■ウィザード

 

名前:アストリッド
種族:人間
年齢:17歳
身長:159cm
体重:54.5kg
属性:混沌にして善
信仰:なし
性格:
 好奇心旺盛。暇さえあれば本を読んでいる。人の心の機微に疎く、社交性に優れてはいない。そのため、協力はしてもらうのに対し、人からの期待や教えに対しては知らんぷりな所がある。

当面目的:
 科学技術に関する書物及び遺物をロートヴァルト及び永久の森にて探すこと。
 ソルの図書館で得られる知識にも限界を感じていたこともあり、フィールドワークに乗り出す。

最終目的:
 失われた科学技術の復活。それによる竜からの解放(人間に限らず)。

生立:
 代々学者を生業としている家に生まれる。「16歳を迎えた者は『真理探求の旅』に出る」という家のしきたりに従い出立。なお、真理探究の手段に決まりは無く、また真理の定義も無い。現に彼女の兄は叡智神のクレリックとして旅立ち、既に町へ戻っている。
 また、数世代前までは死を賭して真理と呼べるものを探求するのが常であったが、現在では形骸化している。父・アルフレッドもその例に漏れず、ウィザードとしてそれなりの功績を納めた後は、学会での派閥争いに興じている。兄を学会での発言権を後押ししてくれる人物に師事させている。そのため、兄は叡智神教会の派閥闘争にどっぷり浸かっている。兄同様、娘のアストリッドにも、それなりマジックアイテムの一つでも見つけて手打ちとし、早く嫁いでもらいたいのが本音。
 だが、アストリッドには政略結婚など興味が無く、狂信的な兄も理解しがたい。彼女は自身の得た知識と魔法によって、自分こそは真理を解き明かすと信じている。その手段として選んだのは、精霊力の一つ、火。敵の力である火を研究し、利用し、制圧する。人間の一般的な価値観とは異なり、かつて失われた科学技術に辿り着くことこそが、彼女の真理。
 もちろん、彼女に対する世間からの風当たりは強い。だが、保守的な父親に反発する娘の行動とは、得てして極端なもの。その点、彼女も例外ではない。その証拠に、家のマジックアイテムを勝手に売り払い、旅の資金を捻出していた……。
 道中、遺跡探検を想定し、本の知識だけでなく実地訓練を積むことを心がけている。
 ちなみに、読書好きの眼鏡っ娘。ただし、父と兄の影響で、世俗的なものと宗教書は苦手。使い魔に、オコジョのソピアを連れている。
■クレリック

名前:カッセル
種族:人間
年齢:27歳
身長:170cm
体重:75kg
属性:秩序にして善
信仰:戦勝神 領域:栄光、力

性格:
 英雄好き。
「この銅像は、街をモンスターから守った英雄の像なんですよ」と聞こうものなら、銅像を眺め、周囲の人に話を聞いて空想をめぐらす程度の変な人。
 困っている人や助けを求めている人を救う事に何の疑いも持っていない。
 戦勝のクレリックの名に恥じないように、基本的に戦う事を良しとし、逃げる事を良しとしないが、仲間の生命の危機や明らかに装備が足りずに全滅必至な状況等では融通を利かせる事も。

生立:
 ソルの南に位置する小規模な街の、戦勝神の教会で生まれる。
 厳格だが尊敬できる父と優しい母。
 スクスクと育つカッセルに、ある転機が訪れる。
 それは、父が誕生日に買ってくれた英雄譚の本。
(魔獣討伐や竜退治等。前衛系英雄やウィザード系英雄がメインの本。イメージとしては、剣を掲げた男に後光が差してるようなイラストの英雄譚)
 その本の影響は大きく、カッセルが英雄を夢見るようになるのに時間はかからなかった。

