお兄様のマスを攻撃しようか」 アルブレヒト「動いたかもしれないよ?」 DM「うん、動いたかもしれないから攻撃する。足元の血痕は動いてないしね」 モニカ「もうやだー。先に言っておきますけど、クローズ・ウーンズは使えませんからね」 八夏「見えてませんからね」 アルブレヒト「インヴィジビリティを解除するための標準アクションを取る余裕がないんだよね……」 DM「インヴィジビリティ解いてミラー・イメージ見えたほうが耐えられるんだよねぇ……攻撃は当たって5ダメージ」 アルブレヒト「HP2点でまだ耐えた……」 DM「2回目ははずれ」 モニカ「はー……」 DM「じゃぁもう1体も攻撃しよう。爪で……お!? あー! 良かったね、クリティカルはしなかった。3ダメージ。次は失敗確率ではずれ」 マクレーレ「-1で昏倒した」 DM「『ぎゃー』というお兄様の断末魔がまた」 レーグネン「しかも姿が見えません」 モニカ「お兄様、どこ!?」 満天星「次は私です。なんか悲鳴が聞こえたけどよくわからない……」 DM「5フィートステップして、《早抜き》でポーション取り出して八夏に飲ませたらどう?」 満天星「キュア・ライト・ウーンズのポーションは背負い袋の中で、さっき刀を取り出す時に足元に置いてきてしまったんですよね」 DM「そうか、ベルトポーチには入ってなかったか」 マクレーレ「私背負い袋に近いので、ポーションを取り出して投げるとか出来ませんか?」 DM「ほら、皆諦めかけている中、頑張って助けようとしているのはマクレーレだけだよ!」 モニカ「諦めてませんよー!」 満天星「そうでしたね。ポーションを八夏に飲ませるのは全ラウンドアクションですけれど、怒涛の行動で満天星のアクションを増やしたら、なんとか手はありませんかね」 DM「そうだなぁ……(盤面見ながら考え中)」 DMが一緒になってパーティーの戦術を考え出したらそれはもう絶体絶命のクライマックスです(笑) レーグネン「他のメンバーが背負い袋からポーションを取り出せませんか?」 DM「そうね。まずダスティが移動して、背負い袋からポーションを取り出して終了。取り出してある状態なら、隣の満天星が移動アクションで受け取れる。5フィートステップで八夏のとこまで移動して、怒涛の行動でアクション増やして全ラウンドアクションで八夏にポーションを飲ませる。こうかな」 レーグネン「ダスティは攻撃に回ってもらって、私がその役目をやりましょう」 DM「それも可能だね」 満天星「それじゃ、行動を遅らせましょう『戯奴の背負い袋にキュアのポーションが入ってるの!』」 モニカ「『ポーションがあるのですか!』くらいは言っていいですか?」 DM「緊迫している状況だからね。普段だったらこんなテレパシーでのシンクロ行動はNGなんだけど、追い込まれると何故かみんな覚醒して綿密な行動が取れるようになるから(笑)」 レーグネン「種が割れていますからね」 満天星「勝利への道が見えましたね」 DM「さぁさぁ、早く進めろー」 レーグネン「何かあったときのためにダスティも行動を遅らせておいてください」 ダスティ「了解です」 モニカ「じゃぁ、ポーションがうまく行かなかったときのために、モニカも待って遅らせたほうが良いですか?」 DM「モニカがキュアするのが一番いいんだけどね」 モニカ「そうそう、それを考えると、どっちがいいのかなって」 満天星「モニカ様のキュアが良いですね」 ダスティ「成功すればヤカ様の危機はとりあえず脱しますから」 やはり発言のブレではなく、一貫してヤカ様(笑) 満天星「お兄様は?」 モニカ「見えないので……攻撃されていたのでどこに倒れているかはわかりますよね」 DM「インヴィジビリティ状態だと、体に触れている所持品は一緒に消えるのよね。血も所持品と同じ扱いで、体を伝った血が地面に広がったところで離れたことになって、見えるようになるね。ポタポタ垂れた場合とかも。モニカどうぞー」 モニカ「ごめん、考え疲れちゃってた」 レーグネン「お兄様の状態は大事ですから」 モニカ「そう。もうね、もうね。さっき失敗しちゃいましたから、ヤカで」 DM「まぁ、お兄様はもうしばらくは生きているから」 モニカ「機会攻撃されるの覚悟で、キュア・ライト・ウーンズをヤカに」 DM「機会攻撃はずれ。2体目もはずれ。2回とも外すと手加減しているみたいで嫌なんだよなぁ」 モニカ「そんなに当てられては困ります」 DM「じゃぁ、術者レベル判定どうぞ」 モニカ「もうやだぁ……やだぁ……(コロコロ)」 DM「ほら出すときは出す女なんだよ。成功だね。モニカの心が折れかけてる(笑)」 満天星「でもこれは辛いよね」 DM「このクソグダグダ戦闘の書き起こしがアルブレヒトで本当に良かった。流れを理解できている人だから(笑)」 モニカ「回復のダイスはAPで振り直せます?」 DM「それは出来ないんだ。20面体だけ」 モニカ「もう……(コロコロ)……よっし」 一同『おぉー』 DM「最大値だ。やるときはやるね!」 モニカ「15点回復です」 マクレーレ「3まで回復ですね。意識がもどった」 モニカ「ヤカ、遅くなってごめんなさい」 八夏「おぉ、モニカ殿……すまぬ」 モニカ「いえ、私が未熟なばかりに」 DM「目を開けるとナイチンゲールの顔が。次は」 レーグネン「まず流血2点ダメージとヴィゴーで1点回復ですね」 DM「『血が止まらないんだよ……』」 レーグネン「背負い袋からポーションを取り出して終了です」 満天星「では。八夏様にポーション飲ませる作戦はどうなりますかね」 マクレーレ「意識は戻ったのでとりあえずは大丈夫ということですね。キュア・ライト・ウーンズのポーションを飲ませて安全圏まで回復させるべきでしょうか」 八夏「1回では大差ないですね。レーグネンもまだ危険な状態です」 レーグネン「敵の目の前まで移動してポーションを飲ませるのは、リスクを考えるとさすがに最後の手段です」 ダスティ「もうやっちゃって、さっさと終わらせてしまいましょう」 満天星「戯奴がとどめをさせるような前提で簡単に語らないでください(笑)」 レーグネン「いけるいける! ニンジャ行ける!」 モニカ「ニンジャなら大丈夫。みせてくれ」 満天星「いきますね。お、クリティカル・ロール」 一同『おぉ!』 満天星「では振ります。……あー、クリティカルはしない」 ダスティ「AP使っていきます?」 アルブレヒト「まぁ気にするな。2倍になってもほとんど増えないのだ」 満天星「そうね。こっちの急襲ダイス(3D6)が増えるんだったらAPも考えますが」 DM「そうねー。今クリティカルしても銀の武器の1D4-1の部分が2倍になるだけね」 満天星は非力ゆえ地力によるダメージは極めて小さく、ダメージ能力の殆どを「急襲攻撃」による追加ダメージに依存しています。で、クリティカルヒットでは急襲攻撃のダメージ増えないんですね。 ついでに解説すると、盗賊系クラス「巧者(ローグ)」「斥候(スカウト)」「魔導詩人(バード)」「忍者」「聖衛士(レンジャー)」はそれぞれ一長一短の存在でして。
満天星「ダメージは7点。左手は……はずれ」 ダスティ「次は私で。じゃぁ撃ちまーす(ダイスを振ろうとする)」 モニカ「あ……」 ダスティ「なに?」 モニカ「いいのかな。AP使って……」 DM「AP使うならなに言ったってOKよ。どうぞ言って?」 モニカ「うん、AP使おう」 アルブレヒト「ん、今はモニカは普通にダスティに『これ忘れてるよ』ってアドバイスできるよね?」 DM「うん。それはしていいんじゃない?」 モニカ「ダスティが今銀の矢って言わなかったんで、そのままだと普通の矢で射っちゃうよって言いたかっただけです」 ダスティ「あぁ、いえ、銀の矢で射ちますよ。ええ」 なに「言われなくても射ってましたよ?」みたいな態度取ってんだ(笑) DM「あー、確かに攻撃宣言の後の割り込みはAP使うかな」 モニカ「はい、だからAPかなって。うーん、ボコボコ減っていく」 ダスティ「じゃぁすいません。あざーす。銀で撃ちまーす」 こ の ダ ス テ ィ さすがのトリーズナーぶりである。 それはさておき、やはりサイコロ振る前ならAP使わなくても口挟んでいいと思うんで、モニカはAP回復しとてください(笑) そうしないと多分「攻撃するとは言ったが攻撃宣言のつもりで言ったわけではない」みたいなトラブルが絶対起こると思うんだよね。「サイコロを振る」が、将棋で言うなら「駒から指を離した」に相当する方が明白でよい。 マクレーレ「私のさっきのヤカさんトークもAP-1ですか?」 DM「もちろん」 マクレーレ「了解です。確認でした」 あとこれも回復しといていいです。初心者だし(笑) ダスティ「24まで命中。ダメージは12」 DM「じゃぁ、そいつは倒れるぞ!」 一同『おー!』 モニカ「やったー!」 Don't give up justice, I want to get truth! デヴィルバスター!!