■“赤き森”キャンペーン 第3回(パーティーレベル5) チャプター1 ちゃ〜ららっちゃ〜ちゃちゃっら〜♪ 帝都で学んだ私は、父親の束縛に嫌気がさしたので、家のしきたりに従うついでに家財を盗んで資金にした。 しかし街でくすぶってるような自分じゃない。 探求心さえ満たせれば、金が無くてもやってのける命知らず。 不可能を可能にし、巨大な竜を粉砕する、私達冒険野郎A(赤き森)チーム! 私はアストリッド。 爆炎呪文の専門家。 先見の明がある私のような魔導師じゃなければ、変わり者達のリーダーは務まらない。 イオ! 通称天才。 自慢のルックスにオトコ達はイチコロよ。 必要な物はわたしに言ってちょうだい。ハッタリかまして、松明からマジックアイテムまで何でも揃えてみせるわ。 はい、俺ストール。 通称転落パラディン。 騎士としての腕は一流です。 不名誉? 失墜? だから何ですか? カッセルだ! 英雄マニアの俺を迎えて、チームの士気もグッと盛り上がったね!! 俺の名はソルカー。通称魔獣料理人。 料理の天才だ。 ドラゴンだって刻んでみせらぁ。 でも、ガウスだけは勘弁な。 私達は常識の通らぬ森の中に敢えて挑戦する、頼りになる神出鬼没の冒険野郎Aチーム!! 実際にキャラがこんなことを言っていたわけではありませんし、必ずしも実情に即しているかも定かではありません(笑) イオ「前回の敗戦はまぁ、正直に言うと私の作戦ミスね。ちゃんとやれば負ける相手じゃなかった。単純に呪文や飛び道具で遠距離からたたきのめしちゃえばよかったのよ」 カッセルの絶妙な逆サポートぶりがトドメを刺した気がしないでもないが、それは自分で言わないのが矜持!(笑) イオ「そうね、私たちはたった一つ、他の誰も知らない情報をこの手につかんでいたんだわ。それに当たりもしないうちから、町で手垢にまみれた情報を得てどんな発見があるというの」 もっと情報収集をした方がいい、ガウスに喧嘩を売るのは危険だから、他の方法を考えよう、いっそ山賊退治に戻ろうか……男性陣3人の弱気な意見に対し、毅然と言い放つイオ。 イオ「ええ、そう、あのガウスよ。古くさい言葉を話し、私たちに勝ったのに止めもささず、金品を奪うでもなく去っていった。あぁ、アストリッドだけは大事な物を奪われたみたいね」 もちろん、性的な意味で。 アストリッド「山賊よりもあのガウスよ! 古い言葉を話していたわ。何かあるのかも知れない(キラリと眼鏡が光る)。それに、あの時受けた屈辱……」 イオ「それはともかく、これはちょっとばかり、興味深いとは思わない? 私としては、是非とも一度ゆっくりあのガウスから話を聞いてみたいところね。私たちと会ったのが不幸のはじまりと考え直させるまで、つきまとってやりましょう」 男性陣を一瞥。 イオ「あなたたちはどう思ってるのかしら? あいつに負けっぱなしで構わないの?」 ストール「当然、そんな事は無い。森での探索を進めれば、また相まみえるであろう。今度はけして遅れをとらないっ!」 というわけで決起集会終了。ジークハイル! ジークハイル! アケイライの褒賞金で装備を整え(ディレイ・ポイズンの大盤振る舞い経費が祟り、純益は僅かだったのだが)、再び森へ。 DM「こっちの視認が32なんで先に発見してる。つまり不意討ちするぜ〜超するぜ〜」 冒険者達の接近を察知するなり、80フィート上空で待ち構えての撃ち下ろしを開始するガウス。 隠れ身技能も無く、さらには重装鎧着込んでる人間が過半数を占める集団な以上、魔法的な対策を施さない限りは、敵に待ち伏せする意図があるなら絶対に不意討ちされてしまうのだ。 ガウス「懲りずにまた来たようだな……(アストリッドにシュビビーム」 アストリッド「頑健セーヴ……AP使っても低いっ!」 DM「じゃあ麻痺した」 前回の戦闘ではアストリッドのセーヴィングスローがやたら好調だったゆえに粘れたのだが、本来ウィザードが頑健セーヴなんて弱点以外のナニモノでもないのだ。 カッセル「麻痺ったよ! ヤベェェェェ! 切り札が!」 アストリッド「ゴメンっ……」 まぁこんなの折り込み済みというか、確率的に当然の結果なので謝る必要などまるで無い。その為に様々な対応呪文が存在するわけで……。 カッセル「ダメだよもう。リムーヴ・パラリシス無いよ!」 ソルカー「ええっ!?」 まさかの爆弾発言。 カッセル「前回、スクロールで持ってたの使っちゃったよ!」 アストリッド「自前では?」 カッセル「自力で使えたっけ?」 イオ「え!? だって、えっ……!?」 何を言ってるかわからねー。頭がどうにかなりそうだった。 DM「レベル2呪文だよ?」 このカッセルはレベル3呪文まで使えます。 イオ「…………あなたは何を言ってるの!?」 カッセル「……ゴメン、エヘヘヘ(苦笑)」 ルールを勘違いしてたのはともかく、麻痺がヤバいとわかってる相手に対策が無いままというのが(笑) 作戦会議中に「リムーヴ・パラリシスのスクロール使い切ったからもう無いけどどうしよう?」