 英雄になるため(子供レベルの)修行を始めるカッセル。
 しかし師も無く目的もあやふやな修行では、早々に壁にぶち当たってしまった。
 その時、父から「熟練のクレリックになれば英雄と同じ事ができる」と言われる。
 その一言で、カッセルはクレリックになる事を決意する。
 父の下で修行を行う日々。
 父に素質を見出されたカッセルは、戦勝神の神殿が組織する民兵団に所属。モンスター退治などで実戦の感覚を磨いていた。
 民兵団に所属してしばらくたった頃、カッセルは再び大きな壁にぶち当たる。
 自分の説法に対して信者達のリアクションが芳しくないのだ。
 地味で人を惹き付ける力に乏しい自分を自覚したカッセルは、自らが英雄になるのは無理じゃないのか……、と考え始める。
 この頃から「自分が英雄になる!」から「自分が英雄になるのは無理だから、せめて英雄の手助けをしたい!」と考えが切り替わっていくのであった。

 民兵団で実力をつけた頃、街周辺の脅威を一掃するという大規模な計画が持ち上がった。
 計画はすぐに実行に移され、街の全戦力と傭兵を動員する大計画となった。
 数ヶ月後、奮戦のかいあって脅威を一掃する事に成功。
 街の祝勝祭りも収まった頃、奇妙な目的の一行がクレリックを募集している、という情報が流れてくる。
 声をかけられたクレリックから話を聞くと、「科学技術の復活」という夢物語を聞かされた、と笑いながら教えてくれた。
 その言葉に感じるモノがあったカッセルは、早速アストリッド一行と接触。旅の目的を聞くが、どうにも嘘を言ってるように見えない。
 そしてその目的が歴史に残る偉業である事、偉業を成し遂げるのは英雄である事から、一行を英雄パーティー候補として認め、同行を申し出る。
■バード

名前:イオ
種族:人間
年齢:20歳
身長:173cm
体重:57.6kg (127 lb)
属性:混沌にして中立
信仰:叡智神・流動神・練磨神・芸能神には時々祈りを捧げる

主装備:
 大弩(おおゆみ) ヘヴィ・クロスボウよりさらに大きいグレートクロスボウとも言うべき代物である。

性格:
 命知らずの探検家

 自身の腕に自信を持っており、危険な芸当をこなすことに快楽を感じるタチ。
 困難を乗り越えること、目的を達成することで得られる高揚感のために命を賭ける冒険者。
 探検家としての人々をあっと驚かせるような発見を好む。

生い立ち:
 高い教養、人を惹きつける力、恵まれた環境で育ったことは間違いない。
 好きで冒険者やってます。

当面目的:
 地に落ちたパーティーの名声を立て直す。

最終目的:
 どでかい発見・成功を成し遂げること。
■ファイター

名前:ソルカー
種族:人間
年齢:23歳
身長:180.4cm
体重:110.6kg
属性:真なる中立
信仰:狩猟神

性格:
 基本楽観的。好奇心も割と旺盛。
 知力の足りない分を判断力でカバーする直感型。
 腹が減っては戦は出来ぬ、元気があればなんでも出来る。

生立:
 バーン帝国領内の山村の猟師の息子として生まれる。
 料理への興味から帝都に出て、生計を立てるため軍に入る。
 そんな最中、部隊長からかつて彼が目指したという魔獣料理人という存在を知る。
 未知の素材を調理し誰も見たことのない料理を創造する、その在り様に強く憧れを抱くが、レベルの低いソルカー一人ではその生息地にたどり着くことすら難しい。
 いつか来る日のために剣の腕と資金とためながらいたそんな時、アストリッドと出会い、互いの目的に利益の一致を見る。
 数ヵ月後、隊長からの餞別を受け、未知なる世界へ旅立つのだった。

当面目的:
 男は度胸、何でも食ってみるもんさ。

最終目的:
 魔獣料理人としての立身。
■パラディン

名前:ストール(Storl)
種族:人間
年齢:25歳
身長:180cm
体重:209ポンド
属性:秩序にして善
信仰:戦勝神

性格:
 けっこうなカタブツだが、性善を信じて楽観的。さらに、物事において細かな事をあまり気にしない。相手はできる限り尊重するべきと思い、ヴィーリオンも竜も立場が違うだけと考えている。また幼き頃の憧れや過去を思い、己がパラディンたり得ているか考え、よりパラディンたろうと動く。
 判断力からクる致命的方向音痴をもつ。