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト DMをも巻き込んでの奮闘でなんとか増援の方の髭を撃破した。 アルブレヒトが倒れてしまった後半は、手番も発言もなかなか取れずとてもつらい。 ミラー・イメージまで発動しておいた布石が……。 まぁ、だが増援3人がうまく決めてくれてよかった。 有効打に繋がる情報がなく決め手にかける中、マクレーレの人も初の実戦にも関わらずナイスに立ち回ってくれたね。 それにつけても見返して思うのは、20面ダイスで18とか振らないと効果が発揮できないポーションに命を託して戦わざるを得ないところまで追い込まれた、あまりにも劣勢な戦いぶりである! ・モニカ ダイスが振るわない呪われてるとしか思えない状況に疲れておりますね。(苦笑) いえ! モニカは、言われるほど出目失敗はしていないはずなんですが……!! モニカが失敗すると本当にヤバいという状況が多くて、ですね(笑) あともう八夏はこのターンで駄目なんだなぁと思っていて、プレイヤーに本気謝罪しています。 でもまだなんとかなる、らしいのでなんとかどうにか! 助けられないかとハラハラしながら見守っていました。 いやあ、よかった。世界一えらい成功と世界一えらい最大回復。自分で誉めます。モニカは本当にえらいぞ! ・レーグネン ・八夏 満天星ってば切り替えが早い。これが忍者なのかー!(笑) ピタ〇ラスイッチ、八夏にポーションを飲ませよう(オイ) 結果的にはモニカ殿のお陰で助かりました。みんなもありがとう! そしてマクレーレが色々な意味で頼もしい。これからも頼りにしてます! 複数の敵に対しての防御的発動の話、昔やったSLGで敵を包囲すると命中回避にボーナスがついたのを思い出した。 最近でもこのシステムって残っているのだろうか? ・マクレーレ 前回のアルブレヒトによる『特殊素材のススメ』を華麗にスルーしてしまいましたがレーグネンの発言を受けてついに矢の素材を変更して攻撃することができました。が! 『お気づきだろうか?』 今回、開幕で八夏が死にかけてるのを知ったはずなのにこのマクレーレ《速射》で気持ちよくなっています。(笑) 『髭悪魔に効く攻撃情報』という些事に意識を持っていかれ、『味方のキャラが死にかけている』というより大事な問題に意識が向けられていないのです。 取れる行動が比較的狭い武人ですらこうなのに、毎ターン呪文等、取れる選択肢が広い人達の努力には頭が上がりません。 一段落ついて慌てて八夏を助ける方法を考え始めましたが、結果としてモニカが成功してくれたので一命を取り留めましたが、マクレーレが撃ったせいで一手足りずに助けられなかったらと思うと本当に怖い場面でした。 さて、戦場の真ん中に呼ばれ集中攻撃された髭悪魔Bここに沈む。 呼び出されてから倒れるまで暴れはしたものの、髭悪魔Aに比べればかなりアッサリと倒れてくれました。 逆に言えば呼び出した側の髭悪魔Aが驚異的な粘りを見せているんですよ、位置取りが完璧すぎるんだこの悪魔め! 厳しくも優しいDMにも助けられながら次回へ続く。 ・満天星 渾身の忍法&全力攻撃、さらに1日1回の追加攻撃とスペシャルなコンボで一撃止まりとは……せっかく八夏様を振り切ったのに切ない。 ヴィゴーはキュアではない! これは大事! おまけにDMも一緒になっての回復模索!!! 読んでいるだけで心が折れそう……皆、良く踏ん張っていると感心します。 そして忍者はロマンは満点だけど、一発逆転は厳しいのです。 しかし何とか撃破! ダスティが色んな意味で美味しい所を持っていった(笑) ・ダスティ 銀の武器の攻撃をしたいけど、キャラクターは銀の武器の有効性を知らないので、できない。なんとか銀の武器の情報を……と思いながら戦っていて、ようやく待ちに待ったその時がきた! ちゃんと「銀の武器を使う」と宣言しよう、宣言しようと思っていたのだけれど、いざとなったら、嬉しくて舞い上がってしまい、宣言するのを忘れてしまっていました……。申し訳ない。 愕然としていたところに、救いの手が差し伸べられて、これまた舞い上がってしまい、なんか軽い感じで言ってるみたいだけど、APを使ってまで助言してくれたモニカには、本当に感謝しています。ありがとうございます! 銀の武器について、教えようとしてくれたみんなも、ありがとうございます。おかげで敵にトドメをさすことができました。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター13 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 八夏「私は……武器を落としていましたね。武器を掴んで立ち上がります」 DM「起き上がるね?」 八夏「うーん……怖いな」 DM「別にいいよ?(どういいんだ)」 八夏「……とりあえず、掴むだけで……」 レーグネン「マクレーレの後まで遅らせても問題は無いよ」 八夏「ではマクレーレに先に動いてもらいます」 マクレーレ「では行きます」 DM「マクレーレは今は敵を射てないね」 満天星「人がぎゅうぎゅうで射線も通ってないですね」 マクレーレ「……どうも、背負い袋や倒れている敵味方とかで、私の移動力ではまともに距離を詰められないですね。なのでここに倒れている悪魔に銀の矢を射ち込みます」 八夏「きちんととどめを刺すのですね」 マクレーレ「あぁ、まさかのファンブルです」 DM「外しましたね。次は八夏」 八夏「武器を掴んで終了です」 アルブレヒト「私は昏倒中。流血のダメージが4点」 DM「昏倒した方の髭悪魔は魔界へと還ります」 一同『うわー』 ダスティ「まぁ、倒した経験値は……」 DM「倒してないよ。だって生きてたし(笑)」 ダスティ「生きてたんですか」 DM「敵だってHPが-耐久力になるまでは死なないし、マクレーレがとどめを外してたし」 ダスティ「えー」 マクレーレ「はっはっはっ。ここで教訓を得ましたので。次からは2発打ち込みます!」 満天星「《速射》で」 アルブレヒト「もしくは全ラウンドアクションでとどめの一撃。これならダイス振らずに絶対当たってクリティカルもするぞ」 DM「こいつもグレーター・テレポートで逃げます」 ダスティ「逃げたんだ」 DM「HPの残りが少しだったしね。『兄弟、俺も帰る!』と」 モニカ「いいよいいよ、もう……」 ダスティ「ふぅ……」 満天星「八夏様! 大丈夫ですか」 レーグネン「だが安心もしていられない」 八夏「む、アルブレヒト殿はどちらへ行かれましたか?」 DM「そこの血溜まりに転がってるはず(透明)」 一同『……』 マクレーレ「返事が無い」 DM「下手したらこれ死ぬから、ちゃんと進めてください」 モニカ「お兄様がいるはずのあたりを手で探ります」 DM「血溜まりに人型の凹みが。凄惨な現場です」 モニカ「……疲れちゃった。では、キュア・モデレット・ウーンズを……。なんかあります?」 DM「術者レベル判定をしてね」 モニカ「もうやだぁ……。成功ですね。回復は……ななたすきゅうです」 アルブレヒト「おぉ……意識が戻った」 DM「次にレーグネンも倒れるからね」 レーグネン「流血で0になって、1に回復します」 DM「一瞬、満身創痍になって復活した」 レーグネン「危うく手に持ったポーションを落とすところだった。ではキュア・ライト・ウーンズのポーションを飲みますが……効きませんでした」 DM「血が、血が止まらないんだ。早くモニカ助けてあげて!」 レーグネン「モニカ様、後は頼みます!」 マクレーレ「ブツブツ……。次からは2発……」 DM「大丈夫、そもそも召喚されたモンスターは倒したところで経験値にならないから」 マクレーレ「そうなんですか」 DM「召喚能力も含めた上で敵の脅威度が設定されているから」 マクレーレ「もし当ててたら、死体は残りました?」 DM「どの道消えちゃうね」 マドハンド稼ぎは出来ないのである。 それはさておき、基本的には「殺しきらない限り何の経験値も得られない」なんてこともないです。どうやったら経験値を得られるか、ボーナスやペナルティが乗るかはケース・バイ・ケースで設定されております。 モニカ「では、レーグネンにキュア・ライト・ウーンズで……じゅちゅしゃれべる判定成功で……回復は、あ、ダイス多く振り過ぎた……。振り直して……10点」 レーグネン「あれだけ手こずった傷が治っていく……。さすがはモニカ様だ! 何たる奇跡」 モニカ「皆にはレッサー・ヴィゴーのポーションを飲んでもらいましょう」 満天星「ワンドではないんですね?」 モニカ「ポーションがあるのです」 八夏「爆薬と間違えたあれが」 マクレーレ「あぁ沢山あるんですね」 モニカ「ひとりに10本以上あるのです」 満天星「滅茶苦茶ありますね」 モニカ「疲れた……本当に疲れた」 DM「まぁこのポーション盗品だけどね。ロールプレイとしてどう折り合いつけているか割と謎なんだよね」 モニカ「うーん、まぁ確かに。