と一言でも相談してくれれば、勘違いを指摘出来たのに……と思わずにはいられない仲間達であった。だって当然呪文スロットに準備してると思ってたもの! DM「さらにストール、意志セーヴ」 ストール「…………AP使うだけ無駄な5です」 ストール睡眠。 ソルカー「遠距離からのファイアボール作戦がいきなり瓦解してる!」 アストリッド「また虚ろ目に……」 DM「さらにカッセル、過労」 つまりまぁ、また負けた。 前回は壊滅させられるのと引き換えに、かなりの深手を負わせていたのだが。今回は精々が小破程度の損害を与える程度。 ガウスはアストリッド以外が自身を脅かすほどの対空戦闘能力がほぼ無いと判断。過労に陥れるだけに留めて殆ど放置。あとはたまにターゲット枠が余ってると眠らせたりする程度で、基本は徹底したアストリッドの集中攻撃であった。ガッチリと対応呪文があれば結果は変わったかもしれないが、そうでない状況でこれは致命的過ぎた。 さらに思わず真っ向応戦してしまい、話を聞くどころではない。 ガウス「貴様達が我の力のほどを把握し、対応するように……我もまた貴様達向けの戦い方ができるのだ。まだまだ身の程知らずだったようだな」 DM「そう言って飛び去るね」 イオ「勝った!」 ソルカー「勝ったな!!」 カッセル「追い払ったのか……?(笑)」 DM「キミらお目出度いな!?(笑)」 アストリッド「いってしまったのね……」 イオ「大赤字よまったく!」 カッセル「ヤッベ、ゴメ〜ン……(苦笑)」 イオ「ガウスに泣いて謝らせるつもりだったのに……」 カッセル「遠距離で戦うつもりがあっさりと……」 イオ「そんな簡単にはいかなかったわ………………追撃しようかしら!」 ソルカー「それは反対したいぞ!?」 ストール「私には奴を攻撃する手段が無くなってしまった……」(戦いで弓を壊された ソルカー「勢い込んで来てみたが、一瞬でジリ貧に……」 イオ「なんとかアイツ退治するくらいしないと、パラディンも復帰できないでしょ?」 ストール「ああ……だから自分としては追いたい」 ソルカー「武器が無い奴が追いたいと言っても困るんだけどなぁ」 アストリッド「私も呪文無いし……」 カッセル「いっぺん帰りたい……帰りたい……」 イオ「と、とりあえずこれで全キャペーン通算の対ガウス戦績、全敗だった中に一分が!」 落込んだりもしたけれど、皆さん割と元気です。未だ全敗だけど。 現状ではどう足掻いても勝ち目が無いと判断し、城下町へ撤退。 新たな情報が欲しいぜ〜と難民相手の聞き込みで、もっとも最近避難してきた人達から「火の竜に襲われた!!」との証言を得、急行することに。 DM「遠目からも村が壊滅してるのがわかるね〜」 ストール「急ぐぞ!!」(ダッシュ イオ「ちょっ、待ちなさい! 最低限準備はするわよ!!」 レジスト・エナジー・ファイアによって炎対策をした後、突撃!! すると現れたのはファイアベルカーなる炎のレッサー・ドラゴン。 迎え討たんと隊列から飛び出したソルカーとストールに炎を吐きかけるが、レジスト・エナジーによって完全防御。 DM「さすがレジスト・エナジーだ! なんともないぜ!!」 灼熱の顎で噛付かれることで炎の追加ダメージも発生しているのだが、当然それも無駄無駄無駄っ! 優勢に追い詰め、かなりの手傷を負わせる。 DM「では撤退でここまで下がろう」 こりゃバッチリ対策したことで楽勝パターンか!? 続く!! ●プレイヤーズコメント ・アストリッド 失敬な!何も奪われていませんっ! もちろん、性的な意味で。 本当に奪われたのは誇り。 それもこれも、カッセルの準備不足のせいですっ! リムーヴ・パラリシスくらい用意しときなさいよ!! ・カッセル リムーヴ・パラリシスを選択し忘れてた……。 これは言い訳できるレベルではないな。 パーティーのみんな、申し訳ない。 そして攻撃魔法対策をしたガウスは勝てる気がしないほど強い事が判明。 こいつに一矢報いる事ができる日は来るのだろうか……。 ・イオ 前回の戦いから得た情報を活かせるのは自分達だけではないということね。 むしろ相手の方がより情報を優位に活かしているような……? 主導権を完全に握られ、機動性も遙かに勝る相手にはさすがにどうにも。 他の手を探しましょう……。 ・ストール ガウスつえぇえ! 圧倒的な火力と、何者も寄せ付けない飛行能力。手も足もでなかったよ……。 パラディンとしては再戦に燃えるのもアリと思いますが、もっと礼を尽くすべきだったなあと後悔。会話ができる相手でもあるわけですし。この時は、復帰のために焦っていたのでしょう、きっと……。 ・ソルカー 勢いで「勝った!」とか抜かしてるけど、まぁ勝ってないよね。 そして村での(レッサー)ドラゴン戦。 写真じゃなんだか怪しいが、ソルカーの活躍乞うご期待なんだぜ!? |
