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コミックマスターJ
#2
著者 |
作画 余湖裕輝
脚本 田畑由秋 |
出版社 |
少年画報社 |
掲載誌 |
ヤングキング
OURS |
発行日 |
1997/12/15 |
定価 |
495円 |
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オタク |
3.25 |
パロディ |
3.00 |
シリアス |
3.75 |
ギャグ |
2.75 |
痛さ |
2.00 |
好きさ |
4.25 |
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「手を動かせ!! おまえ達の実力はそんなものではないっ!!! 自分で自分を抑えるな! 自分を超えろっ! 俺を超えろっ!」
というわけで伝説のスーパーアシスタント漫画二巻から四巻。一巻にて発揮したバーニングなインパクト衰え無し。今回のために読み返して泣く事三回、半泣き無数でございます。
漫画描いてる筈なのに恐ろしい頻度で流血沙汰になるわけですが、実際の修羅場もこんな感じなんだと信じておくのが粋というものです(えー
加熱する物語は遂に軍人まで出てくるように。ペンは剣よりも強しっていうか銃よりも強い。なんか肉体的にも。
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これまでも小ネタ的パロはあったのですが、強烈なのも繰り出されるようにもなりました。私的な感情を理解し難い演出でぶち負けて作品を終わらせた創造世界は内容もロゴもエヴァンゲリオンそっくりだし、オカルト系社会警告漫画なんかはMMR(笑)
また、J本人よりも漫画家の方により重きを置いた物語も多く描かれるようになりました。これがバリエーションを豊富にし、Jが影を薄めることなく美味しい所は持ってくのでなんとも小粋なことに。
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一巻で一発キャラだと思っていたキャラが再登場するのもニヤリとさせられますなぁ。まぁこの行為自体は普通なんですが、成長してたり落ちぶれたりピンチに颯爽と駆けつけたりと何度泣かされた事か。
コミックマスターJ……良い漫画です。
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にゃろ |
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現実の世界のことはわからないけれど、この作品の中では、Jと登場人物の誰もが、真摯で情熱的に作品作りに打ち込んでいるのがとても気持ちよく、読み終えた後に自分もがんばろうと思わせられる清々しさが残る。
Jの現実離れした能力を発揮させながらも、読み手を白けさせる事もなく、嫌味もない魅力的なストーリーに仕上げてるのは本当にすごい。
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れ |
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漫画の製作現場、だけでなく、その家族なども登場してJのスーパーな技だけでなく、話がふくらんでいく二巻以降。
基本的には一話完結の話がつづいていく中で、一巻で登場した一葉やジャガーなどのキャラがちゃんと成長していっているのが、さりげなく織り込まれているのが読んでいて嬉しい。
そのうちカップラーメン食べながら漫画を読むスタイルが確立されるかも。
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檸檬来夢 |
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伝説のスーパーアシスタント、コミックマスタ−Jのレビューが読めるのはおた百だけ! おた百だけというのは言いすぎですが。今回は好きな話を中心にレビューしていきます。
二巻「終わらない漫画前後編」もろにエヴァンゲリオンのパロディな話ですがEVA本編もこの話のラストのように熱かったらよかったのに……。
二巻「燃えよJペン」タイトルだけ見ると、島本和彦の漫画のようですが中身は違います。プラシーボ効果みたいなもんですかね、道具のせいにしては駄目だというのは、心に響く話です。というか、耳が痛い。
四巻「君は知っているかっ」この話が大好きです。熱い!仲間たちが駆けつけるシーンは鳥肌が立ちます。しかし、原稿料五百万×十五は支払われたのだろうか? Jはきっちりしてそうなので、もらってるんだろうな。
四巻までだとまだ、アシスタント漫画ですね、そろそろ危なくなってくる頃ですが……。
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ワダツミ |
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