じゃぁワンドを使いますかね」 DM「いや、(DMに言われて)今更突然その気遣いは不自然かつ手遅れ」 モニカ「飲んじゃいましたものね」 マクレーレ「神の思し召しだったんですよ。箱を開けるまで爆薬だったのが開けたらポーションになったんですよ」 DM「いや、(今回は)そういうことじゃないです(今回じゃなきゃあるのか)」 モニカ「まぁ、そうですね」 八夏「ダスティ、無事で良かった」 ダスティ「なんとか間に合ってよかったです」 モニカ「本当です。あなたのおかげでなんとか助かりました」 ダスティ「ところで、クラウスの姿が見えないようですが」 八夏「クラウスは……すまぬ」 モニカ「ちょっとヴィゴーで回復したいです」 アルブレヒト「クラウスは死んだ」 マクレーレ「この方はストレートに言いますね(笑)」 モニカ「まずは皆さん回復しましょう」 モニカのクラウスへのスーパードライぶりが凄くて笑ってしまった(笑) レーグネン「じゃぁこっちのメンバーは自腹でヴィゴーのポーションを飲むとして……」 DM(『自腹』だと……!?) 満天星「栄養ドリンク感覚ですね。ところでみなさんAP大丈夫?」 八夏「私は1しか減ってない。使う間もなく倒れたので(´・ω・`)」 アルブレヒト「2使った」 モニカ「私は3くらい」 ダスティ「そのうち1は私のせいで申し訳ない」 レーグネン「そちらから来たということは、賊どもは見かけなかたのか?」 DM「見かけてないね。ダスティたちは道なりに来て、君たちが戦闘しているところに遭遇した」 回復作業が挟まったことで(大事な)クラウスの話がすっ飛んでいることにお気付きだろうか?(笑) 八夏「ダスティ、あなたどうやってここに戻ってきたんですか? 入り口は土砂で埋まっていたはずですが」 ダスティ「ああそれですが、バロウという呪文のポーションがありまして……」 八夏「……バロウ?」 DM・満天星「バロウ!」 八夏「そんなつもりで言ったわけでは! すいません」 満天星「ちがうの?(笑)」 DM「完全に『乗り遅れちゃいけねぇ』ってなったんだけど(笑)」 八夏「いえ、口に出してから『しまった!』と……」 満天星「さすが八夏様、ここでギャグを挟むかと感心しておりました(笑)」 モニカ「それでダスティ。先程は遮って申し訳なかったのですが……。クラウスは、もう……」 自分で元に戻した! 偉い!(笑) アルブレヒト「だから死んだ。おまえが途中でいなくなった戦いの時にな」 ダスティ「そうですか。その場に俺がいなかったばっかりに……いや、いてもどうにもならなかったかもしれないでしょうけど」 アルブレヒト「おまえ如きがいてもな……」 DM「モニカは思った。『警戒しているとか言って、あんたが助けなかったからでしょう』 全員笑い ダスティ「マジで……」 モニカ「いやー……(しどろ)」 DM「でも、そこまで悪く言わないとしても、まぁそんな感じのことは(笑)」 モニカ「あそこはダスティが活躍できる場面だなって期待があったんですよ、私には。そこで後ろへ行ってしまったので、『あー……』ってなっちゃいましたね(もどろ)」 ダスティ「クラウスは残念でした……」 アルブレヒト「お前が及び腰の戦いをしていたのは大概なことだが、援軍を連れてきたことで埋め合わせをしたと見なさなくはない」 ダスティ「私としてはヤカと入れ替わって後ろを警戒していたのですが、入り口からの異音の確認をしに行ったところ、発破で完全に入り口が塞がれそうになっていたので、このままではヤバいと思って外へ出た次第です」 アルブレヒト「1人でな」 レーグネン「その言い方だと完全に逃げただけですね」 ダスティ「そのまま戻ったら、私もここに閉じ込められてしまうという状況だったのです」 アルブレヒト「だからそれは逃げたということだろう?」 ダスティ「とりあえずはそうです。いえ、状況をどうにかしたいと思い、一旦は私だけでもと思って外に出ました」 アルブレヒト「どうだかな」 満天星「吊し上げみたいですね(笑)」 お忘れの人もいないだろうけど改めて書くが、ダスティは日頃からアルブレヒトに喧嘩を売っているので、とても2人はとても仲が悪い(笑) でも別にプレイヤー同士は全然険悪じゃなくて、TRPG以外でも一緒によく遊んじゃうぞ。 八夏「あの時に敵が吹いた笛は爆破の合図だったのですね。巻き込まれなくてよかったです」 モニカ「本当に無事で良かったです」 ダスティ「この入り口の状況をどうにかしないといけないと思って急いでファヴに戻ったところ、そこでこのお二方と出会うことが出来たのです。そこでバロウが有効だという情報を得てポーションを手に入れて、この2人と一緒に戻ってきたのです」 八夏「そうでしたか。それで、何故満天星がここにいるのですか?」 ダスティ「私に聞かれても……」 満天星「八夏様、無事で良かったです。お会いして早々にお別れになるかと」 八夏「まぁ、そうなりかけましたが」 ダスティ「ヤカさんを捜していると。ヤカさんが危ないと話したら、もうすぐに向かおうということに」 八夏「あなたも1人でこんな所まで来たのですか。全く家のことを放ったらかして」 一同『!』 八夏「ずっと家の方にいればよかったのに……」 満天星「八夏様、あなたがそれをおっしゃいますか」 八夏「あなたは家付きの者でしょうに。本当に1人でここまで?」 満天星「そうです。途中からこちらのマクレーレさんに助けていただきました」 アルブレヒト「マクレーレはこの間どんな様子で?」 マクレーレ「私はじっと黙って固まっています。まだお名前も聞いていませんし、顔も見ていませんので」 八夏「そういう関係だったのですか。彼は協力者ということですか」 アルブレヒト「ふむ。お前の弓は見事だった。助かったぞ」 マクレーレ「はじめまして、ヤカ様。ハインリーケ様よりドウダンツツジさんの案内役を仰せつかり、案内してきました」 八夏「ふむ」 マクレーレ「私がヤカ様のお連れの美しい神寵者様の顔を知っているので、案内役となったのです。ちょうどドライリュッケンのファヴであなた達の行き先を聞いていたところ、ダスティが駆け込んできたので、ここへ助けに来ることが出来ました」 八夏「あなたは『彼女』を捜しに、ハインリーケ様の元からやってきたのですか?」 マクレーレ「その方がここにいらっしゃるのなら、私から説明させていただきます。いらっしゃらないのなら、一度戻ることになるでしょう」 満天星「八夏様、戯奴はハインリーケ様から……」 八夏「モニカ殿、ちょっといいですか?」 満天星「聞いてないし!」 全員笑い マクレーレ「仲が悪いですね(笑)」 モニカ「敢えて聞かないようにして……」 アルブレヒト「『モニカ、この者たちがハインリーケ様に縁のあるものだというのならばいいのではないか?』ここは偽名ではなく本名で呼びますね」 モニカ「『そうですわね』ヘルムを外します」 マクレーレ「そうしたら、モニカ様に最敬礼をします。ビシッ!」 DM「とっくに顔を認識しているアルブレヒトにはビシッとしていないんだけどね(笑)」 全員笑い マクレーレ「わからないんですよ、まだ!」 DM「アルブレヒトのこと知ってるって」 マクレーレ「だって、顔も変装しているんですよね?」 DM「あぁ、そうか。髭も剃っているし、大して親しくもないから認識が難しいんだ」 マクレーレ「アルブレヒト様とは、城を抜け出すところへ遠目から矢を射ち込んだことがあるくらいですし、変装されてしまうと『なんか偉そうな人がいるな』ってくらいで……」 パーティーメンバーからの大爆笑、感心、拍手。 てか射ち込んでんのかよ(笑) 満天星「素晴らしい!」 八夏「『この人だれだろう?』」 レーグネン「『モニカって呼び捨てたぞコイツ』な」 モニカ「『知らんおっさんが偉そうに』」 アルブレヒト「おっさん、て10代だ(笑)」 モニカ「じゃぁ、お兄さんが」 DM「そうか、そうだね。じゃぁ〈変装〉に対してマクレーレは〈視認〉振ってみて」 マクレーレ「射手なんでそれなりには」 レーグネン「ここは外して欲しいな。外して欲しい!」 モニカ「確かに外して欲しい(笑)」 マクレーレ「……ダイス目が2なので、5です」 全員笑い DM「空気読んだね。アルブレヒトも素人変装なんだけど、マクレーレの目も節穴だった」 モニカ「マクレーレ、よろしくね(実際に手を差し出す)」 マクレーレ「握手していただけるんですか!?」 モニカ「握手しましょう?(モナカ、実際に握手を交わす)」 DM「モニカ様、軽率では? このような下々の者にお手を触らせるなど」 モニカ「なんで? 別にいいじゃん。助けてもらったんだよ」 DM「社会的には非常識だけど、モニカとしては別にOKってこと?」 モニカ「いやもう今回助けてもらったっていうのがあるから」 DM「いやあの、それは世界設定にダスティするってこと?」 モニカ「えーいいじゃーん。よろしくで握手くらい」 マクレーレ「手を出されても握れない……(笑)」 DM「お前も握るな、軽々しく(シッシッ)」 モニカ「そうだね、じゃ、はい。