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■“赤き森”キャンペーン 第3回(パーティーレベル5) チャプター2 DM「だがそうは問屋が卸さない。廃墟の板壁をぶち破って今度はストームリザードという下竜出現!」 カッセル「なにぃぃぃ!?」 ストール「いかん、延びきった戦線が!!」 前衛が突出し、(安全の為)敵を後衛から引き離し過ぎるのも危険がタクティクス。 ソルカー「突進してくる可能性は高いから、どうにかしないと!!」 ストール「ロングハルバードを構える!!」(これで突撃に対してダブルダメージ 各自が出来る限りの防御シフトを展開する!! アストリッド「知識判定は高いです」 DM「こいつはサイの様な見た目通りの突進力と、一直線に突き抜ける烈風のブレスが特徴だ……つまり」 イオ「凄い……完璧」 DM「わざわざ一直線に並ぶ様に移動してくれたというか(笑)」 カッセル「畜生、突撃を防ごうと思って位置取りした筈だったのに!」 ストール「仇になってしまった……」 写真はちょっと後の状況なんだけど、こんな感じで分散しちゃってるところへ、写真左側の方向から現われた敵に側面攻撃喰らってるところなのです。 ソルカー「まぁアストリッドの手番が来て知識ロールの結果を皆に伝える前に、先読みして行動したからなぁ……」 DM「ではソルカー以外反応セーヴ。シュゴォォォォォォ!!」 その威力は6D6と、アストリッドのファイア・ボールに匹敵するダメージ。 カッセル「プフゥ!!」 アストリッド「痛いっ!」 ソルカー「ファイア・ドラゴンの方はどうしてるんですか?」 DM「ファイアベルカーは踵を返して君に突進」 ソルカー「ええっ!? お前ーっ!!」 DM「さらには組みついたぞ!」 ソルカー「誰かエンラージ・パースンをくれーっ!!」 ストール「ソルカーを助けに行く!!」 アストリッド「言っておくけど私のHPはもう一桁よ(笑)」 カッセル「俺が回復する!」 分断され、どっちを助けるべきかの右往左往!! DM「今度はカッセルとアストリッドに蹂躪! 喰らえハリケーンミキサー!! が、カッセルにはファンブル。アストリッドには命中で……えーと、どうしよう。27ダメージだ」 カッセル「ブフーッ!! ああああ……えーと……そんなに!? ビックリしたよ」 イオ「まぁドラゴンの攻撃で10ダメージとか無いわよね……」 カッセル「クローズ・ウーンズ!! 12点軽減!!」 アストリッド「それで死にはしないけど……昏倒」 ファイアベルカー「ブフーブフーっ!」 ソルカー「俺にエンラージ・パースンかけてくれえええ!! コイツなんとかするから!!」 ファイアベルカーに組みつかれたソルカーも大ピンチ!!、戦場にこだまするソルカーの叫び! ストール「こ、これはどちらを!?」 DM「ソルカーに組みつき、9ダメージ」 イオ「スッゴイ滑るわよ! グリース!!」 これでソルカーは組みつきへの抵抗ロールに+10のボーナス。 ストール「じゃあストームリザードを仕留めにいく!! しかし突撃しても移動力が一マス足りない!」 DM「とりあえず落ち着いて考えろ。次にアストリッドがトドメ喰らったら終わるからな!?」 カッセル「なんとかする!!」 ソルカー「カッセルが果敢に挑むしかないということか!」 DM「うむ。じゃあ皆はそれで納得したってことでOKね? 根性論みたくなってるけど」 カッセル「俺にできることは殴って気を引くことぐらいかな、と!」 重い沈黙……。 DM「アストリッド、かまいたちで服がボロボロですよ」 全員爆笑。 カッセル「ギリギリ見えてないってところじゃないか」 ストール「まだR-15くらいで」 カッセル「先端は見えてない感じ」 アストリッド「なに言ってんのよあんた達!」 イオ「私がソルカーにグリースかけてないで、アストリッドを助ける方向に動いてれば……どうにかなったのかなぁ……」 カッセル「今キュアしてもまた次に敵の攻撃を受けて起き上がりこぼしモードか……」 しばらく制限時間関係無しで思考時間を与えるDM。 カッセル「怒涛の行動使って1回殴り、そのあとアストリッド回復させるか……」 DM「アストリッドは意識さえ取り戻せばミラー・イメージ唱えるなり、確実に死ぬってことは無いんじゃないの?」 アストリッド「う、うーん……私意識無いから喋っていいのか。AP無いもん」 イオ「ああ、そうだった。前借りするわけにもいかないし(笑)」 サービスサービスぅ! カッセル「怒涛の行動! 一歩移動して……機会攻撃してきやがれ!!」 DM「命中。こいつ突撃じゃなくてもダメージでかいなぁ。22点」 カッセル「マジで!? 痛いよ!! ……が、なにはともあれ移動してアストリッドにキュア・シリアス・ウーンズをぶっかけます」 アストリッド「なんかその表現やめてください!!」 