当面目的:
 再びパラディンとして戦えるようになる事。
 仲間・街・国を守る一助となる事。また、戦火に怯える人々に、戦うことで勇気を与えたい。

最終目的:
 自らの不甲斐なさから失った武具に再び袖を通し、誓いを果たす事。
 クラレンス教会孤児院離散の真相を探る事。
 人々のために戦いつづける事。

生立:
 代々クレリックをしている敬虔な家に長子として生まれる。神を敬う事、そしてクレリックになる事を運命付けられ、本人もそのつもりであった。しかし10にも満たない頃、母、傭兵と共に出た巡教の旅にて、華麗な騎乗術を見せる聖騎士への憧れを抱く。また同時にその旅では、戦争や闘争、その結果も胸へ刻み込んだ。

 本格的にクレリックとして修行するため、父から紹介されたクラレンス教会孤児院へ赴いた。そこで第二の父と呼ぶべき聖職者、ウォーラスと出会う。ウォーラスは、多くの教えを授けると共にストールが持つパラディンの才覚を見抜く。そして自身が望み、実父の許諾を得た事で、パラディンの修行が可能な都市部の教会へ送り出してくれたのだ。
 修行を終え、見事パラディンへと成長したストール。しかし、許容を超える大勢の子供達を受け入れていたクラレンス教会は、困窮を極めていた。クレアボーン・メイスに仕えることが適い、高給(通貨参照)を得たストールは、給与からできる限り支援を行い続けた。しかしその行為は実らず、ウォーラスと死別する事となる。
 ショックを受けたストールは立ち直れなくなり、ついに暇を出される(エピソード0)。2ヶ月ほどその日暮らしの生活をしていたが、偶然に新しい環境で気丈に振舞う教会出身の子を見て、心を揺らす。それは、自らを奮い立たせるには十分な出来事であった。幼い頃巡った道を再び旅し、パラディンの熱意を取り戻した。

 神へ謝罪し、パラディンへと復帰したストールは、人のためにこの体を役立てたいと決意。侵略末期に平定された地域の不安を噂で聴き、周辺での活動をはじめる。

エピソード0:
「戦に勝利し、無辜の民を守ることが我ら戦勝神を信ずる武人の誉れ! だが人の身で全てに勝利し、全てを守ることは適わず! されど不撓不屈の気概でひたすらに邁進するのが誇り!  負けることが恥ではない! 戦わぬことが恥なのだ! 降りかかりし苦難に克己ならず、ただ打ちひしがれるのみな貴様の腑抜けた有り様……もはや聖騎士にあらず! しからば忠誠を誓いし主君と神に授かり賜った『勝利と守護の力』も無用の長物なり! 当家に卑しい負け犬は要らぬ! 斬り捨てる価値も無い者など何処へなりとも逃げ去れい!」
 ストールが立ち直ることを信じ、周囲からの圧力を抑えてきてくれたメイス家近衛騎士隊長アーダルベルト・ファルケンハインは、遂にある日そう言い放ち、武具にあしらわれた紋章へ不名誉印を刻んだ。

 ストールは再びこれらに身を包む日がくるまで、例え他のどんな偉業を成し遂げたとて、聖騎士としての誇りも名誉も信仰心も完全に取り戻したとは言えないと、贖罪の時に神に誓っている。
 だから改めて買い直したであろう今身に付けている武具にも、自ら不名誉印を刻んでいる。ゆえに周囲の君を見る目は侮蔑に変わる……だが、それがいい。

特別な乗騎:
 メロス
 聖獣のヘヴィウォーホース。
「自らの正義を立て、巻き込んでしまった友のために濁流を超える男の名」
 うまってゆーな!