握手」 マクレーレ「いえ……(手を背中に隠す)」 DM「モニカが非常識なのはわかった」 モニカ「ごめんなさいごめんなさい」 DM「貴族の神たる戦勝神の神寵者よ」 モニカ「わかりましたーやりません」 マクレーレ「あの、質問を一つよろしいでしょうか」 モニカ「はい」 マクレーレ「アルノー様が……」 モニカ「お兄様が?」 マクレーレ「今どうなっているかはおわかりになりますか?」 アルブレヒト「なんだ、お前は我が家に仕える者なのか?」 マクレーレ「……『誰だろう』って思いますよね」 全員笑い マクレーレ「それに『我が家』って言われても……」 アルブレヒト「何だ、この私がわからないというのか、お前は」 レーグネン「(小声でマクレーレに)アルブレヒト様、アルブレヒト様!」 マクレーレ「『はっ! 大変申し訳ございません。自分はアルノー様の元……』ダメだ、笑いが……『弓兵をさせていただいております』」 アルブレヒト「あぁ、兄上の直属の。なるほどその剛弓、見覚えが……いや特に覚えは無いな」 マクレーレ「アルブレヒト様大変失礼いたしまいた」 レーグネン「まぁ、アルブレヒト様も変装をなさっているからな」 アルブレヒト「おぉ、そうか。そうだったな(髭のない口元を撫でながら)」 レーグネン「家中の者にも見破ることのできないとは見事なものです」 アルブレヒト「たしかにそれでは仕方がないな。今回は赦そう」 マクレーレ「その名はご存じ上げていたのですが、わかりませんでした。お恥ずかしい。」 アルブレヒト「うむ」 マクレーレ「今思えば、なんと輝かしい方だと」 全員笑い 満天星「変わり身が」 モニカ「急にへりくだりだした(笑)」 マクレーレ「隠しきれないオーラを感じるべきでした」 アルブレヒト「ふむ。精進するといい」 モニカ「それでマクレーレ、アルノーお兄様はご無事ということなのですか?」 マクレーレ「私はアルノー様の命令で弓をハインリーケ様へ届けに来ていたのです。そこで城が燃えたと知らされましたので、それ以外の情報や消息は知りません。ただハインリーケ様から、ヤカ様が美しい神寵者様と一緒にいると聞きまして、もしそれがモニカ様だったらアルノー様のことも知っているのではないかと思い、ここに……」 モニカ「そうだったのですね」 アルブレヒト「なんだ、なにも知らんのか……」 マクレーレ「申し訳なく……」 アルブレヒト「ところで『美しい神寵者』じゃなくて、モニカって言えば良くない?」 マクレーレ「そうですね、モニカ様たちが正体を伏せているかもしれないと考えて、アルブレヒト様がモニカ様の本名を口に出すまでは、モニカ様の名前を絶対に口に出さずにそう呼んでいたので」 アルブレヒト「そうかその配慮か、なるほど。あれ、そういえば我々はヤカには本当のことを教えていたっけ?」 マクレーレ「ヤカには……あれ?」 DM「このパーティー、基本的に危機感無いから(笑)」 全員笑い マクレーレ「私が会ったときやリプレイ読む限りではハインリーケ様は遠回な呼び方でしたよね」 DM「少なくともハインリーケは、自分から君たちのことを誰かに話したりはしないよ」 モニカ「じゃぁ、今はじめてヤカは私たちのことを?」 DM「いや、君たちかつての会話から鑑みるに、ヤカには全部ばらしていないと成立し得ないような話を……」 レーグネン「そうですね、我々がどうしてここまで来ているかのあらましは知ってますよね」 DM「なんせほら。クラウスが八夏との道中で言ってたじゃん。『城が燃えて……』って独断で話してるんだよ」 モニカ「城が燃えたって時点でバレバレですよね」 マクレーレ「けっこう、ザル!」 モニカ「そうかー」 マクレーレ「それは知りませんでした」 DM「あれ実は凄いんだよ。ハインリーケは『私の友達が』としか言っていないのに、逃亡中の全員の名前とかのディテールを全部八夏にばらしちゃってるからね(笑)」 満天星「危機感ありませんね」 アルブレヒト「あのクラウスとヤカとの2人の道中、会話がろくすっぽ成り立たなかったのに、よりによって私たちの実情だけはペラペラ喋ってるという(笑)」 マクレーレ「私はこれは絶対に伏せておこうと考えてたのに……案外気にしていないんだな、と」 一同『マクレーレはよく頑張った』 DM「えらい脱線してるな。話を戻そう」 マクレーレ「その代わり、アルノー様が見つかるまで、お2人をお護りしたいのですが、よろしければそのご許可をいただけますでしょうか?」 アルブレヒト「その忠義、大儀である」 イラスト:★Yuuki 満天星「戯奴も八夏様に同行させていただきます」 八夏「えー……(嫌な顔)」 全員笑い Don't give up justice, I want to get truth! 盗~んだ名馬を返しなさ~い。 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト 今回もなんとか命拾いした。 昏倒させられるのに慣れすぎてしまって、回復したらケロッとしてしまっているが、事態としては大量の流血や吐血だので、かなり洒落になってない有様だろう。 HPが1でも残っているうちは『致命傷を避け続けている状態』という解釈が成り立つけど、昏倒してしまうと『瀕死の重傷を負った』になるのでことは深刻なのである。 さて、ここでマクレーレと満天星と顔合わせ。 ハインリーケの手配ならば間違いはないな。 きちんと人に敬意を払える常識をもった有能な者ならば、もちろん歓迎だ。 アルブレヒトはこんなだけど、リーダーだと自他共に認識しているからね。 部下を指揮するって自覚と責任というところはしっかり意識してやっていかないとだね。 ・モニカ ・レーグネン アルブレヒトもそうでしたけど、この嫌な顔いい味ですね(笑) ヴィゴーのポーションポンポン飲んでるのであと請求が怖いですねー。プレイヤーもリプレイ見てから完全に盗品扱いだった事が判ったレベルなのでキャラは気づいておらず。 アルブレヒトとマクレーレのやり取りがおいしい(笑) 絶妙なすれ違いでしたね。 プレイ中に何度も「盗品だぞ」「盗品だからね」と言っていたDM、それは私です。 ・八夏 シャドウじゃないですから! ちゃんと「バロウ」って言いましたから! 思い返すと機密情報が駄々洩れだったことが判明。 聞いた私にも問題があった恐れが(汗) 以前あったお兄様の猛烈にいやっそうな顔、まさか自分もすることになるとは(笑) 別に満天星のことが嫌いなわけじゃないんですよ? ちょっと警戒しているだけですから(オイ) あと満天星と八夏の体格差がわかりやすい一枚に感謝。 これも見ようによっては親子の図? でも満天星の方がしっかりしてるって言われそう……(泣) ……と八夏は申しておりますが、実際の身長差はもっと大きく、画面に収まらないので段差にでも立ってんじゃないですかね(笑) ・マクレーレ 新人弓兵だった頃に城を出入りしようとしたアルブレヒトを賊だと勘違いし、矢を撃とうとした瞬間に先輩に止められ、明後日の方向に矢が飛んでった事があったとかなかったとか……。 何せ〈視認〉が苦手なもので(笑) それはさておき! マクレーレは無事にアルブレヒト陣営と合流! しかし、八夏と満点星の方はイラストからも温度差が見受けられるのでもう一波乱あるかも!? そしてジト目っていいよね! とどめの一撃のファンブルは仕方ないと諦めもつきますが 『心臓に二発、頭に二発、祈りながら引き金を引く。』 という、ウルフウッドごっこをしつつ成功率を上げられたはずだったのでそこは軽く反省。 全ラウンドアクションを使えばさらに安定するとの事なので、ウルフウッドごっこをする機会はもう無いかもしれません、残念。 なんか『一仕事終えた様な満足感』を感じるチャプターでした。 ちなみにマクレーレは判断力もクソ高いんで、〈視認〉も人並みより高いです(笑) キャラのスペックが気持ち悪いくらい高いんで、「プレイ以外でのマヌケなエピソード」とは壮絶に相性が悪い。 ・満天星 八夏様と再会してすぐの別れは避けたいとヤキモキしたけど、終わってみればパーティー全体がヤバかった(笑) ギリギリの回復で何とか……というか盗品のポーション問題やら、クラウスへのリアクションやらは後々に影響しそうで実に恐ろしい! そしてマクレーレの危機感に反して、お兄様達の危機感の無さも恐ろしい(笑) それにしても八夏様、満天星に対する態度がヒドイ! 無視したり、あからさまに嫌がったり(いいぞ、もっとやれ) それにしても良い顔だ(笑) ・ダスティ なんとか強敵を退けて、ピンチを回避することができた。最初は再会を喜んでもらえて嬉しかったのですが……クラウスが死んでしまっていたこともあり、空気が重い……。八夏と満天星を会わせることができて、こっちは喜んでもらえるのかな……と思いきや、こっちも微妙な空気に……。 そんな中、マクレーレの加入は喜んでもらえて、良かった良かった。 今回のYuukiさんのイラストの八夏と満天星、チャプター6のアルブレヒトとモニカのイラストと対比となっていておもしろいです。 |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター14 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 八夏「そもそもあなたなんで私のところに来たのです?」 満天星「そのように晴寿様から仰せつかっております」 八夏「え……、それだけ、ですか?」 満天星「あとは馬を返して欲しいと」 八夏「『正義鹿毛は私がお兄様から……』なんと言えばいいのか。盗んだ……ではなく」 レーグネン「正義に恥じない行いですか」 八夏「うっ……」 DM「妹の可愛いわがままです(笑)」 八夏「お兄様とはいずれ私にも馬を与えてくださると約束をしていました。今がその時、だと思っています」 満天星「晴寿様もなるべく無事に返して欲しいとおっしゃっておりました」 八夏「当然です。正義鹿毛を、危険な目などに、遭わせたりは、しません!」 満天星「なんかちょっと〈はったり〉されているようにも見えるんですが(笑)」 八夏「しどろもどろに『雑にアツカウつもりはナイですヨォ!』」 満天星「めちゃめちゃキョドってる(笑) これは真に受けていいんです?」 DM「八夏は絶対本気で言ってるじゃん。状況に狼狽えてキョドってるだけで」 満天星「そういうことね。兄を思い出して怯えているだけかな……? と理解した。嘘を吐いているわけではないのなら、大丈夫」 八夏「ついてくるというのなら、止めはしません」 DM「別に断ってもいいんだよ。ゲームの都合があるから断われないってことはないからね」 八夏「1人で放り出して帰すわけにもいきませんし」 DM「まぁここで追い返すなら馬を連れて帰ることになるけどね」 八夏「(満天星の肩をがっちり掴んで)是非一緒に来てください!」 全員笑い 八夏「あなたを1人で帰すなんて危険です。そんなことはしません」 満天星「そんな。嬉しいことを言ってくれますね」 八夏「なんとなく、無下に断っても、ついてくるか、殺されるかもと感じまして」 満天星「それは八夏様がそう理解したってことだよね」 DM「そうね」 八夏「ついてきなさい」 満天星「よかったです」 モニカ「一件落着」 DM「ただ……あ、どうぞ」 八夏「彼女はうちの家に仕えている忍者で」 レーグネン「ニンジャ!」 モニカ「ニンジャ!?」 八夏「おや?」 満天星「マクレーレさんも忍者を知りませんでした」 アルブレヒト「シノビってやつだな」 八夏「アルブレヒト殿だけがわかってくださる」 レーグネン「手を叩けば出てくる」 八夏「違います」 モニカ「カエルが」 八夏「違います。実際の忍者はやりません。できませんよね?」 満天星「出せます」 八夏「……」 DM「出せるね」 満天星「ご存じないのですか?」 モニカ「やはりお兄様が話してくださったことは正しかったのですね」 DM「そんなね、手の内明かさないからね」 満天星「じゃぁここでは『出来ません』と」 八夏「彼女は満天星(どうだんつつじ)です。彼女が私たちの旅に同行してくれるそうです」 満天星「皆様、よろしくお願いします」
八夏「そちらのお話はどうでしょう?」 マクレーレ「では『お2人を守るために同行させてください』とお願いします」 アルブレヒト「うむ、許す」 全員笑い マクレーレ「ありがとうございます」 アルブレヒト「共にヴォルフェンビュッテル家の再興のために戦おうではないか」 マクレーレ「自分にできることがありましたら、やらせていただきます」 満天星「マクレーレさん、よかったですね」 アルブレヒト「我らの期待に応えるのだぞ」 マクレーレ「では自己紹介を……『私は、アルブレヒト様のお兄さ』」 DM「なに勝手に口開いてるんだよ!(笑)(酷)」 マクレーレ「はっ」 アルブレヒト「これは家に仕える……ん、名は何といったか?」 マクレーレ「マクレーレと申します」 アルブレヒト「『マクレーレだ。これから一緒に行くことになった……』なんか、転校生の紹介みたいだな(笑)」 満天星「学校の先生だね(笑)」 アルブレヒト「コホン。彼はきっと良い働きをしてくれるだろう」 イラスト:★Yuuki 八夏「マクレーレ、これからよろしくお願いいたします。共に悪を討ちましょう」 マクレーレ「あく……? は……い(戸惑い)」 アルブレヒト「優先すべきは我家の再興だがな」 八夏「……まぁ、そうですか。アルブレヒト殿の部下ですので仕方ないでしょう。残念です」 満天星「よいのですね? 八夏様」 八夏「あちらにも都合がありますので。仕方ないでしょう」 満天星「なんか八夏派とアルブレヒト派みたいになってますね」 マクレーレ「派閥が(笑)」 八夏「さて、お互いの話が済んだところで、これからどうしましょうか?」 ダスティ「まぁ、とりあえずそうですねぇ……」 レーグネン「要は捕虜を確保するよりほかあるまい」 アルブレヒト「こちらからとそちらからで、中を一周りしてしまったからな。見た範囲には誰もいないのだな」 レーグネン「どうやら賊の大部分は逃してしまったようだ」 ダスティ「あぁ、そうですね。これからその仕事をまだ続けるって話ですよね」 八夏「どこに逃げたのか……」 モニカ「聞きたいことが二つあるのです、ダスティ。まず一つ目。上に捕縛していたあの人達はどうなっていますか?」 ダスティ「縛られたそのままの状態になっています」 レーグネン「ならば問題は無いな。誰も死んでいないな?」 ダスティ「うん(生返事)」 ダスティ以外全員笑い そうか。誰も死んでないのか(笑) マクレーレ(手を挙げる) 満天星「どうしたの、質問?」 マクレーレ「いえ、発言したいのですが、勝手にしゃべるなとも言われているので、どうしたら発言権が得られるのかと思いまして、手を挙げました」 ごめんな、貴族ネタで遊んでただけなんで、プレイヤーは発言していいからな!! モニカ「じゃあ、二つ目の質問聞いていいですか?」 マクレーレ「どうぞ、貴族様の方が先に」 モニカ「そういうことじゃなくて。話の続きね。『あなた達は埋まった入り口からここまで誰も会わなかったのですよね。私たちはそれとは反対側の道から来たのですけれど、その時に敵が奥へ逃げていったのです。そうすると、どこかで鉢合わせにするはずだったのです。それが居なかったということは、入り口が他にもあるという可能性はありますか。専門家のダスティに聞きたいのです」 DM「〈知識:建築術および工学〉は無いからダンジョン構造の専門家ではないけど、まぁ巧者だからね」 この知識技能がある程度高いと、隠し扉の発見とかにボーナスが付いたりもします。 アルブレヒト「敵が逃げてから追うのにだいぶ時間が経ってしまっていたからな。ダスティたちが入ってくる前にどこかからか逃げ出したのかもしれない」 ダスティ「隠し扉などがあるのかもしれませんね。なんとも言えないところですが。ただまぁ、一応賊は捕まえましたし、後はこのまま聖罰騎士のところに行かれるんですよね」 アルブレヒト「いや、このまま戻ったところで、奴らが隊商の化粧水を奪った犯人だという確証を得ているわけではない。これが第一の目標だ。忘れるな!」 ダスティ「そういえば、そういった目的もありましたね……。クラウスが亡くなってしまったことは予想外でしたが、ただその代わりと言ってはなんですが、新たな仲間が2人増えました」 マクレーレ「ドライ! スーパードライ!(笑)」 モニカ「クラウスの遺体はあるのです」 ダスティ「まぁ、先程の戦闘で私も……」 アルブレヒト「おい、お前が仕切るな。何まとめに入っているんだ(シッシッ)」 マクレーレ(発言したくて手を挙げたり下げたり) ダスティ「アルブレヒト“さん”、ちょっと待ってください。私の話はまだ終わっちゃいないんですよ」 一同『おっ? おっ?』 モニカ「まだ俺のターンは終了してないぜ!」 アルブレヒト「なんだとお前!」 Don't give up justice, I want to get truth! 速攻魔法発動!! 反逆者の魂(トリーズナーソウル)!!! ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト たまにここまで出向いて来た目的を忘れてしまいそうになるけど『聖罰騎士のフォルクハルトが自ら討伐に動くための証拠固め』だったりする。 なので、盗まれた交易品の化粧水こそまだ見つかっていないものの、街道を通る隊商から奪ったとしか思えない(のだがこの時点では我々がその可能性を見事に失念してしまっている)大量のポーションを見つけたことや、多数の悪魔を賊が使役しているという事実だけでも、彼が討伐に動く大義名分にはなったりするのではないかなぁ、とリプレイを読み返している今では思っていたりもする。 ここで紹介となった満天星はやはり可愛い。 忍者という立場ゆえの独特の行動規範は面白いし、彼女が天杜家に来ることになったであろう秘密のストーリーもとても気になるね。 笑顔で人の部下に破邪を勧めてくる八夏に、それは二の次だと言ってしまったが、彼女を怒らせるととても怖いからな……。