DM「じゃあ迎え討ちがあるんで、機会攻撃」 カッセル「あああ……ごめんなさい! 防御的発動に変更していいですか……?」 DM「…………残りのAP全部使えば認めよう」 カッセル「残り4あるんだ(苦笑)」 アストリッド「そんなにあるんだ……それは辛い選択(苦笑)」 カッセル「でもやらないと死んじゃうんだ……」 全員苦笑い。 DM「そもそも移動の仕方次第で機会攻撃なんて喰らわなかった筈なのに(苦笑)」 カッセル「え? 間合い10フィートでしょ?」 イオ「5フィート。ちゃんと言ってた」 そうでなくても大型四足歩行のクリーチャーの多くは間合い5フィート。触手あったり首が長いとかだと変わってくるけどね。 状況は左写真。カッセルは写ってる位置の一歩南から移動し、呪文を発動したことで、機会攻撃を誘発したのだが。真北ではなく北東の位置に移動していれば、呪文発動に対する機会攻撃は間合いの外なので発生しなかった。 カッセル「じゃあもうAP全部使うよ! 防御的発動! 精神集中の目標値18!!」 DM「頼む! 俺としても成功してくれ!!」 無事成功し、どうにかアストリッドと自分の傷を回復することに成功。 DM「うっかりカッセルの英雄的行動、どうにか成功か……(笑)」 アストリッド「意識取り戻したので、防御的発動ミラー・イメージ」 態勢を整え、この場を凌ぐ。次ラウンドからの作戦としては、ウォール・オヴ・スモークによってストームリザードの動きを阻害しつつ、仲間との合流……を画策するのだが。 DM「さて、じゃあカッセルに追撃するかな……えい。あ、強打すればよかった。そうすれば攻撃が外れる可能性が高まったのに。AC18なら命中で、28ダメージ」 カッセル「命中下げたくてもAPさっき使い切った! ハイ! 死んだ!!」 あのミスがなければ回避できる余地があったのだが……。 DM「ハリケーンミキサーで撥ね上げられ、頭から錐揉み落下して死んだイメージ」 ストール「クレリィィィィィィック!!」 次のラウンドには余勢を駆ってイオに迫るストームリザード! 奴を止めることができるのか!?(右写真 ちなみにファイアベルカーはストームリザードより明らかに格下で、組みつきから脱出さえしちゃえば余裕だぜとソルカーが斬り殺してたぞ!! 続く!! ●プレイヤーズコメント ・アストリッド 宗教家は嫌いだったけど、それ以前の問題ね。 二人揃って変態だわ! 特にカッセル! 昏倒していた間、何をされていた事やら……。 でも命を懸けて私を助けたっていうし、今回は大目に見るわ。 ・カッセル ストームリザードに跳ね飛ばされた時、私は走馬灯を見た。 山賊を見逃した事、リムーヴ・パラリシスを選択していなかった事、防御的発動を忘れてた事……。 ロクな事してないなぁ……。 冒険は 深呼吸して 落ち着いて パニックなったら 死者が出るから カッセル 辞世の句 ・イオ いつもそうだ。 猪突猛進に、目の前の敵しか見てないから、いざ伏兵や増援が来ると壊乱してしまう。 カッセルの死はそんな戦い方をする私たちが引き起こしたこと。 力で勝るドラゴン相手に、知恵でまで完敗していてどうする私たち!?(笑) (ドラゴンは人より賢い種族ではありますが) ・ストール 右へ左へ東へ西への行動してました。どっちへ行けば! カッセルが渾身の輝き、そして空へ。ハリケーンミキサーが想像しやすくて、もうっ。 だけどカッセルが体を張らなければアストリッドは死んでいたし、自分が接敵出来ていればまた違ったかもしれない……。 中の人的なポロリ発言は、その、流してください(笑 ・ソルカー よし、地上接近戦なら俺の出番だ! ……アレ? 俺の活躍は? |
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■“赤き森”キャンペーン 第3回(パーティーレベル5) チャプター3 DM「おらおらー、ストームリザード様のお通りじゃーい!! イオに突撃!! 30ダメージ!!」 イオ「当たり前だけど痛いっ! 次は無いわね……」 アストリッド「ウォール・オヴ・スモーク!!」 DM「パワー型の頑健セーヴ舐めんなよ!! 1レベル呪文なんざ余裕で……1?」 セーヴに失敗すると1ラウンド吐き気がする状態になります。こうなったら移動アクションしか取れない。 アストリッド「やったわ! この間に体勢を整えるわよ!!」 急いで再集結を図るが、元が離れ過ぎていただけにまだ二分状態。それでもソルカーが斬り付け、確かな手応え。ストールはダッシュ。 イオ「い、今のうちにウォール・オヴ・スモークの反対側に逃げるわ……」 アストリッド「ようやく攻撃呪文が撃てるわ!! 焦熱化ファイアー・ボルト!!」 DM「…………うん、落とした」 アストリッド「流れがこっちに来たかしら? 22ダメージ」 ストール「ようやく追い付いた! 攻撃……するも外れ」 機動性に優る敵の標的変更に追従出来ず、ひたすら戦場を右往左往していたストール、遂に接敵! ソルカー「一気に押し切るぞ!! 