去られても困るし、今後は気をつけて対応していかないとな……。 で、ダスティ、一体なんなんだ、その態度!? マクレーレはすまないな、ダスティの爆弾発言でその挙手に反応している余裕がない! ・モニカ ・レーグネン ・八夏 満天星が正式加入しました! お兄様(血縁のある方)からのお目付け役が来たとかオモッテマセンヨー。 満天星の身を案じているのは本当ですよ。 蛙が出せると聞いた時は素でビックリしてしまった。 確かにちゃんとした能力として召喚系の忍術も設定されていたから可能だったんだよなぁ。 振り向いてキュートなGOOD SMILE! しかしマクレーレはアルブレヒト派、同志にはなってくれなかった(オイ) ナイスな表情の絵、ありがとうございます! ……おや!? ダスティの、様子が……! ・マクレーレ パーティーの甘いマスクを際立たせる一つまみの塩、マクレーレです。 ギャップ萌えや愛嬌で頑張ろうかとも思いましたがサムズアップ八夏や携帯電話満天星にかないそうにないので、ここはやはり度胸や甲斐性で頑張っていかなければ! 勝手に仲が良いと思い込んでた日輪組の会話が微妙にズレてて聞いてて面白かったです。 そしてダスティ、そこで生返事はだめでしょ(笑) チャプター5で一緒にチェックしたじゃないか! ん、でも話が終わってないって事はきっと訂正入れるんだろうな。 良かった良かった。 ・満天星 八夏様、どんだけ正義鹿毛に左右されてるんですか(笑) 満点星より余程大事にされていて嫉妬を覚えそうです。 まあ、満天星に対していわゆる仲間的な感情を抱くのは難しいかもしれませんが……忍者だし。 そして忍者は安易に手の内を明かせない! 本当は色々できることを自慢したい気もありますが、それは今後のお楽しみということで。 しかし、マクレーレには良い笑顔を見せるのですね、八夏様。 やはり嫉妬しそうです(笑) おお、次回はダスティのターンなのか? ・ダスティ 八夏と満天星の掛け合いに、2人の間の微妙な距離感があらわれていておもしろい。八夏とアルブレヒトの掛け合いもおもしろかったけど、満天星との掛け合いも、また違った方向性の笑いを提供してくれそう。八夏は大変そうだけど……。 しかしYuukiさんの幼げでかわいらしい満天星のイラストと、実際の満天星の物騒な言動のギャップがすごいなあ。そこがまた、おもしろいのだけれど。まあ八夏も、前髪パッツンの黒髪ロングで見た目は清楚なイメージなのに、言ってることは正義第一の悪即斬だったり男らしかったりで、ギャップを感じるのだが。 そんな八夏の、今回のYuukiさんのイラストが、マクレーレにすごくいい笑顔を向けている! マクレーレには、いろいろ期待しているのかな? |
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■“真実は見えるか”キャンペーン 第7回 チャプター15 アルブレヒト・ヴォルフェンビュッテル 魔導師(ウィザード)5 モニカ・ヴォルフェンビュッテル 神寵者(フェイヴァード・ソウル)5 レーグネン 神官戦士(クレリック・ウォリアー)5 天杜八夏 侍5 マクレーレ 武人(ファイター)5 満天星 忍者5 ダスティ 巧者(ローグ)5 ダスティ「悪いが俺はここまでとさせていただきますわ」 八夏「どういうことですか?」 ダスティ「そのままの意味ですよ。いいですか、確かに化粧水の話は残っています。ですがそれが解決したら聖罰騎士のもとへ戻るということですよね。そこで聖罰騎士の皆さんに……皆さんじゃないや」 DM「こえー! あんなのがいっぱいいたら怖い!」 ダスティ「聖罰騎士に報告をすると。あなた達は聖罰騎士のあの話を聞いて何も思わなかったのですか?」 八夏「正義」 ダスティ「あれが?」 マクレーレ「(小声で)ジャスティス!」 八夏「悪を討つ者でしょう」 ダスティ「はぁ……、悪即斬、悪の大小を問わず痛めつけ痛めつけ、なます切りにしてこの世に生まれたことを後悔させる、そんな話を聞いて何も思わなかったのですか?」 注)そんなこと言ってません。 アルブレヒト「罪人に相応しい末路ではないか?」 ダスティ「……はぁ(深いため息)」 アルブレヒト「彼らは、彼らの神の教えのもとに正義を執行している。我々が異議を挟むことではなかろう?」 ダスティ「その大小はあれど、私も罪人の1人といえば1人なんですよ。密貿易に関わっていたことが、もしアイツにわかったとしたら。……どうなることか。確かにこの賊のようなことは私はしていません。たしかにちょっとの悪、つまり密貿易は働きましたが、人を殺めたり、人を騙して大損させたりしたことはありません。ただ、そんなことには関わらず、アイツは、聖罰騎士は私を殺そうとするでしょう。そんな聖罰騎士の行いをあなた方は当然だと思っている。彼らの話を聞いて眉をひそめるどころか、それを褒め称えましたよね?」 所属した組織全体としては人を殺したり騙したり大損させたりはしてて、『それに加担』はしているけどね。実行犯じゃないだけで、見張りとか伝令とか雑用はしている。でもキャラがそれを『自分はやってない。無関係』と思い込むことは、仕方ない感じではあるけど。 八夏「ええ」 ダスティ「そう、あのとき私は思ったのですよ。私と皆さんは、決定的に違うんだと」 アルブレヒト「なに、気に病むことはない。お前が自身を恥じているのなら、今後まっとうに生きれば良い」 イラスト:★Yuuki ダスティ「アルブレヒト“さん”! あんたのそういうところがダメなんだよ!」 全員爆笑 ダスティ「あなたは、いつまで、いつまで貴族のお坊ちゃん気取りでいるのですか? あなたはたしかに頭もいい。顔もいい」 満天星「顔がいい……」 DM「魅力度高いから、そりゃいいよ(笑)」 ダスティ「ですよね。常人よりはるかに能力が優れていらっしゃる。ただ、今までの冒険を振り返ってみればわかりますよね? もっと自分の行いを顧みてください。いつまでもいつまでもそういう状況に甘んじて、なんとかなるとか考えないでください。今までは奇跡的に皆の力で乗り越えられたかもしれません。でもそんなことは次も起こるとは限らないんですよ。いい加減そういう、またなんとかなるという甘い考えは捨ててください」 アルブレヒト「……ん? ん?」 ダスティ「そんなんじゃ、私がいなくなっても同じことになりますよ。私がなにかできたというわけではなかったかもしれませんが……。この2人が加わった以上、私がここにいなくてはならないという理由もなくなりました」 イラスト:★Yuuki アルブレヒト「……もしかして私は今、説教をされているのか?」 全員爆笑 マクレーレ「状況をわかっていないっす!」 満天星「……? 八夏様、面倒でしたら殺しますか?」 八夏「待ちなさい」 DM「そうだね、我々の秘密を持って逃げるって言ってるんだからね(笑)」 満天星「そうです。面倒ごとの匂いを感じ取りましたので『殺しますか』と」 レーグネン「待て待て待て」 モニカ「ダスティ、ではあなたは私達にどうしろというのですか?」 ダスティ「いえ、どうしろとも申しません。あなた達は自分たちの理念なり信念に従って行けばいいでしょう。ただ私はそれにはついていけない、それだけのことです。聖罰騎士がやろうとしていることを手放しで褒め称えるあなた達を見て、結局の所あなたたちが目指しているものは民のため人のためというよりは、単純に自分たちがただ信じているもののため、信じている神のためということなのだなと。あなた方の聖罰騎士への対応は、エレル村で『神寵者様、神寵者様』と讃えていた村人たちと同じなんだな、と私は思いました」 八夏「ダスティ、それがあなたの言う打算ですか」 ダスティ「打算ではありませんよ。今までの行いを見てきて私が感じた真実の言葉です」 八夏「わかりました」 ダスティ「ヤカさんは自分の正義の道を行くのでしょう。ただそれは私の考えている道とは違うのです」 八夏「そうですか。もしここで打算などと言うようでしたら、私も考えを少々変えようかとも思いましたが、それがあなたの信念だというのなら、それもいいでしょう。ただし、あのときも言いました。だからといって私はあなたと同じ道は歩まない」 ダスティ「ええ、私も同じ道は歩みません。私は自分の生き方や自分の道は自分で決めます。神の思し召しや教義といったものに従って生きるつもりはないです」 DM「うーん、あのね。打ち合わせと全く話が変わっていてどうしようかと思ってるんだよね」 DMのまさかのぶっちゃけに全員大爆笑。 そう、実はダスティのプレイヤーとは今回のプレイに臨むに際し、色々とヘヴィな展開になることが予想できる為、DMと綿密な打ち合わせを行っていたのだ。彼のやろうとしていることは、プレイヤーの一存で行うには荷が勝ち過ぎるってーことで、世界設定との兼ね合いやシナリオの流れ、今後への布石・折り合いも含めた色々をDMとして調整・バックアップしたわけなんですね。 即ち「こんなことを言ったらどうか」「こうやって考えるのはどうか」「こう動いてはどうか」といった行動指針を相談した上で決めていたのが、この日のプレイのダスティだったのです(無論第6回まではDMノータッチで普通にプレイ)。 ダスティ「え、でも方向性は同じですよね?」 DM「ぜんっぜん違うね!?(笑)」 ダスティ「えー!?」 DM「えー、じゃねぇよ(笑) むしろなんで同じだと思えるのかが微塵もわからん。打ち合わせと全然違うこと言ってるから、どうしようと思って見守ってるんだよね今。いやまぁこれまでのシーンでも『え、話違わない?』となってたりしてたが、それとは桁が違う」 ダスティ「自分の考えを織り交ぜつつ打ち合わせ通りにやったつもりなんですが」 モニカ「それはいいんですけど、ダスティって今完全に戦勝神のこと馬鹿にしましたよね?」 レーグネン「そうですよね」 DM「まぁそうねぇ……」 モニカ「えー恐ろしいこと言うなー……」 DM「んー、戦勝神を馬鹿にはしてないかな。信仰は馬鹿にしたけど。なんにせよ信仰否定だったらキャス姉も聖職者だから、打ち合わせの内容では宗教批判をさせないようしてたんだけど……」 そもそも戦勝神の加護に散々生命を救われておいて戦勝神否定なんておっ始められても困るのだ。 現代日本で「テクノロジーなんて信用ならねぇ。あんなのはクソだ」と現代的な生活をしながらインターネットで吹聴するようなもんだ。 厚遇された上での貴族批判はまだ「不良の反骨心」で説明も付くが、宗教批判までいくと異端過ぎて、それを公言すれば竜や悪魔信仰者的な目で見られて即排斥対象だし、PCとしても「じゃあ今後君は信仰呪文での回復やバフには一切頼らないでね。仲間がかけようとしてもセーヴを試みて抵抗してね」と言わざるを得ない。それ以前にそんな人間とパーティー組もうなんてキャラがこの世界の真っ当な人間社会にはほぼ存在しないが。 ダスティ「戦勝神を馬鹿にしているのではなく、教義に盲目的になっていることなんですけどね、言いたいことは」 DM「DMしては全然盲目的になってるようには見えてないんだが、ダスティには見えたってことなのだろうなぁ。でもモニカ達がそう見えるなら、キャスもあのまま一緒に行動してたとしたら、遠からずそう見えてたと思うよ。ダスティが『キャス姉は違う』と思えてるのは、単に『キャス姉のことをよく知らなくて、美化したイメージだけで認識しているから』に他ならないよ」 信仰を優先して民衆を蔑ろにするような言動をモニカ達がしていたのかと問われたら、むしろ「え、民衆を優先して信仰としては微妙なことはしてましたけど」と言わざるを得ない(笑) 例えば「民衆をパニックにさせないために戦況報告を誤魔化す」とかね。 でもダスティの目には民衆を蔑ろにしたと写っていたと言われたら……。 イラスト:★Yuuki アルブレヒト「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」 マクレーレ「ところで、いま盤面はこの配置なんですよね」 DM「そうだね」 ダスティ「自分はこう、ジリジリと……(他のメンバーと距離を取りながら)」 モニカ「入口の方に(笑)」 満天星「こちらもジリジリと寄っていくよ(距離を詰めながら)」 モニカ「寄らなくていいですよ。止めてくださいよ。『待て』です。『待て』」 八夏「ああぁ、満天星待ちなさい」 DM「ステイ! でもダスティに打算は有ると思うんだよね(そーいう打ち合わせでしたよねぇ!?)」 ダスティ「うーん……どうなんだろう。……まぁ、最終的にはそれも有ると思います、確かに。ただそればっかりではないと思います」 DM「なにその『言われてみたら無くもないかな……』みたいな心細いやつ!? これで『打算が無い』って言われたら、『頼むから少しは打ち合わせどおりに動いてくれ』というか、『打ち合わせの段階でそれを俺に言ってくれ』としか言いようがない(笑)」 ダスティ「そうですか……」 モニカ「頑張れ! 頑張れ頑張れ!」 DM「まぁ、いいですよ。話し合ったこととは全然違うんですが、『これがダスティのロールプレイ』ってんならいいです。それがTRPGだ!」 アルブレヒト「ほう、お前は神の教えも、国の権威も、社会の枠もすべてを否定するのか。どこで生きていくつもりだ? 全くお前の言うことはわからん」 ダスティ「それは風の向くまま、気の向くまま……」 モニカ「流動神の教義だ(笑)」 レーグネン「確かに流動神だ」 イラスト:★Yuuki 流動神の男、ロアルド!!(海洋/彷徨キャンペーン) ダスティ「それを神とか周りの状況とかじゃなくて、自分で掴めたらいいなと思っています」 満天星「なんか格好いいような感じで」 アルブレヒト「そうやってすべての権威に逆らって……」 レーグネン「社会の悪となるつもりか?」 ダスティ「なぜそれが社会の悪となるのですか? その社会というのはなんのため、誰のための社会なのですか?」 アルブレヒト「決まっているではないか。ヴィーリオンのためだ」 全員爆笑 アルブレヒト「全てはヴィーリオンという国を成り立たせるためのものだよ」 ダスティ「ではヴィーリオン以外の人はどうでもいいと? 私はバーン人ですよ!」 アルブレヒト「……む」 DM「お兄様が痛いところ突かれたぞ。さぁ、頑張れお兄様!」 アルブレヒト「バーン? ああ叛徒共か。今でこそ叛逆しているが元はヴィーリオンではないか。大体、お前は国家に縛られないとか言いながら、バーンなどという国家を持ち出してくるとはどういった了見だ。いやまぁバーンは国家ではなく叛逆者の集まりに過ぎないが」 レーグネン「アルブレヒト様、それはちょっと無理筋です!」 アルブレヒト「縛られないとか言いながらヴィーリオンだのバーンだのとよくもまぁ口にする」 ダスティ「それはアルブレヒトさんが言い出したから、そう返しただけであって……」 八夏「おやマクレーレ、なにか言いたいことがあるなら言ってしまったほうがいいです」 マクレーレ「すごいメタ的なことなんだけど、バロウのポーション2個買っていなかったらこの後ツルハシで掘っていかないと出ていけないから、そうなってたらと想像すると……(笑)」 アルブレヒト「そんな話はどうでもいい!(笑)」 マクレーレ「そう考えていたらクスってなってしまって」 八夏「なるほど、そういう」 マクレーレ「ほんとポーション余計に買っておいてよかったなと(笑)」 レーグネン「そんなシーン頭の中で想像していたらおかしくなったと」 アルブレヒト「お前、ノイエ・エイファスにでも心酔したか?」 ダスティ「そうですね、ノルベルトと出会い、彼らとの話は私の小さかった世界を広げてくれました。そういった意味ではあなた達との出会いと旅もまた同じです。あなた達と出会っていなかったら、私はあそこで密貿易を続け、いつかのたれ死んでいたでしょう。そういった意味では感謝しています。だけど私は知ってしまったからこそ、ここには居られない」 モニカ「ではダスティ、あなたは何をするのですか?」 ダスティ「それを探しに行きます。では私はこれで」 モニカ「待ってください」 ダスティ「なんですか」 DM「いやー凄いぞこれは(笑)」 レーグネン「筋書きと現状にどれだけズレがあるのかわからん……」 DM「後の展開への布石もあって、『ダスティがロールプレイで最低限言っておいて欲しいこと』を箇条書きにしてたのに、何一つ言ってないからね(笑)」 全員爆笑 ダスティ「え、そうですか?」 DM「色々言う必要があることを2人で相談して決めたのに、それ何も言わずに全然違うこと言いながらパーティー離脱しようとしているからね! もうどうにもならないよ! この後どうしよう……(笑)」 マジでこれっぽっちもこんなこと言い出すなんて話が出てなかったんですよ!(笑) ダスティ「……あ、ワダツミさんとの相談に『言って欲しいセリフ』って注意書きがありますね(スマホでチャットログ見返し)」 DM「そこから!?(笑)」 アルブレヒト「待て。お前は社会とは誰のためのものか、自分は縛られないと言ったが、人は、フロウは国を、規律ある集団を作っているからこそ竜と戦うことができているのだ。お前のように好き勝手生きていては、この土地では生きていけないのだよ。フロウが生きていくためには秩序だった組織、それが必要なのだ。そのためにこそ国や神があるのだ。そうでなければ、フロウは竜の餌としてしか生きていくことが出来なくなる。お前はそれを望むというのか?」 ダスティ「ふむ……」 DM「お兄様は間違ったことは言ってないよね」 満天星「ごもっとも」 アルブレヒト「さてはお前、竜の……」 モニカ「そこまで言うとヤカが反応しちゃいます」 満天星「悪認定しちゃいます?」 八夏「むむ」 アルブレヒト「お前のような、自由と好き勝手を履き違えた輩がいるから……」 DM「お兄様がそれを言ってるよ(笑)」 全員大爆笑 八夏「おまいう」 マクレーレ「でも言う!」 満天星「刺さる!」 DM「でもアルブレヒトの主観では好き勝手生きていないから。