命中! 16ダメージ!」 DM「さて……元気になったところで……イオ、逃げ方が実に中途半端だ。うむ。このまま煙の壁を突っ切って攻撃したら、死ぬぜ?」 イオ「…………うぐっ」 DM「というわけで機会攻撃上等!! このままイオに向けて突撃……はできないから移動攻撃だ」 一応視界は遮られている為、普通に移動して「煙の壁の向こうの何処にいるか」を確認する必要がある。 ストール「抜かせるわけにはいかない! 命中して14ダメージ!」 DM「だがそれで倒れるほどヤワじゃない。いや、もうかなりヤバいけど。もう一発のソルカーの攻撃を掻い潜って、今度こそチンケな煙なんざ高い頑健セーヴで余裕の……ゲロゲロゲローっ! 落としたよ! 呪いか!」 イオ「た、助かったわ……」 アストリッド「牽制のつもりが大活躍ね……」 結局アストリッドの攻撃呪文がトドメを刺して、辛くも勝利。 気落ちしてはいられないと生存者の捜索にチームを二分する。 ストールとイオが捜索。ソルカーは倒した獲物の解体である。アストリッドは高価な部位の解体指示。 当初は経費節約の為に荷台を用意してえっちらほっちら運ぼうという案が出ていたのだが。 ソルカー「もし新手が来たら現状対抗が難しい以上、逃げることになると思うんだ。だったらそうなってもシュリンク・アイテムで小さくしてあれば持っていけるんで、安全策をとりたい」 DM「……この人、TRPG自体まだたった3回目のプレイだよ」 アストリッド「私もさっきから『今日でこの人3回目よね……』って思ってた」 イオ「なにこの勝手知ったるっていうか、ベテランプレイヤーみたいな意見(笑)」 ちなみに他のプレイヤーは最低でも15回はプレイしており、50回以上100回以上なんてのもいます(笑) アストリッド「シュリンク・アイテムは一つしか用意してないから、片方は解体しないと」 ストール「アストリッドの知識ロールが高かった方とか?」 ソルカー「じゃあストームリザードにしよう。ドーントレスが唸るぜ!」 魔獣料理人、ハッスルターイム!! 師匠から譲り受けたミスリル製肉切り包丁ドーントレス!! ソルカー「…………ブフーッ! 5振りおった! 解体技能+7で12。しょっぺぇなぁ(苦笑)」 DM「するとなにやら屋根を越えて飛んできたぜ!!」 アストリッド「今日はドラゴン率が高いわね……」 ソルカー「なにぃ!? ちょっとこれはヤバいんじゃないか!?」 DM「生存者の捜索と獲物の解体、二兎を追ってしまったフラグが!!」 視認ロールに失敗し、奇襲される二人。不意討ちラウンド発生。 DM「アストリッドを狙おう。11ダメージ。そしてイニシアチヴ」 ストール「こいつ頭良いのか」 ソルカー「まぁドラゴン族だったらバカな方が珍しいんじゃ」 アストリッド「ダイス目が無いに等しい……9」 ソルカー「5!」 DM「10でコッチが最初」 アストリッド「これは駄目ね……」 イオ「AP使うのよ!」 アストリッド「無いんだもん! 何度言わせるのよっ!」 DM「噛み付きで11ダメージ」 アストリッド「……昏倒」 DM「さぁ、ソルカー! ここはお前の勇気を見せる時だ!! 1ターン6秒の世界じゃ援軍は絶対間に合わんぞ!!」 解体作業中だったソルカーが持っている武器はドーントレスのみ!! 足元に倒れているアストリッドを見捨ててグレートソードを拾う余裕は無さそうだ!! ソルカー「しょうがねぇ!! アストリッドを守る為に身を挺して戦うぜ!!」 ストール「燃えよソルカー!!」 DM「知識ロールの結果、そいつはドラゴンヌだとわかるぞ! 大地の下竜だ! ブレスを吐いたりはしないが、ライオンのような戦闘力を持つ。虎の穴のあれみたいな。ライオンだけど」 アストリッド「あー……」 ソルカー「いたっけそんなの?」 DM「言っておくけどタイガーマスクだからな。同人ショップじゃないぞ」 ソルカー「そっちか! とにかく攻撃するぞ!! クリティカルヒット!! 15ダメージ!!」 アストリッド「料理人凄い!!」 イオ「これはいける!?」 DM「ドラゴンヌ全力攻撃! 9ダメージ、6ダメージ」 ソルカー「アストリッドの出血が止まらない!! 一刻も早く倒さないとダメだっ!!」 だが幸先は良かったものの、やはり武器が包丁でドラゴンと戦うのは無理があり、一方的に攻撃を受け続けて敗色濃厚。 ソルカー「くそっ! せめてアストリッドの意識だけでも取り戻させる! 俺は次の攻撃でまず死ぬが!!」 キュア・ライト・ウーンズのワンドを取り出し、アストリッドに使う。 ドラゴンヌ「命を投げ出して仲間を守るか……その意気や由」 DM「そう言って飛び去っていくね」 慌てて引き返して来た仲間と合流し、フローティング・ディスクの呪文にカッセルの死体を載せたりと、どうにかこうにか城まで獲物を運び込む。 翌日受け取った褒賞金はカッセルの蘇生費用をギリギリ賄えるだけの金額ではあったのだが……。 DM「わざわざ高い方を解体して、しかも達成値低かったから、銀貨2000枚分以上目減りしちゃってるんだよね」 カッセル「そう! 俺はそれ言いたかった! でも死んでて言えなかった!!」 イオ「内心そう思ったんだけど、嬉々として解体してるのを止める気になれなくて……」 それはさておき、蘇生は頼めばすぐして貰えるわけではないので、暫く待つ。 堕ちたパラディンと術者レベル低下したクレリックを擁するパーティーなんて普通なら蘇生を門前払いされるところだが、ドラゴンの死体と同伴したのが幸いであった。村に巣食っていたドラゴンと戦ったゆえにということで特別に応じて貰う。 全員このタイミングでレベレルアップし、6になった。 ソルカーは上級職のドラゴンスレイヤーになり、アストリッドは上級職の条件を満たす為にローグレベルを取得。 イオ「ああ、レッサー・ドラゴン達との遭遇って、本当はこのレベルアップでドラゴンスレイヤーになったソルカーが大暴れする為に用意された、マスターの心配りだったのね(苦笑)」 ソルカー「全部ガウスが悪いんや!!」 DM「まぁ情報収集フラグの立て方次第ではあったが、一応のメインルートとしては(笑)」 ソルカーは街の外れでドラゴン肉の薫製作り。翌日の夜、イオとカッセルは情報収集。 DM「どうも兵士がこの領主のではなく、国境部隊所属のがえらい増えてるね」 イオ「ちょっと話を聞いてみましょう。こんにちは」 兵士「ん、冒険者の姉ちゃんか。えらい美人だなぁ(魅力度18)」 イオ「ありがと。ところでなんで国境を守ってる人達が?」 兵士「あー、あのポンコツ姫の……いやなんでもない。聞かなかったことにしてくれ」 イオ「ポンコツ……?」 兵士「なんでもないなんでもない。じゃーな!」 追い払われてしまうイオ。 とりあえず先日の戦場へドラゴンヌを求めて舞い戻るも空振り。 仕方無く、以前の情報収集でも世話になった情報屋に接触。 情報屋「よう、どうよ調子は? 国境部隊が出張って来たんだ。この騒ぎも終わりが近いな」 イオ「全然お尻の火が消えてないのよね。でもやっぱりもう潮時かぁ……」 情報屋「芳しくないみたいだな?」 イオ「単刀直入に聞くわ。最後に一山当てられそうな情報は無いかしら?」 情報屋「ラストチャンスに倍プッシュってわけか? まぁ……無いわけじゃないんだが」 イオ「もったいつけるわね」 情報屋「正直ハイリスクな情報だ。それでいいってんなら、幾ら出せるんだ?」 イオ「…………250枚(引きつった愛想笑い」 噂にとどまらない直接的な情報料の相場は、予想される利益の一割くらいが妥当とされています。他人への口外を禁止したいなら、さらに上がっていく。あくまで目安だけど。 情報料「しょうがねぇなぁ。美人は得だな、おい。スペシャル大サービス教えてやるよ」 イオ「250枚でサービスってことは……」 情報屋「ま、そーいうことだ。当然聞いてからの返金は無しだ。覚悟はいいか?」 イオ「…………このまま帰るわけにはいかないわ。買ったわ、その危険な特売品」 情報屋「OK。南の森だよ。未だに暴れてる奴がいるらしい。昨日今日で何組も帰って来ない」 イオ「ガウスかしら……」 情報屋「ガウス? 知ってるのか?」 イオ「私たちも痛い目に遭わされたわ」 外野の仲間達「そうかぁ、あいつまだ元気にやってるのか……」 カッセル「お姫様はどうしたのかしら?」(何故かオカマ口調 情報屋「金出せるのか?」 カッセル「う……」 イオ「森か……」 宿に帰って報告。 イオ「南の森だって……(苦笑)」 アストリッド「えええ……」 ソルカー「無駄金かっ!」 アストリッド「怪物の正体はなんなのかしらね」 ソルカー「ガウスなのは間違い無いんじゃない?」 ストール「三度目ですか……」 アストリッド「どっかの村が襲われたって話はないの」 DM「襲われたのを期待してるらしい(笑)」 ストール「コラーッ!(笑)」 アストリッド「キョトンと『何かいけないことを言ったかしら?』って顔をしています(笑)」 次は町の噂を聞いて回る。 DM「『本国の軍隊も来たことだし、これで大丈夫だな』『なにせ姫様だけでも良かったところだしな。安泰安泰』『大物を姫様が退治して、軍隊が掃討してくれれば平和になるさ』ってところ。あと新しい難民は来なくなったらしい」 カッセル「やっぱり残ったのは南の森だけか……」 DM「同業者の空気的にも、もう終了ムードだね」 イオ「ガウス以外の南の森のモンスターを倒しましょう!」 ソルカー「ガウス以外いないんじゃないのー?」 DM「ガウスに遭遇したらどうするの?