上のお兄様のために身を引いてるから(笑)」 アルブレヒト「私は家の繁栄のために、誠心誠意ベストを尽くしてるから」 マクレーレ「記憶の組み換えがすごい(笑)」 DM「記憶っていうか認識の違いだな(笑)」 アルブレヒト「なので、お前のように好き勝手に生きる者がいるから……。いるから……ええい、社会への貢献を放棄した、なんの役にも立たないこのクズが! 口の利き方も知らない下衆だとは思っていたがここまでとはな! クズ!!」 八夏「ただの暴言に」 DM「ついにお兄様の語彙が壊れた(笑)」 ただし、お兄様の言ってることはこの世界の価値観に於いて至極もっともであり、決して「貴族だけの傲慢な価値観」ではありません。人類は竜への恐怖を忘れておらず、そのために秩序と団結が必要なことを強く認識しているのです。それこそ現代で「俺は働かずに好きなことをして生きる!! 金が必要になったらちょちょいと楽に稼ぐ!! 納税もバカバカしいからしない!!」と嘯く人に「だから律儀に法律守って毎日あくせく働いてる奴らはアホ」と言われた気分なのです。 進撃の巨人の城塞都市の中で「皆好きに生きてりゃいいじゃん。社会秩序なんて無駄無駄。武装や戦術の開発も要らない。皆が自発的に戦えば自然と上手いこといって巨人なんてどうにかなるよ」と言い出すキャラがいたら……。 イラスト:★Yuuki それはもうこうなるわけですよ。 無論、実際にダスティがそういった言葉を用いたわけじゃないけれど、「言われたことのアナーキーレベル」は同じようなもんってことで。 ダスティ「うーん……(スマホでログを見ている) 私の中ではある程度言ってるんですけど」 DM「ここまで言ってくれないとは思わないよ。ぜんぜん違うよー」 ダスティ「そこはちょっと差し替わりましたね」 DM「ちょっとどころじゃねーよ! まるっきり変えるなよ!(笑)」 全員爆笑 マジでこれっぽっちも打ち合わせで合意した内容を言ってないし、ちょっとどころか全然違うんですよ!(笑) ニュアンスが違うとかそーいう齟齬の段階を完全にぶっ千切って、打ち合わせでは「アクシズ落下を阻止することになっていたアムロ」が、いざ話が始まったら「人類は粛清しないとならない」って言い出してロンド・ベルに襲いかかり出したレベル。 ちなみにダスティのプレイヤーはボードゲームをしていても「えー、これは別に裏切ってないじゃないですかー」「どう見ても裏切りだろ!!」と総ツッコミ喰らうのが「誇張抜きでいつものパターン」だったりするので、そこまで織り込んで計画を建てなかった俺のミスだな!! DM「急に神や政治の批判始めるなんて、私聞いてない!!(笑)」 レーグネン「信仰を愚弄し始めてピキピキはじまりました」 モニカ「もやもやする~」 なんにせよ「キャラクターのプレイヤー」が「俺のキャラはこう言うんだ」ってんなら、それはもうしょうがない。DMが口挟んで考えたことよりもプレイヤーの意志が尊重されるべきなのである。 ダスティ「こんなことにはなってしまいましたが、色々と考えることは出来ましたし、あなた達と旅をすることが出来てよかったと思っていますよ。それでは」 モニカ「……ダスティは破邪神や戦勝神をあまり快く思っていないのかもしれませんが、神を信仰する者たちによって民は助けられることもあるのです。それだけはどうかわかってくださいね」 Don't give up justice, I want to get truth! ド修羅場のまま第7回終了!!! 余談 とりあえず「これはもう使い道無いしネタバレにもならんだろうし」で、この日のプレイ終了後のメンバー達に「本来の筋書きで言うはずだったセリフ(主張)」を聞いてもらう。 ダスティ以外全員「ぜんぜん違うじゃん!?(爆笑)」 ●プレイヤーズコメント ・アルブレヒト ダスティまさかの叛逆っ……! まさに青天の霹靂のダスティの反撃には、本当に卓に衝撃が走った。 まさか我々の預かり知らぬところでこんな企みがなされていたとは! だが、アナーキーダスティの持論には断固として反論させてもらう! 我ながら、中々格好いいことを言えたのではなかろうか? 最後が息切れして締まらないところまでコミだけど。 今回はアルブレヒトのイラスト2枚なんだけど、ほんとイケメン(笑) ……あ、可愛いの含めて3枚か! それぞれ絵柄を元ネタに寄せてくるから、違うタイプのイケメンで堪能させてもらえて大満足。 ★Yuukiさんどうもありがとう! ちなみに、プレイ後に演じてもらったDM版のダスティのセリフだと、我々けっこう痛いところ突かれて『ぐぬぬ……』となって、反論できなかったんだ……(笑) っかしいなぁ。痛いところ突いてダスティがパーティーを言い負かしてやるつもりだったのに(笑) ・モニカ いやー、とんでもないことに……! 内容もそうですが、Yuukiさんのお仕事ぶりったら! なんか、最後の最後で初めて、まじめな感じのダスティ(のイラスト)を見たような気がします(笑) キラなお兄様もぽかんとしているお兄様も……プレイヤー達も目をまん丸にする事が多かった今回です。 ……それにしても、呆気にとられるというレベルではないことがひしひしと伝わるようですが、大丈夫なのでしょうか。はやくなんとかしないと! っていってもなんとかって……つまり……。 もうこれは……いったいどうすれば……。(笑) モニカとしては最後にこういうしかないなぁと思いました。諭すような口調になってしまいましたが、もっと強い口調でいいたかったなぁって思ったり思わなかったり。 ・レーグネン おや、ダスティの様子が……。だが奴は弾けた! シリアスな感じになってるダスティから、アルブレヒトの落差。イラストにしてもらえると非常に映えますね(笑) そしてまさかの打ち合わせ内容スルーとは思わず。ハジケっぷり。 ダスティの主張もあまり靡く事が出来ない内容だし、満天星はいつでもレディだし、アルブレヒトの言ってることは尤もではあるけど、とオロオロするような事態に。ただ信仰をあからさまに否定されるようだと見過ごせない! ・八夏 過去一番にシリアスなダスティ、それに対する混乱の極みお兄様の落差の図。 落差で耳鳴りがするレベルとはこのことか! いつも以上に熱いRPをするダスティ。 私もいつぞやの村長の家畜防衛打算事件(第3回チャプター9参照)のことを思い出して、それに絡めたやり取りが出来ました。 ……って思ったのに、まさかのぶっちゃけが(笑) さすがダスティ劇場は奥が深い(違) 流れ弾のような形で再登場のロアルド。 そういえばこの頃からイラストいつもありがとうございます。 調べてみたらまだ売ってるんだ、あのファッション誌。 しかし、あれだけ迷いなく当初と違うことを言い出していたなんて第三者じゃわかりませんよ。 そりゃお兄様もシリアス顔2連発にもなりますわ。 ・マクレーレ ダスティ! ダスティー!?(語彙消失) マクレーレの前で繰り広げられる緊迫したやりとり! 迫真の顔で否定から入ったダスティが直後にアルブレヒトを褒め始めたり、そこから宗教や体制批判まで手を伸ばし! か~ら~の『打ち合わせと違う』は大爆笑でした。 それにしてもアルブレヒトはカタリナ顔や滋顔に月顔とコロコロ表情変えますね! ★Yuukiさんは絵柄の宝石箱やぁ。 個人的には愛嬌のあるカタリナ顔がお気に入りです。 やはりパーティー内での愛嬌勝負では勝てそうにない。 俺は俺で直前まで違う事を話そうと思って手を上げ下げしてたら話すタイミングで何を話そうとしてたか忘れて、ついつい『穴の中からどうやって逃げるんだろう? あ、バロウ2個目があった!』などと思考が明後日の方向に走ってた事を口に出してしまうという……。 反省。 ・満天星 ダスティ、いきなりの爆弾発言!! おまけにずっとダスティのターン!! と思ったら、暖簾に腕押し、お兄様は素通し……いや、ノーダメージかな(笑) イラストのダスティは怒りのあまりシャイニングフィンガー出しそうだ。 そしてDMとの打ち合わせをはるかに飛び越えるダスティ! 信仰なんてくだらねぇ、俺の話を聞けっ!! に始まり、DMとのやり取りは完全にコント状態。 正直、この辺りはこの先どうなるのかと併せて二重の意味で面白すぎてワクワクしてました。 筋書きと全然違うし(笑) ダスティ天才過ぎか(褒めてます ★Yuukiさんの描くお兄様のバリエーションが素晴らしい! 確かに顔もいい!! ・ダスティ セリフの直後に「爆笑」とか起こっていて、イマイチきまりきらない感じのシーンでしたが、ダスティをイイ感じに描いていただき、Yuukiさん、ありがとうございました。 アルブレヒトのイラストは、元ネタとのマッチングがグー! ですね。これがダスティに向けられているのだと思うと複雑ですけど……。 どうしよう、どうしようと考えていたら、自分の中でいろいろストーリーができあがってきて、勢いに任せてしゃべったら、なんかズレていってしまいスミマセン。 |
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