(笑)」 アストリッド「遭いたくないのよね……」 イオ「遭遇したら、『あなたとは今日は戦わないわ』って(笑)」 DM「パラディンとクレリックはそれいいのか(笑)」 カッセル「勝ち目がないので見逃して、は無理だろう〜」 イオ「見逃してくれた相手をわざわざ殺しに行くのもさすがにねぇ……」 モンスターにだって心はあるんだ!! アストリッド「森に行くか……帰るか……」 カッセル「即金の仕事をやりたいね」 ストール「この決断は、コミケで拍手するまで残るかどうかの心境に似ている。今正直3時ぐらいですね」 イオ「ガウスと会ったら話をしてみましょう」 アストリッド「えぇ?(苦笑)」 ソルカー「菓子折くらい用意しなくていいのか」 DM「パーティーとしては勝つ算段が全く無いけど、その時はその時と覚悟完了して突入?」 イオ「以前ガウスが居た辺りは避けて通りましょう」 カッセル「多分グルグル巡ってるんだろうけど……」 ソルカー「ガウスに遭うんだろうなぁ……乗り気じゃないんだよなぁ……全然……」 イオ「せっかく助けて貰った恩もあるし、軍が本腰入れたからそろそろ逃げなさいって忠告してあげましょう」 アストリッド「ということは戦う意思はないと?」 イオ「それを許してくれるならね……」 結局、戦ったら勝ち目は薄いが、きっと話し合いに応じてくれるという大前提で森にトライすることに。 退くに退けない倍プッシュ! 希望的観測にガウスは応じてくれるのか!? 続く!! ●プレイヤーズコメント ・アストリッド 何て頼もしいソルカー! ドラゴン相手に包丁1本で追い払うなんて。 さすがは最初の仲間。 ガウス? 正直、もう戦いたくないです……。 話を聞いてくれるといいけど。 ・カッセル 金が! 金が無いのが悪いんや! え? 私の蘇生代? 申し訳ございません(苦笑 戦況が佳境になったとは言え、いまだ住民の安全は確保されていない。 住民の安全を確保するために、そして生きた英雄(姫様)にお会いするために、目覚しい活躍をしなければ! まずはガウスと……話し合い(苦笑 話を聞いてくれるといいなぁ。 ・イオ 二戦とも辛うじて救われたわね……。 お金も、救助も、は欲張りすぎたかしら……。 それにしても銀貨2000枚は予想以上! ・ストール ソルカー3分クッキング。アンド ファイティング。ヒヤヒヤものでしたが、ソルカーのヒーローぶりは敵を退かせるレベル。主にドラゴンに対して、毎度決めるときは決めるソルカーかっこいい! そんな姿を見て撤退してくれたドラゴンヌにも敬意を表したいところ。 そして、どうみてもハイリスクな情報です。なんていい情報屋さん。 やはり事件の最後は、最初の現場に戻る事になるのか……。 ・ソルカー 地味にメインのグレートソード以外でのガチ戦闘だったりして、やはりメイン武器以外はつらいということが身にしみました。 そして念願のドラゴンスレイヤーになったぞ! *ソルカーのクッキングメモ ストームリザードの素焼き肉/達成値15:ゴムのような味と歯ごたえ。 |
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■“赤き森”キャンペーン 第3回(パーティーレベル6) チャプター4 この地へ来てからの戦績。 アケイライ 完勝。 ガウス 壊滅→見逃してもらう。 ガウス 壊滅→見逃してもらう。 ストームリザード&ファイアベルカー 辛勝→戦死一名 ドラゴンヌ 敗北→意地を評価され、見逃してもらう。 DMの認識としては総計2勝3敗なのだが! プレイヤー達のプレイメモを参照すると、「3勝1敗1分」という認識になっていた(笑) ギャグみたいだが落ち込みまくられるよりは断然プリキュアだね!! ポジティヴ!! 最後に燻る残り火をデッカイ花火にせんと森に突撃した冒険者達。そこにいるのは予想通りのガウスか! それともお手ごろ強さの獲物ちゃんか!! DM「イオは前方近くの茂みにこんな奴が潜んでいるのが見える」 ストール「蟹男……?」 ソルカー「なにこのキメラみたいな人」 DM「お互いを認識してるイオとこいつだけイニシアチヴ」 イオ「前方に…………!!」 全員「なにあれ?(笑)」 全員爆笑。 イオ「なんかいる!! デカいのが隠れてるわ!!」 ソルカー「これデカいのか!!」 ストール「3マスあるよ」 DM「超大型だね」 ソルカー「超大型!?」 今回の場合、身長6メートルです。 DM「フィギュアは小さいけど、実際には通常の超大型サイズと同等の体格と思っておくんなまし」 この宣言はこだわってフィギュアを揃えているDM的にかなり切ないのだが!! つまり左が謎のクリーチャーで、右が「通常の超大型」サイズとなる。 それなりに背の高い茂みの中で高い隠れ身技能によって伏せていたのだが、さすがにこの巨体なので接近したイオにバレたのだ。 DM「なんか異常に大きな狼の顔が君達を睨んでいる。そしてなんか甲殻類っぽい身体」 イオ「……これはヤバいわ!! 知識ロールは20!」 DM「わからん!」 カッセル「か、蟹狼と名付けようか……」 ストール「ワークラブ?」 イオ「どうしようどうしよう……シールド・オヴ……ダメだ……とっておきの……ヘイストかなぁ……?」 ヘイストのスクロールを懐から取り出してラウンド終了。 DM「ではこいつは突っ込んでくるぞ! カニクロー!!」 イオ「間合いが3マス!! 不公平よ!!(笑)」 DM「この巨体が立ち上がるなり襲いかかってきたわけだ!」 アストリッド「怖いわよ!」 イオ「泣いて謝って許してくれる敵かなぁ……」 DM「だがストールへの攻撃は外れ。皆もイニシアチヴだ」 イオ「ちょっと皆本気出してね? 使うしかないわね、虎の子のヘイスト!!」 銀貨375枚です。貧乏パーティーには大金。 DM「さっきも言ったけど、心の目で2倍くらいの大きさで見てね!!」 アストリッド「ヤバいかな……正面から戦っても無理かな……」 DM(どう見ても勝ち目無いだろ! 逃げろ! 逃げてくれええええ!! 三つ首ワイヴァーンを見た時の感情を思い出すんだっ!) イオ「このサイズの中でも一番弱い奴とかなら……勝てる!(苦笑)」 DM(そう一番弱ければ勝てる! つまり圧倒的に勝てないケースが多い!) こうしてソルカーとストールの特攻が始まった。 第一ラウンド終了。 恐怖のカニクローによって前衛二人は接敵することも出来ずに持ち上げられ、圧倒的な体格差の前に脱出不能&大ダメージで死亡寸前。 アストリッド「もうエンラージとかグリースでどうにかなる状況じゃ……」 カッセル「俺が攻撃しにいっても無駄だろうなぁ……」 アストリッド「イオ、交渉してみるのよ!(苦笑)」 そりゃー全員苦笑い。 カッセル「言葉が通じるかなぁ……?」 イオ「……終わったっ」 全員爆笑。 DM「心が折れた(笑)」 ストール「勇気のオーラ!! ……ダメだ、パラディンの能力失ってる!!」 DM「ドラゴンスレイヤーになったソルカーも出せるよ(笑)」 イオ「……もうしょうがない! 皆古い言葉使ってるから、これもそうだと信じて……大陸語で『私たちの負けよ! 降伏するわ!』と」 カッセル「うそー!?」 アストリッド「一気にそこまで!?」 イオ「お願い! 命だけは助けて!!」 さらに全員爆笑。 カッセル「ちょっと待て! それは! それは……!!」 イオ「いいえ、言っちゃったもんね!」 カッセル「それは、承諾しかねるぞ!(笑)」 イオ「はい、私の手番は終りましたよーだっ」 ソルカー「様子を見る……のか? 一矢報いるか?」 イオ「どの道次のラウンドで二人とも死ぬんでしょ?」 ソルカー「正直死ぬから〜イオの降伏に乗っかろう。武器落として『降参します』って言おう」 イオ「こんなにも潔い降参は初めてだわ(笑)」 ストール「んんんんん…………」 カッセル「降伏できねええええ!!」 イオ「まぁどうせこのままじゃ死ぬんだし……命乞いするだけしてみたのよっ!」 ストール「武器は落とさないけど……様子を見ます」 カッセル「くっそぉぉぉ……戦いたいけど、パーティーの総意を無視するわけには…………武器を落として様子見よう……!」 蟹狼男「テイコウ……シナイノカ……ツマラヌ」 DM「といって、捕獲してる二人を地面に投げ棄て、走り去っていくね」 これはこれで地面に叩き付けられたダメージを受けており、二人が生きてたのは運が良かったのも大きい。 イオ「…………っ!!」 実質的に戦闘開始9秒くらいでの全面降伏であった。 イオ「あなたの情報通り、大物がいたわ……」 情報屋「おお、そりゃよかったな」 ●プレイヤーズコメント ・アストリッド 前回の反省を活かし、イオの速攻降伏宣言。 正直驚きましたが、よくよく考えると全滅してもおかしくない状況。 ナイス判断です! 立ち向かった自分達が無謀すぎて怖い……。 ・カッセル この森は強敵だらけだった。 ガウスと蟹狼。今思い出しても寒気がする。 特に蟹狼の時は、仲間を助けなければと思うがままに突っ込んで全滅する所だった。 イオの降伏は面食らったが、後から考えるとそれしか手は無かったのだな。 次回まみえる時があったら、その時は善戦できるように実力をつけようと思う。 ・イオ ガウスに降伏しなければ非難され、今回は降伏したら不満な顔されまくり。 ガウス相手の方がまだ勝ち目があったというのに、あんた達も結構勝手ね!?(笑) それにしても……今回の遠征はいいところがないわね……。 ・ストール ポジティヴ! イエーイ! 獲物ちゃん……獲物ちゃん……おっと、ストールさんはこんな事を露ほどにも思っていないのだ、ホントダヨ? ……うん。 超大型の敵と戦うのははじめてでした。無理でした(笑 カニクロー強い……。無力さを噛み締めてしまいましたよ……。 ・ソルカー > こうしてソルカーとストールの特攻が始まった。 > 【画像】 捕まってるー!(ガビーン ドラゴンスレイヤーになって勇気のオーラは出してても、蛮勇に走るのとは違うのですよ(降伏するいい訳 |
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